JP5277490B2 - 熱溶融型転写記録方式に使用する熱転写受容シート - Google Patents
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Description
PP素材の合成紙を基材に用い、この上に、下記組成液を乾燥重量が1g/m2となるように塗布し、乾燥させてアンダー層を形成した。
(アンダー層形成液)
塩素化ポリオレフィン樹脂 10部
トルエン:MEK=1:1混合液 90部
次いで、このアンダー層の上に、下記組成液を乾燥重量が1g/m2となるように塗布し、乾燥させて受容層を形成して、試験例1の熱転写受容シートを得た。
(受容層形成液)
ポリエステル樹脂(東洋紡績製バイロン(登録商標)290、Tg=72℃) 20部
シリカ(富士シリシア製サイロホービック(登録商標)100) 1部
トルエン:MEK=1:1混合液 200部
試験例1と同じ基材の上に同様にしてアンダー層を形成した後、このアンダー層の上に、下記組成液を乾燥重量が1g/m2となるように塗布し、乾燥させて受容層を形成して、試験例2の熱転写受容シートを得た。
(受容層形成液)
ポリエステル樹脂(東洋紡績製バイロン880、Tg=84℃) 20部
シリカ(富士シリシア製サイロホービック100) 1部
トルエン:MEK=1:1混合液 200部
試験例1と同じ基材の上に同様にしてアンダー層を形成した後、このアンダー層の上に、下記組成液を乾燥重量が1g/m2となるように塗布し、乾燥させて受容層を形成して、試験例3の熱転写受容シートを得た。
(受容層形成液)
アクリル系樹脂(三菱レイヨン製BR80、Tg=105℃) 20部
シリカ(富士シリシア製サイロホービック100) 1部
トルエン:MEK=1:1混合液 200部
試験例1と同じ基材の上に同様にしてアンダー層を形成した後、このアンダー層の上に、下記組成液を乾燥重量が1g/m2となるように塗布し、乾燥させて受容層を形成して、試験例4の熱転写受容シートを得た。
(受容層形成液)
ポリエステル樹脂(東洋紡績製バイロン290、Tg=72℃) 20部
シリカ(富士シリシア製サイロホービック100) 2部
トルエン:MEK=1:1混合液 200部
試験例1と同じ基材の上に同様にしてアンダー層を形成した後、このアンダー層の上に、下記組成液を乾燥重量が1g/m2となるように塗布し、乾燥させて受容層を形成して、試験例5の熱転写受容シートを得た。
(受容層形成液)
ポリエステル樹脂(東洋紡績製バイロン880、Tg=84℃) 20部
シリカ(富士シリシア製サイロホービック100) 0.2部
トルエン:MEK=1:1混合液 200部
試験例1と同じ基材の上に、下記組成液を乾燥重量が1g/m2となるように塗布し、乾燥させてアンダー層を形成した後、試験例1と同様にして受容層を形成して、試験例6の熱転写受容シートを得た。
(アンダー層形成液)
無水マレイン酸変性ポリオレフィン樹脂(分子量85000) 10部
メチルシクロヘキサン:MEK=1:1混合液 30部
試験例1と同じ基材の上に、試験例6と同様にしてアンダー層を形成した後、試験例2と同様にして受容層を形成して、試験例7の熱転写受容シートを得た。
試験例1と同じ基材の上に、試験例6と同様にしてアンダー層を形成した後、試験例3と同様にして受容層を形成して、試験例8の熱転写受容シートを得た。
試験例1と同じ基材の上に、試験例6と同様にしてアンダー層を形成した後、試験例4と同様にして受容層を形成して、試験例9の熱転写受容シートを得た。
試験例1と同じ基材の上に、試験例6と同様にしてアンダー層を形成した後、試験例5と同様にして受容層を形成して、試験例10の熱転写受容シートを得た。
試験例1と同じ基材の上に同様にしてアンダー層を形成した後、このアンダー層の上に、下記組成液を乾燥重量が1g/m2となるように塗布し、乾燥させて受容層を形成して、試験例11の熱転写受容シートを得た。
(受容層形成液)
ポリエステル樹脂(東洋紡績製バイロン240、Tg=60℃) 20部
シリカ(富士シリシア製サイロホービック100) 1部
トルエン:MEK=1:1混合液 200部
試験例1と同じ基材の上に同様にしてアンダー層を形成した後、このアンダー層の上に、下記組成液を乾燥重量が1g/m2となるように塗布し、乾燥させて受容層を形成して、試験例12の熱転写受容シートを得た。
(受容層形成液)
ポリエステル樹脂(東洋紡績製バイロン290、Tg=72℃) 20部
トルエン:MEK=1:1混合液 200部
試験例1と同じ基材の上に同様にしてアンダー層を形成した後、このアンダー層の上に、下記組成液を乾燥重量が1g/m2となるように塗布し、乾燥させて受容層を形成して、試験例13の熱転写受容シートを得た。
(受容層形成液)
ポリエステル樹脂(東洋紡績製バイロン880、Tg=84℃) 20部
シリカ(富士シリシア製サイロホービック100) 5部
トルエン:MEK=1:1混合液 200部
試験例1と同じ基材の上に、下記組成液を乾燥重量が1g/m2となるように塗布し、乾燥させてアンダー層を形成した後、このアンダー層の上に、試験例1と同様にして受容層を形成して、試験例14の熱転写受容シートを得た。
(アンダー層形成液)
ポリウレタン樹脂(大日精化製レザロイド(登録商標)LU−4304) 100部
ポリウレタン樹脂(大日精化製レザロイド(登録商標)LU−3017) 5部
MEK 50部
プリンター:システムウェーブ製 KSW−503
熱転写インクシート:ダイニック製 HL45
印字速度:100mm/sec
評価基準:
○:ボイド・カスレが無く外観品位に優れ均一な印字画像である。
×:ボイド・カスレがあり印字画像の濃度にバラツキがある。
受容層の表面と表面を重ね合わせて、1.0kg/cm2の圧力をかけた状態で60℃環境下に72時間放置した後、重ね合わせ面を指で剥がし、ブロッキング状態を観察した。
評価基準:
○:剥がすときに剥離音がなくブロッキングも見られない。
×:剥がすときに面同士がくっついてうまく剥れずブロッキングしている。
試験機:学振型試験機(JIS L0849の摩擦試験機II形)
条件:500g荷重・50往復
摩擦体:上質紙
評価基準:
○:印字画像部に損傷がなく、非印字部分にも汚れがない。
×:印字画像部に損傷があり画像が判読できず、非印字部分にも汚れがある。
試験機:学振型試験機(JIS L0849の摩擦試験機II形)
条件:500g荷重・30往復
摩擦体:綿布にイソプロピルアルコールを含浸
評価基準:
○:印字画像部に損傷がなく、受容層に剥れや汚れがない。
×:印字画像の損傷が激しく判読できないとともに、基材との密着性が悪く受容層皮膜に剥れが見られる。
Claims (2)
- ポリプロピレン系樹脂基材の少なくとも一方の表面にアンダー層と受容層とを順次に積層してなる熱転写受容シートであって、受容層はガラス転移点が70〜120℃である熱可塑性樹脂とシリカとを熱可塑性樹脂/シリカ=100/1〜10/1の重量比で含有し、且つ、アンダー層は無水マレイン酸変性ポリオレフィン樹脂を主成分とすることを特徴とする、熱溶融型転写記録方式に使用する熱転写受容シート。
- 受容層の熱可塑性樹脂がポリエステル樹脂またはアクリル系樹脂であることを特徴とする、請求項1記載の熱転写受容シート。
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JP2008132561A JP5277490B2 (ja) | 2008-05-20 | 2008-05-20 | 熱溶融型転写記録方式に使用する熱転写受容シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008132561A JP5277490B2 (ja) | 2008-05-20 | 2008-05-20 | 熱溶融型転写記録方式に使用する熱転写受容シート |
Publications (2)
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JP2009279797A JP2009279797A (ja) | 2009-12-03 |
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Family Applications (1)
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JP2008132561A Expired - Fee Related JP5277490B2 (ja) | 2008-05-20 | 2008-05-20 | 熱溶融型転写記録方式に使用する熱転写受容シート |
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2008
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