JP6213073B2 - 筐体の被水防止構造 - Google Patents

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Description

本発明は、筐体の被水防止構造に関し、特に、電子機器を内蔵し、内部と外部とを連通する通気孔が形成される筐体の被水防止構造に関する。
車両の車体の一部を構成する被取付け部材に取付けられる電装部品は、電子機器が内蔵された筐体を有し、筐体の内外の圧力差が大きくなることによって筐体が変形することを防止するために、筐体に通気孔を形成し、筐体の内外の圧力差を小さくするようにしている。このため、通気孔を通して筐体内に水等が侵入してしまい、電子機器が故障してしまうおそれがある。
従来、筐体の内部と外部との通気性を確保しつつ、筐体内に水等が侵入することを防止できる筐体の被水防止構造としては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載されたものは、筐体としてのケースに通気孔が形成されているとともに、通気孔を覆うようにケースの外周面にフィルタ膜が取付けられており、通気孔の周囲のケースの外周面に、通気孔の円周方向に離隔し、ケースから外方に突出する複数の保護壁が設けられている。
この保護壁は、何らかの物体がフィルタ膜に接触することを防止する機能と、フィルタ膜の上面に侵入した水を、複数の保護壁の間の隙間から排出して、フィルタが被水されることを防止する機能とを有している。
特許第4273997号公報
しかしながら、このような従来の筐体の被水防止構造にあっては、通気孔の周囲に位置する保護壁の間の隙間からフィルタ膜に侵入した水を排出することができる反面、保護壁の間の隙間からフィルタ膜に水が侵入してフィルタ膜が被水し易い。
このため、ケースの内部とケースの外部の通気性が悪化するおそれがあるとともに、フィルタからケース内に水が侵入してケースに内蔵された電子機器を故障させてしまうおそれがある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、筐体の内部と外部との通気性を確保しつつ、通気孔を通して筐体の内部に水が侵入することを防止して、電子機器が故障することを防止することができる筐体の被水防止構造を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の態様は、内部に電子機器を有し、内部と外部とを連通する通気孔が形成される筐体の被水防止構造であって、通気孔を取り囲むようにして筐体の外周面に取付けられたシール部材と、筐体を被取付け部材に取付けるブラケットとを備え、ブラケットに、通気孔を覆うようにしてシール部材に接触する覆い部を設けることにより、覆い部、シール部材および筐体によって囲まれて通気孔に連通する通気空間を形成し、シール部材は、液体の侵入方向を避けた部位に通気空間と外部とを連通する切欠き部を有するものから構成されている。
本発明の第2の態様としては、筐体は、通気孔を有する外周面が所定の傾斜方向に傾斜するようにブラケットを介して被取付け部材に取付けられ、切欠き部は、所定の傾斜方向の最下点に位置するシール部材の内周面に対し、最下点を通り、かつ、通気孔が形成された筐体の外周面に沿って所定の傾斜方向と直交する線に沿うように形成されてもよい。
本発明の第3の態様としては、通気孔が通気性を有するフィルタ部材によって覆われるようにしてもよい。
本発明の第4の態様としては、筐体がブラケットを介して被取付け部材に取付けられた状態において、通気孔が上方に向くように筐体が設置されるようにしてもよい。
本発明の第5の態様としては、被取付け部材が、車両の車室とエンジンルームとを区画するように車幅方向および車両上下方向に沿って延びるダッシュパネルの上部に設けられたカウルパネルから構成され、筐体は、エンジンルーム側に位置する筐体の前端が筐体の後端に対して車両の上下方向下方に位置するように傾斜してもよい。
このように上記の第1の態様によれば、通気孔を取り囲むようにして筐体の外周面にシール部材が設けられ、筐体を被取付け部材に取付けるブラケットに、通気孔を覆うようにしてシール部材に接触する覆い部を設けることにより、シール部材、筐体および覆い部によって囲まれて通気孔と連通する通気空間が形成される。
このため、通気孔をシール部材および覆い部によって外部から隔絶することができ、通気孔が被水されることを抑制して、通気孔を通して筐体の内部に液体が侵入することを防止することができる。この結果、電子機器が故障することを防止することができる。
また、シール部材が、液体の侵入方向を避けた部位に通気空間と外部とを連通する切欠き部を有するので、切欠き部を通して通気空間に液体が侵入することをより効果的に抑制することができるとともに、通気孔および切欠き部を通して筐体の内部と外部とを連通することができる。このため、筐体の内外の圧力差を小さくして筐体が変形することを防止することができる。
また、下側または横側に通気孔が向くように筐体が設置される場合に比べて通気孔が被水し易い姿勢、すなわち、通気孔が上側に向くような姿勢で筐体がブラケットを介して被取付け部に取付けられる場合であっても、通気孔が被水することを抑制することができるため、筐体の取付けの自由度を向上させることができる。
上記の第2の態様によれば、筐体は、通気孔が形成される外周面が所定の傾斜方向に傾斜するようにしてブラケットを介して被取付け部材に取付けられ、切欠き部が、所定の傾斜方向の最下点に位置するシール部材の内周面に対し、最下点を通り、かつ、通気孔が形成された筐体の外周面に沿って所定の傾斜方向と直交する線に沿うように形成される。
このため、液体の侵入方向を除いた方向に切欠き部が位置するように筐体を設置すれば、液体の侵入方向にシール部材を位置させることができ、液体をシール部材に衝突させて液体を通気空間に侵入させ難くすることができる。
また、万が一、シール部材に衝突した液体が切欠き部に回り込んで切欠き部を通して通気空間に侵入した場合には、液体をシール部材の最下点の内周面に沿って切欠き部から外部に排出することができる。したがって、通気孔が被水することをより効果的に抑制することができる。
上記の第3の態様によれば、通気孔が通気性を有するフィルタ部材によって覆われるので、通気孔を通して筐体の内部に液体が侵入することを確実に防止することができる。また、通気孔をシール部材および覆い部によって外部から隔絶して通気孔が被水されることを抑制することができるため、フィルタ部材の通気性が阻害されることを防止することができる。
上記の第4の態様によれば、筐体がブラケットを介して被取付け部材に取付けられた状態において、通気孔が上方に向くように筐体が設置されるので、筐体の内部の空気を通気孔を通して外部に積極的に排出することができる。このため、筐体の内外の圧力差を速やかに小さくして筐体が変形することをより効果的に防止することができる。
また、通気孔が上方を向くので、通気孔が被水し易いが、通気孔をシール部材および覆い部によって外部から隔絶することができることから、通気孔が被水されることを抑制することができる。
上記の第5の態様によれば、筐体がエンジンルーム側に位置する筐体の前端が筐体の後端に対して車両の上下方向下方に位置するように傾斜するので、エンジンルームから侵入する水等の液体の侵入方向にシール部材を位置させることができ、液体をシール部材に衝突させて液体を通気空間に侵入させ難くすることができる。
図1は、本発明の筐体の被水防止構造の一実施形態を示す図であり、車両の外観図である。 図2は、本発明の筐体の被水防止構造の一実施形態を示す図であり、カウル部の斜視図である。 図3は、本発明の筐体の被水防止構造の一実施形態を示す図であり、電装部品およびブラケットの外観図である。 図4は、本発明の筐体の被水防止構造の一実施形態を示す図であり、電装部品およびブラケットの上面図である。 図5は、本発明の筐体の被水防止構造の一実施形態を示す図であり、電装部品がケースに収容された状態を示す図である。 図6は、本発明の筐体の被水防止構造の一実施形態を示す図であり、電装部品に対する水の流れを示す図である。 図7は、本発明の筐体の被水防止構造の一実施形態を示す図であり、図3の矢視A−A方向の部分断面図である。 図8は、本発明の筐体の被水防止構造の一実施形態を示す図であり、他の構成のシール部材を備えた電装部品およびブラケットの外観図である。
以下、本発明に係る筐体の被水防止構造の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図8は、本発明に係る一実施形態の筐体の被水防止構造を示す図である。
まず、構成を説明する。
図1において、車両1における車体2の前部にはエンジンルーム7の上方を覆うフロントフード3が設けられている。このフロントフード3の後端部3aには図示しない複数の通気孔を有するカウルトップガーニュシュ4が設けられており、本実施形態の筐体の被水防止構造は、車両1の前方の円形で示す領域Aのカウル部5内に設けられている。
図2に示すように、車体2の前方には車両1の左右方向(以下、車幅方向という)両側に設けられた一対の第1のサイドパネル6と、車幅方向および車両1の上下方向に延在し、車体2を図示しないエンジンが搭載されるエンジンルーム7と乗員が搭乗する室内8とに区画するダッシュパネル9とが設けられている。なお、各図において、車両左側とあるのは、車両1の後方から見た場合である。
また、車体2の前方にはダッシュパネル9の上部に設けられ、車幅方向および車両1の上下方向に延在する被取付け部材としての第1のカウルパネル10と、第1のカウルパネル10に対して車両1の後方に位置し、車幅方向および車両1の上下方向に延在する垂直部11aおよび垂直部11aの下方に連続し、車幅方向および車両1の前後方向に延在する水平部11bとを備えた第2のカウルパネル11と、車両1の前後方向に延在して車幅方向両端部に設けられ、第1のカウルパネル10およびダッシュパネル9とを連結する一対の第2のサイドパネル6とが設けられている。なお、図2では一方の第2のサイドパネル6のみを図示している。
また、第1のカウルパネル10および第2のカウルパネル11の上端にはカウルトップガーニュシュ4が設けられており、第1のカウルパネル10、第2のカウルパネル11およびカウルトップガーニュシュ4によってカウル部5が構成されている。
また、第1のカウルパネル10、第2のカウルパネル11およびカウルトップガーニュシュ4によって囲まれる空間には電装部品12が収容されており、この電装部品12は、例えば、エンジンを制御するエンジンコントロールユニットから構成されている。なお、エンジンコントロールユニットは、電装部品12の1例であり、電装部品12は、車両1に搭載される他の装置を制御するものであってもよい。
図3、図4に示すように、電装部品12は、筐体13を備えており、この筐体13にはエンジンを制御するための図示しない電子部品が内蔵されている。また、筐体13には車両1の前方を向くようにコネクタ14が設けられており、このコネクタ14にはエンジンの電子機器(例えば、インジェクタや点火プラグ等)に電気的に接続される図示しないワイヤハーネスが接続されるようになっている。
筐体13にはボルト16によってブラケット15が取付けられており、図5に示すように、ブラケット15は、ボルト18によって有底箱状のケース17に取付けられている。図2に示すように、ケース17は、ボルト19によって第1のカウルパネル10に取付けられている。ここで、本実施形態の電装部品12は、車両1の後方から見て左側(助手席側)に設けられている。また、第1のカウルパネル10には開口10aが形成されており、この開口10aを通してコネクタ14がエンジンルーム7に臨んでいる。
図3、図4において、筐体13の上面には通気孔20が形成されており、この通気孔20は、筐体13の内部と外部とを連通している。また、通気孔20は、筐体13の内部より取付けたフィルタ部材21によって覆われており、フィルタ部材21は、通気性を有し、水を通さない機能を有している。さらに、通気孔20の周囲には筐体13の外周面13aに突出するリング状の凸部25が設けられており、この凸部25によって外周面13aを伝わる液体が通気孔20に侵入しないように構成されている。筐体13の外周面13aにはスポンジ状の弾性発泡体からなるシール部材22が接着等によって取付けられており、シール部材22は、通気孔20を取り囲むようにして筐体13の外周面13aから外方に突出している。なお、シール部材22の材料は、スポンジ状の弾性発泡体に限定されるものではない。
また、筐体13の通気孔20に対向するブラケット15の部位には覆い部15aが設けられており、この覆い部15aは、通気孔20を覆うようにしてシール部材22の突出端に接触している。このため、覆い部15a、シール部材22および筐体13との間に通気孔20と連通する通気空間23が形成される。
また、シール部材22には通気空間23と外部とを連通する切欠き部22aが形成されており、切欠き部22aは、液体としての水の侵入方向を避けた部位に形成されている。
すなわち、車両1の前側にはエンジンルーム7が設けられており、筐体13に被水される水の多くは、エンジンルーム7側からカウル部5側に向かって流れるため、図6に示すように、水の侵入方向Bは、車両1の前後方向となる場合が多い。
本実施形態の筐体13は、図7に示すように、エンジンルーム7側に位置する筐体13の前端13bが筐体13の後端13cに対して車両1の上下方向下方に位置している。すなわち、筐体13は、通気孔20が形成される外周面13aが車両1の前後方向の水平軸Cに沿って上下方向に傾斜する方向(以下、傾斜方向Dともいう)に傾斜するようにして、ブラケット15を介して第1のカウルパネル10に取付けられている。
そして、図4に示すように、筐体13が第1のカウルパネル10に取付けられた状態において、切欠き部22aは、傾斜方向の最下点24に位置するシール部材22の内周面22bに対し、最下点24を通り、通気孔20が形成された筐体13の外周面13aに沿って傾斜方向Dと直交する線(以下、車幅方向軸Eという)に沿うように形成されている。 このため、エンジンルーム7から筐体13に流れる水が切欠き部22aに侵入し難くなる。
以上の構成を有する筐体13の被水防止構造にあっては、通気孔20を取り囲むようにして筐体13の外周面13aにシール部材22が設けられ、筐体13を第1のカウルパネル10に取付けるブラケット15に、通気孔20を覆うようにしてシール部材22に接触する覆い部15aを設けることにより、シール部材22、筐体13および覆い部15aによって囲まれて通気孔20と連通する通気空間23が形成される。
このため、通気孔20をシール部材22および覆い部15aによって外部から隔絶することができ、通気孔20が被水されることを抑制して、通気孔20を通して筐体13の内部に水が侵入することを防止することができる。この結果、筐体13に内蔵された電子機器が故障することを防止することができる。
また、シール部材22が、液体の侵入方向Bを避けた部位に通気空間23と外部とを連通する切欠き部22aを有するので、切欠き部22aを通して通気空間23に水が侵入することを抑制することができるとともに、通気孔20および切欠き部22aを通して筐体13の内部と外部とを連通することができる。このため、筐体13の内外の圧力差を小さくして筐体13が変形することを防止することができる。
また、下側または横側に通気孔20が向くように筐体13が設置される場合に比べて通気孔20が被水し易い姿勢、すなわち、通気孔20が上側に向くような姿勢で筐体13がブラケット15を介して第1のカウルパネル10に取付けられる場合であっても、通気孔20をシール部材22および覆い部15aによって外部から隔絶することができることから、通気孔20が被水されることを抑制することができる。このため、筐体13の取付けの自由度を向上させることができる。
また、本実施形態の筐体13は、車両1の前後方向の水平軸Cに沿って上下方向に傾斜する方向(傾斜方向D)に傾斜し、エンジンルーム7側に位置する筐体13の前端13bが筐体13の後端13cに対して車両1の上下方向下方に位置するように第1のカウルパネル10に取付けられ、切欠き部22aが、傾斜方向の最下点に位置するシール部材22の内周面22bに対し、最下点24を通り、通気孔20が形成された筐体13の外周面13aに沿って傾斜方向と直交する車幅方向Eに沿うように形成される。
このため、水の侵入方向Bを除いた方向に切欠き部22aが位置するように筐体13を設置することができ、水をシール部材22に衝突させて液体を通気空間23に侵入させ難くすることができる。
また、万が一、シール部材22に衝突した水が切欠き部22aに回り込んで切欠き部22aを通して通気空間23に侵入した場合には、水をシール部材22の最下点24の内周面22bに沿って切欠き部22aから外部に排出することができる。したがって、通気孔20が被水することをより効果的に抑制することができる。
また、本実施形態の筐体13の通気孔20が通気性を有するフィルタ部材21によって覆われるので、通気孔20を通して筐体13の内部に液体が侵入することを確実に防止することができる。また、通気孔20をシール部材22および覆い部15aによって外部から隔絶して通気孔20が被水されることを抑制することができるため、フィルタ部材21の通気性が阻害されることを防止することができる。
また、本実施形態の筐体13は、ブラケット15を介して第1のカウルパネル10に取付けられた状態において、通気孔20が上方に向くように設置されるので、筐体13の内部の空気を通気孔20を通して外部に積極的に排出することができる。このため、筐体13の内外の圧力差を速やかに小さくして筐体13が変形することをより効果的に防止することができる。
なお、本実施形態のシール部材22は、シール部材22の内周面22bが車幅方向軸Eと平行になるようにシール部材22が設けられているが、これに限定されるものではない。例えば、図8に示すように、シール部材22の内周面22bが車幅方向軸Eに対して車両1の前方に傾斜するようにシール部材22を設けてもよい。
この場合には、切欠き部22aが、傾斜方向の最下点24に位置するシール部材22の内周面22bに対し、最下点24を通り、通気孔20が形成された筐体13の外周面13aに沿って傾斜方向Dと直交する車幅方向軸Eに沿うように形成されるのは、勿論である。
また、本実施形態の筐体13を備えた電装部品12は、車両1に適用されるが、車両1に限定されるものではなく、水等の液体に晒される可能性がある環境下で使用される装置であれば、如何なるものにも適用できる。また、液体の種類は、筐体を備えた電装部品の用途によって決定されるものであり、水に限定されるものではない。
また、本実施形態の筐体13は、通気孔20をフィルタ部材21によって覆っているが、フィルタ部材21を廃止しても、通気孔20をシール部材22および覆い部15aによって外部から隔絶することができ、通気孔20が被水されることを抑制して、通気孔20を通して筐体13の内部に水が侵入することを抑制することができる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1…車両、7…エンジンルーム、8…室内、9…ダッシュパネル、10…第1のカウルパネル(被取付け部材、カウルパネル)、13…筐体、13a…外周面、13b…前端、13c…後端、15…ブラケット、15a…覆い部、20…通気孔、21…フィルタ部材、22…シール部材、22a…切欠き部、22b…内周面、23…通気空間、24…最下点、B…液体の侵入方向、C…水平軸、D…傾斜方向、E…車幅方向軸(傾斜方向と直交する線)

Claims (5)

  1. 内部に電子機器を有し、前記内部と外部とを連通する通気孔が形成される筐体の被水防止構造であって、
    前記通気孔を取り囲むようにして前記筐体の外周面に取付けられたシール部材と、前記筐体を被取付け部材に取付けるブラケットとを備え、
    前記ブラケットに、前記通気孔を覆うようにして前記シール部材に接触する覆い部を設けることにより、前記覆い部、前記シール部材および前記筐体によって囲まれて前記通気孔に連通する通気空間を形成し、
    前記シール部材は、液体の侵入方向を避けた部位に前記通気空間と外部とを連通する切欠き部を有することを特徴とする筐体の被水防止構造。
  2. 前記筐体は、前記通気孔を有する外周面が所定の傾斜方向に傾斜するように前記ブラケットを介して前記被取付け部材に取付けられ、
    前記切欠き部は、前記所定の傾斜方向の最下点に位置する前記シール部材の内周面に対し、前記最下点を通り、かつ、前記通気孔が形成された前記筐体の外周面に沿って前記所定の傾斜方向と直交する線に沿うように形成されることを特徴とする請求項1に記載の筐体の被水防止構造。
  3. 前記通気孔が通気性を有するフィルタ部材によって覆われることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の筐体の被水防止構造。
  4. 前記筐体が前記ブラケットを介して前記被取付け部材に取付けられた状態において、前記通気孔が上方に向くように前記筐体が設置されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の筐体の被水防止構造。
  5. 記被取付け部材が、前記車両の車室とエンジンルームとを区画するように車幅方向および車両上下方向に沿って延びるダッシュパネルの上部に設けられたカウルパネルから構成され、
    前記筐体は、前記エンジンルーム側に位置する前記筐体の前端が前記筐体の後端に対して車両の上下方向下方に位置するように傾斜することを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の筐体の被水防止構造。
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