JP6220113B2 - シールドスリーブの製造方法 - Google Patents

シールドスリーブの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6220113B2
JP6220113B2 JP2012033188A JP2012033188A JP6220113B2 JP 6220113 B2 JP6220113 B2 JP 6220113B2 JP 2012033188 A JP2012033188 A JP 2012033188A JP 2012033188 A JP2012033188 A JP 2012033188A JP 6220113 B2 JP6220113 B2 JP 6220113B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shield sleeve
fiber
tensile strength
plating
resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012033188A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012212657A (ja
Inventor
健人 熊田
健人 熊田
宏樹 近藤
宏樹 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to PCT/JP2012/053888 priority Critical patent/WO2012111832A1/ja
Priority to JP2012033188A priority patent/JP6220113B2/ja
Publication of JP2012212657A publication Critical patent/JP2012212657A/ja
Priority to US13/968,798 priority patent/US20130333914A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6220113B2 publication Critical patent/JP6220113B2/ja
Priority to US15/866,607 priority patent/US10529464B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B7/00Insulated conductors or cables characterised by their form
    • H01B7/17Protection against damage caused by external factors, e.g. sheaths or armouring
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/02Details
    • H02G3/04Protective tubing or conduits, e.g. cable ladders or cable troughs
    • H02G3/0462Tubings, i.e. having a closed section
    • H02G3/0481Tubings, i.e. having a closed section with a circular cross-section
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K9/00Screening of apparatus or components against electric or magnetic fields
    • H05K9/0073Shielding materials
    • H05K9/0098Shielding materials for shielding electrical cables

Description

本発明は、シールドスリーブに関する。
近年、電線からのノイズ放射や外部からのノイズ防止を目的として高シールド特性のシールドスリーブの開発が望まれている。また、ロボット等のように可動部を有する部位に用いられる電線では、シールドスリーブが高屈曲性及び高耐摩耗性を有する必要がある。
そこで、糸の表面に金属箔を巻き付けたものを編組加工してシールドスリーブとしたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。また、軟銅線などの導電性を有する素線と、非導通のアラミド等の繊維とによって編組加工したシールドスリーブについても提案されている(例えば特許文献2参照)。
実開平1−86297号公報 特開2006−164830号公報
しかし、特許文献1に記載のシールドスリーブは、金属箔を糸の表面に巻き付けているため、厚みが増す傾向にある。また、シールドスリーブの屈曲状況によっては金属箔のエッジ部分が糸に干渉して糸が断線したり、金属箔に亀裂や破断が発生したりして、シールドスリーブの導体抵抗が上昇してシールド特性が低下してしまう可能性がある。
また、特許文献2に記載のシールドスリーブは、一部にアラミド繊維を用いているため、シールド効果が低下してしまう。さらに、特許文献2に記載の技術では軟銅線をシールドスリーブに用いているため、軽量化の効果が乏しい。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、優れた耐摩耗性及び耐屈曲性を得ることが可能なールドスリーブの製造方法を提供することにある。
本発明のシールドスリーブの製造方法は、断面が略円形の、1本の抗張力繊維又は複数本の抗張力繊維の束に、メッキ前処理を施した後に金属メッキを施して編組加工したシールドスリーブの製造方法であって、
前記メッキ前処理として、
超臨界二酸化炭素に難溶で有機金属錯体を溶解及び還元することができる油剤を前記抗張力繊維上に塗布する第1処理と、
前記第1処理において前記油剤が塗布された前記抗張力繊維に対して、有機金属錯体が投入された状態で超臨界二酸化炭素を接触させる第2処理と、
を含む、シールドスリーブの製造方法である。
本発明のシールドスリーブの製造方法によれば、繊維とメッキ層との接触面が平滑であるため、クラックの発生を抑制できるとともに、屈曲時において編組の束同士が擦れ合うことを抑制できる。従って、優れた耐摩耗性及び耐屈曲性を得ることが可能なシールドスリーブの製造方法を提供することができる。
また、本発明のシールドスリーブの製造方法によれば、金属メッキを施した抗張力繊維を用いているため、耐摩耗性及び耐屈曲性に優れているだけでなく、糸という軽い素材を使用していることから軽量化に寄与することができる。また、金属箔を糸の表面に巻き付ける構成でないため厚みが必要以上に増さないこととなる。
本発明によれば、優れた耐摩耗性及び耐屈曲性を得ることが可能なールドスリーブの製造方法を提供することができる。
図1(a)及び図1(b)は、本発明の実施形態に係るシールドスリーブを示す構成図であって、図1(a)は径方向の断面図であり、図1(b)は側面図である。 図2(a)〜図2(c)は、1本の抗張力繊維又は複数本の抗張力繊維の束に金属メッキを施したものを示す構成図であって、図2(a)は1本の抗張力繊維に金属メッキを施した例を示し、図2(b)は複数本の抗張力繊維の束に金属メッキを施した第1の例を示し、図2(c)は複数本の抗張力繊維の束に金属メッキを施した第2の例を示している。 図3は、シールドスリーブの特性を示すグラフである。 図4は、シールドスリーブの耐屈曲性を示すグラフである。 図5は、シールドスリーブの耐屈曲性を示すグラフである。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。図1(a)及び図1(b)は、本発明の実施形態に係るシールドスリーブを示す構成図であって、図1(a)は径方向の断面図であり、図1(b)は側面図である。同図に示すシールドスリーブ1は、導体10上に被覆された絶縁体20の外周に設けられたものである。
導体10としては、例えば軟銅線、銀メッキ軟銅線、錫メッキ軟銅線、及び錫メッキ銅合金線などが用いられる。なお、本実施形態において導体10は1本であるが、複数本であってもよい。また、導体10は、仕様により径等が適宜設定される。絶縁体20は、導体10上に被覆される部材であって、非導通の部材により構成されている。
シールドスリーブ1は、断面が略円形状である1本の抗張力繊維30又は断面が略円形状である複数本の抗張力繊維30の束に金属メッキを施して編組加工したものである。ここで、抗張力繊維としては、例えばパラ系アラミド繊維、PBO(poly(p-phenylenebenzobisoxazole)繊維、及びポリアリレート繊維が該当する。
このように、本実施形態では金属メッキを施した抗張力繊維を用いているため、耐摩耗性及び耐屈曲性に優れている。
次に、本実施形態に係るシールドスリーブ1の製造方法について説明する。概略的には、まず、断面が略円形の1本の抗張力繊維30又は複数本の抗張力繊維30の束にメッキ加工を施す。次いで、これを編組加工する。これにより、本実施形態に係るシールドスリーブ1を得ることができる。なお、編組方法は任意である。
以下では、メッキ加工の方法について更に説明する。本出願人は、メッキ加工に関して、メッキムラを抑制することが可能なメッキ前処理方法を提案している(特願2011−002736)。以下では、当該メッキ前処理方法を用いたメッキ加工について説明する。
まず、抗張力繊維30上に油剤を塗布する。ここで、塗布される油剤は、超臨界二酸化炭素に対して難溶で、有機金属錯体を溶解及び還元できるものである。具体的に塗布される油剤は、脂肪酸系の油剤、及びパラフィンオイルなどが該当する。
その後、有機金属錯体が投入されている筐体内に上記油剤を塗布した抗張力繊維30を収納し、超臨界状態とした二酸化炭素を筐体内に供給する。これにより、有機金属錯体が超臨界二酸化炭素を介して油剤中に溶解後還元されることとなり、有機金属錯体が分解して繊維上に金属が析出する。特に、超臨界二酸化炭素は、溶解性及び拡散性が高く、筐体内に大量の抗張力繊維30が収納されていたとしても油剤中へムラなく均一に錯体が溶解する。
次いで、所定時間経過後、抗張力繊維30を筐体から取り出す。そして、油剤を除去する。この際、例えば200℃で約60分の熱処理を行う。これにより、油剤が除去され、抗張力繊維30上には金属が残ることとなる。
その後、無電解銅メッキ処理を行う。これにより、抗張力繊維30上に金属メッキ40が形成される。
ところで、従来の繊維のメッキ方法としては、繊維にメッキを施し易くするために、予め繊維を断面星型状に加工してメッキ層表面に凹凸を形成しておく方法が一般的である。しかしながら、当該方法により形成されたメッキ層では、メッキ表面に凹凸があるために応力集中が発生し易く、クラックが成長し易いという問題点があった。また、当該方法によりメッキを施した繊維を編組加工したものを屈曲させた場合には、編組の束同士が擦れ合うために、クラックが成長し易いという問題点もあった。さらに、抗張力繊維以外の繊維にメッキを施す場合には、屈曲時におけるメッキの伸びよりも繊維の伸びの方が大きいために、メッキ層にクラックが発生し易い、という問題点がある。
これに対して、上述した製造方法によれば、断面が略円形の抗張力繊維に金属メッキを施して編組加工したシールドスリーブ1が得られる。当該シールドスリーブ1は、断面円形の繊維に円周状にメッキ層が施されているために、繊維とメッキ層との接触面が平滑である。このため、クラックの発生を抑制でき、優れた耐屈曲性を得ることができる。また、屈曲時において編組の束同士が擦れ合うことを抑制でき、優れた耐摩耗性を得ることができる。
図5は、シールドスリーブ1の耐屈曲性を示すグラフである。なお、図5における測定においては、シールドスリーブ1をR20のガイドに沿わせ400gの荷重を加えて、固定側と移動側との間隔を40mmとし、ストロークを100mmとし、且つ、サイクル速度を100回/分とした。図5に示す例において、横軸は摺動屈曲回数N2を、縦軸は編組間抵抗R[mΩ]を表している。
図5に示す例において符号A1により示す実施例1は、錫及び銅を任意厚でメッキ加工した断面略円形のポリアリレート繊維(440dtex)を1束とし、この束を24本用いて編組加工することによりシールドスリーブ1を得たものである。
図5に示す例において符号B1により示す比較例1は、錫メッキ銅箔ラッピングガラス繊維スリーブであり、ガラス繊維の周囲に錫メッキ銅箔をスパイラル状に巻いたものである。
図5から分かるように、この測定において、実施例1では、摺動屈曲回数N2が増加しても編組間抵抗Rの値はほとんど変化しなかった。これに対して、比較例1では、摺動屈曲回数N2が10000回を超えた後、編組間抵抗Rの値が増加し始め、摺動屈曲回数N2が30000回に近づくと、編組間抵抗Rの値が急激に増加して、その後も編組間抵抗Rの値は高い値を示した。
以上のことから、本実施形態に係る実施例1は、金属箔を用いた比較例1よりも耐屈曲性に優れていることが分かる。
図2(a)〜図2(c)は、断面が略円形の、1本の抗張力繊維又は複数本の抗張力繊維の束に金属メッキを施したものを示す構成図であって、図2(a)は1本の抗張力繊維に金属メッキを施した例を示し、図2(b)は複数本の抗張力繊維の束に金属メッキを施した第1の例を示し、図2(c)は複数本の抗張力繊維の束に金属メッキを施した第2の例を示している。
1本の抗張力繊維30に金属メッキ40を施した場合、図2(a)に示すように、抗張力繊維30の外周が金属メッキ40で覆われることとなる。ここで、施される金属メッキ40は錫や銅である。一方、複数本の抗張力繊維30の束に金属メッキ40を施した場合、図2(b)に示すように、複数本の抗張力繊維30の束に対して一括的に金属メッキ40が施される。また、複数本の抗張力繊維30を平面上に並べた状態で金属メッキを施した場合についても、図2(c)に示すように一括的に金属メッキ40が施される。
なお、図2(b)に示すように複数本の抗張力繊維30の束に対して一括的に金属メッキ40を施した場合、金属メッキ40が施された抗張力繊維30が重なり合っていることから、多層化されることとなる。すなわち、これを編組加工してシールドスリーブ1として用いた場合、金属メッキ40が施された抗張力繊維30が電線の径方向に重なり合って多層化される。このように、多層化されると、1層の場合と比較してシールド効果が高まると共に、耐摩耗性についても向上する。
さらに、シールドスリーブ1は、編込みの編組密度が85%以上98%以下であり、編組間抵抗が0.096Ω/m以下である。ここで、シールドスリーブ1は、編込みの編組密度が85%以上且つ編組間抵抗が0.096Ω/m以下であると、一般的に用いられる従来のシールドスリーブよりも吸収クランプ法にて同等以上のシールド効果を確保することができる。
図3は、シールドスリーブ1の特性を示すグラフである。なお、図3に示す例において符号A2により示す実施例2及び符号A3により示す実施例3は、錫及び銅を任意厚でメッキ加工したポリアリレート繊維(440dtex)を1束とし、この束を24本用いて編組加工することによりシールドスリーブ1を得たものである。また、図3に示す例において実施例2は、編組密度85%であり編組間抵抗を0.096Ω/mとした。また、実施例3は、編組密度97%であり編組間抵抗を0.052Ω/mとした。図3に示す例において、横軸は測定周波数F[Hz]を、縦軸はシールド効果S[dB]を表している。
さらに、図3に示す例において符号B2で示す比較例2は、錫メッキ銅箔ラッピングガラス繊維スリーブであり、編組密度65%であり編組間抵抗を0.130Ω/mとした。
図3に示すように、実施例2,3及び比較例2の全てが周波数帯9kHz〜1GHzにおいて20dB以上のシールド効果が得られている。しかし、実施例2,3は、比較例2よりもシールド効果が高くなっている。このため、編込みの編組密度が85%以上且つ編組間抵抗が0.096Ω/m以下とすることにより、一般的に用いられる従来のシールドスリーブよりも吸収クランプ法にて同等以上のシールド効果を確保することができる。
図4は、シールドスリーブ1の耐屈曲性を示すグラフである。なお、図4における測定において、シールドスリーブ1をR20のガイドに沿わせ400gの荷重を加えて、固定側と移動側との間隔を40mmとし、ストロークを100mmとし、且つ、サイクル速度を100回/分とした場合に、編組間抵抗値が10%上昇するまでの回数をカウントした。図4に示す例において、横軸は編組密度D[%]を、縦軸は摺動屈曲回数N1を表している。
この測定において、シールドスリーブ1の編組密度Dを80%とすると屈曲回数N1は30000回であった。また、シールドスリーブ1の編組密度Dを85%とすると屈曲回数N1は29000回であり。シールドスリーブ1の編組密度Dを96%とすると屈曲回数N1は26000回であった。さらに、シールドスリーブ1の編組密度Dを100%とすると屈曲回数N1は24000回であった。シールドスリーブ1の編組密度Dを118%とすると屈曲回数N1は20000回であった。
ここで、屈曲回数25000回を確保するためには、シールドスリーブ1の編組密度を98%以下とする必要があり、編組密度を98%以下とすることにより、耐屈曲性に優れたシールドスリーブを提供することができる。
また、実施例2におけるシールドスリーブ1は、厚さが0.3mmであった。これに対して、比較例2におけるシールドスリーブは、厚さが0.6mmであった。さらに、φ6の銅棒をシールドスリーブ1内に挿入し、シールドスリーブ1をφ10のセラミック玉を荷重1kgで掛け、全摩耗するまでの回数を測定した場合、実施例2におけるシールドスリーブ1は10000回以上であった。これに対して、比較例2におけるシールドスリーブは1500回であった。
また、実施例2におけるシールドスリーブ1において図4に示した屈曲試験を行った場合、10000回の屈曲を行っても導体抵抗が変化しなかったのに対し、比較例におけるシールドスリーブは3000回未満で導体抵抗が上昇した。
以上説明したように、本実施形態に係るシールドスリーブ1によれば、金属メッキ40を施した断面が略円形の抗張力繊維30を用いているため、耐摩耗性及び耐屈曲性に優れている。また、金属箔を糸の表面に巻き付ける構成でないため厚みが必要以上に増さないこととなる。加えて、編込みの編組密度が85%以上且つ編組間抵抗が0.096Ω/m以下とすることで、一般的に用いられる従来のシールドスリーブよりも吸収クランプ法にて同等以上のシールド効果を確保することができる。さらに、編込みの編組密度が98%以下であるため、耐屈曲性に優れたシールドスリーブ1を提供することができる。従って、高屈曲性及び高耐摩耗性を維持しつつ、細径化、及び高シールド効果を得ることが可能なシールドスリーブ1を提供することができる。
また、電線の径方向に多層化されているため、より耐摩耗性及びシールド効果を向上させることができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
例えば、本実施形態に係るシールドスリーブ1にてシールドされる電線は、図1に示すものに限るものではない。すなわち、導体10は単線でなくともよく、撚り線等であってもよいし、適宜変更可能である。
さらに、シールドスリーブ1を多層化するにあたり、複数本の抗張力繊維30の束にメッキ加工を施したものを用いる例を説明したが、これに限らず、図2(a)に示すような1本の抗張力繊維30を多層に編組して多層化するようにしてもよいし、図2(c)に示すような平面上に複数並べられた抗張力繊維30を多層に編組して多層化するようにしてもよい。さらには、図2(c)に示すような平面上に複数並べられた抗張力繊維30の並ぶ方向と電線の径方向とが一致するように編み込んで多層化するようにしてもよい。
1…シールドスリーブ
10…導体
20…絶縁体
30…抗張力繊維
40…金属メッキ

Claims (1)

  1. 断面が略円形の、1本の抗張力繊維又は複数本の抗張力繊維の束に、メッキ前処理を施した後に金属メッキを施して編組加工したシールドスリーブの製造方法であって、
    前記メッキ前処理として、
    超臨界二酸化炭素に難溶で有機金属錯体を溶解及び還元することができる油剤を前記抗張力繊維上に塗布する第1処理と、
    前記第1処理において前記油剤が塗布された前記抗張力繊維に対して、有機金属錯体が投入された状態で超臨界二酸化炭素を接触させる第2処理と、
    を含む、シールドスリーブの製造方法。
JP2012033188A 2011-02-17 2012-02-17 シールドスリーブの製造方法 Active JP6220113B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2012/053888 WO2012111832A1 (ja) 2011-02-17 2012-02-17 シールドスリーブ
JP2012033188A JP6220113B2 (ja) 2011-02-17 2012-02-17 シールドスリーブの製造方法
US13/968,798 US20130333914A1 (en) 2011-02-17 2013-08-16 Shield sleeve
US15/866,607 US10529464B2 (en) 2011-02-17 2018-01-10 Shield sleeve

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011031796 2011-02-17
JP2011031796 2011-02-17
JP2012033188A JP6220113B2 (ja) 2011-02-17 2012-02-17 シールドスリーブの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012212657A JP2012212657A (ja) 2012-11-01
JP6220113B2 true JP6220113B2 (ja) 2017-10-25

Family

ID=46672742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012033188A Active JP6220113B2 (ja) 2011-02-17 2012-02-17 シールドスリーブの製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (2) US20130333914A1 (ja)
JP (1) JP6220113B2 (ja)
WO (1) WO2012111832A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013170021A1 (en) * 2012-05-11 2013-11-14 General Cable Technologies Corporation Light weight braid for cable shielding applications
JP5971563B2 (ja) * 2013-11-29 2016-08-17 住友電装株式会社 電線のシールド構造
JP6243721B2 (ja) * 2013-12-10 2017-12-06 矢崎総業株式会社 シールドスリーブおよびシールド付き電線の製造方法
WO2016002812A1 (ja) * 2014-06-30 2016-01-07 矢崎総業株式会社 複数回路ケーブル
US10633756B2 (en) * 2015-04-02 2020-04-28 Yazaki Corporation Plated fiber, carbon fiber, wire harness and plating method
JP6582649B2 (ja) 2015-07-10 2019-10-02 株式会社オートネットワーク技術研究所 シールド構造
JP6784202B2 (ja) * 2017-03-15 2020-11-11 株式会社オートネットワーク技術研究所 導線、シールド用編組部材、及びワイヤハーネス
JP6901934B2 (ja) * 2017-08-03 2021-07-14 矢崎総業株式会社 編組及びワイヤーハーネス

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4920234A (en) * 1986-08-04 1990-04-24 E. I. Du Pont De Nemours And Company Round cable having a corrugated septum
US4822950A (en) * 1987-11-25 1989-04-18 Schmitt Richard J Nickel/carbon fiber braided shield
JPH0611599Y2 (ja) 1987-11-28 1994-03-23 株式会社浜松電気製作所 電磁波シールド用フレキシブル編組スリーブ
US5064704A (en) * 1989-09-29 1991-11-12 E. I. Du Pont De Nemours And Company Shaped structure of polyarylate copolymers having high tensile elongation at break
US5189375A (en) * 1991-06-04 1993-02-23 United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Inductive cable resistance tester
US5475185A (en) * 1992-04-01 1995-12-12 E. I. Du Pont De Nemours And Company Shielded cable
US5473113A (en) * 1992-09-22 1995-12-05 Champlain Cable Corporation Shielded wire and cable
WO1997048832A2 (en) * 1996-05-30 1997-12-24 E.I. Du Pont De Nemours And Company Process for making thermally stable metal coated polymeric monofilament or yarn
US5935706A (en) * 1996-05-30 1999-08-10 E. I. Dupont De Nemours & Comp Thermally stable metal coated polymeric monofilament or yarn
US6045680A (en) 1996-05-30 2000-04-04 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for making thermally stable metal coated polymeric monofilament or yarn
US5796042A (en) * 1996-06-21 1998-08-18 Belden Wire & Cable Company Coaxial cable having a composite metallic braid
US6194666B1 (en) * 1998-03-20 2001-02-27 Chuo Hatsujo Kabushiki Kaisha Push pull type control cable
US6587734B2 (en) * 1998-11-04 2003-07-01 Acorn Cardiovascular, Inc. Cardio therapeutic heart sack
DE20100911U1 (de) * 2001-01-18 2001-04-12 Nexans Flexible elektrische Leitung
JP2006164754A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk シールドケーブル
JP5124902B2 (ja) 2004-12-09 2013-01-23 ソニー株式会社 シールドケーブル
JP2007005233A (ja) 2005-06-27 2007-01-11 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk シールドワイヤーハーネス
JP4798615B2 (ja) 2006-04-28 2011-10-19 コーア株式会社 抵抗体
JP4674864B2 (ja) * 2006-08-04 2011-04-20 日立電線株式会社 架橋ポリマーのリサイクル方法
JP5177838B2 (ja) 2007-06-19 2013-04-10 矢崎総業株式会社 多層シールド電線
JP5412696B2 (ja) * 2008-08-06 2014-02-12 日立金属株式会社 シールドワイヤーハーネス
US8525033B2 (en) * 2008-08-15 2013-09-03 3M Innovative Properties Company Stranded composite cable and method of making and using
JP2010140757A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Furukawa Electric Co Ltd:The 自動車部品用シールド部材
JP5487661B2 (ja) * 2009-03-19 2014-05-07 ソニー株式会社 シールドケーブル
JP5505069B2 (ja) * 2009-06-23 2014-05-28 日立金属株式会社 ケーブルハーネス

Also Published As

Publication number Publication date
US10529464B2 (en) 2020-01-07
WO2012111832A1 (ja) 2012-08-23
JP2012212657A (ja) 2012-11-01
US20180158568A1 (en) 2018-06-07
US20130333914A1 (en) 2013-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6220113B2 (ja) シールドスリーブの製造方法
JP6683548B2 (ja) 車輪配索用ワイヤーハーネス
JP6114521B2 (ja) 金属被覆繊維
JP2014155597A5 (ja)
JP2011054398A (ja) 一括編組シールド付ケーブル
JP6502104B2 (ja) 伸縮性電線
JP5709569B2 (ja) シールドケーブル
JP5794899B2 (ja) シールド編組
JP5941317B2 (ja) 金属被覆繊維
CN100520987C (zh) 高精度发泡同轴电缆
CN109659079B (zh) 一种航空航天用的薄壁型防波套管及制备方法
CN103137254B (zh) 一种航空电缆防护套
JP2019029296A (ja) 編組及びワイヤーハーネス
JP2015203173A (ja) 導体及びそれからなる高伸度電線コード
JP6263053B2 (ja) ケーブル用撚線及びケーブル
JP2006164754A (ja) シールドケーブル
JP6689813B2 (ja) 後嵌めシールド部材、シールド電線、シールド電線の製造方法、及び後嵌めシールド部材の製造方法
RU52516U1 (ru) Нить мишурная
JP6473307B2 (ja) 電線用導体の製造方法
JP2014086390A (ja) 絶縁電線
JP5993278B2 (ja) 電線コード
KR101120365B1 (ko) 코팅형 금속 차폐층을 포함하는 마이크로 동축케이블 및 이의 제조방법
RU2008110284A (ru) Способ изготовления изоляционно-экранирующей оболочки с сердечниками
CN201812560U (zh) 一种镀锡铜包铝镁丝编织屏蔽电力传输电缆
JP6948566B2 (ja) 撚り線導体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150120

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20150122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160426

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160929

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20161005

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20161021

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170720

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170929

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6220113

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250