JP6214268B2 - 通信装置、通信方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、外付電話を接続可能な通信装置、通信方法、及びプログラムに関する。
近年、ファクシミリ装置において、ファクシミリ機能の小型化・コストダウン・国別PTT規格対応の共通回路化を目的とし、電話回線網制御部に、半導体ICのDAA(Data Access Arrangement)が用いられている。
また、ファクシミリ機能を持つ装置、例えば、複合プリンタ装置等において、電話機と電話回線を共用するために、外付電話機を接続する端子を持つものがある。
ここで、回線直流電圧をDAAで検知することで、外付電話機のオンフック/オフフックのフック検知を行う電圧検知方式が知られている(特許文献1参照)。
特開2005−57659号公報
しかしながら、特許文献1の電圧検知方式では、外付電話機による回線補足以外の原因でも、回線直流電圧の一定の変動があると、外付電話のオンフック/オフフックとして誤検知してしまう。
本発明は、上述した事情に鑑み、外付電話機のオンフック/オフフック以外の原因による回線直流電圧の変動が生じた場合の誤検知を低減させる通信装置及び通信方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明の通信装置は、電話回線と接続する通信装置において、前記電話回線からの呼出信号が到来した後であって当該呼出信号が停止している期間に、電話回線からの回線直流電圧の時間当たりの変化量に基づいて、前記回線直流電圧が安定しているか判定する第1判定手段と、前記電話回線からの回線直流電圧が第1の閾値以下か判定する第2判定手段と、前記第1判定手段により回線直流電圧が安定していると判定され、前記第2判定手段により前記第1の閾値以下と判定された場合に、前記電話回線を捕捉したと判定する第3判定手段と、を備え、前記第1判定手段は、前記期間において前記回線直流電圧の時間当たりの変化量が第2の閾値より小さい場合に、回線直流電圧が安定していると判定し、前記第1判定手段は、前記期間において前記電話回線からの回線直流電圧の時間当たりの変化量が第2閾値より小さくない場合、回線直流電圧が安定していないと判定することを特徴とする通信装置。
本発明によれば、外付電話による回線補足以外の原因による回線直流電圧の変動が生じた場合の誤検知を低減させることができる。
本実施形態に係る通信装置を示すブロック図である。 本実施形態に係る通信装置の一部の詳細ブロック図である。 一般的な呼出信号の波形を示す図である。 通常の呼出信号に外付電話が応答した場合の図である。 電圧変動する呼出信号におけるオフフック判定の従来例の図である。 実施形態1に係る電圧変動する呼出信号におけるオフフック判定の図である。 実施形態1に係る電圧安定度判定部のブロック図である。 実施形態1に係る動作を示すフローチャートである。
(実施形態1)
以下、本発明の一実施形態について、図を参照して詳細に説明する。
図1は、DAAを含む通信装置のブロック図である。
通信装置は、CPU101、ROM102、RAM103、操作部104、原稿読取部105、印刷記録部106、画像処理部107、モデム108、DAA(Data Access Arrangement)109、周辺回路110を備える。この通信装置は、ファクシミリ機能を備える。
CPU101は、ROM102に格納されているファクシミリ通信、表示、記録などの制御プログラムなどに基づいて、RAM103の一部をワークエリアとして利用し、通信装置全体を制御する。
RAM103は、上記ワークエリアのほかに、例えば、原稿読取部で読み取った画像を一時的に格納する領域として使用される。
操作部104は、テンキー、カーソルキー、スタートキー、ストップキー等の操作ボタンほかに、通信装置の状態を示すLEDや小型のLCD等を備える。ユーザは、テンキーを使って任意の相手に電話をかけたり、カーソルキーやスタートキーを使って各種メニューを選択したり、ファクシミリ送信などの動作を指示したりすることができる。
原稿読取部105は、コンタクトイメージセンサ、読み取ったデータを適宜画像処理するためのゲートアレイ等を備え、原稿を走査して画像データを生成する。生成されたデータは、一旦RAM103に格納されて通信部(モデム108、DAA109,周辺回路110)を介してファクシミリ送信されたり、あるいは、印刷記録部106に転送されて印刷されたりする。
印刷記録部106は、インクジェット方式、感熱記録方式、熱転写記録方式、電子写真方式などのプリンタであり、ファクシミリ受信画像を記録紙に印刷したり、あるいは、RAM103に格納されている各種ソフトパラメータを印刷したりすることができる。
通信部は、モデム108、DAA109、周辺回路110を含み、操作部104を用いて入力された番号に対して電話をかけたり、ファクシミリ通信を行うため、送受信する電気信号の変調・復調を行う。
ここで、図2を用いて、CPU101、モデム108、DAA109、周辺回路110について詳細に説明する。図2は、本実施形態に係る通信装置のブロック図の一部の詳細ブロック図である。
通信装置は、上述したCPU101、モデム108、及びDAA109と、電話回線接続端子201と、外付電話接続端子202と、回線制御用回路203と、外付電話切離しリレー204と、絶縁コンデンサ215と、を備える。
DAA109とモデムIC108の間には絶縁コンデンサ215が設けられており、回線の1次側と2次側が絶縁されている。外付電話切離しリレー204は当該部品の中で1次側と2次側が絶縁されている。なお、本実施形態では、DAA109とモデムIC108の間には絶縁コンデンサ215が設けたが、トランスなどの絶縁部品を設けるようにしてもよく、絶縁コンデンサとトランスの両方を設けるようにしてもよい。
CPU101は、上述した通り、通信装置の全体を制御するCPUである。CPU101は、シリアルIFを備えており、モデムIC108のホストとして動作する。
DAA(回線制御用IC)109は、呼出信号検出部206と、回線電圧検知部207と、モデムインターフェース(モデムIF)208と、CODEC部209と、を備える。DAA109は、回線制御用ICであり、回線制御用回路203を制御する。また、DAA109は、モデムインターフェイス208を介してモデム108と通信を行い、ファクシミリ通信制御に必要なデータの送受を行う。
呼出信号検出部206は、電話回線接続端子201を介して電話回線から到来する呼出信号を検出し、モデム108に伝える。そして、そのケーデンスを後述するCPU211が読み取る。なお、ここでいう電話回線は、公衆回線電話網(PSTN;Public Switched Telephone Network)であっても、PBX(Private Branch Exchange)を交換機とした私設網であってもよい。
回線電圧検知部207は、T/R間に発生する回線直流電圧をサンプリングし数値化する。そして、数値化した回線直流電圧をモデム108へモデムインターフェイス208を介して送信する。
モデムインターフェイス208は、独自のデータ通信方式で、DAA109とモデム108とのデータ通信を行う。
CODEC部209は、D/A及びA/D変換器である。モデム108からのデジタルデータを受信しアナログデータに変換し電話回線を通じて通信相手に送信する。また、通信相手からのファクシミリ信号であるアナログデータを受信しデジタルデータに変換しモデム108に送信する。電話回線接続端子201は、電話回線に接続される端子であり、T/Rの2線間に回線直流電圧と呼出信号などの交流電圧が電話回線上の交換局から供給される。すなわち、電話回線接続端子201は、通信装置と電話回線を接続する。
外付電話接続端子202は、外付電話機に接続される端子である。
回線制御用回路203は、DAA109により制御されるトランジスタや抵抗などの部品による受動素子群である。回線制御用回路203は、電話回線接続端子201を介して電話回線に接続され、通信装置として電話回線に接続される場合の動作、直流電流の制御、交流信号の送受信などを各国PTT規格に遵守し行う。
外付電話切離しリレー204は、CPU101により制御され、回線制御用回路203、DAA109により回線を捕捉する際に、電話回線接続端子201と外付電話接続端子202の接続を切り離すためのリレーである。
モデムIC108は、電圧閾値判定部212、電圧変化判定部213、電圧安定度判定部214、CPU211、ROM、RAM、及びRS−232CなどのシリアルIFを備える。モデムIC108は、ホストであるCPU101に、シリアルインターフェイスを介して接続され、ホストからの命令に基づき動作し、ホストに対して応答する。この命令をコマンドと呼ぶ。本実施形態では、CPU101とモデムIC108とをシリアルインターフェイスを介して接続するものとしたが、シリアルインターフェイスの代わりに、パラレルインターフェイス等の別のインターフェイスを用いてもよい。
モデムIC108は、CPU101とは別のモデムCPU211と、ROM、RAMのメモリと、を備える。このROM、RAMに格納されたプログラムをモデムCPU211が実行することで、モデムIC108は、ファクシミリ通信に必要な回線制御、プロトコル制御、通信データ処理を行う。
電圧閾値判定部212は、DAA109が回線制御用回路203を制御して回線捕捉していない場合、すなわち、通信装置のオンフック状態において、回線電圧検知部207において検知して数値化された回線直流電圧を受け取る。そして、あらかじめ設定されている閾値電圧と比較する。ここで、通信装置に接続された外付電話機が電話回線に接続された状態で、外付け電話機の受話器を取り上げて回線捕捉することをオフフックするといい、受話器を置いて回線開放することをオンフックするという。なお、オフフック/オンフックは、受話器の上げ下げに限らず、これに相当する動作(オンフックボタンの押下や自動応答など)も含む。電圧閾値判定部212が用いる閾値電圧については、詳細は後述する。
電圧変化判定部213は、回線電圧検知部207において数ms〜数十msの所定間隔で所定回数のサンプリングを行った結果、数値化された電圧値の変化が、外付電話のオフフックによるものかどうかを判定する。電圧変化判定部213は、本実施形態では、詳細は後述するが、サンプリングした数値を平均化し、回線直流電圧のノイズやチャタリングによる不安定な電圧変化を除外し、より正確な電圧変化を把握する。その結果、サンプリングした電圧値の平均値が規定値より小さく、かつ、電圧閾値判定部212で比較した結果が閾値電圧以下であれば、外付電話接続端子202に接続された外付電話がオフフック(回線捕捉)状態になったと判定する。そして、モデム108は、CPU211へフック検知を通知する。
ここで、外付電話機のオンフック/オフフック以外に起因する回線直流電圧の変動について図3〜6を用いて説明する。
図3は、日本における一般的な交換機から供給された呼出信号の波形であり、呼出信号に対して端末である外付電話が応答していない(オンフック)場合の波形である。図3に示すように、この直流電圧は、交換機より常に供給されており、呼出信号のOFF期間においても発生する。そして、電話やファクシミリなどの端末は、回線電圧である直流電圧に、交換機から出力された交流電圧(呼出信号)が重畳された電圧を受信する。このように、回線電圧である直流電圧は、オンフック/オフフックの判定に用いられ、交流電圧は、呼出信号として用いられる。
ここで、オンフック/オフフックの判定に用いられるフック閾値電圧は、外付け電話のオフフック時の電圧変動量(電圧降下量)、電話回線上の交換機からの距離や回線電流値などの回線条件に応じて、適宜設定される。なお、外付け電話のオフフック時の電圧変動量は、端末の持つインピーダンスと、交換機の流す回線電流値により変化する。本実施形態では、フック閾値電圧を25Vとした。すなわち、本実施形態では、電圧閾値判定部212が判定に用いる閾値電圧を25Vと設定し、電圧が25V未満となると、オフフックと検知することとした。図3では、オフフックされていないので、HOOK信号は、常にHi(すなわち、ON−HOOK)となる。
なお、交換機からの呼出信号の交流電圧は、各国規格の定める範囲の電圧・周波数で、交換機から出力される。交流電圧は、一般的に数十Vrms〜百数十Vrmsであり、交換機により異なる。日本では、直流電圧48V(極性不定)、交流周波数:15〜20Hz、交流電圧:65〜83Vrms、交流重畳のON−OFFケーデンス(繰り返し時間)は、交流重畳のONが1秒、交流重畳のOFFが2秒が一般的である。呼出信号の電圧、周波数、ケーデンスは国や地域で異なり、一般的には各国のPTT規格により規定される。例えば、オーストラリアは、周波数15.3Hz、交流電圧90Vrms、0.4−0.2−0.4−2.0秒(ON−OFF−ON−OFF)などである。また、ブラジルは、周波数30Hz、交流電圧70Vrms、1秒‐4秒(ON−OFF)などである。
図4は、呼出信号に対して端末である外付電話が応答した(オフフック)場合の波形である。端末がオフフックすると、端末を介して回線電流が流れる。その流れた電流を交換機で検出することで、交換機側は端末の使用状態を検知する。図4に示すように、端末がオフフックすると、回線電圧は、48Vから数V〜十数Vに低下し、フック閾値電圧25V未満となる。このとき、HOOK信号は、LOW、すなわち、OFF−HOOKとなる。
ここで、呼出信号(交流信号)が到来している間は、回線電圧は、直流電圧に呼出信号(交流信号)が重畳されるため、電圧変化判定部213は、直流電圧を正しく判定できない。そのため、呼出信号(交流信号)が到来している間は、電圧変化判定部213による電圧変化の判定を行わない。
上述したように、外付け電話のオフフックは、回線電圧の電圧降下を監視することで検出する。しかしながら、外付電話機のオンフック/オフフック以外に起因する回線直流電圧の変動が生じる場合がある。
図5は、外付電話機のオンフック/オフフック以外に起因する回線直流電圧の変動を示す波形である。図5は、下記のNTT技術参考資料を引用した図である。
<NTT技術参考資料:電話サービスのインターフェイス P28参照>
URL:http://web116.jp/shop/annai/gisanshi/analog/analog.html
ファイル名:analog_gisanshi.pdf
図5に示すように、呼出信号(ケーデンス)のOFF期間、すなわち、交流がOFFされ直流電圧だけが印加される期間において、交換機や電話回線の線路(経路)の負荷等により、その直流電圧が漸減したり漸増したりすることがある。このような電圧の乱れが、交換機からの呼出信号の停止後に回線電圧に発生すると、オフフックされていないのに、オフフックされたと誤判定されることがある。
図5に示す呼出信号ケーデンスのON期間中は、電圧閾値判定部212は、フック検知を行わず、ケーデンスのOFF期間中にフック検知を行う。ここで、図5の(1)に示すタイミングで、呼出信号のOFF期間に入る。従来の方法では、ここから電圧検知式のフック検知により直流電圧を監視すると、図5に示すように直流が既定の閾値を下回った(1)の時点で、フック信号はLow(オフフック)となる。
次に、(2)のタイミングでは、直流が漸増し、規定の閾値を上回るため、この(2)の時点で、フック信号はHigh(オンフック)に戻る。
しかしながら、図5に示す呼出信号OFF期間における直流電圧の変化は、図4に示すような外付電話がオフフックした要因によるフック信号のLow/High(オフフック/オンフック)の変化ではなく、実際には外付電話はオフフックしていない。すなわち、(1)から(2)の期間におけるオフフック検知は誤検知である。
ここで、電圧変化判定部213の動作を説明する。電圧変化判定部213のサンプリング及び平均化のアルゴリズムは、外付電話のオフフックによる電圧変化と、ノイズやチャタリングによる電圧変化とを判別できるように設定されている。具体的には、第一カウンタを有し、電圧変化時に第一カウンタで数ms程度の間隔毎に、規定回のサンプリングを行う。そして、第一カウンタでカウントした数ms以内又は所定の期間内(数ms×N回)の電圧変化は、ノイズやチャタリングによる電圧変化と判定する。しかしながら、上述したような、数秒にわたる遅い電圧変化に対しては、第一カウンタでのサンプリングでは、正しくその変化を検出することができない。そして、フック閾値をまたぐ変化点である(1)のタイミングでオフフックありと誤検知してしまう。
なお、ここでは、規定の閾値を下回るか否かでフック検知を行うものを例に挙げて説明したが、従来例の中には、(1)のタイミングで、回線電圧の極性(+/−)を判断するものもある。その場合でも、+/−の閾値以下、図の例でいえば、−25V〜+25Vに回線電圧が有る期間は、Low(オフフック)となることは同様である。
本実施形態では、モデム108が、電圧閾値判定部212及び電圧変化判定部213と、さらに、電圧安定度判定部214とを備えることにより、上述したオフフックの誤検知を抑制する。本実施形態では、電圧安定度判定部214は、電話回線接続端子201のT/R間に発生する回線直流電圧の変化、つまり電圧安定度を判定する。
ここで、図7を用いて、本実施形態に係る電圧安定度判定部214について説明する。図7は、図2に示した電圧安定度判定部214のブロック図である。
図7に示すように、電圧安定度判定部214は、第二カウンタ301、第三カウンタ302、電圧安定度算出部303、電圧安定度閾値比較部304を備え、それぞれはシステムバスにより接続されている。
第二カウンタ301は、第一カウンタとは異なるカウンタで、数十〜数百msをカウントできるカウンタである。
第三カウンタ302は、呼出信号の停止期間をカウントするカウンタであり、この第三カウンタ302が呼出信号の停止期間の経過時間をカウントしている間、電圧安定度判定部214は判定を行う。本実施形態では、第三カウンタ302のカウント時間は、最大5秒としたが、これに限定されず、適宜変更可能である。第三カウンタ302のカウント時間は、次の呼出信号が到来するとカウンタはクリアされるため、長くするのがよい。第三カウンタ302のカウント時間を短くすると、第三カウンタ302がカウント終了すると、判定が終了して誤検知が発生しやすくなるためである。一方で、第三カウンタ302のカウント時間を長くしすぎると、回路規模が増えてコストアップしてしまう。したがって、これらを考慮して第三カウンタ302のカウント時間は、適宜設定すればよい。
第二カウンタ301及び第三カウンタ302のいずれのカウンタも、次の呼出信号を呼出信号検出部が検出すると、クリアされる。
電圧安定度算出部303は、時間当たりの電圧変化を電圧安定度として逐次算出する。具体的には、第二カウンタ301(Δt)毎の電圧変化量ΔV、すなわち、ΔV/Δtを電圧安定度とする。電圧安定度の算出周期は、呼出信号のOFF期間より短ければよいが、モデムIC108がオフフックか否かの判定を確定するまでの時間と相関するため、短い時間を設定するのがよく、本実施形態では、200ms周期とした。
電圧安定度閾値比較部304は、予め電圧安定度の閾値を有しており、その閾値と、電圧安定度算出部303で算出した電圧安定度を比較して、フック検知をCPU101に通知するか否かを決定する。電圧安定度算出部303で算出される電圧安定度が所定値未満であれば、回線電圧は安定していると判定し、フック検知をCPU101に通知する。一方、電圧安定度が所定値以上であれば、回線電圧は不安定であると判定し、外付電話はオンフックのままであるとCPU101に通知する。
電圧安定度の閾値は、呼出信号の停止期間における電圧変動を測定して算出し、交換機の仕様、交換機から端末までの回線状況などを考慮して、適宜設定すればよい。そして、呼出信号の停止期間における電圧変動は、各国それぞれ異なる場合がある。すなわち、電圧安定度の閾値は、通信装置の設置される場所又は呼出信号を供給する交換機の種類に応じて、適宜設定すればよい。
上述した通り、呼出信号の停止期間における交換機からの電圧変動は、各国それぞれ異なる場合がある。本実施形態では、日本での呼出信号の停止期間における交換機からの電圧変動を48V/1.5秒(すなわち、32V/秒)程度と想定し、電圧安定度の閾値は25V/秒に設定した。すなわち、電圧安定度閾値比較部304は、25V/秒未満であれば回線電圧は安定であると判定し、25V/秒以上であれば回線電圧は不安定であると判定する。
ここで、図6を用いて、本実施形態に係るオフフック判定について説明する。
まず、呼出信号検出部206は、交換機からの呼出信号の到来を検知し、その後、呼出信号の停止を検知する(図6の(1))。
そして、図6の(1)の時点から、第二カウンタ301、第三カウンタ302ともにカウントを開始する。第二カウンタは、図中のΔtの期間をカウントすることができる。第二カウンタ301(Δt)には、数十〜数百ms期間に設定可能であるが、ここでは200msを設定する。
回線電圧検知部207は、第三カウンタ302のカウント中であり、かつ、第二カウンタ301のカウント終了毎(つまり、本実施形態の場合200ms毎)に電圧値をサンプリングする。そして、電圧安定度判定部214は、そのサンプリングした電圧値に基づいて、期間における電圧変化量ΔVを算出する。ここでは、200msあたりの電圧変化量ΔVを算出し、電圧安定度の閾値未満(25V/秒未満、つまり5V/200ms未満)か否か判定する。電圧安定度算出部303で算出される電圧安定度が5V/200ms未満であれば、電圧安定度閾値比較部304は、回線電圧が安定していると判定し、フック検知をCPU101に通知する。電圧安定度算出部303で算出される電圧安定度が5V/200ms以上であれば、電圧安定度閾値比較部304は、回線電圧が安定していないと判定し、フック検知をCPU101に通知しない。
第三カウンタ302がカウント終了するか、次の呼出信号が到来すると、第二カウンタ301及び第三カウンタ302はリセットされ、0に戻りサンプリングは終了する。
次に、本実施形態に係る動作フローを図8を用いて説明する。図8に示すフローは、モデム108が備えるCPUにより実行される。
以下のフローは、本実施形態に係る通信装置が、外付電話と接続され、電話回線を接続した状態で、電源を投入された後のフローである。
まず、CPU101とモデム108で通信を行い、モデム108内部の電圧閾値判定部212、電圧変化判定部213、電圧安定度判定部214、DAA109内部の呼出信号検出部206、回線電圧検知部207に初期設定を行う(S101)。具体的には、CPU101は、モデム108にオンフック動作(回線開放動作)の実行を命令する。それと共に、CPU101は、モデム108に対し、電圧閾値判定部212、電圧安定度判定部214のそれぞれに検知電圧閾値、電圧安定度閾値の設定、第一から第三カウンタまでの各タイマの設定、回線直流電圧のモニタ開始を命令する。
回線直流電圧のモニタ開始を命令されたモデム108は、電話回線のT/R間に現れる電圧値をDAA109内部の回線電圧検知部207でサンプリングし、モデムインターフェイスを介してモデム108内のメモリRAMに格納する。
次に、電圧閾値判定部212は、電話回線T/R間の電圧をサンプリングした結果を、あらかじめ設定されたオフフック電圧閾値と比較し、直流電圧はオフフック電圧閾値以下か判定する(S102)。具体的には、電圧閾値判定部212は、電話回線T/R間の電圧が、オフフック閾値25V以下か判定する。なお、本実施形態では、直流電圧がオフフック電圧閾値以下か判定するものとしたが、直流電圧がオフフック電圧閾値未満か判定するようにしてもよい。
ここで、回線電圧検知部207が読み取った回線電圧が、オフフック閾値25V以下であればS103へ、閾値より大きければS104へ進む。
S103では、電圧閾値判定部212は、外付電話がオフフックされたことをモデム108を経由してCPU101に通知する。通知されたCPU101は、ユーザインターフェイスを用いてユーザに、外付電話がオフフックされたことを通知するとともに、回線使用中の動作に通信装置全体を移行させる。
S104では、呼出信号検出部206は、交換機からの呼出信号の到来中をON、停止期間をOFFとして、モデム108に逐次通知し、モデム108は、呼出信号が入力した後、呼出信号がOFFしたかを判定する。ここで、交換機からの呼出信号がONの期間はS105に進み、電圧閾値判定部212は、動作しない。一方、呼出信号が停止期間(OFF)になった時点、すなわち、呼出信号がOFFしたと判定した場合、S106に進む。
S106では、電圧安定度判定部214にて、直流電圧安定度が設定した閾値未満か判定する。具体的には、モデムRAMに時系列に格納したサンプリングした電圧値を、電圧閾値判定部212にて解析する。そして、電圧安定度判定部214において電圧安定度を算出し、電圧安定度閾値と比較する。本実施形態では、200ms毎に電圧安定度ΔV/Δtの値を算出し、予め設定された5V/200ms未満であるか判定する。なお、本実施形態では、直流電圧安定度が設定した閾値未満か判定するものとしたが、直流電圧安定度が設定した閾値以下か判定するようにしてもよい。
電圧安定度が、予め設定された電圧安定度閾値以上(5V/200ms以上)の場合(S106でNO)、S107へ進み、電圧安定度閾値未満(5V/200ms未満)の場合(S106でYES)、S108へ進む。
S107では、一定時間における電圧変化量が、予め設定された電圧安定度閾値以上であるため、T/R間電圧は現在、電圧変動のある不安定な状態であると判定し、外付電話のオフフックではないと判定する。したがって、外付電話はオンフックのままであるとして、モデム108を経由してCPU101に通知する。
S108では、S106において電圧安定度閾値未満であり、“安定した”オフフック電圧状態であると判定された電圧が、電圧閾値判定部212でオフフック閾値未満かどうかを、S102と同じ方法で再度判定する。
上述したように、電圧が安定したかどうかを電圧安定度閾値で判定し(S106)、かつ、オフフックしたかどうかをオフフック閾値(以下、検知電圧閾値ともいう)で判定する(S108)。その両方の閾値を満足した場合、すなわち、S106で直流電圧安定度が設定値未満で、S108でオンフック電圧が検知電圧閾値より大きい場合、S109へ進む。一方、S106で直流電圧安定度が設定値未満であるが、オンフック電圧が検知電圧閾値以下である場合、S110へ進む。
S109では、S107と同様、外付電話のオフフックではないと判定する。そして、外付電話はオンフックのままであるとして、モデム108を経由してCPU101に通知する。
S110では、外付電話のオフフック状態であると判定し、S103と同様に、外付電話がオフフックされたとして、モデム108を経由してCPU101に通知する。オフフックが通知されたCPU101は、ユーザインターフェイスを用いてユーザに、外付電話がオフフックされたことを通知するとともに、回線使用中の動作に通信装置全体を移行させる。
S111では、オフフックした外付電話が、オンフックに戻ったか判定する。オフフックした外付電話がオンフックに戻された場合、S101に戻る。オフフックした外付け電話がオンフックに戻らなければS111で待つ。
本実施形態によれば、過渡的にゆっくり変化する直流電圧を持つ電話回線と接続された通信装置においても、外付電話のフック検知の誤検知を防ぎつつ、外付電話機のフック検知を高速に行うことができる。具体的には、外付電話のオフフックによる早い電圧変化と、呼出信号の停止期間に発生する遅い電圧変化のそれぞれを、別に監視することにより、外付電話のフック検知の誤検知を防ぎつつ、外付電話機のフック検知を高速に行うことができる。すなわち、呼出信号の停止期間において発生する遅い電圧変化を監視することにより、オフフックの誤検知を防ぐことができる。
なお、呼出信号の到来期間に回線電圧のサンプリングを行わず、また、呼出信号の停止期間の既定時間は、回線電圧のサンプリングを中止し、既定時間経過後にフック判定を行うようにした場合、誤検知を防止できてもフック判定に時間がかかってしまう。なお、ここでいう既定時間は、交換機からの電圧変動時間を考慮した時間である。また、この場合、その既定時間内は、外付電話のオフフックそのものを検知できなくなってしまう。
これに対し、本実施形態では、呼出信号がOFFした期間における直流電圧安定度が、5V/200ms未満であるか否かの判定を、オフフックか否かの判定基準の一つとしていることにより、フック判定を早く行いつつ、誤検知を抑制することができる。すなわち、本実施形態では、直流電圧の変化量に基づいてフック判定を行うことにより、フック判定に時間がかからず、従来例に比して、ユーザを待たせる時間を低減させることができる。つまり、外付電話のオフフックそのものを検知できない時間を従来例よりも短くすることができる。
また、本実施形態では、外付電話機がオフフックすると、外付電話機を通して電話回線に流れる回線電流をフォトカプラ等で構成される回路で電流を検出する電流検知方式と比較して、大幅な小型化・コストダウンが可能である。
また、本実施形態では、通信部のモデム108が、電圧閾値判定部212及び電圧安定度判定部214を備えるものとした。通信部がこれらを備えていることにより、通信が比較的遅い場合であっても、電圧閾値判定や電圧安定度判定を早く行うことができる。また、通信部が備える既存の部品を流用して、オフフックの誤検知を防ぐことができる。
(他の実施形態)
本発明の基本的構成は上述したものに限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の効果を得るための一手段であり、類似の別手法を用いたり、異なるパラメータを用いたとしても、本発明と同等の効果が得られる場合は、本発明の範疇に含まれる。
例えば、上述した実施形態では、外付電話が通信装置に直接接続される場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、電話が、通信装置に直接接続されていなくてもよい。通信装置に直接接続されていない場合とは、例えば、電話回線に電話と通信装置を並列接続した場合である。本発明では、この場合も同様に、回線捕捉以外の原因による回線直流電圧の変動が生じた場合の誤検知を防ぐことができる。
上述した実施形態は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能(図8に示したフロー)を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、プログラムは、1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータを連動させて実行させるようにしてもよい。また、上記した処理の全てをソフトウェアで実現する必要はなく、一部又は全部をハードウェアによって実現するようにしてもよい。
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 操作部
105 原稿読取部
106 印刷記録部
107 画像処理部
108 モデム
109 DAA
110 周辺回路
201 電話回線接続端子
202 外付電話接続端子
203 回線制御用回路
204 外付電話切離しリレー
206 呼出信号検出部
207 回線直流電圧検知部
208 モデムインターフェイス
209 CODEC部
212 電圧閾値判定部
213 電圧変化判定部
214 電圧安定度判定部
215 絶縁コンデンサ
301 第二カウンタ
302 第三カウンタ
303 電圧安定度算出部
304 電圧安定度閾値比較部

Claims (15)

  1. 電話回線と接続する通信装置において、
    前記電話回線からの呼出信号が到来した後であって当該呼出信号が停止している期間に、電話回線からの回線直流電圧の時間当たりの変化量に基づいて、前記回線直流電圧が安定しているか判定する第1判定手段と、
    前記電話回線からの回線直流電圧が第1の閾値以下か判定する第2判定手段と、
    前記第1判定手段により回線直流電圧が安定していると判定され、前記第2判定手段により前記第1の閾値以下と判定された場合に、前記電話回線を捕捉したと判定する第3判定手段と、
    を備え、
    前記第1判定手段は、前記期間において前記回線直流電圧の時間当たりの変化量が第2の閾値より小さい場合に、回線直流電圧が安定していると判定し、
    前記第1判定手段は、前記期間において前記電話回線からの回線直流電圧の時間当たりの変化量が第2閾値より小さくない場合、回線直流電圧が安定していないと判定する
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記第3判定手段は、前記第2判定手段により前記回線直流電圧が前記第1閾値より大きいと判定された場合は、前記電話回線が捕捉されていないと判定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第2の閾値は、前記電話回線の捕捉以外の原因による呼出信号の停止期間における回線直流電圧の電圧変動に基づいて設定される値であることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記第2の閾値は、前記通信装置の設置される場所又は前記呼出信号を供給する交換機の種類に応じて設定される値であることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  5. 呼出信号が到来している間は、前記第1判定手段は判定をしないことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 呼出信号が到来している間は、前記第3判定手段は判定をしないことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記第3判定手段は、前記第1判定手段により回線電流電圧が安定していないと判定された場合、前記電話回線は捕捉されていないと判定することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記第3判定手段は、呼出信号が到来する前の期間は、前記第2判定手段により第1の閾値以下と判定された場合、前記電話回線が捕捉されたと判定することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記第1判定手段は、前記期間において所定周期で判定を行うことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記電話回線からの回線直流電圧を検出する第1検出手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 前記電話回線による呼出信号を検出する第2検出手段をさらに備え、
    前記第1判定手段は、前記第2の検出手段が前記電話回線からの呼出信号の検出した後に前記呼出信号の停止を検知した場合、前記回線直流電圧が安定しているか判定することを特徴とする請求項10に記載の通信装置。
  12. DAA(Data Access Arrangement)が前記第1検出手段及び前記第2検出手段を備えることを特徴とする請求項11に記載の通信装置。
  13. さらに、モデムを有し、
    前記モデムは、前記第1判定手段、前記第2判定手段、及び前記第3判定手段のうち少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の通信装置。
  14. 電話回線と接続する通信装置における通信方法であって、
    前記電話回線からの呼出信号が到来した後であって当該呼出信号が停止している期間に、電話回線からの回線直流電圧の時間当たりの変化量に基づいて、前記回線直流電圧が安定しているか判定する第1判定工程と、
    前記電話回線からの回線直流電圧が閾値以下か判定する第2判定工程と、
    前記第1判定工程において回線直流電圧が安定していると判定され、前記第2判定工程において閾値以下と判定された場合に、前記電話回線を捕捉したと第3判定工程と、
    を備え、
    前記第1判定工程では、前記期間において前記回線直流電圧の時間当たりの変化量が第2の閾値より小さい場合に、回線直流電圧が安定していると判定し、
    前記第1判定工程では、前記期間において前記電話回線からの回線直流電圧の時間当たりの変化量が第2閾値より小さくない場合、回線直流電圧が安定していないと判定することを特徴とする通信方法。
  15. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の通信装置の各手段としてコンピュータを機能させるプログラム。
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