JP6205538B2 - 靴 - Google Patents

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この発明は、靴に関する。
図6は、従来の靴を示す平面図である。この靴は、靴本体1のトゥ14部分に対応する前側ベルト61と、タン15部分に対応する後側ベルト62とを備えている。前側ベルト61は、基端部61aを内側の甲片部12に縫着する一方、ベルト脱着部61bを外側の甲片部12aに縫着している。更に、後側ベルト62は基端部62aを外側の甲片部12aに縫着する一方、ベルト折り返し用口金具62bを内側の甲片部12に縫着して構成している。
この靴を履く際は、足入れ部13から足を入れた後、前側ベルト61を対応する外側の甲片部12a側へ引っ張り、先端部内面の面ファスナー61cをベルト脱着部61bに係着する。更に、後側ベルト62の先端部をベルト折り返し用口金具62bに挿通し折り返して引っ張り、先端部内面の面ファスナー62cをベルト脱着部62dに係着する。
この前後2本のベルトの緊締によって、靴本体のタン部分及びトゥ部分の領域において、足の甲の上表面が靴と密着する結果、隙間、緩み、ズレが少なくなり、靴の中で足が動くことに起因する、例えば靴ズレ等を解消し得る。
実開平6−86501号公報
従来の靴では、靴本体のトゥと一体に形成されたタンの部分、つまり足の甲の
部分を覆うと共に、上部を左右に切開分離させた左右一対の甲片部のみを、ベル
トでそれぞれ内方向へ引き寄せ、且つ甲の上部を押さえ着ける押圧力を作用させ
る構成である。
このため、全身の重みを支える足の縦足弓及び横足弓と称する上方に凸なアー
チを支持する機能を有していない。つまり、足の土ふまずを支え、歩行時の適正
な推進力や立ち姿勢におけるバランス保持力がなく、路面状況によってツマズキ
、蹌踉ける、疲労による足の痛み等の歩行の不安を解消できない不利がある。
この発明は、以上のような課題を解消させ、上方に凸な足底に沿ったアーチを1本のベルトで保持することで、体重がかかると低くなるアーチを支持してスムーズな体重移動と、ロスのない推進力の伝達を得ると共に、バランスを保持して安定且つ正確で疲れ難い歩行を実現し得る靴を提供することを目的とする。
この目的を達成させるために、この発明の靴では、次のような構成としている。
靴は、靴本体と、靴本体の一方の甲片部に基端が固着され、先端部内面に係合部を備えた所定幅長さを有する引き上げベルトと、足の内側の縦足弓に対応して配備され下辺部が靴本体のソール上縁に固着されると共に、上辺部に折り返し用ベルト通し部を備える内側縦アーチ支持手段と、足の外側の縦足弓に対応して配備され下辺部が靴本体のソール上縁に固着されると共に、上辺部に折り返し用ベルト通し部を備える外側縦アーチ支持手段と、外側縦アーチ支持手段の下辺部に配備され引き上げベルトの係合部に係脱する係合受け部とから成ることを特徴としている。
このような構成を有する靴では、1本の引き上げベルトを靴本体の両側下部に、それぞれ設けた折り返し用通し部に挿通し且つ折り返して引っ張り足の左右側の縦足弓を引き上げることとしたから、体重がかかると低くなる縦足弓を正常な湾曲状態に支持することができる。
更に、足底縁に沿ったアーチ(縦足弓)と足底を幅方向に走るアーチ(横足弓)を正常な湾曲状態に保持できるから、平地はもとより、凹凸な地形や傾斜面等の不整な路面状況に応じてアーチが適正に変化対応し得る。
したがって、立ち姿勢におけるバランスが保持されると共に、踵にかかる体重を推進力にかえ、前方にロスなく伝えることができる許かりでなく、スムーズな体重移動ができると共に、強い蹴りだしが得られ、安定且つ正確で疲れ難い歩行を実現し得る等、発明目的を達成した優れた効果を有する。
以下、図面に基づき本発明に係る靴の具体的な実施の形態を説明する。
図1は、実施の形態の靴を示す斜視図である。
この靴は、靴本体1と、靴本体1に配備された1本の引き上げベルト2と、靴本体1の左右両側の下部に配備された内側縦アーチ支持手段3と外側縦アーチ支持手段4とから成る。
靴本体1は、ソール11と、ソール11の上方に接着固定されたアッパー部(上周面)とからなり、アッパー部は、ソール11に接着固定される腰皮部(下周部分)16と、足の指部分を覆うトゥ14と、トゥ14と一体に形成されたタン15と、足の甲の部分を覆うと共に上部を左右に切開した左右の甲片部12、12aと、タン15の後方に開口された足入れ部13とから成る。甲片部12、12aの下辺は、腰掛け部16の上辺に連続形成してある。
上記引き上げベルト2は、非伸縮性材料、例えば布帛或いは合成皮革材などで所定幅長さの平帯び状に形成される。この引き上げベルト2の基端21は、内側甲片部12の上辺に縫着され、先端部22内面に係合部(面ファスナー)22が縫着されている。
前記内側縦アーチ支持手段3は、例えば非伸縮性材料の合成皮革材や布帛など形成される裾広がりの略台形状のサポート布31と、折り返し用ベルト通し部(角形リング)32とから構成される。この内側縦アーチ支持手段3は、後述する足の内側の縦足弓Aに対応して配備される。
図5は、足の足底弓、つまり土ふまずと体重のかかる方向を矢印で示している。内側の縦足弓Aは、図5で示すように足根骨(踵骨51b、距骨51a、舟状骨)51と、先端が母指骨53に続く第1中足骨52からなる。この内側の縦足弓Aは、内側の支持性に関与する後脛骨筋などの内側縦アーチ構成筋をサポートする。
更に、外側の縦足弓Bは、足根骨(踵骨、立方骨)51と、先端が子指骨に続く第5中足骨とからなる(図示せず)。この外側の縦足弓Bは、外側の支持性に関与する長・短腓骨筋などの外側縦アーチ構成筋をサポートする。
また、横足弓は、上記第1中足骨52と第5中足骨とを結ぶ、つまり足底の幅方向へ走る横アーチをいう。この3つの上方に凸な足底に沿ったアーチによって、全身の重みが支えられ且つ足のバランスとロスのない推進力が実現される。
図1で示すように、内側の縦アーチ支持手段3のサポート布31は、上記内側の縦足弓Aに対応し、基端(下辺部)31aをソール11の上辺,つまり腰皮部16の下辺に固着している。サポート布31の上部は、腰皮部16の上部に届く高さで、先端にベルト折り返し用通し部32を備えている。
この内側縦アーチ支持手段3が、内側の縦足弓Aを引き上げることで、歩行の際の内側方向への安定性と、内側の縦足弓A構成筋をサポートし、推進方向への移動の容易性を企図する。
図2で示すように、前記外側縦アーチ支持手段4は、裾広がりの略台形状のサポート布41と折り返し用ベルト通し部42と、ベルト係合受け部43とから構成される。サポート布41は外側の縦足弓に対応し、基端(下辺部)41aをソール11の上辺,つまり腰皮部16の下辺に固着している。サポート布41の上部は、腰皮部16の上部に届く高さで、先端にベルト折り返し用通し部42を備えている。更に、サポート布41の下部表面には係合受け部(面ファスナー)43が設けてある。
この外側縦アーチ支持手段4が、外側の縦足弓Bを引き上げることで、歩行の際の外側方向への安定性と、外側縦足弓構成筋をサポートし、推進方向への移動の容易性を企図する。
このような構成を有する靴は、足を足入れ部13に入れ、靴を履いた状態で、図1の矢印で示すように、引き上げベルト2を対向する折り返し用ベルト通し部42に挿通し、折り返して引っ張る。
これにより、図2で示すように、サポート部41に対し上方へ且つ内向き方向(足の甲中央側)への引っ張り力が作用し、外側の縦足弓が引き上げられる。また、引き上げベルト2が足の甲の部分(タン)に重合し圧接することで、足と靴の動きが一体化しロスのない推進力が得られる。
更に、この外側の縦足弓を引き挙げる状態から、引き上げベルト2を折り返しベルト通し部(角形リンク)32に挿通して折り返して引っ張る。これにより、図3の矢印で示すように、サポート布31に対し上方へ且つ内向き方向(足の甲中央側)へ引っ張り力が作用し、内側の縦足弓Aが引き揚げられる。
この後、引き上げベルト2の先端を図4で示すようにサポート布41側へ引っ張り、面フアスナー22を面ファスナー43に止着する。かくして、1本の引き上げベルト2で内側及び外側のアーチ(縦足弓)引き上げる結果、同時に横アーチ(横足弓)も引き上げられる。これによって、安全且つ安定な歩行を担保する上方に凸なアーチ形態が保持される。
実施の形態の靴を示す斜視図である。 外側縦アーチ支持手段を示す斜視図である。 内側の縦足弓を引き上げる状態を示す斜視図である。 引き上げベルトとサポート布の係止状態を示す斜視図である。 足の縦足弓と横足弓を示す説明断面図である。 従来の靴を示す斜視図である。
1 靴本体
2 引き上げベルト
3 内側縦アーチ支持手段
4 外側縦アーチ支持手段
11 ソール
12 甲片部
12a 甲片部
13 足入れ部
14 トウ
15 タン
16 腰皮部
22 係合部
31 サポート布
32 折り返し用通し部
41 サポート布
42 折り返し用通し部
43 係合受け部
51 足根骨
51a 距骨
51b 踵骨
52 中足骨
53 母指骨
A 内側の縦足弓

Claims (3)

  1. 靴本体と、靴本体の一方の甲片部に基端が固着され、先端部内面に係合部を備えた所定幅長さを有する引き上げベルトと、足の内側の縦足弓に対応して配備され,下辺部が靴本体のソール上縁に固着されると共に、上辺部に折り返し用ベルト通し部を備える内側縦アーチ支持手段と、足の外側の縦足弓に対応して配備され,下辺部が靴本体のソール上縁に固着されると共に、上辺部に折り返し用ベルト通し部を備える外側縦アーチ支持手段と、外側縦アーチ支持手段の下辺部に配備され引き上げベルトの係合部に係脱する係合受け部とからなることを特徴とする靴。
  2. 前記外側縦アーチ支持手段は、靴本体のソールの上辺に下辺部が縫着された裾広がりの台形状のサポート布と、サポート布の上部に配備され引き上げベルトを挿通し折り返させる折り返し用ベルト通し部とから成ることを特徴とする請求項1記載の靴。
  3. 前記内側縦アーチ支持手段は、靴本体のソールの上辺に下辺部が縫着された裾広がりの台形状のサポート布と、サポート布の上部に配備され折り返した引き上げベルトを挿通し係合受け部方向へ折り返させる折り返し用ベルト通し部とから成ることを特徴とする請求項1記載の靴。
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