JP2018182164A - 機器の支持構造 - Google Patents

機器の支持構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2018182164A
JP2018182164A JP2017082258A JP2017082258A JP2018182164A JP 2018182164 A JP2018182164 A JP 2018182164A JP 2017082258 A JP2017082258 A JP 2017082258A JP 2017082258 A JP2017082258 A JP 2017082258A JP 2018182164 A JP2018182164 A JP 2018182164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support structure
base portion
electronic device
water
bracket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017082258A
Other languages
English (en)
Inventor
昭史 下野
Akifumi Shimono
昭史 下野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2017082258A priority Critical patent/JP2018182164A/ja
Publication of JP2018182164A publication Critical patent/JP2018182164A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】機器自体の設置スペースをできるだけ小さくすることができ、且つ機器の内部への水の浸入を抑制することが可能な技術を提供する。【解決手段】電子装置Eを所定の壁面Wに取り付けて支持する電子装置Eの支持構造1は、電子装置Eの上方から電子装置Eを支持する上ブラケット10を備える。上ブラケット10は、電子装置Eの上面の少なくとも一部に覆い被さる遮蔽部17を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、機器の支持構造に関する。
電子装置などの機器は上方から滴下する水等の液体を被ったり、液体が内部に浸入したりすることを防止する必要がある。このため、機器への水の滴下、浸入を防止する従来技術の例が特許文献1から3に開示されている。これらの従来技術では、水の滴下、浸入を防止したい機器の領域の上方に、水平に対して傾斜した防滴庇、リブまたは隔壁が設けられる。これらの防滴庇、リブまたは隔壁の上面に滴下した水は傾斜によって機器の外部へと導かれる。
特開平8−200829号公報 特開平11−233955号公報 特開2014−103797号公報
しかしながら、上記従来技術は機器のケースに水平に対して傾斜した防滴庇、リブまたは隔壁が設けられるので、機器自体のサイズが大きくなる虞があることが課題であった。これにより、機器自体の設置スペースを比較的大きく確保する必要があることが懸念された。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、機器自体の設置スペースをできるだけ小さくすることができ、且つ機器の内部への水の浸入を抑制することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る機器の支持構造は、機器を所定の設置場所に取り付けて支持する機器の支持構造において、前記機器を支持する上ブラケットを備え、前記上ブラケットが、前記機器の上面の少なくとも一部に覆い被さる遮蔽部を有する構成(第1の構成)である。
また、上記第1の構成の機器の支持構造において、前記上ブラケットが、前記設置場所に接して固定される上着座部と、前記機器が取り付けられる上支持部と、前記上着座部から前記上支持部まで延びる上ベース部と、を有し、前記上ベース部は、前記上着座部側に水平に対して傾斜する溝状部を有する構成(第2の構成)であっても良い。
また、上記第1または第2の構成の機器の支持構造において、前記上ベース部及び前記遮蔽部は、上面が平面を成すとともに水平に対して傾斜する構成(第3の構成)であっても良い。
また、上記第1から第3の構成の機器の支持構造において、前記上ベース部及び前記遮蔽部の少なくとも一方が、外縁部に上方に向かって延びるリブを有する構成(第4の構成)であっても良い。
また、上記第1から第4の構成の機器の支持構造において、前記上ベース部が、開口部を有する構成(第5の構成)であっても良い。
また、上記第1から第5の構成の機器の支持構造において、前記機器の下方から前記機器を支持する下ブラケットを備え、前記下ブラケットが、前記設置場所に接して固定される下着座部と、前記機器が取り付けられる下支持部と、前記下着座部から前記下支持部まで延びる下ベース部と、を有し、前記下ベース部は、前記開口部に対応する位置に配置される構成(第6の構成)であっても良い。
また、上記第6の構成の機器の支持構造において、前記下ベース部は、上面が平面を成すとともに水平に対して傾斜する構成(第7の構成)であっても良い。
また、上記第6または第7の構成の機器の支持構造において、前記下ベース部が、外縁部に上方に向かって延びるリブを有する構成(第8の構成)であっても良い。
また、上記第1から第8の構成の機器の支持構造において、前記上ブラケットと前記下ブラケットとの間の前記機器の外面に設けられ、上方から下方に向かって延びる導水路を有する導水部材を備える構成(第9の構成)であっても良い。
本発明の構成によれば、機器を所定の設置場所に取り付けて支持する機器の支持構造において、水の滴下、浸入を防止したい機器の領域の上方にブラケットの遮蔽部を設けることができる。すなわち、機器自体に、水の浸入を抑制するための庇、リブ、隔壁等を設ける必要が無い。したがって、機器自体の設置スペースをできるだけ小さくすることができ、且つ機器の内部への水の浸入を抑制することが可能になる。
第1実施形態の機器の支持構造を示す正面図である。 第1実施形態の機器の支持構造を示す上面図である。 第1実施形態の機器の支持構造を示す側面図である。 第1実施形態の機器の支持構造を示す部分斜視図である。 第1実施形態の機器の支持構造を示す部分断面斜視図である。 第2実施形態の機器の支持構造を示す部分斜視図である。 第3実施形態の機器の支持構造を示す側面図である。 第3実施形態の機器の支持構造を示す部分斜視図である。 第4実施形態の機器の支持構造を示す側面図である。 第4実施形態の機器の支持構造を示す部分斜視図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は以下の内容に限定されるものではない。
<1.第1実施形態>
図1は、第1実施形態の機器の支持構造1を示す正面図である。図2は、機器の支持構造1を示す上面図である。図3は、機器の支持構造1を示す側面図である。図4は、機器の支持構造1を示す部分斜視図である。図5は、機器の支持構造1を示す部分断面斜視図である。なお、図1、図3、図4及び図5における上下方向が、設置状態にある機器(電子装置E)の支持構造1の上下方向である。また、以下の実施形態においては、上方向とは鉛直上向きであり、下方向とは鉛直下向きである。また、図1及び図2における左右横方向が、設置状態にある機器(電子装置E)の支持構造1の横方向である。
機器の支持構造1は、図1、図2及び図3に示す上ブラケット10及び下ブラケット20を備える。支持構造1は機器である電子装置Eを所定の設置場所(壁面W)に取り付けて支持する。
電子装置Eは、例えば車両の電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)であって、比較的扁平な箱型の外装を有する。電子装置Eは箱型を成す外装であるカバー部材C及びシャーシSの内部に電子基板Bを備える。電子装置Eは、図2及び図3に示すように車両の壁面Wに上ブラケット10及び下ブラケット20を介して取り付けられる。機器の支持構造1は電子装置Eの内部に設けられた電子基板Bが、図3に示すように垂直を成して設置される。これにより、横方向(水平方向)における設置スペースをできるだけ小さくすることができる。
上ブラケット10は電子装置Eの上方から電子装置Eを支持する。上ブラケット10は、例えば板金のプレス加工によって形成される。上ブラケット10は上着座部11、上支持部12及び上ベース部13を備える。
上着座部11は設置場所の壁面Wに隣接する上ブラケット10の端部に設けられる。上着座部11は、図1に示すように正面から見て横方向の略中央部に配置される。上着座部11は壁面Wと対向する平面に固定孔11aを備える。上着座部11は不図示のネジが固定孔11aに挿入され、設置場所の壁面Wに接して固定される。
上支持部12は電子装置Eに隣接する上ブラケット10の端部に設けられる。上支持部12は、図1に示すように正面から見て横方向の2箇所に所定間隔で配置される。2箇所の上支持部12は各々、上ベース部13に対して略直角に折れ曲がり、電子装置Eの一面と対向して平行に、下方に向かって所定長さで延びる。上支持部12にはネジ2を用いて電子装置Eが取り付けられる。
上ベース部13は上着座部11から上支持部12まで延びる平板状に構成される。上ベース部13はその外形が、図2に示すように上方から見て、横方向の略中央部の上着座部11から所定間隔で並ぶ2箇所の上支持部12まで延びる略三角形状を有する。上ベース部13は上面が平面を成す。さらに、上ベース部13の上面は水平に対して、上着座部11側から上支持部12側に向かって下がる形で傾斜する。
上ベース部13は、図4及び図5に示すリブ14、開口部15、溝状部16及び遮蔽部17を備える。
リブ14は上ベース部13の外縁部の一部に設けられる。リブ14は所定の高さまで上方に向かって延びる。
開口部15は上方から見て略三角形状である上ベース部13の中央部に設けられる。開口部15は上方から見て略三角形状に構成され、上ベース部13を上下方向に貫通する。なお、上方から見た開口部15の投影領域は、壁面Wと対向する電子装置EのシャーシSの外面よりも壁面Wに近い側に位置する。
溝状部16は上ベース部13の上着座部11側に設けられる。溝状部16は上ベース部13の上着座部11との隣接箇所から開口部15まで延びる。溝状部16は上ベース部13の上面から下方に向かって窪む。さらに、溝状部16の内底部は水平に対して、上着座部11側から開口部15側に向かって下がる形で傾斜する。
遮蔽部17は上ベース部13の上支持部12側の縁部に設けられる。遮蔽部17は一方の上支持部12側から他方の上支持部12側に向かって延びる。遮蔽部17は上面が平面を成す。さらに、遮蔽部17の上面は水平に対して、上着座部11側から上支持部12側に向かって下がる形で傾斜する。そして、遮蔽部17は、図2、図4及び図5に示すように電子装置Eの上面の一部に覆い被さる。
下ブラケット20は電子装置Eの下方から電子装置Eを支持する。下ブラケット20は上ブラケット10同様、例えば板金のプレス加工によって形成される。下ブラケット20は下着座部21、下支持部22及び下ベース部23を備える。
下着座部21は設置場所の壁面Wに隣接する下ブラケット20の端部に設けられる。下着座部21は、図1に示すように正面から見て横方向の略中央部に配置される。下着座部21は壁面Wと対向する平面に固定溝21aを備える。下着座部21は不図示のネジが固定溝21aに挿入され、設置場所の壁面Wに接して固定される。
下支持部22は電子装置Eに隣接する下ブラケット20の端部に設けられる。下支持部22は、図1に示すように正面から見て横方向の2箇所に所定間隔で配置される。2箇所の下支持部22は各々、下ベース部23に対して略直角に折れ曲がり、電子装置Eの一面と対向して平行に、上方に向かって所定長さで延びる。下支持部22にはネジ2を用いて電子装置Eが取り付けられる。
下ベース部23は下着座部21から下支持部22まで延びる平板状に構成される。下ベース部23は開口部15に対応する位置に配置される。下ベース部23はその外形が、横方向の略中央部の下着座部21から所定間隔で並ぶ2箇所の下支持部22まで延びる略三角形状を有する。
ここで、電子装置Eについては、そのカバー部材CとシャーシSとの隙間の領域X(図5参照)からの水の侵入と、領域Xの周辺への水の滴下と、を抑制したい。これに対して、上記第1実施形態のように、電子装置Eの支持構造1は上ブラケット10が、電子装置Eの上面の一部、すなわち上記領域X及びその周辺に覆い被さる遮蔽部17を有する。
この構成によれば、電子装置Eの、水の滴下、浸入を防止したい領域Xの上方に上ブラケット10の遮蔽部17を設けることができる。すなわち、電子装置E自体に、水の浸入を抑制するための庇、リブ、隔壁等を設ける必要が無い。したがって、電子装置Eの支持構造1は電子装置E自体の設置スペースをできるだけ小さくすることができ、且つ電子装置Eの内部への水の浸入を抑制することが可能になる。
また、上記構成の電子装置Eの支持構造1は、上ブラケット10が上着座部11、上支持部12及び上ベース部13を備える。この構成によれば、簡便な構成によって、電子装置E自体の設置スペースをできるだけ小さくすることができ、且つ電子装置Eの内部への水の浸入を抑制することが可能になる。さらに、上ベース部13は、その上着座部11側に水平に対して傾斜する溝状部16を有するので、溝状部16に水を集めることができる。これにより、排水効果を一層高めることができ、電子装置Eの内部への水の浸入を抑制することが可能になる。
また、支持構造1は、上ベース部13及び遮蔽部17が、上面が平面を成すとともに水平に対して傾斜する。この構成によれば、上ベース部13の上面に滴下した水を傾斜によって所望の方向へと導くことができる。したがって、電子装置Eの、水の滴下、浸入を防止したい領域Xに対して遠ざかる方向に水を導くことが可能になる。
また、支持構造1は、上ベース部13の外縁部に、上方に向かって延びるリブ14を有する。この構成によれば、上ベース部13の上面に滴下した水が意図しない箇所から下方へと落下することを防止することができる。したがって、電子装置Eの、水の滴下、浸入を防止したい領域Xに対して所望の方向へと水を導くことが可能になる。さらに、リブ14を設けることによって、上ブラケット10の強度を向上させることが可能になる。
また、支持構造1は、上ベース部13が開口部15を有するので、上ベース部13の上面に滴下した水を所望の位置で下方へと落下させることができる。したがって、電子装置Eの、水の滴下、浸入を防止したい領域Xに対して水を近づけないようにすることが可能になる。
さらに、上記構成の電子装置Eの支持構造1は、下ブラケット20が下着座部21、下支持部22及び下ベース部23を備える。この構成によれば、簡便な構成によって、電子装置E自体の設置スペースをできるだけ小さくした状態で、電子装置Eの下方から電子装置Eを支持することができる。
<2.第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。図6は、機器の支持構造1を示す部分斜視図である。なお、第2実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と異なる構成要素については以下で説明し、第1実施形態と共通する構成要素については詳細な説明を省略する。
第2実施形態の機器(電子装置E)の支持構造1は、図6に示す上ブラケット10を備える。上ブラケット10は上着座部11、上支持部12及び上ベース部13を備える。さらに、上ベース部13はリブ14及び遮蔽部17を備える。
なお、第2実施形態の上ベース部13は、第1実施形態で見られた開口部を備えていない。これにより、上ベース部13の上面に滴下した水が電子装置EのシャーシS側に落下することを防止することができる。
リブ14は上ベース部13の外縁部の全域にわたって設けられる。この構成によれば、上ベース部13の横方向の外縁部から、電子装置Eの側方に向かって水が落下することを防止することができる。すなわち、上ベース部13の上面に滴下した水を遮蔽部17及び上支持部12側に導くことが可能なる。したがって、すべての水を電子装置Eのカバー部材C側に、すなわち電子装置Eの、水の滴下、浸入を防止したい領域Xに対して遠ざかる方向に導くことができる。その結果、電子装置Eの内部への水の浸入を抑制する効果を高めることが可能になる。
また、リブ14は遮蔽部17の正面側の縁部の一部に設けられる。リブ14は、例えば遮蔽部17の正面側の縁部の、横方向の中央部を除く領域に設けられる。この構成によれば、遮蔽部17において、遮蔽部17の中央部から電子装置Eのカバー部材C側に水を導くことができる。したがって、例えば遮蔽部17の左右両端部側に、特に水を導きたくない場合などにおいて、水の流れをコントロールすることが可能になる。
<3.第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。図7は、機器の支持構造1を示す側面図である。図8は、機器の支持構造1を示す部分斜視図である。なお、第3実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と異なる構成要素については以下で説明し、第1実施形態と共通する構成要素については詳細な説明を省略する。
第3実施形態の機器(電子装置E)の支持構造1は、図7及び図8に示す上ブラケット10を備える。上ブラケット10は上着座部11、上支持部12及び上ベース部13を備える。さらに、上ベース部13はリブ14、開口部15、溝状部16及び遮蔽部17を備える。
上ベース部13は上面が平面を成す。さらに、上ベース部13の上面は、図7に示すように水平に対して、上支持部12側から上着座部11側に向かって下がる形で傾斜する。この構成によれば、上ベース部13の上面に滴下した水を傾斜によって開口部15の方向へと導くことができる。開口部15は電子装置EのシャーシSの外面よりも壁面Wに近い側に位置するので、すべての水をシャーシS側の、電子装置Eに滴下されない領域へと導くことができる。したがって、電子装置Eの内部への水の浸入を抑制する効果を高めることが可能になる。
リブ14は遮蔽部17の正面側の縁部の全域にわたって設けられる。この構成によれば、遮蔽部17において、水が電子装置Eのカバー部材C側に落下することを防止することができる。したがって、電子装置Eの内部への水の浸入を抑制する効果をより一層高めることが可能になる。
<4.第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。図9は、機器の支持構造1を示す側面図である。図10は、機器の支持構造1を示す部分斜視図である。なお、図10は、支持構造1を背面側(壁面W側)から見た部分斜視図である。また、第4実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と異なる構成要素については以下で説明し、第1実施形態と共通する構成要素については詳細な説明を省略する。
第4実施形態の機器(電子装置E)の支持構造1は、図9及び図10に示す上ブラケット10及び下ブラケット20を備える。下ブラケット20は下着座部21、下支持部22及び下ベース部23を備える。
下ベース部23は下着座部21から下支持部22まで延びる平板状に構成される。下ベース部23は開口部15に対応する位置に配置される。下ベース部23はその外形が、横方向の略中央部の下着座部21から所定間隔で並ぶ2箇所の下支持部22まで延びる略三角形状を有する。下ベース部23は上面が平面を成す。さらに、下ベース部23の上面は水平に対して、下支持部22側から下着座部21側に向かって下がる形で傾斜する。この構成によれば、開口部15から落下する水を下ベース部23で受けることができる。そして、下ベース部23の上面まで導かれた水を傾斜によってさらに所望の方向へと導くことができる。したがって、電子装置Eの下方において、水の流れをコントロールすることが可能になる。
さらに、下ベース部23はリブ24を備える。リブ24は下ベース部23の外縁部の略全域にわたって設けられる。リブ24は所定の高さまで上方に向かって延びる。この構成によれば、下ベース部23の上面まで導かれた水が意図しない箇所から下方へと落下することを防止することができる。したがって、電子装置Eの下方において、下着座部21に向けて水を導くことが可能になる。さらに、リブ24を設けることによって、下ブラケット20の強度を向上させることが可能になる。
さらに、支持構造1は導水部材30を備える。導水部材30は上ブラケット10と下ブラケット20との間の、壁面Wと対向する電子装置EのシャーシSの外面(電子装置Eの背面)に取り付けられる。導水部材30は導水路31を備える。導水路31は上方から下方に向かって延びる。導水路31の上部は横方向の両端部から中央部に向かって下がる形で傾斜する。導水路31の下部は横方向の中央部において略垂直に延びる。
この構成によれば、上ベース部13の開口部15からシャーシSと壁面Wとの間の領域に落下した水は導水部材30の上部に滴下する。導水部材30の上部に滴下した水は導水路31を伝って下ベース部23の上面の中央部に落下する。したがって、電子装置Eと壁面Wとの間の領域において、水の流れをコントロールすることが可能になる。
なお、導水部材30は、壁面Wと対向するシャーシSの外面の反対側の、カバー部材Cの外面(電子装置Eの正面)に設けても良い。この場合、下ブラケット20の一部を、導水部材30の下方まで電子装置Eの正面側に向かって延長することが好ましい。これにより、電子装置Eの正面側において導水部材30を伝って落下した水を下ベース部23で受けて、下着座部21に向けて導くことが可能になる。
<5.変形例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。以下では、上記実施形態の全体に係る変形例について説明する。なお、上記実施形態の全ての要素と、以下で説明する形態の全ての要素とは、適宜組み合わせて実施することができる。
例えば上記実施形態では、機器の支持構造1が車載の電子装置Eに適用されることとしたが、機器の支持構造は家庭やオフィス、商店等で使用される装置等に適用されることとしても良い。
1 支持構造
10 上ブラケット
11 上着座部
12 上支持部
13 上ベース部
14 リブ
15 開口部
16 溝状部
17 遮蔽部
20 下ブラケット
21 下着座部
22 下支持部
23 下ベース部
24 リブ
30 導水部材
31 導水路
E 電子装置(機器)
W 壁面(設置場所)

Claims (9)

  1. 機器を所定の設置場所に取り付けて支持する機器の支持構造において、
    前記機器を支持する上ブラケットを備え、
    前記上ブラケットが、前記機器の上面の少なくとも一部に覆い被さる遮蔽部を有することを特徴とする機器の支持構造。
  2. 前記上ブラケットが、
    前記設置場所に接して固定される上着座部と、
    前記機器が取り付けられる上支持部と、
    前記上着座部から前記上支持部まで延びる上ベース部と、
    を有し、
    前記上ベース部は、前記上着座部側に水平に対して傾斜する溝状部を有することを特徴とする請求項1に記載の機器の支持構造。
  3. 前記上ベース部及び前記遮蔽部は、上面が平面を成すとともに水平に対して傾斜することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の機器の支持構造。
  4. 前記上ベース部及び前記遮蔽部の少なくとも一方が、外縁部に上方に向かって延びるリブを有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の機器の支持構造。
  5. 前記上ベース部が、開口部を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の機器の支持構造。
  6. 前記機器の下方から前記機器を支持する下ブラケットを備え、
    前記下ブラケットが、
    前記設置場所に接して固定される下着座部と、
    前記機器が取り付けられる下支持部と、
    前記下着座部から前記下支持部まで延びる下ベース部と、
    を有し、
    前記下ベース部は、前記開口部に対応する位置に配置されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の機器の支持構造。
  7. 前記下ベース部は、上面が平面を成すとともに水平に対して傾斜することを特徴とする請求項6に記載の機器の支持構造。
  8. 前記下ベース部が、外縁部に上方に向かって延びるリブを有することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の機器の支持構造。
  9. 前記上ブラケットと前記下ブラケットとの間の前記機器の外面に設けられ、上方から下方に向かって延びる導水路を有する導水部材を備えることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の機器の支持構造。
JP2017082258A 2017-04-18 2017-04-18 機器の支持構造 Pending JP2018182164A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017082258A JP2018182164A (ja) 2017-04-18 2017-04-18 機器の支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017082258A JP2018182164A (ja) 2017-04-18 2017-04-18 機器の支持構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018182164A true JP2018182164A (ja) 2018-11-15

Family

ID=64276131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017082258A Pending JP2018182164A (ja) 2017-04-18 2017-04-18 機器の支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018182164A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10136070A (ja) * 1996-10-28 1998-05-22 Matsushita Electric Works Ltd ドアホン子器
JP2005153702A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Honda Motor Co Ltd エンジンルームに設置する制御ユニットの取付構造
JP2010010542A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Saxa Inc 電子機器の壁掛け構造
JP2010220366A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
JP2011152846A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Suzuki Motor Corp 電装部品の被水防止構造
JP2013172095A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Denso Corp 電子基板ケース
JP2015050337A (ja) * 2013-09-02 2015-03-16 スズキ株式会社 筐体の被水防止構造

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10136070A (ja) * 1996-10-28 1998-05-22 Matsushita Electric Works Ltd ドアホン子器
JP2005153702A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Honda Motor Co Ltd エンジンルームに設置する制御ユニットの取付構造
JP2010010542A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Saxa Inc 電子機器の壁掛け構造
JP2010220366A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
JP2011152846A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Suzuki Motor Corp 電装部品の被水防止構造
JP2013172095A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Denso Corp 電子基板ケース
JP2015050337A (ja) * 2013-09-02 2015-03-16 スズキ株式会社 筐体の被水防止構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2017022068A1 (ja) 電子機器の筐体の組付け構造及び電子機器
JP5382157B2 (ja) 電子機器
CN104812208A (zh) 倾斜角通气板图案及方法
JP4857935B2 (ja) シールド構造体
JP6289605B2 (ja) 電子機器筐体および電子機器
JP5372062B2 (ja) 表示装置
JP2018182164A (ja) 機器の支持構造
JP2015216323A (ja) 電気機器収納用箱の内部排水構造
JP6973008B2 (ja) 電力変換装置
JP6962054B2 (ja) ワイヤーハーネス取付部品の取付構造
JP6416599B2 (ja) ガス検知器の取付構造
JP2016059225A (ja) 電気接続箱
CN215909257U (zh) 电控盒和空调器
JP6914585B2 (ja) 電気電子機器収納用箱
JP2020068610A (ja) 分電盤ケースの基台
JP2019050289A (ja) 固定部材
EP3109960A1 (en) Mounting assembly with improved mounting box
JP6413114B2 (ja) 電気機器収納用箱の屋根構造
JP4915617B2 (ja) インナーコンセントの取付構造
JP2016219718A (ja) 電気機器収納用箱
JP4950723B2 (ja) インナーコンセントの取付構造
JP6038358B2 (ja) 防水構造
JP2023076834A (ja) 支持部品、機器設置構造体
JP6150923B1 (ja) ブラケット
JP6047766B2 (ja) 電気電子機器収納用箱の機器取付板固定金具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210309

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210921