JP2001053895A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2001053895A
JP2001053895A JP11224012A JP22401299A JP2001053895A JP 2001053895 A JP2001053895 A JP 2001053895A JP 11224012 A JP11224012 A JP 11224012A JP 22401299 A JP22401299 A JP 22401299A JP 2001053895 A JP2001053895 A JP 2001053895A
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line
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detection circuit
detecting
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Hiroyuki Shimada
浩幸 島田
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はファクシミリ装置を回線に接続する回
線接続コードが適切に接続されているかを所定時間間隔
毎に検出するファクシミリ装置を提供する。 【解決手段】ファクシミリ装置1は、通信が終了し、予
め設定された監視間隔時間(規定時間)が経過すると、
回線接続コードが接続されているか否かの検出タイミン
グであると判断して、リレーを切り換えて直流検出回路
をトランス側に接続させ、直流検出回路で回線接続コー
ドが接続されているか否か判別する。直流検出回路が直
流を検出して回線接続コードが接続されていると、直流
検出回路を呼出信号検出回路側に接続するようにリレー
を切り換え、監視間隔時間を計時するタイマーをリセッ
トする。直流検出回路が直流を検出せず、回線接続コー
ドが接続されていないと、直流検出回路を呼出信号検出
回路側に接続するようにリレーを切り換え、回線が適切
に接続されていない旨の警告表示を表示部に表示して、
タイマーをリセットする(ステップS101〜S10
9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
に関し、詳細には、回線にファクシミリ装置を接続する
回線接続コードの接続の不備や不良を適切に検出して利
用性を向上させたファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は、新規設置には、通
常、ファクシミリ装置のサービスマンが設置作業を行う
ため、モジュラージャック等の回線接続コードの接続は
適切に行われるが、ユーザがファクシミリ装置の設置場
所を変更する際に回線接続コードを引き抜いたり、回線
接続コードを引き抜かないでファクシミリ装置を移動し
た際に回線接続コードに負荷がかかって引き抜けた場合
には、ユーザがマニュアルを確認しながら回線接続コー
ドのファクシミリ装置への接続等を行うが、このような
場合には、回線接続コードのファクシミリ装置への接続
を忘れたり、誤接続をすることが多い。特に、ファクシ
ミリ装置の移動時に負荷がかかって回線接続コードが抜
けた場合には、ユーザが回線接続コードが抜けたことに
気がつかず、回線接続コードが接続されないままとなる
ことが多い。
【0003】このように回線接続コードが誤接続された
り、接続忘れがあると、ファクシミリ通信を行うことが
できない。特に、ファクシミリ装置が回線を接続する回
線接続端子と通話用の電話機を接続する電話端子とを備
えている場合には、回線を電話端子に接続し、電話機を
回線接続端子に接続するという誤接続をして、気が付か
ないことがある。
【0004】そこで、本出願人は、先に、電話回線接続
用の回線端子と、電話機接続用の電話端子と、通信動作
実行中にその電話端子に一定電圧を印加する電圧印加手
段と、その電圧印加手段から流れる電流の有無により電
話機のフック状態を判別するフック状態判別手段とを備
え、接続される上記電話回線を介してデータ伝送を開始
する際に上記電話端子に外部から電圧が印加されていな
いかどうか検知する検知手段と、上記電話端子に電圧が
印加されていない場合にはデータ伝送及び上記電圧印加
手段による上記電話端子への電圧印加を開始する動作開
始手段と、上記電話端子に電圧が印加されている場合に
は誤接続している旨の警報を出力する警報手段とを備え
ていることを特徴とするデータ伝送装置を提案し、特許
となっている(特許第2856896号公報参照)。
【0005】すなわち、このデータ伝送装置は、電話回
線と電話機を誤接続している場合に、電話端子に電話回
線の回線電圧が印加されることを利用して、データ伝送
を開始する際に、電話端子に外部から電圧が印加されて
いるかどうか検知して、誤接続を判別し、誤接続されて
いると、警報を出力している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、電話回線と電
話機を誤接続している場合に、電話端子に電話回線の回
線電圧が印加されることを利用して、データ伝送を開始
する際に、電話端子に外部から電圧が印加されているか
どうか検知して、誤接続を判別していたため、回線接続
コードの接続が行われていない場合には、適切に判別す
ることができず、改良の必要があった。
【0007】また、データ伝送の開始時に回線接続コー
ドと電話機との誤接続を検出するようになっていたた
め、回線接続コードのデータ伝送の開始を行うまでは、
誤接続を判別することができず、その間にファクシミリ
着信があっても、ファクシミリ受信を行うことができ
ず、改良の必要があった。
【0008】そこで、請求項1記載の発明は、通信終了
時刻からの無通信時間として、所定の規定時間が経過す
ると、回線に接続された回線接続コードがファクシミリ
装置に接続されているか否かを検出することにより、フ
ァクシミリ装置から送信を行う場合だけでなく、通信が
予め設定された規定時間の間行われないと、回線接続コ
ードが接続されているか否かを自動的に確認して、ファ
クシミリ装置の新規設置や移設等が行われた場合に、フ
ァクシミリ装置が適切に回線に接続されているか否かを
より適切に判別し、ファクシミリ通信をより確実に行う
ことのできるファクシミリ装置を提供することを目的と
している。
【0009】請求項2記載の発明は、回線の直流電流を
検出する直流検出回路を利用して、回線接続コードの接
続の有無を検出することにより、ファクシミリ装置とし
て通常備えている直流検出回路を用いて回線接続コード
の接続の有無を検出し、安価にかつ適切にファクシミリ
装置が回線に接続されているか否かを判別して、ファク
シミリ通信を確実に行うことのできる安価なファクシミ
リ装置を提供することを目的としている。
【0010】請求項3記載の発明は、回線からの呼出信
号を検出する呼出信号検出回路側に接続した電圧検出回
路を用いて、回線間の電圧を利用して回線接続コードの
接続の有無を検出することにより、回線を呼出信号検出
回路側からモデム等の接続されたトランス側に切り換え
て回線の直流を直流検出回路に流すことなく、回線を呼
出信号検出回路側に接続した状態で、電圧検出回路で回
線接続コードの接続の有無を検出し、回線接続コードの
接続の有無の検出時に着信があった場合にも、当該着信
を検出して受信を行えるようにして、ファクシミリ装置
の利用性をより一層向上させることのできるファクシミ
リ装置を提供することを目的としている。
【0011】請求項4記載の発明は、回線接続コードが
接続されていないと、その旨の警報を報知手段から報知
出力することにより、回線接続コードが接続されていな
いことをファクシミリ装置のユーザが確実に認識して、
回線接続コードの接続を行えるようにし、ファクシミリ
通信をより一層確実に行うことのできる利用性の良好な
ファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0012】請求項5記載の発明は、省エネルギーモー
ドへ移行する際に、回線接続コードの接続の有無を検出
して、回線接続コードが接続されていないと、省エネル
ギーモードへの移行を禁止することにより、回線接続コ
ードが接続されていないときに不用意に省エネルギーモ
ードに移行して、何時までも受信が行われない不具合を
解消し、ファクシミリ通信をより一層確実に行うことの
できる利用性の良好なファクシミリ装置を提供すること
を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ装置は、回線に接続された回線接続コードに
着脱可能に接続されるファクシミリ装置において、前記
回線接続コードが接続されているか否かを検出する回線
接続検出手段と、通信終了時刻からの無通信時間を計時
する計時手段と、前記計時手段が前記無通信時間として
所定の規定時間を計時すると、前記回線接続検出手段に
前記回線接続コードの接続の有無を検出させる制御手段
と、を備えることにより、上記目的を達成している。
【0014】上記構成によれば、通信終了時刻からの無
通信時間として、所定の規定時間が経過すると、回線に
接続された回線接続コードがファクシミリ装置に接続さ
れているか否かを検出するので、ファクシミリ装置から
送信を行う場合だけでなく、通信が予め設定された規定
時間の間行われないと、回線接続コードが接続されてい
るか否かを自動的に確認して、ファクシミリ装置の新規
設置や移設等が行われた場合に、ファクシミリ装置が適
切に回線に接続されているか否かをより適切に判別する
ことができ、ファクシミリ通信をより確実に行うことが
できる。
【0015】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記回線接続検出手段は、前記回線の直流電流を
検出して前記回線接続コードの接続の有無を検出する直
流検出回路であってもよい。
【0016】上記構成によれば、回線の直流電流を検出
する直流検出回路を利用して、回線接続コードの接続の
有無を検出するので、ファクシミリ装置として通常備え
ている直流検出回路を用いて回線接続コードの接続の有
無を検出することができ、安価にかつ適切にファクシミ
リ装置が回線に接続されているか否かを判別して、ファ
クシミリ通信を確実に行うことのできるファクシミリ装
置を安価なものとすることができる。
【0017】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記回線接続検出手段は、前記回線からの呼出信号
を検出する呼出信号検出回路側に接続され、前記回線間
の電圧を利用して前記回線接続コードの接続の有無を検
出する電圧検出回路であってもよい。
【0018】上記構成によれば、回線からの呼出信号を
検出する呼出信号検出回路側に接続した電圧検出回路を
用いて、回線間の電圧を利用して回線接続コードの接続
の有無を検出するので、回線を呼出信号検出回路側から
モデム等の接続されたトランス側に切り換えて回線の直
流を直流検出回路に流すことなく、回線を呼出信号検出
回路側に接続した状態で、電圧検出回路で回線接続コー
ドの接続の有無を検出することができ、回線接続コード
の接続の有無の検出時に着信があった場合にも、当該着
信を検出して受信を行えるようにして、利用性をより一
層向上させることができる。
【0019】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記ファクシミリ装置は、所定の報知手段をさらに
備え、前記制御手段は、前記回線接続コードが接続され
ていないと、その旨の警報を前記報知手段に報知出力さ
せるものであってもよい。
【0020】上記構成によれば、回線接続コードが接続
されていないと、その旨の警報を報知手段から報知出力
するので、回線接続コードが接続されていないことをフ
ァクシミリ装置のユーザが確実に認識して、回線接続コ
ードの接続を行えるようにすることができ、ファクシミ
リ通信をより一層確実に行うことができるとともに、利
用性を向上させることができる。
【0021】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記ファクシミリ装置は、供給電力を削減する省エ
ネルギーモードと、当該省エネルギーモードへの移行を
検出する省エネルギー移行検出手段と、をさらに備え、
所定の移行条件で前記省エネルギーモードに移行し、前
記制御手段は、前記省エネルギー移行検出手段が前記省
エネルギーモードへの移行を検出すると、前記回線接続
検出手段に前記回線接続コードの接続の有無を検出さ
せ、前記回線接続コードが接続されていないと、前記省
エネルギーモードへの移行を禁止するものであってもよ
い。
【0022】上記構成によれば、省エネルギーモードへ
移行する際に、回線接続コードの接続の有無を検出し
て、回線接続コードが接続されていないと、省エネルギ
ーモードへの移行を禁止するので、回線接続コードが接
続されていないときに不用意に省エネルギーモードに移
行して、何時までも受信が行われない不具合を解消する
ことができ、ファクシミリ通信をより一層確実に行うこ
とができるとともに、利用性を向上させることができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0024】図1〜図3は、本発明のファクシミリ装置
の一実施の形態を適用したファクシミリ装置を示す図で
あり、図1は、本実施の形態を適用したファクシミリ装
置1の要部ブロック構成図である。
【0025】図1において、ファクシミリ装置1は、フ
ァクシミリ装置本体2内に、主制御部3、タイマー4、
省電力突入検出回路5、操作部6、網制御部7、通信ア
ナログ部8及びモデム9等を備えており、ファクシミリ
装置本体2には、モジュラージャック等により電話回線
に接続された回線接続コード10が着脱可能に接続され
る。
【0026】主制御部(制御手段)3は、CPU(Cent
ral Processing Unit )、ROM(Read Only Memory)
及びRAM(Random Access Memory)等を備え、ROM
内には、ファクシミリ装置1としての基本処理プログラ
ムや後述する回線接続監視制御処理プログラム等が格納
されているとともに、上記基本処理プログラムや回線接
続監視制御処理プログラムを実行するのに必要な各種デ
ータを記憶する。主制御部3は、そのCPUがRAMを
ワークメモリとして使用しつつ、ROM内のプログラム
に基づいてファクシミリ装置1の各部を制御し、ファク
シミリ装置1としての基本処理を実行するとともに、後
述する回線接続監視制御処理を実行する。
【0027】タイマー(計時手段)4は、発振回路や分
周回路等を備えるとともに、回線10の接続の監視を行
う監視間隔時間データ(通信終了時刻からの無通信時間
として予め設定された規定時間)が設定登録されるメモ
リを備えており、少なくとも最後にファクシミリ装置1
による通信が終了した時点からの監視間隔時間を計時し
て、当該監視間隔時間を計時すると、計時した旨の信号
を主制御部3に出力する。この監視間隔時間は、予めシ
ステムとして設定されているが、適宜、操作部6の操作
で変更できるようにしてもよい。
【0028】省電力突入検出回路(省エネルギー移行検
出手段)5は、ファクシミリ装置1の省電力モードへの
移行を検出して、検出結果を主制御部3に出力する。
【0029】操作部6は、図示しないが、テンキーやス
タートキー等の各種操作キーを備え、操作キーからは、
送信操作等の各種命令が入力される。操作部6は、表示
部11を備えており、表示部(報知手段)11には、操
作キーから入力された命令内容やファクシミリ装置1か
らオペレータに通知する各種情報が表示される。特に、
表示部11には、回線接続コード10が適切に接続され
ていない旨の警報情報が表示される。なお、回線接続コ
ード10が適切に接続されていない旨の警報を報知する
のは、表示部11に限るものではなく、その旨の音声警
報情報や警報音を報知出力する音声出力手段であっても
よい。
【0030】網制御部2は、直流検出回路12、リレー
13、トランス14、呼出信号検出回路15及び電圧検
出回路16等を備えており、直流検出回路12に、図示
しないモジュラージャック等の接続用コネクタを介して
回線接続コード10が接続される。この回線接続コード
10は、PSTN(Public Swiched Telephone Networ
k:公衆電話網)等の一般公衆回線に接続されている。
【0031】直流検出回路(回線接続検出手段)12
は、上記回線接続コード10、すなわち、回線接続コー
ド10に接続されている一般公衆回線の直流電流を検出
して、モデム9及びファクシミリ装置1に電話機が接続
されているときには、当該電話機がオフフックしている
か否かを検出して、オフフック検出信号を主制御部3に
出力する。
【0032】リレー12は、主制御部3の制御下で動作
して、直流検出回路12、すなわち、回線接続コード1
0側をトランス14側と呼出信号検出回路15側とに切
り換えて接続し、待機状態においては、直流検出回路1
2を呼出信号検出回路15側に接続している。
【0033】トランス14は、通信アナログ部8に接続
されており、通信アナログ部8にはモデム9が接続され
ている。トランス14は、リレー13、すなわち、回線
と通信アナログ部8との間でインピーダンス整合を取る
とともに、一次側である回線と二次側である通信アナロ
グ部8との間の絶縁を取りつつ、回線と通信アナログ部
8との間で信号の授受を行う。
【0034】通信アナログ部8は、主制御部3の制御下
で動作して、回線からの発呼に対して自動着呼し、ま
た、回線への自動発呼処理を行うとともに、相手ファク
シミリ装置との間でファクシミリ制御信号を交換して、
ファクシミリ通信手順を実行する。
【0035】モデム9は、スキャナ6で読み取られた画
情報や主制御部3から入力される各種プロトコル信号を
回線接続コード10に接続されている回線上に送信する
ために、アナログ信号に変調し、また、相手先から回線
を介して送られてきたアナログ信号の画情報や各種プロ
トコル信号を復調してデジタル信号に変換する。
【0036】呼出信号検出回路15は、リレー13及び
直流検出回路12を介して回線接続コード10に接続さ
れ、回線接続コード10に接続されている回線上の呼出
信号の有無を検出して、その検出信号を主制御部3に出
力する。
【0037】電圧検出回路(回線接続検出手段)16
は、リレー13と呼出信号検出回路15の間に接続され
ており、リレー13を介して直流検出回路12に接続さ
れる回線接続コード10に接続されている回線間にかか
っている電圧を利用して、回線の交換機が検出できない
レベルの直流を流して、当該電流を流したときの電圧を
検出し、検出結果を回線接続コード10の接続の有無を
示す信号として主制御部3に出力する。
【0038】主制御部3は、電圧検出回路16の検出結
果に基づいて、回線接続コード10が適切にファクシミ
リ装置1、すなわち、直流検出回路12に接続されてい
るかどうか判別する。
【0039】なお、ファクシミリ装置1は、図示しない
が、画像を記録紙に記録出力するプロッタ、原稿の画像
を読み取るスキャナ、画情報の図示しない画像メモリへ
の蓄積の効率化及び伝送時間の短縮化を図るために画情
報を符号化し、また、符号化された画情報を復号化する
符号化・復号化部等を備えている。
【0040】次に、本実施の形態の動作を説明する。本
実施の形態のファクシミリ装置1は、最終の通信があっ
た後、予め設定された監視間隔時間を経過しても通信が
ないと、回線の接続の検出を行って、回線が接続されて
いないと、その旨の警告を行うところにその特徴があ
る。
【0041】すなわち、ファクシミリ装置1は、図2に
示すように、通信が終了すると(ステップS101)、
主制御部3は、タイマー4の計時時間が予め設定された
監視間隔時間(規定時間)を越えたか、すなわち、タイ
マー4が監視間隔時間を計時したかをチェックし(ステ
ップS102)、タイマー4が監視間隔時間を計時する
までは、所定時間間隔毎にタイマー4が監視間隔時間を
計時したかをチェックして、通常の処理を行う(ステッ
プS102)。
【0042】ステップS102で、タイマー4が監視間
隔時間を計時すると、主制御部3は、回線接続コード1
0が接続されているかどうかの検出タイミングであると
判断して、リレー13の切り換えを行って、直流検出回
路12をトランス14側に接続させ(ステップS10
3)、直流検出回路12が直流を検出するかどうかチェ
ックする(ステップS104)。すなわち、主制御部3
は、ファクシミリ装置1の待機時には、リレー13が直
流検出回路12を呼出信号検出回路15側に接続させる
ように制御し、この状態では、直流検出回路12に回線
からの直流が流れないため、直流検出回路12は、直流
を検出することができない。そこで、主制御部3は、回
線接続コード10が接続されているかどうかの検出タイ
ミングには、リレー13を直流検出回路12がトランス
14側に接続するように切り換えており、直流検出回路
12は、直流の検出を行って、検出結果を主制御部3に
出力する。
【0043】主制御部3は、ステップS104で直流検
出回路12が直流を検出すると、回線に接続された回線
接続コード10が適切に接続されていると判断して、直
流検出回路12を呼出信号検出回路15側に接続するよ
うにリレー13を切り換え(ステップS105)、通信
があるかどうかチェックする(ステップS106)。
【0044】ステップS106で、通信があると、主制
御部3は、ステップS101に戻って、通信が終了する
のを待って、上記同様に処理する(ステップS101〜
ステップS106)。
【0045】ステップS106で、通信がないときに
は、主制御部3は、タイマー4をリセットした後(ステ
ップS107)、ステップS102に戻り、上記同様に
処理する(ステップS102〜ステップS107)。
【0046】ステップS104で、直流検出回路12が
直流を検出しないと、主制御部3は、回線接続コード1
0が接続されていないと判断して、まず、直流検出回路
12を呼出信号検出回路15側に接続するようにリレー
13を切り換え(ステップS108)、回線が適切に接
続されていない旨の警告表示(電話回線未接続表示)を
操作部6の表示部11に行う(ステップS109)。
【0047】その後、主制御部3は、タイマー4をリセ
ットした後(ステップS107)、ステップS102に
戻り、上記同様に処理する(ステップS102〜ステッ
プS109)。
【0048】また、ファクシミリ装置1は、各部への電
力供給を停止したり、供給電力を削減する省エネ(省エ
ネルギー)モードを備えており、例えば、一定時間通信
や操作部6の操作がないと、省エネモードに移行する。
【0049】そこで、ファクシミリ装置1は、この省エ
ネモードへの移行時に、回線接続コード10が適切に接
続されているかどうかをチェックして、省エネモードへ
の移行の制御を行っている。
【0050】すなわち、ファクシミリ装置1は、図3に
示すように、予め設定された一定時間通信や操作部6の
操作がないと、省エネモードに移行するが、この省エネ
モードへの移行タイミングであるかどうかを、主制御部
3が、省電力突入検出回路5からの検出信号に基づいて
判別し(ステップS201)、省エネモードへの移行タ
イミングであると、リレー13の切り換えを行って、直
流検出回路12をトランス14側に接続させて(ステッ
プS202)、直流検出回路12が直流を検出するかど
うかチェックする(ステップS203)。
【0051】主制御部3は、ステップS203で直流検
出回路12が直流を検出すると、回線接続コード10が
適切に接続されていると判断して、直流検出回路12を
呼出信号検出回路15側に接続するようにリレー13を
切り換え(ステップS204)、省エネモードに移行す
る(ステップS205)。
【0052】ステップS203で、直流検出回路12が
直流を検出しないと、主制御部3は、回線接続コード1
0が接続されていないと判断して、まず、直流検出回路
12を呼出信号検出回路15側に接続するようにリレー
13を切り換え(ステップS206)、省エネモードに
移行することなく、すなわち、省エネモードへの移行を
禁止して、回線が適切に接続されていない旨の警告表示
(電話回線未接続表示)を操作部6の表示部11に行っ
て、処理を終了する(ステップS207)。
【0053】このように、本実施の形態のファクシミリ
装置1は、通信終了時刻からの無通信時間としての監視
間隔時間が経過すると、回線に接続された回線接続コー
ド10がファクシミリ装置1に接続されているか否かを
検出している。
【0054】したがって、ファクシミリ装置1から送信
を行う場合だけでなく、通信が予め設定された監視間隔
時間の間行われないと、回線接続コード10が接続され
ているか否かを自動的に確認して、ファクシミリ装置1
の新規設置や移設等が行われた場合に、ファクシミリ装
置1が適切に回線に接続されているか否かをより適切に
判別することができ、ファクシミリ通信をより確実に行
うことができる。
【0055】また、本実施の形態のファクシミリ装置1
は、回線の直流電流を検出する直流検出回路12を利用
して、回線接続コード10の接続の有無を検出してい
る。
【0056】したがって、ファクシミリ装置1として通
常備えている直流検出回路12を用いて回線接続コード
10の接続の有無を検出することができ、安価にかつ適
切にファクシミリ装置1が回線に接続されているか否か
を判別して、ファクシミリ通信を確実に行うことのでき
るファクシミリ装置1を安価なものとすることができ
る。
【0057】さらに、本実施の形態のファクシミリ装置
1は、回線接続コード10が接続されていないと、その
旨の警報を報知手段である表示部11に報知出力してい
る。
【0058】したがって、回線接続コード10が接続さ
れていないことをファクシミリ装置1のユーザが確実に
認識して、回線接続コード10の接続を行えるようにす
ることができ、ファクシミリ通信をより一層確実に行う
ことができるとともに、利用性を向上させることができ
る。
【0059】また、本実施の形態のファクシミリ装置1
は、省エネモードへ移行する際に、回線接続コード10
の接続の有無を検出して、回線接続コード10が接続さ
れていないと、省エネモードへの移行を禁止している。
【0060】したがって、回線接続コード10が接続さ
れていないときに不用意に省エネモードに移行して、何
時までも受信が行われない不具合を解消することがで
き、ファクシミリ通信をより一層確実に行うことができ
るとともに、利用性を向上させることができる。
【0061】なお、上記説明では、回線接続コード10
が接続されているかどうかの検出を行うのに、リレー1
3の切換動作を行って、直流検出回路12を呼出信号検
出回路15側からトランス14側に切り換えて、直流検
出回路12が回線接続コード10を介して接続されてい
る回線の直流を検出するか否かにより、回線接続コード
10が適切に接続されているかどうか判別している。
【0062】ところが、リレー13の切換動作を行っ
て、直流検出回路12を呼出信号検出回路15側からト
ランス14側に切り換え、直流検出回路12が回線の直
流を検出を行う間、回線からの着信があっても、この着
信を受けられないこととなる。
【0063】そこで、ファクシミリ装置1は、上述のよ
うに、電圧検出回路16を備え、リレー13の切り換え
を行うことなく、回線接続コード10が適切に接続され
ているかどうか判別する。
【0064】すなわち、主制御部3は、回線接続コード
10が接続されているかどうかの検出タイミングになる
と、リレー13の切換動作を行うことなく、すなわち、
直流検出回路12を呼出信号検出回路15側、すなわ
ち、電圧検出回路16側に接続させた状態のまま、電圧
検出回路16を制御して、回線の交換機が検出できない
レベルの直流をリレー13及び直流検出回路12を介し
て回線接続コード10側に流し、このときの電圧を検出
させる。すなわち、電圧検出回路16は、上述のよう
に、主制御部3の制御下で、所定の電流を印加して電流
をリレー13及び直流検出回路12を介して回線接続コ
ード10に流し、このときの電圧を検出して、検出結果
を主制御部3に出力する。
【0065】主制御部3は、この電圧検出回路16の検
出結果に基づいて、回線接続コード10が適切にファク
シミリ装置1に接続されているかどうか判断し、警告表
示を操作部6の表示部11に表示したり、省電力モード
への移行を制御する。
【0066】このように、回線からの呼出信号を検出す
る呼出信号検出回路15側に接続した電圧検出回路6を
用いて、回線間の電圧を利用して回線接続コード10の
接続の有無を検出すると、回線を呼出信号検出回路15
側からモデム9等の接続されたトランス14側に切り換
えて回線の直流を直流検出回路12に流すことなく、回
線を呼出信号検出回路15側に接続した状態で、電圧検
出回路16で回線接続コード10の接続の有無を検出す
ることができ、回線接続コード10の接続の有無の検出
時に着信があった場合にも、当該着信を検出して受信を
行えるようにして、利用性をより一層向上させることが
できる。
【0067】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0068】
【発明の効果】請求項1記載の発明のファクシミリ装置
によれば、通信終了時刻からの無通信時間として、所定
の規定時間が経過すると、回線に接続された回線接続コ
ードがファクシミリ装置に接続されているか否かを検出
するので、ファクシミリ装置から送信を行う場合だけで
なく、通信が予め設定された規定時間の間行われない
と、回線接続コードが接続されているか否かを自動的に
確認して、ファクシミリ装置の新規設置や移設等が行わ
れた場合に、ファクシミリ装置が適切に回線に接続され
ているか否かをより適切に判別することができ、ファク
シミリ通信をより確実に行うことができる。
【0069】請求項2記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、回線の直流電流を検出する直流検出回路を利用
して、回線接続コードの接続の有無を検出するので、フ
ァクシミリ装置として通常備えている直流検出回路を用
いて回線接続コードの接続の有無を検出することがで
き、安価にかつ適切にファクシミリ装置が回線に接続さ
れているか否かを判別して、ファクシミリ通信を確実に
行うことのできるファクシミリ装置を安価なものとする
ことができる。
【0070】請求項3記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、回線からの呼出信号を検出する呼出信号検出回
路側に接続した電圧検出回路を用いて、回線間の電圧を
利用して回線接続コードの接続の有無を検出するので、
回線を呼出信号検出回路側からモデム等の接続されたト
ランス側に切り換えて回線の直流を直流検出回路に流す
ことなく、回線を呼出信号検出回路側に接続した状態
で、電圧検出回路で回線接続コードの接続の有無を検出
することができ、回線接続コードの接続の有無の検出時
に着信があった場合にも、当該着信を検出して受信を行
えるようにして、利用性をより一層向上させることがで
きる。
【0071】請求項4記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、回線接続コードが接続されていないと、その旨
の警報を報知手段から報知出力するので、回線接続コー
ドが接続されていないことをファクシミリ装置のユーザ
が確実に認識して、回線接続コードの接続を行えるよう
にすることができ、ファクシミリ通信をより一層確実に
行うことができるとともに、利用性を向上させることが
できる。
【0072】請求項5記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、省エネルギーモードへ移行する際に、回線接続
コードの接続の有無を検出して、回線接続コードが接続
されていないと、省エネルギーモードへの移行を禁止す
るので、回線接続コードが接続されていないときに不用
意に省エネルギーモードに移行して、何時までも受信が
行われない不具合を解消することができ、ファクシミリ
通信をより一層確実に行うことができるとともに、利用
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の一実施の形態を適
用したファクシミリ装置の要部ブロック構成図。
【図2】図1のファクシミリ装置による回線接続監視制
御処理を示すフローチャート。
【図3】図1のファクシミリ装置による省エネモード移
行時の回線接続監視制御処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 ファクシミリ装置本体 3 主制御部 4 タイマー 5 省電力突入検出回路 6 操作表示部 7 網制御部 8 通信アナログ部 9 モデム 10 回線接続コード 11 表示部 12 直流検出回路 13 リレー 14 トランス 15 呼出信号検出回路 16 電圧検出回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回線に接続された回線接続コードに着脱可
    能に接続されるファクシミリ装置において、前記回線接
    続コードが接続されているか否かを検出する回線接続検
    出手段と、通信終了時刻からの無通信時間を計時する計
    時手段と、前記計時手段が前記無通信時間として所定の
    規定時間を計時すると、前記回線接続検出手段に前記回
    線接続コードの接続の有無を検出させる制御手段と、を
    備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】前記回線接続検出手段は、前記回線の直流
    電流を検出して前記回線接続コードの接続の有無を検出
    する直流検出回路であることを特徴とする請求項1記載
    のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】前記回線接続検出手段は、前記回線からの
    呼出信号を検出する呼出信号検出回路側に接続され、前
    記回線間の電圧を利用して前記回線接続コードの接続の
    有無を検出する電圧検出回路であることを特徴とする請
    求項1記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】前記ファクシミリ装置は、所定の報知手段
    をさらに備え、前記制御手段は、前記回線接続コードが
    接続されていないと、その旨の警報を前記報知手段に報
    知出力させることを特徴とする請求項1から請求項3の
    いずれかに記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】前記ファクシミリ装置は、供給電力を削減
    する省エネルギーモードと、当該省エネルギーモードへ
    の移行を検出する省エネルギー移行検出手段と、をさら
    に備え、所定の移行条件で前記省エネルギーモードに移
    行し、前記制御手段は、前記省エネルギー移行検出手段
    が前記省エネルギーモードへの移行を検出すると、前記
    回線接続検出手段に前記回線接続コードの接続の有無を
    検出させ、前記回線接続コードが接続されていないと、
    前記省エネルギーモードへの移行を禁止することを特徴
    とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のファク
    シミリ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7224492B2 (en) 2001-12-20 2007-05-29 Ricoh Company, Ltd. Facsimile apparatus capable of detecting a line connection
JP2010278864A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Brother Ind Ltd 通信装置
JP2016100810A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2016195298A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 ブラザー工業株式会社 画像処理装置

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