JPH10119923A - 真空包装装置 - Google Patents

真空包装装置

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JPH10119923A
JPH10119923A JP27959196A JP27959196A JPH10119923A JP H10119923 A JPH10119923 A JP H10119923A JP 27959196 A JP27959196 A JP 27959196A JP 27959196 A JP27959196 A JP 27959196A JP H10119923 A JPH10119923 A JP H10119923A
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JP
Japan
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valve
vacuum
seal
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relay
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JP27959196A
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Inventor
Susumu Ishikawa
享 石川
Shinzo Kozuka
慎三 小塚
Tadashi Sakai
忠志 酒井
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱気工程からシール工程への移行時に真空チ
ャンバの真空度を低下させることのない真空包装装置を
提供する。 【解決手段】 真空包装装置は、その真空チャンバ内で
袋状部材の真空包装を行うために、真空チャンバに接続
パイプを介して接続された真空ポンプVPと、シール装
置とを有し、同接続パイプには、シール装置を作動する
ためのシールシリンダ組立体と、脱気工程の際に開弁し
て、真空チャンバを所定の真空度まで脱気することを可
能にする脱気バルブSV2と、脱気工程に続くシール工
程の際に閉弁して、シールシリンダ組立体を真空ポンプ
により吸引引きすることを可能にするシールバルブSV
3とを有する。また、脱気バルブSV2及びシールバル
ブSV3には、脱気バルブの開弁とシールバルブの閉弁
との間に時間差を付与するリレーX2の常閉接点X21
及び常開接点X23がそれぞれ接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱接着性の袋状部
材の中に食品等を入れ脱気してヒートシールすることに
より密封包装を行う真空包装装置に関し、特に、脱気工
程終了の際の脱気バルブ及びシールバルブの作動タイミ
ングの制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品等を熱接着性の袋状部材の中に入
れ、その袋状部材の内部を脱気・減圧してからヒートシ
ールすることにより密封するいわゆる真空包装は、一般
に次のようにして行われる。即ち、適当な配管を介して
真空ポンプに接続された減圧可能な真空チャンバの中
に、食品等の被包装物を入れた一辺開口の袋状部材を入
れる。その際、閉じるべき開口辺は、ヒートシール可能
な位置に置かれる。真空チャンバの蓋体を閉じ、脱気工
程と称する操作、即ち真空ポンプを作動させて真空チャ
ンバ内の気体を排出する操作を行う。この排出を所定時
間行い、その後、シール工程と称する操作、即ちヒート
シール装置により、前述の袋状部材の開口辺を閉じる操
作が行われる。最後に、前記配管に連絡した大気開放弁
が開弁し、チャンバ内の圧力が大気圧に戻り、蓋体を開
いて密封された袋状部材を取り出す。
【0003】上述したように真空包装を行う真空包装装
置の一例としては、例えば、本出願人の特願平8−15
1200号明細書に開示されているように、図5に示さ
れたものがある。この真空包装装置においては、脱気工
程からシール工程へ移行する時(両工程においては蓋体
1は鎖線で示す閉状態にある)、蓋体1により画成され
た真空チャンバ2と真空ポンプ3とを接続するパイプ5
に設けられた脱気バルブ4を閉じると共に、上記真空ポ
ンプ3とシールシリンダ組立体6とを接続するパイプ7
に設けられたシールバルブ8を真空引き側に切り替え
て、シールシリンダ組立体6内を減圧することにより、
加熱されたシールバー9を上方に押し上げ、該シールバ
ー9に対峙するように蓋体1の内面に設けられたシール
バー受け10と協働して、袋状部材(図示せず)の開口
辺を挟み込み、シールを行う。脱気バルブ4は、シール
バルブ8の開放後、閉状態に保持される[図2の(B)
参照]。尚、図5に示した真空包装装置の機械的構造
は、本発明のものと実質的に同一であるため、本発明の
説明にも使用されており、従って、図5には、本発明の
説明のためのみに必要な符号も含まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような真
空包装装置においては、脱気工程からシール工程へ移行
する時、脱気バルブ4が開いているために、真空チャン
バ2側へ、シールシリンダ6内の空気や、該シールシリ
ンダ6とシールバルブ8とを接続するパイプ7内の空気
が流入し、真空チャンバの真空度を低下させることにな
り、これは、言うまでもなく好ましいことではない。従
って、本発明の目的は、脱気工程からシール工程への移
行時に真空チャンバの真空度を低下させることのない真
空包装装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1によると、本発明は、開位置及び閉位置の
間で回動自在の蓋体と、前記閉位置にある時の前記蓋体
と協働して真空チャンバを画成するように前記蓋体の下
方に配設された本体と、前記真空チャンバに接続パイプ
を介して連通する真空ポンプと、前記真空チャンバ内で
袋状部材のヒートシールを行うシール装置とを有し、前
記接続パイプには、前記シール装置を作動するためのシ
ールシリンダ組立体と、脱気工程の際に開弁して、前記
真空チャンバを前記真空ポンプにより所定の真空度まで
脱気することを可能にする脱気バルブと、前記脱気工程
に続くシール工程の際に開弁して、前記シールシリンダ
組立体を前記真空ポンプにより吸引引きすることを可能
にするシールバルブとを有する真空包装装置において、
前記脱気バルブ及び前記シールバルブに接続され、前記
脱気バルブの閉弁と前記シールバルブの開弁との間に時
間差を付与する時間差付与手段を備えることを特徴とし
ている。このような時間差を付与することにより、脱気
工程からシール工程への移行時に、必ず、脱気バルブの
閉弁後にシールバルブが開弁し、接続パイプ等内の空気
が真空チャンバに流入することがなくなる。前記時間差
付与手段は、前記脱気工程の終了時に励磁されるリレー
と、前記脱気バルブ及び前記シールバルブにそれぞれ接
続される、該リレーの常閉接点及び常開接点とからな
り、前記リレーの励磁の際に、前記脱気バルブの閉弁時
点と前記シールバルブの開弁時点との間に時間差を設け
るようにすると、時間差付与手段を安価に提供すること
ができ、好適である。また、前記リレーとしては、前記
常閉接点側に接続される第1固定接点と、前記常開接点
側に接続される、前記第1固定接点から離間した第2固
定接点と、前記第1,第2固定接点の双方から離れ前記
時間差後にどちらか一方に接触する可動接点とを有する
市販のものを使用すると有利である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態即ち実
施形態について添付図面を参照して詳細に説明するが、
図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。
本発明による真空包装装置の機械的構造については、図
5に示したものとほぼ同様であるため、ここでは、図5
を参照して、本発明と関連する機械的構造部分のみの説
明をすることとする。尚、以下の説明において、各部の
位置もしくは方向については、図5に向かって見て左側
を“前”、右側を“後”としており、また、図中の点線
は、真空包装装置の蓋体が閉じている状態を示してい
る。
【0007】図5において、真空包装装置は、本体11
と、その上方に位置する開閉自在の蓋体1とを有し、軸
支部13により開閉自在に支持された蓋体1は、鎖線で
示す閉位置にある時に、該本体11と協働して真空チャ
ンバ2を画成する。本体11は箱状になっており、その
ハウジング内には、図示しない大気開放バルブ、真空ポ
ンプ3、電磁的に駆動されるソレノイド弁のようなもの
でよい脱気バルブ4、シールバルブ8並びにシールシリ
ンダ組立体6等が配設されている。真空ポンプ3は、接
続パイプ7を介して、脱気バルブ4、シールバルブ8及
びシールシリンダ組立体6に接続されている。また、こ
の接続パイプ7から分岐した分岐管5は、脱気口12で
上述した真空チャンバ2に連通している。この脱気口1
2は、後述するように蓋体1が閉じた際に、蓋体1が本
体11の上面と協働して画成する真空チャンバ2内の気
体を吸引することができるように、本体11の上面に開
口している。
【0008】図には示していない大気開放バルブは、後
述する脱気工程及びシール工程では閉じており、シール
工程終了後に、真空チャンバ2の圧力を大気圧にするよ
うに開く。蓋体1は、本体11の上面と協働して上述し
た真空チャンバ2を画成するように、下方が開口した凹
状の筺体であり、ここで、袋状の包装物(図示せず)に
対する一連の包装工程が行われる。
【0009】シールシリンダ組立体6の詳細図が図6に
示されている。図6において、各シールシリンダ組立体
6は、減圧室6aを囲む円筒状のシリンダ6b、ピスト
ン6c、ロッド6d及びばね6e等を含む。減圧室6a
は、シリンダ6bの内面とピストン6cの上端面とによ
り画成されており、該ピストン6cにナット6fにより
下端で固定されたロッド6dの上端は、シリンダ6bの
上端壁を貫いて外部に延び、熱線ヒータ付きシールバー
(シール装置)9を支持している。このシールバー9
は、蓋体1が閉じた際にシールバー受け10に対峙する
ように配置されており、その先端部は本体11の上面か
ら突出する。シールバー9は、通電されると発熱し、そ
れによって袋状の包装物の開口部分をヒートシールす
る。減圧室6a内に配設されたばね6eは、減圧室が大
気に開放されている場合、ピストン6cを弾性的に下方
に付勢して、シールバー9を図示の下位置に保持する。
また、シリンダ6bの側壁には、図5に示した接続パイ
プ7を取り付けるための吸引ポート6gが形成されてい
る。従って、接続パイプ7を介して減圧室6aが吸引さ
れ負圧になると、ピストン6cはばね6eに抗して上動
し、シールバー9は、シールバー受け(シール装置)1
0との当接状態にある上位置に保持される。
【0010】図1は、本発明の実施形態による真空包装
装置において用いられる運転制御装置の回路図で、同図
において、図示しない電源に直列に接続されているの
は、符号ELBで示す漏電遮断器であり、これに種々の
並列回路が接続されている。先ず、図1の上の部分か
ら、図示しない袋状部材と真空チャンバ2を脱気するた
めの真空ポンプ(VP)3がパワリレーMSの常開接点
MS1を介して接続され、次に、密封包装の終了後に真
空包装装置の蓋体1を開き易くするため上記真空チャン
バ2に大気を導入すべく、大気開放バルブSV1が後述
するリレーX1の常閉接点X11を介して接続されてい
る。変圧器TRはリレーX3の常開接点X31を介して
接続され、その二次側には、前述した袋状部材をヒート
シールするためのシールバー(シール装置)9に設けら
れるシールヒータ(シール装置)Hがある。
【0011】更に、SW1は上記蓋体の開閉に伴ってオ
ン・オフするリミットスイッチのような開閉スイッチで
あり、該開閉スイッチSW1がオフの時は、変圧器TR
の二次側以下は不作動状態に保持されるようになってい
る。この開閉スイッチSW1には、パワリレーもしくは
マグネットスイッチMS及びリレーX1の並列体が冷却
タイマTM3の常閉接点TM31を介して接続されてい
る。該冷却タイマTM3は、ヒートシールを行った後の
図示しない熱線を冷却する時間を制御するためのタイマ
である。
【0012】次に、上述した接続パイプ7に設けられる
脱気バルブ(SV2)4には、リレーX2の常閉接点X
21が接続され、該常閉接点X21と並列に前述した冷
却タイマTM3の常開接点TM32が接続される。真空
タイマTM1は、リレーX3の常閉接点X32及びホー
ルド・ジャンプスイッチSW2の第1常開接点SW21
と接続されて直列体を形成している。そして、この直列
体におけるホールド・ジャンプスイッチSW2の第1常
開接点SW21と真空タイマTM1との間に、常開接点
TM32及び常閉接点X21の並列体と脱気バルブSV
2との間から延びるラインが接続されている。
【0013】また、リレーX2には常開接点X22が接
続されており、この常開接点X22と並列に、真空タイ
マTM1の別の常開接点TM11と、ホールド・ジャン
プスイッチSW2の第2常開接点SW22とが接続され
ている。上記ホールド・ジャンプスイッチSW2は、前
述した第1常開接点SW21に加え、これに連動する前
述の第2常開接点SW22と、常閉接点SW23とを更
に含み、両接点SW22及びSW23に直列に、リレー
X2の常開接点X23及びシールバルブ(SV3)8が
接続されている。かかるホールド・ジャンプスイッチと
しては、例えば、モーメンタリー動作をする2極双投式
スイッチが好適であり、作業者が同スイッチを押してい
る間は当該工程を維持して延長が可能であり、押圧を解
除すれば次の工程へ移行させることができる。
【0014】最後に、両接点SW22及びSW23と並
列に、シールタイマTM2の常開接点TM21と、前述
したリレーX3の常開接点X33とが設けられると共
に、リレーX2の常開接点X23及びシールバルブSV
3と並列に、前述したシールタイマTM2と、シールタ
イマの常閉接点TM22及びリレーX3の直列体と、シ
ールタイマの別の常開接点TM23及び前述した冷却タ
イマTMの直列体とが接続されている。
【0015】以上のような構成を有する運転制御装置の
制御回路を有する真空包装装置において、その動作を図
1に加え図2のタイミングチャート等を適宜参照して説
明する。先ず、通常運転の場合には、漏電遮断器ELB
はオンであり、ヒートシールすべき袋状部材を真空チャ
ンバ2に入れて、蓋体1を閉止すると、開閉スイッチS
W1がオンとなって、パワリレーMSがオンとなり、そ
の常開接点MS1が閉じて、真空ポンプVPが起動す
る。これと同時に、リレーX1が励磁されて、その常閉
接点X11が開いて大気開放バルブSV1が閉じると共
に、リレーX2の常閉接点X21を介して脱気バルブS
V2が通電して開き、真空引きを行う(脱気工程開
始)。また、常閉接点X21を介して真空タイマTM1
もオンとなる。
【0016】十分に脱気を行うように設定された真空タ
イマTM1の設定時間がタイムアップすると、その接点
TM11が閉成する。接点TM11の閉成によりリレー
X2が励磁されてその常閉接点X21が開成し、脱気バ
ルブSV2が閉じられる(脱気工程終了)。また、リレ
ーX2の励磁により、常開接点X23が閉成するため、
シールバルブSV3は、各接点TM11,SW23,X
23を介して通電され開く。これにより、シールシリン
ダ組立体6は、シールバルブSV3を介して真空ポンプ
VPに接続される。また、シールバルブSV3の開弁と
共にシールタイマTM2及びリレーX3もオンとなる。
励磁されたリレーX3の常開接点X31が閉じることに
より、シールヒータHが通電され、袋状部材のヒートシ
ールが行われる(シール工程)。
【0017】ここで、リレーX2の構造を図7及び図8
に示す。このリレーX2は、オムロン社製のLY2F型
リレーであり、電源端子20に電圧が印加されていない
場合、可動鉄片21がばね22により図7において時計
方向に引かれ、可動接点23は、常閉接点側の固定接点
24に接続されるので、同固定接点24から導出した常
閉接点側の端子25はリード線26を介して共通端子2
7に接続される。一方、電源端子20に電圧が印加され
ると、コイル28に電流が流れ、鉄心29に生じた電磁
力により可動鉄片21が反時計方向に引かれ、可動接点
23は、常開接点側の固定接点30に接続されるので、
同固定接点30から導出した常開接点側の端子31が共
通端子27に導通される。
【0018】図8から理解されるように、可動接点23
が、常閉接点側の固定接点24から常開接点側の固定接
点30へ、又はその逆に移動する際に、この可動接点2
3がどちらの固定接点にも接触しない非導通状態が生ず
る。この非導通の期間は、通常、7〜8ms程度の短い
時間であるが、この僅かな時間差を利用して、脱気工程
からシール工程に移行する時、脱気バルブSV2が先に
閉じ、次にシールバルブSV3を開動作させて、シール
シリンダ組立体6をシールバルブSV3を介して真空ポ
ンプVPに接続する。これにより、シールシリンダ組立
体内や、シールバルブ及びシールシリンダ組立体間の配
管内の空気が真空チャンバ2に流入して真空度を下げる
ことを防止する。
【0019】その後、シールタイマTM2がタイムアッ
プすると、その常閉接点TM22が開成してリレーX3
が消磁され、シールヒータHがオフとなり、シール工程
が終了する。同時に常開接点TM21,23の閉成によ
り冷却タイマTM3がオンとなる。冷却タイマTM3の
設定時間が経過すると、その常閉接点TM31が開いて
マグネットスイッチMS及びリレーX1がオフとなり、
真空ポンプVPは停止し、大気開放バルブSV1が開
く。大気開放バルブSV1の開放により真空チャンバ内
が大気圧に戻った頃を見計らって蓋体を開くと、開閉ス
イッチSW1がオフとなって、最初の待機状態に戻る。
【0020】次に、ホールド・ジャンプスイッチSW2
の使用による制御の仕方について説明する。図1及び図
2において、マグネットスイッチMS及びパワリレーX
1がオン即ち励磁され、パワリレーX2が消磁され、真
空タイマTM1が通電され、真空ポンプVPが起動し、
かつ脱気バルブSV2が開放している真空引きの脱気工
程において、ホールド・ジャンプスイッチSW2を押圧
すると、その常開接点SW22が閉じてリレーX2が励
磁され、常閉接点X21が開成するが、ホールド・ジャ
ンプスイッチの他方の常開接点SW21もオンとなっ
て、脱気バルブSV2は、いずれも閉成しているリレー
接点X32及び常開接点SW21を介して開放状態に保
持されるので、通電されている真空タイマTM1がタイ
ムアップしてその接点TM11が閉じ、リレーX2が励
磁されても、脱気バルブSV2は、ホールド・ジャンプ
スイッチS2が押圧されている限り、上記開放状態を続
ける。即ち、真空タイマTM1の動作は無効となり、同
真空タイマTM1により制御されずに、脱気工程をホー
ルドする。
【0021】一方、真空タイマTM1のタイムアップ前
にホールド・ジャンプスイッチSW2を押圧して直ぐ解
除した場合には、同スイッチSW2の押圧により、接点
SW22を介してリレーX2が励磁され、その常開接点
X22が閉成してリレーX2が自己保持するため、スイ
ッチSW2の押圧を解除すると、その接点SW21だけ
でなくリレーX2の常閉接点X21も開成し、脱気バル
ブSV2はオフになり、脱気工程は強制的に終了され
る。また、スイッチSW2の押圧解除により、シール工
程に移行する。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、時間差
付与手段を設けて、脱気バルブの閉弁後にシールバルブ
を開弁するので、シールシリンダ組立体等内の空気が真
空チャンバ内に流入しにくくなり、真空チャンバの真空
度の低下を防止することができ、より確実な真空包装を
保証する。また、そのための時間差付与手段として、タ
イマのように比較的に高価な部品ではなく、リレーを用
いているため、低コストで所期の目的を達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る真空包装装置の制御
回路図である。
【図2】 (A)は、図1の制御回路における主要要素
の作動タイミングを示す図、(B)は、それに対応する
従来のものの作動タイミングを示す図である。
【図3】 本発明の真空包装装置における脱気工程中の
空気の流れを示す説明図である。
【図4】 本発明の真空包装装置におけるシール工程中
の空気の流れを示す説明図である。
【図5】 本発明を適用しうる形式の真空包装装置の概
略側断面図である。
【図6】 図5の真空包装装置におけるシールシリンダ
組立体の詳細を示す断面図である。
【図7】 図1の制御回路で脱気バルブ及びシールバル
ブの作動タイミングの制御に用いられる時間差付与手
段、即ちリレーの構造を示す断面図である。
【図8】 図7におけるA部の詳細拡大図である。
【符号の説明】
1…蓋体、2…真空チャンバ、3(VP)…真空ポン
プ、4…脱気バルブ、5…接続パイプ、6…シールシリ
ンダ組立体、7…分岐管(接続パイプ)、8…シールバ
ルブ、9…シールバー(シール装置)、10…シールバ
ー受け(シール装置)、11…本体、X2…リレー(時
間差付与手段)、X21…リレーの常閉接点(時間差付
与手段)、X23…常開接点(時間差付与手段)、23
…可動接点、24…第1固定接点、30…第2固定接
点。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開位置及び閉位置の間で回動自在の蓋体
    (1)と、前記閉位置にある時の前記蓋体と協働して真
    空チャンバ(2)を画成するように前記蓋体の下方に配
    設された本体(11)と、前記真空チャンバに接続パイ
    プ(5,7)を介して連通する真空ポンプ(VP)と、
    前記真空チャンバ(2)内で袋状部材のヒートシールを
    行うシール装置(9,10)とを有し、前記接続パイプ
    (5,7)には、前記シール装置を作動するためのシー
    ルシリンダ組立体(6)と、脱気工程の際に開弁して、
    前記真空チャンバを前記真空ポンプにより所定の真空度
    まで脱気することを可能にする脱気バルブ(4)と、前
    記脱気工程に続くシール工程の際に開弁して、前記シー
    ルシリンダ組立体(6)を前記真空ポンプにより吸引引
    きすることを可能にするシールバルブ(8)とを有する
    真空包装装置において、前記脱気バルブ(4)及び前記
    シールバルブ(8)に接続され、前記脱気バルブ(4)
    の閉弁と前記シールバルブ(8)の開弁との間に時間差
    を付与する時間差付与手段を備えることを特徴とする真
    空包装装置。
  2. 【請求項2】 前記時間差付与手段は、前記脱気工程の
    終了時に励磁されるリレー(X2)と、前記脱気バルブ
    (4)及び前記シールバルブ(8)にそれぞれ接続され
    る、該リレー(X2)の常閉接点(X21)及び常開接
    点(X23)とからなり、前記リレー(X2)の励磁の
    際に、前記脱気バルブ(4)の閉弁時点と前記シールバ
    ルブ(8)の開弁時点との間に時間差を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の真空包装装置。
  3. 【請求項3】 前記リレー(X2)は、前記常閉接点側
    に接続される第1固定接点(24)と、前記常開接点側
    に接続される、前記第1固定接点(24)から離間した
    第2固定接点(30)と、前記第1,第2固定接点の双
    方から離れ前記時間差後にどちらか一方に接触する可動
    接点(23)とを有することを特徴とする請求項2記載
    の真空包装装置。
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Cited By (2)

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DE112004002698T5 (de) 2004-02-03 2008-09-04 Mitsubishi Paper Mills Limited Tintenstrahlaufzeichnungsmaterial
JP2015003752A (ja) * 2013-06-21 2015-01-08 ホシザキ電機株式会社 加熱封止装置

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DE112004002698T5 (de) 2004-02-03 2008-09-04 Mitsubishi Paper Mills Limited Tintenstrahlaufzeichnungsmaterial
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