JP6239032B2 - 天井用目地装置 - Google Patents
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Description
本発明は左右の躯体間の目地部を塞ぐ天井用目地装置に関する。
従来、この種の天井用目地装置としては「目地部を介して設けられた左右の建物の目地部側の天井部分の壁面に固定された先端部の可動部材が、該壁面より離れた下方に位置する一対のヒンジ部材と、この一対のヒンジ部材の可動部材に後端部が取付けられた先端部が前記目地部のほぼ中央部に同一面となるように位置する一対の天井目地プレートと、この一対の天井目地プレートの先端部が常時上方へ位置するように付勢する一端部が該一対の天井目地プレートの先端部寄りの部位に取付けられ、他端が前記天井部分の壁面に取付けられた付勢スプリングと、前記一対の天井目地プレートの先端部が、該一対の天井目地プレートが水平状態より上方へ回動するのを阻止する一対のストッパー片とからなることを特徴とする天井用目地装置」(特許文献1参照)が知られている。
しかし、このような天井用目地装置では、左右の躯体が異なる前後方向に揺れ動き、前記特許文献1の図8のような状態となると、一対の天井目地プレートが階段状にずれることになる。そうすると、天井用目地装置の前後方向に障害物のようなものが合った場合、天井用目地装置か障害物のいずれかが破損してしまうという欠点があった。
具体的には、例えば天井用目地装置の前後方向の側面に壁面用目地装置が当接する場合、壁面用目地装置に天井目地プレートが衝突し、少なくともどちらか一方が損傷等してしまうという欠点があった。
具体的には、例えば天井用目地装置の前後方向の側面に壁面用目地装置が当接する場合、壁面用目地装置に天井目地プレートが衝突し、少なくともどちらか一方が損傷等してしまうという欠点があった。
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、前後方向の障害物が存在していても、地震で左右の躯体が異なる前後方向に大きく揺れ動いた際に、損傷することなくその揺れ動きを吸収することができる天井用目地装置を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明の天井用目地装置は、左右の躯体の天井部分の目地部を塞ぐ天井用目地装置であって、前記左右の躯体にそれぞれヒンジ部材を介して取り付けられ、前記目地部を塞ぐ左右一対の天井用目地プレートと、前記左右一対の天井用目地プレートにそれぞれ設けられ、天井用目地プレートを略水平状態に保持する左右一対の保持手段とを有し、前記左右一対の天井用目地プレートは、それぞれ目地プレート取付部を有する目地プレート取付片と、該目地プレート取付片に左右端部がそれぞれ枢支状態で設けられた複数の目地プレート本体とから成り、前後方向から押圧された際に、前記天井用目地プレートが可逆的に位置変位できることを特徴とする。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1に記載された発明においては、天井用目地プレートは前後方向から押圧された際に、天井用目地プレートが可逆変形できるので、地震で左右の躯体が異なる前後方向に揺れ動いた際に、天井用目地プレートが柱や壁面等の障害物等に当接した場合、この障害物等に押圧され略平行四辺形状に変形することができ、可逆変形であるので、元の状態に戻すこともできる。
したがって、天井用目地プレートや障害物を破損することなく地震による揺れ動きを吸収することができる。
(2)請求項2に記載された発明も前記(1)と同様な効果が得られるとともに、隙間なく目地部を覆うことができる。
(3)請求項3に記載された発明も前記(1)〜(2)と同様な効果が得られるとともに、左右の枢支部分に寸法的な余裕ができるので、天井用目地プレートが大きく変形した場合でも、隣り合う目地プレート本体の左右端部同士が干渉することを防止できる。
(4)請求項4に記載された発明も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られる。
(5)請求項5に記載された発明も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られるとともに、目地部が狭くなった場合に、天井用目地プレートが滑ることなく確実に合掌状態となり地震による揺れ動き吸収することができる。
(6)請求項6に記載された発明も前記(1)〜(5)と同様な効果が得られるとともに、地震で左右の躯体が異なる前後方向に揺れ動いた際に、天井用目地プレートが壁面用目地装置に押圧され、目地プレート取付片が変形し、略平行四辺形状になることができる。
したがって、壁面用目地装置に当接した状態で壁用目地装置の変形に追従することができ、損傷することなくその揺れ動きを吸収することができる。
(1)請求項1に記載された発明においては、天井用目地プレートは前後方向から押圧された際に、天井用目地プレートが可逆変形できるので、地震で左右の躯体が異なる前後方向に揺れ動いた際に、天井用目地プレートが柱や壁面等の障害物等に当接した場合、この障害物等に押圧され略平行四辺形状に変形することができ、可逆変形であるので、元の状態に戻すこともできる。
したがって、天井用目地プレートや障害物を破損することなく地震による揺れ動きを吸収することができる。
(2)請求項2に記載された発明も前記(1)と同様な効果が得られるとともに、隙間なく目地部を覆うことができる。
(3)請求項3に記載された発明も前記(1)〜(2)と同様な効果が得られるとともに、左右の枢支部分に寸法的な余裕ができるので、天井用目地プレートが大きく変形した場合でも、隣り合う目地プレート本体の左右端部同士が干渉することを防止できる。
(4)請求項4に記載された発明も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られる。
(5)請求項5に記載された発明も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られるとともに、目地部が狭くなった場合に、天井用目地プレートが滑ることなく確実に合掌状態となり地震による揺れ動き吸収することができる。
(6)請求項6に記載された発明も前記(1)〜(5)と同様な効果が得られるとともに、地震で左右の躯体が異なる前後方向に揺れ動いた際に、天井用目地プレートが壁面用目地装置に押圧され、目地プレート取付片が変形し、略平行四辺形状になることができる。
したがって、壁面用目地装置に当接した状態で壁用目地装置の変形に追従することができ、損傷することなくその揺れ動きを吸収することができる。
図1乃至図9は本発明の第1の実施形態を示す説明図である。
図10乃至図13は本発明の第2の実施形態を示す説明図である。
図14乃至図17は本発明の第3の実施形態を示す説明図である。
第1の実施形態の天井用目地装置の平面図。
天井用目地装置の底面図。
図1の3−3線に沿う断面図。
天井用目地プレート平面図(図1の右側のみ示す)。
図4の5−5線に沿う断面図。
天井用目地プレートの変形状態を示す説明図。
地震で目地部が狭くなった状態の動作説明図。
地震で目地部が広くなった状態の動作説明図。
左右の躯体が異なる前後方向に揺れ動いた場合の動作説明図。
第2の実施形態の天井用目地装置の平面図。
図10の11−11線に沿う断面図。
天井用目地プレートの平面図。
図12の13−13線に沿う断面図。
第3の実施形態の天井用目地装置の平面図。
図14の15−15線に沿う断面図。
天井用目地プレートの平面図。
天井用目地プレートの変形状態を示す説明図。
図10乃至図13は本発明の第2の実施形態を示す説明図である。
図14乃至図17は本発明の第3の実施形態を示す説明図である。
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
なお、本明細書では図1を基準として左右方向、前(図面上方)後(図面下方)方向という。また、図3を基準として上(図面上方)下(図面下方)方向という。
また、本発明において躯体とは、建物、道路、スラブ、エレベーターシャフト等の目地プレートを設置可能な建造物をいい、出入口とはドアや扉の設けられた出入口だけではなく、人や車両等が通行できる通路も含むものである。
なお、本明細書では図1を基準として左右方向、前(図面上方)後(図面下方)方向という。また、図3を基準として上(図面上方)下(図面下方)方向という。
また、本発明において躯体とは、建物、道路、スラブ、エレベーターシャフト等の目地プレートを設置可能な建造物をいい、出入口とはドアや扉の設けられた出入口だけではなく、人や車両等が通行できる通路も含むものである。
図1乃至図9に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は目地部2を介して設けられた左右の躯体3、4間に設置された天井用目地装置である。
図1乃至図3に示すように、前記左右の躯体3、4の一方の躯体3には、本実施の形態においては、目地部2の左右方向の約半分をそれぞれ覆う左右一対の天井用目地プレート5が設けられている。
図1乃至図3に示すように、前記左右の躯体3、4の一方の躯体3には、本実施の形態においては、目地部2の左右方向の約半分をそれぞれ覆う左右一対の天井用目地プレート5が設けられている。
図3で示すように、この左右一対の天井用目地プレート5は、その対向端部5bがそれぞれ傾斜面6を有しており、一方、対向端部5bの反対側の基端部5aは、それぞれ左右の躯体3、4にヒンジ部材7を介して回転可能に取り付けられている。
また、前記左右一対の天井用目地プレート5には、それぞれ天井用目地プレートを略水平状態に吊り下げる左右一対の保持手段8が1組又は前後方向に所定間隔を有して複数組設けられている。本実施の形態においては、1つの天井用目地プレート5に対し、該天井用目地プレート5を略水平状態に保持することができるように2つの保持手段8を設けている。
この保持手段8は、ワイヤー9とこのワイヤー9に接続するスプリング10とで構成されている。具体的には、天井用目地プレート5の対向端部5b付近の上面に前記ワイヤー9の下部側の一端部9aが固定され、一方、該ワイヤー9の上部側の他端部9bがスプリング10を介して一方の躯体3又は他方の躯体4の壁面に固定されている。また、一対の天井用目地プレート5が前記スプリング10の付勢力によって、ヒンジ部材7を支点に略水平位置よりも上方へ回動しないように、左右の躯体3、4の壁面にストッパー11が設けられている。
このストッパー11は、本実施の形態においては、左右の躯体3、4の壁面に天井用目地プレート5が略密着しているので、左右の躯体3、4の壁面やヒンジ部材7の取付板自体がストッパーの役割を有するが、ストッパー11として左右の躯体3、4の壁面にアングル状の金具を固定している。このストッパー11は、天井用目地プレート5の基端部5a側の上面に固定しても良い。
本実施の形態においては、天井用目地装置1の前後方向の側面には、それぞれ壁面用目地装置12が設けられている。この壁面用目地装置12は、公知の壁面用目地装置12で、左右方向に伸縮可能であり、前後方向に回動可能に設けられたものである。例えば、特開2012−031713号で用いられている壁用目地装置12が考えられる。なお、どちらか一方の側面のみに壁面用目地装置12を設けてもよい。
一対の天井用目地プレート5は、図4及び図5に示すように、目地プレート取付部13を有する2つのバー状の目地プレート取付片14と、該目地プレート取付部13に左右端部がそれぞれ枢支ピン15により枢支状態で設けられた複数の目地プレート本体16、16Aとで構成されている。このように目地プレート本体16、16Aは左右端部がそれぞれ枢支ピン15で枢支されているので、前後方向から障害物等に押圧された際に、枢支ピン15を支点に複数の目地プレート本体16、16Aがそれぞれ回動し、天井用目地プレート5が変形する。この変形は、枢支ピン15を支点に複数の目地プレート本体16、16Aがそれぞれ回動することによりなされるものなので、天井用目地プレート5は破損等することなく元の形状に復帰することができる(可逆変形できる)。
なお、天井用目地プレート5の基端部5a側に位置する目地プレート取付片14には、前記ヒンジ部材7が取り付けられ、対向端部5bに位置する目地プレート取付片14には保持手段8が取り付けられている。
この複数の目地プレート本体16は、前後方向の対向する2辺が長辺となっている略六角形状の板材で、左右の頂点部分付近が枢支ピン15で枢支されている。
この目地プレート本体16と隣り合う目地プレート本体16Aは、長辺部が重なりあうように設けられており、目地プレート本体16と目地プレート本体16Aの干渉や衝突を防ぐため、左右の枢支部付近を折り曲げ、ハット型鋼のような形状に形成している。このような目地プレート本体16Aと、フラットな目地プレート本体16を交互に配置することで、隣り合う目地プレート本体16が上下方向に互い違いになり、干渉や衝突を防止している。目地プレート本体16、16Aを六角形状とすることで、左右の枢支部付近に高低差がなくても、隣り合う目地プレート本体とは寸法的な余裕があり、左右端部(枢支部)同士が干渉することを防止できる。
この目地プレート本体16と隣り合う目地プレート本体16Aは、長辺部が重なりあうように設けられており、目地プレート本体16と目地プレート本体16Aの干渉や衝突を防ぐため、左右の枢支部付近を折り曲げ、ハット型鋼のような形状に形成している。このような目地プレート本体16Aと、フラットな目地プレート本体16を交互に配置することで、隣り合う目地プレート本体16が上下方向に互い違いになり、干渉や衝突を防止している。目地プレート本体16、16Aを六角形状とすることで、左右の枢支部付近に高低差がなくても、隣り合う目地プレート本体とは寸法的な余裕があり、左右端部(枢支部)同士が干渉することを防止できる。
また、前後方向の端部に位置する目地プレート本体16は、外側の長辺部が折り曲げられ、壁面用目地装置12が当接する面を形成している。
天井用目地プレート5の対向端部5bの傾斜面6には、対向する天井用目地プレート6と咬合する咬合部17がそれぞれ形成されている。この咬合部17は、歯車のギアのような形状に形成されており、本実施の形態においては、通常時(地震による躯体の揺れ動きがない状態)で咬み合っている。
この咬合部17は、本実施の形態では天井用目地プレート5の対向端部5bの一部に設けたが、天井用目地プレート5の対向端部5bの全体に設けてもよい。
この一対の天井用目地プレート5は、図6に示すように、前後方向の側面に力が加わると、目地プレート本体16、16Aがそれぞれ枢支ピン15を支点に回動し、天井用目地プレート5が略平行四辺形状に位置変位する。この位置変位は、単に枢支ピン15を支点に目地プレート本体16、16Aがそれぞれ回転したことによって起こる位置変位であるため、逆方向から力を加える事で、破損することなく元の形状に復帰することができる可逆的なものである。
地震によって左右の躯体3、4の間の目地部2が狭くなると、図7に示すように、前記一対の天井用目地プレート5が合掌状態で下方へ突出し、地震による揺れ動きを吸収する。
この時、天井用目地プレート5の対向端部5bの傾斜面6には、対向する天井用目地プレートと咬合する咬合部17がそれぞれ形成されているので、一対の天井用目地プレート5の対向端部5b同士が滑ることなく合掌状態で突出させることができる。
地震による揺れ動きが止まり、通常時の位置に左右の躯体3、4が復帰すると、天井用目地プレート5は一対の保持手段8のスプリング10の付勢力によってヒンジ部材7を支点に上方へ回動し、前記ストッパー11と当接し略水平状態となる。
地震によって左右の躯体3、4の間の目地部2が広くなるように揺れ動いた場合には、図8に示すように、一対の天井用目地プレート5が離間するように移動し、地震による揺れ動きを吸収する。
地震によって左右の躯体3、4の間の目地部2が広くなるように揺れ動いた場合には、図8に示すように、一対の天井用目地プレート5が離間するように移動し、地震による揺れ動きを吸収する。
なお、一対の天井用目地プレート5は一対の保持手段8により支持されているので、水平状態から下方へ回動することなく、水平状態を保ったまま左右方向にスライド移動できる。
地震によって左右の躯体3、4が異なる前後方向に揺れ動いた場合には、図9に示すように、天井用目地装置1の前後方向の側面に設けられた壁面用目地装置12が、その取付端部を支点に回動して平面視斜め状態となる。この壁面用目地装置12に押圧され、目地プレート本体16、16Aがそれぞれ枢支ピン15を支点に回動し、天井用目地プレート5が略平行四辺形状に変形し、壁面用目地装置12の動きに追従し、地震による揺れ動きを吸収する。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図10乃至図17に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
次に、図10乃至図17に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図10乃至図13に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、交互に高低を繰り返す段差を有する目地プレート取付部13Aを設けて、隣り合う目地プレート本体16が上下方向に互い違いになるように目地プレート取付片14Aを形成し、この目地プレート取付片14Aを用いるとともに、対向端部5bに咬合部17を有しない天井用目地プレート5Aとした点で、このような天井用目地装置1Aにしても前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図14乃至図17に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、四隅の角部がそれぞれ連結ピン18で枢支された矩形枠状で、左右の枠部材に目地プレート取付部13を備える目地プレート取付片14Bと、該矩形状の目地プレート取付片14Bの内側の開口部を塞ぐように設けられた複数の目地プレート本体16、16Aを用いるとともに、対向端部5bに咬合部17を有しない天井用目地プレート5Bとした点で、このような天井用目地装置1Bにしても前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、本発明の実施形態では、隣り合う目地プレート本体の一部が重なりあうものについて説明したが、天井用目地プレートが変形可能な程度の微小な隙間を隔てて、隣り合う目地プレート本体を重なり合わない状態で設けてもよい。また、目地プレート本体の形状として略六角形状のものについて説明したが、略小判状(略トラック形状)にしてもよく、隣り合う目地プレート本体が回転する際に干渉しないような形状であればよい。
保持手段としてコイルスプリングを用いるものについて説明したが、ゼンマイばねを用いてワイヤーを付勢する、ヒンジ部材にねじりばねを用いて付勢する、壁面に滑車を介してワイヤーの他端部に重りを吊り下げて付勢する等の付勢手段を用いて保持手段を構成してもよい。
天井用目地プレートを左右の躯体の壁面から天井用目地プレートが下方へ回動できる程度の間隔を隔ててヒンジ部材で取り付け、左右の躯体の壁面と天井用目地プレートの基端部との隙間に軟性樹脂等の隙間剤を充填し、前記ヒンジ部材にストッパーを設けてもよい。
本発明の実施形態では、天井用目地装置の前後方向の両側面に壁面用目地装置が当接する場合について説明したが、天井用目地装置の前後方向の位置に柱や壁面等の障害物が位置する場合にも用いることができる。このような場合には、地震による揺れ動きが収まった場合に、保持手段の付勢力によって通常時の形状に復帰させたり、障害物等と天井用目地プレートをスプリング等の付勢手段で接続し、通常時の形状に復帰させる等の復帰手段を有することが望ましい。
本発明は天井用目地装置を製造する産業で利用される。
1、1A、1B:天井用目地装置、
2:目地部、 3:一方の躯体、
4:他方の躯体、
5、5A、5B:天井用目地プレート、
6:傾斜面、 7:ヒンジ部材、
8:保持手段、 9:ワイヤー、
10:スプリング、 11:ストッパー、
12:壁面用目地装置、 13、13A:目地プレート取付部、
14、14A、14B:目地プレート取付片、
15:枢支ピン、 16、16A:目地プレート本体、
17:咬合部、 18:連結ピン。
2:目地部、 3:一方の躯体、
4:他方の躯体、
5、5A、5B:天井用目地プレート、
6:傾斜面、 7:ヒンジ部材、
8:保持手段、 9:ワイヤー、
10:スプリング、 11:ストッパー、
12:壁面用目地装置、 13、13A:目地プレート取付部、
14、14A、14B:目地プレート取付片、
15:枢支ピン、 16、16A:目地プレート本体、
17:咬合部、 18:連結ピン。
Claims (6)
- 左右の躯体の天井部分の目地部を塞ぐ天井用目地装置であって、前記左右の躯体にそれぞれヒンジ部材を介して取り付けられ、前記目地部を塞ぐ左右一対の天井用目地プレートと、前記左右一対の天井用目地プレートにそれぞれ設けられ、天井用目地プレートを略水平状態に保持する左右一対の保持手段とを有し、前記左右一対の天井用目地プレートは、それぞれ目地プレート取付部を有する目地プレート取付片と、該目地プレート取付片に左右端部がそれぞれ枢支状態で設けられた複数の目地プレート本体とから成り、前後方向から押圧された際に、前記天井用目地プレートが可逆的に位置変位できることを特徴とする天井用目地装置。
- 前記複数の目地プレート本体は、隣り合う目地プレート本体の一部が、それぞれ重なりあうように設けられていることを特徴とする請求項1記載の天井用目地装置。
- 前記複数の目地プレート本体は、略六角形状又は略小判状のいずれかであって、その左右端部が目地プレート取付片に枢支されていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の天井用目地装置。
- 前記目地プレート取付片は、角部がそれぞれ連結ピンで枢支された矩形枠状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の天井用目地装置。
- 前記一対の天井用目地プレートの対向端部には、対向する天井用目地プレートと咬合する咬合部がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の天井用目地装置。
- 前記天井用目地装置の前後方向の側面には、壁面用目地装置が当接していることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の天井用目地装置。
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