JP6210282B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンターなどの記録装置に関する。
記録装置の一例として、引き出し式の給紙カセットを機器本体から引き出したときに、重心が移動して機器本体が転倒しないように、給紙カセットの引き出しと連動して移動する内部部材(例えば電装メカ部品等の移動可能な重量物)を機器本体内に配置したプリンターがある(例えば、特許文献1)。
特開2002−240395号公報
ところで、上述のような引き出し式の給紙カセットに大量の用紙を装填するときには、大量の用紙の重量により給紙カセットに対して下向きの荷重がかかるため、機器本体が重量バランスを崩して傾いてしまうおそれがある。そして、上述のように給紙カセットと内部部材のような機器本体内に配置された構成同士を連動させることはできるが、外部から導入される用紙のように機器本体外の構成と機器本体内の構成とは連動させることができない。そのため、外部からの荷重により重量バランスが崩れる場合には、機器本体の傾きを抑制することができない、という課題がある。
なお、こうした課題は、引き出し式の給紙カセットに用紙を装填する場合に限らず、媒体の装填に伴って外力が加わる記録装置においては、概ね共通したものとなっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、媒体の装填に伴う筐体部の傾きを抑制することができる記録装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する記録装置は、媒体に対して記録を行う記録部と、前記記録部を収容する筐体部と、前記媒体が円筒状に巻き重ねられたロール体を装填可能な媒体保持部と、を備え、前記媒体保持部は、装填された前記ロール体の回転軸を支持する支持部と、前記ロール体を装填する際に前記支持部に向けて移動する前記回転軸の経路を規制する規制部とを有し、前記ロール体を装填する際に、前記規制部は、前記回転軸の経路が前記筐体部内に向かうように規制する。
上記構成によれば、媒体保持部にロール体を装填する際に、規制部はロール体の回転軸の経路が筐体部内に向かうように規制した状態になるので、規制部に規制されるロール体は、規制部に沿って移動しつつ支持部に当接する。これにより、ロール体の回転軸が支持部に当接するときに、媒体保持部に作用する力が筐体部内に向かうので、媒体の装填に伴う筐体部の傾きを抑制することができる。
上記記録装置は、前記ロール体を装填する際に前記支持部の上方に配置されて、前記支持部を保護する保護部を備える。
上記構成によれば、保護部は、ロール体の装填時に支持部の上方に配置されるので、落下してくるロール体等から支持部を保護することができる。したがって、ロール体の装填時に支持部に作用する鉛直方向への力を低減して、媒体の装填に伴う筐体部の傾きを抑制することができる。
上記記録装置において、前記媒体保持部は前記筐体部から引き出し可能に構成され、前記媒体保持部が前記筐体部から最も引き出された時に、前記支持部の少なくとも一部が前記筐体部内に配置されるように、前記媒体保持部の前記筐体部からの最大引き出し距離を規定する位置決め部を備える。
筐体部からの媒体保持部の引き出し距離が長くなるほど、筐体部の重心と支持部との離間距離が長くなる。そして、筐体部の重心と支持部との離間距離が長くなるほど、支持部に対して鉛直方向に向かう外力が作用したときに筐体部が傾き易くなる。その点、上記構成によれば、媒体保持部が筐体部から最も引き出された時にも、支持部の少なくとも一部は筐体部内に配置されているので、回転軸が支持部に当接するときに筐体部の傾きが抑制される。
上記記録装置において、前記媒体保持部には、前記媒体保持部が前記筐体部から引き出された時に、前記筐体部に係合可能な係合部が設けられている。
規制部に沿って移動した回転軸が支持部に当接すると、媒体保持部に筐体部の内側に向かう力が作用して、媒体保持部が筐体部に収容される方向に移動してしまうおそれがある。その点、上記構成によれば、媒体保持部が筐体部から引き出された状態の時に、媒体保持部に設けられた係合部が筐体部に係合するので、媒体保持部の意図しない移動を抑制することができる。
上記記録装置において、前記係合部は、弾性変形可能な弾性部を介して前記媒体保持部に取り付けられている。
この構成によれば、媒体保持部を筐体部の内側に向かう方向に押して弾性部を弾性変形させることによって、係合部と筐体部との係合を解除させることができる。したがって、媒体保持部を筐体部に収容するときに、係合部と筐体部との係合を解除させるための操作を別途行うことなく、係合部の係合を解除させることができる。
一実施形態の記録装置の斜視図。 同記録装置の断面図。 同記録装置の筐体部に媒体保持部が収容された状態を模式的に示す断面図。 同記録装置が備える位置決め部の作用を説明する断面図。 同記録装置が備える規制部の作用を説明する断面図。 同記録装置が備える係合部の作用を説明する断面図。 同記録装置が備える弾性部の作用を説明する断面図。
以下、記録装置の実施形態について、図を参照して説明する。記録装置は、例えば、媒体に液体の一例であるインクを噴射することによって記録(印刷)を行うプリンターである。
図1に示すように、本実施形態の記録装置11は筐体部12を備えている。筐体部12の前面側には開口部13が形成されている。筐体部12内には、開口部13を通じて媒体保持部16が引き出し可能な状態で収容される。媒体保持部16には、媒体Sを円筒状に巻き重ねたロール体Rが装填される。
筐体部12には、開口部13を露出させる開位置(図1に示す位置)と、収容された媒体保持部16を覆う閉位置(図2に示す位置)とに配置可能な収容容器19が着脱可能に取り付けられる。
筐体部12の前面には、開口部13の鉛直方向上方となる位置に、排出口20が形成されている。また、筐体部12の前面において開口部13と排出口20との間には、排出口20から排出される媒体Sを案内するための案内突部17が突設されている。
また、筐体部12の前面には、記録装置11の操作を行うための操作部21が設けられている。操作部21には、例えばメニュー画面等を表示するための表示部(例えば液晶ディスプレイ)や操作ボタンなどを配置することができる。
媒体保持部16は、筐体部12に収容された場合に記録装置11の外装の一部を構成する前板部22と、ロール体Rを支持する一対の支持壁23とを備えている。支持壁23には、ロール体Rの回転軸24を回転可能な状態で支持する支持部25が設けられている。
また、支持壁23には、筐体部12内に設けられた図示しない案内溝部に係合するレール部28が設けられている。そして、媒体保持部16は、案内溝部にレール部28が案内されることによって筐体部12の前方に引き出されるとともに、引き出された媒体保持部16は案内溝部にレール部28が案内されることによって後方に移動して筐体部12内に収容される。
図2に示すように、筐体部12内において、媒体保持部16を収容する空間の上方には、ロール体Rから巻き解かれた媒体Sに対して記録を行う記録部31が収容されている。記録部31は、記録材の一例であるインクを噴射可能な液体噴射ヘッド32を備えている。また、記録部31と排出口20との間には、媒体Sを切断するカッター33が設けられている。
記録装置11は、媒体保持部16から排出口20に向かう搬送経路に沿って媒体Sを搬送する搬送機構34を備えている。搬送機構34は、媒体Sを挟持して搬送する複数の搬送ローラーを備えている。また、筐体部12の底部には、筐体部12を支持する複数の脚部14が取り付けられている。脚部14は、例えば筐体部12の前側と後側とに一対ずつ配置される。
媒体保持部16に設けられた支持壁23は、前下がりとなるように傾斜した端部23aを有している。支持壁23の端部23aには凹状の切り欠きが形成され、この切り欠きの互いに対向する1対の内側壁によって、ロール体Rの回転軸24を支持部25に導くように回転軸24が移動する経路を規制する規制部26(26a、26b)が構成されている。規制部26a、26bは、水平に対して略45度の角度をなして下向きに傾斜しているとともに、回転軸24の移動方向が筐体部12内に向かうようにその経路を規制している。
規制部26a、26bのうち、下側に位置する規制部26aの近傍と、凹状の切り欠きの内底部26cの近傍には、支持部25を構成する一対の円盤状のコロ25a,25bが配置されている。
支持部25の上方には、落下してくるロール体R等から支持部25を保護する保護部27が設けられている。保護部27は、例えば規制部26bから支持壁23の端部23aに至る位置に配置された金属部材によって構成される。なお、支持壁23に金属部材を取り付けない場合には、支持部25の上方に配置された支持壁23の一部を保護部27としてもよい。なお、落下してくるロール体Rの回転軸24と支持部25とが少なくとも直接的に衝突しないように、保護部27は支持部25より鉛直方向の上側に配置するのが好ましい。しかし、回転軸24と支持部25とが少なくとも直接的に衝突しないようにできれば、支持部25の鉛直方向からずれた位置に保護部27を配置してもよい。
支持壁23には、媒体保持部16が筐体部12から最も引き出された時に、支持部25の少なくとも一部が筐体部12内に配置されるように、媒体保持部16の筐体部12からの最大引き出し距離を規定する位置決め部41が突設されている。なお、本実施形態では、媒体保持部16が筐体部12から最も引き出された位置で、記録装置11にロール体Rを装填している。
筐体部12の内側には、開口部13に近い位置であって、閉位置に配置される収容容器19よりも筐体部12の奥側となる位置に、媒体保持部16の引き出し時に位置決め部41を係止する係止突部40が突設されている。そして、係止突部40が位置決め部41を係止することにより、媒体保持部16が筐体部12から最も引き出される位置が決まる。また、筐体部12の内側には、係止突部40よりも筐体部12の奥側となる位置に、係合突部42が突設されている。
支持壁23には、媒体保持部16が筐体部から引き出された時に、筐体部12に設けられた係合突部42に係合可能な係合部44が、弾性変形可能な弾性部43を介して取り付けられている。
なお、鉛直方向において、位置決め部41は係止突部40とほぼ同じ高さに配置されている一方、係合部44は係合突部42とほぼ同じ高さに配置されている。また、鉛直方向において、支持部25は係合部44及び係合突部42とほぼ同じ高さに配置されている。
図3に示すように、係合部44は弾性部43を構成する板ばねの先端に形成された屈曲部によって構成される。そのため、媒体保持部16の筐体部12からの引き出し時や媒体保持部16の筐体部12への収容時に、媒体保持部16が前後方向(図3では左右方向)に移動すると、係合部44が係合突部42に係合する。また、弾性部43が弾性変形して係合部44が係合突部42を乗り越えると、係合部44と係合突部42との係合が解除される。
次に、本実施形態の記録装置11の作用を説明する。
ロール体Rを媒体保持部16にセットする場合には、図1に示すように筐体部12から収容容器19を取り外した上で、媒体保持部16を筐体部12から前方に引き出す。
そして、図4に示すように、支持部25の一部が筐体部12の外に配置される位置まで媒体保持部16が引き出されると、位置決め部41が係止突部40に係止されることによって、媒体保持部16のそれ以上の引き出しが規制される。
これにより、図5に示すように、規制部26a及び支持部25の一部であるコロ25aが筐体部12の外に配置される一方、規制部26b及び支持部25の一部であるコロ25bが筐体部12内に配置された状態になる。そして、このように規制部26の一部が筐体部12の外に配置されたとき、規制部26a,26bは筐体部12内に向けて下向きに傾斜した状態になる。
この状態で、ロール体Rの回転軸24を支持壁23に設けられた凹状の切り欠きに入れると、回転軸24は下向きに傾斜した規制部26a,26bに移動経路が規制されつつ、図5に点線矢印で示す方向に移動する。このとき、移動する回転軸24の上方に配置された保護部27は、ロール体Rが支持部25に向けて鉛直方向に落下しないように、ロール体Rの移動方向を規制する。
規制部26に移動経路が規制された回転軸24が支持部25のコロ25a,25bに当接すると、媒体保持部16には図5に点線矢印で示す方向に外力が作用する。この外力は、同図に右方向を向く矢印で示すように、筐体部12の内側に向けて作用する力を含んでいるので、回転軸24が支持部25に当たった時に媒体保持部16が後方(図2では右方)に移動することがある。
このとき、図6に示すように、媒体保持部16に設けられた係合部44が筐体部12に設けられた係合突部42に係合するので、媒体保持部16の後方への移動が抑制される。なお、鉛直方向において、係合部44及び係合突部42は支持部25とほぼ同じ高さに配置されているので、支持部25に作用した外力によって係合部44が係合突部42に衝突した場合にも、媒体保持部16の傾きが抑制される。
そして、ロール体Rの媒体保持部16への装填が終了すると、媒体保持部16を一定以上の力で後方に押す。
すると、図7に示すように、弾性部43が弾性変形することによって、係合部44が変位する。そして、変位した係合部44が係合突部42を乗り越えると、係合部44と係合突部42との係合が解除されて、媒体保持部16が筐体部12に収容される。
媒体保持部16の収容後、図2に示すように収容容器19を筐体部12に取り付けた後、搬送機構34が駆動することによって、媒体Sをロール体Rから巻き解きつつ、媒体Sの先端を記録部31の近くまで搬送する紙送りが実行される。なお、この紙送りは、自動で行うようにしてもよいし、操作部21を通じた操作によって実行されるようにしてもよい。
紙送りの実行後、筐体部12の外面に設けられた操作部21の操作を通じて記録部31に印刷の実行指令が送られると、搬送機構34によって搬送される媒体Sに向けて液体噴射ヘッド32からインクが噴射されることによって、媒体Sに記録(印刷)が行われる。
媒体Sは、記録が施された部分が単位長さ毎にカッター33によって切断されることで、単票CPとなる。また、記録が完了した単票CPは排出口20を通じて筐体部12外に排出される。なお、カッター33は、先に切断された単票CPの後端と、次に切断される単票CPの前端との間の余白部分などを切り落とす。そして、切り落とされた媒体Sの切断片は下方に落下して、収容容器19に収容される。
以上説明した実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)媒体保持部16にロール体Rを装填する際に、規制部26はロール体Rの回転軸24の経路が筐体部12内に向かうように規制した状態になるので、規制部26に規制されるロール体Rは、規制部26に沿って移動しつつ支持部25に当接する。これにより、ロール体Rの回転軸24が支持部25に当接するときに、媒体保持部16に作用する力が筐体部12内に向かうので、媒体Sの装填に伴う筐体部12の傾きを抑制することができる。そして、筐体部12の傾きが抑制されるため、媒体Sを装填する際に、記録装置11が傾いて何処かに接触することがなく、また、記録装置11が傾いて転倒することもない。
(2)保護部27は、ロール体Rの装填時に支持部25の上方に配置されるので、落下してくるロール体R等から支持部25を保護することができる。したがって、ロール体Rの装填時に支持部25に作用する鉛直方向への力を低減して、媒体Sの装填に伴う筐体部12の傾きを抑制することができる。
(3)筐体部12からの媒体保持部16の引き出し距離が長くなるほど、筐体部12の重心と支持部25との離間距離が長くなる。そして、筐体部12の重心と支持部25との離間距離が長くなるほど、支持部25に対して鉛直方向に向かう外力が作用したときに筐体部12が傾き易くなる。その点、上記実施形態によれば、媒体保持部16が筐体部12から最も引き出された時にも、支持部25の少なくとも一部は筐体部12内に配置されているので、回転軸24が支持部25に当接するときに筐体部12の傾きが抑制される。
(4)規制部26に沿って移動した回転軸24が支持部25に当接すると、媒体保持部16に筐体部12の内側に向かう力が作用して、媒体保持部16が筐体部12に収容される方向に移動してしまうおそれがある。その点、上記実施形態によれば、媒体保持部16が筐体部12から引き出された状態の時に、媒体保持部16に設けられた係合部44が筐体部12に係合するので、媒体保持部16の意図しない移動を抑制することができる。
(5)媒体保持部16を筐体部12の内側に向かう方向に押して弾性部43を弾性変形させることによって、係合部44と筐体部12との係合を解除させることができる。したがって、媒体保持部16を筐体部12に収容するときに、係合部44と筐体部12との係合を解除させるための操作を別途行うことなく、係合部44の係合を解除させることができる。
(6)記録装置11が傾いて媒体保持部16が前方に移動したときにも、係合部44が係合突部42に係合することによって、媒体保持部16が筐体部12から大きく飛び出さないようにすることができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・支持部25はコロ25a,25bによって構成されるものに限らず、例えば支持壁23に形成した凹状の切り欠きの内底部26cを円弧状に湾曲させて支持部にすることもできる。
・規制部26は、支持壁23に形成した凹状の切り欠きによって構成されるものに限らず、例えば下向きに傾斜するように配置した規制部材によって構成することもできるし、支持壁23の内面などに形成された溝によって構成することもできる。
・保護部27は、コロ25b及びコロ25aの上方に配置されるように、支持壁23の端部23aから前方に突出する態様で配置することもできる。
・規制部26の傾斜角度は任意に変更することができる。なお、規制部26の水平に対する傾斜角度を45度よりも小さくすると、ロール体Rの装填時に媒体保持部16に作用する鉛直方向への力を小さくすることができるので、回転軸24が支持部25に衝突したときの筐体部12の傾きをより効果的に抑制することができる。一方、規制部26の水平に対する傾斜角度を45度よりも大きくすると、ロール体Rの装填時に媒体保持部16に作用する筐体部12内に向かう力を小さくすることができる。そのため、このような場合には、係合部44及び係合突部42を備えなくてもよい。
・支持壁23に形成した凹状の切り欠きの内側壁の一方が規制部26aを構成する場合に、内側壁の他方が鉛直方向に延びる構成にするとともに、保護部27を構成する金属部材を備えない構成にしてもよい。この場合にも、図5に示すように筐体部12から引き出された媒体保持部16の前方への移動が位置決め部41によって規制されたときに、支持部25の上方には筐体部12に設けられた案内突部17が位置しているので、案内突部17が保護部として機能する。すなわち、保護部は媒体保持部16に配置するものに限らず、筐体部12の一部を保護部とすることもできる。
・位置決め部41が係止突部40に係止されたときに、規制部26及び支持部25の全体が筐体部12の外に配置されてもよいし、位置決め部41及び係止突部40を備えない構成としてもよい。ただし、支持部25が筐体部12の外に配置された状態のときに、支持部25の上方に保護部27が設けられていないと、ロール体Rが規制部26bまたは支持部25の上に落下するおそれがある。なお、ロール体Rが規制部26bの上に落下した場合には、規制部26bに衝突した回転軸24は規制部26bに沿って移動しつつ支持部25に案内されるので、ロール体Rが支持部25に直接落下する場合よりも、媒体保持部16に対して鉛直方向に作用する力を低減することができる。しかし、媒体保持部16に対して鉛直方向に力が作用すると、筐体部12が前方に傾いて、筐体部12の後側に設けられた脚部14が浮き上がる一方で、媒体保持部16の前端が床面に衝突してしまうおそれがある。そのため、ロール体Rの装填時に支持部25が筐体部12の外に配置される場合には、支持部25の上方に保護部を配置するのが好ましい。
・媒体保持部16の筐体部12からの引き出しに連動して、あるいは媒体保持部16を筐体部12から引き出した後に別途操作を行うことによって、係合部44が媒体保持部16から突出する構成にすることもできる。
・筐体部12に弾性部43を介して係合部44を取り付ける一方で、係合突部42を媒体保持部16に設けてもよい。この場合には、媒体保持部16の筐体部12からの引き出しに連動して、あるいは媒体保持部16を筐体部12から引き出した後に別途操作を行うことによって、係合部44が筐体部12から突出する構成にすることもできる。
・係合部44と係合突部42とが係合した後に、別途操作を行うことによって係合部44と係合突部42との係合を解除するようにしてもよい。
・媒体保持部16は筐体部12から引き出す構成に限らず、例えば収容容器19の替わりに筐体部12に対して下端側が回動可能に取り付けられた開閉体を設け、この開閉体の内側に媒体保持部16を配置してもよい。この場合には、開閉体の上端側を前方に向けて回動させることで規制部26の一部が筐体部12の外に配置される構成とすることができる。あるいは、媒体保持部16が筐体部12に対して相対移動せずに、筐体部12にロール体Rを装填するための開口部を設けておいてもよいし、媒体保持部16が筐体部12から外方に向けて突設していてもよい。
・媒体Sは用紙に限らず、プラスチックフィルムや薄い板材などでもよいし、捺染装置などに用いられる布帛であってもよい。
・記録装置は、インクなどの流体を噴射することで記録を行うプリンターに限らず、例えばレーザープリンター、LEDプリンター、熱転写プリンター(昇華型プリンターを含む)などのノンインパクトプリンターでもよいし、ドットインパクトプリンターなどのインパクトプリンターでもよい。
11…記録装置、12…筐体部、16…媒体保持部、24…回転軸、25…支持部、26,26a,26b…規制部、27…保護部、31…記録部、41…位置決め部、43…弾性部、44…係合部、R…ロール体、S…媒体。

Claims (4)

  1. 媒体に対して記録を行う記録部と、
    前記記録部を収容する筐体部と、
    前記媒体が円筒状に巻き重ねられたロール体を装填可能な媒体保持部と、
    を備え、
    前記媒体保持部は、装填された前記ロール体の回転軸を支持する支持部と、前記ロール体を装填する際に前記支持部に向けて移動する前記回転軸の経路を規制する規制部とを有し、
    前記ロール体を装填する際に、前記規制部は、前記回転軸の経路が前記筐体部内に向かうように規制し、
    前記媒体保持部は前記筐体部から引き出し可能に構成され、
    前記媒体保持部が前記筐体部から最も引き出された時に、前記支持部の少なくとも一部が前記筐体部内に配置されるように、前記媒体保持部の前記筐体部からの最大引き出し距離を規定する位置決め部を備えることを特徴とする記録装置。
  2. 前記ロール体を装填する際に前記支持部の上方に配置されて、前記支持部を保護する保護部を備えることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記媒体保持部には、前記媒体保持部が前記筐体部から引き出された時に、前記筐体部に係合可能な係合部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 前記係合部は、弾性変形可能な弾性部を介して前記媒体保持部に取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
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