JP6218160B2 - ターボファンおよび空気調和装置用室内機 - Google Patents

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Description

本発明は、ターボファンおよび空気調和装置用室内機に関するものである。
ターボファンの低騒音の実現を図る技術としては、例えば、特許文献1に開示された構造がある。特許文献1に開示の遠心送風機は、主板、シュラウドおよび複数の羽根板からなる羽根車と、羽根車を内包するケーシングと、ケーシングに取り付けられた吸い込みベルマウスとを備える。羽根板の前縁部には、その厚みが羽根板の厚みと同一でかつ三角形状を持った平板が一体に形成されている。平板の一辺は、羽根板の前縁部のシュラウド寄りに密着させられている。このような構成により、吸い込みベルマウスの下流側の流れが、羽根板に速くかつスムーズに流入するようになり、流入する流れに乱れが少なくなり、騒音を低減することを目的としている。
また、例えば、特許文献2に開示された遠心送風機では、三次元翼からなるブレードのR方向側の端部(前縁部)に、羽根車の内周側に向かって階段状に突出する前縁角部が形成されている。前縁角部は、吸入口及びベルマウスを通じて羽根車内に吸入された気流がブレードによって外周側に吹き出される際に、ブレードの負圧面から剥離するのを抑える効果を企図しており、それにより、送風機の騒音を小さくすることを目指している。
特開2005−307868号公報(第5頁、図1) 特開2005−155510号公報(第9頁、第38段落、第18頁、図5)
上記の特許文献1に示す技術では、翼の主板側の流れが制御できないため、十分な騒音低減効果が得られないという問題があった。また、上記の特許文献2に示す技術では、羽根車の内周側に向かって突出する前縁角部が不連続な階段状であるため、流れの乱れが発生し、十分な騒音低減効果が得られないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、低騒音なターボファンを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するための本発明のターボファンは、軸心まわりに回転するボスと、前記ボスと接続される主板と、吸い込み口を有するシュラウドと、上記主板および上記シュラウドの間に設けられる複数の翼とを備え、前記複数の翼のそれぞれは、その前縁部に、複数の突起を含む波状突起部を含んでおり、前記複数の突起は、前記主板側ほど小さいピッチで配置されている。
さらに、同目的を達成するための本発明の空気調和装置用室内機は、上述した本発明のターボファンを備える。
本発明によれば、低騒音なターボファンを提供することができる。
本発明の実施の形態1のターボファンの斜視図である。 本発明の実施の形態1のターボファンの側面図である。 本発明の実施の形態1のターボファンの翼を示す図である。 本発明の実施の形態1のターボファンの内部の流れの概略図である。 本発明の実施の形態2および3のターボファンについての、図2のV−V線による部分断面図である。 本発明の実施の形態3のターボファンについての、図2のVI−VI線による部分断面図である。 本発明の実施の形態4のターボファンの翼の前縁部の波状突起の肉厚分布を示す図である。 本発明の実施の形態5のターボファンの翼についての、図3と同態様の図である。 本発明の実施の形態6の空気調和装置用室内機の概略図である。
以下、本発明のターボファン(遠心ファン)を、空気調和装置用室内機に搭載されるターボファンとして実施した場合の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。また、複数枚の翼に関する符号は、代表の1枚の翼にのみ付すものとする。また、図面には、7枚の翼を有するターボファンを示すが、そのように図示されたターボファンは、あくまでも本発明の一例であり、7枚以外の翼を有するターボファンにおいても、本発明の効果は得られる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1のターボファンの斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1のターボファンの側面図である。図3は、本発明の実施の形態1のターボファンの翼を示す図である。
図1〜図3に示されるように、本実施の形態1のターボファン100は、軸心Oまわりに回転するボス1と、ボス1と連結される主板2と、空気を吸い込むための吸い込み口31を有するシュラウド3と、主板2およびシュラウド3の間に配設される複数枚の翼4とを備えている。
それぞれの翼4の前縁部41には、波状突起部41aが形成されている。波状突起部41aは、複数の突起42が連なることで構成されている。
複数の突起42の形成態様について、ピッチPを用いて説明する。翼4の前縁部41に沿う方向での距離であって、突起42の谷部421から隣接する突起42の谷部421までの距離をピッチPとする。言い換えると、翼4の前縁部41に沿う方向での距離であって、突起42の山部422を挟む両側の谷部421の間隔を、ピッチPとする。
突起42のピッチPは、主板2側に位置する突起42のピッチPほど小さくなるように設定されている。すなわち、翼4の前縁部41の突起42の個数をn個とし、シュラウド3側の突起42のピッチから順にピッチP1、P2、・・・、Pnとしたとき、P1>P2>・・・>Pnとなるように構成されている。
上記のように構成された波状突起部41aより得られる効果について、図4を用いて説明する。図4は、本発明の実施の形態1のターボファンの内部の流れの概略図である。図4に示すように、ターボファン100の内部の流れFでは、シュラウド3の吸い込み口31から流入した軸方向流れが、翼4に流入する前に半径方向へ曲げられる。この軸方向流れから半径方向流れへの曲がりは、流れを不安定にさせる要因となる。さらに、不安定な流れが翼4へ流入することにより、剥離渦5が発生する可能性がある。また、翼4のシュラウド3側では気流の曲がりが大きいために剥離渦5のサイズは大きくなり、主板2側では気流の曲がりが小さいために剥離渦5のサイズは小さくなる。
このような剥離渦5に対して、本実施の形態1では、主板2側に位置する突起42のピッチPほど小さくなるように形成された複数の突起42が連なる波状突起部41aが設けられているので、突起42のピッチPが渦のサイズに適合し、剥離渦5を効果的に細分化51でき、騒音源となる渦の変動を低減できることにより低騒音化および低消費電力化を実現することができる。
なお、翼4の前縁部41の突起42の長さTについては、0.2≦(T/P)≦0.8の範囲とするのが望ましい。ここで、翼4の前縁部41の突起42の長さTは、翼4の前縁部41に対して法線方向の突起42の山部422との距離である。
0.2>(T/P)では、突起42の長さTが短いことに起因し剥離渦5の十分な細分化ができない恐れがあり、(T/P)>0.8では、突起42の長さTが長いことに起因し突起表面の摩擦による損失が増加する恐れがある。これに対し、0.2≦(T/P)≦0.8の範囲とすることで、突起表面の摩擦による損失の増加を軽減しつつ、剥離渦5をより効率的に細分化でき、騒音源となる渦の変動を低減できることにより、低騒音化および低消費電力化を実現することが可能となる。
なお、図面においては、翼4の前縁部41の波状突起部41aを構成する突起42の個数が、3個の場合の例を示しているが、2個以上の任意の個数であってもよい。
このように、本実施の形態1によれば、低騒音なターボファンを提供することができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について、図5を用いて説明する。図5は、本発明の実施の形態2のターボファンについての、図2のV−V線による部分断面図である。なお、本実施の形態2は、以下に説明する内容を除いては、上述した実施の形態1と同様であるものとする。
図5に示されるように、本実施の形態2のターボファンは、翼104の前縁部の波状突起部141aが、軸心Oでみた径方向外側に、局所的に湾曲している。別言すれば、翼104の前縁部の波状突起部141aが、ファンの回転方向Rの前方に向けて、局所的に湾曲している。また、波状突起部141aは、波状突起部41aが湾曲していないとした場合の翼104の翼厚中心線Cの延長方向から逸れるように径方向外側に(回転方向Rの前方に向けて)湾曲している。すなわち、翼104の全体が、翼の前部ほど径方向外側に向かって延びているわけではなく、あるいは、翼104の全体が、回転方向Rの前方に向けて延びているわけではない。全体的にみると、翼104は、後縁部のよりも前縁部の方が主板2上において径方向内側に位置しているように、延びており、そのような翼104において、波状突起部141aが、上記のように局所的に湾曲している。
図5に示されるように、ターボファンの内部の流れは、吸い込み口31からの軸方向流れがファン内部で半径方向へ徐々に曲げられて半径方向流れとなるため、翼104へ流入する際の実際の流入流れFRの流入角度Aは、はじめから半径方向流れのみを考慮した二次元設計の流入流れFDの流入角度Aよりも小さくなる。なお、図中、参照符号F1は、回転方向流れ成分を示し、参照符号F2は、半径方向流れ成分を示すものとする(図6も同様)。
上記に対し、本実施の形態2では、翼104の前縁部の波状突起部141aをファンの回転方向Rの前方に向けて局所的に湾曲させることにより、翼104へ流入する際の流入角度Aと、翼104の前縁部の波状突起部141aの湾曲角度とが適合し、流れが滑らかに翼104へ流入する。これにより、剥離渦5の発生を低減でき、騒音源となる渦の変動を低減できることにより、低騒音化および低消費電力化を実現することが可能となる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3について、図5および図6を用いて説明する。図5は、本発明の実施の形態3のターボファンについての、図2のV−V線による部分断面図である。また、図6は、本発明の実施の形態3のターボファンについての、図2のVI−VI線による部分断面図である。なお、本実施の形態3は、以下に説明する内容を除いては、上述した実施の形態1と同様であるものとする。
図6に示す、図2でのVI−VI線断面は、図5に示す、図2でのV−V線断面よりも、主板2側における翼204の前縁部の波状突起部241aの断面を示している。図6における翼204の前縁部の波状突起部241aのファン回転方向への局所的な湾曲量は、図5における翼204の前縁部の波状突起部241aのファン回転方向への局所的な湾曲量に対して小さく構成されている。すなわち、本実施の形態3のターボファンでは、図5および図6に示されるように、翼204の前縁部の波状突起部241aのファンの回転方向への局所的な湾曲量は、シュラウド3側ほど大きくなっている。
このような構成により、次のような利点が得られている。図5および図6に示されるように、ターボファン100の内部の流れは、吸い込み口31からの軸方向流れがファン内部で半径方向へ徐々に曲げられて半径方向流れとなるため、翼104へ流入する際の実際の流入流れFRの流入角度Aは、はじめから半径方向流れのみを考慮した二次元設計の流入流れFDの流入角度Aよりも小さくなる。一方、シュラウド側ほど半径方向流れに対する軸流方向流れの比率が大きいため、シュラウド側ほど流入角度Aが小さくなる度合いが強くなる。
したがって、本実施の形態3のように翼204の前縁部の波状突起部241aのファンの回転方向への局所的な湾曲量を、シュラウド側ほど大きくなるように構成することにより、翼204へ流入する際の流入角度と翼204の前縁部の波状突起部241aの角度がより一層良く適合し、流れが滑らかに翼204へ流入する。これにより、剥離渦5の発生をより一層低減でき、騒音源となる渦の変動を低減できることにより、低騒音化および低消費電力化を実現することが可能となる。
実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4について、図7を用いて説明する。なお、本実施の形態4は、以下に説明する内容を除いては、上述した実施の形態1〜3の何れかと同様であるものとする。
図7は、本発明の実施の形態4のターボファンの翼の前縁部の波状突起の肉厚分布を示す図である。より詳細には、翼の前縁部に沿う断面での肉厚分布を示す図である。図7に示されるように、本実施の形態4のターボファンの翼の波状突起部の各突起の谷部421の厚みは、波状突起部の各突起の山部422の厚みよりも小さい。すなわち、波状突起部(前縁部)の肉厚は、相対的な関係で、各突起の谷部421では薄く、各突起の山部422では厚くなっている。
このような構成により、次のような利点が得られている。図4を用いて説明したように、剥離渦5が波状突起部により細分化されるとき、各突起の山部422を起点に突起の谷部421に向かって細分化された渦が発生するが、翼の肉厚分布を突起の谷部421では薄く、突起の山部422では厚くすることにより、突起の山部422から突起の谷部421へ向かう勾配ができ、剥離渦5の細分化が促進される。従って、剥離渦5をより一層効果的に細分化でき、騒音源となる渦の変動を低減できることにより、低騒音化および低消費電力化を実現することが可能となる。
実施の形態5.
次に、本発明の実施の形態5について、図8を用いて説明する。図8は、本発明の実施の形態5のターボファンの翼についての、図3と同態様の図である。なお、本実施の形態5は、以下に説明する内容を除いては、上述した実施の形態1〜4の何れかと同様であるものとする。
図8に示されるように、本実施の形態5のターボファンは、翼304の前縁部41の波状突起部41aの下流側の翼両面上に、流れと略垂直方向に延びる段差部343が設けられている。段差部343は、その段差部343よりも前縁側の翼の肉厚が、その段差部343よりも後縁側の翼の肉厚よりも大きくなるように、形成されている。
なお、図8では、実施の形態1に関する波状突起部41aを例示しているが、上記のように本実施の形態5は、実施の形態1〜4の何れかとの組み合わせとして実施することができるので、波状突起部は、図5〜図7に示した態様であってもよい。
このような構成により、次のような利点が得られている。流れと略垂直方向に延びる段差部343を設けたことにより、翼面での境界層の発達を低減できる効果と、段差部343により新たな乱れを生成してしまう影響とがある。段差部343を翼の前縁部の波状突起部の下流側に付設することで、翼の前縁部の波状突起部により渦を細分化し流れが安定化した上で気流が段差部343を通過するようにしたことにより、段差部343による新たな乱れの生成を伴うことなく、翼面での境界層の発達の低減のみを効果的に発揮させることができる。これによっても、騒音源となる渦の変動を低減できることにより、低騒音化および低消費電力化を実現することが可能となる。
なお、図8では、段差部343は1段の例を示しているが、本実施の形態5は、これに限定されず、段差部は2段以上であってもよい。
実施の形態6.
次に、本発明の実施の形態6について、図9を用いて説明する。図9は、本発明の実施の形態6の空気調和装置用室内機の概略図である。
本実施の形態6の空気調和装置用室内機500は、空調対象の空間の天井に埋設されたケース551を備えている。ケース551の下部には、グリルタイプの吸入口553と、複数の吹出口555が設けられている。ケース551内には、ターボファンと、図示しない公知の熱交換器とが収容されている。そして、このターボファンは、上述した本発明の実施の形態1〜5の何れかのターボファンである。
本実施の形態6によれば、低騒音な空気調和装置用室内機を提供することができる。
以上、好ましい実施の形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の改変態様を採り得ることは自明である。
1 ボス、2 主板、3 シュラウド、4、104,204 翼、31 吸い込み口、41 前縁部、41a、141a、241a 波状突起部、42 突起、100 ターボファン、343 段差部、421 谷部、422 山部、500 空気調和装置用室内機。

Claims (5)

  1. 軸心まわりに回転するボスと、
    前記ボスと接続される主板と、
    吸い込み口を有するシュラウドと、
    上記主板および上記シュラウドの間に設けられる複数の翼とを備え、
    前記複数の翼のそれぞれは、その前縁部に、複数の突起を含む波状突起部を含んでおり、
    前記複数の突起は、前記主板側ほど小さいピッチで配置されており、
    前記波状突起部は、ファンの回転方向の前方に向けて局所的に湾曲している、
    ターボファン。
  2. 前記波状突起部における、ファンの回転方向の前方に向けた局所的な湾曲量は、シュラウド側ほど大きい、
    請求項1のターボファン。
  3. 前記波状突起部の前記突起それぞれの谷部の厚みは、前記波状突起部の前記突起それぞれの山部の厚みよりも小さい、
    請求項1または2のターボファン。
  4. 前記翼は、前記前縁部の前記波状突起部の下流側に、段差部を有する、
    請求項1〜の何れか一項のターボファン。
  5. 請求項1〜の何れか一項のターボファンを備えた、空気調和装置用室内機。
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