以下、本発明に係る表示装置をカーナビに適用した例を図面を参照しつつ説明する。
実施の形態1.
本発明の表示装置を適用したカーナビは、例えば、車両のダッシュボード内あるいはダッシュボード上の運転者から見やすい位置に設置する。カーナビは、自車位置の取得やユーザによる目的地の入力により経路検索、経路案内、経路や地図の表示を行うとともに、本発明の表示装置を備えることにより、ディスプレイに経路全体を表示する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示装置100aを含むカーナビ1aの構成を示す図である。
カーナビ1aは、表示の設定を記憶する設定記憶部2と、設定した経路を記憶する経路記憶部3と、自車位置を検出する位置検出部4と、地図を記憶する地図記憶部5と、ディスプレイの表示領域を記憶する表示領域記憶部6と、詳細地図についての表示の設定を記憶する詳細記憶部7と、ユーザからの入力を受け付ける入力部8と、表示装置100aとを備えている。これらの構成により、同時に同一画面上に縮尺の異なる地図を表示する場合、経路全体を途切れなく1画面内に表示することができる。ここで、詳細地図とは、例えば10分の1、20分の1等の縮尺率の大きい地図のことを言う。具体的には、例えば、詳細地図は表示部101の画面上の20ピクセルの所定距離を10mと定義した地図のことである。なお、詳細地図は、5分の1、30分の1、100分の1等でもよく、10分の1の縮尺に限らない。また、詳細地図は表示部101の画面上の20ピクセルの所定距離を20m、50m等と定義した地図や、表示部101の画面上の10ピクセル、50ピクセル、100ピクセル等の所定距離を10mと定義した地図でもよく、表示部101の画面上の20ピクセルの所定距離を10mと定義した地図に限らない。なお、詳細地図は、第一の地図の一例である。
入力部8は、表示する地図の向きをユーザが入力するインターフェースである。例えば、ユーザが地図の南向きをディスプレイの上にくるようにしたければ、そのように設定する。なお、ヘディングアップやその他の設定を行ってもよい。
また、入力部8により、表示部101に一度に表示する地図の個数をユーザが入力することができる。実施の形態1では、入力がない場合はデフォルトで表示する地図は1つとすることにする。実施の形態1では、表示する地図を2つとユーザが入力した場合を説明する。ここで、以下では表示する地図の縮尺率の大きい方の地図を詳細地図、縮尺率の小さい方の地図を広域地図という。ここで、広域地図とは、例えば1万分の1、10万分の1等の縮尺率の小さい地図のことを言う。具体的には、例えば、広域地図は表示部101の画面上の20ピクセルの所定距離を1kmと定義した地図のことである。なお、広域地図は、2万分の1、10万分の1、100万分の1等でもよく、1万分の1の縮尺に限らない。また、広域地図は表示部101の画面上の20ピクセルの所定距離を2km、5km、10km等と定義した地図や、表示部101の画面上の10ピクセル、50ピクセル、100ピクセル等の所定距離を1kmと定義した地図でもよく、表示部101の画面上の20ピクセルの所定距離を1kmと定義した地図に限らない。
設定記憶部2は、表示の設定を記憶しており、入力部8でユーザが表示する地図の向きを設定しなかった場合に表示する地図の向きを記憶する。例えば、入力部8でユーザが表示する地図の向きを設定しなかった場合に表示する地図の向きはヘディングアップとするように記憶する。なお、北向き、南西向き等のへディングアップ以外の方向を記憶していてもよい。
また、入力部8を備えず、設定記憶部2のみ備えていてもよい。この場合、表示する地図の向きは、設定記憶部2に予め記憶している方向に固定する。
経路記憶部3は、ユーザが設定した経路を記憶する。なお、ユーザが設定した経路は、全体の経路の一例である。
位置検出部4は、自車位置を検出する。自車位置とは、例えば地図上の座標情報である。なお、自車位置は、第一の位置の一例である。
地図記憶部5は、縮尺の異なる地図を複数記憶する。また、各縮尺の地図には山、川、町並み等の背景の情報、道路の情報、商標のマーク等の情報も付与されている。背景の情報、道路の情報、商標のマーク等の情報とは、色、形、位置等のディスプレイに表示するための情報や、商標のマークでは店舗の名前、種類、開店や閉店する時間等の情報である。
表示領域記憶部6は、ディスプレイにおいて表示が可能な領域を記憶する。例えば、ピクセルデータを記憶する。
詳細記憶部7は、詳細地図を表示する際の設定を記憶する。詳細は後述する。
表示装置100aは、同時に同一画面上に縮尺の異なる地図を表示し、かつ経路全体を途切れなく1画面内に表示する。表示装置100aは、表示を行う表示部101と、地図の表示の設定を行う設定処理部300と、詳細地図を生成する詳細地図生成部400aと、広域地図を生成する広域地図生成部500aと、生成した詳細地図と広域地図とを合成する地図合成部102aと、合成した地図を表示部101に表示させる制御を行う表示制御部103とを備えている。設定処理部300と詳細地図生成部400aと広域地図生成部500aの詳細については後述する。
表示部101は、表示制御部103の制御に基づき表示をする。例えば、表示制御部103から送られてきた信号通りに表示をする。
地図合成部102aは、詳細地図生成部400aで生成した詳細地図と広域地図生成部500aで生成した広域地図を合成する。例えば、詳細地図と広域地図とにはそれぞれディスプレイのどの位置にどのくらいの広さで地図を表示するかが紐付けられており、それに従って詳細地図と広域地図とを合成する。
表示制御部103は、合成した地図の座標変換行列を求め、表示部101まで転送可能で表示部101が読み込める信号に変換して表示部101に信号を送信する。例えば、表示制御部103は、合成した地図の緯度経度座標系から座標変換行列を求めピクセルデータに変換し、表示部101まで転送可能で表示部101が読み込める信号に変換して表示部101に信号を送信する。表示制御部103は、地図合成部102aで合成した地図を表示部101に表示させる制御を行う。
なお、表示制御部103は、合成した地図の座標変換行列を求め、表示部101まで転送可能で表示部101が読み込める信号に変換して表示部101に信号を送信するとしたが、合成した地図の座標変換行列を求め、表示部101まで転送可能で表示部101が読み込める信号に変換するのは、詳細地図生成部400aと広域地図生成部500aがそれぞれ行ってもよいし、地図合成部102a等が行ってもよい。
図2は、本発明の実施の形態1に係る表示装置100aを含むカーナビ1aのハードウェア構成を示す図である。図2を用いて、本発明の実施の形態1に係る表示装置100aを含むカーナビ1aの構成について説明する。
実施の形態1において、表示装置100aを含むカーナビ1aはコンピュータである。カーナビ1aは、信号経路であるバス11、ユーザが入力する装置である入力インターフェース12、自車位置を検出するセンサ13、GPSデータを受信するGPSレシーバ14、ワークエリアである主記憶装置15、プログラム、地図等を記憶する外部記憶装置16、主記憶装置15にロードした外部記憶装置16のプログラムを読み込み実行するプロセッサ17、各装置の結果を表示するディスプレイ18といったハードウェアを備える。表示装置100aはプロセッサ17の一部とディスプレイ18により実現する。
バス11は、各装置間を電気的に接続し、情報のやり取りを行う信号経路である。
入力インターフェース12は、カーナビ1aへの操作や、経路設定においては出発地、目的地、経由地等の情報をユーザが入力する装置である。また、入力部8は入力インターフェース12によって実現する。入力インターフェース12は、操作ボタン、タッチパネル、マウス、キーボード等といった装置である。
センサ13は、自車の舵角を検出する舵角センサ19、角速度を検出するジャイロセンサ20、速度を検出する速度センサ21等、車両状態の情報を検出する。センサ13は、検出した車両状態の情報から自車位置を算出することも可能である。なお、本実施の形態では舵角センサ19、ジャイロセンサ20、速度センサ21を備えているが、単体でも複数でもよく、センサはこれに限らない。位置検出部4は、センサ13により実現する。
GPSレシーバ14は、GPSデータを受信する受信部として機能する。GPSレシーバ14は、例えば、通信チップまたはNIC(Network Interface Card)である。位置検出部4は、GPSレシーバ14により実現する。
なお、位置検出部4は、センサ13とGPSレシーバ14により実現するとしたが、両方用いても、単体で用いてもどちらでもよい。
主記憶装置15は、外部記憶装置16に記憶したプログラムをロードするワークエリアとして機能する。主記憶装置15は、例えば、RAM(Random Access Memory)である。
外部記憶装置16は、各縮尺の地図情報、座標を持った複数の点列で構成する道路区間単位の道路情報等の情報や、地図を生成するプログラム、経路を生成するプログラム等の機能を実現するプログラムを記憶する。外部記憶装置16は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、又は、HDD(Hard Disk Drive)である。外部記憶装置16は、OS(Operating System)も記憶する。設定記憶部2と、経路記憶部3と、地図記憶部5と、表示領域記憶部6と、詳細記憶部7は外部記憶装置16によって実現する。
なお、設定記憶部2と、経路記憶部3と、地図記憶部5と、表示領域記憶部6と、詳細記憶部7は外部記憶装置16によって実現するとしたが、主記憶装置15やプロセッサ17が記憶し、実現してもよい。
プロセッサ17は、バス11を介して他の装置と接続し、これら他の装置を制御する。プロセッサ17は、主記憶装置15にロードした外部記憶装置16のプログラムを読み込み、実行する。外部記憶装置16に記憶したOSの少なくとも一部を主記憶装置15にロードし、プロセッサ17はOSを実行しながら、プログラムを実行する。プロセッサ17は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。プロセッサ17は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。なお、プロセッサ17は、本実施の形態では一つであるが、複数でもよい。また、複数のプロセッサ17がプログラムを連携して実行してもよい。設定処理部300と、詳細地図生成部400aと、広域地図生成部500aと、地図合成部102aと、表示制御部103は、プロセッサ17が主記憶装置15にロードした外部記憶装置16のプログラムを読み込み、実行することにより実現する。
ディスプレイ18は、各装置の結果を表示する。ディスプレイ18は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)である。表示部101は、ディスプレイ18により実現する。なお、表示部101は、LCDとしたが、有機EL(Organic Electroluminescence Display)でもよい。また、表示部101はディスプレイとしたが、表示するものであればプロジェクター、タッチパネル等何でもよい。
なお、各装置の結果を示す情報、データ、信号値、変数値等を、主記憶装置15、外部記憶装置16、又は、プロセッサ17内のレジスタ又はキャッシュメモリに記憶する。
また、プログラムを、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、DVD(Digital Versatile Disc)といった可搬記録媒体に記憶してもよい。
図3は、本発明の実施の形態1に係る設定処理部300の詳細な構成を示す図である。図3を参照しつつ、設定処理部300について詳細に説明する。
設定処理部300は、経路を設定しているか判断する経路設定判定部301と、表示する地図の方向を設定する方向設定部302と、表示する地図の個数を設定する個数設定部303とを備えている。
経路設定判定部301は、ユーザが経路を設定したかを判断し、本発明による表示処理を継続するか否かを判断する。
方向設定部302は、経路設定判定部301が本発明による表示処理を継続すると判断した場合、表示する地図の方向を設定する。例えば、ユーザが表示する地図の方向を入力部8に入力した場合、その入力した方向を表示する地図の方向に設定する。ユーザが表示する地図の方向を入力部8に入力しない場合、設定記憶部2に記憶した方向を表示する地図の方向に設定する。
なお、入力部8を備えず、設定記憶部2のみ備えていてもよく、この場合、表示する地図の向きは、設定記憶部2に記憶した方向を表示する地図の方向に元から設定する。
個数設定部303は、入力部8にユーザが入力する個数を表示部101に一度に表示する地図の個数として設定する。実施の形態1では、入力がない場合はデフォルトで表示する地図は1つとすることにする。実施の形態1では、表示する地図を2つとユーザが入力した場合を説明する。なお、入力部8と個数設定部303を備えず、自動的に同一画面上に自車位置と目的地が入るように2つの地図を表示するようにしてもよい。なお、目的地は、第二の位置の一例である。
図4は、本発明の実施の形態1に係る詳細地図生成部400aの詳細な構成を示す図である。図4を参照しつつ、詳細記憶部7及び詳細地図生成部400aについて詳細に説明する。
詳細記憶部7は、詳細地図の縮尺の値を記憶する詳細縮尺記憶部22と、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域を記憶する詳細領域記憶部23とを備えている。また、詳細地図生成部400aは、自車位置と表示する地図の方向とを取得する位置取得部401と、詳細地図の縮尺の値を取得する詳細縮尺取得部402と、詳細地図の生成に使用する地図を取得する詳細地図取得部403と、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域を取得する詳細領域取得部404と、ユーザが設定した経路を取得する詳細経路取得部405と、詳細地図に表示する経路を生成する詳細経路生成部406と、詳細地図を表示する情報である表示情報を生成する詳細表示生成部407とを備えている。なお、詳細地図を表示する情報である表示情報は、第一表示情報の一例であり、詳細表示生成部407は、第一表示情報生成部の一例である。
詳細縮尺記憶部22は、詳細地図の縮尺の値を記憶する。なお、実施の形態1では詳細地図の縮尺は記憶した決まった値としたが、ユーザが入力した値、算出した値でもよい。
詳細領域記憶部23は、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域を記憶する。なお、実施の形態1ではディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域は記憶した決まった値としたが、ユーザが入力した値、算出した値等でもよい。なお、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域は、第一の領域の一例である。
位置取得部401は、位置検出部4から自車位置と、設定処理部300から設定処理部300が設定した表示する地図の方向を取得する。
詳細縮尺取得部402は、詳細縮尺記憶部22から詳細地図の縮尺の値を取得する。
詳細地図取得部403は、詳細縮尺取得部402が送信した詳細地図の縮尺の値と同じ縮尺の地図を地図記憶部5から取得する。
詳細領域取得部404は、詳細領域記憶部23からディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域を取得する。また、詳細領域取得部404は、位置取得部401から表示する地図の方向と、詳細縮尺取得部402から詳細地図の縮尺の値とを取得し、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域に紐づける。
詳細経路取得部405は、ユーザが設定した経路を取得する。
詳細経路生成部406は、詳細地図に表示する経路を生成する。詳細経路生成部406は、自車位置と、表示する地図の方向と、詳細地図の縮尺の値と、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域と、ユーザが設定した経路とから、詳細地図の表示範囲内に存在するユーザが設定した経路の情報である表示情報を生成する。なお、詳細地図に表示する経路は、第一の経路の一例である。
詳細表示生成部407は、詳細地図を表示する情報である表示情報を生成する。詳細表示生成部407は、自車位置と、表示する地図の方向と、詳細地図の縮尺の値と同じ縮尺の地図と、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域と、詳細地図に表示する経路の情報である表示情報とを取得し、詳細地図を表示する情報である表示情報を生成する。生成した表示情報には、山、川、町並み等の背景の情報、道路の情報、商標のマーク等の情報も付与した詳細地図に経路や自車位置を重畳する。
図5は、本発明の実施の形態1に係る広域地図生成部500aの詳細な構成を示す図である。図5を参照しつつ、広域地図生成部500aについて詳細に説明する。
広域地図生成部500aは、広域地図の縮尺と詳細地図と広域地図との境界と経路との交点とディスプレイにおいて広域地図を表示する領域とを算出する広域調整部600と、ディスプレイにおいて表示が可能な領域を取得する表示領域取得部501と、広域地図の生成に使用する地図を取得する広域地図取得部502と、ユーザが設定した経路を取得する広域経路取得部503と、広域地図に表示する経路を生成する広域経路生成部504aと、広域地図を表示する情報である表示情報を生成する広域表示生成部505aとを備えている。
広域調整部600は、同時に同一画面上に縮尺の異なる地図を表示する場合、経路全体を途切れなく1画面内に表示することができるように広域地図の縮尺を算出する。また、広域調整部600は、詳細地図と広域地図との境界と経路との交点を算出する。さらに、広域調整部600は、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域を算出する。詳細は後述する。
表示領域取得部501は、ディスプレイにおいて表示が可能な領域を取得する。
広域地図取得部502は、広域調整部600が算出した広域地図の縮尺の値と同じ縮尺の地図を地図記憶部5から取得する。なお、広域地図の縮尺の値と同じ縮尺の地図は、第二の地図の一例である。
広域経路取得部503は、経路記憶部3からユーザが設定した経路を取得し、広域調整部600及び広域経路生成部504aに送信する。
広域経路生成部504aは、広域地図に表示する経路を生成する。広域経路生成部504aは、詳細地図と広域地図との境界と経路との交点と、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域に紐づけた表示する地図の方向と、広域地図の縮尺の値と、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域と、ユーザが設定した経路とから、詳細地図と広域地図との境界と経路との交点から目的地までを広域地図の縮尺の値で広域地図に表示する経路の情報である表示情報を生成する。なお、広域地図に表示する経路は、第二の経路の一例であり、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域は第二の領域の一例である。
広域表示生成部505aは、広域地図を表示する情報である表示情報を生成する。広域表示生成部505aは、詳細地図と広域地図との境界と経路との交点と、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域に紐づけた表示する地図の方向と、広域地図の縮尺の値と同じ縮尺の地図と、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域と、広域地図に表示する経路の情報である表示情報とを取得し、広域地図を表示する情報である表示情報を生成する。生成した表示情報には、山、川、町並み等の背景の情報、道路の情報、商標のマーク等の情報も付与した広域地図に経路を重畳する。なお、広域地図を表示する情報である表示情報は、第二表示情報の一例であり、広域表示生成部505aは、第二表示情報生成部の一例である。
図6は、本発明の実施の形態1に係る広域調整部600の詳細な構成を示す図である。図6を参照しつつ、広域調整部600について詳細に説明する。
広域調整部600は、詳細地図と広域地図との境界と経路との交点を算出する交点算出部601と、経路が接する領域を算出する接線領域算出部602と、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域を算出する広域領域算出部603と、経路全体がディスプレイに収まる配置か否かを判定する配置判定部604と、広域地図の縮尺の値を算出する広域縮尺算出部605とを備えている。
交点算出部601は、詳細地図と広域地図との境界と経路との交点を算出する。交点算出部601は、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域と、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域に紐づけた表示する地図の方向と、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域に紐づけた詳細地図の縮尺の値と、ユーザが設定した経路とを取得し、ディスプレイにおいて紐づけた方向と詳細地図の縮尺とで詳細地図を表示する領域の境界とユーザが設定した経路との交点となる座標を算出する。なお、詳細経路生成部406から詳細地図の表示範囲内に存在するユーザが設定した経路の情報である表示情報を取得し、詳細地図の表示範囲内に存在するユーザが設定した経路の情報である表示情報と、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域とから詳細地図を表示する領域の境界とユーザが設定した経路との交点となる座標を算出してもよい。また、詳細表示生成部407から詳細地図を表示する情報である表示情報を取得し、詳細地図を表示する情報である表示情報と、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域とから詳細地図を表示する領域の境界とユーザが設定した経路との交点となる座標を算出してもよい。
図7は、実施の形態1に係るディスプレイの表示例である。例えば、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域24が図7のような矩形であり、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域25をその周りの一部に配置する。ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域24とディスプレイにおいて広域地図を表示する領域25との境界26がある。自車位置27から目的地28までの経路29と境界26とが交わった場所が交点30となる。なお、図7は、縮尺率が一目でわかるように詳細地図のスケーラ31と広域地図のスケーラ32とを表示したが、表示しなくてもよい。また、スケーラの代わりにグリッド線を重ねて表示してもよい。この場合も縮尺率が一目でわかる。
接線領域算出部602は、経路が接する領域を算出する。接線領域算出部602は、ユーザが設定した経路、詳細地図と広域地図との境界と経路との交点を取得し、交点から目的地までの経路に接する接線領域を算出する。例えば、接線領域とは、交点から目的地までの経路に接する最小の矩形である。なお、接線領域は、矩形でなくても他の多角形、円等でもよい。
図8は、実施の形態1に係る接線領域を説明する概念図である。例えば、接線領域を矩形とする。詳細地図と広域地図との境界と経路との交点30から目的地28までの経路に接する最小の矩形とは、例えば領域33となる。
広域領域算出部603は、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域を算出する。広域領域算出部603は、ディスプレイにおいて表示が可能な領域とディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域を取得し、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域を算出する。
配置判定部604は、経路全体がディスプレイに収まる配置か否かを判定する。配置判定部604は、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域に紐づけた表示する地図の方向を合わせて、広域地図の経路を詳細地図と広域地図との境界と経路との交点に接続して配置し、かつディスプレイにおいて広域地図を表示する領域内に接線領域が収まるか否かを判定する。
広域縮尺算出部605は、広域地図の縮尺の値を算出する。広域縮尺算出部605は、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域に紐づけた表示する地図の方向を合わせて、広域地図の経路を詳細地図と広域地図との境界と経路との交点に接続して配置し、かつディスプレイにおいて広域地図を表示する領域内に接線領域がちょうど収まる縮尺を広域地図の縮尺の値として算出する。なお、広域縮尺算出部605は、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域に紐づけた表示する地図の方向を合わせて、広域地図の経路を詳細地図と広域地図との境界と経路との交点に接続して配置し、かつディスプレイにおいて広域地図を表示する領域内に接線領域がちょうど収まる縮尺を広域地図の縮尺の値として算出するとしたが、ユーザが決めた縮尺あるいは予め記憶した縮尺で収まるか否かを判定しは、収まる場合はユーザが決めた縮尺あるいは予め記憶した縮尺を広域地図の縮尺の値とするとしてもよい。
次に、本発明に係る実施の形態1に係る表示装置100aの動作について説明する。
図9は、本発明に係る実施の形態1の表示装置100aの動作の流れを示すフローチャートである。図9を用いて、表示装置100aの動作を以下に説明する。
ステップS100において、設定処理部300は、地図の表示の設定を行う。
ステップS200において、詳細地図生成部400aは、詳細地図の表示情報を生成する。
ステップS300において、広域地図生成部500aは、広域地図の表示情報を生成する。
ステップS400において、地図合成部102aは、生成した詳細地図と広域地図とを合成する。
ステップS500において、表示制御部103は、合成した地図を表示部101に表示させる制御を行う。
ステップS600において、表示部101は、表示制御部103から送られてきた信号通りに表示をする。
Aは、広域地図生成部500aの処理であって、後述する。
図10は、本発明に係る実施の形態1の設定処理部300のステップS100における動作の流れを示すフローチャートである。
ステップS101において、経路設定判定部301は、ユーザが経路を設定したかを判断し、本発明による表示処理を継続するか否かを判断する。経路設定判定部301は、経路記憶部3が設定した経路情報を取得できるか否か判断することで、ユーザが経路を設定したかを判断し、本発明による表示処理を継続するか否かを判断する。ユーザが経路を設定した場合、経路設定判定部301は、経路記憶部3から経路情報を取得することができる。ユーザが経路を設定しない場合、経路設定判定部301は、経路記憶部3から経路情報を取得することができない。
経路設定判定部301は、経路記憶部3から経路情報を取得することができない場合、ユーザが経路を設定していないと判断し、ステップS101:Noとなる。経路設定判定部301は、本発明による表示処理を継続しないと判断し、再びステップS101に戻る。
経路設定判定部301は、経路記憶部3から経路情報を取得することができる場合、ユーザが経路を設定したと判断し、ステップS101:Yesとなる。経路設定判定部301は、本発明による表示処理を継続すると判断し、次のステップへ進む。
ステップS102において、方向設定部302は、表示する地図の方向を取得する。方向設定部302は、入力部8からユーザが入力した表示する地図の方向を取得できるか否か判断する。方向設定部302は、入力部8からユーザが入力した表示する地図の方向を取得することができた場合、ユーザが入力部8に表示する地図の方向を入力したと判断し、ステップS102:Yesとなる。方向設定部302は、ステップS103において、表示する地図の方向をユーザが入力部8に入力した方向に設定する。例えば、方向設定部302は、ユーザが入力部8に北向きと入力した場合、北向きに設定する。
ステップS102において、方向設定部302は、入力部8からユーザが入力した表示する地図の方向を取得することができない場合、ユーザが入力部8に表示する地図の方向を入力していないと判断し、ステップS102:Noとなる。方向設定部302は、ステップS104において、表示する地図の方向を設定記憶部2が記憶している方向に設定する。例えば、設定記憶部2がヘディングアップと記憶しており、ユーザが入力部8に表示する地図の方向を入力しない場合、方向設定部302は、表示する地図の方向を設定記憶部2が記憶しているヘディングアップに設定する。
以降は、表示する地図の方向をヘディングアップに設定したときの場合について説明する。
ステップS105において、個数設定部303は、入力部8から表示部101に一度に表示する地図の個数を取得できるか否か判断する。個数設定部303は、入力部8から表示部101に一度に表示する地図の個数を取得できない場合、ユーザが入力部8に表示部101に一度に表示する地図の個数を入力していないと判断し、ステップS105:Noとなる。個数設定部303は、デフォルトで表示する地図は1つとして、本発明による表示処理を継続しないと判断し、再びステップS101に戻る。
個数設定部303は、入力部8から表示部101に一度に表示する地図の個数を取得できる場合、ユーザが入力部8に表示部101に一度に表示する地図の個数を入力したと判断し、ステップS105:Yesとなる。個数設定部303は、表示部101に一度に表示する地図の個数をユーザが入力部8に入力した個数に設定する。
ステップS106において、個数設定部303は、表示部101に一度に表示する地図の個数が複数か否か判断する。個数設定部303は、ユーザが入力部8に入力した個数が単数であった場合、ステップS106:Noとなり、本発明による表示処理を継続しないと判断し、再びステップS101に戻る。
個数設定部303は、ユーザが入力部8に入力した個数が複数であった場合、ステップS106:Yesとなり、本発明による表示処理を継続すると判断し、次のステップへ進む。
例えば、ユーザが入力部8に表示部101に一度に表示する地図の個数を1と入力すると、ユーザが入力部8に入力した個数が単数であるため、ステップS106:Noとなり、本発明による表示処理を継続しないと判断し、再びステップS101に戻る。ユーザが入力部8に表示部101に一度に表示する地図の個数を2と入力すると、ユーザが入力部8に入力した個数が複数であるため、ステップS106:Yesとなり、本発明による表示処理を継続すると判断し、次のステップへ進む。実施の形態1では、表示する地図を2つとユーザが入力した場合を説明する。
図11は、本発明に係る実施の形態1の詳細地図生成部400aのステップS200における動作の流れを示すフローチャートである。
ステップS201において、位置取得部401は、自車位置と表示する地図の方向を取得する。位置取得部401は、位置検出部4から自車位置と、設定処理部300から表示する地図の方向であるヘディングアップを取得する。位置取得部401は、表示する地図の方向であるヘディングアップを詳細領域取得部404と詳細経路生成部406と詳細表示生成部407とに送信する。また、位置取得部401は、自車位置を詳細経路生成部406と詳細表示生成部407とに送信する。
ステップS202において、詳細縮尺取得部402は、詳細地図の縮尺の値を取得する。詳細縮尺取得部402は、詳細縮尺記憶部22から例えば詳細地図の縮尺の値1/100mを取得し、取得した詳細地図の縮尺の値1/100mを詳細地図取得部403と詳細領域取得部404と詳細経路生成部406に送信する。
ステップS203において、詳細地図取得部403は、取得した縮尺の詳細地図を取得する。詳細地図取得部403は、詳細縮尺取得部402が送信した詳細地図の縮尺の値1/100mと同じ縮尺の地図を地図記憶部5から取得する。詳細地図取得部403は、地図記憶部5から取得した詳細地図の生成に使用する1/100mの縮尺の地図を詳細表示生成部407に送信する。
ステップS204において、詳細領域取得部404は、詳細地図の表示領域の情報を取得する。詳細領域取得部404は、位置取得部401から表示する地図の方向であるヘディングアップと、詳細縮尺取得部402から詳細地図の縮尺の値1/100mとを取得し、詳細領域記憶部23から例えばディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域500ピクセル×500ピクセルを取得する。詳細領域取得部404は、表示する地図の方向であるヘディングアップと詳細地図の縮尺の値1/100mとをディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域500ピクセル×500ピクセルに紐づける。詳細領域取得部404は、表示する地図の方向であるヘディングアップと詳細地図の縮尺の値1/100mとを紐づけたディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域500ピクセル×500ピクセルを、詳細経路生成部406と詳細表示生成部407と広域地図生成部500aとに送信する。
ステップS205において、詳細経路取得部405は、経路の情報を取得する。詳細経路取得部405は、経路記憶部3からユーザが設定した経路を取得し、詳細経路生成部406に送信する。
ステップS206において、詳細経路生成部406は、詳細地図の経路を算出する。詳細経路生成部406は、位置取得部401から自車位置と表示する地図の方向であるヘディングアップとを取得し、詳細縮尺取得部402から詳細地図の縮尺の値1/100mを取得し、詳細領域取得部404からディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域500ピクセル×500ピクセルを取得し、詳細経路取得部405からユーザが設定した経路を取得する。詳細経路生成部406は、自車位置をディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域500ピクセル×500ピクセルの中心に配置した状態を算出する。詳細経路生成部406は、算出した状態において詳細地図の縮尺の値1/100mを当てはめることにより、自車位置の座標から詳細地図の表示範囲を算出する。詳細経路生成部406は、表示する地図の方向であるヘディングアップを合わせつつ、算出した詳細地図の表示範囲内に存在するユーザが設定した経路の情報である表示情報を生成する。詳細経路生成部406は、生成した詳細地図に表示する経路の情報である表示情報を詳細表示生成部407に送信する。
なお、実施の形態1では、詳細経路生成部406は、自車位置をディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域500ピクセル×500ピクセルの中心に配置した状態を算出したが、自車位置はディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域500ピクセル×500ピクセルの左下、ユーザが指定した位置、数式によって算出した見やすい位置等でもよく、中心に限らない。また、実施の形態1では、詳細経路生成部406は、自車位置をディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域500ピクセル×500ピクセルの中心に配置した状態を算出するように予め決めていたが、ユーザが指定してもよい。
ステップS207において、詳細表示生成部407は、詳細地図の表示情報を生成する。詳細表示生成部407は、位置取得部401から自車位置と表示する地図の方向であるヘディングアップを取得し、詳細地図取得部403から詳細地図の縮尺の値1/100mの地図を取得し、詳細領域取得部404からディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域500ピクセル×500ピクセルを取得し、詳細経路生成部406から詳細地図に表示する経路の情報である表示情報を取得する。詳細表示生成部407は、自車位置をディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域500ピクセル×500ピクセルの中心に配置する。詳細表示生成部407は、表示する地図の方向であるヘディングアップを合わせつつ、自車位置を中心に配置した状態において取得した詳細地図を座標が一致するように配置する。詳細表示生成部407は、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域500ピクセル×500ピクセルに収まる詳細地図に、詳細地図に表示する経路の情報である表示情報を重畳し、詳細地図を表示する情報である表示情報を生成する。詳細表示生成部407は、表示情報を地図合成部102aに送信する。
図12は、本発明に係る実施の形態1の広域地図生成部500aのステップS300における動作の流れを示すフローチャートである。
ステップS301において、交点算出部601は、詳細地図と広域地図との境界と経路との交点を算出する。交点算出部601は、詳細領域取得部404からディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域500ピクセル×500ピクセルと、紐づけた表示する地図の方向であるヘディングアップと、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域に紐づけた詳細地図の縮尺の値1/100mとを取得し、広域経路取得部503から広域経路取得部503が経路記憶部3から取得したユーザが設定した経路を取得する。交点算出部601は、ヘディングアップと詳細地図の縮尺の値1/100mとにおいて、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域の境界とユーザが設定した経路との交点となる座標を算出する。交点算出部601は、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域の境界とユーザが設定した経路との交点を接線領域602と、配置判定部604と、広域経路生成部504aと、広域表示生成部505aとに送信する。
ステップS302において、接線領域算出部602は、経路の残りの全体が収まる接線領域を算出する。接線領域算出部602は、広域経路取得部503からユーザが設定した経路を取得し、交点算出部601から詳細地図と広域地図との境界と経路との交点を取得する。接線領域算出部602は、詳細地図と広域地図との境界と経路との交点から目的地までの経路を算出し、その算出した交点から目的地までの経路に接する例えば最小の矩形の接線領域を算出する。接線領域算出部602は、接線領域の情報を配置判定部604に送信する。
ステップS303において、表示領域取得部501は、ディスプレイにおいて表示が可能な領域を取得する。表示領域取得部501は、表示領域記憶部6から例えばディスプレイにおいて表示が可能な領域1024ピクセル×1024ピクセルを取得し、取得したディスプレイにおいて表示が可能な領域1024ピクセル×1024ピクセルを広域領域算出部603に送信する。
ステップS304において、広域領域算出部603は、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域を算出する。広域領域算出部603は、表示領域取得部501からディスプレイにおいて表示が可能な領域1024ピクセル×1024ピクセルを取得し、詳細領域取得部404からディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域500ピクセル×500ピクセルを取得する。広域領域算出部603は、ディスプレイにおいて表示が可能な領域1024ピクセル×1024ピクセルと、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域500ピクセル×500ピクセルとを比較することによって、ディスプレイにおいて広域地図を表示する1024ピクセル×1024ピクセルから500ピクセル×500ピクセルを取り除いた領域を算出する。広域領域算出部603は、ディスプレイにおいて広域地図を表示する1024ピクセル×1024ピクセルから500ピクセル×500ピクセルを取り除いた領域を広域経路生成部504aと、広域表示生成部505aと、配置判定部604とに送信する。
ステップS305において、配置判定部604は、詳細地図の経路の交点と広域地図の経路の交点を合わせた状態で、接線領域が広域地図を表示する領域に収まるか否かを判定する。配置判定部604は、交点算出部601から詳細地図と広域地図との境界と経路との交点とディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域に紐づけた表示する地図の方向であるヘディングアップとを取得し、接線領域算出部602から最小の矩形の接線領域の情報を取得し、広域領域算出部603からディスプレイにおいて広域地図を表示する1024ピクセル×1024ピクセルから500ピクセル×500ピクセルを取り除いた領域を取得する。配置判定部604は、ヘディングアップにおいて詳細地図と広域地図との境界と経路との交点に接続して広域地図の経路を配置し、かつディスプレイにおいて広域地図を表示する1024ピクセル×1024ピクセルから500ピクセル×500ピクセルを取り除いた領域内に最小の矩形の接線領域が拡大と縮小とにより収まるか否かを判定する。配置判定部604は、領域内に最小の矩形の接線領域が収まらない場合、ステップS305:Noとなり、本発明を実施不可能と判断し、表示を中止して再びステップS100に戻る。
配置判定部604は、領域内に最小の矩形の接線領域が収まる場合、ステップS305:Yesとなり、本発明を実施可能と判断し、次のステップへ進む。配置判定部604は、広域縮尺算出部605に詳細地図と広域地図との境界と経路との交点とディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域に紐づけた表示する地図の方向であるヘディングアップと、最小の矩形の接線領域の情報と、ディスプレイにおいて広域地図を表示する1024ピクセル×1024ピクセルから500ピクセル×500ピクセルを取り除いた領域とを送信する。
ステップS306において、広域縮尺算出部605は、広域地図の縮尺の値を算出する。広域縮尺算出部605は、配置判定部604から詳細地図と広域地図との境界と経路との交点とディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域に紐づけた表示する地図の方向であるヘディングアップと、最小の矩形の接線領域の情報と、ディスプレイにおいて広域地図を表示する1024ピクセル×1024ピクセルから500ピクセル×500ピクセルを取り除いた領域とを取得する。広域縮尺算出部605は、ヘディングアップにおいて詳細地図と広域地図との境界と経路との交点に接続して広域地図の経路を配置し、かつディスプレイにおいて広域地図を表示する1024ピクセル×1024ピクセルから500ピクセル×500ピクセルを取り除いた領域内に最小の矩形の接線領域がちょうど収まる縮尺を広域地図の縮尺の値として算出する。実施の形態1では、広域地図の縮尺の値を1/10kmと算出したとする。広域縮尺算出部605は、広域地図取得部502と広域経路生成部504aとに広域地図の縮尺の値1/10kmを送信する。
ステップS307において、広域地図取得部502は、算出した縮尺の広域地図を取得する。広域地図取得部502は、広域縮尺算出部605が算出した広域地図の縮尺の値1/10kmの地図を地図記憶部5から取得する。広域地図取得部502は、地図記憶部5から取得した広域地図の生成に使用する1/10kmの縮尺の地図を広域表示生成部505aに送信する。
ステップS308において、広域経路生成部504aは、ユーザが設定した経路を取得する。広域経路生成部504aは、広域調整部600から詳細地図と広域地図との境界と経路との交点とディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域に紐づけた表示する地図の方向であるヘディングアップと、広域地図の縮尺の値1/10kmとディスプレイにおいて広域地図を表示する1024ピクセル×1024ピクセルから500ピクセル×500ピクセルを取り除いた領域とを取得し、広域経路取得部503からユーザが設定した経路を取得する。
ステップS309において、広域経路生成部504aは、広域地図に表示する経路を算出する。広域経路生成部504aは、ヘディングアップにおいて、ディスプレイにおいて広域地図を表示する1024ピクセル×1024ピクセルから500ピクセル×500ピクセルを取り除いた領域に、詳細地図と広域地図との境界と経路との交点に接続して詳細地図と広域地図との境界と経路との交点から目的地までを広域地図の縮尺の値1/10kmで、広域地図に表示するユーザが設定した経路の情報である表示情報を生成する。広域経路生成部504aは、生成した広域地図に表示する経路の情報である表示情報を広域表示生成部505aに送信する。
ステップS310において、広域表示生成部505aは、広域地図を表示する情報である表示情報を生成する。広域表示生成部505aは、広域調整部600から詳細地図と広域地図との境界と経路との交点と、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域に紐づけた表示する地図の方向であるヘディングアップと、ディスプレイにおいて広域地図を表示する1024ピクセル×1024ピクセルから500ピクセル×500ピクセルを取り除いた領域とを取得し、広域地図取得部502から広域地図の縮尺の値1/10kmの地図を取得し、広域経路生成部504aから広域地図に表示する経路の情報である表示情報とを取得する。広域表示生成部505aは、ヘディングアップにおいて、ディスプレイにおいて広域地図を表示する1024ピクセル×1024ピクセルから500ピクセル×500ピクセルを取り除いた領域に、詳細地図と広域地図との境界と経路との交点に接続して縮尺の値1/10kmの広域地図及び広域地図に表示する経路の情報である表示情報を配置して、広域地図を表示する情報である表示情報を生成する。広域表示生成部505aは、表示情報を地図合成部102aに送信する。
以上述べたように、本実施の形態にて示した表示装置100aは、広域地図生成部500aが、詳細地図と広域地図との境界と経路との交点に接続して広域地図の経路を配置し、かつディスプレイにおいて広域地図を表示する領域内に接線領域が収まる広域地図の縮尺を算出し、その算出した縮尺に基づき広域地図を生成するため、同時に同一画面上に縮尺の異なる地図を表示する場合、経路全体を途切れなく1画面内に表示することができる。よって、同時に同一画面上に縮尺の異なる地図を表示する場合でも、一目で経路全体が確認できる。
なお、上記した本実施の形態にて示した表示装置100aでは、広域地図生成部500aが、詳細地図と広域地図との境界と経路との交点に接続して広域地図の経路を配置し、かつディスプレイにおいて広域地図を表示する領域内に接線領域が収まる広域地図の縮尺を算出し、その算出した縮尺に基づき広域地図を生成したが、先に広域地図を生成し、詳細地図生成部400aが、詳細地図と広域地図との境界と経路との交点に接続して詳細地図の経路を配置し、かつディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域内に接線領域が収まる詳細地図の縮尺を算出し、その算出した縮尺に基づき詳細地図を生成してもよい。このように構成された表示装置であっても、上記した実施の形態1の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態にて示した表示装置100aでは、自車位置を取得したが、出発地、ユーザが指定した位置等でもよい。また、経路の終端を目的地としたが、ユーザが指定した位置、中継地、検索した一番近い検索結果等でもよく、また急カーブや道幅が狭くなる地点、事故多発時点、工事中の地点等の通行する上で注意が必要となる地点等でもよい。このように構成された表示装置であっても、一定区間の経路全体を表示することができ、上記した実施の形態1の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態にて示した表示装置100aでは、詳細地図から広域地図の縮尺を算出したが、広域地図から詳細地図の縮尺を算出してもよい。このように構成された表示装置であっても、上記した実施の形態1の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態にて示した表示装置100aでは、自車位置を含む地図を詳細地図、目的地を含む地図を広域地図としたが、自車位置を含む地図を広域地図、目的地を含む地図を詳細地図としてもよい。このように構成された表示装置であっても、上記した実施の形態1の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態にて示した表示装置100aでは、ディスプレイにおいて、詳細地図を広域地図の下中央に配置したが、詳細地図を広域地図の中央、右下等に配置してもよい。詳細地図の配置は、自車位置と目的地と表示する地図の方向との関係から決定する。このように構成された表示装置であっても、上記した実施の形態1の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態にて示した表示装置100aでは、接線領域算出部602は、目的地を座標として、詳細地図と広域地図との境界と経路との交点から目的地までの経路に接する接線領域を算出したが、目的地を例えば、目的地を中心に置き20mを囲んだ円形領域を所定の領域とし、詳細地図と広域地図との境界と経路との交点から目的地の領域までの経路に接する接線領域を算出してもよい。つまり、接線領域算出部602は、目的地を座標としたとき、目的地が接線領域の境界線上に位置することもありうるが、目的地を所定の領域としたとき、目的地は接線領域の境界線上に位置することはなくなるため、見やすくなる。このように構成された表示装置においては、上記した実施の形態1の効果に加え、目的地をディスプレイの表示の境界線に表示するのを防ぐため、視認性がよくなる。なお、目的地を囲む所定の領域は円形領域でなく、矩形領域でもよい。また、目的地は中心ではなく、中心から一方の方向に偏って配置してもよい。
上記した本実施の形態にて示した表示装置100aでは、表示装置100aをカーナビに適用したが、これに限らない。表示装置100aを携帯端末、携帯電話、デスクトップ端末、地図データに基づいて画面に地図を表示する表示装置全般に適用できる。このように構成された表示装置であっても、上記した実施の形態1の効果を得ることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、詳細地図から経路がすべて入るような広域地図を生成した。実施の形態2の表示装置100bは、図13〜図19に示すように、詳細地図と広域地図とに加え、詳細地図と広域地図とを接続する中間地図を設ける中間地図生成部200を設ける点で異なっている。中間地図生成部200は、中間地図を表示する領域内に、詳細地図と中間地図との境界と経路との交点と、広域地図と中間地図との境界と経路との交点とを直線や曲線等でデフォルメして接続する。中間地図生成部200を設けることに伴い、広域地図生成部500bも実施の形態1と構成が異なっている。それ以外の表示装置100bは、実施の形態1と同様である。これらの構成により、実施の形態1の効果に加え、自車が走行中でも詳細地図と広域地図を表示する領域の縮尺を固定することができ、縮尺が変わることによる地図のちらつきを抑えることができる。また、自車が走行中でも詳細地図と広域地図を表示する領域を固定することができ、領域が変わることによる地図のちらつきを抑えることができる。以下の説明において既に説明した構成及び動作については同一符号を付して、重複する説明を省略する。
図13は、実施の形態2に係る表示装置100bを含むカーナビ1bの構成を示す図である。
広域記憶部9は、広域地図を表示する際の設定を記憶する。詳細は後述する。なお、広域地図は、第二の地図の一例である。
表示装置100bは、同時に同一画面上に縮尺の異なる地図を表示し、かつ経路全体を途切れなく1画面内に表示する。さらに、詳細地図と広域地図とに加え、中間地図を設ける。表示装置100bは、広域地図を生成する広域地図生成部500bと、中間地図を生成する中間地図生成部200と、生成した詳細地図と広域地図と中間地図とを合成する地図合成部102bとを備えている。それ以外の表示装置100bは、実施の形態1と同様である。ただし、設定処理部300の個数設定部303が表示する地図の方向を送信するのは、詳細地図生成部400aだけでなく、広域地図生成部500bにも送信する。また、詳細地図生成部400aの詳細領域取得部404がディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域と紐づけた表示する地図の方向と詳細地図の縮尺の値とを送信するのは、広域地図生成部500aではなく中間地図生成部200である。広域地図生成部500bと中間地図を生成する中間地図生成部200の詳細については後述する。なお、実施の形態1と同様に、詳細地図を表示する領域は、第一の領域の一例であり、自車位置は、第一の位置の一例であり、詳細地図に表示する経路は、第一の経路の一例であり、詳細地図は、第一の地図の一例であり、詳細地図を表示する情報である表示情報は、第一表示情報の一例であり、詳細表示生成部407は、第一表示情報生成部の一例であり、ユーザが設定した経路は、全体の経路の一例である。
地図合成部102bは、詳細地図生成部400aで生成した詳細地図と広域地図生成部500bで生成した広域地図と中間地図生成部200で生成した中間地図とを合成する。例えば、詳細地図と広域地図と中間地図とにはそれぞれディスプレイのどの位置にどのくらいの広さで地図を表示するかが紐付けられており、それに従って詳細地図と広域地図と中間地図とを合成する。
なお、表示制御部103は、合成した地図の座標変換行列を求め、表示部101まで転送可能で表示部101が読み込める信号に変換して表示部101に信号を送信するとしたが、合成した地図の座標変換行列を求め、表示部101まで転送可能で表示部101が読み込める信号に変換するのは、詳細地図生成部400aと広域地図生成部500bと中間地図生成部200がそれぞれ行ってもよいし、地図合成部102b等が行ってもよい。
本発明の実施の形態2に係る表示装置100bを含むカーナビ1bのハードウェア構成を示す図は図2と同様である。図2を用いて、本発明の実施の形態2に係る表示装置100bを含むカーナビ1bの構成について実施の形態1と異なる部分のみ説明する。
実施の形態2において、表示装置100bを含むカーナビ1bはコンピュータである。カーナビ1bは、信号経路であるバス11、ユーザが入力する装置である入力インターフェース12、自車位置を検出するセンサ13、GPSデータを受信するGPSレシーバ14、ワークエリアである主記憶装置15、プログラム、地図等を記憶する外部記憶装置16、主記憶装置15にロードした外部記憶装置16のプログラムを読み込み実行するプロセッサ17、各装置の結果を表示するディスプレイ18といったハードウェアを備える。表示装置100bはプロセッサ17の一部とディスプレイ18により実現する。
外部記憶装置16は、実施の形態1に加え、広域記憶部9を実現させる。
なお、広域記憶部9は外部記憶装置16によって実現するとしたが、主記憶装置15やプロセッサ17が記憶し、実現してもよい。
プロセッサ17が主記憶装置15にロードした外部記憶装置16のプログラムを読み込み、実行することにより、広域地図生成部500bと、中間地図生成部200と、地図合成部102bとを実現する。
図14は、本発明の実施の形態2に係る広域地図生成部500bの詳細な構成を示す図である。図14を参照しつつ、広域記憶部9及び広域地図生成部500bについて詳細に説明する。
広域記憶部9は、広域地図の縮尺の値を記憶する広域縮尺記憶部34と、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域を記憶する広域領域記憶部35とを備えている。また、広域地図生成部500bは、表示する地図の方向を取得する方向取得部506と、広域地図の縮尺の値を取得する広域縮尺取得部507と、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域を取得する広域領域取得部508と、広域地図に表示する経路を生成する広域経路生成部504bと、広域地図を表示する情報である表示情報を生成する広域表示生成部505bとを備えている。それ以外の広域地図生成部500bは、実施の形態1と同様である。
ただし、広域地図の生成に使用する地図を取得する広域地図取得部502は、広域調整部600が算出した広域地図の縮尺の値と同じ縮尺の地図を地図記憶部5から取得するのではなく、広域縮尺取得部507が取得した広域地図の縮尺の値と同じ縮尺の地図を地図記憶部5から取得する。
また、ユーザが設定した経路を取得する広域経路取得部503は、経路記憶部3からユーザが設定した経路だけでなく、目的地も取得する。広域経路取得部503は、ユーザが設定した経路と目的地を広域調整部600には送信せず、広域経路生成部504bにのみ送信する。なお、目的地は、第二の位置の一例である。
広域縮尺記憶部34は、広域地図の縮尺の値を記憶する。なお、実施の形態2では広域地図の縮尺は記憶した決まった値としたが、ユーザが入力した値あるいは算出した値でもよい。ここで、広域地図の縮尺を算出する場合は、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域の外形の矩形内に、自車位置から目的地までのユーザが設定した経路に接する最小の矩形が入る縮尺を広域地図の縮尺の値とする。また、広域地図の縮尺を記憶した決まった値、ユーザが入力した値あるいは算出した値において、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域の外形の矩形内に自車位置から目的地までのユーザが設定した経路に接する最小の矩形が入る縮尺よりも詳細な縮尺にしないように制限を設ける。
広域領域記憶部35は、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域を記憶する。なお、実施の形態2ではディスプレイにおいて広域地図を表示する領域は記憶した決まった値としたが、ユーザが入力した値、算出した値等でもよい。なお、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域は第二の領域の一例である。
方向取得部506は、設定処理部300から設定処理部300が設定した表示する地図の方向を取得する。
広域縮尺取得部507は、広域縮尺記憶部34から広域地図の縮尺の値を取得する。
広域領域取得部508は、広域領域記憶部35からディスプレイにおいて広域地図を表示する領域を取得する。また、広域領域取得部508は、方向取得部506から表示する地図の方向と、広域縮尺取得部507から広域地図の縮尺の値とを取得し、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域に紐づける。
広域経路生成部504bは、広域地図に表示する経路を生成する。広域経路生成部504bは、目的地と、表示する地図の方向と、広域地図の縮尺の値と、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域と、ユーザが設定した経路とから、広域地図の表示範囲内に存在するユーザが設定した経路の情報である表示情報を生成する。なお、広域地図に表示する経路は、第二の経路の一例である。
広域表示生成部505bは、広域地図を表示する情報である表示情報を生成する。広域表示生成部505bは、目的地と、表示する地図の方向と、広域地図の縮尺の値と同じ縮尺の地図と、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域と、広域地図に表示する経路の情報である表示情報とを取得し、広域地図を表示する情報である表示情報を生成する。生成した表示情報には、山、川、町並み等の背景の情報、道路の情報、商標のマーク等の情報も付与した広域地図に経路や目的地を重畳する。なお、広域地図を表示する情報である表示情報は、第二表示情報の一例であり、広域表示生成部505bは、第二表示情報生成部の一例である。
ここで、広域経路生成部504bは、目的地から広域地図と中間地図との境界との交点までの経路がディスプレイにおいて広域地図を表示する領域内に収まる場所であれば、目的地をどこに配置してもよい。実施の形態2では、広域経路生成部504bは、目的地を最初ディスプレイの上中央に配置し、目的地から広域地図と中間地図との境界との交点までの経路がディスプレイにおいて広域地図を表示する領域内に収まらない場合は、収まるような場所に平行移動で変更するようにする。広域表示生成部505bは、広域経路生成部504bが設定した目的地の場所に応じて広域地図を作成する。なお、実施の形態2では、広域経路生成部504bは、目的地を最初ディスプレイの上中央に配置し、目的地から広域地図と中間地図との境界との交点までの経路がディスプレイにおいて広域地図を表示する領域内に収まらない場合は、収まるような場所に平行移動で変更するようにするとしたが、ユーザが最初の配置を設定してもよい。また、ユーザが地図を見ながら経路が収まるように設定してもよいし、最初の配置で収まらなければ表示を中止してもよいし、経路が収まるように縮尺を変更してもよいし、実施の形態1の広域地図の配置のように算出してもよい。さらに、広域経路生成部504bが目的地を配置するとしたが、広域表示生成部505bが配置して、その目的地の配置の情報を広域経路生成部504bに送信してもよい。
図15は、本発明の実施の形態2に係る中間地図生成部200の詳細な構成を示す図である。図15を参照しつつ、中間地図生成部200について詳細に説明する。
中間地図生成部200は、ユーザが設定した経路を取得する中間経路取得部201と、詳細地図と中間地図との境界と経路との交点及び広域地図と中間地図との境界と経路との交点を算出する交点算出部202と、ディスプレイにおいて表示が可能な領域を取得する表示領域取得部203と、ディスプレイにおいて中間地図を表示する領域を算出する中間領域算出部204と、中間地図に表示する経路を生成する中間経路生成部207とを備えている。
中間経路取得部201は、経路記憶部3からユーザが設定した経路を取得し、交点算出部202に送信する。
交点算出部202は、詳細地図と中間地図との境界と経路との交点を算出する。交点算出部202は、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域と、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域に紐づけた表示する地図の方向と、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域に紐づけた詳細地図の縮尺の値と、ユーザが設定した経路とを取得し、ディスプレイにおいて紐づけた方向と詳細地図の縮尺とで詳細地図を表示する領域の境界とユーザが設定した経路との交点となる座標を算出する。なお、詳細地図と中間地図との境界と経路との交点は、第一の交点の一例である。なお、詳細経路生成部406から詳細地図の表示範囲内に存在するユーザが設定した経路の情報である表示情報を取得し、詳細地図の表示範囲内に存在するユーザが設定した経路の情報である表示情報と、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域とから詳細地図を表示する領域の境界とユーザが設定した経路との交点となる座標を算出してもよい。また、詳細表示生成部407から詳細地図を表示する情報である表示情報を取得し、詳細地図を表示する情報である表示情報と、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域とから詳細地図を表示する領域の境界とユーザが設定した経路との交点となる座標を算出してもよい。
また、交点算出部202は、広域地図と中間地図との境界と経路との交点を算出する。交点算出部202は、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域と、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域に紐づけた表示する地図の方向と、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域に紐づけた広域地図の縮尺の値と、ユーザが設定した経路とを取得し、ディスプレイにおいて紐づけた方向と広域地図の縮尺とで広域地図を表示する領域の境界とユーザが設定した経路との交点となる座標を算出する。なお、広域地図と中間地図との境界と経路との交点は、第二の交点の一例である。なお、広域経路生成部504bから広域地図の表示範囲内に存在するユーザが設定した経路の情報である表示情報を取得し、広域地図の表示範囲内に存在するユーザが設定した経路の情報である表示情報と、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域とから広域地図を表示する領域の境界とユーザが設定した経路との交点となる座標を算出してもよい。また、広域表示生成部505bから広域地図を表示する情報である表示情報を取得し、広域地図を表示する情報である表示情報と、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域とから広域地図を表示する領域の境界とユーザが設定した経路との交点となる座標を算出してもよい。
表示領域取得部203は、ディスプレイにおいて表示が可能な領域を取得する。なお、ディスプレイにおいて表示が可能な領域は、全体の領域の一例である。
中間領域算出部204は、ディスプレイにおいて中間地図を表示する領域を算出する。中間領域算出部204は、ディスプレイにおいて表示が可能な領域とディスプレイにおいて詳細地図及び広域地図を表示する領域を取得し、ディスプレイにおいて中間地図を表示する領域を算出する。なお、ディスプレイにおいて中間地図を表示する領域は、第三の領域の一例である。
図16は、実施の形態2に係るディスプレイの表示例である。例えば、ディスプレイにおいて中間地図を表示する領域を図16のようなディスプレイにおいて中間地図を表示する領域37とする。ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域24とディスプレイにおいて中間地図を表示する領域37との境界38がある。また、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域25とディスプレイにおいて中間地図を表示する領域37との境界39がある。自車位置27から目的地28までの経路29と境界38とが交わった場所が交点40となる。また、自車位置27から目的地28までの経路29と境界39とが交わった場所が交点41となる。なお、図16は、縮尺率が一目でわかるように詳細地図のスケーラ31と広域地図のスケーラ32とを表示したが、表示しなくてもよい。また、スケーラの代わりにグリッド線を重ねて表示してもよい。この場合も縮尺率が一目でわかる。中間地図は経路を直線や曲線等でデフォルメして接続したものであるため、縮尺を示すことは難しい。そのため、実施の形態2ではスケーラを表示していないが、例えば縮尺が一定あるいは段階的に変化していきスケーラを表示できる場合は、スケーラを表示してもよい。さらに、実施の形態2はヘディングアップで表示するとしたが、中間地図の方向はヘディングアップに一致せず、領域がゆがんでいる。実施の形態2は方向があっていないことを示すためにディスプレイにおいて中間地図を表示する領域37に網掛けを表示しているが、表示しなくてもよい。また、網掛けでなくマークや注意する文字等を表示してもよい。
中間経路生成部207は、中間地図に表示する経路を生成する。中間経路生成部207は、詳細地図と中間地図との境界と経路との交点及び広域地図と中間地図との境界と経路との交点と、ディスプレイにおいて中間地図を表示する領域とから、中間地図を表示する領域内に収まるような、詳細地図と中間地図との境界と経路との交点と、広域地図と中間地図との境界と経路との交点とを直線や曲線等でデフォルメして接続した中間地図に表示する経路の情報である表示情報を生成する。この中間地図に表示する経路の情報である表示情報が、中間地図の表示情報となる。ここで、中間地図に表示する経路の情報である表示情報は、第三表示情報の一例であり、中間経路生成部207は、第三表示情報生成部の一例である。
なお、中間経路生成部207は、経路記憶部3からユーザが設定した経路を取得し、詳細地図と中間地図との境界と経路との交点及び広域地図と中間地図との境界と経路との交点の間のユーザが設定した経路をゆがませて接続してもよい。
次に、本発明に係る実施の形態2に係る表示装置100bの動作について説明する。
図17は、本発明に係る実施の形態2の表示装置100bの動作の流れを示すフローチャートである。図17を用いて、表示装置100bの動作を以下に説明する。以下の説明において既に説明した動作については同一符号を付して、重複する説明を省略する。
ステップS100、S200、S500、S600は実施の形態1のステップS100、S200、S500、S600と同様であるため、ステップS700〜S900のステップのみ説明する。ただし、ステップS100、ステップS200の処理については、設定処理部300の個数設定部303が表示する地図の方向を送信するのは、詳細地図生成部400aだけでなく、広域地図生成部500bにも送信する。また、詳細地図生成部400aの詳細領域取得部404がディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域と紐づけた表示する地図の方向と詳細地図の縮尺の値とを送信するのは、広域地図生成部500aではなく中間地図生成部200である。
ステップS700において、広域地図生成部500bは、広域地図の表示情報を生成する。
ステップS800において、中間地図生成部200は、中間地図の表示情報を生成する。
ステップS900において、地図合成部102bは、生成した詳細地図と広域地図と中間地図とを合成して、合成地図の表示情報を生成する。
図18は、本発明に係る実施の形態2の広域地図生成部500bのステップS700における動作の流れを示すフローチャートである。
ステップS701において、方向取得部506は、表示する地図の方向を取得する。方向取得部506は、設定処理部300から設定処理部300が設定した表示する地図の方向ヘディングアップを取得する。方向取得部506は、表示する地図の方向であるヘディングアップを広域領域取得部508と広域経路生成部504bと広域表示生成部505bとに送信する。
ステップS702において、広域縮尺取得部507は、広域地図の縮尺の値を取得する。広域縮尺取得部507は、広域縮尺記憶部34から例えば広域地図の縮尺の値1/10kmを取得し、取得した広域地図の縮尺の値1/10kmを広域地図取得部502と広域経路生成部504bと広域領域取得部508とに送信する。
ステップS703において、広域地図取得部502は、取得した縮尺の広域地図を取得する。広域地図取得部502は、広域縮尺取得部507が送信した広域地図の縮尺の値1/10kmと同じ縮尺の地図を地図記憶部5から取得する。広域地図取得部502は、地図記憶部5から取得した広域地図の生成に使用する1/10kmの縮尺の地図を広域表示生成部505bに送信する。
ステップS704において、広域領域取得部508は、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域を取得する。広域領域取得部508は、方向取得部506から表示する地図の方向であるヘディングアップと、広域縮尺取得部507から広域地図の縮尺の値1/10kmとを取得し、広域領域記憶部35から例えばディスプレイにおいて広域地図を表示する領域を取得する。ここで、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域はピクセルで大きさを得ることができるが、形状については、実施の形態2では、図16の広域地図を表示する領域25のような形状とする。なお、実施の形態2では、広域地図を表示する領域を図16の広域地図を表示する領域25のような形状としたが、どのような形状でもよい。広域領域取得部508は、表示する地図の方向であるヘディングアップと広域地図の縮尺の値1/10kmとをディスプレイにおいて広域地図を表示する領域に紐づける。広域領域取得部508は、表示する地図の方向であるヘディングアップと広域地図の縮尺の値1/10kmとを紐づけたディスプレイにおいて広域地図を表示する領域を、広域経路生成部504bと広域表示生成部505bと中間地図生成部200とに送信する。
ステップS705において、広域経路取得部503は、ユーザが設定した経路を取得する。広域経路取得部503は、経路記憶部3からユーザが設定した経路と目的地の座標とを取得し、広域経路生成部504bに送信する。
ステップS706において、広域経路生成部504bは、広域地図に表示する経路を算出する。広域経路生成部504bは、方向取得部506から表示する地図の方向であるヘディングアップを取得し、広域縮尺取得部507から広域地図の縮尺の値1/10kmを取得し、広域領域取得部508からディスプレイにおいて広域地図を表示する領域を取得し、広域経路取得部503からユーザが設定した経路と目的地の座標とを取得する。広域経路生成部504bは、目的地をディスプレイの上中央に配置した状態を算出する。広域経路生成部504bは、算出した状態において広域地図の縮尺の値1/10kmを当てはめることにより、目的地の座標から広域地図の表示範囲を算出する。広域経路生成部504bは、表示する地図の方向であるヘディングアップを合わせつつ、算出した広域地図の表示範囲内に存在するユーザが設定した経路の情報である表示情報を生成する。広域経路生成部504bは、生成した広域地図に表示する経路の情報である表示情報を広域表示生成部505bに送信する。なお、実施の形態2では、目的地から広域地図と中間地図との境界との交点までの経路がディスプレイにおいて広域地図を表示する領域内に収まったとする。
ステップS707において、広域表示生成部505bは、広域地図を表示する情報である表示情報を生成する。広域表示生成部505bは、方向取得部506から表示する地図の方向であるヘディングアップを取得し、広域地図取得部502から広域地図の縮尺の値1/10kmの地図を取得し、広域領域取得部508からディスプレイにおいて広域地図を表示する領域を取得し、広域経路生成部504bから広域地図に表示する経路の情報である表示情報を取得する。広域表示生成部505bは、目的地をディスプレイにおいて広域地図を表示する領域の上中央に配置する。広域表示生成部505bは、表示する地図の方向であるヘディングアップを合わせつつ、目的地をディスプレイにおいて広域地図を表示する領域の上中央に配置した状態において取得した広域地図を座標が一致するように配置する。広域表示生成部505bは、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域に収まる広域地図に広域地図に表示する経路の情報である表示情報を重畳し、広域地図を表示する情報である表示情報を生成する。広域表示生成部505bは、表示情報を地図合成部102bに送信する。
図19は、本発明に係る実施の形態2の中間地図生成部200のステップS800における動作の流れを示すフローチャートである。
ステップS801において、交点算出部202は、詳細地図と中間地図との境界と経路との交点を算出する。交点算出部202は、詳細領域取得部404からディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域500ピクセル×500ピクセルと、紐づけた表示する地図の方向であるヘディングアップと、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域に紐づけた詳細地図の縮尺の値1/100mとを取得し、中間経路取得部201からユーザが設定した経路を取得する。交点算出部202は、ヘディングアップと詳細地図の縮尺の値1/100mとにおいて、ディスプレイにおいて詳細地図と中間地図との境界とユーザが設定した経路との交点となる座標を算出する。交点算出部202は、ディスプレイにおいて詳細地図と中間地図との境界とユーザが設定した経路との交点を中間経路生成部207に送信する。
ステップS802において、交点算出部202は、広域地図と中間地図との境界と経路との交点を算出する。交点算出部202は、広域領域取得部508からディスプレイにおいて広域地図を表示する領域と、紐づけた表示する地図の方向であるヘディングアップと、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域に紐づけた広域地図の縮尺の値1/10kmとを取得し、中間経路取得部201からユーザが設定した経路を取得する。交点算出部202は、ヘディングアップと広域地図の縮尺の値1/10kmとにおいて、ディスプレイにおいて広域地図と中間地図との境界とユーザが設定した経路との交点となる座標を算出する。交点算出部202は、ディスプレイにおいて広域地図と中間地図との境界とユーザが設定した経路との交点を中間経路生成部207に送信する。
ステップS803において、表示領域取得部203は、ディスプレイにおいて表示が可能な領域を取得する。表示領域取得部203は、表示領域記憶部6から例えばディスプレイにおいて表示が可能な領域1024ピクセル×1024ピクセルを取得し、取得したディスプレイにおいて表示が可能な領域1024ピクセル×1024ピクセルを中間領域算出部204に送信する。
ステップS804において、中間領域算出部204は、ディスプレイにおいて中間地図を表示する領域を算出する。中間領域算出部204は、表示領域取得部203からディスプレイにおいて表示が可能な領域1024ピクセル×1024ピクセルを取得し、詳細領域取得部404からディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域500ピクセル×500ピクセルを取得し、広域領域取得部508からディスプレイにおいて広域地図を表示する領域を取得する。中間領域算出部204は、ディスプレイにおいて表示が可能な領域1024ピクセル×1024ピクセルと、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域500ピクセル×500ピクセルと、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域とを比較することによって、ディスプレイにおいて表示が可能な領域から、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域とディスプレイにおいて広域地図を表示する領域とを取り除いて算出されるディスプレイにおいて中間地図を表示する領域を算出する。中間領域算出部204は、ディスプレイにおいて中間地図を表示する領域を中間経路生成部207に送信する。
ステップS805において、中間経路生成部207は、中間地図の経路を生成する。中間経路生成部207は、交点算出部202から詳細地図と中間地図との境界と経路との交点と、広域地図と中間地図との境界と経路との交点とを取得し、中間領域算出部204からディスプレイにおいて中間地図を表示する領域を取得する。中間経路生成部207は、詳細地図と中間地図との境界と経路との交点及び広域地図と中間地図との境界と経路との交点と、ディスプレイにおいて中間地図を表示する領域とから、中間地図を表示する領域内に、詳細地図と中間地図との境界と経路との交点と、広域地図と中間地図との境界と経路との交点とを直線や曲線等でデフォルメして接続した中間地図に表示する経路の情報である表示情報を生成する。なお、中間経路生成部207は、経路記憶部3からユーザが設定した経路を取得し、詳細地図と中間地図との境界と経路との交点及び広域地図と中間地図との境界と経路との交点の間のユーザが設定した経路をゆがませて接続してもよい。中間経路生成部207は、中間地図に表示する経路の情報である表示情報を地図合成部102bに送信する。
以上述べたように、本実施の形態にて示した表示装置100bは、中間地図生成部200が、中間地図を表示する領域内に、詳細地図と中間地図との境界と経路との交点と、広域地図と中間地図との境界と経路との交点とを直線や曲線等でデフォルメして接続する。そのため、同時に同一画面上に縮尺の異なる地図を表示する場合、経路全体を途切れなく1画面内に表示することができる。よって、同時に同一画面上に縮尺の異なる地図を表示する場合でも、一目で経路全体が確認できる。
さらに、本実施の形態にて示した表示装置100bは、中間地図生成部200が、中間地図を表示する領域内に、詳細地図と中間地図との境界と経路との交点と、広域地図と中間地図との境界と経路との交点とを直線や曲線等でデフォルメして接続する。そのため、自車が走行中でも詳細地図と広域地図を表示する領域の縮尺を固定することができ、縮尺が変わることによる地図のちらつきを抑えることができる。また、自車が走行中でも詳細地図と広域地図を表示する領域を固定することができ、領域が変わることによる地図のちらつきを抑えることができる。
なお、上記した本実施の形態にて示した表示装置100bでは、自車位置を取得したが、出発地、ユーザが指定した位置等でもよい。また、経路の終端を目的地としたが、ユーザが指定した位置、中継地、検索した一番近い検索結果等でもよく、また急カーブや道幅が狭くなる地点、事故多発時点、工事中の地点等の通行する上で注意が必要となる地点等でもよい。このように構成された表示装置であっても、一定区間の経路全体を表示することができ、上記した実施の形態2の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態にて示した表示装置100bでは、自車位置を含む地図を詳細地図、目的地を含む地図を広域地図としたが、自車位置を含む地図を広域地図、目的地を含む地図を詳細地図としてもよい。このように構成された表示装置であっても、上記した実施の形態2の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態にて示した表示装置100bでは、ディスプレイにおいて、詳細地図を広域地図の下中央に配置し、詳細地図と広域地図とを接続する領域に中間地図を配置したが、詳細地図と広域地図とを接続する領域に中間地図を配置すれば、詳細地図を広域地図の中央、右下等に配置してもよい。詳細地図の配置は、自車位置と目的地と表示する地図の方向との関係から決定する。このように構成された表示装置であっても、上記した実施の形態2の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態にて示した表示装置100bでは、表示装置100bをカーナビに適用したが、これに限らない。表示装置100bを携帯端末、携帯電話、デスクトップ端末、地図データに基づいて画面に地図を表示する表示装置全般に適用できる。このように構成された表示装置であっても、上記した実施の形態2の効果を得ることができる。
実施の形態3.
実施の形態1では、詳細地図と広域地図とをすべての経路が収まるように詳細地図と広域地図との境界で接続した。実施の形態3の表示装置100cは、図20〜図26に示すように、実施の形態1の構成に加えて、地図の延長効果を作成する地図効果作成部408を備え、詳細地図を表示する領域と広域地図を表示する領域とを接続する領域に詳細地図の表示情報の少なくとも一部を隣り合う広域地図に重畳する点で異なっている。ここで、地図効果作成部408を設けることに伴い、詳細地図生成部400cと、広域地図生成部500cも実施の形態1と構成が異なっている。それ以外の表示装置100cは、実施の形態1と同様である。これらの構成により、例えば、詳細地図で表示されていた細い道路や店舗の商標等を広域地図に延長して表示し、さらに薄くしていくことで、詳細地図で表示されていた細い道路や店舗の商標等が、広域地図で途切れることによるユーザの違和感を緩和する滑らかな接続をすることができる。以下の説明において既に説明した構成及び動作については同一符号を付して、重複する説明を省略する。
図20は、実施の形態3に係る表示装置100cを含むカーナビ1cの構成を示す図である。
表示装置100cは、同時に同一画面上に縮尺の異なる地図を表示し、かつ経路全体を途切れなく1画面内に表示する。さらに、詳細地図を表示する領域と広域地図を表示する領域とを接続する領域に詳細地図の表示情報の少なくとも一部を隣り合う広域地図に重畳する。表示装置100cは、詳細地図を生成する詳細地図生成部400cと、広域地図を生成する広域地図生成部500cとを備えている。それ以外の表示装置100cは、実施の形態1と同様である。ただし、設定処理部300の個数設定部303が表示する地図の方向を送信するのは、詳細地図生成部400aではなく、詳細地図生成部400cである。また、地図合成部102aが合成するのは、詳細地図生成部400aで生成した詳細地図と広域地図生成部500aで生成した広域地図を合成するのではなく、詳細地図生成部400cで生成した詳細地図と広域地図生成部500cで生成した広域地図を合成する。詳細地図生成部400cと広域地図生成部500cの詳細については後述する。
なお、表示制御部103は、合成した地図の座標変換行列を求め、表示部101まで転送可能で表示部101が読み込める信号に変換して表示部101に信号を送信するとしたが、合成した地図の座標変換行列を求め、表示部101まで転送可能で表示部101が読み込める信号に変換するのは、詳細地図生成部400cと広域地図生成部500cとがそれぞれ行ってもよいし、地図合成部102a等が行ってもよい。
本発明の実施の形態3に係る表示装置100cを含むカーナビ1cのハードウェア構成を示す図は図2と同様である。図2を用いて、本発明の実施の形態3に係る表示装置100cを含むカーナビ1cの構成について実施の形態1と異なる部分のみ説明する。
実施の形態3において、表示装置100cを含むカーナビ1cはコンピュータである。カーナビ1cは、信号経路であるバス11、ユーザが入力する装置である入力インターフェース12、自車位置を検出するセンサ13、GPSデータを受信するGPSレシーバ14、ワークエリアである主記憶装置15、プログラム、地図等を記憶する外部記憶装置16、主記憶装置15にロードした外部記憶装置16のプログラムを読み込み実行するプロセッサ17、各装置の結果を表示するディスプレイ18といったハードウェアを備える。表示装置100cはプロセッサ17の一部とディスプレイ18により実現する。
プロセッサ17が主記憶装置15にロードした外部記憶装置16のプログラムを読み込み、実行することにより、詳細地図生成部400cと、広域地図生成部500cとを実現する。
図21は、本発明の実施の形態3に係る詳細地図生成部400cの詳細な構成を示す図である。図21を参照しつつ、詳細地図生成部400cについて詳細に説明する。
詳細地図生成部400cは、地図の延長効果を作成する地図効果作成部408を備えている。それ以外の詳細地図生成部400cは、実施の形態1と同様である。ただし、詳細表示生成部407は、詳細地図の表示情報を地図合成部102aだけでなく、地図効果作成部408にも送信する。また、詳細領域取得部404は、表示する地図の方向と、詳細地図の縮尺の値と、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域とを、広域地図生成部500aに送信するのではなく、広域地図生成部500cに送信する。なお、実施の形態1と同様に、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域は、第一の領域の一例であり、自車位置は、第一の位置の一例であり、詳細地図に表示する経路は、第一の経路の一例であり、詳細地図は、第一の地図の一例であり、詳細地図を表示する情報である表示情報は、第一表示情報の一例であり、詳細表示生成部407は、第一表示情報生成部の一例である。
地図効果作成部408は、地図の延長効果を作成する。地図効果作成部408は、詳細地図を表示する情報である表示情報から、詳細地図を表示する領域と広域地図を表示する領域との境界よりも一定領域だけ詳細地図の道路の情報、商標等の情報を隣り合う広域地図を表示する情報である表示情報に延長して表示をする情報である効果表示情報を作成する。なお、実施の形態3では詳細地図の延長する領域は記憶した決まった領域とするが、ユーザが入力した値、算出した値でもよい。なお、詳細地図を表示する情報である表示情報は、前記第一表示情報と、前記第二表示情報とのうち一方の表示情報の一例であり、広域地図を表示する情報である表示情報は、隣り合う表示情報の一例である。
図22は、本発明の実施の形態3に係る広域地図生成部500cの詳細な構成を示す図である。図22を参照しつつ、広域地図生成部500cについて詳細に説明する。
広域地図生成部500cは、広域地図の表示情報を生成する広域表示生成部505cを備えている。それ以外の広域地図生成部500cは、実施の形態1と同様である。ただし、広域調整部600は、詳細地図と広域地図との境界と経路との交点とディスプレイにおいて広域地図を表示する領域とを広域表示生成部505aではなく、広域表示生成部505cに送信する。また、広域地図取得部502は、広域地図の縮尺の値と同じ縮尺の地図を広域表示生成部505aではなく、広域表示生成部505cに送信する。さらに、広域経路生成部504aは、広域地図に表示する経路の情報である表示情報を広域表示生成部505aではなく、広域表示生成部505cに送信する。なお、ユーザが設定した経路は、全体の経路の一例であり、目的地は、第二の位置の一例であり、広域地図に表示する経路は、第二の経路の一例であり、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域は第二の領域の一例であり、広域地図の縮尺の値と同じ縮尺の地図は、第二の地図の一例である。
広域表示生成部505cは、広域地図を表示する情報である表示情報を生成する。広域表示生成部505cは、実施の形態1に加えて、詳細地図の道路の情報、商標等の情報を隣り合う広域地図に延長して表示をする情報である効果表示情報を取得し、詳細地図の道路の情報、商標等の情報を隣り合う広域地図に延長して表示をする情報である効果表示情報も追加した広域地図を表示する情報である表示情報を生成する。なお、広域地図生成部505cが、詳細地図の道路の情報、商標等の情報を隣り合う広域地図に延長して表示をする情報である効果表示情報を合わせて広域地図を表示する情報である表示情報を生成したが、地図合成部102aが、詳細地図の道路の情報、商標等の情報を隣り合う広域地図に延長して表示をする情報である効果表示情報とそれ以外の広域地図を表示する情報である表示情報を合成するようにしてもよい。なお、広域地図を表示する情報である表示情報は、第二表示情報の一例であり、広域表示生成部505cは、第二表示情報生成部の一例である。
図23は、実施の形態3に係るディスプレイの表示例である。実施の形態1に加えて、例えば、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域24に表示されている道路43を延長した道路44を、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域24とディスプレイにおいて広域地図を表示する領域25との境界から一定範囲のディスプレイにおいて広域地図を表示する領域25に重畳させて表示する。また、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域24とディスプレイにおいて広域地図を表示する領域25との境界から離れるほど、延長した道路44を薄く表示する。このように、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域24とディスプレイにおいて広域地図を表示する領域25との境界から離れるほど、延長した道路44を薄く表示することにより、より滑らかに接続することでユーザの違和感を緩和することができる。なお、実施の形態3では、道路しか表示していないが、商標、背景、色等を重畳させて表示してもよい。実施の形態1と同様、図23は、縮尺率が一目でわかるように詳細地図のスケーラ31と広域地図のスケーラ32とを表示したが、表示しなくてもよい。また、スケーラの代わりにグリッド線を重ねて表示してもよい。この場合も縮尺率が一目でわかる。
次に、本発明に係る実施の形態3に係る表示装置100cの動作について説明する。
図24は、本発明に係る実施の形態3の表示装置100cの動作の流れを示すフローチャートである。図24を用いて、表示装置100cの動作を以下に説明する。以下の説明において既に説明した動作については同一符号を付して、重複する説明を省略する。
ステップS100、S400、S500、S600は実施の形態1のステップS100、S400、S500、S600と同様であるため、ステップS1000〜S1100のステップのみ説明する。ただし、ステップS100の処理については、設定処理部300の個数設定部303が表示する地図の方向を送信するのは、詳細地図生成部400aでなく、詳細地図生成部400cに送信する。ステップS400の処理については、地図合成部102aが合成するのは、詳細地図生成部400aで生成した詳細地図と広域地図生成部500aで生成した広域地図を合成するのではなく、詳細地図生成部400cで生成した詳細地図と広域地図生成部500cで生成した広域地図を合成する。
ステップS1000において、詳細地図生成部400cは、詳細地図の表示情報を生成する。
ステップS1100において、広域地図生成部500cは、広域地図の表示情報を生成する。
図25は、本発明に係る実施の形態3の詳細地図生成部400cのステップS1000における動作の流れを示すフローチャートである。
ステップS1001〜ステップS1007においては、実施の形態1のステップS201〜ステップS207と同様であるため、ステップS1008のみ説明する。ただし、ステップS1004において、詳細領域取得部404は、表示する地図の方向と、と詳細地図の縮尺の値と、ディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域とを、広域地図生成部500aに送信するのではなく、広域地図生成部500cに送信する。また、ステップS1007において、詳細表示生成部407は、詳細地図の表示情報を地図合成部102aだけでなく、地図効果作成部408にも送信する。
ステップS1008において、地図効果作成部408は、効果表示情報を作成する。地図効果作成部408は、詳細地図表示生成部407から取得した詳細地図の表示情報から、詳細地図を表示する領域と広域地図を表示する領域との境界よりも一定領域、例えば、詳細地図を表示する領域と広域地図を表示する領域との境界から10ピクセルの幅だけ詳細地図の道路の情報、商標等の情報を隣り合う広域地図に延長して表示をする情報である効果表示情報を作成する。なお、実施の形態3では詳細地図の延長する領域は記憶した決まった領域とするが、ユーザが入力した値、算出した値でもよい。地図効果作成部408は、広域地図に延長して表示をする情報である効果表示情報を広域地図生成部500cに送信する。
図26は、本発明に係る実施の形態3の広域地図生成部500cのステップS1100における動作の流れを示すフローチャートである。
ステップS1101〜ステップS1109においては、実施の形態1のステップS301〜ステップS309と同様であるため、ステップS1110のみ説明する。ただし、ステップS1101において、交点算出部601は、詳細地図と広域地図との境界と経路との交点を広域表示生成部505aではなく、広域表示生成部505cに送信する。ステップS1104において、広域領域算出部603は、ディスプレイにおいて広域地図を表示する領域を広域表示生成部505aではなく、広域表示生成部505cに送信する。ステップS1107において、広域地図取得部502は、広域地図の縮尺の値と同じ縮尺の地図を広域表示生成部505aではなく、広域表示生成部505cに送信する。ステップS1109において、広域経路生成部504aは、広域地図に表示する経路の情報である表示情報を広域表示生成部505aではなく、広域表示生成部505cに送信する。
ステップS1110において、広域表示生成部505cは、広域地図を表示する情報である表示情報を生成する。広域表示生成部505cは、実施の形態1に加えて、地図効果作成部408から詳細地図を表示する領域と広域地図を表示する領域との境界から10ピクセルの幅だけ詳細地図の道路の情報、商標等の情報を隣り合う広域地図に延長して表示をする情報である効果表示情報を取得する。広域表示生成部505cは、詳細地図を表示する領域と広域地図を表示する領域との境界から10ピクセルの幅だけ詳細地図の道路の情報、商標等の情報を隣り合う広域地図に延長して表示をする情報である効果表示情報も追加した広域地図を表示する情報である表示情報を生成する。広域表示生成部505cは、表示情報を地図合成部102aに送信する。
以上述べたように、本実施の形態にて示した表示装置100cも、実施の形態1と同様に、広域地図生成部500cが、詳細地図と広域地図との境界と経路との交点に接続して広域地図の経路を配置し、かつディスプレイにおいて広域地図を表示する領域内に接線領域が収まる広域地図の縮尺を算出し、その算出した縮尺に基づき広域地図を生成するため、同時に同一画面上に縮尺の異なる地図を表示する場合、経路全体を途切れなく1画面内に表示することができる。よって、同時に同一画面上に縮尺の異なる地図を表示する場合でも、一目で経路全体が確認できる。
さらに、地図記憶部5は、縮尺の異なる地図を複数記憶しているが、縮尺に合わせて山、川、町並み等の背景の情報、道路の情報、商標のマーク等の情報が付加されている。つまり、詳細地図には付加されている細い道路や店舗の商標等が、広域地図には付加されていない場合がある。このような場合、詳細地図で表示されていた細い道路や店舗の商標等が、広域地図で途切れるという現象が発生し、ユーザが違和感を覚える。しかし、本実施の形態にて示した表示装置100cは、地図効果作成部408が、地図の延長効果を作成し、広域表示生成部505cが、地図の延長効果を付加した広域地図を表示する情報である効果表示情報を生成する。そのため、詳細地図で表示されていた細い道路や店舗の商標等を広域地図に延長して表示し、さらに薄くしていくことで、ユーザの違和感を緩和する滑らかな接続をすることができる。なお、広域地図を詳細地図の方に延長してもよい。
なお、上記した本実施の形態にて示した表示装置100cも、実施の形態1と同様に、広域地図生成部500cが、詳細地図と広域地図との境界と経路との交点に接続して広域地図の経路を配置し、かつディスプレイにおいて広域地図を表示する領域内に接線領域が収まる広域地図の縮尺を算出し、その算出した縮尺に基づき広域地図を生成したが、先に広域地図を生成し、詳細地図生成部400cが、詳細地図と広域地図との境界と経路との交点に接続して詳細地図の経路を配置し、かつディスプレイにおいて詳細地図を表示する領域内に接線領域が収まる詳細地図の縮尺を算出し、その算出した縮尺に基づき詳細地図を生成してもよい。このように構成された表示装置であっても、上記した実施の形態3の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態にて示した表示装置100cも、実施の形態1と同様に、自車位置を取得したが、出発地、ユーザが指定した位置等でもよい。また、経路の終端を目的地としたが、ユーザが指定した位置、中継地、検索した一番近い検索結果等でもよく、また急カーブや道幅が狭くなる地点、事故多発時点、工事中の地点等の通行する上で注意が必要となる地点等でもよい。このように構成された表示装置であっても、一定区間の経路全体を表示することができ、上記した実施の形態3の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態にて示した表示装置100cも、実施の形態1と同様に、詳細地図から広域地図の縮尺を算出したが、広域地図から詳細地図の縮尺を算出してもよい。このように構成された表示装置であっても、上記した実施の形態3の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態にて示した表示装置100cも、実施の形態1と同様に、自車位置を含む地図を詳細地図、目的地を含む地図を広域地図としたが、自車位置を含む地図を広域地図、目的地を含む地図を詳細地図としてもよい。このように構成された表示装置であっても、上記した実施の形態3の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態にて示した表示装置100cも、実施の形態1と同様に、ディスプレイにおいて、詳細地図を広域地図の下中央に配置したが、詳細地図を広域地図の中央、右下等に配置してもよい。詳細地図の配置は、自車位置と目的地と表示する地図の方向との関係から決定する。このように構成された表示装置であっても、上記した実施の形態3の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態にて示した表示装置100cも、実施の形態1と同様に、接線領域算出部602は、目的地を座標として、詳細地図と広域地図との境界と経路との交点から目的地までの経路に接する接線領域を算出したが、目的地を例えば、目的地を中心に置き20mを囲んだ円形領域を所定の領域とし、詳細地図と広域地図との境界と経路との交点から目的地の領域までの経路に接する接線領域を算出してもよい。つまり、接線領域算出部602は、目的地を座標としたとき、目的地が接線領域の境界線上に位置することもありうるが、目的地を所定の領域としたとき、目的地は接線領域の境界線上に位置することはなくなるため、見やすくなる。このように構成された表示装置においては、上記した実施の形態1の効果に加え、目的地をディスプレイの表示の境界線に表示するのを防ぐため、視認性がよくなる。なお、目的地を囲む所定の領域は円形領域でなく、矩形領域でもよい。また、目的地は中心ではなく、中心から一方の方向に偏って配置してもよい。
上記した本実施の形態にて示した表示装置100cも、実施の形態1と同様に、表示装置100cをカーナビに適用したが、これに限らない。表示装置100cを携帯端末、携帯電話、デスクトップ端末、地図データに基づいて画面に地図を表示する表示装置全般に適用できる。このように構成された表示装置であっても、上記した実施の形態3の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態にて示した表示装置100cでは、詳細地図を表示する領域と広域地図を表示する領域との境界から10ピクセルの幅だけ詳細地図の道路の情報、商標等の情報を隣り合う広域地図に延長して表示をしたが、表示するのは、詳細地図を表示する領域と広域地図を表示する領域との境界から20ピクセル、50ピクセル等どのような値でもよい。さらに、領域も矩形を込み合わせた領域ではなく、曲線で囲んだ領域でもよい。このように構成された表示装置であっても、上記した実施の形態3の効果を得ることができる。
上記した本実施の形態にて示した表示装置100cでは、詳細地図を表示する領域と広域地図を表示する領域との境界から10ピクセルの幅だけ詳細地図の道路の情報、商標等の情報を隣り合う広域地図に延長して表示をしたが、実施の形態2のように中間地図がある場合にも適用可能である。詳細地図生成部400aに、詳細地図生成部400cと同様に、詳細地図を延長する地図効果作成部を追加し、広域地図生成部500bに、詳細地図生成部400cと同様に、広域地図を延長する地図効果作成部を追加し、中間地図生成部200に、広域地図生成部500cと同様に、中間経路生成部207が中間地図に詳細地図と広域地図とを延長して表示するための情報である効果表示情報も追加した中間地図の表示情報を生成するようにする。このように構成することで、中間地図に詳細地図と広域地図とを延長して表示することができる。そのため、詳細地図や広域地図で表示されていた道路や店舗の商標等を隣り合う中間地図に延長して表示し、さらに薄くしていくことで、ユーザの違和感を緩和する滑らかな接続をすることができる。なお、詳細地図、広域地図、中間地図、のうち1つだけ延長してもよいし、組み合わせて延長させるようにしてもよい。このように構成された表示装置であっても、上記した実施の形態3の効果を得ることができる。
ところで、上記した実施の形態に示した表示装置は一例に過ぎず、適宜、組み合わせて構成することが出来るものであって、実施の形態単独の構成に限られるものではない。