JP7094736B2 - ワイヤハーネスカバー構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤハーネスカバー構造に関する。
ワイヤハーネスの車体パネル貫通部分のワイヤハーネス経路の規制や保護には、貫通部にワイヤハーネスを覆うカバーを装着する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平1-96721号公報
特に、キャブオーバー車等の車室が車両前部にある構造では、車室内のヒューズボックス等に繋がるワイヤハーネスの車体貫通部(貫通口)を車室内前部に設ける構造とすると、レイアウト上は有利である。しかし、乗員による室内側からの足蹴りや、衝突時の影響、すなわち、ハーネス貫通口に潰れ等の影響が出る可能性を考慮し、足蹴りや衝突の影響を受けない位置(前記の車室内前部ではない位置)にワイヤハーネスの経路を配置することが検討されてきた。そこで、衝突の影響を受けない位置にワイヤハーネスの経路を配置すると、ワイヤハーネスは、インストルメントパネル下端の足元部への配置となり、乗員の足元のスペースのアレンジの自由度が低下してしまうという課題が生じていた。
本発明は上記問題点を解決するものであり、ワイヤハーネス経路の規制をするとともに、乗員の足蹴り時および衝突時のワイヤハーネスの保護も可能である構造を有するワイヤハーネスカバー構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のワイヤハーネスカバー構造は、
車室内前部のフロア面から車両上方に立ち上がる縦壁状の車体パネルのワイヤハーネス貫通部において、車室内側から装着される金属製のカバー部材を設けており、
前記カバー部材は、
車体パネルの貫通口外周を覆う外周部分と、
前記ワイヤハーネスが通過できる空間を前記貫通口と対向する部分に設けて覆う覆い部分と、
前記覆い部分の少なくとも一部分に設けられた、前記貫通口から出た前記ワイヤハーネスが通過できる開口部とを有し
前記ワイヤハーネスを固定するクランプを固定するためのブラケットが、前記開口部の開口側にある前記外周部分を跨ぐように、前記車体パネルに取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ワイヤハーネス経路の規制をするとともに、乗員の足蹴り時および衝突時のワイヤハーネスの保護も可能である構造を有するワイヤハーネスカバー構造を提供することができる。
図1は、本発明のワイヤハーネスカバー構造を示す正面図である。 図2は、図1におけるA-A断面図である。 図3は、本発明のワイヤハーネスカバー構造を設けた、乗員乗車時の車室内の状態を示す側面図である。 図4は、図3における車室内前方の正面図である。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。ただし、本発明は、以下の例に限定および制限されない。なお、以下で参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。図面相互間においても、物体の寸法比率等が異なる場合がある。
図1は、本発明のワイヤハーネスカバー構造を示す正面図である。図2は、図1におけるA-A断面図である。車体パネル(ダッシュパネル)1には、貫通口3が設けられており、リレーブロック(RB)とジャンクションボックス(JB)との間を接続するワイヤハーネス5は、貫通口3で、車室外から車室内に導入されている。車体パネル1は、車室内前部のフロア面から車両上方に立ち上がる縦壁状のパネルである。ワイヤハーネス5が車体パネル1を貫通する貫通口3部分には、ハーネスグロメット7が篏合されて設けられている。ハーネスグロメット7は、ワイヤハーネスの保護や、防水性を持たせるために、ボディ等の貫通部に装備する環状のゴム部材である。貫通口3から車室内に導入されたワイヤハーネス5は、クランプ9によって固定されて経路が規制されている。
ワイヤハーネス5の貫通部には、車室内側から金属製のカバー部材10が設けられている。カバー部材10は、車体パネル1の貫通口3外周を覆う外周部分11と、貫通口付近のワイヤハーネス5を覆う覆い部分13とを備え、覆い部分13には開口部15を有しており、開口部15からワイヤハーネス5が導出されている。覆い部分13は、貫通口3と対向する部分に、ワイヤハーネス5が通過できる空間を設けるように形成されている。開口部15の開口高さは、ワイヤハーネス5の太さに応じて決定すればよいが、70mm~120mmの範囲内であることが好ましく、70mm~100mmの範囲内であることがより好ましい。また、これらの図においては、開口部15の形状は、略半円形状であるが、本発明において開口部15の形状は、これに限定されるものではない。ただし、強度の観点からは、略半円形状であることが好ましい。カバー部材10の開口部15は、ワイヤハーネス5の経路となる方向に設けられていればよく、例えば、カバー部材10が四角形状である場合には、四角形の一辺に設けることもできる。カバー部材10の開口部15は、ワイヤハーネス5を通過させる部分にのみ設けると、カバー部材10の強度を向上させることができ、好ましい。
このように車室内前部に車室内のヒューズボックス等に繋がるワイヤハーネスの車体貫通部がある構造の場合には、衝突時に貫通口に潰れが発生することが懸念されてきた。貫通口に潰れが発生した場合、衝突の際の断線によるファイヤーハザード(火災)等の危険性や、ドアロックやパワーウインドウ等の脱出に必要な電装品が不作動となるおそれがある。しかし、前記本発明のワイヤハーネスカバー構造によると、カバー部材10の外周部分11が貫通口3外周を覆うことで貫通口3の補強となり、衝突時耐性を向上させて、ワイヤハーネス5の断線を防止することができる。外周部分11の幅は、強度維持と取り付けスペース確保の観点からは、80mm~180mmの範囲内であることが好ましく、100mm~150mmの範囲内であることがより好ましい。
図3および図4に、本発明のワイヤハーネスカバー構造を設けた車室内の状態を示す。図3は、乗員20(脚部のみ示す)が乗車時の車室内の状態を示す側面図である。また、図4は、車室内前方を、図3中の矢印方向に見た正面図である。これらの図に示すように、ワイヤハーネス5の貫通部は、車室内前部のフロア面から車両上方に立ち上がる縦壁状の車体パネルに設けられているが、前記貫通部にカバー部材10を設けたことで、乗員の足蹴り等からワイヤハーネス5を保護することもでき、ワイヤハーネス5をコンパクトに配置することができるため、邪魔にもなりにくい。
本発明のワイヤハーネスカバー構造は、例えば、次のように設置することができる。車体パネル1の貫通口3に、ハーネスグロメット7を篏合し、ハーネスグロメット7のリブ部分で、車体パネル1を挟持するようにする。次に、ワイヤハーネス5をハーネスグロメット7に挿入し、挿入後に図2に示すようにワイヤハーネス5をL字状に屈曲させて、その上からカバー部材10を車体パネル1に取り付ける。そのとき、カバー部材10の開口部15を、ワイヤハーネス5の経路方向に合わせるように、カバー部材10の向きを決定する。その後、クランプ9をワイヤハーネス5の経路に合わせた位置で車体パネル1に取り付ける。その際に、開口部15の開口側にある外周部分11を跨ぐように、クランプ9を固定するための板金ブラケット17を取り付けるとよい。そして、開口部15から導出されているワイヤハーネス5を、クランプ9で固定する。
なお、従来は、衝突の影響の少ない位置として、車室内前部ではない位置(例えばフロア面)に、ワイヤハーネスの経路を配置することが検討されてきた。その場合、フロア面の底上げ等が必要となり、乗員の足元ウォークスルースペース等のアレンジの自由度が低くなりがちであった。本発明の構成を採用することによって、図3および図4に示すように、車室内前方の縦壁部まで貫通口を移動することができ、乗員の足元スペースを確保することができるとともに、安全性もより向上させることができる。
1 …車体パネル(ダッシュパネル)
3 …貫通口
5 …ワイヤハーネス
7 …ハーネスグロメット
9 …クランプ
10 …カバー部材
11 …外周部分
13 …覆い部分
15 …開口部
17 …板金ブラケット
20 …乗員(脚部)

Claims (1)

  1. 車室内前部のフロア面から車両上方に立ち上がる縦壁状の車体パネルのワイヤハーネス貫通部において、車室内側から装着される金属製のカバー部材を設けており、
    前記カバー部材は、
    車体パネルの貫通口外周を覆う外周部分と、
    前記ワイヤハーネスが通過できる空間を前記貫通口と対向する部分に設けて覆う覆い部分と、
    前記覆い部分の少なくとも一部分に設けられた、前記貫通口から出た前記ワイヤハーネスが通過できる開口部とを有し
    前記ワイヤハーネスを固定するクランプを固定するためのブラケットが、前記開口部の開口側にある前記外周部分を跨ぐように、前記車体パネルに取り付けられていることを特徴とするワイヤハーネスカバー構造。
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