JP6212298B2 - 加熱封止装置 - Google Patents

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本発明は、真空包装機等に用いられ、熱溶着可能な包装袋を密封する加熱封止装置に関する。
下記の特許文献1には包装袋を熱溶着して密封する加熱封止装置を備えた真空包装機が開示されている。この真空包装機は下チャンバと上チャンバとからなるチャンバと、チャンバ内を減圧する真空ポンプと、チャンバ内に収容した包装袋の開口部周縁を熱溶着して密封する加熱封止装置とを備えている。真空包装機の加熱封止装置は、下チャンバに上下に移動可能に設けられ、上部にヒータを有した下ヒータブロックと、上チャンバの下面に設けられ、下部にヒータを有した上ヒータブロックとを備えている。下ヒータブロックは下チャンバを貫通した一対の支持軸の上端に固定されており、これら支持軸は下チャンバの下面に設けた昇降シリンダにより上下に移動可能に支持されている。昇降シリンダにより支持軸を上昇させることにより、下ヒータブロックは上ヒータブロックに押圧する位置まで上昇し、下ヒータブロックの上面に載置された包装袋は上下のヒータブロックにより狭圧されて保持される。
下ヒータブロックの上部に設けたヒータは長手方向の両端部に接続した導電板を介して導電体よりなる支持軸に電気的に接続され、このヒータは電気供給側配線に接続された支持軸から導電板を介して通電されることにより発熱する。また、下ヒータブロックには導電板に電気的に接続された導電接触ピンが設けられており、この導電接触ピンは上ヒータブロックの下部に設けたヒータに電気的に接続された導電ブロックと上下に対向する位置に配置されている。この導電接触ピンは下ヒータブロックを上側に移動させたときに上ヒータブロックの導電ブロックに当接することで電気的に接続され、上ヒータブロックのヒータは支持軸、導電板及び導電ブロックを介して電源から通電されることにより発熱する。
この真空包装機において包装袋を真空包装するときには、下ヒータブロックの上面に包装袋の開口部周縁を載せ、上チャンバを閉じてチャンバ内を密閉し、真空ポンプによりチャンバ内を減圧すると、チャンバ内の気圧が低下するとともに包装袋内の気圧も低下する。チャンバ内の気圧が所定の真空度に達し、昇降シリンダにより支持軸を上昇させることにより下ヒータブロックを上昇させ、包装袋の開口部周縁は上ヒータブロックと下ヒータブロックとにより狭圧されて保持される。この状態で上下のヒータブロックの各ヒータに通電して発熱させると、包装袋の開口部周縁は熱溶着されて密封される。
特開2008−222299号公報
上記の真空包装機の加熱封止装置においては、下ヒータブロックのヒータは電源に接続された支持軸に導電板を介して電気的に接続されている。このため、ヒータに電気を供給する電気回路のリレー等で接点溶着のような不具合を生じた場合には、ヒータは常に通電された状態となり、ヒータが高温となるおそれがあった。これに対応するために、例えば下ヒータブロックに温度センサを取り付ければ、温度センサによって下ヒータブロックが高温となったことを検出することができるが、加熱封止装置を用いた真空包装機では、下ヒータブロックを下チャンバに対して着脱可能として清掃性を良くするのが望ましく、下ヒータブロックに温度センサを取り付けることができないことが多かった。本発明は、包装袋を狭圧して保持する狭圧ブロックに設けたヒータが不使用時に連続通電して高温とならない加熱封止装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、基台上にて上下に移動可能に設けられ、上部にヒータを有した下側狭圧ブロックと、下側狭圧ブロックの上側に設けられ、下側狭圧ブロックを上側に移動させたときに下側狭圧ブロックとともに熱溶着可能な包装袋を狭圧して保持する上側狭圧ブロックと、基台に設けられて下側狭圧ブロックを上下動させる昇降機構とを備え、昇降機構は基台に上下に移動可能に支持された一対の支持軸により下側狭圧ブロックを上下動させるようにし、一対の支持軸を電源からヒータに通電する電極として用いた加熱封止装置であって、下側狭圧ブロックには支持軸の上側にてヒータに電気的に接続された導電性部材よりなる支持板を設け、下側狭圧ブロックが上側狭圧ブロックと離間した下降位置にあるときには支持軸の上端が支持板の下側にて離間した位置にあって支持軸がヒータに電気的に接続されないようにし、支持軸を上側に移動させると、支持軸の上端が支持板の下面に当接した状態にて下側狭圧ブロックを上側狭圧ブロックに押圧する上昇位置まで上昇させるようにして、支持軸が支持板を介してヒータに電気的に接続されるようにしたことを特徴とする加熱封止装置を提供するものである。
上記のように構成した加熱封止装置においては、下側狭圧ブロックには支持軸の上側にてヒータに電気的に接続された導電性部材よりなる支持板を設け、下側狭圧ブロックが上側狭圧ブロックと離間した下降位置にあるときには支持軸の上端が支持板の下側にて離間した位置にあって支持軸がヒータに電気的に接続されないようにし、支持軸を上側に移動させると、支持軸の上端が支持板の下面に当接した状態にて下側狭圧ブロックを上側狭圧ブロックに押圧する上昇位置まで上昇させるようにして、支持軸が支持板を介してヒータに電気的に接続されるようにしている。下側狭圧ブロックが上側狭圧ブロックと離間した下降位置にあるときのように、包装袋を熱溶着しないときには、ヒータは電源に接続された支持軸と電気的に接続されず、下側狭圧ブロックが上側狭圧ブロックに対して押圧する上昇位置にあるときのように、包装袋を熱溶着するときには、ヒータは電源に接続された支持軸と電気的に接続され、ヒータは電源から通電可能となる。これにより、下側狭圧ブロックが包装袋を熱溶着させない下降位置にあるときに、ヒータを通電させる電気回路に不具合が生じても、ヒータが連続通電して高温となるのを防ぐことができる。
上記のように構成した加熱封止装置においては支持軸は基台に固定したシリンダにより上下に移動可能に支持され、支持軸はシリンダ内に設けた付勢手段によって下降位置となるように付勢されるのが好ましい。
本発明の加熱封止装置を用いた真空包装機の一実施形態の斜視図である。 図1の真空包装機の一部破断断面図である。 (a)下側狭圧ブロックが下降しているときの断面図であり、(b)下側狭圧ブロックが上昇したときの断面図である。 加熱封止装置の電気回路図である。 加熱封止装置の他の実施例における図3に相当する図であり、(a)下側狭圧ブロックが下降しているとき、(b)下側狭圧ブロックが上昇したとき、(c)下側狭圧ブロックが上側狭圧ブロックを押圧しているときの断面図である。 加熱封止装置のヒータをマイコンにより制御するときの回路図である。 (a)ヒータを加熱させたときの温度を示すグラフであり、(b)ヒータの通電時間とヒータ通電後30秒後のヒータの上昇温度との関係を示すグラフであり、(c)ヒータ通電後30秒経過後以後におけるヒータの温度が下降する冷却カーブを示すグラフであり、(d)ヒータの予測温度と実際の温度を示すグラフである。
以下、本発明の加熱封止装置を用いた真空包装機の一実施形態を添付図面を参照して説明する。図1及び図2に示したように、真空包装機10は、ハウジング11の上部に包装袋を収容するチャンバ12と、ハウジング11の下部にてチャンバ12内を減圧する真空ポンプ15とを備えている。チャンバ12は上面が開口した浅い皿形をしたチャンバベース13と、チャンバベース13の上面開口を開閉自在に塞ぐ耐圧性のアクリル板よりなるチャンバカバー14とから構成される耐圧容器である。
図1及び図2に示したように、チャンバ12の前部には加熱封止装置20が設けられている。加熱封止装置20はチャンバ12内に収容した熱溶着可能な包装袋の開口周縁部を密封するものである。なお、包装袋は内側に融点の低い材質を採用した二層構造の熱可塑性樹脂製フィルムを用いたものである。加熱封止装置20は包装袋を狭圧して保持する下側及び上側狭圧ブロック21,22とを備えている。下側狭圧ブロック21はアルミニウム製の角パイプ部材よりなり、チャンバベース(基台)13の前部に着脱可能かつ上下に移動可能に設けられている。上側狭圧ブロック22は弾性変形可能なシリコン製のブロック体よりなり、下側狭圧ブロック21の上側に対向する位置にて、チャンバカバー14の下面前部に設けられている。
下側狭圧ブロック21の上面には電気絶縁のために貼着されたテフロン(登録商標)製のテープを介してニクロム素材よりなる帯板状をしたヒータ23が設けられており、下側狭圧ブロック21の上面にはヒータ23の上面を覆うようにしてテフロン(登録商標)製のテープが貼着されている。図3に示したように、下側狭圧ブロック21の長手方向の両端部には上下方向の中間部に銅板よりなる左右一対の支持板24が設けられており、これら支持板24には上述したヒータ23の両端部が電気的に接続されている。
図2及び図3に示したように、チャンバベース13の前部には下側狭圧ブロック21を上下に昇降させる左右一対の昇降機構25が設けられている。昇降機構25はチャンバベース13の前部の底壁を貫通する左右一対の支持軸26を備えている。これら支持軸26はチャンバベース13の前部にて下側狭圧ブロック21を上下に移動可能に支持するものである。また、これら支持軸26は図示しない電源からヒータ23に通電するための電極としても機能している。これら支持軸26は上下方向の中間部がチャンバベース13の下面前部に設けた左右一対の昇降シリンダ27により上下に移動可能に支持され、先端部が下側狭圧ブロック21の下部にて支持板24の下側に上下に移動可能に挿入されている。支持軸26の中間部には昇降シリンダ27内にて鍔部27aが設けられており、鍔部27aは昇降シリンダ27内を上部空間27bと下部空間27cとに気密に区画している。昇降シリンダ27の上部空間27bには支持軸26の外周にばね(付勢手段)27dが介装されており、ばね27dは鍔部27aを介して支持軸26を下方に付勢している。昇降シリンダ27の上部空間27bには図示しない配管により真空ポンプ15が接続されており、真空ポンプ15により上部空間27bを減圧すると、支持軸26がばね27dの付勢力に抗して上昇する。
図3(a)に示したように、昇降機構25により支持軸26を上昇させていないときには、下側狭圧ブロック21は上側狭圧ブロック22と離間した下降位置にある。このとき、電源に接続された左右一対の支持軸26の先端はヒータ23に接続された支持板24の下面に当接せずに離間しており、ヒータ23は電源に対して電気的に接続されていない。
この状態から、図3(b)に示したように、真空ポンプ15により昇降シリンダ27の上部空間27bを減圧して支持軸26をばね27dの付勢力に抗して上昇させると、支持軸26の上端が支持板24の下面に当接し、さらに下側狭圧ブロック21を上側に持ち上げ、下側狭圧ブロック21が上側狭圧ブロックに押圧する位置まで移動させる。このとき、電源に接続された左右一対の支持軸26の先端はヒータ23に接続された支持板24の下面に当接しており、ヒータ23は電源に対して電気的に接続されている。
図4に示したように、加熱封止装置20においては、電極として機能する支持軸26とAC100Vの電源との間には漏電遮断器(ELB)31、リレー32及び変圧器33が設けられている。リレー32は電気接点を有して、電気接点による接続及び遮断により電源からヒータ23に電気を導通または遮断させるものである。また、AC100Vの電源の電圧は変圧器33によりAC14Vに降圧されヒータ23に通電されている。
上記のように構成した真空包装機10においては、チャンバ12内にて下降位置にある下側狭圧ブロック21に包装袋の開口部周縁を載置し、真空ポンプ15によりチャンバ12内を減圧する。チャンバ12内が所定の真空度となった後、次に真空ポンプ15により左右の昇降シリンダ27の上部空間27bが減圧され、左右の支持軸26がばね27dの付勢力に抗して上昇する。このとき、支持軸26は先ず下側狭圧ブロック21の支持板24に当接し、さらに、下側狭圧ブロック21を上昇位置まで上昇させ、上側狭圧ブロック22に押圧させる。このとき、下側狭圧ブロック21に載置した包装袋の開口部周縁は下側狭圧ブロック21と上側狭圧ブロック22とにより狭圧されて保持される。この状態にて、リレー32の電気接点を接続させることにより、ヒータ23は電源から支持軸26及び支持板24を介して通電されることにより発熱し、上側及び下側狭圧ブロック21,22に狭圧されて保持された包装袋の開口部周縁は熱溶着されて密封される。その後、チャンバ12内に大気が導入されて、チャンバ12内が大気圧に戻るとともに、昇降シリンダ27の上部空間27bも大気が導入されることにより、支持軸26はばね27dの付勢力により再び下降し、下側狭圧ブロック21は下降位置まで戻る。
上記のように構成した真空包装機10の加熱封止装置20においては、ヒータ23から感電しても影響が小さくなるように、ヒータ23に供給する電気の電圧を14Vに降圧させ、また、短時間(2〜10秒程度)で包装袋を熱溶着させるために、電力を高く設定している。そのため、ヒータ23が短時間でも連続通電されたときには、ヒータ23は急激に温度上昇するおそれがあった。この実施形態の真空包装機10の加熱封止装置20においては、下側狭圧ブロック21が上側狭圧ブロック22と離間した下降位置にあるときには、一対の支持軸26が下側狭圧ブロック21のヒータ23に電気的に接続されないようにし、下側狭圧ブロック21が上側狭圧ブロック22に対して押圧する上昇位置にあるときに、一対の支持軸26がヒータ23に電気的に接続されるようにした。具体的には、下側狭圧ブロック21は一対の支持軸26の上側にてヒータ23の長手方向の両端部に通電可能に接続された導電性部材よりなる一対の支持板24を備え、下側狭圧ブロック21が下降位置にあるときには一対の支持軸26の上端が一対の支持板24の下側にて離間した位置にあり、一対の支持軸26を上側に移動させると、一対の支持軸26の上端が一対の支持板24の下面に当接した状態にて下側狭圧ブロック21を上昇位置まで上昇させるようにしている。
これにより、下側狭圧ブロック21が上側狭圧ブロック22と離間した下降位置にあるときのように、包装袋を熱溶着しないときには、電源に接続された一対の支持軸26はヒータ23の長手方向の両端部に接続された一対の支持板24に当接せずに離間しており、ヒータ23は電源に対して電気的に接続されず、下側狭圧ブロック21が上側狭圧ブロック22に対して押圧する上昇位置にあるときのように、包装袋を熱溶着するときには、電源に接続された一対の支持軸26はヒータ23の長手方向の両端部に接続された一対の支持板24に当接して電気的に接続され、ヒータ23は電源に対して電気的に接続されるようになる。これにより、下側狭圧ブロック21が下降位置にあるときに、ヒータ23を通電させる電気回路の特にリレー32等に電気接点が接点溶着などの不具合が生じても、ヒータ23が電源から連続通電されて高温となるのを防ぐことができる。
また、上述した加熱封止装置20においては、支持軸26はチャンバベース13に固定した昇降シリンダ27により上下に移動可能に支持され、支持軸26は昇降シリンダ27内に設けたばね27dによって下降位置となるように付勢されている。これにより、昇降シリンダ27の上部空間27bを減圧することにより支持軸26を上昇させた後で、上部空間27bに大気を導入したときに、支持軸26はばね27dにより下降位置に戻るようになり、支持軸26が支持板24を介してヒータ23に常に電気的に接続されるのを防ぐことができる。
また、上述した加熱封止装置20においては、図5に示したように、下側狭圧ブロック21の下部には一対の支持軸26の上側に一対の銅板製の板ばね部材28を設けるようにしてもよい。板ばね部材28は支持軸26の側方にて下側狭圧ブロック21の下部に固定した固定部28aと、固定部28aから上昇させていない支持軸26の先端と略同じ高さまで延びる起立部28bと、起立部28bの先端から板ばね部材28の上側に当接するように延びる水平板部28cとを備えている。
図5(a)に示したように、一対の支持軸26を上昇させずに、下側狭圧ブロック21が下降位置にあるときには、支持軸26の先端は板ばね部材28に当接しているが、板ばね部材28は支持板24に当接せず、ヒータ23は電源に対して電気的に接続されてない状態である。図5(b)に示したように、一対の支持軸26を昇降機構25により上昇させると、支持軸26の先端に当接した板ばね部材28を介して下側狭圧ブロック21が上側狭圧ブロック22に当接する上昇位置まで持ち上げられる。このとき、板ばね部材28の水平板部28cは多少上側に湾曲するが、板ばね部材28は支持板24に当接せず、ヒータ23は引き続き電源に対して電気的に接続されてない状態である。図5(c)に示したように、さらに、一対の支持軸26を昇降機構25により上昇させると、支持軸26が板ばね部材28の水平板部28cを湾曲させて支持板24に当接させながら、下側狭圧ブロック21の上面が上側狭圧ブロック22の下面に押圧される。このとき、一対の支持軸26が板ばね部材28及び支持板24を介してヒータ23に電気的に接続されるようになり、ヒータ23は電源に対して電気的に接続される状態となる。
このように、下側狭圧ブロック21の下部にて一対の支持軸26の上側に板ばね部材28を設けたときには、下側狭圧ブロック21が上昇位置に持ち上げられただけでは、ヒータ23は電源に対して電気的に接続されず、下側狭圧ブロック21が上側狭圧ブロック22に押圧されたときに、ヒータ23は電源に対して電気的に接続される。これにより、下側狭圧ブロック21が誤作動で上昇位置まで上昇したときに、ヒータ23に通電させる電気回路に不具合が生じても、ヒータ23は電源に対して電気的に接続されないことにより、ヒータ23は連続通電されずに高温とならない。このように、下側狭圧ブロック21が上側狭圧ブロック22に押圧されたときだけ、ヒータ23が電源に対して電気的に接続されるようになり、安全性がさらに向上した。
また、上記のように構成した真空包装機10の加熱封止装置20においては、ヒータ23への通電をマイコン34により制御するときには、図6(a)に示したように、マイコン34とヒータ23との間にワンショットマルチバイブレータ回路35を設けるのが好ましい。マイコン34によりヒータ23への通電を制御したときには、マイコン34がヒータ23に通電させるように制御した状態でフリーズしたときに、ヒータ23が連続通電されて高温となるおそれがある。マイコン34は正常作動時にパルス信号を出力できるが、フリーズ時にパルス信号を出力できない性質を有している。図6(b)に示したように、マイコン34により出力されるパルス信号の立ち上がり(立ち下がりまたは立ち上がりと立ち下がりの両方であってもよい)がワンショットマルチバイブレータ回路35に入力されると、ワンショットマルチバイブレータ回路35からヒータ23に通電をさせる信号を出力させるようにした。これにより、マイコン34がフリーズしたときに、ヒータ23に通電されるのを防ぐことができた。
上記のように構成した加熱封止装置20においては、下側狭圧ブロック21に温度センサを設け、ヒータ23を通電させる通電時間を制御してもよい。また、電源とヒータ23との間にソリッドステートリレー回路(SSR)を設け、ヒータ23に供給される電力を容量制御するようにしてもよい。
上記のように構成した加熱封止装置20においては、一対の支持軸26が同時に上昇さしないようにするのが好ましい。このようにしたときには、下側狭圧ブロック21が長手方向の一方の端部が先に上側狭圧ブロック22に当接し、その後、当接した一方の端部側から他方の端部にかけて上側狭圧ブロック22に当接するようになり、下側及び上側狭圧ブロック21,22とにより狭圧された包装袋の開口部周縁にしわ及びエア溜まりが発生するのを防ぐことができる。なお、一対の支持軸26を同時に上昇させない手段としては、一対の支持軸26の長さを変えることにより、一対の支持軸26が下側狭圧ブロック21の長手方向を同時に上昇させないようにしてもよい。また、一対の昇降シリンダ27と真空ポンプ15とを接続する各配管に設けた各電磁弁の開閉タイミングを変えることにより、一対の支持軸26が同時に上昇しないようにさせてもよい。また、一対の昇降シリンダ27を真空ポンプ15に対して直列に接続するようにし、一対の昇降シリンダ27の上側空間27bの一方を他方より先に減圧させて、一対の支持軸26が同時に上昇しないようにさせてもよい。
上記のように構成した加熱封止装置20においては、ハウジング11内に設けた外気温度センサによりヒータ23の周囲の温度を検出することにより、ヒータ23に温度センサを直接取り付けることなくヒータ23の温度を予測してもよい。詳述すると、加熱封止装置20のヒータ23はインパルス方式のヒータであるので、図7(a)に示したように、ヒータ23に通電すると、ヒータ23は急激に温度上昇し(Aに示す)、ヒータ23への通電が終了すると、ヒータ23の温度は急激に下降し(Bに示す)、その後、ヒータ23の通電後の30秒後には、ヒータ23の温度は緩やかに下降する(Cに示す)。ヒータ23の通電直後の温度の予測は困難であるが、通電後30秒経過後の温度は、図7(b)に示したように、ヒータ23への通電時間と比例関係を有していることから予測可能である。また、図7(c)に示したように、ヒータ23への通電後30秒経過後以後の温度は徐々に周囲温度に近づくように温度が低下する冷却カーブのデータにより予測可能である。
よって、図7(d)に示したように、ヒータ23に通電前の初期温度をハウジング11内に設けた外気温度センサにより検出した検出温度を用い、ヒータ23への通電時間から通電後30秒経過後の温度を予測する。そして、通電後30経過後からは冷却カーブのデータに基づいてヒータ23の温度を予測する。次にヒータ23に通電するときには、この冷却カーブに基づいて予測したヒータ23の温度から上述したようにヒータ23の通電後30秒経過後の温度を予測する。
このように、ヒータ23に温度センサを直接取り付けることなく、ハウジング11内に設けた外気温度センサによりヒータ23の温度を予測するようにしたことで、ヒータ23を設けた下側狭圧ブロック21をチャンバベース13に対して着脱可能とすることができた。また、ヒータ23に対して通電頻度が高くなり、ヒータ23の温度が高温であるときには、ヒータ23が高温であることの警告を表示したり、ヒータ23への通電をしないようにする保護プログラムによりヒータ23に通電しないようにすることも可能となる。さらに、ヒータ23の温度予測をするようにしたことにより、ヒータ23の通電時間またはヒータ23への入力電力を可変制御して、ヒータ23を包装袋の開口部周縁を溶着するのに適した温度に制御することも可能となった。
上記の実施形態の加熱封止装置20は真空包装機10に用いたものであるが、本発明はこれに限られるものでなく、真空包装機10に用いることなく、単に包装袋を密封するための加熱封止装置20としたものであってもよい。
上記の実施形態の加熱封止装置20においては、昇降シリンダ27の上部空間27bを減圧させることにより支持軸26を上側に移動させ、昇降シリンダ27の上部空間27bに大気を導入することで大気圧に戻して、ばね27dの付勢力により支持軸26を下側に移動させた。しかし、本発明はこれに限られるものでなく、例えば、昇降シリンダ27の下部空間27cを加圧することにより支持軸26を上側に移動させ、昇降シリンダ27の上部空間27bを大気に開放することで大気圧に戻して、ばね27dの付勢力により支持軸26を下側に移動させたものであってもよい。
13…基台(チャンバベース)、20…加熱封止装置、21…下側狭圧ブロック、22…上側狭圧ブロック、23…ヒータ、24…支持板、25…昇降機構、26…支持軸、27…昇降シリンダ、27d…付勢手段(ばね)。

Claims (2)

  1. 基台上にて上下に移動可能に設けられ、上部にヒータを有した下側狭圧ブロックと、
    前記下側狭圧ブロックの上側に設けられ、前記下側狭圧ブロックを上側に移動させたときに前記下側狭圧ブロックとともに熱溶着可能な包装袋を狭圧して保持する上側狭圧ブロックと、
    前記基台に設けられて前記下側狭圧ブロックを上下動させる昇降機構とを備え、
    前記昇降機構は前記基台に上下に移動可能に支持された一対の支持軸により前記下側狭圧ブロックを上下動させるようにし、
    前記一対の支持軸を電源から前記ヒータに通電する電極として用いた加熱封止装置であって、
    前記下側狭圧ブロックには前記支持軸の上側にて前記ヒータに電気的に接続された導電性部材よりなる支持板を設け、前記下側狭圧ブロックが前記上側狭圧ブロックと離間した下降位置にあるときには前記支持軸の上端が前記支持板の下側にて離間した位置にあって前記支持軸が前記ヒータに電気的に接続されないようにし、前記支持軸を上側に移動させると、前記支持軸の上端が前記支持板の下面に当接した状態にて前記下側狭圧ブロックを前記上側狭圧ブロックに押圧する上昇位置まで上昇させるようにして、前記支持軸が前記支持板を介して前記ヒータに電気的に接続されるようにしたことを特徴とする加熱封止装置。
  2. 請求項に記載の加熱封止装置において、
    前記支持軸は基台に固定したシリンダにより上下に移動可能に支持され、
    前記支持軸は前記シリンダ内に設けた付勢手段によって前記下降位置となるように付勢されるようにしたことを特徴とする加熱封止装置。
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