JPS627123Y2 - - Google Patents

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JPS627123Y2
JPS627123Y2 JP1984069596U JP6959684U JPS627123Y2 JP S627123 Y2 JPS627123 Y2 JP S627123Y2 JP 1984069596 U JP1984069596 U JP 1984069596U JP 6959684 U JP6959684 U JP 6959684U JP S627123 Y2 JPS627123 Y2 JP S627123Y2
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JP
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midsole
wave
heel
elastic plate
shoes
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JP1984069596U
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は比較的柔軟でクツシヨン性に富む軟質
弾性部材で形成されている運動靴用ミツドソール
に係り、詳細には、クツシヨン性を向上させるた
めの特殊構造を具備している運動シユーズ用ミツ
ドソールに関する。
近年、ジヨギングが人々に愛好されるようにな
つて以来、ランニング障害に、より関心がもたれ
るようになつた。ランニング障害(running
injuries)とは、文字通りランニング又はランニ
ングに類する運動をおこなうことにより身体各所
に発生する障害のことである。ランニング障害の
種類としては、膝の障害、アキレス腱の周囲炎、
脛骨の下3分の1の後内側部の痛み、足底筋膜炎
等がある。これらの障害を引き起す原因として運
動シユーズの構造及び下肢の解剖学的欠陥等が挙
げられる。例えば、シユーズのクツシヨン性が悪
く、足に加わる衝撃が大きくなると膝の障害を起
こしやすくなる。ランニング中、路面と足の間に
は体重の2〜3倍の力が加わるので、運動シユー
ズのクツシヨン性が悪いと長期にわたつて過大な
力が加わることにより関節部、靭帯部にストレス
がたまり、ランニング障害をもたらす原因とな
る。
一般に、ランニング時は大部分の人が踵から着
地をする。踵から着地する一般的なランナーは、
着地の瞬間わずかに回外位置になつており、これ
は進行方向の中心線へ脚を振り出すという自然な
足の動きの結果である。また、地面から足に伝わ
る力は足裏全体が着いて重心が足の上にきた時に
最大になる場合が多いが、膝に加わる衝撃は踵が
着地した直後に最大値となるため、運動シユーズ
の踵部分の衝撃緩和性が極めて重要である。
〔従来の技術〕
従来よりミツドソールの踵部分のクツシヨン性
を改良するために硬度の異なる弾性部材を貼り合
せた構造を有するミツドソールが挙げられる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来のミツドソールは第9図に
示す如く単に平板状の弾性部材を重合したもので
あり踵部分のクツシヨン性を専ら素材の有する弾
性、復元性に依存したものであるから、殊に着用
者の体重の2〜3倍に達する強力な着地圧力をく
り返し受ける踵部ではミツドソールが早期にヘタ
リを生じ、該部分のクツシヨン性をなくしミツド
ソール本来の目的である着地衝撃の緩和性を長く
維持することができないという欠陥があつた。
本考案者らは、前述しし従来のミツドソールの
問題を改良すべく鋭意研究した結果、本考案に到
達したものである。
即ち本考案は比較的柔軟でクツシヨン性に富む
軟質弾性部材でミツドソールを形成し、少くとも
該ミツドソールより硬質で断面がウエーブ状とな
る硬質弾性板を、該ミツドソール内における少く
とも踵部から不踏部に至る靴底の外側縁部に介在
させた運動靴用ミツドソールを提供するものであ
る。
〔考案の効果〕
従つて本考案の運動靴用ミツドソールはその一
部または全部にウエーブ状の硬質弾性板2を介在
し、該ウエーブ状の硬質弾性板2を少くともミツ
ドソールaより硬質の弾性部材で形成したもので
あるから、例えばミツドソールに上からの荷重が
かかると第11図に示す如く、その荷重の大きさ
に応じて、ウエーブ状の硬質弾性板2が変形し、
該硬質弾性板2に所謂板バネのスプリング効果が
働く、従つてミツドソールaには、ミツドソール
aの軟質弾性部材1の有する弾性、復元性、とこ
れに介在したウエーブ状の硬質弾性板2の反発弾
性による相乗効果によつて、ミツドソール本体の
クツシヨン性をより効果的に向上させることがで
きる。
かつまた該ミツドソールはウエーブ状の硬質弾
性板2によつてミツドソール本体の早期ヘタリを
防止し、そのクツシヨン性を長く維持することが
出来る。更に本考案によれば靴着用者が踵部から
着地した場合においては、その着地圧力は靴底の
斜傾方向に働き第12図に示す如く、靴底のアウ
ターソールbが地面と接して制止した状態におい
てもミツドソールaの弾性組織が運動の方向(前
方向)に幾分ズレ、ウエーブ4を前方へ変形させ
ながら除々に停止させることができる。即ち本考
案は平板状のものを重合したものに比して、その
ズレ変形をより大きくさせる構成となしているた
め着地に際してガツンと急速に停止することを回
避して着地衝撃を緩和し、膝に加わる負担を軽減
し、該部位に生ずる障害を未然に防止し得る効果
がある。
したがつて、本発明のミツドソールは、垂直方
向は勿論、水平方向または斜め方向の衝撃緩和性
にも特に優れているのでジヨギングシユーズ用ミ
ツドソールのみならずバスケツトシユーズ等の競
技用シユーズに使用するミツドソールにも適して
いる。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照しながら本発明による好
ましい具体例のいくつかをより詳細に説明する。
第1〜3図は、本発明のミツドソールの主要
な、具体例を具備している左足用の運動シユーズ
に関する外側面図、外後面図およびA−A線にお
ける切断部の端面図を示す。ミツドソールaは比
較的軟質の弾性部材1で形成されており、甲被部
cとアウターソールbとが接合されている。
アウターソールbはソールの耐久性の向上及び
シユーズの滑り止め性の向上のために設けられる
ものであり、耐摩耗性に秀れた天然ゴム、合成ゴ
ム、ウレタンまたはプラスチツクが使用され通
常、スチレン−ブタジエンゴムの如きエラストマ
ー又はその発泡体が使用される。
ミツドソールaはシユーズの着用者の足の動き
に直接的に影響を与えるものであり、クツシヨン
性の良さが要求されるばかりでなく前足部のフレ
キシビリテイを損なわない材質及び形状が要求さ
れる。ミツドソールaの軟質弾性部材1に使用す
る材料としては、硬度30乃至60のエラストマーを
使用する。運動シユーズは軽量で且つクツシヨン
性を有するものが好ましいので、軟質弾性部材1
に使用する材料としては発泡体が好ましく、通
常、エチレン−ビニルアセテート共重合体の発泡
体が使用される。因みに、発泡体の硬度はSRIS
−0101のCタイプの測定機器を使用して測定す
る。
次に、ミツドソールaに介在するウエーブ状の
硬質弾性板2に使用する材料としては軟質弾性部
材1よりも硬度の高のものが必要であり、例え
ば、天然ゴム,スチレン−ブタジエンゴム,ブタ
ジエンゴム,イソプレンゴム,アクリロニトリル
−ブタジエンゴム,ポリウレタン,ハイスチレン
レジンの如きエラストマー又はそれらの二種以上
の混合物が使用し得る。
前記材料は硬度が60以上、好ましくは硬度60〜
90であることが要求される。
〔考案の効果〕
従つて本発明のミツドソールは、少なくとも踵
部外側縁部にウエーブ状の硬質弾性板2を有して
いるため、該硬質弾性板2のスプリング効果を充
分に生かし、踵部のクツシヨン性を向上させるこ
とが可能でなり、かつまた着地時においてシユー
ズに水平方向または斜め方向の衝撃が加わつた場
合、硬質弾性板2のウエーブ4が前方に容易にず
れ変形を生じて衝撃を緩和する。したがつて、ラ
ンニング時の着地初期に最も生じやすい踵部外側
縁部に生ずる衝撃を第9図に示した従来のミツド
ソールよりもより好ましく緩和し得る。一方、従
来のミツドソールでは、軟質弾性部材と硬質弾性
部材との水平方向における接合面は平板状である
ために、接合面近辺の軟質弾性部材はずれ変形が
極めて生じにくく、したがつて水平方向または斜
め方向からの衝撃緩和が充分に達成され得るとは
いい難い。因に、本発明のミツドソールにおいて
は、ミツドソールの前足部にフレキシビリテイを
向上させるためのフレツクスホール3が設けられ
ていても良い。
第4図乃至は、第1〜3図の運動シユーズ
に使用したミツドソールを示す図であり、踵部外
側縁部の水平方向ランニングの着地時に踵部外側
縁部に生ずる水平または斜め方向の衝撃を緩和す
べくウエーブ状の硬質弾性板2を介在し、踵部内
側縁部にはランニング時の足の過回内を防止すべ
く硬質弾性部材で形成したものを示している。
第5図乃至はウエーブ状の硬質弾性板2を
踵部の側周縁全面に介在させたものを示すもので
あつて、ここでは踵周縁のヘタリを防止しかつ、
着地時において着用者の踵部が丁度ミツドソール
の中央部の軟質の弾性部材1に沈み込むように定
着し、踵全体の安定性を強化できるという利点が
ある。
第6図乃至はミツドソールの外縁部全体に
ウエーブ状の硬質弾性板2を介在せしめたもので
あり、踵から爪先全体に至るクツシヨン効果をね
らつたものである。
第7図は、ミツドソールの全体にウエーブ状の
硬質弾性板2を介在せしめたものである。
勿論、ウエーブ状の硬質弾性板2は前述したも
のの他ミツドソールの各部位に適宜介在せしめミ
ツドソールの好適なクツシヨン効果を得られる構
成となすことが望ましい。
更にミツドソールaは第8図に示す如く単一部
材で構成するものの他、硬度の相異する複数の軟
質弾性部材1′,1′を適宜重合する構成となし、
これ等軟質弾性部材1′,1′の重合部にウエーブ
状の硬質弾性板2を介在させることも可能であ
り、このようにすれば、所謂着地時におけるより
効果的なズレ変形が期待でき、着地衝撃の緩和性
を更に向上させることができる。
前記の如く、本考案の運動シユーズ用ミツドソ
ールは、殊に着地時における水平方向または斜め
方向の衝撃に対するクツシヨン性が優れており、
本考案の要旨を変更しない限りにおいて上述の具
体例のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は、本発明のミツドソールを
具備している運動シユーズ(左足用)の外側側面
図、後面図およびA−A線における切断部の端面
図を示し、第4図,,,乃至第8図,
,,はそれぞれ本発明のミツドソールの側
面図、平面図、側面図および後面図を示し、第9
図,,,は従来のミツドソールを示す図
であり、第10図及びは本考案のミツドソー
ルの構成を説明する部分拡大図であり、第11図
は本考案のミツドソールに介在したウエーブ状の
硬質弾性板の荷重に対する変化を説明する部分拡
大図であり、第12図は同じくそのズレ変形を説
明する部分拡大図である。 符号の説明、a……ミツドソール、b……アウ
ターソール、c……甲被部、1……軟質弾性部
材、2……ウエーブ状の硬質弾性板、3……フレ
ツクスホール、4……ウエーブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 比較的柔軟でクツシヨン性に富む軟質弾性部
    材1でミツドソールaを形成し、少くとも該ミ
    ツドソールaより硬質で断面がウエーブ状とな
    る硬質弾性板2を、該ミツドソールa内におけ
    る少くとも踵部から不踏部に至る靴底の外側縁
    部に介在させたことを特徴とする運動靴用ミツ
    ドソール。 (2) 前記ミツドソールaを硬度の相異する複数の
    軟質弾性部材1′,1′で形成し、これ等の重合
    部に前記ウエーブ状の硬質弾性板2を介在させ
    たことを特徴とする運動靴用ミツドソール。
JP6959684U 1984-05-11 1984-05-11 運動靴用ミツドソ−ル Granted JPS60180506U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6959684U JPS60180506U (ja) 1984-05-11 1984-05-11 運動靴用ミツドソ−ル

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JP6959684U JPS60180506U (ja) 1984-05-11 1984-05-11 運動靴用ミツドソ−ル

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Publication Number Publication Date
JPS60180506U JPS60180506U (ja) 1985-11-30
JPS627123Y2 true JPS627123Y2 (ja) 1987-02-19

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ID=30605415

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JP6959684U Granted JPS60180506U (ja) 1984-05-11 1984-05-11 運動靴用ミツドソ−ル

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0716321Y2 (ja) * 1990-03-07 1995-04-19 株式会社アシックス 靴 底
JP2000296001A (ja) * 1999-04-16 2000-10-24 Mizuno Corp スポーツ用シューズのソール構造
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JPS59103605U (ja) * 1982-12-28 1984-07-12 美津濃株式会社 運動靴の靴底

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JPS60180506U (ja) 1985-11-30

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