JPH0610817Y2 - 靴 底 - Google Patents
靴 底Info
- Publication number
- JPH0610817Y2 JPH0610817Y2 JP3422389U JP3422389U JPH0610817Y2 JP H0610817 Y2 JPH0610817 Y2 JP H0610817Y2 JP 3422389 U JP3422389 U JP 3422389U JP 3422389 U JP3422389 U JP 3422389U JP H0610817 Y2 JPH0610817 Y2 JP H0610817Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sole
- shoe
- shoe sole
- midsole
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主として各種競技用シューズやジョギングシ
ューズ、マラソンシューズ等に用いる靴底に関するもの
である。
ューズ、マラソンシューズ等に用いる靴底に関するもの
である。
(従来の技術) 従来から、各種のスポーツシューズに用いる靴底は、機
能性に優れて軽量であり、かつ、耐摩耗性や衝撃吸収性
を有し履用感に優れることが必要条件である。
能性に優れて軽量であり、かつ、耐摩耗性や衝撃吸収性
を有し履用感に優れることが必要条件である。
そのため、靴底のミッドソールを発泡合成樹脂やラバー
スポンジ等の衝撃吸収性を有する軽量弾性材で形成し、
該ミッドソールの接地面側の前方踏み付け部と後方踵部
に、耐摩耗性を有する合成樹脂やゴム等で成型した補強
底を設けた靴底が普及している。
スポンジ等の衝撃吸収性を有する軽量弾性材で形成し、
該ミッドソールの接地面側の前方踏み付け部と後方踵部
に、耐摩耗性を有する合成樹脂やゴム等で成型した補強
底を設けた靴底が普及している。
しかし、前記靴底は、土踏まず部領域が柔軟になりすぎ
て横ずれするなど安定性に欠けるため捻挫しやすい恐れ
があった。
て横ずれするなど安定性に欠けるため捻挫しやすい恐れ
があった。
そこで、これを予防するために、第9図乃至第11図に
示すように靴底のミッドソール3の土踏まず部領域Bに
剛性材からなるシャンク14を設けて靴底の安定性や反
発性(かえり)を良くする手段を講じた靴底が提供され
ている。
示すように靴底のミッドソール3の土踏まず部領域Bに
剛性材からなるシャンク14を設けて靴底の安定性や反
発性(かえり)を良くする手段を講じた靴底が提供され
ている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、前記靴底のシャンク14は断面形状が矩形の平
板状に形成されているため、上下方向の曲げ剛性は生じ
るが、横方向には剛性が不足する。従って、疾走時に足
の横ずれがして疾走力が低下すると同時に捻挫事故を起
こしやすい問題点があった。
板状に形成されているため、上下方向の曲げ剛性は生じ
るが、横方向には剛性が不足する。従って、疾走時に足
の横ずれがして疾走力が低下すると同時に捻挫事故を起
こしやすい問題点があった。
そこで、シャンク14を肉厚に成型する等の手段が考え
られるが、重量が増加し運動機能に劣るという課題が残
る。
られるが、重量が増加し運動機能に劣るという課題が残
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、軽量にして衝撃吸収性に富む、発泡合成樹脂
等の軽量弾性材から成るミッドソールの接地面側の土踏
まず部領域を除く前方踏み付け部と後方踵部に、耐摩耗
性材から成る前底と踵底を設けて一体に形成した靴底
と、剛性を有する任意材から成る板状シャンクの幅方向
の両端を立ち上げてサイドプロテクターに形成した保持
体を別体に形成して、該保持体を前記ミッドソールの土
踏まず部領域に設けて、ミッドソールと保持体とを一体
に形成することにより、土踏まず部領域に適度の剛性
と、サイドプロテクターによる土踏まず部挟持機能を付
与して、疾走運動時に生じる足の横ずれを予防し前記課
題を解決したものである。
等の軽量弾性材から成るミッドソールの接地面側の土踏
まず部領域を除く前方踏み付け部と後方踵部に、耐摩耗
性材から成る前底と踵底を設けて一体に形成した靴底
と、剛性を有する任意材から成る板状シャンクの幅方向
の両端を立ち上げてサイドプロテクターに形成した保持
体を別体に形成して、該保持体を前記ミッドソールの土
踏まず部領域に設けて、ミッドソールと保持体とを一体
に形成することにより、土踏まず部領域に適度の剛性
と、サイドプロテクターによる土踏まず部挟持機能を付
与して、疾走運動時に生じる足の横ずれを予防し前記課
題を解決したものである。
(作用) 靴底のミッドソールの土踏まず部領域に設けた保持体
は、板状シャンクの幅方向の両端を立ち上げてサイドプ
ロテクターに形成したものであるから、保持体の断面は
略U字状になり、土踏まず部領域の断面係数が大きくな
って曲げ剛性が増大し、靴甲をサイドプロテクターが挟
持する。
は、板状シャンクの幅方向の両端を立ち上げてサイドプ
ロテクターに形成したものであるから、保持体の断面は
略U字状になり、土踏まず部領域の断面係数が大きくな
って曲げ剛性が増大し、靴甲をサイドプロテクターが挟
持する。
そして、保持体のサイドプロテクターが履用者の土踏ま
ず部領域と足甲を挟持してフイットし、足の横ずれを予
防するため、履用感に優れ疾走運動機能を助長し、捻挫
を予防する作用を奏する。
ず部領域と足甲を挟持してフイットし、足の横ずれを予
防するため、履用感に優れ疾走運動機能を助長し、捻挫
を予防する作用を奏する。
(実施例) 本考案の実施例を第1図乃至第8図に基づいて説明す
る。
る。
すなわち、ポリウレタン又はEVA等の発泡合成樹脂又
はこれらと同効質材から成るミッドソール3の接地面側
の土踏まず部領域Bを除く前方踏み付け部と後方踵部
に、耐摩耗性を有する合成樹脂又はこれと同効質材から
成る前底1と踵底2を一体に形成したこれ自体公知の靴
底と、ポリアミド系樹脂又はこれと同効質材から成る板
状シャンク4の幅方向の両端を立ち上げてサイドプロテ
クター4に形成した保持体Cを別体に形成し、該保持体
Cを前記ミッドソール3の土踏まず部領域Bに設けた靴
底である。
はこれらと同効質材から成るミッドソール3の接地面側
の土踏まず部領域Bを除く前方踏み付け部と後方踵部
に、耐摩耗性を有する合成樹脂又はこれと同効質材から
成る前底1と踵底2を一体に形成したこれ自体公知の靴
底と、ポリアミド系樹脂又はこれと同効質材から成る板
状シャンク4の幅方向の両端を立ち上げてサイドプロテ
クター4に形成した保持体Cを別体に形成し、該保持体
Cを前記ミッドソール3の土踏まず部領域Bに設けた靴
底である。
他の実施例は、保持体Cのサイドプロテクター4の上方
にベルト挿通穴5を設け、該保持体Cをミッドソール3
の土踏まず部領域Bの内部に設けた靴底であり、靴に設
けたベルト6をサイドプロテクター4のベルト挿通穴5
に通して締緩するものである。
にベルト挿通穴5を設け、該保持体Cをミッドソール3
の土踏まず部領域Bの内部に設けた靴底であり、靴に設
けたベルト6をサイドプロテクター4のベルト挿通穴5
に通して締緩するものである。
又、保持体Cのサイドプロテクター4の上方にベルト挿
通穴5を設け、該保持体Cをミッドソール3の土踏まず
部領域Bの下面に設た靴底であり、サイドプロテクター
4の左右のベルト挿通穴5にベルト6を通して締緩する
ものである。
通穴5を設け、該保持体Cをミッドソール3の土踏まず
部領域Bの下面に設た靴底であり、サイドプロテクター
4の左右のベルト挿通穴5にベルト6を通して締緩する
ものである。
第8図に示す靴底は、保持体Cをミッドソール3の土踏
まず部領域Bの下面に設け、サイドプロテクター4は靴
の甲皮7に接着するものである。
まず部領域Bの下面に設け、サイドプロテクター4は靴
の甲皮7に接着するものである。
なお、前記保持体Cは、ナイロン11,ナイロン12の
ポリアミド系樹脂又はこれらと同効質の任意合成樹脂で
形成するかガイド繊維,カーボン繊維その他任意の繊維
強化プラスチックで形成することは任意であり、又、板
状シャンク4とサイドプロテクター4を異なる肉厚に形
成することも任意である (考案の効果) 本考案靴底は、軽量にして衝撃吸収性に富む、発泡合成
樹脂等の軽量弾性材から成るミッドソールの前方踏み付
け部と後方踵部に、耐摩耗性材から成る前底と踵底を設
けて一体に形成した靴底と、任意合成樹脂から成る板状
シャンクの幅方向の両端を立ち上げてサイドプロテクタ
ーに形成した保持体を別体に形成して、該保持体を前記
ミッドソールの土踏まず部領域に設けて、ミッドソール
と保持体とを一体にした靴底の場合、この靴底を用いた
スポーツシューズは、土踏まず部領域の保持体は断面が
略U字状を形成し、該部の断面係数が大きくなり靴底の
耐屈曲性が向上し、適度の剛性が付与できる。特にサイ
ドプロテクターによる土踏まず部領域の挟持機能が向上
して足の横ずれを防止し、靴底の反発性(かえり)や安
定性が良好にになり、捻挫等の足の傷害を予防する効果
が著大になって、軽量で履用感と耐久性にすぐれたスポ
ーツシューズになる。
ポリアミド系樹脂又はこれらと同効質の任意合成樹脂で
形成するかガイド繊維,カーボン繊維その他任意の繊維
強化プラスチックで形成することは任意であり、又、板
状シャンク4とサイドプロテクター4を異なる肉厚に形
成することも任意である (考案の効果) 本考案靴底は、軽量にして衝撃吸収性に富む、発泡合成
樹脂等の軽量弾性材から成るミッドソールの前方踏み付
け部と後方踵部に、耐摩耗性材から成る前底と踵底を設
けて一体に形成した靴底と、任意合成樹脂から成る板状
シャンクの幅方向の両端を立ち上げてサイドプロテクタ
ーに形成した保持体を別体に形成して、該保持体を前記
ミッドソールの土踏まず部領域に設けて、ミッドソール
と保持体とを一体にした靴底の場合、この靴底を用いた
スポーツシューズは、土踏まず部領域の保持体は断面が
略U字状を形成し、該部の断面係数が大きくなり靴底の
耐屈曲性が向上し、適度の剛性が付与できる。特にサイ
ドプロテクターによる土踏まず部領域の挟持機能が向上
して足の横ずれを防止し、靴底の反発性(かえり)や安
定性が良好にになり、捻挫等の足の傷害を予防する効果
が著大になって、軽量で履用感と耐久性にすぐれたスポ
ーツシューズになる。
さらに、保持体のサイドプロテクターにベルト穴を設
け、該ベルト穴にベルトを挿通して靴甲を締緩する構成
にしたものは、サイドプロテクターとベルトによって一
層足の挟持機能が向上して足にフイットし、足の横ずれ
を予防するため、疾走運動機能を助長する効果がある。
け、該ベルト穴にベルトを挿通して靴甲を締緩する構成
にしたものは、サイドプロテクターとベルトによって一
層足の挟持機能が向上して足にフイットし、足の横ずれ
を予防するため、疾走運動機能を助長する効果がある。
かくして、本考案靴底は、競技用シューズやジョギング
シューズ、マラソンシューズ等の靴底の外、ゴルフ、野
球靴等の靴底に用いて有益であり、又、日常履用するあ
らゆる靴の靴底に用いても履用感の良好な靴底となる。
シューズ、マラソンシューズ等の靴底の外、ゴルフ、野
球靴等の靴底に用いて有益であり、又、日常履用するあ
らゆる靴の靴底に用いても履用感の良好な靴底となる。
第1図乃至第8図は本考案靴底の一実施例を示し、第1
図は本考案靴底を用いたスポーツシューズの斜視図、第
2図は同要部の一部断面図、第3図は靴底の接地面側平
面図、第4図は同X−X線断面図、第5図は他の実施例
を示す靴底接地面側平面図、第6図は同Y−Y線断面
図、第7図、第8図は他の実施例を示すシューズ要部の
断面図、第9図は従来の靴底接地面側平面図、第10図
は同縦断面図、第11図は同シューズ要部の一部分断面
図である。 1:前底、2:踵底、3:ミッドソール、4,14:シ
ャンク、4:サイドプロテクター、5:ベルト挿通穴、
6:ベルト、7:甲皮、B:土踏まず部領域、C:保持
体。
図は本考案靴底を用いたスポーツシューズの斜視図、第
2図は同要部の一部断面図、第3図は靴底の接地面側平
面図、第4図は同X−X線断面図、第5図は他の実施例
を示す靴底接地面側平面図、第6図は同Y−Y線断面
図、第7図、第8図は他の実施例を示すシューズ要部の
断面図、第9図は従来の靴底接地面側平面図、第10図
は同縦断面図、第11図は同シューズ要部の一部分断面
図である。 1:前底、2:踵底、3:ミッドソール、4,14:シ
ャンク、4:サイドプロテクター、5:ベルト挿通穴、
6:ベルト、7:甲皮、B:土踏まず部領域、C:保持
体。
Claims (2)
- 【請求項1】発泡合成樹脂又はこれと同効質材から成る
ミッドソール(3)の接地面側の土踏まず部領域(B)
を除く前方踏み付け部と後方踵部に耐摩耗性を有する合
成樹脂又はこれと同効質材から成る前底(1)と踵底
(2)を一体に形成した靴底において、任意材から成る
板状シャンク(4)の幅方向の両端を立ち上げてサイド
プロテクター(4)に形成した保持体(C)を別体に形
成し、該保持体(C)を前記ミッドソール(3)の土踏
まず部領域(B)に設けたことを特徴とする靴底。 - 【請求項2】前記保持体(C)のサイドプロテクター
(4)にベルト挿通穴(5)を設けてベルトを挿通締緩
する請求項1記載の靴底。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3422389U JPH0610817Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | 靴 底 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3422389U JPH0610817Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | 靴 底 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02124008U JPH02124008U (ja) | 1990-10-12 |
JPH0610817Y2 true JPH0610817Y2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=31538506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3422389U Expired - Lifetime JPH0610817Y2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | 靴 底 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610817Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003339406A (ja) * | 2002-05-29 | 2003-12-02 | Mizuno Corp | スポーツ用シューズのミッドソール構造 |
JP5305826B2 (ja) * | 2008-10-17 | 2013-10-02 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフ靴 |
JP6205538B2 (ja) * | 2014-08-09 | 2017-09-27 | 一成 宮本 | 靴 |
-
1989
- 1989-03-24 JP JP3422389U patent/JPH0610817Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02124008U (ja) | 1990-10-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |