JP6211153B1 - パイプの接続構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】継手部の形状が大きくなることなく、施工現場でも簡便に接続可能で、接着性、密封性、耐久性等に優れたパイプの接続構造を提供することを目的とする。【解決手段】本発明のパイプの接続構造は、2本の樹脂製の被接合パイプの接合端部が樹脂製の継手パイプの内部に位置付けられ、樹脂製の被接合パイプの外層と樹脂製の継手パイプの内層とが接着剤を介して接着される樹脂製パイプの接続構造であって、樹脂製の被接合パイプの外層又は全体と、樹脂製の継手パイプの内層又は全体の少なくともいずれか一つがエチレン−ビニルアルコール共重合体で形成され、接着剤がシアノアクリレート系接着剤又はスチレンブタジエンゴム系接着剤であることを特徴とする。【選択図】図2
Description
本発明は樹脂製の被接合パイプを樹脂製の継手パイプの内部で接続するパイプの接続構造に関するものである。
一戸建て住宅や集合住宅等において、電気、ガス、灯(重)油、ヒートポンプ等の温水熱源を利用した機能性及び経済性の高い温水式暖房システム、例えば、パネルラジエーター、床暖房、セントラルヒーティング等が普及してきた。このような温水式暖房システムにおいて、温水熱源のシステムが機能性及び経済性を左右する重要な要素であるのは言うまでもないが、温水は住宅の広範囲に亘って行き届かなければならないため、その配管システムも、同様に、重要な役割を果たしている。
従来、このような温水を流すための配管システムには、鉄管や銅管等の金属製パイプが用いられてきた。しかし、金属製パイプは、施工にあたって、成形、溶接等を行わなければならない上、溶接部での漏水や金属腐食が生じることが多いという問題があるため、樹脂製のパイプ、例えば、ポリブテン(PB)管、ポリエチレン(PE)管、架橋PE管等に置き換えられてきた。特に、架橋PE管は、有機過酸化物やアルコキシシラン等を用いた化学架橋PE及び電子線等を用いた放射線架橋PEのいずれも使用することができ、耐久性、施工性、耐寒性、衛生性、耐薬品性に優れたパイプとして優れた性能を有している(非特許文献1)。
更に、近年では、樹脂製パイプ壁を透過する酸素によってポンプや熱交換器等の金属部が腐食されるという樹脂製パイプの課題を解決する樹脂製パイプが用いられるようになってきた。すなわち、酸素バリア性を有する樹脂製パイプである。これは、酸素透過性の低いエチレン−ビニルアルコール(EVOH)共重合体を用いて上記樹脂製パイプを被覆した積層パイプ、或は、上記樹脂製パイプの中間層としてEVOH共重合体層を設けた多層パイプ等である(例えば、特許文献1、非特許文献2及び3)。これらは、異種ポリマーが接触するため、異種ポリマーの接着性の向上、安定した積層構造及び多層構造を得るための成形性の改善を目的として、それぞれの界面に接着層が設けられることも多い。接着性を向上させる目的では、酸変性ポリオレフィンや塩素化ポリオレフィン等が好ましく用いられる(非特許文献4)。
このように、温水暖房システムの配管に用いられる樹脂製パイプの機能は高められてきたが、樹脂製パイプの接続は、逆に困難になりつつある。これは、本来、PB管やPE管等の樹脂製パイプの材質の表面自由エネルギーが小さいため、接着性が乏しいことに起因している。特に、性能の優れた架橋PEでは、架橋しているために、更に、熱溶融性や熱融着性も乏しくなり、より接続することが困難になってきた。
このため、樹脂製パイプの接続構造は、主に、インナーコアやリング等の各種アダプター等を用いて接続するメカニカル方式(例えば、特許文献2)と、電熱線が埋設された未架橋PE層を架橋PE層で被覆した継手パイプ(例えば、特許文献3)や熱収縮性継手パイプ(例えば、特許文献4)等を用いて接続する融着方式とが採用されている。
しかし、メカニカル方式は、継手部分における充分な密封性を実現するためには、部品点数が多くなり且つ構造が複雑化し、継手部の形状、特に、外径が大きくなってしまい、施工上の制約を受けるという問題点がある。加えて、シールリングなどに経年劣化の少ない部材を使用しなければならないこともコスト上昇要因となる。融着方式も、電熱線が埋設された未架橋PE層を架橋PE層で被覆した継手パイプでは、その構造が複雑で、継手部の形状が大きくなるという問題がある。また、その製造に大きな負荷がかかる上、施工にあたっても、通電しなければならない。そして、熱収縮性継手パイプの場合には、熱融着ヒーターで加熱すればよいが、継手パイプの熱収縮応力が十分ではなく、密封性に問題がある。
このような技術背景に基づいて、継手部の形状が大きくなることなく、施工現場でも簡便に接続可能で、接着性、密封性、及び、耐久性等に優れた接続構造が求められている。その接続構造として、樹脂製継手パイプを介して2本の樹脂製の被接合パイプを化学的に接着する方式、すなわち、接着剤でそれぞれのパイプを接着する方式が期待されている。現状では、接着力が弱く、密封性及び耐久性を満足する接着剤が見出されていない。なお、化学的に接着する方式として、一般的には、接着する基材を溶剤で溶解して溶着する方式もあるが、継手パイプを用いない場合にはパイプの接続は可能であるが、接続信頼性に乏しく、継手パイプを用いる場合には、継手パイプの内面だけを溶剤処理することが困難であり、施工上の問題がある。
INOACホームページ>製品・ソリューション>住宅・建材、「温水式暖房システム」、https://www.inoac.co.jp/juukan/product/pdf/e−danbousystem.pdf
株式会社ディンプレックス・ジャパンホームページ>製品>配管システム、「暖房配管システム」、http://www.dimplex.jp/housing/unopor_d/
「LK PE−RT パイプ」、http://cbt.eu−gateway.jp/wp−content/uploads/2014/04/PE−RT−pipes−Japenese−brochure.pdf
東洋紡株式会社ホームページ>製品情報>ハードレン、トーヨータック、http://www.toyobo.co.jp/seihin/hardlen
平成9年厚生省告示第111号、「給水装置の構造及び材質の基準に係る試験」、第一
中前勝彦、「接着と界面化学」、日本ゴム協会誌、第57巻、第8号、482−491(1984)
山本陽一郎、「プラスチック素材への付着付与機構に関する研究」、塗装の研究、No.143、Apr.、8−15(2005)
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プラスチック素材辞典ホームページ>基本特性、http://www.plastics−material.com/%e5%%9f%ba%e6%9c%ac%e7%89%b9%e6%80%a7/、「ホモポリマー・樹脂の溶解パラメータ(SP値)」
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ボングルー株式会社ホームページ>瞬間接着剤、http://www.bonglue.co.jp/superglue/index.html
本発明は、2本の樹脂製の被接合パイプを樹脂製の継手パイプの内部において、接着剤を介して継手パイプと被接合パイプを化学的に接着することによって、継手部の形状が大きくなることなく、施工現場でも簡便に接続可能で、接着性、密封性、耐久性等に優れたパイプの接続構造を提供することを目的とする。
特に、本発明の樹脂製パイプの接続構造は、酸素バリア性を有する2本の樹脂製の被接合パイプを樹脂製の継手パイプの内部において、接着剤を介して継手パイプと被接合パイプを化学的に接着されているので、温水式暖房システムの配管に適したパイプの接続構造に適している。
本発明者らは、架橋ポリエチレン製パイプをEVOH共重合体で被覆した酸素バリア性を有する2本の樹脂製パイプを被接合パイプとし、EVOH共重合体製パイプを継手パイプとして使用し、被接合パイプの端部の外層表面にシアノアクリレート系接着剤又はスチレンブタジエンゴム系接着剤を塗布した後、その継手パイプに挿入し放置して作製された樹脂製パイプの接続構造が、厚生省が定める耐圧性能試験(静水圧1.75MPaを1分間加え、水漏れ、変形、破損その他の異常を確認、非特許文献5)に合格することを見出した。更に、その結果に基づき、種々の構成の樹脂製パイプの接続構造を作製し、同様の耐圧性能試験を行うことによって本発明の完成に至った。
すなわち、本発明の樹脂製パイプの接続構造は、2本の樹脂製の被接合パイプの接合端部が樹脂製の継手パイプの内部に位置付けられ、樹脂製の被接合パイプの外層と樹脂製の継手パイプの内層とが接着剤を介して接着される樹脂製パイプの接続構造であって、樹脂製の被接合パイプの外層又は全体と、樹脂製の継手パイプの内層又は全体の少なくともいずれか一つがEVOH共重合体で形成され、接着剤がシアノアクリレート系接着剤又はスチレンブタジエンゴム系接着剤であることを特徴とする樹脂製パイプの接続構造である。
この樹脂製パイプの接続構造は、その技術思想の本質が、PE及び架橋PEを強固に接着するための接着剤層として、少なくともシアノアクリレート系接着剤又はスチレンブタジエンゴム系接着剤とEVOH共重合体とが必要であること示しており、より具体的な温水式暖房システムに適した樹脂製パイプの接続構造としては、次のような構成が好ましい。
第1の態様は、2本の樹脂製の被接合パイプの接合端部が樹脂製の継手パイプの内部に位置付けられ、樹脂製の被接合パイプの外層と樹脂製の継手パイプの内層とが接着剤を介して接着される樹脂製パイプの接続構造であって、樹脂製の被接合パイプは、ポリオレフィン系樹脂の内層とEVOH共重合体の外層の少なくとも2層から構成され、樹脂製の継手パイプがEVOH共重合体であって、接着剤がシアノアクリレート系接着剤又はスチレンブタジエンゴム系接着剤である樹脂製パイプの接続構造である。
第2の態様は、第1の態様の樹脂製パイプの接続構造において、樹脂製の被接合パイプは、ポリオレフィン系樹脂の内層とEVOH共重合体の外層の少なくとも2層から構成され、樹脂製の継手パイプがポリオレフィン系樹脂であって、接着剤がシアノアクリレート系接着剤又はスチレンブタジエンゴム系接着剤である樹脂製パイプの接続構造である。
第3の態様は、第1の態様の樹脂パイプの接続構造において、樹脂製の被接合パイプは、ポリオレフィン系樹脂の内層とEVOH共重合体の外層の少なくとも2層から構成され、樹脂製の継手パイプも、ポリオレフィン系樹脂の内層とEVOH共重合体の外層の少なくとも2層から構成されているものであって、接着剤がシアノアクリレート系接着剤又はスチレンブタジエンゴム系接着剤である樹脂製パイプの接続構造である。
第4の態様は、第1の態様の樹脂製パイプの接続構造において、樹脂製の被接合パイプは、ポリオレフィン系樹脂の内層とEVOH共重合体の外層の少なくとも2層から構成され、樹脂製の継手パイプは、逆に、EVOH共重合体の内層とポリオレフィン系樹脂の外層の少なくとも2層から構成されるものであって、接着剤がシアノアクリレート系接着剤又はスチレンブタジエンゴム系接着剤である樹脂製パイプの接続構造である。
第5の態様は、第1の態様の樹脂製パイプの接続構造において、樹脂製の被接合パイプは、ポリオレフィン系樹脂の内層とEVOH共重合体の中間層とポリオレフィン系樹脂の外層の少なくとも3層から構成され、樹脂製の継手パイプがEVOH共重合体であって、接着剤がシアノアクリレート系接着剤又はスチレンブタジエンゴム系接着剤であることを特徴とする樹脂製パイプの接続構造。
第6の態様は、第1の態様の樹脂製パイプの接続構造において、樹脂製の被接合パイプは、ポリオレフィン系樹脂の内層とEVOH共重合体の中間層とポリオレフィン系樹脂の外層の少なくとも3層から構成され、樹脂製の継手パイプが、EVOH共重合体の内層とポリオレフィン系樹脂の外層の少なくとも2層から構成されているものであって、接着剤がシアノアクリレート系接着剤又はスチレンブタジエンゴム系接着剤である樹脂製パイプの接続構造である。
そして、第1の態様から第6の態様の樹脂製パイプの接続構造に用いられるシアノアクリレート系接着剤としては、エチル−2−シアノアクリレート系接着剤であることが好ましい。また、第1の態様から第6の態様の樹脂製パイプの接続構造に用いられるポリオレフィン系樹脂としては、架橋ポリエチレンであることが好ましい。
以上の樹脂製パイプの接続構造における被接合パイプは、耐久性、耐食性、耐薬品性、耐寒性、衛生性等に優れ、軽量で施工性も良いため、温水式暖房システム、例えば、パネルラジエーター、床暖房、セントラルヒーティング等の配管だけでなく、融雪、温泉引湯、給水給湯等の配管としても幅広く使用されるため、その用途や目的に応じた外径及び内径のものが用いられる。従って、被接合パイプと継手パイプの各寸法については、それぞれの用途や目的に応じて設計されるものである。
一方、本発明の樹脂製パイプの接続構造が、接着性、密封性、耐久性等に優れた性能をもたらす要因は定かではないが、次のように考えられる(非特許文献6及び7)。
接着は、二つの物質を接合することであり、二つの物質の界面結合力に帰結する。そして、この界面結合力は、大別すると、被着体の表面形状という物理的特性と被着体固有の化学的特性の二つの要因に支配される。
前者は、被着体同士の接触面積の問題であり、一般的には、投錨効果として取り扱われ、接着力を高める極めて有効な技術である。これに対し、後者は、被着体同士の二相間の界面化学的相互作用の問題であり、基本的には、分散力、極性力、水素結合力、イオン結合力、共有結合力に基づく界面結合力の問題で、極めて広範囲の界面化学現象が接着力に関与している。
本発明のシアノアクリレート系接着剤を用いた樹脂製パイプの接続構造の高い接着性、密封性、耐久性等は、被接合パイプと継手パイプとの接触面積の制御を行っていないため、被接合パイプと接着剤及び継手パイプと接着剤の各二相間の界面相互作用に基づいて発現したものと考えられる。
一般的に、ポリオレフィンに対するシアノアクリレート系接着剤の接着性は悪く、酸変性ポリオレフィンや塩素化ポリオレフィン等のような接着付与剤(プライマー)が必要である。しかし、本発明の接続構造は、表面自由エネルギーが低く、接着性に乏しいPEやPB等のポリオレフィンが、シアノアクリレート系接着剤を介してEVOH共重合体と接着していることに特徴があり、シアノアクリレート系接着剤に溶解したEVOH共重合体が、ポリオレフィンとの界面に吸着し、プライマーの役割を果たすと共に、シアノアクリレート系接着剤にEVOH共重合体が溶解しながら重合硬化した複合塗膜とポリオレフィンとの間に、分散力や極性力に起因する界面結合力が生起したものと推測される。
このことは、表1に示したクラレ製EVOH共重合体であるEVALの溶解性パラメータ(SP値)と表2に示したシアノアクリレート系接着剤の主成分であるメチル−2−シアノアクリレート及びエチル−2−シアノアクリレートのSP値が近似しており、上述した溶解挙動が生じたものと考えられる。また、EVOH共重合体が溶解した状態でシアノアクリレート系接着剤が重合硬化した塗膜は、接着剤のシアノ基とEVOH共重合体の水酸基という極性が高い成分と、EVOH共重合体のポリエチレンという極性が低い成分とがバランスよく配合され、上記プライマーと同様の効果をもたらしたものと考えられる。なお、共重合体のSP値は、共重合体を構成する各成分の体積分率を用いて計算より求められる(非特許文献11)が、表1では、便宜的に、mol%を用いて計算により求めたものである。
一方、本発明のスチレンブタジエンゴム系接着剤を用いた樹脂製パイプの接続構造の高い接着性、密封性、耐久性等は、ポリスチレンとポリブタジエンのSP値が、それぞれ、9と8.3(非特許文献9)であることから、上述したような接着機構とは考えられず、スチレンブタジエンゴムの低いガラス転移温度に基づく高い分子運動性に基づいており、接着剤であるスチレンブタジエンゴムが被接合パイプと継手パイプに吸着し、これらの接合に関与したものと推測される。
本発明によれば、2本の樹脂製の被接合パイプを樹脂製の継手パイプの内部において、接着剤を介して継手パイプと被接合パイプを化学的に接着することによって、継手部の形状が大きくなることなく、施工現場でも簡便に接続可能で、接着性、密封性、耐久性等に優れたパイプの接続構造を提供することができる。更に、従来のメカニカル方式の樹脂製パイプの接合に必要とされたインナーコアやリング等の高価な各種アダプター等を用いる必要がなく、従来の融着方式の樹脂製パイプの接合に必要とされた、電熱線が埋設された未架橋PE層を架橋PE層で被覆した高価な継手パイプや熱収縮性継手パイプ等を加熱する熱融着ヒーター等を用いる必要がないので、経済的な施工方法を提供することも可能となる。
特に、本発明の樹脂製パイプの接続構造は、酸素バリア性を有する2本の樹脂製の被接合パイプを樹脂製の継手パイプの内部において、接着剤を介して継手パイプと被接合パイプとを化学的に接着することができるので、温水式暖房システムの配管に適したパイプの接続構造を提供することができる。そして、本発明の接続構造を備えた酸素バリア性を有する配管システムは、樹脂製パイプ壁を透過する酸素によってポンプや熱交換器等の金属部が腐食されるという樹脂製パイプの課題を解決することができるという効果もある。
以下、図面に示した一実施形態を用いてより詳細に説明するが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能であり、特許請求の範囲に記載した技術思想によってのみ限定されるものである。
図1は、本発明にかかる、樹脂製パイプの接続構造1の構成を説明するための断面の模式図である。本発明の接続構造は、温水等の流体が流れる樹脂製の被接合パイプ11と樹脂製の継手パイプ12とが、接着剤13を介して接続される、極めて簡単な構造であるため、施工上及び構造上、経済的な接続構造である。なお、樹脂製の被接合パイプ11同士の間隙14は、狭い方が好ましいが、後述する耐圧試験に合格する範囲において許容される長さで形成されていても問題ない。
被接合パイプと継手パイプの各寸法については、それぞれの用途や目的に応じて設計されるものであるが、以下の実施例では、図1に示した寸法の樹脂製の被接合パイプと樹脂製の継手パイプを使用した。樹脂製の被接合パイプ11は、その外径、内径、及び、肉厚が、それぞれ、約16.0〜17.4、約12.0〜13.0mm、約2.0〜2.2mmの範囲にあるものから選択した。一方、樹脂製の継手パイプ12は、その外径、内径、及び、肉厚が、それぞれ、約21.5〜21.8mm、約16.2〜17.5mm、約2.0〜2.65mmの範囲にあるものから選択、又は、その範囲となるパイプを作製した。樹脂製の継手パイプ12の内径は、樹脂製の被接合パイプ11に接着剤13を塗布した後、樹脂製の継手パイプ12に装入するため、樹脂製の被接合パイプ11の外周面と樹脂製の継手パイプ12との間に約0.05〜0.25mm程度の間隙が生じるように、被接合パイプ11と継手パイプ12とを組み合わせた。また、樹脂製の継手パイプ12の長さは、67±3mmとした。ここで、接着剤13の塗布量は、樹脂製の被接合パイプ11と樹脂製の継手パイプ12との間隙を算出した体積に相当する量を、2本の樹脂製の被接合パイプ端部の外層にそれぞれに塗布した。
図2は、本発明の一実施形態に係る、図1に示す樹脂製パイプの接続構造において、架橋PE製パイプに酸素バリア性EVOH共重合体を積層した被接合パイプ11が、シアノアクリレート系接着剤13を介して、EVOH共重合体製の継手パイプ12によって接続される樹脂製パイプの接続構造の断面の模式図である。具体的には、架橋PE製パイプに酸素バリア性EVOH共重合体を積層した被接合パイプ11として、三菱樹脂インフラテック社製ユカロンエクセル(登録商標)パイプ・O2ストップO2−13C(外径約17.4mm、内径約13.0mm、肉厚約2.20mm)を使用した。また、EVOH共重合体製の継手パイプ12は、クラレ製エバールF171Bの押出成形によって、外径約21.5mm、内径約17.5mm、肉厚約2.00mmとなるように作製した後、約67mmに切断したものを用いた。そして、2本の被接合パイプの接合する端部外側約30mmに、それぞれ、シアノアクリレート系接着剤13としてセメダイン(登録商標)3000スーパーを0.09ccずつ塗布した後、継手に約30mmずつ挿入した。24時間放置した後、厚生省が定める耐圧性能試験(静水圧1.75MPaを1分間加え、水漏れ、変形、破損その他の異常を確認、非特許文献5)を行ったところ、何ら異常は認められなかった。
図3は、本発明の一実施形態に係る、図1に示す樹脂製パイプの接続構造において、架橋PEパイプに酸素バリア性EVOH共重合体を積層した被接合パイプ11が、シアノアクリレート系接着剤13を介して、架橋PE製の継手パイプ12によって接続される樹脂製パイプの接続構造の断面の模式図である。具体的には、架橋PE製パイプにポリオレフィン接着層を介して酸素バリア性EVOH共重合体を積層した被接合パイプ11として、ディンプレックス社製eval−PEXパイプ501047610M(外径約16.0mm、内径約12.0mm、肉厚約2.0mm)を使用し、架橋PE製の継手パイプ12としては、前澤給装工業社製キューメックスパイプQXPE−16−60Q(外径約21.5mm、内径約16.2mm、肉厚約2.65mm)を約67mmに切断して使用した。そして、2本の被接合パイプの接合する端部外側約30mmに、それぞれ、シアノアクリレート系接着剤13としてセメダイン(登録商標)3000スーパーを約0.17ccずつ塗布した後、継手に約30mmずつ挿入した。24時間放置した後、厚生省が定める耐圧性能試験(静水圧1.75MPaを1分間加え、水漏れ、変形、破損その他の異常を確認、非特許文献5)を行ったところ、何ら異常は認められなかった。
図4は、本発明の一実施形態に係る、図1に示す樹脂製パイプの接続構造において、架橋PE製パイプに酸素バリア性EVOH共重合体を積層した被接合パイプ11が、シアノアクリレート系接着剤13を介して、架橋PE製パイプに酸素バリア性EVOH共重合体を積層した継手パイプ12によって接続される樹脂製パイプの接続構造の断面の模式図である。具体的には、架橋PE製パイプに酸素バリア性EVOH共重合体を積層した被接合パイプ11として、三菱樹脂インフラテック社製ユカロンエクセル(登録商標)パイプ・O2ストップO2−13C(外径約17.4mm、内径約13.0mm、肉厚約2.20mm)を使用し、架橋PE製パイプに酸素バリア性EVOH共重合体を積層した継手パイプ12として、三菱樹脂インフラテック社製ユカロンエクセル(登録商標)パイプ・O2ストップO2−16C(外径約21.8mm、内径約17.5mm、肉厚約2.15mm)を約67mmに切断して使用した。そして、2本の被接合パイプの接合する端部外側約30mmに、それぞれ、シアノアクリレート系接着剤13としてボンドアロンアルファ・プラスチック用を約0.09ccずつ塗布した後、継手に約30mmずつ挿入した。24時間放置した後、厚生省が定める耐圧性能試験(静水圧1.75MPaを1分間加え、水漏れ、変形、破損その他の異常を確認、非特許文献5)を行ったところ、何ら異常は認められなかった。
図5は、本発明の一実施形態にかかる、図1に示す樹脂製パイプの接続構造において、架橋PE製パイプに酸素バリア性EVOH共重合体を積層した被接合パイプ11が、シアノアクリレート系接着剤13を介して、酸素バリア性EVOH共重合体製パイプにPEを積層した継手パイプ12によって接続される樹脂製パイプの接続構造の断面の模式図である。具体的には、架橋PE製パイプに酸素バリア性EVOH共重合体を積層した被接合パイプ11として、実施例3と同じく、三菱樹脂インフラテック社製ユカロンエクセル(登録商標)パイプ・O2ストップO2−13C(外径約17.4mm、内径約13.0mm、肉厚約2.20mm)を使用した。酸素バリア性EVOH共重合体製パイプにPEを積層した継手パイプ12は、クラレ製エバールF171Bと線状低密度ポリエチレン(LLDPE)とを共押出成形により、外径約21.8mm、内径約17.5mm、肉厚約2.15mmとなるように作製し、約67mmに切断して使用した。そして、2本の被接合パイプの接合する端部外側30mmに、それぞれ、シアノアクリレート系接着剤13としてセメダイン(登録商標)3000スーパーを約0.09cc塗布した後、継手に約30mmずつ挿入した。24時間放置した後、厚生省が定める耐圧性能試験(静水圧1.75MPaを1分間加え、水漏れ、変形、破損その他の異常を確認、非特許文献5)を行ったところ、何ら異常は認められなかった。
図6は、本発明の一実施形態にかかる、図1に示す樹脂製パイプの接続構造において、架橋PE製パイプに酸素バリア性EVOHを積層した被接合パイプ11が、シアノアクリレート系接着剤13を介して、酸素バリア性EVOH共重合体層が架橋PEでサンドイッチされた3層構造の継手パイプ12によって接続される樹脂製パイプの接続構造の断面の模式図である。具体的には、架橋PE製パイプに酸素バリア性EVOHを積層した被接合パイプ11として、実施例4と同じく、ディンプレックス社製eval−PEXパイプ501047610M(外径約16.0mm、内径約12.0mm、肉厚約2.0mm)を使用し、酸素バリア性EVOH共重合体層が架橋PEでサンドイッチされた3層構造の継手パイプ12として、EVOH共重合体層と架橋PE層との二つの層間に接着剤を設けた、前澤給装工業社製O2カットパイプ(高耐圧仕様)シングル16A−DBST05−16AH−60Q(外径約21.5mm、内径約16.2mm、肉厚約2.65mm)を約67mmに切断して使用した。そして、2本の被接合パイプの接合する端部外側約30mmに、それぞれ、シアノアクリレート系接着剤13としてボンドアロンアルファ・プロ用耐衝撃を約0.17ccずつ塗布した後、継手に約30mmずつ挿入した。24時間放置した後、厚生省が定める耐圧性能試験(静水圧1.75MPaを1分間加え、水漏れ、変形、破損その他の異常を確認、非特許文献5)を行ったところ、何ら異常は認められなかった。
図7は、本発明の一実施形態にかかる、図1に示す樹脂製パイプの接続構造において、酸素バリア性EVOH共重合体層が架橋PEでサンドイッチされた3層構造の被接合パイプ11が、シアノアクリレート系接着剤13を介して、酸素バリア性EVOH共重合体製の継手パイプ12によって接続される樹脂製パイプの接続構造の断面の模式図である。具体的には、酸素バリア性EVOH共重合体層が架橋PEでサンドイッチされた3層構造の被接合パイプ11として、実施例5と同じ構造で、サイズの異なる前澤給装工業社製O2カットパイプ(高耐圧仕様)シングル13A−DBST05−13AH−100Q(外径約17.0mm、内径約12.8mm、肉厚約2.1mm)を約67mmに切断して使用した。また、EVOH共重合体製の継手パイプ12としては、実施例1で作製したEVOH共重合体パイプ(外径約21.5mm、内径約17.5mm、肉厚約2.00mm)を使用した。そして、2本の被接合パイプの接合する端部外側約30mmに、それぞれ、シアノアクリレート系接着剤13としてボンドアロンアルファ・プラスチック用を約0.45ccずつ塗布した後、継手に約30mmずつ挿入した。24時間放置した後、厚生省が定める耐圧性能試験(静水圧1.75MPaを1分間加え、水漏れ、変形、破損その他の異常を確認、非特許文献5)を行ったところ、何ら異常は認められなかった。
図8は、本発明の一実施形態にかかる、図1に示す樹脂製パイプの接続構造において、酸素バリア性EVOH共重合体層が架橋PEでサンドイッチされた3層構造の被接合パイプ11が、シアノアクリレート系接着剤13を介して、酸素バリア性EVOH共重合体製パイプにPEを積層した継手パイプ12によって接続される樹脂製パイプの接続構造の断面の模式図である。酸素バリア性EVOH共重合体層が架橋PEでサンドイッチされた3層構造の被接合パイプ11としては、実施例6と同じく、前澤給装工業社製O2カットパイプ(高耐圧仕様)シングル13A−DBST05−13AH−100Q(外径約17.0mm、内径約12.8mm、肉厚約2.1mm)を使用し、酸素バリア性EVOH共重合体製パイプにPEを積層した継手パイプ12としては、実施例4で作製した二層パイプ(外径約21.8mm、内径約17.5mm、肉厚約2.15mm)を使用した。そして、2本の被接合パイプの接合する端部外側約30mmに、それぞれ、シアノアクリレート系接着剤13としてセメダイン(登録商標)3000スーパーを約0.45ccずつ塗布した後、継手に約30mmずつ挿入した。24時間放置した後、厚生省が定める耐圧性能試験(静水圧1.75MPaを1分間加え、水漏れ、変形、破損その他の異常を確認、非特許文献5)を行ったところ、何ら異常は認められなかった。
図9は、本発明の一実施形態にかかる、図1に示す樹脂製パイプの接続構造において、架橋PE製の被接合パイプ11が、シアノアクリレート系接着剤13を介して、EVOH共重合体製の継手パイプ12によって接続される樹脂製パイプの接続構造の断面の模式図である。この実施例は、酸素バリア性の配管だけではなく、一般的な架橋PEの接続にも応用できることを示している。架橋PE製の被接合パイプ11としては、実施例2と同じ種類でサイズの異なる前澤給装工業社製キューメックスパイプQXPE−13−100Q(外径約17.0mm、内径約12.8mm、肉厚約2.1mm)を使用し、EVOH共重合体製の継手パイプ12としては、実施例1で作製したEVOH共重合体パイプ(外径約21.5mm、内径約17.5mm、肉厚約2.0mm)を使用した。そして、2本の被接合パイプの接合する端部外側約30mmに、それぞれ、シアノアクリレート系接着剤13としてセメダイン(登録商標)3000スーパーを約0.45ccずつ塗布した後、継手に約30mmずつ挿入した。24時間放置した後、厚生省が定める耐圧性能試験(静水圧1.75MPaを1分間加え、水漏れ、変形、破損その他の異常を確認、非特許文献5)を行ったところ、何ら異常は認められなかった。
図10は、本発明の一実施形態にかかる、図1に示す樹脂製パイプの接続構造において、架橋PE製の被接合パイプが、シアノアクリレート系接着剤を介して、酸素バリア性EVOH共重合体製パイプに架橋PEを積層した継手パイプによって接続される樹脂製パイプの接続構造の断面の模式図である。この実施例は、実施例8の継手は、EVOH共重合体が露出されているため、接続部の耐水性を向上させるものである。架橋PE製の被接合パイプ11としては、実施例2と同じ種類でサイズの異なる前澤給装工業社製キューメックスパイプQXPE−13−100Q(外径約17.0mm、内径約12.8mm、肉厚約2.1mm)を使用し、酸素バリア性EVOH共重合体製パイプにPEを積層した継手パイプ12としては、実施例4で作製した二層パイプ(外径約21.8mm、内径約17.5mm、肉厚約2.15mm)を使用した。そして、2本の被接合パイプの接合する端部外側約30mmに、それぞれ、シアノアクリレート系接着剤13としてセメダイン(登録商標)3000スーパーを約0.45ccずつ塗布した後、継手に約30mmずつ挿入した。24時間放置した後、厚生省が定める耐圧性能試験(静水圧1.75MPaを1分間加え、水漏れ、変形、破損その他の異常を確認、非特許文献5)を行ったところ、何ら異常は認められなかった。
以上、実施例で使用したシアノアクリレート系接着剤は、ボンドアロンアルファ・プラスチック用、ボンドアロンアルファ・プロ用耐衝撃、セメダイン(登録商標)3000スーパーで、含有量が95%以上のエチル−2−シアノアクリレートとハイドロキノン等の安定剤とから構成されるものである。しかし、エチル−2−シアノアクリレートに限定される訳ではなく、メチル−2−シアノアクリレートを主成分とするものでも用いることができる。
また、実施例1〜9において、シアノアクリレート系接着剤の代わりに、スチレンブタジエンゴム系接着剤、例えば、コニシ社製ボンドGPクリヤーを用いても同様の結果が得られた。
一方、継手の形状は、上述したような直管状のソケット型だけではなく、直角に曲がったエルボ型、T字に分岐するチーズ型のものに対しても有効であることは言うまでもない。
本発明に係るパイプ接続構造は、特に、酸素バリア性を有する2本の樹脂製の被接合パイプを樹脂製の継手パイプの内部において、接着剤を介して継手パイプと被接合パイプを化学的に接着するような温水式暖房システムの配管に適したパイプの接続構造に適している。
しかしながら、酸素バリア性を必要としない種々のPEパイプにおいても、内層又は全体がEVOH共重合から構成される継手を用いることによって、施工現場でも簡便に接続可能で、接着性、密封性、耐久性等に優れ、経済的なパイプの接続にも利用することが可能である。
また、本発明の接続構造は、流体であれば、使用用途が限定されるものでもないので、一般家庭用、工業用、及び、商業用設備等におけるパイプの接続に幅広く適用することができる。
一方、本発明の接着技術は、パイプの接続に限定されるものではなく、フィルム、シート、構造物等のあらゆる形態の接着に活用することができる。
1 樹脂製パイプの接続構造
11 樹脂製の被接合パイプ
12 樹脂製の継手パイプ
13 接着剤
14 間隙
2 エチレン−ビニルアルコール(EVOH)共重合体
3 架橋ポリエチレン
4 シアノアクリレート系接着剤
11 樹脂製の被接合パイプ
12 樹脂製の継手パイプ
13 接着剤
14 間隙
2 エチレン−ビニルアルコール(EVOH)共重合体
3 架橋ポリエチレン
4 シアノアクリレート系接着剤
Claims (9)
- 2本の樹脂製の被接合パイプの接合端部が樹脂製の継手パイプの内部に位置付けられ、前記樹脂製の被接合パイプの外面と前記樹脂製の継手パイプの内面とが接着剤を介して接着される樹脂製パイプの接続構造において、前記外面がエチレンビニルアルコール共重合体であって、前記内面がポリオレフィン系樹脂であり、前記接着剤がシアノアクリレート系接着剤であることを特徴とする樹脂製パイプの接続構造。
- 2本の樹脂製の被接合パイプの接合端部が樹脂製の継手パイプの内部に位置付けられ、前記樹脂製の被接合パイプの外面と前記樹脂製の継手パイプの内面とが接着剤を介して接着される樹脂製パイプの接続構造において、前記外面がポリオレフィン系樹脂であって、前記内面がエチレンビニルアルコール共重合体であり、前記接着剤がシアノアクリレート系接着剤であることを特徴とする樹脂製パイプの接続構造。
- 請求項1に記載の樹脂製パイプの接続構造において、前記樹脂製の被接合パイプは、ポリオレフィン系樹脂の内層とエチレンビニルアルコール共重合体の外層の少なくとも2層から構成され、前記樹脂製の継手パイプがポリオレフィン系樹脂であることを特徴とする樹脂製パイプの接続構造。
- 請求項1に記載の樹脂製パイプの接続構造において、前記樹脂製の被接合パイプは、ポリオレフィン系樹脂の内層とエチレンビニルアルコール共重合体の外層の少なくとも2層から構成され、前記樹脂製の継手パイプも、ポリオレフィン系樹脂の内層とエチレンビニルアルコール共重合体の外層の少なくとも2層から構成されていることを特徴とする樹脂製パイプの接続構造。
- 請求項1に記載の樹脂製パイプの接続構造において、前記樹脂製の被接合パイプは、ポリオレフィン系樹脂の内層とエチレンビニルアルコール共重合体の外層の少なくとも2層から構成され、前記樹脂製の継手パイプは、ポリオレフィン系樹脂の内層とエチレンビニルアルコール共重合体の中間層とポリオレフィン系樹脂の外層の少なくとも3層から構成されていることを特徴とする樹脂製パイプの接続構造。
- 請求項2に記載の樹脂製パイプの接続構造において、前記樹脂製の被接合パイプは、ポリオレフィン系樹脂の内層とエチレンビニルアルコール共重合体の中間層とポリオレフィン系樹脂の外層の少なくとも3層から構成され、前記樹脂製の継手パイプがエチレンビニルアルコール共重合体であることを特徴とする樹脂製パイプの接続構造。
- 請求項2に記載の樹脂製パイプの接続構造において、前記樹脂製の被接合パイプは、ポリオレフィン系樹脂の内層とエチレンビニルアルコール共重合体の中間層とポリオレフィン系樹脂の外層の少なくとも3層から構成され、前記樹脂製の継手パイプが、エチレンビニルアルコール共重合体の内層とポリオレフィン系樹脂の外層の少なくとも2層から構成されていることを特徴とする樹脂製パイプの接続構造。
- 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の樹脂製パイプの接続構造において、前記シアノアクリレート系接着剤がエチル−2−シアノアクリレート系接着剤であることを特徴とする樹脂製パイプの接続構造。
- 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の樹脂製パイプの接続構造において、前記ポリオレフィン系樹脂が架橋ポリエチレンであることを特徴とする樹脂製パイプの接続構造。
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