JP6210407B2 - 熱溶融型転写記録方式に使用する熱転写受容シート - Google Patents

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Description

本発明は、熱溶融型転写記録方式に用いられる熱転写受容シートに関し、特にラベルや磁気カードなどに有用な熱転写受容シートに関する。
熱転写インクシートとサーマルヘッドとを利用する熱溶融型転写記録方式は、プリンタの構造が簡単で保守が容易であるため、製造業、流通業、小売業等で一般的に広く用いられている。特に、有効期限や発行日などを可視情報として記録することが要求されているPOSなどのラベル類や、プリペイドカードなどの磁気カード類などの用途への普及が拡大している。
熱転写インクシートに使用されるインクは、従来、着色剤およびワックスを主成分としたワックスタイプが主流であったが、比較的熱感度が良い反面、指で擦ったときに画像が削られるなど画像信頼性が低い欠点がある。一方、画像信頼性が高いインクとして、着色剤および熱可塑性樹脂を主成分としたレジンタイプが提案されているが、熱感度が悪く、画像の欠損が発生するなど印字画像転写均一性に劣る問題があった。
上記のような問題を解決する為に、特許文献1に示すように、熱転写受容シートの受容層にTgの低い熱可塑性樹脂を使用し、さらに受容層表面を平滑化する事により、レジンタイプの熱転写インクシートを用いても画像を均一に熱転写受容シートに印字出来る事が提案されている。しかしながら、このような低Tgの熱可塑性樹脂を受容層に使用すると、保存時にブロッキングなどの問題が発生しやすいという問題があった。
また前述したように熱転写受容シートはPOSラベルなどに広く用いられているが、ある種の商品についてはその製造工程においてPOSラベルと一緒にアルコールで洗浄する工程が含まれることがある。このような用途には、耐アルコール性に優れた基材と熱転写受容シートが必要であったが従来の熱転写受容シートでは性能を満足に満たすことが出来なかった。
このような問題を全て解決する為に、特許文献2に示すように、ポリプロピレン樹脂の基材上に変性ポリオレフィン樹脂を主成分とするアンダー層を設け、その上にTgが70℃以上の熱可塑性樹脂とシリカを含有した受容層を積層する事により、レジンタイプの熱転写インクシートを用いても印字画像転写均一性に優れ、耐ブロッキング性、耐擦過性、及び耐アルコール性に優れた熱転写受容シートが開発された。
特開平5−270156号公報 特開2009−279797号公報
前述したように、熱転写受容シートはPOSラベルなどに広く使用されているが、近年特に食品分野や薬事医療品分野での使用が拡大している。食品分野や薬事医療品分野の現場においては、アルコール消毒する工程が複数あったり、製品を長時間アルコールに浸漬させて殺菌消毒するような工程があったりする為に、製品管理番号等の可視化情報を記録する熱転写受容シートに対して今まで以上に優れた耐アルコール性能が求められるようになってきた。
そこで特許文献2で提案された熱転写受容シートの耐アルコール性を評価したところ、アルコールを拭き付けた後にすぐ拭き取ったり、アルコールを浸みこませたウエス等で拭き取ったりといった短時間の耐アルコール性能は優れているものの、アルコールに長時間浸漬するような長時間の耐アルコール性能に対しては充分な性能を満たす事が出来なかった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、長時間のアルコール浸漬工程を経ても印字された画像が欠損する事のない非常に優れた耐アルコール性能を有し、レジンタイプの熱転写インクシートを用いても画像を均一に印字欠損なく転写する事が可能で、優れた耐擦過性と耐ブロッキング性を有した新規な構成の熱溶融型転写記録方式に使用する熱転写受容シートを提供する事が本発明の課題である。
この課題を解決する為に、発明者は、ポリプロピレン系樹脂基材の少なくとも一方の表面にアンダー層と受容層とを順次に積層し、そのアンダー層が接着性樹脂であるポリエステル系樹脂と架橋剤である多価カルボジイミド樹脂との架橋物を主成分とし、受容層がガラス転移点の範囲が70〜120℃である熱可塑性樹脂とシリカとを熱可塑性樹脂/シリカ=100/1〜10/1の重量比で含有し、前記熱可塑性樹脂としてポリエステル系樹脂又はアクリル系樹脂を用いる事により、印字画像転写均一性、耐擦過性及び耐ブロッキング性に優れ、長時間のアルコール浸漬工程を経ても印字された画像が欠損する事のない非常に優れた耐アルコール性能を有した熱溶融型転写記録方式に使用する熱転写受容シートを提供する事が可能であることを見出した。
さらに発明者は、アンダー層がポリエステル系樹脂と多価カルボジイミド樹脂とをポリエステル系樹脂/多価カルボジイミド樹脂=100/1〜10/3の重量比で含有する事により、熱転写受容シートの耐アルコール性能をさらに向上させる事が可能であることを見出した。
さらに発明者は、アンダー層に含まれるポリエステル系樹脂のガラス転移点を−30〜60℃に限定する事によって、耐ブロッキング性・印字画像転写均一性に優れ、さらに熱転写受容シートの樹脂基材と受容層の密着性が向上させる事により、結果として耐アルコール性能を向上させる事が可能であることを見出した。
さらに発明者は、アンダー層に第三級アミンをポリエステル系樹脂/第三級アミン=100/0.5〜100/15の重量比で含有させる事によって、アンダー層に含まれる樹脂の架橋をさらに促進し、その結果として耐アルコール性能を向上させる事が可能であることを見出した。
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本発明によれば、ポリプロピレン系樹脂基材の少なくとも一方の表面にアンダー層と受容層とを順次に積層し、そのアンダー層が接着性樹脂であるポリエステル系樹脂と架橋剤である多価カルボジイミド樹脂との架橋物を主成分とし、受容層がガラス転移点の範囲が70〜120℃である熱可塑性樹脂とシリカとを熱可塑性樹脂/シリカ=100/1〜10/1の重量比で含有し、前記熱可塑性樹脂としてポリエステル系樹脂又はアクリル系樹脂を用いる事により、コストパフォーマンス、ラベルとしての印字走行性やハンドリング性、印字画像転写均一性、耐擦過性及び耐ブロッキング性に優れ、長時間のアルコール浸漬工程を経ても印字された画像が欠損する事のない非常に優れた耐アルコール性能を有した熱溶融型転写記録方式に使用する熱転写受容シートを提供する事が可能となる。
本発明の実施形態に係る熱転写受容シートを示す模式的断面図である。
本発明の熱転写受容シート4は、基本的に図1に示すように、樹脂基材1の少なくとも一方の表面にアンダー層2と受容層3とを順次に積層してなる。
樹脂基材としては、ポリエステル系樹脂やポリオレフィン系樹脂やポリスチレン系樹脂や塩化ビニル系樹脂やポリアミド系樹脂など一般にラベル等に使用される樹脂であれば使用できるが、ラベル等の使用後の廃棄物処理などの環境問題やコストを考えるとポリオレフィン系樹脂が好ましく、さらにはポリプロピレン系樹脂がラベルとしての印字走行性やハンドリング性に優れる点などからより好ましい。
樹脂基材の構造としては、前記単一樹脂または混合樹脂からなる透明フィルム及びシート類等、さらにそれらの樹脂に白色顔料や充填剤を加えて成膜した白色不透明フィルム及びシート類、あるいはそれらの樹脂からなる発泡フィルム及びシート等、もしくは前記基材を組み合わせた積層体なども使用できる。
樹脂基材の厚みは特に限定はされないが、3〜300μmの範囲から使用用途に応じて適宜選択すればよく、さらに好ましくは10〜200μmの範囲から使用する事が望ましい。基材の厚みが3μmを下回ると、熱転写受容シートの耐久性が乏しくなり、300μmを超えると加工性及び使用時のハンドリング性が悪くなる。
本発明の熱転写受容シートは、樹脂基材と受容層との間の密着性を向上させる為に樹脂基材と受容層との間にアンダー層を設ける。
アンダー層の塗布量は特に限定されないが0.1〜5.0g/mの範囲から適宜選択されれば良いが、性能と加工性とコストのバランスから0.5〜2.0g/mの範囲から選択する事がより好ましい。アンダー層の塗布量が0.1g/m未満になると受容層と樹脂基材の間の密着が不安定になり、付着量が5.0g/mを超えても性能的に変化はないが塗料の平滑塗装や塗料乾燥といった加工性が困難になる傾向にある。
アンダー層は、接着性樹脂であるポリエステル系樹脂と架橋剤である多価カルボジイミド樹脂との架橋物を主成分としている。本発明では、アンダー層で使用する架橋剤として、多価カルボジイミド樹脂を使用する。多価カルボジイミド樹脂とは、少なくともその構造上カルボジイミド基を2つ以上持つ高分子であり、一般的には、触媒下でのジイソシアネート化合物の脱炭酸縮合反応により得られる。多価カルボジイミド樹脂は、架橋速度が速く、常温でも架橋が促進する上に、塗料としてのポットライフも非常に長いといった優れた性能を有している。
多価カルボジイミド樹脂は、接着性樹脂などに含まれるカルボキシル基等の官能基と反応し架橋する事によって、接着性樹脂の耐加水分解性や耐アルコール性を飛躍的に向上させる。またアンダー層に多価カルボジイミド樹脂を添加する事により、樹脂基材表面や受容層に存在する官能基とも反応し、樹脂基材と受容層との間の密着強度を格段に向上させる事が出来る。
アンダー層に使用される接着性樹脂は、多価カルボジイミド樹脂によって架橋される事によって優れた性能を発揮する。その為に、接着性樹脂が含有量は限定されないが少なくともヒドロキシル基、カルボキシル基、スルホン酸基、アミノ基等の官能基をその分子構造中に含有している事が必要であり、多価カルボジイミド樹脂との反応性を考慮してカルボキシル基を含有している事がより望ましい。
本発明者は各種原料を精査した結果、上記のようなアンダー層に使用される接着性樹脂として好ましい樹脂としては、層間接着強度が強いポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂などから広範囲から選択可能であるが、ポリエステル系樹脂を使用する事がより好ましい事を見出した。
なお本発明におけるポリエステル系樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂等の各種ホモポリマー及びそれらの共重合体、各種共重合ポリエステル樹脂、各種変性ポリエステル樹脂、各種変性共重合ポリエステル樹脂、及び各種ポリエステル系エラストマーなどがあげられ、そのうち少なくとも1種類もしくは2種類以上の混合物のいずれかを本発明で使用する。
アンダー層に使用されるポリエステル系樹脂のガラス転移点は、−30℃〜60℃の範囲が望ましく、さらに−20〜50℃の範囲である事がより望ましい。ガラス転移点が−30℃未満になると熱転写受容シートを高温雰囲気中で保存した場合にブロッキングが発生しやすくなり、さらに樹脂自体が常温で溶媒によって膨潤しやすい傾向があり耐アルコール性に劣る。逆にガラス転移点が60℃を超える樹脂を使用すると、印字転写均一性が悪化する傾向があり、さらには樹脂基材と受容層の間の密着強度が低下する事によって熱転写受容シートの耐アルコール性も低下する。
アンダー層に使用されるポリエステル系樹脂の数平均分子量は、特に限定されないが架橋剤との反応性や塗料にする際の扱い易さの観点から3000〜50000の範囲が望ましく、さらに5000〜35000の範囲が望ましい。数平均分子量が3000未満であると耐アルコール性及び機械的強度が乏しく、逆に50000を超えると架橋剤との反応性に劣る為にアンダー層の耐アルコール性及び樹脂基材と受容層との間の密着強度が低下する傾向がある。
アンダー層に添加されるポリエステル系樹脂と多価カルボジイミド樹脂の割合は、重量比でポリエステル系樹脂/多価カルボジイミド樹脂=100/1〜10/3、より好ましくは100/5〜100/25であればよい。多価カルボジイミド樹脂の添加量が100/1より少なくなると架橋が不充分になり、耐アルコール性が低下し、樹脂基材と受容層との間の密着強度も向上しない。逆に多価カルボジイミド樹脂の添加量が10/3より多くなると、架橋に使われずに余った多価カルボジイミド樹脂が原因でアンダー層の耐アルコール性が低下する傾向がある。
アンダー層にはポリエステル系樹脂と多価カルボジイミド樹脂の反応をさらに促進させる為にアミンを添加する事が望ましい。アミンは多価カルボジイミド樹脂がポリエステル系樹脂に含まれる官能基と反応する際の触媒として機能する。アミンを添加する事によって、架橋反応が促進されやすくなり、アンダー層の耐アルコール性や受容層や樹脂基材との密着強度などが向上する。アンダー層に添加されるアミンの種別は特に限定されず用途や反応樹脂の性状に合わせて適宜選択すれば良いが、第三級アミン及び脂肪族、環状脂肪族、芳香族、芳香族脂肪族または複素環式の第三級ポリアミン等の第三級アミン類から選択し添加する事がより望ましい。
アンダー層に使用するアミンの添加量は特に限定はされないが、重量比でポリエステル系樹脂/アミン=100/0.5〜100/15、より好ましくは100/1〜100/10が好ましい。アミンの添加量が100/0.5未満だと触媒としての効果が乏しく、逆に添加量が100/15を超えると残留したアミンによってアンダー層の耐アルコール性が低下する。
本発明の熱転写受容シートは、アンダー層の上に画像を転写させる為の受容層を設ける。
受容層の塗布量は特に限定されないが0.1〜5.0g/mの範囲から適宜選択されれば良いが、性能とコストのバランスから0.5〜2.0g/mの範囲から選択する事がより好ましい。受容層の塗布量が0.1g/m未満になると印字の転写が不安定になり、さらに耐擦過性も乏しくなる、逆に付着量が5.0g/mを超えるとブロッキング等の問題が発生しやすくなる傾向にある。
受容層は、ガラス転移点が70〜120℃の範囲、より好ましくは70〜105℃の範囲の熱可塑性樹脂を含有する事が望ましい。ガラス転移点が70℃未満だと特に高温保存時に受容層表面が接着性を帯び、ブロッキングが発生しやすい物となる。一方、ガラス転移点が120℃を超えると、プリンタで印字する際に高エネルギーが必要となり、プリンタのサーマルヘッドに多大な負荷をかけてしまい、サーマルヘッドの寿命を縮めてしまう。また、高エネルギーで印字出来るプリンタに制約されるため、広く一般に使用されている低エネルギータイプのプリンタを利用する事が出来ず、用途が限定されて汎用性に欠けてしまう。
受容層に含まれる熱可塑性樹脂としては、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニル系樹脂、エポキシ系樹脂など広範囲から選択可能であるが、基材との接着性や印字画像転写均一性などの点からポリエステル系樹脂またはアクリル系樹脂を用いることがより好ましい。また、熱可塑性樹脂には、無機または有機のフィラー、分散剤、紫外線吸収剤、滑剤などの添加剤が必要に応じて添加される。
なお本発明におけるアクリル系樹脂としては、アクリル酸樹脂、アクリル酸エステル樹脂、メタクリル酸樹脂、メタクリル酸エステル樹脂、アクリロニトリル樹脂等のホモポリマー及びそれらの共重合体、各種共重合アクリル樹脂、各種変性アクリル樹脂、各種変性共重合アクリル樹脂、各種アクリル系エラストマーなどがあげられ、そのうち少なくとも1種類もしくは2種類以上の混合物のいずれか本発明で使用する。
受容層はさらにシリカを含有する。シリカの添加量は重量比で熱可塑性樹脂/シリカ=100/1〜10/1が好ましい。シリカを含有させる目的は、主に耐ブロッキング性を保持させる為である。シリカの添加量が熱可塑性樹脂とシリカの重量比で100/1より少ないと充分な耐ブロッキング性能を付与する事が出来ず、逆に10/1を超えると耐アルコール性が悪くなるので好ましくない。
受容層に使用するシリカの種類は特に限定されず、受容層用塗料に使用する樹脂や溶媒に応じて適宜選択すれば良いが、低吸湿性や良好な塗料分散性や各種溶媒に対して塗料粘度を低く維持できるなどの観点から疎水性シリカを使用する事がより好ましい。
受容層に使用するシリカの平均粒子径は特に限定されず、5nm〜10μmの範囲から用途や求める性能に応じて適宜選択すればよいが、より好ましくは0.1〜5μmの範囲から使用される事が好ましい。平均粒子径が5nm未満だと、耐ブロッキング性能を満たすためにシリカを受容層に多量に添加する必要があり、その結果として耐アルコール性が低下してしまう、逆に10μmを超えると受容層表面の平滑性が損なわれ、印字画像転写均一性が低下する。なお本発明における平均粒子径とは、レーザー回折・散乱法によって求めた粒度分布における積算値50%での粒径を意味する。
次に実施例を挙げて本発明について具体的に説明する。なお実施例中で示す「部」は全て重量基準であり、ガラス転移点の表記は「Tg」と省略する。
厚み100μmのポリプロピレン樹脂からなる樹脂基材の上に下記アンダー層用塗料を乾燥重量が1g/mとなるように塗布し乾燥させてアンダー層を形成した。
(アンダー層用塗料1)
・ポリエステル系樹脂水溶液(固形分35%、Tg50℃) 62.1部
・多価カルボジイミド樹脂水溶液(固形分40%) 8.1部
・IPA 29.8部
アンダー層の上に、下記受容層用塗料を乾燥重量が1g/mとなるように塗布し、乾燥させて受容層を形成した。
(受容層用塗料1)
・ポリエステル系樹脂(東洋紡績(株)製バイロン(登録商標)290、Tg72℃)
20.0部
・シリカ(富士シリシア化学(株)製サイロホービック(登録商標)100、平均粒子径2.7μm) 1.0部
・トルエン/MEK=1:1混合溶媒 84.0部
実施例1と同じ樹脂基材とアンダー層を使用し、その上に下記受容層用塗料を乾燥重量が1g/mとなるように塗布し、乾燥させて受容層を形成した。
(受容層用塗料2)
・ポリエステル系樹脂(東洋紡績(株)製バイロンGK880、Tg84℃)20.0部
・シリカ(富士シリシア化学(株)製サイロホービック100、平均粒子径2.7μm) 1.0部
・トルエン/MEK=1:1混合溶媒 84.0部
実施例1と同じ樹脂基材とアンダー層を使用し、その上に下記受容層用塗料を乾燥重量が1g/mとなるように塗布し、乾燥させて受容層を形成した。
(受容層用塗料3)
・アクリル系樹脂(三菱レイヨン(株)製ダイヤナール(登録商標)BR80、Tg105℃) 20.0部
・シリカ(富士シリシア化学(株)製サイロホービック100、平均粒子径2.7μm) 1.0部
・トルエン/MEK=1:1混合液溶媒 84.0部
実施例1と同じ樹脂基材の上に、下記アンダー層用塗料を乾燥重量が1g/mとなるように塗布し乾燥させてアンダー層を形成し、さらにその上に実施例1と同じ受容層を形成した。
(アンダー層用塗料2)
・ポリエステル系樹脂水溶液(固形分35%、Tg50℃) 55.0部
・多価カルボジイミド樹脂水溶液(固形分40%) 14.4部
・IPA 30.6部
実施例1と同じ樹脂基材の上に、下記アンダー層用塗料を乾燥重量が1g/mとなるように塗布し乾燥させてアンダー層を形成し、さらにその上に実施例1と同じ受容層を形成した。
(アンダー層用塗料3)
・ポリエステル系樹脂水溶液(固形分35%、Tg50℃) 70.6部
・多価カルボジイミド樹脂水溶液(固形分40%) 0.7部
・IPA 28.8部
実施例1と同じ樹脂基材とアンダー層を使用し、その上に下記受容層用塗料を乾燥重量が1g/mとなるように塗布し、乾燥させて受容層を形成した。
(受容層用塗料4)
・ポリエステル系樹脂(東洋紡績(株)製バイロン290、Tg72℃) 20.0部
・シリカ(富士シリシア化学(株)製サイロホービック100、平均粒子径2.7μm) 2.0部
・トルエン/MEK=1:1混合溶媒 88.0部
実施例1と同じ樹脂基材とアンダー層を使用し、その上に下記受容層用塗料を乾燥重量が1g/mとなるように塗布し、乾燥させて受容層を形成した。
(受容層用塗料5)
・ポリエステル系樹脂(東洋紡績(株)製バイロン290、Tg72℃) 20.0部
・シリカ(富士シリシア化学(株)製サイロホービック100、平均粒子径2.7μm) 0.2部
・トルエン/MEK=1:1混合溶媒 80.8部
実施例1と同じ樹脂基材の上に、下記アンダー層用塗料を乾燥重量が1g/mとなるように塗布し乾燥させてアンダー層を形成し、さらにその上に実施例1と同じ受容層を形成した。
(アンダー層用塗料4)
・ポリエステル系樹脂水溶液(固形分25%、Tg−20℃) 87.0部
・多価カルボジイミド樹脂水溶液(固形分40%) 8.1部
・IPA 4.9部
実施例1と同じ樹脂基材の上に、下記アンダー層用塗料を乾燥重量が1g/mとなるように塗布し乾燥させてアンダー層を形成し、さらにその上に実施例1と同じ受容層を形成した。
(アンダー層用塗料5)
・ポリエステル系樹脂水溶液(固形分35%、Tg50℃) 60.9部
・多価カルボジイミド樹脂水溶液(固形分40%) 8.0部
・トリエチルアミン 0.5部
・IPA 30.6部
実施例1と同じ樹脂基材の上に、下記アンダー層用塗料を乾燥重量が1g/mとなるように塗布し乾燥させてアンダー層を形成し、さらにその上に実施例1と同じ受容層を形成した。
(アンダー層用塗料6)
・ポリエステル系樹脂水溶液(固形分35%、Tg50℃) 71.1部
・多価カルボジイミド樹脂水溶液(固形分40%) 0.3部
・IPA 28.6部
実施例1と同じ樹脂基材の上に、下記アンダー層用塗料を乾燥重量が1g/mとなるように塗布し乾燥させてアンダー層を形成し、さらにその上に実施例1と同じ受容層を形成した。
(アンダー層用塗料7)
・ポリエステル系樹脂水溶液(固形分35%、Tg50℃) 69.7部
・多価カルボジイミド樹脂水溶液(固形分40%) 0.3部
・トリエチルアミン 0.5部
・IPA 29.5部
実施例1と同じ樹脂基材の上に、下記アンダー層用塗料を乾燥重量が1g/mとなるように塗布し乾燥させてアンダー層を形成し、さらにその上に実施例1と同じ受容層を形成した。
(アンダー層用塗料8)
・ポリエステル系樹脂水溶液(固形分35%、Tg50℃) 51.0部
・多価カルボジイミド樹脂水溶液(固形分40%) 17.8部
・IPA 31.2部
実施例1と同じ樹脂基材の上に、下記アンダー層用塗料を乾燥重量が1g/mとなるように塗布し乾燥させてアンダー層を形成し、さらにその上に実施例1と同じ受容層を形成した。
(アンダー層用塗料9)
・ポリエステル系樹脂水溶液(固形分25%、Tg64℃) 87.0部
・多価カルボジイミド樹脂水溶液(固形分40%) 8.1部
・IPA 4.9部
<比較例1>
実施例1と同じ樹脂基材の上に、下記アンダー層用塗料を乾燥重量が1g/mとなるように塗布し乾燥させてアンダー層を形成し、さらにその上に実施例1と同じ受容層を形成した。
(アンダー層用塗料10)
・ポリエステル系樹脂水溶液(固形分35%、Tg50℃) 71.4部
・IPA 28.6部
<比較例2>
実施例1と同じ樹脂基材の上に、下記アンダー層用塗料を乾燥重量が1g/mとなるように塗布し乾燥させてアンダー層を形成し、さらにその上に実施例1と同じ受容層を形成した。
(アンダー層用塗料11)
・無水マレイン酸変性ポリオレフィン樹脂(分子量85000) 25.0部
・メチルシクロヘキサン/MEK=1:1混合溶媒 75.0部
<比較例3>
実施例1と同じ樹脂基材の上に、下記アンダー層用塗料を乾燥重量が1g/mとなるように塗布し乾燥させてアンダー層を形成し、さらにその上に実施例1と同じ受容層を形成した。
(アンダー層用塗料12)
・酸変性ポリオレフィン樹脂水溶液(固形分25%,融点83℃) 87.0部
・多価カルボジイミド樹脂水溶液(固形分40%) 8.1部
・IPA 4.9部
<比較例4>
実施例1と同じ樹脂基材とアンダー層を使用し、その上に下記受容層用塗料を乾燥重量が1g/mとなるように塗布し、乾燥させて受容層を形成した。
(受容層用塗料6)
・ポリエステル系樹脂(東洋紡績(株)製バイロン240、Tg60℃) 20.0部
・シリカ(富士シリシア化学(株)製サイロホービック100、平均粒子径2.7μm) 1.0部
・トルエン/MEK=1:1混合溶媒 4.0部
<比較例5>
実施例1と同じ樹脂基材とアンダー層を使用し、その上に下記受容層用塗料を乾燥重量が1g/mとなるように塗布し、乾燥させて受容層を形成した。
(受容層用塗料7)
・ポリエステル系樹脂系(東洋紡績(株)製バイロン290、Tg72℃) 20.0部
・トルエン/MEK=1:1混合溶媒 80.0部
<比較例6>
実施例1と同じ樹脂基材とアンダー層を使用し、その上に下記受容層用塗料を乾燥重量が1g/mとなるように塗布し、乾燥させて受容層を形成した。
(受容層用塗料8)
・ポリエステル系樹脂(東洋紡績(株)製バイロン290、Tg72℃) 20.0部
・シリカ(富士シリシア化学(株)製サイロホービック100、平均粒子径2.7μm) 5.0部
・トルエン/MEK=1:1混合溶媒 100.0部
以上のようにして作製した実施例および比較例の熱転写受容シートについて、次の試験条件により印字画像均一性、耐ブロッキング性、耐擦過性、耐アルコール性(耐アルコール拭取り性及び耐アルコール浸漬性)の評価を行った。
<印字画像転写均一性試験>
プリンタ:SATO株式会社製 MR410e
熱転写インクシート:ダイニック株式会社製 HL45
印字速度:50mm/sec
印字濃度:4/5
評価基準:
○:ボイド・カスレが全く無く外観品位に優れ均一な印字画像である。
△:ボイド・カスレがほぼ無くほぼ均一な印字画像である。
×:ボイド・カスレがあり印字画像の濃度にバラツキがある。
<耐ブロッキング性試験>
受容層の表面と表面を重ね合わせて、1.0kg/cm2の圧力をかけた状態で60℃環境下に72時間放置した後、重ね合わせ面を指で剥がし、ブロッキング状態を観察した。
評価基準:
○:剥がすときに剥離音がなくブロッキングも見られない。
△:剥がす時に少し剥離音があるが、ブロッキングは見られない。
×:剥がすときに面同士がくっついてうまく剥れずブロッキングしている。
<耐擦過性試験>
試験機:学振型試験機(JIS_L0849の摩擦試験機II形)
条件:500g荷重・50往復
摩擦体:上質紙
評価基準:
○:印字画像部に全く損傷がなく、非印字部分にも全く汚れがない。
△:印字画像部にほぼ損傷がなく画像は判読可能、非印字部分に僅かに汚れがある。
×:印字画像部に損傷があり画像が判読できず、非印字部分にも汚れがある。
<耐アルコール拭き取り性試験(短時間の耐アルコール性能)>
試験機:学振型試験機(JIS_L0849の摩擦試験機II形)
条件:500g荷重・30往復
摩擦体:綿布(金巾3号)にイソプロピルアルコールを含浸
評価基準:
○:印字画像部に全く損傷がなく、受容層に剥れや汚れが全くない。
△:印字画像部が僅かに損傷し、受容層に剥がれや汚れが僅かに見られる。
×:印字画像の損傷が激しいとともに、受容層に剥れが見られる。
<耐アルコール浸漬性試験(長時間の耐アルコール性能)>
試験機:学振型試験機(JIS_L0849の摩擦試験機II形)
条件:ラベルを95%エタノール中に1時間浸漬後、500g荷重・30往復
摩擦体:綿布(金巾3号)
評価基準:
○:印字画像部に全く損傷がなく、受容層に剥れや汚れが全くない。
△:印字画像部が僅かに損傷し、受容層に剥がれや汚れが僅かに見られる。
×:印字画像の損傷が激しいとともに、受容層に剥れが見られる。
実施例及び比較例によって作成した熱転写受容シートを前述した評価方法に基づいて、印字画像均一性、耐ブロッキング性、耐擦過性、耐アルコール拭き取り性、耐アルコール浸漬性について評価を行った結果を表1に示す。
Figure 0006210407
Figure 0006210407
表1の結果より分かるように、実施例1〜9及び実施例11はいずれも全ての評価項目が良好であり、実施例10、12、13は一部の評価項目が良好ではなかったものの使用上の問題のないものであったのに対し、比較例は少なくとも一つの評価項目の内容が悪く使用上の問題があった。比較例1はアンダー層に多価カルボジイミド樹脂を添加しなかった為に、耐アルコール性の評価が全般的に悪かった。比較例2は特許文献2と同じアンダー層を利用して評価を行った所、耐アルコール拭き取り性は満足出来るものであったが、耐アルコール浸漬性に関しては満足出来るものにならなかった。比較例3は酸変性ポリオレフィン樹脂をアンダー層の接着性樹脂として使用したが、耐アルコール浸漬性が満足出来るものにならなかった。比較例4は受容層に使用したポリエステル系樹脂のTgが本発明範囲より低かった為に、ブロッキング性が満足出来るものにならず、さらに印字潰れが発生した。比較例5は受容層に全くシリカを添加しなかった為に、ブロッキング性が満足できるものにならなかった。比較例6は受容層に添加するシリカの量が本発明範囲より多かった為に、耐アルコール性が全般的に悪かった。
本発明の熱溶融型転写記録方式に使用する熱転写受容シートは、POSなどの一般的なラベル類やプリペイドカードなどの磁気カード類などの用途で利用でき、特に非常に優れた耐アルコール性を必要とする食品分野及び薬事医療品分野のラベル類及び可視化情報被印字用素材などに好適に利用出来る。
1;樹脂基材
2;アンダー層
3;受容層
4;熱転写受容シート

Claims (4)

  1. ポリプロピレン系樹脂基材の少なくとも一方の表面にアンダー層と受容層とを順次に積層してなる熱転写受容シートであって、アンダー層が接着性樹脂であるポリエステル系樹脂と架橋剤である多価カルボジイミド樹脂との架橋物を主成分とし、受容層がガラス転移点の範囲が70〜120℃である熱可塑性樹脂とシリカとを熱可塑性樹脂/シリカ=100/1〜10/1の重量比で含有し、前記熱可塑性樹脂がポリエステル系樹脂又はアクリル系樹脂である事を特徴とする熱溶融型転写記録方式に使用する熱転写受容シート。
  2. アンダー層がポリエステル系樹脂と多価カルボジイミド樹脂とをポリエステル系樹脂/多価カルボジイミド樹脂=100/1〜10/3の重量比で含有する事を特徴とする請求項1に記載の熱溶融型転写記録方式に使用する熱転写受容シート。
  3. アンダー層のポリエステル系樹脂のガラス転移点が−30〜60℃の範囲である事を特徴とする請求項1及び2に記載の熱溶融型転写記録方式に使用する熱転写受容シート。
  4. アンダー層が第三級アミンをポリエステル系樹脂/第三級アミン=100/0.5〜100/15の重量比で含有している事を特徴とする請求項1乃至3に記載の熱溶融型転写記録方式に使用する熱転写受容シート。
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