JP6207789B1 - 床施工方法、床版ユニットの吊上げ装置、および床版ユニットの吊り具 - Google Patents

床施工方法、床版ユニットの吊上げ装置、および床版ユニットの吊り具 Download PDF

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Abstract

【課題】床版ユニットを効率良くかつ安全に建築物の床施工階へ搬送する。【解決手段】鉄筋トラス11の両端部に端部材が取り付けられた鉄筋トラス付きデッキプレート1を複数連ねて組み立てた床版ユニット3を、吊り具5を有する吊上げ装置により吊り上げて地上から建築物の床施工階へ搬送して床を施工する。吊り具5は、少なくとも2個の吊り治具50a,50bよりなる。各吊り治具50a,50bは、床版ユニット3の幅に対応する長さを有する支持フレーム51と、支持フレーム51に設けられ吊上げ装置のトラバーサーより垂下させたワイヤーの下端に連結が可能な連結部56と、支持フレーム51に下方へ突出するように設けられ床板ユニット3の各鉄筋トラス11の上端筋13にそれぞれ側方より係合させる複数個の鉤形の係合片6とを備える。【選択図】図8

Description

この発明は、地上で組み立てた床版ユニットを地上から建築物の床施工階へ搬送して床を施工する床施工方法と、その床施工方法を実施するのに用いられる床版ユニットの吊上げ装置および吊り具とに関する。
従来、鉄骨造の建築物の床を施工するのに、施工すべき建築物の骨組みが完成した後、所定の枚数を梱包した鉄筋トラス付きデッキプレート(以下、「鉄筋トラス付きデッキプレート」または単に「デッキプレート」という。)の複数個を床施工階までクレーンで吊り上げて仮置きし、床の施工位置に敷き込んだ後、作業者が現場でデッキプレートの上に乗ってデッキプレートの端部等を梁に1枚、1枚溶接している。しかし、この種の作業は、「労働安全衛生法」に定められた「高所作業」となるため、作業者の墜落、転落災害を防止するための諸施設や、デッキプレートや作業工具などの飛来、落下を防止するための安全設備をスラブ下方の全域に設置する必要がある。
上記した問題に鑑み、先般、地上の作業場において、複数枚の鉄筋トラス付きデッキプレートを連ねて床版ユニットを組み立てる、という方法(現場では「鉄筋トラス付きデッキプレート大組工法」と呼ばれる。)が提案された。組み立てられた床版ユニットは仮置き場へ運ばれて、図21に示すように順次積み上げられ、最上位置の床版ユニット3が吊上げ装置100により吊り上げられて、建築物の床施工階へ運び上げられ、床が施工される(例えば特許文献1参照)。
各床版ユニット3は、図21および図22に示されるように、金属製の基板10の上面に複数の鉄筋トラス11を一定間隔Lで並設してなる複数の鉄筋トラス付きデッキプレート1を、鉄筋トラス11の長さ方向と直交する方向へ基板10を連ねて組み立てられる。基板10上には所定の間隔で複数の吊り材12が平行に配設され、各吊り材12の頂部の下面に各鉄筋トラス11の上端筋13の上端部が溶接により固着される。なお、以下の説明において、床版ユニット3は、基板10が連ねられる方向を「幅方向」といい、鉄筋トラス11が延びる方向を「長さ方向」という。
鉄筋トラス11は、上端筋13と、上端筋13と平行な下端筋14と、上端筋13と下端筋14との間に設けられるラチス筋15とを含んでいる。鉄筋トラス11は、両端が端部材16に支えられてブリッジが構成される。両端の端部材16は、上下の各端部が鉄筋トラス11の上端筋13および下端筋14に固着される。外向きに屈曲された下端部は鉄骨梁に固着される。
特許文献1に記載の床施工方法は、地上の作業場において床版ユニット3を組み立てる工程と、床版ユニット3の基板10が連なる方向に沿う両端部の端部材16より外側に、大組工法専用の吊り具101を構成する端板材102をそれぞれ位置させて各端板材102の上辺部に凹設された複数個の切欠部(図示せず)を各鉄筋トラス11の上端筋13に下方より係合させる工程と、各上端筋13に各切欠部を係合させた状態で各端板材102を同一高さに吊り上げて床版ユニット3を水平姿勢で建築物の床施工階へ搬送する工程と、床版ユニット3を床施工階に降ろして梁間に設置した後、各切欠部と各鉄筋トラス11の上端筋13との係合を解くことにより各端板材102を床版ユニット3より外す工程とを順次実施するものである。
特許第6042021号公報
上記の床施工方法では、吊り具101の各端板材102は各鉄筋トラス11の端部材16の外側位置において上端筋13に下方より係合させている。しかし、図23に示すように、鉄筋トラス11のラチス筋15が端部材16の位置の近傍で上端筋13に溶接されている場合、ラチス筋15の端部が端部材16の外側へ突き出るため、端板材102の切欠部を上端筋13の端部材16の外側位置に確実に係合させるのが困難になり、床版ユニット3が端板材102より脱落するおそれがある。
この発明は、上記の問題に着目してなされたもので、床版ユニットを安定して吊り上げることができ、効率良くかつ安全に建築物の床施工階へ床版ユニットを搬送して床を施工できる床施工方法と、その方法の実施に用いられる床版ユニットの吊上げ装置および吊り具とを提供することを目的とする。
この発明による床施工方法は、床版ユニットを地上から建築物の床施工階へ搬送して床を施工する方法であって、地上において鉄筋トラスの両端部に端部材が取り付けられた鉄筋トラス付きデッキプレートを複数連ねて組み立てる工程と、少なくとも前記床版ユニットの中央線に対して線対称の位置であって前記端部材より内側の位置に床版ユニットの幅に対応する長さの吊り治具をそれぞれ位置させ、各吊り治具に下方へ突出するように設けられた複数個の鉤形の係合片を各鉄筋トラスの鉄筋と接触しない箇所で上方から降下させた後、側方より前記鉄筋に係合させる工程と、各鉄筋トラスの鉄筋に前記の各係合片を係合させた状態で各吊り治具を同一高さに吊り上げて床版ユニットを水平姿勢で建築物の床施工階へ搬送する工程と、前記床版ユニットを床施工階に降ろして梁間に設置した後、前記の各係合片と各鉄筋トラスの鉄筋との係合を解くことにより各吊り治具を床版ユニットより外す工程とを順次実施して床を施工するものである。
ここで、「床版ユニットの中央線」とは、床版ユニットの長さの2分の1の位置を通る仮想線のことである。また、「床版ユニットの長さ」とは、鉄筋トラス付きデッキプレートの鉄筋トラス11が延びる方向(長さ方向)に沿う寸法を指し、「床版ユニットの幅」とは、鉄筋トラス付きデッキプレートの基板が連ねられる方向(幅方向)に沿う寸法を指す。
この発明の床施工方法によると、少なくとも床版ユニットの中央線に対して線対称の位置であって端部材より内側の位置において、各吊り治具の鉤形の係合片を各鉄筋トラスの鉄筋と接触しない箇所で上方から降下させた後、前記鉄筋に側方より係合させ、各吊り治具を同一高さに吊り上げることで、平面的な床版ユニットの形状を変化させることがなく、床版ユニットを地上から建築物の床施工階へ搬送することができる。この場合に、各吊り治具は各鉄筋トラスの鉄筋に端部材の内側位置において係合させるので、鉄筋に係合片が確実に係合し、床版ユニットが吊り治具より脱落するおそれがない。また、床施工階において各吊り治具を引き下げ、各係合片と各鉄筋トラスの鉄筋との係合を解くことにより、吊り治具を床版ユニットより外すことができる。
好ましい実施態様においては、前記鉄筋トラスは、上端筋と下端筋とラチス筋とを含み、前記上端筋に前記吊り治具の係合片を側方より係合させるが、床版ユニットの製作に用いる鉄筋トラス付きデッキプレートの鉄筋トラスは上記した構成のものに限られるものではない。
この発明による床版ユニットの吊上げ装置は、鉄筋トラスの両端部に端部材が取り付けられた鉄筋トラス付きデッキプレートを複数連ねて組み立てた床版ユニットを、地上から建築物の床施工階へ搬送して床を施工するのに用いられるものであって、トラバーサーと、トラバーサーを吊り上げるワイヤーと、トラバーサーに吊持される吊り具とを備え、前記トラバーサーは、同一水平面上に位置させる互いに平行な少なくとも2本の吊枠材と、各吊枠材の長さ方向に沿う複数の決められた位置から垂下させる同一長さの複数本のワイヤーと、各ワイヤーの下端に設けられる連結具とを備えている。前記吊り具は、少なくとも前記床版ユニットの中央線に対して線対称の位置であって前記端部材より内側の位置に配置される少なくとも2個の吊り治具よりなる。各吊り治具は、前記床版ユニットの幅に対応する長さを有する支持フレームと、前記支持フレームに設けられ前記トラバーサーの連結具との連結が可能な連結部と、前記支持フレームに下方へ突出するように設けられ前記床版ユニットの各鉄筋トラスの鉄筋にそれぞれ係合させる複数個の鉤形の係合片とを備えている。
また、この発明による床版ユニットの吊り具は、鉄筋トラスの両端部に端部材が取り付けられた鉄筋トラス付きデッキプレートを複数連ねて組み立てた床版ユニットを、地上から建築物の床施工階へ搬送して床を施工するのに用いられるものであって、少なくとも2個の吊り治具よりなる。各吊り治具は、前記床版ユニットの幅に対応する長さを有する支持フレームと、前記支持フレームに設けられ吊上げ装置のトラバーサーより垂下させたワイヤーの下端に連結が可能な連結部と、前記支持フレームに下方へ突出するように設けられ前記床板ユニットの各鉄筋トラスの鉄筋にそれぞれ係合させる複数個の鉤形の係合片とを備えてなる。
上記した構成の床版ユニットの吊上げ装置および吊り具により床版ユニットを地上から建築物の床施工階へ搬送する場合、床版ユニットの上方に定位させたトラバーサーの各吊枠材より複数本のワイヤーを垂下させるとともに、少なくとも床版ユニットの中央線に対して線対称の位置であって端部材より内側の位置において吊り具の各吊り治具を係合させる。この場合、各ワイヤーの下端の連結具は各吊り治具の連結部に連結されている。クレーンによりトラバーサーを水平姿勢で吊り上げると、各吊り治具が一斉に引き上げられるが、各吊り治具の係合片が各鉄筋トラスの鉄筋に係合させているので、各吊り治具により床版ユニットが安定して引き上げられる。床施工階において、床版ユニットを梁間に降ろした後、各吊り治具を引き下げ、各係合片と各鉄筋トラスの鉄筋との係合を解くことで、各吊り治具は床版ユニットより外れる。
好ましい実施態様においては、前記吊り治具の支持フレームは、平鋼、L形鋼、T形鋼、角型鋼管のいずれかにより形成されているが、これに限られるものではない。
また、好ましい実施態様においては、前記連結部は、前記支持フレームに上方へ突出するように設けられた接続板の板面に貫通孔が設けられたものであるが、これに限らず、例えば、支持フレームに貫通孔を直接形成することにより前記連結部を構成してもよい。
この発明による床版ユニットの吊り具は、前記支持フレームに支持される拘束部材をさらに備えている。前記拘束部材は、いずれかの鉄筋トラスの鉄筋と交差する位置まで突出し前記鉄筋と係合片との係合が外れる方向への支持フレームの移動を止める脚部を備えてなるものである。
この吊り具によると、各吊り治具の係合片を各鉄筋トラスの鉄筋と側方より係合させた後、拘束部材の脚部を鉄筋に交差させると、鉄筋と係合片との係合が外れる方向への支持フレームの移動が阻止されるので、各吊り治具と鉄筋との係合が外れるおそれがなく、床版ユニットは吊り治具により安全かつ安定して支持される。
前記拘束部材として種々の形態が考えられるが、ひとつの実施態様は、前記支持フレームに支持された基端部と、前記基端部より二股状に延びて前記鉄筋を両側より挟んだ状態で鉄筋と交差する2本の脚部を備えたものであり、他のひとつの実施態様は、前記支持フレームに支持される頭部と、前記頭部より真っ直ぐに延びて前記鉄筋と交差する1本の脚部とを備えたものである。
この発明によれば、各吊り治具を少なくとも床版ユニットの中央線に対して線対称の位置であって、端部材の内側の位置において鉄筋と確実に係合させるので、床版ユニットを安定して吊り下げることができ、効率良くかつ安全に建築物の床施工階へ床版ユニットを搬送して床を施工できる。
床版ユニットに対する吊り治具の位置を説明するための平面図である。 他の実施形態の床版ユニットに対する吊り治具の位置を説明するための平面図である。 他の実施形態の床版ユニットを示す斜視図である。 図3の実施形態の床版ユニットに対する吊り治具の位置を説明するための正面図である。 吊上げ装置の概略構成を示す斜視図である。 吊り治具の一実施形態を示す正面図である。 一実施形態の吊り治具の構成と上端筋に係合片および拘束部材を係合させた状態を示す正面図である。 図7のA−A線に沿う断面図である。 他の実施形態の吊り治具の構成と上端筋に係合片および拘束部材を係合させた状態を示す側面図である。 さらに他の実施形態の吊り治具の構成と上端筋に係合片および拘束部材を係合させた状態を示す側面図である。 さらに他の実施形態の吊り治具の構成と上端筋に係合片および拘束部材を係合させた状態を示す側面図である。 吊上げ装置の構成各部を示す正面図である。 他の実施形態の構成と上端筋に係合片および拘束部材を係合させた状態を示す側面図である。 図13のB−B線に沿う断面図である。 さらに他の実施形態の構成と上端筋に係合片および拘束部材を係合させた状態を示す側面図である。 図15のC−C線に沿う断面図である。 さらに他の実施形態の構成と上端筋に係合片および拘束部材を係合させた状態を示す側面図である。 さらに他の実施形態の構成と上端筋に係合片および拘束部材を係合させた状態を示す側面図である。 図18のD−D線に沿う断面図である。 係合片の製造方法の一例を示す斜視図である。 段積みされた状態の床版ユニットを示す側面図である。 鉄筋トラス付きデッキプレートの正面図である。 鉄筋トラスの端部材の近傍の構成を示す側面図である。
図1は、地上の作業場において複数の鉄筋トラス付きデッキプレート1を連ねて組み立てられた床版ユニット3を平面視した図である。この床版ユニット3は地上から建築物の床施工階へ搬送されて床が施工される。なお、図1において、一点鎖線は床施工階における梁を示している。
床版ユニット3を後述する吊上げ装置4により吊り上げるのに、床版ユニット3の中央線cに対して線対称の位置、すなわち、中央線cから等距離Aの位置であって、デッキプレート1の前記した端部材16の位置Pより内側の位置に、大組工法専用の吊り具5の吊り治具50a,50bをそれぞれ位置させる。床版ユニット3は各吊り治具50a,50bにより引っ掛けられて支持され、吊り上げられる。
図2は、図1の実施例で用いられたデッキプレート1より全長が長いデッキプレート1を用いて組み立てられた床版ユニット3を平面視した図である。図2の床版ユニット3を吊り上げるには、床版ユニット3の中央線c上に吊り治具50cを位置させるとともに、中央線cに対して線対称の位置、すなわち、中央線cから等距離Bの位置であってデッキプレート1の端部材16の位置Pより内側の位置に、吊り具5の吊り治具50a,50bをそれぞれ位置させる。床版ユニット3は各吊り治具50a,50b,50cにより引っ掛けられて支持され、吊り上げられる。なお、図2において、一点鎖線は床施工階における梁を示している。
図3および図4は、複数個のデッキプレート1を連ねて組み立てられた一対の構造体30,30間を小梁31を力骨として固着させた床版ユニット3を示している。なお、同図においては、デッキプレート1の鉄筋トラス11は図示を省略している。この床版ユニット3を吊り上げるには、小梁31の位置を中央線cとみなし、この中央線cに対して線対称の位置、すなわち、小梁31の位置から等距離Dの位置であってデッキプレート1の端部材16の位置Pより内側の位置に大組工法専用の吊り具5の吊り治具50a,50bをそれぞれ位置させ、望ましくは小梁31の位置に小梁吊上げ用の吊り治具(図示せず)を位置させる。床版ユニット3は大組工法専用の各吊り治具50a,50bおよび小梁吊上げ用の吊り具により引っ掛けられて支持され、吊り上げられる。なお、図3は、床施工階に施工された床版ユニット3を示し、図中、2は床施工階における大梁である。また、図4は、地上において組み立てられた床版ユニット3を示し、図中、20は地上の作業場に設置された地組用の仮設架台である。
床版ユニット3を地上から建築物の床施工階へ搬送して床を施工するには、まず、地上の作業場において、鉄筋トラス付きデッキプレート1を複数連ねて床版ユニット3を組み立てる。次に、組み立てられた床版ユニット3を作業員が地上に立って作業ができる高さの範囲で必要に応じて段積みし、最上位置の床版ユニット3の所定の位置に吊り具5の吊り治具50a,50bをそれぞれ位置させ、後述する複数個の鉤形の係合片6(図6に示す)を各鉄筋トラス11の上端筋13に側方より係合させる。次に、図5に示す吊上げ装置4のトラバーサー40により吊り具5の各吊り治具50a,50bを同一高さに吊り上げて床版ユニット3を水平姿勢で建築物の床施工階へ搬送し、床版ユニット3を床施工階に降ろして梁間に設置する。その後、前記の各係合片6と各鉄筋トラス11の上端筋13との係合を解くことにより各吊り治具50a,50bを床版ユニット3より外す。
なお、床版ユニット3の具体的な構成は、図21および図22に示したものと同じであり、ここでは説明を省略する。また、図1および図2に示した床版ユニット3は、基板10上に3個の鉄筋トラス11が並設されたデッキプレート1を複数個連結したものであるが、鉄筋トラス11の並設個数やデッキプレート1の連結個数はなんら限定されるものではない。
図5に示す吊上げ装置4は、複数本の玉掛けワイヤー41を垂下させたトラバーサー40を含む。各玉掛けワイヤー41の下端には連結具42としてのフックが取り付けられている。連結具42は吊り具5の吊り治具50a,50bに連結される。吊り治具50a,50bの各係合片6は床版ユニット3の各鉄筋トラス11の上端筋13に引っ掛けられる。
トラバーサー40は、床版ユニット3の外形にほぼ一致する形状の矩形状を呈しており、床版ユニット3の幅に対応する長さの2本の平行な吊枠材43a,43bと、吊枠材43a,43bの両端間を床版ユニット3の長さに対応する距離を隔てて連結する2本の連結枠材44と、中間の複数箇所に設けられる連結枠材45とを含んでいる。各吊枠材43a,43bには、クレーン(図示せず)より吊り下げられた複数本のワイヤーロープ46の下端部が繋がれる。
吊り具5を構成する各吊り治具50a,50bは、図6に示される吊り治具50をそれぞれ3個づつ直線状に連ねたものである。なお、各吊り治具50a,50bは1個の吊り治具50をもって構成されたものであってもよく、2個或いは4個以上の吊り治具50を連ねて構成されたものであってもよい。吊り治具50は、十分に長い支持フレーム51を有している。この実施例の支持フレーム51は2本の平鋼(フラットバー)を用いて形成されているが、撓みに対する強度を高めるために、後述する実施例のように、L形鋼を用いて形成してもよく、さらに、T形鋼を用いて形成してもよい。支持フレーム51には下方に突出するように複数個の鉤形の係合片6が所定の間隔で設けられている。なお、3個の吊り治具50は、端面を突き合わせるようにして一直線に連ねられるが、端面間を連結する必要はない。吊り治具50が3個連ねられた長さは、床版ユニット3の幅とほぼ一致する。
各吊り治具50a,50bの支持フレーム51は、図7および図8に示されるように、水平板部52の上面中央に垂直板部53が接合されたものである。水平板部52および垂直板部53は平鋼により形成されている。垂直板部53の上端面には上方へ突出する接続板54が溶接により複数個取り付けられている。各接続板54の板面には円形の貫通孔55が形成されている。この貫通孔55を備える接続板54は、トラバーサー40の玉掛けワイヤー41の下端の連結具42を連結することが可能な連結部56を構成する。なお、連結部56はこの実施形態のものに限られず、例えば、垂直板部53に貫通孔を直接形成したものであってもよい。
支持フレーム51の水平板部52の下面には、複数個の鉤形の係合片6が下方へ突出するように溶接により取り付けられている。各係合片6の取付間隔は鉄筋トラス11の間隔と一致する。各係合片6は、板状体であって、鋼板をガス溶断などの切断加工などにより切断して形成されており、幅(横幅)の大きな垂直部61と小さな幅(縦幅)の水平部62とを一連に備えている。水平部62の幅は上端筋13と下端筋14との間隔の半分以下に設定されている。支持フレーム51の水平板部52の下面と係合片6の水平部62との間には鉄筋トラス11の上端筋13が入り込んで係合する係合溝63を形成される。
なお、この実施例の係合片6は、水平部62が垂直部61と直角をなすL字形態のものであるが、水平部62は垂直部61に対する角度が90度より小さな角度であってもよく、湾曲するJ字形態であってもよい。また、係合片6は必ずしも全ての鉄筋トラス11の上端筋13に対応させて設ける必要はない。例えば、デッキプレート1の両側位置の鉄筋トラス11の上端筋13に対応させて設けるなどの設計変更も可能である。
支持フレーム51の垂直板部53には、係合片6が設けられている各位置に、取付孔58を有する取付板57が縦向きに取り付けられている。各取付板57には拘束部材7が起伏自在に取り付けられる。図示例の拘束部材7は棒鋼を曲げて形成されたものであり、取付板57の取付孔58に挿通することにより支持されている。拘束部材7は必ずしも全ての係合片6の位置に設ける必要はなく、例えば図6に示されるように、1個の吊り治具50につき両端部の2箇所と中間部の複数箇所設けられる。図示例の拘束部材7はU字形状をなしており、取付板57の取付孔58に起伏自由に支持される基端部71と、基端部71の両端より二股状に延びる2本の脚部70,70とを一体に備えている。基端部71は脚部70に対してほぼ直角に曲げられている。
拘束部材7が図中、一点鎖線で示す状態から90度倒れて2本の脚部70が垂下した状態になったとき、各脚部70は鉄筋トラス11の上端筋13を挟んだ状態で上端筋13と交差し、拘束部材7は上端筋13と係合した状態となる。拘束部材7が上端筋13を拘束することにより、上端筋13と係合片6との係合が外れる方向へ支持フレーム51が移動するのが阻止される。
この実施形態では、1個の吊り治具50につき7個の拘束部材7を設けているが(図6参照)、全ての拘束部材7を連動させて脚部70を一斉に上下動下させることが可能なように、全ての拘束部材7を鋼棒よりなる連結部材72により連結している。なお、拘束部材7は、支持フレーム51の移動を規制できる構成のものであれば、上記の実施形態に限定されるものではない。その他の実施形態については後述する。
支持フレーム51の強度を一層高めるために、図9および図10に示すように、L形鋼を用いて支持フレーム51を形成してもよい。各係合片6は、図9に示す実施例ではL形鋼の水平板部52の下面に、図10に示す実施例ではL形鋼の垂直板部53の側面に、それぞれ溶接により取り付けられている。なお、図10に示す実施例では、各係合片6は水平部62(図8参照)が水平な姿勢となるように垂直板部53の側面に溶着されているが、例えば、水平部62が斜め上方を向く姿勢となるように係合片6を傾けて取り付けてもよい。また、支持フレーム51は、平鋼、L形鋼、T形鋼に代えて、図11に示すように、角形の鋼管を用いて形成してもよい。
なお、図9〜図11の各実施例において、その他の構成は図7および図8に示した実施例と同様であり、ここでは対応する構成に同じ符号を付することで説明を省略する。
図5で示した吊上げ装置4の構成を図5および図12に基づいてさらに詳しく説明すると、吊上げ装置4は、トラバーサー40を吊り上げるための少なくとも4本のワイヤーロープ46を含んでいる。4本のワイヤーロープ46は、上端が1個のシンブル8に束ねられ、一方、それぞれの下端には個別にシンブル80が設けられている。上端のシンブル8は吊り輪81を介してクレーンより垂らされたワイヤーロープ(図示せず)の下端に連結される。2本のワイヤーロープ46の下端はシンブル80およびシャックル82を介してトラバーサー40の一方の吊枠材43aの接続部47に接続される。他の2本のワイヤーロープ46の下端はシンブル80およびシャックル82を介してトラバーサー40の他方の吊枠材43bの接続部47に接続される。
トラバーサー40は、同一水平面上に位置させる互いに平行な一対の吊枠材43a,43bを備え、各吊枠材43a,43bの長さ方向に沿う複数の決められた位置より同一長さの玉掛けワイヤー41を垂下させている。各玉掛けワイヤー41は、上下各端にシンブル83,84を備え、一方の側の各玉掛けワイヤー41の上端はシンブル83およびシャックル85を介して一方の吊枠材43aの接続部48に、他方の側の各玉掛けワイヤー41の上端はシンブル83およびシャックル85を介して他方の吊枠材43bの接続部48に、それぞれ接続されている。
各玉掛けワイヤー41の下端のシンブル84には連結具42としてのフックが取り付けられている。各フックは各吊り治具50a,50bの各接続板54の貫通孔55に引っ掛けられることにより、吊り具5を介して床版ユニット3を水平姿勢のまま吊持することができ、建築物の床施工階へ床版ユニット3を搬送できる。
図13〜図19は、吊り具5を構成する拘束部材7の他の実施形態を示す。図13および図14に示す拘束部材7は、ボルトのような形態をなすものであり、L形鋼よりなる支持フレーム51の水平板部52に形成された支持孔52aに支持される頭部73と、頭部73より真っ直ぐに下方へ延びて鉄筋トラス11の上端筋13と交差する1本の脚部74とを備えたものである。脚部74が上端筋13と交差して拘束部材7が上端筋13を拘束することにより、上端筋13と係合片6との係合が外れる方向へ支持フレーム51が移動するのが阻止される。なお、図中、75は頭部73と支持フレーム51とを繋ぐ線材であり、拘束部材7の紛失を防止するためのものである。
図15および図16に示す実施例は、平鋼よりなる支持フレーム51の水平板部52に支持板59を取り付け、支持板59に形成された支持孔59aに拘束部材7の頭部73を支持したものである。なお、その他の構成は図13および図14の実施例と同様である。また、上記の2つの実施例において、係合片6などの構成は図7および図8に示した実施例と同様であり、ここでは対応する構成に同じ符号を付することで説明を省略する。なお、支持フレーム51は、平鋼やL形鋼に代えて、図17に示すように、角形の鋼棒を用いて形成することもできる。
図18および図19に示す実施例は、支持フレーム51の水平板部52に支持板59を取り付け、支持板59に設けた支持孔59aに拘束部材7の基端部71を支持している。図示の拘束部材7は、基端部71が前記した連結部材72を兼ねており、支持フレーム51の全長にわたっている。基端部71はL形鋼をもって形成されている。基端部71より所定の間隔毎に対をなす2本の脚部70が二股状に延びており、各鉄筋トラス11の上端筋13を両側より挟んだ状態で上端筋13と交差している。2本の脚部70が上端筋13と交差して拘束部材7が上端筋13を拘束することにより、上端筋13と係合片6との係合が外れる方向へ支持フレーム51が移動するのが阻止される。
なお、上記の各実施例では、吊り治具50a,50bの係合片6として、鋼板を溶断加工などによりL字形状、J字形状、レ字形状などに切断したものを用いているが、これに限らず、例えば図20に示すように、切断装置66によりL形鋼65を長さ方向と直交する方向に一定幅に切断したものを用いることもできる。この実施態様によれば、屈曲部分64の内面がアール状を呈し厚肉状であるので、屈曲部分64の強度が高められる。
鉄骨造の建築物の床を施工する場合、施工すべき建築物の仮組立を完了した後、組立作業場に積み重ねられた床版ユニット3を最上位置のものから順々に吊上げ装置4により吊り上げて建築物の床施工階へ搬送し、図1〜図3に示すように、施工すべき床の位置に床版ユニット3を位置決めする。各鉄筋トラス11の両端の端部材16は、その下端部が外向きに屈曲されており、この屈曲部が大梁鉄骨や小梁鉄骨上に支持されることにより、建築物の相対する梁間のスペース上に床版ユニット3が位置決め固定される。
吊上げ装置4により床版ユニット3を地上の作業場から建築物の床施工階へ搬送する場合、床版ユニット3の上方にトラバーサー40を定位させ、各吊枠材43a,43bより複数本の玉掛けワイヤー41を垂下させる。図1に示す床版ユニット3では、中央線cに対して線対称の位置であって端部材16の位置Pより内側の位置に吊り具5を構成する吊り治具50a,50bを沿わせるように位置させ、各鉄筋トラス11の上端筋13と接触しない箇所で各吊り治具50a,50bの鉤形の係合片6を上方より降下させて側方より上端筋13に係合させた後、各拘束部材7を上端筋13に上方より係合させる。
つぎに、各玉掛けワイヤー41の下端の連結具(フック)42を各吊り治具50a,50bの各連結部56、すなわち、接続板54の貫通孔55に引っ掛けた後、クレーンによりトラバーサー40を水平姿勢のまま吊り上げ、各吊り治具50a,50bを同一高さに吊り上げる。これにより、平面的な床版ユニット3の形状を変化させることがなく、床版ユニット3を地上から建築物の床施工階へ搬送することができる。
床施工階において、床版ユニット3を梁間のスペース上に降ろした後、各吊り治具50a,50bを引き下げ、各拘束部材7と鉄筋トラス11の各上端筋13との係合および各係合片6と各上端筋13との係合を解くことで、各吊り治具50a,50bを床版ユニット3より外すことができる。
上記した床施工方法によると、床版ユニット3の中央線cに対して線対称の位置であって端部材16の位置Pより内側の位置において各鉄筋トラス11の上端筋13に各吊り治具50a,50bの各係合片6を側方より係合し、また拘束部材7を上方より係合することにより、各吊り治具50a,50bを容易かつ安定した状態で吊り上げることができ、床版ユニット3を地上から建築物の床施工階へ安全に搬送できる。また、床施工階において各吊り治具50a,50bを引き下げ、各係合片6および各拘束部材7を各鉄筋トラス11の上端筋13との係合を解くことにより、各吊り治具50a,50bを床版ユニット3より容易に外すことができる。このように、吊り具5として少なくとも2個の吊り治具50a,50bを用いることで床版ユニット3の搬送および設置が効率良く行える。
1 鉄筋トラス付きデッキプレート
3 床版ユニット
4 吊上げ装置
5 吊り具
6 係合片
7 拘束部材
10 基板
11 トラス
13 上端筋
14 下端筋
15 ラチス筋
16 端部材
40 トラバーサー
41 玉掛けワイヤー
42 連結具
43a,43b 吊枠材
50,50a,50b,50c 吊り治具
51 支持フレーム
56 連結部
70 脚部
71 基端部
73 頭部
74 脚部

Claims (9)

  1. 床版ユニットを地上から建築物の床施工階へ搬送して床を施工する方法であって、
    地上において鉄筋トラスの両端部に端部材が取り付けられた鉄筋トラス付きデッキプレートを複数連ねて組み立てる工程と、
    少なくとも前記床版ユニットの中央線に対して線対称の位置であって前記端部材より内側の位置に床版ユニットの幅に対応する長さの吊り治具をそれぞれ位置させ、各吊り治具に下方へ突出するように設けられた複数個の鉤形の係合片を各鉄筋トラスの鉄筋と接触しない箇所で上方から降下させた後、側方より前記鉄筋に係合させる工程と、
    各鉄筋トラスの鉄筋に前記の各係合片を係合させた状態で各吊り治具を同一高さに吊り上げて床版ユニットを水平姿勢で建築物の床施工階へ搬送する工程と、
    前記床版ユニットを床施工階に降ろして梁間に設置した後、前記の各係合片と各鉄筋トラスの鉄筋との係合を解くことにより各吊り治具を床版ユニットより外す工程とを順次実施して床を施工することを特徴とする床施工方法。
  2. 前記鉄筋トラスは、上端筋と下端筋とラチス筋とを含み、前記上端筋に前記吊り治具の係合片を係合させる請求項1に記載の床施工方法。
  3. 鉄筋トラスの両端部に端部材が取り付けられた鉄筋トラス付きデッキプレートを複数連ねて組み立てた床版ユニットを、地上から建築物の床施工階へ搬送して床を施工するのに用いられる吊上げ装置であって、
    トラバーサーと、トラバーサーを吊り上げるワイヤーと、トラバーサーに吊持される吊り具とを備え、前記トラバーサーは、同一水平面上に位置させる互いに平行な少なくとも2本の吊枠材と、各吊枠材の長さ方向に沿う複数の決められた位置から垂下させる同一長さの複数本のワイヤーと、各ワイヤーの下端に設けられる連結具とを備え、
    前記吊り具は、少なくとも前記床版ユニットの中央線に対して線対称の位置であって前記端部材より内側の位置に配置される少なくとも2個の吊り治具よりなり、各吊り治具は、前記床版ユニットの幅に対応する長さを有する支持フレームと、前記支持フレームに設けられ前記トラバーサーの連結具との連結が可能な連結部と、前記支持フレームに下方へ突出するように設けられ前記床版ユニットの各鉄筋トラスの鉄筋にそれぞれ係合させる複数個の鉤形の係合片とを備えている床版ユニットの吊上げ装置。
  4. 鉄筋トラスの両端部に端部材が取り付けられた鉄筋トラス付きデッキプレートを複数連ねて組み立てた床版ユニットを、地上から建築物の床施工階へ搬送して床を施工するのに用いられる床版ユニットの吊り具であって、少なくとも2個の吊り治具よりなり、各吊り治具は、前記床版ユニットの幅に対応する長さを有する支持フレームと、前記支持フレームに設けられ吊上げ装置のトラバーサーより垂下させたワイヤーの下端に連結が可能な連結部と、前記支持フレームに下方へ突出するように設けられ前記床版ユニットの各鉄筋トラスの鉄筋にそれぞれ係合させる複数個の鉤形の係合片とを備えてなる床版ユニットの吊り具。
  5. 前記吊り治具の支持フレームは、平鋼、L形鋼、T形鋼、角型鋼管のいずれかにより形成されている請求項4に記載の床版ユニットの吊り具。
  6. 前記連結部は、前記支持フレームに上方へ突出するように設けられた接続板の板面に貫通孔が設けられたものである請求項4に記載の床版ユニットの吊り具。
  7. 請求項4〜6のいずれかに記載の床版ユニットの吊り具であって、前記支持フレームに支持される拘束部材をさらに備えており、前記拘束部材は、いずれかの鉄筋トラスの鉄筋と交差する位置まで突出し前記鉄筋と係合片との係合が外れる方向への前記支持フレームの移動を止める脚部を備えてなる床版ユニットの吊り具。
  8. 前記拘束部材は、前記支持フレームに支持される基端部と、前記基端部より二股状に延びて前記鉄筋を両側より挟んだ状態で鉄筋と交差する2本の脚部とを備えたものである請求項7に記載の床版ユニットの吊り具。
  9. 前記拘束部材は、前記支持フレームに支持される頭部と、前記頭部より真っ直ぐに延びて前記鉄筋と交差する1本の脚部とを備えたものである請求項7に記載の床版ユニットの吊り具。
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