JP6207537B2 - 天井用目地装置 - Google Patents
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Description
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)請求項1の発明においては、伸縮機構を有するアームを用いて目地プレート保持装置を構成することにより、建物間の距離が短い目地部においても設置することができる。
(2)ガイド片および支持梁によって、地震により目地部が狭くなる方向に揺れ動いた際には、アームおよび天井目地プレートを上方へ押し上げて、天井目地プレートおよび天井躯体の破損を防止することができる。
(3)伸縮機構を有するアームの先端部分には、スライド部材が設けられているので、目地部が狭くなり、ガイド片および支持梁によってアームおよび天井目地プレートが上方へ押し上げられた際に、スムーズに上方へ移動させることができる。
したがって、建物の外壁や、天井目地プレート又は天井躯体に無理な力がかかり破損することを防止することができる。
(4)目地プレート保持装置は躯体に固定されておらず、支持梁に支持されているだけなので、地震による揺れ動きが治まり、目地部が元の位置に戻った時には、目地プレート保持装置および天井目地プレートは自重により自動的に元の位置に復帰することができる。
(5)請求項2の発明も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られる。
(6)請求項3の発明も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られる。
(7)請求項4の発明も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られるとともに、アーム本体とロッドの底面が同一面となっているので、目地部が広がる方向に揺れ動いた時に、支持梁がアーム本体からロッドへ移動する際のガタツキを防止することができる。
次に、図9ないし図20に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図13ないし図16に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、天井躯体4、4の傾斜面と当接する部位を傾斜面に形成せず、R面取り処理をした天井目地プレート7Aを用いた点で、このような天井用目地装置1Bにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
2:目地部、 3:建物、
4:天井躯体、 5:支持梁、
6、6A、6B:目地プレート保持装置、
7、7A:天井目地プレート、
8、8A:伸縮機構、 9、9A、9B:アーム、
10、10A:スライド部材、 11:ガイド片、
12:吊り下げ具、 13:傾斜面、
14:固定部、 15:梁本体、
16:傾斜面、 17、17A:アーム本体、
18、18A:ロッド、 19:付勢手段、
20:傾斜面、 21:脱落防止片、
22:リンク機構、 23:コイルバネ、
24:ワイヤー、 25:ローラー。
Claims (4)
- 目地部を介して設けられた左右の建物にそれぞれ設けられた天井躯体と、該天井躯体に設けられた一対の支持梁と、該一対の支持梁に支持される複数個の目地プレート保持装置と、該目地プレート保持装置に吊り下げられ、前記天井躯体間の目地部を塞ぐことができる天井目地プレートからなる天井用目地装置であって、前記目地プレート保持装置は伸縮機構を有するアームと、該アームの両端に設けられたスライド部材と、前記アームの中央下部に設けられた、地震によって目地部が狭くなる方向に揺れ動いた際に前記支持梁によってアームを上方へ移動させる、ガイド片と、天井目地プレートを吊り下げる吊り下げ具より構成されていることを特徴とする天井用目地装置。
- 前記アームは、パイプ状のアーム本体と、該アーム本体に挿入されたロッドと、該ロッドを外方へ付勢する付勢手段とより構成されていることを特徴とする請求項1記載の天井用目地装置。
- 前記アームは、アーム本体と、該アーム本体の両端部に設けられたパンタグラフ状の伸縮機構とで構成されていることを特徴とする請求項1記載の天井用目地装置。
- 前記アームは、リップ溝形状のアーム本体と、該アーム本体に挿入され、底面が前記アーム本体の底面と同一面となるロッドと、該ロッドを外方へ付勢する付勢手段とより構成されていることを特徴とする請求項1記載の天井用目地装置。
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