JP2009111648A - ファクシミリ装置およびプログラム - Google Patents

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直樹 須藤
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Abstract

【課題】電話回線の閉結後に発呼動作を行っている場合においても、目的とする送信先以外にファクシミリが送信されるのを抑制する。
【解決手段】電話回線網100には、1つの回線を共用する画像形成装置10、第1並列電話端末51および第2並列電話端末52が並列に接続されている。ファクシミリの送信要求があった場合、画像形成装置10のFAX通信部15では、オフフックした後に検出された回線電圧値の検出結果に基づいて第1並列電話端末51あるいは第2並列電話端末52がオフフック状態にあるか否かを判断し、これらがオフフック状態であればダイヤルを中止し、オフフック状態でなければダイヤルを開始する。さらに、FAX通信部15は、ダイヤル開始後に第1並列電話端末51や第2並列電話端末52がオフフック状態にあるか否かを判断し、これらがオフフック状態であればダイヤルを中止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ファクシミリ装置およびプログラムに関する。
ファクシミリ装置には、電話回線を介して画像に基づく信号を送受信するための回線インタフェース回路が設けられる。近年、この種の回線インタフェース回路として、半導体化されたデータアクセス装置(以下、半導体DAA(Data Access Arrangement)と呼ぶ)を備えたものが実用化されている。
また、半導体DAAには、接続された電話回線の回線電圧を検出する機能を備えたものが存在する。そして、半導体DAAの回線電圧の検出機能を利用し、回線インタフェース回路に接続された外付け電話の使用状態を監視する技術が存在する(特許文献1参照)。さらに、電話回線の回線電圧検出機能を備えた半導体DAAを有する通信装置において、通信開始の指示が出された場合に、この通信装置がオフフックする前のオンフック状態において電話回線の回線電圧の検出を行い、通信装置と接続される電話回線に並列に接続される電話機のオフフックを検出し、電話機がオフフックされている場合に通信開始を中止する技術も存在する(特許文献2参照)。
特開2005−57659号公報 特開2004−187120号公報
ところで、電話回線に対しファクシミリ装置と他の電話端末とが並列に接続され、ファクシミリ装置側がオフフックして送信動作を開始した後に、他の電話端末側でオフフックが行われた場合、目的とする送信先にファクシミリを送信できなくなってしまうおそれがあった。
本発明は、電話回線の閉結後に発呼動作を行っている場合においても、目的とする送信先以外にファクシミリが送信されるのを抑制することを目的とする。
請求項1記載の発明は、電話回線の閉結および開放を行う接続手段と、前記接続手段にて閉結された前記電話回線に画像信号を送信する送信手段と、前記接続手段にて閉結された前記電話回線に他の通信端末装置が閉結されているか否かを検出する検出手段と、前記検出手段にて前記電話回線に対する前記他の通信端末装置の閉結が検出された場合に前記送信手段による送信動作を中止させる制御手段とを備え、前記検出手段は、前記送信手段が発呼動作を行っている間に前記電話回線に前記他の通信端末装置が閉結されているか否かをさらに検出し、前記制御手段は、前記送信手段が前記発呼動作を行っている間に前記電話回線に前記他の通信端末装置が閉結されたことを前記検出手段が検出した場合に当該発呼動作を中止させることを特徴とするファクシミリ装置である。
請求項2記載の発明は、コンピュータに、電話回線の閉結および開放を行う接続機能と、前記接続機能にて閉結された前記電話回線に画像信号を送信する送信機能と、前記接続機能にて閉結された前記電話回線に他の通信端末装置が閉結されているか否かを検出する検出機能と、前記検出機能にて前記電話回線に対する前記他の通信端末装置の閉結が検出された場合に前記送信機能による送信動作を中止させる制御機能とを備え、前記検出機能は、前記送信機能にて発呼動作を行っている間に前記電話回線に前記他の通信端末装置が閉結されているか否かをさらに検出し、前記制御機能は、前記送信機能にて前記発呼動作を行っている間に前記電話回線に前記他の通信端末装置が閉結されたことを前記検出機能が検出した場合に当該発呼動作を中止させることを特徴とするプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、電話回線の閉結後に発呼動作を行っている場合においても、目的とする送信先以外にファクシミリが送信されるのを抑制することができる。
請求項2記載の発明によれば、電話回線の閉結後に発呼動作を行っている場合においても、目的とする送信先以外にファクシミリが送信されるのを抑制することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本実施の形態が適用される画像形成装置10の構成を示す機能ブロック図である。この画像形成装置10は、所謂コピー機能に加え、スキャナ機能、プリンタ機能、そしてファクシミリ機能等を備えている。
この画像形成装置10は、制御部11と、画像読み取り部12と、印刷処理部13と、ユーザインタフェース部14と、FAX通信部15とを備えており、これらはバスライン16を介して互いに接続されている。また、画像形成装置10には、FAX通信部15から分岐コネクタ40を介して電話回線網100が接続されている。なお、この例においては、電話回線網100は回線電圧値がDC48Vである公衆回線網である。ただし、公衆回線網に限定されることはなく、構内回線網等であってもよい。そして、この分岐コネクタ40には、他の通信端末装置の一例としての第1並列電話端末51および第2並列電話端末52が接続されている。つまり、この例では、電話回線網100(図1参照)に接続される分岐コネクタ40に対し、画像形成装置10、第1並列電話端末51および第2並列電話端末52が、並列に接続されており、1つの回線(電話番号)を共用している。なお、他の電話端末装置としては、所謂電話端末に限定されるものではなく、他のファクシミリ装置等であってもよい。
画像形成装置10において、制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11a、ROM(Read Only Memory)11b、およびRAM(Random Access Memory)11cを備えている。取得手段および中止手段として機能するCPU11aは、ROM11bに記憶されたプログラムを読み出し、読み出したプログラムを、RAM11cと適宜データのやりとりを行いながら実行し、画像読み取り部12、印刷処理部13、ユーザインタフェース部14およびFAX通信部15を含む画像形成装置10全体の動作を制御する。
画像読み取り部12は、図示しない原稿に形成された画像の読み取りを行い、得られた画像信号を、バスライン16を介して出力する。
印刷処理部13は、画像読み取り部12で原稿を読み取って得られた画像信号やFAX通信部15を介して外部から受信した画像信号をバスライン16を介して受け取り、受け取った画像信号に基づいて用紙上に画像を形成する。
ユーザインタフェース部14は、ユーザから例えばファクシミリの送信先などの要求を受け付け、また、ユーザに対するメッセージ等の表示を行う。
FAX通信部15は、画像読み取り部12で原稿を読み取って得られた画像信号に基づいて伝送信号を作成し、外部の電話回線網100に向けて出力する。また、FAX通信部15は、電話回線網100を介して外部から受け取った伝送信号に基づいて画像信号を作成し、作成した画像信号を、バスライン16を介して出力する。
図2は、上述したFAX通信部15の詳細な構成を説明するためのブロック図である。
送信手段の一例としてのFAX通信部15は、モデム21、半導体DAA(Data Access Arrangement)22、トランジスタ回路23、整流器24、リレー25、給電回路26および絶縁トランス27を備える。また、FAX通信部15は、電話回線網100(図1参照)と接続を行う2つのライン端子L1(Tip)、L2(Ring)と、図示しない外付け電話と接続を行うための2つの電話端子T1、T2とをさらに備える。なお、この例において、上記第1並列電話端末51および第2並列電話端末52は、図1に示す分岐コネクタ40に接続されているのであって、電話端子T1、T2には接続されていない。また、このFAX通信部15はユニット化されており、画像形成装置10にファクシミリ機能が要求される場合に、画像形成装置10に装着される。
モデム21は、画像形成装置10のバスライン16および半導体DAA22と接続される。このモデム21は、図1に示す制御部11に設けられたCPU11aによって制御される。また、モデム21および半導体DAA22は、絶縁トランス27を介して接続される。したがって、絶縁トランス27から半導体DAA22側は一次側(電源側)となり、絶縁トランス27からモデム21側は二次側(負荷側)となる。モデム21は、バスライン16を介して受け取った画像信号および通信信号に変調を施して伝送信号を作成し、半導体DAA22に向けて送信する。また、モデム21は、電話回線網100から半導体DAA22を介して受け取った伝送信号に復調を施して画像信号を作成し、バスライン16に向けて送信する。
半導体DAA22は、モデム21、ライン端子L1、L2およびトランジスタ回路23と接続される。この半導体DAA22は、モデム21を介して、図1に示す制御部11に設けられたCPU11aにより制御される。また、半導体DAA22およびライン端子L1、L2は、数MΩ程度の抵抗を介して接続される。半導体DAA22は、主に、回線終端、発呼および着呼、ファクシミリの送受信における伝送信号の受け渡しなどを行う。そして、この半導体DAA22は、ライン端子L1、L2間に発生する電圧すなわち電話回線網100から供給される回線電圧を検出する機能を有している。なお、半導体DAA22の詳細な構成については後述する。
トランジスタ回路23は、半導体DAA22および整流器24と接続される。このトランジスタ回路23では、コレクタ端子が整流器24に、ベース端子が半導体DAA22にそれぞれ接続され、エミッタ端子が接地されている。
整流器24は、ライン端子L1、L2、トランジスタ回路23および接地線に接続される。この整流器24は、ライン端子L1、L2が電話回線網100に接続されることによって両端子間に回線電圧がかかり、且つ、トランジスタ回路23のコレクタ−エミッタ間が導通することによって閉ループが形成された際にライン端子L1、L2間に流れる直流ループ電流の極性を一方向に整流する。
リレー25は、ライン端子L1と電話端子T1とを接続する接続線およびライン端子L2と電話端子T2とを接続する接続線にそれぞれ設けられる。このリレー25は、ライン端子L1、L2を介して電話回線網100に接続する端末を、図1に示す画像形成装置10あるいは電話端子T1、T2に取り付けられた外付け電話(図示せず)に切り替える際に使用される。
給電回路26は、リレー25によってライン端子L1、L2と電話端子T1、T2とが切断された際に、電話端子T1を介して外付け電話に給電を行う電源として機能する。なお、リレー25によってライン端子L1、L2と電話端子T1、T2とが切断された際、電話端子T2側は、接地された接地線に接続されるようになっている。
また、絶縁トランス27は、モデム21と半導体DAA22との間に取り付けられており、上述した一次側と二次側とを直流分離している。
次に、半導体DAA22の構成について詳細に説明する。
接続手段の一例としての半導体DAA22は、絶縁インタフェース(I/F)31、回線電圧検出部32、リング信号検出部33、オフフック/ダイヤルパルス制御部34、インピーダンス調整部35およびFAX送受信制御部36を備える。なお、絶縁インタフェース(I/F)31、回線電圧検出部32、リング信号検出部33、オフフック/ダイヤルパルス制御部34、インピーダンス調整部35およびFAX送受信制御部36は、内部バスを介して互いに接続されている。
絶縁I/F31は、絶縁トランス27を介してモデム21に接続されている。この絶縁I/F31は、モデム21との通信を行う際のインタフェースとして機能している。
回線電圧検出部32は、抵抗を介してライン端子L1、L2に接続されている。この回線電圧検出部32は、ライン端子L1、L2間に発生する電圧すなわちライン端子L1、L2が接続される電話回線網100から供給される回線電圧の有無およびその回線電圧値を検出する機能を有している。なお、回線電圧検出部32は、回線が閉結されるオフフック状態および開放されるオンフック状態のいずれにおいても、回線電圧の有無および回線電圧値の検出が行えるようになっている。なお、回線電圧検出部32による回線電圧の有無および回線電圧値の検出結果は、モデム21に設けられたレジスタ(図示せず)に格納される。そして、本実施の形態では、制御部11のCPU11aがモデム21に設けられたレジスタを参照することで、回線電圧の有無や回線電圧値を検出している。
リング信号検出部33は、抵抗を介してライン端子L1、L2に接続されている。このリング信号検出部33は、着呼する際、ライン端子L1、L2を介して電話回線網100からリング信号が入力された場合に、リング信号と同じサイクルでリング検出信号を出力する。
オフフック/ダイヤルパルス制御部34は、トランジスタ回路23に接続されている。このオフフック/ダイヤルパルス制御部34は、トランジスタ回路23を介して回線のオフクックおよびオンフックを切り替える。また、オフフック/ダイヤルパルス制御部34は、発呼する際、電話回線網100に向けて相手先の電話番号に対応するダイヤルパルスを出力する。
インピーダンス調整部35は、トランジスタ回路23に接続されている。このインピーダンス調整部35は、トランジスタ回路23に流すベース電流の大きさを適宜設定することで、ライン端子L1、L2間のインピーダンスすなわち回線の終端インピーダンスを調整する。
制御手段の一例としてのFAX送受信制御部36は、トランジスタ回路23に接続されている。このFAX送受信制御部36は、FAX送信を行う際、絶縁I/F31を介してモデム21から受け取った伝送信号を、電話回線網100に向けて出力する。また、FAX送受信制御部36は、FAX受信を行う際、電話回線網100を介して受け取った伝送信号を、絶縁I/F31を介してモデム21に出力する。
図3は、画像形成装置10によるファクシミリの送信動作における処理の流れを示すフローチャートである。なお、この処理に関するプログラムは制御部11のROM11bに格納されており、CPU11aがROM11bから読み出したプログラムを解釈して実行する。
この処理は、例えばユーザインタフェース部14等を介して、ファクシミリの送信要求が受け付けられることにより開始される(ステップ101)。すると、CPU11aは、FAX通信部15に設けられたモデム21を介して半導体DAA22に発呼を実行する指示を出す。すると、半導体DAA22では、オフフック/ダイヤルパルス制御部34がトランジスタ回路23のベース端子に所定の電流を流し、トランジスタ回路23をオンさせる。そして、トランジスタ回路23がオンとなることにより、トランジスタ回路23のコレクタ端子、エミッタ端子間が導通し、ライン端子L1、L2間に電流が流れる。このようにトランジスタ回路23に電流が流れることにより回線がオフフックとなり(ステップ102)、電話回線網100側はダイヤル待ちの状態になる。また、これと並行して、制御部11のCPU11aは、画像読み取り部12による読み取りによって得られた画像信号に所定の通信信号を付加し、モデム21に出力する。そして、モデム21は、受け取った画像信号および通信信号に変調を行って伝送信号を作成し、半導体DAA22に設けられたFAX送受信制御部36に向けて出力する。
続いて、制御部11のCPU11aは、モデム21に設けられたレジスタのうち、回線電圧値に関する検出機能を参照し、オフフック状態における回線電圧値VLを取得する(ステップ103)。次いで、CPU11aは、取得した回線電圧値VLが、オフフック基準電圧値V0より下がっているか否かを判断する(ステップ104)。ここで、本実施の形態では、上述したように電話回線網100から供給される回線電圧値がDC48Vとなっている。この場合において、第1並列電話端末51、第2並列電話端末52、あるいはFAX通信部15がオフフックした場合、FAX通信部15で検出される回線電圧値は低下し、DC14V程度となる。また、第1並列電話端末51または第2並列電話端末52がオフフックした状態で、FAX通信部15がオフフックした場合、FAX通信部15で検出される回線電圧値はさらに低下し、DC10〜12V程度となる。このため、本実施の形態では、オフフック基準電圧値V0をDC10〜12V程度に設定している。
ステップ104において回線電圧値VLがオフフック基準電圧値V0を下回っていないと判断した場合、CPU11aは、分岐コネクタ40に接続される第1並列電話端末51および第2並列電話端末52がともにオンフック状態にあると判断し、モデム21を介して半導体DAA22にダイヤルを実行する指示を出す。すると、半導体DAA22に設けられたオフフック/ダイヤルパルス制御部34が、相手先電話番号に応じたパルス信号を出力するダイヤル処理を実行する(ステップ105)。なお、オフフック/ダイヤルパルス制御部34から出力されたパルス信号は、ライン端子L1、L2より分岐コネクタ40および電話回線網100を介して図示しない交換機に送信される。また、オフフック/ダイヤルパルス制御部34がダイヤル処理を行っている間、CPU11aは、モデム21に設けられたレジスタより、回線電圧値VLの取得を続行する(ステップ105)。そして、CPU11aは、ダイヤル処理が行われている間に取得した回線電圧値VLが、オフフック基準電圧値V0より下がっているか否かを判断する(ステップ106)。ステップ106において回線電圧値VLがオフフック基準電圧値V0を下回っていないと判断した場合、CPU11aは、ダイヤル中に第1並列電話端末51および第2並列電話端末52がともにオフフックされなかったものと判断し、次に、オフフック/ダイヤルパルス制御部34のダイヤル処理が完了したか否か、すなわち、電話回線網100を介して相手先のファクシミリ(図示せず)が接続されたか否かを判断する(ステップ107)。なお、ステップ107においてダイヤル処理が完了していないと判断した場合すなわち相手先のファクシミリが使用中により接続できないような場合、CPU11aは、ステップ105に戻って再度ダイヤル処理を実行する。
一方、ステップ107において、ダイヤル処理が完了したと判断した場合すなわち相手先のファクシミリが接続されたと判断した場合、FAX送受信制御部36が、モデム21から受け取った伝送信号を、電話回線網100を介して相手のファクシミリに送信する処理を実行する(ステップ108)。そして、FAX送受信制御部36が伝送信号の送信を終了すると、送信が終了したことを示す信号をオフフック/ダイヤルパルス制御部34へと送る。これを受けて、オフフック/ダイヤルパルス制御部34は、トランジスタ回路23のベース端子に電流を流すのを停止し、トランジスタ回路23をオフさせる。トランジスタ回路23がオフとなることにより、コレクタ端子、エミッタ端子間の導通がなくなり、ライン端子L1、L2間に電流が流れなくなる。このようにトランジスタ回路23に電流が流れなくなることにより回線はオンフック状態となり、送信処理を終了する。そして、この送信処理が完了すると、CPU11aは、このファクシミリ送信に関する送信結果としての通信記録を作成し(ステップ109)、一連の処理を完了する。
一方、上記ステップ104およびステップ106において回線電圧値VLがオフフック基準電圧値V0を下回っていると判断した場合、CPU11aは、分岐コネクタ40に接続される第1並列電話端末51または第2並列電話端末52の少なくとも一方がオフフック状態にあると判断し、モデム21を介して半導体DAA22にダイヤルを実行する指示を出すのを中止し(ステップ110)、回線をオンフックする(ステップ111)。そして、CPU11aは、ユーザインタフェース部14に通信を中止したことを示すメッセージを表示させ(ステップ112)、このファクシミリ送信に関する通信記録を作成し(ステップ113)、一定時間ダイヤル処理の実行を禁止させる(ステップ114)。次に、CPU11aは、ステップ103およびステップ105における回線電圧値VLの連続取得回数が規定値(例えば5回)以上となっているか否かを判断する(ステップ115)。ステップ115において連続取得回数が規定値以上となっていると判断した場合、CPU11aは、電話回線網100に異常が生じているものと判断し、回線異常発生時用の処理を実行して(ステップ116)、一連の処理を完了する。一方、ステップ115において連続取得回数が規定値未満であると判断した場合、CPU11aは、ステップ102に戻って処理を続行する。なお、上記ステップ109およびステップ113で作成された通信記録には、文書番号、相手(相手先電話番号)、送信の開始時刻、送信の所要時間、送信したページ枚数、そして送信結果等が含まれており、これらは記憶手段として機能するRAM11c等のメモリに格納される。
図4(a)は、上記ステップ109およびステップ113で作成、格納された通信記録を、ユーザインタフェース部14に表示した例を示している。なお、通信記録の呼び出しは、ユーザインタフェース部14にて受け付けられる。通信記録の表示画面には、上述した文書番号、相手、開始時刻、所要時間、ページ枚数、そして送信結果が含まれる。この例では、文書番号02において並列電話検出による送信中止が生じている。このような通信記録を残しておくことにより、送信を中止した理由が並列電話の検出によるものであることがわかるようになる。一方、図4(b)は、上記ステップ112においてユーザインタフェース部14に表示されるメッセージの一例を示している。この例では、並列電話を検出したこと、および回線からの並列電話の取り外しを促すメッセージが表示されるようになっている。
次に、ファクシミリの受信動作について説明する。
例えば図示しない相手先のファクシミリから電話回線網100および分岐コネクタ40を介してリング信号が送られてくると、FAX通信部15の半導体DAA22に設けられたリング信号検出部33がこのリング信号を検出し、リング信号を検出したことを示すリング検出信号をオフフック/ダイヤルパルス制御部34へと送る。すると、オフフック/ダイヤルパルス制御部34は、トランジスタ回路23のベース端子に所定の電流を流し、トランジスタ回路23をオンさせる。そして、トランジスタ回路23がオンとなることにより、トランジスタ回路23のコレクタ端子、エミッタ端子間が導通し、ライン端子L1、L2間に電流が流れる。このようにトランジスタ回路23に電流が流れることにより回線がオフフック状態となり、電話回線網100側は受信待ちの状態になる。
続いて、電話回線網100を介して相手先のファクシミリが接続されると、FAX送受信制御部36が、電話回線網100を介して相手先のファクシミリから送られてくる伝送信号の受信を開始する。そして、FAX送受信制御部36が伝送信号の受信を終了すると、受信が終了したことを示す信号をオフフック/ダイヤルパルス制御部34へと送る。これを受けて、オフフック/ダイヤルパルス制御部34は、トランジスタ回路23のベース端子に電流を流すのを停止し、トランジスタ回路23をオフさせる。トランジスタ回路23がオフとなることにより、コレクタ端子、エミッタ端子間の導通がなくなり、ライン端子L1、L2間に電流が流れなくなる。このようにトランジスタ回路23に電流が流れなくなることにより回線はオンフック状態となり、一連の受信動作が完了する。
なお、受信動作において、FAX送受信制御部36が受け取った伝送信号は、その後モデム21に送られて復調される。そして、制御部11のCPU11aは、復調された画像信号を、バスライン16を介して印刷処理部13へと送らせる。そして、印刷処理部13は、受け取った画像信号に応じた画像を用紙上に形成して出力する。
また、本実施の形態では、ファクシミリ送信の要求がなくても、ユーザの要求に応じてオンフック状態で第1並列電話端末51や第2並列電話端末52の使用状況を確認することが可能である。
図5は、オンフック時における回線電圧取得処理の流れを示すフローチャートである。
この処理は、例えばユーザインタフェース部14等を介して、回線電圧値の確認指示を受け付けることにより開始される(ステップ201)。すると、制御部11のCPU11aは、モデム21に設けられたレジスタのうち、回線電圧値に関する検出機能を参照し、回線電圧値VLを取得する(ステップ202)。そして、CPU11aは、回線電圧取得結果に関する回線電圧測定記録を作成し(ステップ203)、一連の処理を完了する。なお、上記ステップ203で作成された回線電圧測定記録には、通算の番号、測定時刻、そして測定結果が含まれており、これらはRAM11c等のメモリに格納される。
図6は、上記ステップ203で作成、格納された回線電圧測定記録を、ユーザインタフェース部14に表示した例を示している。なお、回線電圧測定記録の呼び出しは、ユーザインタフェース部14にて受け付けられる。回線電圧測定記録の表示画面には、上述した番号、測定時刻および測定結果が含まれる。また、測定結果では、実際の測定電圧(図中における48VDCや14VDC)とともに、その測定電圧から推測される回線の状態(オンフック電圧(48VDC)あるいはオフフック電圧(14VDC))が表示される。
なお、本実施の形態では、1本の回線に対し、画像形成装置10、第1並列電話端末51および第2並列電話端末52を並列接続する例について説明を行ったが、並列電話端末の数はこれに限られるものではない。この並列電話端末の数については1つであってもよいし、3以上であってもよい。また、並列電話端末については、通話機能を有するもののみならず、電話回線を介して信号の送受信を行うものであれば、例えば他のファクシミリ装置やデータ通信装置であってもよい。
また、これまでに記載した実施の形態は、図1の画像形成装置10におけるCPU11a、ROM11b、RAM11cから構成されるコンピュータによって機能を実現させるプログラムによって実施してもよい。その際、プログラムは、例えばROM11bに記憶させてもよいが、このプログラムをCD−ROM等の記録媒体に記録して提供するようにしてもよい。
ファクシミリ機能を備えた画像形成装置の構成を示す機能ブロック図である。 FAX通信部の詳細な構成を説明するためのブロック図である。 ファクシミリ送信における処理の流れを示すフローチャートである。 ユーザインタフェース部に表示される画面の一例を示す図である。 オンフック時における回線電圧取得処理の流れを示すフローチャートである。 ユーザインタフェース部に表示される画面の一例を示す図である。
符号の説明
10…画像形成装置、11…制御部、11a…CPU、11b…ROM、11c…RAM、12…画像読み取り部、13…印刷処理部、14…ユーザインタフェース部、15…FAX通信部、16…バスライン、21…モデム、22…半導体DAA、23…トランジスタ回路、24…整流器、25…リレー、26…給電回路、27…絶縁トランス、31…絶縁I/F、32…回線電圧検出部、33…リング信号検出部、34…オフフック/ダイヤルパルス制御部、35…インピーダンス調整部、36…FAX送受信制御部、40…分岐コネクタ、51…第1並列電話端末、52…第2並列電話端末、100…電話回線網

Claims (2)

  1. 電話回線の閉結および開放を行う接続手段と、
    前記接続手段にて閉結された前記電話回線に画像信号を送信する送信手段と、
    前記接続手段にて閉結された前記電話回線に他の通信端末装置が閉結されているか否かを検出する検出手段と、
    前記検出手段にて前記電話回線に対する前記他の通信端末装置の閉結が検出された場合に前記送信手段による送信動作を中止させる制御手段とを備え、
    前記検出手段は、前記送信手段が発呼動作を行っている間に前記電話回線に前記他の通信端末装置が閉結されているか否かをさらに検出し、
    前記制御手段は、前記送信手段が前記発呼動作を行っている間に前記電話回線に前記他の通信端末装置が閉結されたことを前記検出手段が検出した場合に当該発呼動作を中止させることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. コンピュータに、
    電話回線の閉結および開放を行う接続機能と、
    前記接続機能にて閉結された前記電話回線に画像信号を送信する送信機能と、
    前記接続機能にて閉結された前記電話回線に他の通信端末装置が閉結されているか否かを検出する検出機能と、
    前記検出機能にて前記電話回線に対する前記他の通信端末装置の閉結が検出された場合に前記送信機能による送信動作を中止させる制御機能とを備え、
    前記検出機能は、前記送信機能にて発呼動作を行っている間に前記電話回線に前記他の通信端末装置が閉結されているか否かをさらに検出し、
    前記制御機能は、前記送信機能にて前記発呼動作を行っている間に前記電話回線に前記他の通信端末装置が閉結されたことを前記検出機能が検出した場合に当該発呼動作を中止させることを特徴とするプログラム。
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