JP2013155482A - 天井用目地装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】目地部が狭くなるように地震で左右の建物が揺れ動いた場合、天井目地カバーが傾斜状になるのを最小限にして、天井目地カバーの先端部が侵入する建物側に大きな空間がなくても設置することができる天井用目地装置を提供する。
【解決手段】一方の建物3の躯体に吊り下げ固定された天井材7と、他方の建物3の目地部側壁面3aに取付けられた天井目地カバー支持具10と、先端部が天井材7の先端部と接触し、天井材7と天井目地カバー支持具10との間の目地部2を水平状態で覆う天井目地カバー11と、天井目地カバー11が脱落するのを防止し傾斜面8をスライド移動できるワイヤーロープを用いた保持具12と、天井目地カバー11を水平状態に保持するとともに天井目地カバー11の移動を阻止しないように他方の建物3の目地部側壁面3aに伸縮アーム14を介して取付けられた天井目地カバー吊り下げ具17と、で天井用目地装置1を構成する。
【選択図】図2
【解決手段】一方の建物3の躯体に吊り下げ固定された天井材7と、他方の建物3の目地部側壁面3aに取付けられた天井目地カバー支持具10と、先端部が天井材7の先端部と接触し、天井材7と天井目地カバー支持具10との間の目地部2を水平状態で覆う天井目地カバー11と、天井目地カバー11が脱落するのを防止し傾斜面8をスライド移動できるワイヤーロープを用いた保持具12と、天井目地カバー11を水平状態に保持するとともに天井目地カバー11の移動を阻止しないように他方の建物3の目地部側壁面3aに伸縮アーム14を介して取付けられた天井目地カバー吊り下げ具17と、で天井用目地装置1を構成する。
【選択図】図2
Description
本発明は目地部を介して設けられた左右の建物の天井部分の目地部を覆う天井用目地装置に関する。
従来、この種の天井用目地装置は地震で目地部が狭くなるように左右の建物が揺れ動いた場合、目地部を覆っていた天井目地カバーの先端部を、天井材を乗り上げ、上方へ回動させてその揺れ動きを吸収するように構成されていた。
このため、目地部が狭くなる場合に、天井目地カバーが傾斜面となり見苦しくなるとともに、目地部が狭くなればなる程、天井目地カバーの先端部が上方へ大きく突出し、該天井目地カバーの先端部側の建物の躯体に衝突したりするため、該部位に大きな空間がないと設置することができないという欠点があった。
このため、目地部が狭くなる場合に、天井目地カバーが傾斜面となり見苦しくなるとともに、目地部が狭くなればなる程、天井目地カバーの先端部が上方へ大きく突出し、該天井目地カバーの先端部側の建物の躯体に衝突したりするため、該部位に大きな空間がないと設置することができないという欠点があった。
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、目地部が狭くなるように地震で左右の建物が揺れ動いた場合、天井目地カバーが傾斜状になるのを最小限にして、水平状態に位置させ、見苦しくなるのを効率よく阻止するとともに、天井目地カバーの先端部が侵入する建物側に大きな空間がなくても設置することができる天井用目地装置を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は目地部を介して建てられた左右の建物の、一方の建物の天井部位の躯体に吊り下げ具によって吊り下げ固定された先端部が目地部側端部まで位置し、下部が目地部方向に突出する傾斜面に形成された天井材と、この天井材の先端部と対応する部位の他方の建物の目地部側壁面に取付けられた下部が目地部方向に突出する傾斜面と支持部が形成された天井目地カバー支持具と、この天井目地カバー支持具の支持部に後端部が支持され、先端部が前記天井材の先端部と接触し、該天井材と天井目地カバー支持具との間の目地部を水平状態で覆う天井目地カバーと、前記天井目地カバー支持具の上部位置の前記他方の建物の目地部側壁面に取付けられた前記天井目地カバーが、該天井目地カバー支持具の支持部より脱落するのを防止し、傾斜面をスライド移動できるワイヤーロープを用いた保持具と、前記天井目地カバーの先端部寄りの部位あるいは中央部寄りの部位に取付けられた、該天井目地カバーを水平状態に保持するとともに、地震で目地部が狭くなると天井目地カバーの移動を阻止しないように、前記他方の建物の目地部側壁面に伸縮アームあるいは回動アームを介して取付けられた天井目地カバー吊り下げ具とで天井用目地装置を構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1により、目地部が狭くなるように左右の建物が揺れ動いた場合、天井材の傾斜面と天井目地カバー支持具の傾斜面によって、天井目地カバーをほぼ水平状態で上方へ押し上げることができる。
したがって、天井目地カバーが傾斜状態となるのを最小限にして水平状態となるようにでき、見苦しくなるのを防止することができる。
(2)前記(1)によって、天井目地カバーをほぼ水平状態で上方へ押し上げることができるので、従来のように天井目地カバーの先端部が上方へ突出するのを防止することができる。
したがって、天井目地カバーの先端部側の建物に大きな空間がない所にも、容易に設置することができる。
(3)前記(1)によって、天井目地カバーを天井目地カバー支持具、保持具および伸縮アームあるいは回動アームを介した天井目地カバー吊り下げ具で取付けるので、構造が簡単で、容易に設置することができる。
(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、天井目地カバーを目地部が広くなる場合でも、確実に水平状態となるように支持し、目地部が狭くなる場合には天井目地カバーの移動を阻止しないように支持することができる。
(5)請求項3も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られる。
(6)請求項4も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られる。
(1)請求項1により、目地部が狭くなるように左右の建物が揺れ動いた場合、天井材の傾斜面と天井目地カバー支持具の傾斜面によって、天井目地カバーをほぼ水平状態で上方へ押し上げることができる。
したがって、天井目地カバーが傾斜状態となるのを最小限にして水平状態となるようにでき、見苦しくなるのを防止することができる。
(2)前記(1)によって、天井目地カバーをほぼ水平状態で上方へ押し上げることができるので、従来のように天井目地カバーの先端部が上方へ突出するのを防止することができる。
したがって、天井目地カバーの先端部側の建物に大きな空間がない所にも、容易に設置することができる。
(3)前記(1)によって、天井目地カバーを天井目地カバー支持具、保持具および伸縮アームあるいは回動アームを介した天井目地カバー吊り下げ具で取付けるので、構造が簡単で、容易に設置することができる。
(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、天井目地カバーを目地部が広くなる場合でも、確実に水平状態となるように支持し、目地部が狭くなる場合には天井目地カバーの移動を阻止しないように支持することができる。
(5)請求項3も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られる。
(6)請求項4も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られる。
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
図1ないし図6に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は目地部2を介して設けられた左右の建物3、3の天井部位の目地部を覆う本発明の天井用目地装置で、この天井用目地装置1は一方の建物3の目地部2側に下方へ突出する梁、目地部側壁面、突出躯体等の障害物4が形成され、かつ下部が該障害物4の下部より下方に位置する吊り下げ具5によって吊り下げ固定された先端部が目地部2側端部まで位置し、下部が目地部方向へ突出するα角度の傾斜面6が形成された天井材7と、この天井材7の先端部と対応する部位の他方の建物3の目地部側壁面3aに取付けられた下部が目地部方向に突出し、前記α角度の傾斜面6よりも小さなβ角度の傾斜面8と支持部9が形成された天井目地カバー支持具10と、この天井目地カバー支持具10の支持部9に後端部が支持され、先端部が前記天井材7の先端部と接触し、該天井材7と天井目地カバー支持具10との間の目地部を水平状態で覆う天井目地カバー11と、前記天井目地カバー支持具10の上部位置の前記他方の建物3の目地部側壁面3aに取付けられた前記天井目地カバー11が、該天井目地カバー支持具10の支持部9より脱落するのを防止し、β角度の傾斜面8をスライド移動できるチエーン、ワイヤーやロープを用いた保持具12と、前記天井目地カバー11の背面の中央部と両側部との間の先端部と後端部寄りの部位に取付けられたチャンネル状の支持アーム13、13、この支持アーム13、13の上部位置に位置するように、後端部が前記他方の建物3の目地部側壁面3aに固定され、先端部が前記障害物4に当接するように取付けられた、通常時に該障害物4に当接するまで伸長する伸縮アーム14、14と、この伸縮アーム14、14の先端部のアーム14a、14aに上端部が取付けられ、下端部が前記支持アーム13、13にスライド移動可能に取付けられたリング15、15を介して取付けられた吊り下げワイヤーあるいはロープの吊り下げ体16、16とからなる天井目地カバー吊り下げ具17、17とで構成されている。
前記伸縮アーム14、14は前記他方の建物3の目地部側壁面3aに後端部が固定される固定筒18と、この固定筒18の先端部より出没するようにスライド移動可能に取付けられた複数個、本実施の形態では2個の可動アーム14a、14bと、この可動アーム14a、14bを常時前記固定筒18より突出するように付勢する付勢スプリング19とで構成されている。
上記構成の天井用目地装置1は、通常状態では図1および図2に示すように天井目地カバー11は天井目地カバー支持具10の支持部9および天井目地カバー吊り下げ具17によって支持され、ほぼ水平状態で天井目地部2を覆っている。
地震で天井目地部2が狭くなるように左右の建物3、3が揺れ動くと、まず、図4に示すように天井目地カバー11は一方の建物3の天井材7の先端部と他方の建物3の目地部側壁面3aとの間隔が小さくなり、天井材7の先端部のα角度の傾斜面6と接触する天井目地カバー11の先端部との抵抗よりも、天井目地カバー11の後端部と接触するβ角度の傾斜面8の天井目地カバー支持具10との抵抗が小さいため、天井目地カバー11の後端部が天井目地カバー支持具10のβ角度の傾斜面8をスライド移動し、天井目地カバー11の後端部が他方の建物3の目地部側壁面3aに当接し、天井目地カバー11の先端部を天井材7の先端部のα角度の傾斜面6をスライド移動し、天井目地カバー11の先端部を天井材7上へ乗り上げ、天井目地カバー11をほぼ水平状態に位置させる。
この状態で、さらに天井目地部2が狭くなると、図5に示すように天井目地カバー11の先端部が天井材7に乗り上げた、重なり合う部分が大きくなって、その揺れ動きを吸収する。
地震で天井目地部2が広くなるように左右の建物3、3が揺れ動くと、図6に示すように天井目地カバー11を天井目地カバー支持具10の支持部9および天井目地カバー吊り下げ具17によってほぼ水平状態を保って、一方の建物3の目地部側端部より離れるように移動して、その揺れ動きを吸収する。
なお、地震の揺れ動きが停止すると、元の状態へ自動的に戻り、左右の建物3、3間の天井目地部2を天井目地カバー11で覆った状態となっている。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図7ないし図24に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
次に、図7ないし図24に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図7ないし図9に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、パンタグラフ形状の伸縮アーム14Aを用いた天井目地カバー吊り下げ具17Aを用いた点で、このような天井目地カバー吊り下げ具17Aを用いて構成した天井用目地装置1Aにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、前記伸縮アーム14Aはパンタグラフ形状の伸縮リンク20と、この伸縮リンク20を常時伸長方向に付勢するリンク20a、20aに取付けられた付勢スプリング21、21と、前記伸縮リンク20が所定量以上伸長するのを阻止するように、前記リンク20a、20aに取付けられたストッパー22、22とで構成されている。
図10ないし図12に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、一端部が他方の建物3の目地部側壁面3aに先端部が水平方向に回動可能に後端部がヒンジ部材23で取付けられた複数個の回動アーム本体24と、この複数個の回動アーム本体24の先端部を常時前記一方の建物3の障害物4に所定の角度で当接するようにそれぞれ付勢する付勢スプリング25と、前記複数個の回動アーム本体24の先端部の底面に取付けられた吊り下げ体16をスライド移動可能に支持する支持レール26と、前記回動アーム本体24が所定量以上回動するのを阻止するストッパー27とからなる回動アーム28を使用する天井目地カバー吊り下げ具17Bを用いた点で、このような天井目地カバー吊り下げ具17Bを用いて構成した天井用目地装置1Bにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図13ないし図15に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、天井目地カバー支持具10の上部位置の他方の建物3の目地部側壁面3aに先端部が目地部の中央部に位置するように、ほぼ水平に取付けられたアーム29、29と、このアーム29、29の先端部に上端部が取付けられ、下端部が天井目地カバー11の中央部より前方部位に取付けられたワイヤーやロープ等の吊り下げ体16、16とからなる天井目地カバー吊り下げ具17Cを用いるとともに、障害物のない一方の建物3に設置した点で、このように構成した天井用目地装置1Cにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図16ないし図18に示す本発明を実施するための第5の形態において、前記本発明を実施するための第4の形態と主に異なる点は、アーム29、29の先端部と天井目地カバー11の先端部寄りの部位との間に、前記アーム29、29と取付ける部位に長孔30が形成された、該天井目地カバー11が上方への移動ができるリンク31を用いた吊り下げ体16Aを用いる天井目地カバー吊り下げ具17Dを用いた点で、このような天井目地カバー吊り下げ具17Dを用いた天井用目地装置1Dにしても、前記本発明を実施するための第4の形態と同様な作用効果が得られる。
図19ないし図21に示す本発明を実施するための第6の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、所定間隔で数ミリメートルだけ下方へ突出するブレード32を左右方向に配置した天井目地カバー11Aを用いた点で、このような天井目地カバー11Aを用いた天井用目地装置1Eにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、地震で目地部が狭くなるように左右の建物3、3が揺れ動いても、天井材7の上面と天井目地カバー11Aの複数個のブレード32だけが接触して、天井目地カバー11Aの底面の化粧板が損傷するのを効率よく阻止することができる。
図22ないし図24に示す本発明を実施するための第7の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、四角枠が一個形成される
パンタグラフ形状の伸縮アーム14Bを用い、該伸縮アーム14Bの先端部に吊り下げ体16を取付けた天井目地カバー吊り下げ具17Eを用いた点で、このような天井目地カバー吊り下げ具17Eを用いて構成した天井用目地装置1Fにしても、前記本発明を実施するための第2の形態と同様な作用効果が得られる。
パンタグラフ形状の伸縮アーム14Bを用い、該伸縮アーム14Bの先端部に吊り下げ体16を取付けた天井目地カバー吊り下げ具17Eを用いた点で、このような天井目地カバー吊り下げ具17Eを用いて構成した天井用目地装置1Fにしても、前記本発明を実施するための第2の形態と同様な作用効果が得られる。
本発明の実施の形態では伸縮アーム14Bが必要以上に伸張するのを防止するために、ストッパー22と、ロープやワイヤー22Aを用いたものについて説明したが、本発明はこれに限らず、いずれか一方だけを用いたものであっても同様な作用効果が得られる。
なお、本発明を実施するための各形態では天井目地カバーの先端部よりも後端部がスムーズに上方へ移動できるように傾斜面を設定したが、これに限らず、天井目地カバーの先端部よりも後端部がスムーズに移動できるような抵抗値に設定してもよい。
また、前記本発明を実施するための各形態では伸縮アーム14、14Aおよび回動アーム28を2個設置したものについて説明したが、本発明はこれに限らず、目地部の幅寸法が長い場合には2個以上の複数個の伸縮アーム14、14Aおよび回動アーム28を設置して、十分な強度が得られるようにしても良い。
また、前記本発明を実施するための各形態では伸縮アーム14、14Aおよび回動アーム28を2個設置したものについて説明したが、本発明はこれに限らず、目地部の幅寸法が長い場合には2個以上の複数個の伸縮アーム14、14Aおよび回動アーム28を設置して、十分な強度が得られるようにしても良い。
本発明は目地部を介して設けられた左右の建物の天井目地部を覆う天井用目地装置を製造する産業で利用される。
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F:天井用目地装置、
2:目地部、 3:建物、
4:障害物、 5:吊り下げ具、
6:α角度の傾斜面、 7:天井材、
8:β角度の傾斜面、 9:支持部、
10:天井目地カバー支持具、 11、11A:天井目地カバー、
12:保持具、 13:支持アーム、
14、14A、14B:伸縮アーム、
15:リング、 16、16A:吊り下げ体、
17、17A、17B、17C、17D、17E:天井目地カバー吊り下げ具、
18:固定筒、 19:付勢スプリング、
20:伸縮リンク、 21:付勢スプリング、
22:ストッパー、 23:ヒンジ部材、
24:回動アーム本体、 25:付勢スプリング、
26:支持レール、 27:ストッパー、
28:回動アーム、 29:アーム、
30:長孔、 31:リンク、
32:ブレード。
2:目地部、 3:建物、
4:障害物、 5:吊り下げ具、
6:α角度の傾斜面、 7:天井材、
8:β角度の傾斜面、 9:支持部、
10:天井目地カバー支持具、 11、11A:天井目地カバー、
12:保持具、 13:支持アーム、
14、14A、14B:伸縮アーム、
15:リング、 16、16A:吊り下げ体、
17、17A、17B、17C、17D、17E:天井目地カバー吊り下げ具、
18:固定筒、 19:付勢スプリング、
20:伸縮リンク、 21:付勢スプリング、
22:ストッパー、 23:ヒンジ部材、
24:回動アーム本体、 25:付勢スプリング、
26:支持レール、 27:ストッパー、
28:回動アーム、 29:アーム、
30:長孔、 31:リンク、
32:ブレード。
Claims (4)
- 目地部を介して建てられた左右の建物の、一方の建物の天井部位の躯体に吊り下げ具によって吊り下げ固定された先端部が目地部側端部まで位置し、下部が目地部方向に突出する傾斜面に形成された天井材と、この天井材の先端部と対応する部位の他方の建物の目地部側壁面に取付けられた下部が目地部方向に突出する傾斜面と支持部が形成された天井目地カバー支持具と、この天井目地カバー支持具の支持部に後端部が支持され、先端部が前記天井材の先端部と接触し、該天井材と天井目地カバー支持具との間の目地部を水平状態で覆う天井目地カバーと、前記天井目地カバー支持具の上部位置の前記他方の建物の目地部側壁面に取付けられた前記天井目地カバーが、該天井目地カバー支持具の支持部より脱落するのを防止し、傾斜面をスライド移動できるワイヤーロープを用いた保持具と、前記天井目地カバーの先端部寄りの部位あるいは中央部寄りの部位に取付けられた、該天井目地カバーを水平状態に保持するとともに、地震で目地部が狭くなると天井目地カバーの移動を阻止しないように、前記他方の建物の目地部側壁面に伸縮アームあるいは回動アームを介して取付けられた天井目地カバー吊り下げ具とからなることを特徴とする天井用目地装置。
- 伸縮アームは伸縮できるように接続された複数本のパイプ材をスプリングによって、常時突出するように構成されたものを使用するとともに、一端部が他方の建物の目地部側壁面に取付けられ、他端部が一方の建物の目地部側壁面あるいは障害物に当接するように設けられていることを特徴とする請求項1記載の天井用目地装置。
- 伸縮アームは一端部が他方の建物の目地部側壁面に取付けられ、他端部が一方の建物の目地部側壁面あるいは障害物に取付けられたパンタグラフ形状のリンク機構で構成されていることを特徴とする請求項1記載の天井用目地装置。
- 回動アームは一端部が他方の建物の目地部側壁面に水平方向に回動可能に取付けられ、所定量回動した他端部が一方の建物の目地部側壁面あるいは障害物に当接する回動アーム本体と、この回動アーム本体の他端部を常時一方の建物の目地部側壁面あるいは障害物に当接するように付勢する付勢スプリングとで構成されていることを特徴とする請求項1記載の天井用目地装置。
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