JP4148034B2 - 回線端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、公衆回線網を利用したノーリンギング通信により、ホームセキュリティ盤やガス遮断装置等のデータ端末装置の情報を収集する回線端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の回線端末装置は図2に示すようにデータ端末装置2の情報を回線3と交換局4を介して中央監視装置5で収集する装置である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ここで回線3はアナログ公衆回線で回線電圧が通常42V〜53Vで、ノーリンギング通信のサポートがされている。
【0004】
データ端末装置2はマイクロコンピュータ内蔵の通信機能付き装置で、ガス需要家宅に取り付けられたガスメータに内蔵され、ガスの使用状態を電文で読み出せるようになっている。
【0005】
7は中央制御部で回線端末装置1の受信した電文の解析や全体の制御を行う。
【0006】
8は端末インターフェース部でデータ端末装置2との間で電文の送受信を行うように電気的整合を取る。またガス需要家宅の電話機6はこの回線端末装置1を介して回線3に接続されている。
【0007】
9はNR着信部で、交換局4から送出されてくるノーリンギング呼出信号を検出するNR着信検出部11と、NR着信検出部11で検出したノーリンギング呼出信号が自端末の呼出信号かどうかを判定するNR着信判定部12と、NR着信判定部12で自端末の呼出信号と判定した場合に交換局4へ着信応答信号を返すNR着信応答部13とで構成される。
【0008】
10は極性反転検出部10でノーリンギング着信時の極性反転を検出するため、42V以上では極性反転を検出しないように、32V近辺で極性反転を検出できるようにスレッシュレベルが設定されている。この極性反転検出部10では最初は回線3のL1側で極性反転の監視ができるように極性反転検出部10内のL1監視用電源が供給され、L2監視用電源は供給停止した状態となっている。
【0009】
14は網制御部で、回線3、交換局4とのループを形成する。
【0010】
15は送受信部で、中央制御部17との間でモデム信号形式の電文を復調したり、モデム信号形式に変調したりする。
【0011】
図3はノーリンギング着信時の極性反転発生時の回線3のL1及びL2の電圧と極性反転検出部10の消費電流と監視用電源供給制御状態の相関図である。
【0012】
図3のようにノーリング着信時の極性反転では、L2の回線電圧がー48Vから0V(地気)へ、L1の回線電圧が0V(地気)からー48Vに1秒程度で変化する。
【0013】
すると極性反転検出部10では、L1側の回線電圧絶対値が徐々に大きくなるにつれL1監視用電源からの消費電流も徐々に増大する。スレッシュレベルになると極性反転検出部10では極性反転を検出し、L1側の監視用電源の供給を停止するとともにL2側の監視用電源の供給を開始する。
【0014】
するとL2側の回線電圧がスレッシュレベル近辺では、L2監視用電源からの消費電流は大きいが、L2側回線電圧が0Vに近づくにつれて徐々に小さくなり、回線電圧が0Vになると消費電流の低い状態でかつ極性反転(極性復旧)を検出できるようになる。
【0015】
次に回線端末装置1のノーリンギング通信動作について図2を用いて説明する。
【0016】
中央監視装置5からの発信よってノーリンギング通信を開始すると、回線端末装置1が接続されている回線3には交換局4により極性反転が発生する。
【0017】
この極性反転を極性反転検出部10が検出する。すると中央制御部17は交換局4からのノーリンギングの呼出信号であるNRS選択信号をNR着信検出部11で検出できるように網制御部14をハイインピーダンスの状態のままにしておき監視に入る。
【0018】
交換局4から極性反転に続いて送出されたノーリンギング呼出信号がNR着信検出部11で検出されると、NR着信判定部12ではあらかじめ設定されている自端末呼出信号データと一致するかどうかを判定し、その結果を中央制御部17へ知らせる。
【0019】
自端末呼出信号データと一致した場合、中央制御部17は網制御部14を半閉結状態にして回線3及び交換局4とでループを形成し、ノーリンギング着信に応答したことをNR着信応答部13から交換局4へ応答信号を送出して知らせることで通信を開始する。
【0020】
次に着信の確認ができた中央監視装置5は、回線3及び交換局4経由で回線端末装置1に対してモデム信号形式の電文を送信する。
【0021】
この電文は回線端末装置1の送受信部15で復調され中央制御部17に受信される。
【0022】
中央制御部17は受信した電文が回線端末装置1自身への電文の場合、応答電文を作成し、送受信部15で変調してモデム信号形式で、中央監視装置5へ送信する。
【0023】
また受信した電文がデータ端末装置2への電文の場合、中央制御部17はデータ端末装置2に適した形式に電文を変換して端末インターフェース部8を介して送信を行う。
【0024】
データ端末装置2からの応答電文を端末インターフェース部8を介して中央制御部17が受信すると、中央監視装置5に適した形式の電文に変換して送受信部15で変調して中央監視装置5へ送信する。
【0025】
以降、中央監視装置5と回線端末装置1及びデータ端末装置2の間で電文の送受信を繰り返す。
【0026】
通信を終了する場合は、中央監視装置5は通信終了電文を回線端末装置1へ送信する。
【0027】
この通信終了電文を受信した中央制御部17では網制御部14によりループを開放し通信を終了する。中央監視装置5も交換局4に対して、回線を切断して通信を終了すると、交換局4でも回線3を極性復旧して元の回線電圧状態になり、極性反転検出部10の電源供給状態も元の状態に戻る。
【0028】
そして回線3及び回線端末装置1とも元の状態に戻り、新たな通信を開始待ちになる。
【0029】
図2では回線3はアナログ公衆回線としたが、回線3がISDN回線の場合、図4のように、回線端末装置1はDSU内蔵のターミナルアダプタ44のアナログポートを介して接続される。この場合、ISDN回線ではノーリンギング通信はサポートされてないため、中央監視装置5とは回線端末装置1から発信してデータ端末装置2の情報を伝える端末発呼方式で行われる。
【0030】
図5のように回線3がPBX45経由で回先端末装置1が接続される場合も、ISDN回線と同様である。
【0031】
【特許文献1】
特開平10−32641号公報
【0032】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、回線電圧が24Vや30V前後のターミナルアダプタやPBXに接続されると、極性反転検出部には極性反転を検出するスレッシュレベルの電圧近辺が入力され続いた状態になり、極性反転検出部はL1用の極性反転検出部かL2用の極性反転検出部のどちらかが、消費電流が増加した状態のままになってしまう。
【0033】
そのため、回線端末装置が電池を電源としていた場合、搭載する電池の容量を大きくするか、42V未満のターミナルアダプタやPBXには接続しないように運用しなければならないという課題を有していた。
【0034】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、アナログ公衆回線判定部がアナログ公衆回線以外の回線に接続された場合、極性反転検出部の電源供給を停止すして、極性反転検出部の消費電流を抑えることを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の回線端末装置は、電源供給されている時に回線の極性反転を検出する極性反転検出部と、極性反転検出部で極性反転を検出すると回線から送出されてくるノーリンギング呼出信号を監視し自端末の呼出信号と判定した場合に回線へ着信応答信号を返すNR着信部と、接続されている回線の電圧を検出する回線電圧検出部と、回線電圧検出部で検出した電圧によりアナログ公衆回線かどうかを判定するアナログ公衆回線判定部と、接続されている回線がアナログ回線であるとアナログ公衆回線判定部で判定した場合は極性反転検出部へ電源供給を行い、アナログ公衆回線でないと判定した場合は極性反転検出部への電源供給を全面停止する制御を行う電源制御部としたものである。
【0036】
これによって、この回線端末装置がアナログ公衆回線以外の回線に接続されると、回線電圧検出部で検出した電圧によりアナログ公衆回線判定部がアナログ公衆回線以外の回線に接続されたことを判定すると、極性反転検出部の電源供給を停止するので、極性反転検出部の消費電流を抑えることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、電源供給されている時に回線の極性反転を検出する極性反転検出部と、極性反転検出部で極性反転を検出すると回線から送出されてくるノーリンギング呼出信号を監視し自端末の呼出信号と判定した場合に回線へ着信応答信号を返すNR着信部と、接続されている回線の電圧を検出する回線電圧検出部と、回線電圧検出部で検出した電圧によりアナログ公衆回線かどうかを判定するアナログ公衆回線判定部と、接続されている回線がアナログ回線であるとアナログ公衆回線判定部で判定した場合は極性反転検出部へ電源供給を行い、アナログ公衆回線でないと判定した場合は極性反転検出部への電源供給を全面停止する制御を行う電源制御部とすることにより、この回線端末装置がアナログ公衆回線以外の回線に接続されると回線電圧検出部で検出された電圧によりアナログ公衆回線判定部がアナログ公衆回線以外の回線に接続されたことを識別し、極性反転検出部の電源供給を停止するので、極性反転検出部の消費電流の増加を防止できる。
【0038】
請求項2に記載の発明は、特に、請求項1に記載の回線端末装置の呼出信号を検出する呼出信号検出部を備え、この呼出信号検出部で呼出信号を検出してない時にアナログ公衆回線かどうかの判定を行うアナログ公衆回線判定部とすることにより、接続されている回線に対して呼出しが行われているかを検出できるので、回線電圧が3秒周期で1秒間16HZで電圧の振幅が振れても、アナログ公衆回線判定部が判定をしないので誤判断の防止ができる。
【0039】
請求項3に記載の発明は、特に、請求項1に記載の回線端末装置の回線に接続されている他の機器のオフフックを検出するオフフック検出部を備え、このオフフック検出部でオフフックを検出してない時に回線電圧でアナログ公衆回線かどうかの判定を行うアナログ公衆回線判定部とすることにより、接続されている回線に対して電話機が接続されているかを検出できるので、回線電圧が数Vになっても、アナログ公衆回線判定部が判定をしないので誤判断の防止ができる。
【0040】
請求項4に記載の発明は、特に、回線に接続されてないことを検出する回線未接続検出部を備え、回線未接続検出部で回線に接続された時にアナログ公衆回線かどうかの判定を行うアナログ公衆回線判定部とすることにより、回線端末装置が回線に接続されてないことを検出できるので、回線電圧が0Vになっても、アナログ公衆回線判定部が判定をしないので誤判断の防止ができる。
【0041】
請求項5に記載の発明は、特に、回線電圧検出部で42V以上が検出された時にアナログ公衆回線と判定するアナログ公衆回線判定部とすることにより、42V未満の回線電圧を備えたターミナルアダプタやPBXを識別できる。
【0042】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0043】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例における回線端末装置のブロック構成図である。なお図2と同一番号のものは同じ名称と同じ機能を有する構成要素であり、その説明を省略する。
【0044】
19は回線電圧検出部で回線3のL1〜L2間の電圧を検出する。
【0045】
20はアナログ公衆回線判定部で、待機状態で定期的に回線電圧検出部19で検出した回線3の回線電圧を監視し、NTT発行の技術参考資料によるとアナログ公衆回線の回線電圧は通常42〜53Vとなっているので、回線3の回線電圧が42V以上であればアナログ公衆回線と判定し、42V未満であればアナログ公衆回線ではないと判定を行う。
【0046】
7は電源制御部で、アナログ公衆回線判定部20で回線3がアナログ公衆回線でないと判定した場合は極性反転検出部10の電源供給を全面停止し、アナログ公衆回線と判定したらた電源を供給可能とする。従って電源制御部7で電源供給停止となった場合は、極性反転検出部10は図2で説明したような内部での電源制御はできない。電源制御部7で電源供給可能となった場合は、極性反転検出部10は図2で説明したような内部での電源制御ができる。
【0047】
22は回線に接続されてないことを検出する回線未接続検出部で、回線未接続検出部で回線に接続されているか、接続されてないかを検出する。
【0048】
またアナログ公衆回線判定部20は呼出信号検出部16が呼出信号を検出してない時で、オフフック検出部18が電話機のオフフックを検出してない時で、回線未接続検出部22が回線接続を検出している時に判定行うようになっている。
【0049】
以上のように構成された回線端末装置21について、以下その動作、作用を説明する。
【0050】
回線端末装置21に接続されている回線3がアナログ公衆回線の場合、回線電圧検出部19では42Vから53V、通常48V前後の電圧が検出される。
【0051】
ここで回線電圧検出部19で検出された回線電圧はアナログ公衆回線判定部20で42V以上あると判定されるため、回線3はアナログ公衆回線と判定する。従って、この場合は電源制御部7は極性反転検出部10への電源供給可能とし、極性反転の検出ができる状態となる。
【0052】
この状態で中央監視装置5からの発信よってノーリンギング通信を開始すると、交換局4から回線3に対して極性反転が発生する。
【0053】
この極性反転は回線端末装置21の極性反転検出部10で検出する。
【0054】
中央制御部17は極性反転検出部10の極性反転検出を起動とし、NR着信部9により着信確認と応答を以下のように行う。
【0055】
交換局4から極性反転後に来るノーリンギング時の呼出信号であるNRS選択信号をNR着信検出部11で検出できるように網制御部14をハイインピーダンスの状態のままにしておき監視に入る。
【0056】
次に交換局4から送出されたノーリンギング呼出信号がNR着信検出部11で検出されると、NR着信判定部12ではあらかじめ設定されている自端末呼出信号データと一致するかどうかを判定し、その結果を中央制御部17へ知らせる。
【0057】
自端末呼出信号データと一致した場合、中央制御部17は網制御部14を半閉結状態にして回線3及び交換局4とでループを形成し、ノーリンギング着信に応答したことをNR着信応答部13から交換局4へ応答信号を送出して着信が正常に行われことを知らせる。
【0058】
次に着信の確認ができた中央監視装置5は、回線3及び交換局4経由で回線端末装置21に対してモデム信号形式の電文を送信する。
【0059】
この電文は回線端末装置21の送受信部15で復調され中央制御部17に受信される。
【0060】
中央制御部17は受信した電文が回線端末装置21自身への電文の場合、応答電文を作成し、送受信部15で変調してモデム信号形式で、中央監視装置5へ送信する。
【0061】
また受信した電文がデータ端末装置2への電文の場合、中央制御部17はデータ端末装置2に適した形式に電文を変換して端末インターフェース部8を介して送信を行う。
【0062】
データ端末装置2からの応答電文を端末インターフェース部8を介して中央制御部17が受信すると、中央監視装置5に適した形式の電文に変換して送受信部15で変調して中央監視装置5へ送信する。
【0063】
以降、中央監視装置5と回線端末装置21及びデータ端末装置2の間で電文の送受信を繰り返す。
【0064】
通信を終了する場合は、中央監視装置5は通信終了電文を回線端末装置21へ送信する。
【0065】
この通信終了電文を受信した中央制御部17では網制御部14によりループを開放し通信を終了する。
【0066】
中央監視装置5も交換局4に対して、回線を切断して通信を終了すると、交換局4でも回線3を極性復旧して元の回線電圧状態になり、極性反転検出部10の電源供給状態も元の状態に戻る。
【0067】
そして回線3及び回線端末装置21とも元の状態に戻り、新たな通信を開始待ちになる。
【0068】
図1では回線3がアナログの公衆回線として説明したが、次は図4と同じく回線3がISDN回線の場合はDSU内蔵のターミナルアダプタ44のアナログポート経由で回線端末装置21が接続される場合を説明する。
【0069】
そして、このターミナルアダプタ44は回線電圧24Vのアナログポートを備えている機種として、以降の動作説明を行う。
【0070】
このターミナルアダプタ44に回線端末装置21が接続されると回線電圧検出部19では24Vが検出される。
【0071】
通常、この状態では呼出し信号も来ないし、電話機6もオフフックされてないため、回線電圧検出部19で検出した電圧をアナログ公衆回線判定部20が判定を行う。
【0072】
アナログ公衆回線判定部20では回線電圧が42V未満であるため、アナログ公衆回線でないと判定する。そして電源制御部7では極性反転検出部10への電源供給を全面停止する。
【0073】
従って、回線電圧が24Vになったままでも、極性反転検出部10の消費電流はゼロにすることができる。
【0074】
なお回線3がアナログ公衆回線でなく、ISDN回線だったり、あるいはPBXや特殊な通信用アダプタに接続された場合など、ノーリンギング通信はサポートされてないため、極性反転を検出する必要がなく極性反転検出部の電源供給を停止しても全く問題ない。
【0075】
そしてこの回線端末装置21をターミナルアダプタ44から取り外して別のアナログ回線の需要家宅に接続しなおした場合や回線3がISDN回線からアナログ公衆回線に変更され、ノーリンギング通信がサポートされている環境になった場合、回線電圧検出部19では再び48V前後の電圧が検出されるので、アナログ公衆回線判定部20ではアナログ公衆回線に接続されたと判定し、電源制御部7より極性反転検出部10に対して電源供給が可能な状態となる。
【0076】
すると極性反転が検出でき、ノーリンギング通信ができるようになる。
【0077】
通常の状態では交換局4からの呼出信号は来ないし、電話機6もオフフックされてないため、回線電圧検出部19で検出した電圧をアナログ公衆回線判定部20では判定を行う。
【0078】
しかしながら交換局4から呼出が行われると、回線3の電圧は3秒周期で1秒間16HZで電圧が振幅するため、回線電圧検出部19では42V未満を検出したり42V以上を検出したりする。
【0079】
この時、呼出信号検出部16では呼出信号の発生を検出するので、この間はアナログ公衆回線判定部20では判定を中断することができ、アナログ公衆回線かどうかの判定を間違ったりしない。
【0080】
また電話機6がオフフックされると回線の電圧は数Vになるが、オフフック検出部18で、電話機6のオフフックを検出できるので、オフフックされている間はアナログ公衆回線判定部20では判定を中断することができ、アナログ公衆回線かどうかの判定を間違ったりしない。
【0081】
また回線3からはずされると回線の電圧は0Vになるが、回線未接続検出部22で、回線3からはずされたことを検出できるので、回線3からはずされているされている間はアナログ公衆回線判定部20では判定を中断することができ、ア回線に未接続の状態での判定を間違ったりしない。
【0082】
このように、ISDN回線のTAやPBX等、アナログ公衆回線の電圧範囲下限値42V未満となる回線に接続されると、極性反転検出部10の消費電流をゼロにすることができる。
【0083】
従って、この回線端末装置21は回線の種別によらず設置することができる。また回線端末装置21の電源が電池の場合、小型電池を搭載可能で省スペースで安価な装置の提供が可能である。
【0084】
【発明の効果】
以上のように、本発明の回線端末装置によれば、アナログ公衆回線の回線電圧範囲未満の回線に接続すると、極性反転検出部の消費電流をゼロにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における回線端末装置のブロック構成図
【図2】従来の回線端末装置のブロック構成図
【図3】極性反転時の回線電圧と極性反転検出部の消費電流と監視用電源供給制御状態を示す図
【図4】回線端末装置のISDN回線への接続図
【図5】回線端末装置のPBXへの接続図
【符号の説明】
3 回線
7 電源制御部
9 NR着信部
10 極性反転検出部
16 呼出信号検出部
18 オフフック検出部
19 回線電圧検出部
20 アナログ公衆回線判定部
22 回線未接続検出部
Claims (5)
- 電源供給されている時に回線の極性反転を検出する極性反転検出部と、前記極性反転検出部で極性反転を検出すると回線から送出されてくるノーリンギング呼出信号を監視し自端末の呼出信号と判定した場合に回線へ着信応答信号を返すNR着信部と、接続されている回線の電圧を検出する回線電圧検出部と、前記回線電圧検出部で検出した電圧によりアナログ公衆回線かどうかを判定するアナログ公衆回線判定部と、接続されている回線がアナログ回線であると前記アナログ公衆回線判定部で判定した場合は前記極性反転検出部へ電源供給を行い、アナログ公衆回線でないと判定した場合は前記極性反転検出部への電源供給を停止する制御を行う電源制御部を備えている回線端末装置。
- 呼出信号を検出する呼出信号検出部と、呼出信号検出部で呼出信号を検出してない時にアナログ公衆回線かどうかの判定を行うアナログ公衆回線判定部からなる請求項1記載の回線端末装置。
- 回線に接続されている他の機器のオフフックを検出するオフフック検出部と、オフフック検出部でオフフックを検出してない時にアナログ公衆回線かどうかの判定を行うアナログ公衆回線判定部からなる請求項1または請求項2記載の回線端末装置。
- 回線に接続されてないことを検出する回線未接続検出部と、回線未接続検出部で回線に接続された時にアナログ公衆回線かどうかの判定を行うアナログ公衆回線判定部からなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の回線端末装置。
- 回線電圧検出部で42V以上が検出された時にアナログ公衆回線と判定するアナログ公衆回線判定部からなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の回線端末装置。
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