JPH0716321Y2 - 靴 底 - Google Patents
靴 底Info
- Publication number
- JPH0716321Y2 JPH0716321Y2 JP1990023547U JP2354790U JPH0716321Y2 JP H0716321 Y2 JPH0716321 Y2 JP H0716321Y2 JP 1990023547 U JP1990023547 U JP 1990023547U JP 2354790 U JP2354790 U JP 2354790U JP H0716321 Y2 JPH0716321 Y2 JP H0716321Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heel
- main body
- sole
- peripheral side
- peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈利用する産業分野〉 本考案は主としてランニング用の運動靴に好適な靴底主
としてその中間底の改良に関するものである。
としてその中間底の改良に関するものである。
〈従来の技術〉 従来の主としてランニング用に好適な多くの運動靴は主
として地面からの反作用である衝撃力を緩和して靴着用
者の足や下肢に及ぼす傷害の発生を未然に防止するため
に、靴底の上面側と甲被部の下面側との間に一様にかつ
一連の比較的柔軟でかつ成形性のよいEVAの発泡体の本
体と該本体の主として踵部辺の外周面に前記本体よりも
硬度の高い踵外側補強片を結合した中間底或いは爪先端
部から前部踏み付け部を前記本体の前部部分とし踵踏み
付け部から土踏まず部を同じく本体の後部部分に分け該
後部部分はその外側周から上方に突出する踵外側補強片
を一体的に形成し該踵外側補強片付本体の後部部分は前
記本体の前部部分より硬度を高く形成しかつこれら本体
の前部部分の後端辺片と同じく本体の後部部分の前端辺
を結合してなる中間底を装着したものがあった。(例え
ば実公昭60年第24162号公報所載の運動靴底の考案) 〈本考案が解決すべき問題点〉 前述の従来の運動靴の靴底は、EVAの発泡体で形成した
中間底を備えたものであるから、地面からの衝撃を緩和
しかつ踵外側補強片により靴着用者の主として足踵を安
定して保持できる。しかしながら、例えば主として踵踏
み付け部若しくは土踏まず部の前部から踵踏み付け部に
おける内側部縁辺を中央部辺及び外側部縁辺よりも硬度
を高くしていないし、或いは外側部縁辺を中央部辺及び
内側部縁辺よりも硬度を高くしていないし、また中間底
の本体が比較的薄くした爪先部辺から前部踏み付け部
(約10mm程度の厚み)より後方の踵部辺に向かい漸次厚
く(約20mm程度の厚み)形成しかつ熱圧縮成形されたも
のであるから、該熱圧縮成形後の前記本体における屈曲
を必要とする前部踏み付け部よりも踵踏み付け部が柔軟
となっている。このため、(靴着用者の足のフットワー
クを後方から観察したとき、)靴着用者の下肢が靴着用
者の足の重心の移動に従い主として内側に傾斜する所謂
オーバープロネーション(過回内)現象を抑止できずま
た希に生ずる下肢が外側に傾斜する所謂現象を完全に抑
止できないのみならず前記部踏み付け部が硬過ぎて靴底
の屈曲性を損ない、また踵踏み付け部と踵外側補強片が
硬くなると足の踵に及ぼす衝撃を緩和できない等の欠陥
があった。
として地面からの反作用である衝撃力を緩和して靴着用
者の足や下肢に及ぼす傷害の発生を未然に防止するため
に、靴底の上面側と甲被部の下面側との間に一様にかつ
一連の比較的柔軟でかつ成形性のよいEVAの発泡体の本
体と該本体の主として踵部辺の外周面に前記本体よりも
硬度の高い踵外側補強片を結合した中間底或いは爪先端
部から前部踏み付け部を前記本体の前部部分とし踵踏み
付け部から土踏まず部を同じく本体の後部部分に分け該
後部部分はその外側周から上方に突出する踵外側補強片
を一体的に形成し該踵外側補強片付本体の後部部分は前
記本体の前部部分より硬度を高く形成しかつこれら本体
の前部部分の後端辺片と同じく本体の後部部分の前端辺
を結合してなる中間底を装着したものがあった。(例え
ば実公昭60年第24162号公報所載の運動靴底の考案) 〈本考案が解決すべき問題点〉 前述の従来の運動靴の靴底は、EVAの発泡体で形成した
中間底を備えたものであるから、地面からの衝撃を緩和
しかつ踵外側補強片により靴着用者の主として足踵を安
定して保持できる。しかしながら、例えば主として踵踏
み付け部若しくは土踏まず部の前部から踵踏み付け部に
おける内側部縁辺を中央部辺及び外側部縁辺よりも硬度
を高くしていないし、或いは外側部縁辺を中央部辺及び
内側部縁辺よりも硬度を高くしていないし、また中間底
の本体が比較的薄くした爪先部辺から前部踏み付け部
(約10mm程度の厚み)より後方の踵部辺に向かい漸次厚
く(約20mm程度の厚み)形成しかつ熱圧縮成形されたも
のであるから、該熱圧縮成形後の前記本体における屈曲
を必要とする前部踏み付け部よりも踵踏み付け部が柔軟
となっている。このため、(靴着用者の足のフットワー
クを後方から観察したとき、)靴着用者の下肢が靴着用
者の足の重心の移動に従い主として内側に傾斜する所謂
オーバープロネーション(過回内)現象を抑止できずま
た希に生ずる下肢が外側に傾斜する所謂現象を完全に抑
止できないのみならず前記部踏み付け部が硬過ぎて靴底
の屈曲性を損ない、また踵踏み付け部と踵外側補強片が
硬くなると足の踵に及ぼす衝撃を緩和できない等の欠陥
があった。
〈問題を解決する手段〉 本考案は前述の従来に提案された主として運動靴の靴底
の欠陥を克服するために、靴着用者の足底と対応する主
体1と該主体1の少なくとも踵外周を囲む周側体2及び
該周側体2を囲みかつその下端辺4から上方に伸張して
いる上端辺5を有する踵外周壁体3等からなり、前記周
側体2は前記主体1よりも剛性であり前記踵外周壁体3
は前記周側体2より剛性でありかつこれらの主体1と周
側体2及び踵外周壁体3を一体的に結合成形してなる中
間底aを備えたことを特徴とする靴底であり、また前記
中間底aの主体1はEVAの気泡体で形成し同じく前記周
側2は前記EVAの気泡体よりも剛性の高いEVAの気泡体で
形成し前記踵外周壁体3は前記各EVAの気泡体よりも剛
性の高いアイオイマー樹脂、ポリウレタン樹脂若しくは
これらと同効の熱可塑性剛性樹脂の気泡体若しくは非気
泡体でなるものを提供しようとするものである。
の欠陥を克服するために、靴着用者の足底と対応する主
体1と該主体1の少なくとも踵外周を囲む周側体2及び
該周側体2を囲みかつその下端辺4から上方に伸張して
いる上端辺5を有する踵外周壁体3等からなり、前記周
側体2は前記主体1よりも剛性であり前記踵外周壁体3
は前記周側体2より剛性でありかつこれらの主体1と周
側体2及び踵外周壁体3を一体的に結合成形してなる中
間底aを備えたことを特徴とする靴底であり、また前記
中間底aの主体1はEVAの気泡体で形成し同じく前記周
側2は前記EVAの気泡体よりも剛性の高いEVAの気泡体で
形成し前記踵外周壁体3は前記各EVAの気泡体よりも剛
性の高いアイオイマー樹脂、ポリウレタン樹脂若しくは
これらと同効の熱可塑性剛性樹脂の気泡体若しくは非気
泡体でなるものを提供しようとするものである。
〈作用〉 本考案の靴底Aの中間底aはその主体1の少なくとも踵
外側周に該主体1よりも剛性が高くかつ硬度も高い周側
体2の内側周面6で囲まれるようにして結合されている
ので、靴着用者の歩行及びランニング殊にランニングに
おけるフットワーク即ち足の踵での着地から爪先でのキ
ックで浮上するに至る一連の動作において、先ず地面か
らの反撥衝撃を緩和し、前記周側体2の外側周に該周側
体2よりも剛性が高くかつ硬度も踵外周壁体3を結合し
ているので、足の踵を安定かつ強固に保持できるのみな
らず前記周側体2と相俟って靴着用者の下肢の主として
内側に或いは希には外側への傾斜を阻止することができ
る。
外側周に該主体1よりも剛性が高くかつ硬度も高い周側
体2の内側周面6で囲まれるようにして結合されている
ので、靴着用者の歩行及びランニング殊にランニングに
おけるフットワーク即ち足の踵での着地から爪先でのキ
ックで浮上するに至る一連の動作において、先ず地面か
らの反撥衝撃を緩和し、前記周側体2の外側周に該周側
体2よりも剛性が高くかつ硬度も踵外周壁体3を結合し
ているので、足の踵を安定かつ強固に保持できるのみな
らず前記周側体2と相俟って靴着用者の下肢の主として
内側に或いは希には外側への傾斜を阻止することができ
る。
〈実施例〉 本考案の靴底Aは第1図Iで示すように中間底aと外底
bよりなり、該中間底aは前記外底b上に適宜の接着剤
により接着結合されて構成される。
bよりなり、該中間底aは前記外底b上に適宜の接着剤
により接着結合されて構成される。
前記靴底Aの主要部である中間底aは第2図I乃至III
並びに第3図Iで示すように、その大部分を占める主体
1と該主体1の踵外周に位置する周側体2及び該周側体
2の踵外周に位置する踵外周壁体3等により構成されて
いる。前記主体1は既発泡のEVA材料で中間底形に成形
されそのときの硬さは55乃至60度程度(JIS−Cタイプ
の硬度計による)のものであり、その主として踵外周の
周側体2の厚み相当の切欠部7を形成している。次に前
記周側体2は前記主体1と同様に既発泡のEVA材料で踵
形(平面U字形)若しくは棒状(平面I字形)に形成さ
れ、そのときの硬さは70乃至75度程度(JIS−Cタイプ
の硬度計による)のものである。
並びに第3図Iで示すように、その大部分を占める主体
1と該主体1の踵外周に位置する周側体2及び該周側体
2の踵外周に位置する踵外周壁体3等により構成されて
いる。前記主体1は既発泡のEVA材料で中間底形に成形
されそのときの硬さは55乃至60度程度(JIS−Cタイプ
の硬度計による)のものであり、その主として踵外周の
周側体2の厚み相当の切欠部7を形成している。次に前
記周側体2は前記主体1と同様に既発泡のEVA材料で踵
形(平面U字形)若しくは棒状(平面I字形)に形成さ
れ、そのときの硬さは70乃至75度程度(JIS−Cタイプ
の硬度計による)のものである。
また前記踵外周壁体3はそれ自体単一材として成形され
るのではなく以下のように、例えば第4図I、II及びII
I等で示されているごとく、前記踵外周壁体2付の中間
底a状の凹部8を備えた凹型11と前記中間底aの主体1
や周側体2を押圧し前記踵外周壁体3の内面を形成する
凸部9を備えた凸型12からなる成形機10を準備する。そ
こで予め未架橋で未発泡の気泡性の若しくは未架橋で非
気泡性でありかつ架橋後の硬さが90乃至95程度(JIS−
Aタイプの硬度計による)となるアイオノマー樹脂、ポ
リウレタン樹脂若しくはこれらと同効の熱可塑性剛性樹
脂材を準備する、次に予めその主体1の主として踵の外
側周に形成した切欠部7に適宜の接着剤を付着し他方前
記周側体2の内側周面6に同じく適宜の接着剤を付着
し、その後に前記周側体2の内側周面6を前記中間底a
の主体1の切欠部7に結合し、該周側体2付中間底aを
前記成形型10の凹型11の凹部8内に挿入し、その後に前
記凸型12で前記凹型11を閉鎖してこれら成形型10の凹型
11の凸型12によって前記外周壁体3形のキャビテイを形
成し、該キャビテイ内に未架橋で未発泡の気泡性若しく
は未架橋で非気泡性となる所要量の前記熱可塑性合成樹
脂材を注入若しくは射出し加熱加圧し、前記成形型10の
凸型12を取り除き前記凹型11内から所望の主体1の踵部
辺の外周側に周側体2を結合しかつ該周側体2の外周に
外周壁体3を結合して成る中間底aを型出しすることが
できる。前記中間底aの下面側と接地面側に滑り止め突
起を有する外底bの上面側を適宜の接着剤で加圧接着結
合して本考案に係る靴底Aを製造する。前記靴底Aはそ
の上面側即ち前記中間底aの上面側と甲被部の下面側を
適宜の接着剤を介し加圧接着結合し主としてランニング
用に好適な運動靴を提供できる。
るのではなく以下のように、例えば第4図I、II及びII
I等で示されているごとく、前記踵外周壁体2付の中間
底a状の凹部8を備えた凹型11と前記中間底aの主体1
や周側体2を押圧し前記踵外周壁体3の内面を形成する
凸部9を備えた凸型12からなる成形機10を準備する。そ
こで予め未架橋で未発泡の気泡性の若しくは未架橋で非
気泡性でありかつ架橋後の硬さが90乃至95程度(JIS−
Aタイプの硬度計による)となるアイオノマー樹脂、ポ
リウレタン樹脂若しくはこれらと同効の熱可塑性剛性樹
脂材を準備する、次に予めその主体1の主として踵の外
側周に形成した切欠部7に適宜の接着剤を付着し他方前
記周側体2の内側周面6に同じく適宜の接着剤を付着
し、その後に前記周側体2の内側周面6を前記中間底a
の主体1の切欠部7に結合し、該周側体2付中間底aを
前記成形型10の凹型11の凹部8内に挿入し、その後に前
記凸型12で前記凹型11を閉鎖してこれら成形型10の凹型
11の凸型12によって前記外周壁体3形のキャビテイを形
成し、該キャビテイ内に未架橋で未発泡の気泡性若しく
は未架橋で非気泡性となる所要量の前記熱可塑性合成樹
脂材を注入若しくは射出し加熱加圧し、前記成形型10の
凸型12を取り除き前記凹型11内から所望の主体1の踵部
辺の外周側に周側体2を結合しかつ該周側体2の外周に
外周壁体3を結合して成る中間底aを型出しすることが
できる。前記中間底aの下面側と接地面側に滑り止め突
起を有する外底bの上面側を適宜の接着剤で加圧接着結
合して本考案に係る靴底Aを製造する。前記靴底Aはそ
の上面側即ち前記中間底aの上面側と甲被部の下面側を
適宜の接着剤を介し加圧接着結合し主としてランニング
用に好適な運動靴を提供できる。
〈別実施例〉 本考案の靴底Aは前述の実施例即ち第1図Iで示すもの
の他に第1図IIで示すようなものを製造できるものであ
って、靴底Aの主要部である中間底aは第3図IIで示す
ようにその主体1の外側周に設けた切欠部7を靴着用者
の足の第1及び第5中足趾節関節の直下相当部辺より幾
分後方部辺まで延長して形成し、他方側周体2若しくは
外周壁体3の側周体2部分を前記主体1の切欠部7と同
じ長さだけ延長成形し前記主体1の切欠部7に側周体2
または外周壁体3付側周体2の側周体2部分の内側周面
6を嵌合結合すればよい。このとき外周壁体3は土踏ま
ず部辺まで達するものであって、その上端辺4が土踏ま
ず部辺を越えて前方に(前部の踵付部)に向かい漸次低
くなるように形成してもよい。
の他に第1図IIで示すようなものを製造できるものであ
って、靴底Aの主要部である中間底aは第3図IIで示す
ようにその主体1の外側周に設けた切欠部7を靴着用者
の足の第1及び第5中足趾節関節の直下相当部辺より幾
分後方部辺まで延長して形成し、他方側周体2若しくは
外周壁体3の側周体2部分を前記主体1の切欠部7と同
じ長さだけ延長成形し前記主体1の切欠部7に側周体2
または外周壁体3付側周体2の側周体2部分の内側周面
6を嵌合結合すればよい。このとき外周壁体3は土踏ま
ず部辺まで達するものであって、その上端辺4が土踏ま
ず部辺を越えて前方に(前部の踵付部)に向かい漸次低
くなるように形成してもよい。
また本考案の靴底Aの中間底aは、第4図III及びVで
示すように、前記成形型10の凹型11の凹部8内に主とし
て踵部辺外周側に切欠部16を有する中間底形の任意の底
版15を挿入し、次に既発泡の側周体2を前記凹型11の凹
部8内の中間底形の底版15の切欠部16内に嵌合し、これ
ら側周体2等を挿入嵌合した凹型11を前記凸型12で閉鎖
しこれらの成形型10の凹型11と凸型12により形成する踵
の外周壁体3形のキャビテイを形成し該キャビテイ内に
前記架橋後(反応後)90乃至95度(JIS−Aタイプの硬
度計による)程度の硬さとなる未架橋で未発泡の気泡性
の若しくは未架橋の非気泡性のアイオノマー樹脂、ポリ
ウレタン樹脂若しくはこれらと同効の熱可塑性樹脂材を
所要量注入若しくは射出し加熱加圧し、これらの成形型
10の凸型12を取り除き凹型11内から外周壁体3付側周体
3を型出し、該外周壁体3付側周体2の側周体2部分の
内側周面6と前記中間底aの主体1切欠部7とを結合し
てなる中間底が形成される。該中間底aと接地面側に滑
り止め突起を備えた外底bとをそれぞれの接合面に適宜
の接着剤を介し一体的に圧着結合してなる靴底を提供す
ることができる。該靴底Aの中間aの外周壁体3はその
上端辺の主として踵の後端辺に低位段状部17に形成して
も良い。
示すように、前記成形型10の凹型11の凹部8内に主とし
て踵部辺外周側に切欠部16を有する中間底形の任意の底
版15を挿入し、次に既発泡の側周体2を前記凹型11の凹
部8内の中間底形の底版15の切欠部16内に嵌合し、これ
ら側周体2等を挿入嵌合した凹型11を前記凸型12で閉鎖
しこれらの成形型10の凹型11と凸型12により形成する踵
の外周壁体3形のキャビテイを形成し該キャビテイ内に
前記架橋後(反応後)90乃至95度(JIS−Aタイプの硬
度計による)程度の硬さとなる未架橋で未発泡の気泡性
の若しくは未架橋の非気泡性のアイオノマー樹脂、ポリ
ウレタン樹脂若しくはこれらと同効の熱可塑性樹脂材を
所要量注入若しくは射出し加熱加圧し、これらの成形型
10の凸型12を取り除き凹型11内から外周壁体3付側周体
3を型出し、該外周壁体3付側周体2の側周体2部分の
内側周面6と前記中間底aの主体1切欠部7とを結合し
てなる中間底が形成される。該中間底aと接地面側に滑
り止め突起を備えた外底bとをそれぞれの接合面に適宜
の接着剤を介し一体的に圧着結合してなる靴底を提供す
ることができる。該靴底Aの中間aの外周壁体3はその
上端辺の主として踵の後端辺に低位段状部17に形成して
も良い。
前記第4図I乃至IVで示す成形型10の凹型11と凸型12は
片足分の中間底a等の製造用のものを示すに過ぎない
が、これに限らず一対若しくは複数対の中間底a等を製
造できる成形型の凹型と凸型等を使用してもよい。
片足分の中間底a等の製造用のものを示すに過ぎない
が、これに限らず一対若しくは複数対の中間底a等を製
造できる成形型の凹型と凸型等を使用してもよい。
〈本考案の効果〉 本考案の靴底Aを備えた主としてランニング用に好適な
運動靴を着用した靴着用者が歩行或いはランニング殊に
ランニングしたとき、地面からの反撥衝撃力を比較的柔
軟でかつ硬度も低い中間底aの主体1によって緩和して
足の踵に障害をもたらさない、同じく殊にランニングの
フットワークのとき、前記主体1よりも剛性が高くかつ
硬度も高い(70乃至75度程)側周体2によって靴着用者
の下肢の主として内側へ傾斜若しくはまれには外側へ傾
斜を抑止して靴着用者の下肢の膝痛、膝蓋靱帯炎等、ア
キレス腱炎やシンスプリント等、足底筋膜炎や後脛骨炎
等の発生並びに足首の捻挫等を未然に防止できる。同じ
く該側周体2よりも剛性が高くかつ硬度も高い(90乃至
95度程度)外周壁体3によって前記側周体2の効果を助
長できるのみならず靴着用者の足の踵をしっかり保持し
て疲労をもたらすことがない。また本考案の靴底Aの中
間底aの外周壁体3はその上端辺5においてその踵後端
辺に低位段状部17を設けたり土踏まず部辺または該土踏
まず部辺の前方(前部の踏付部辺)に向かい漸次低くな
り消失せしめているので、靴着用者の歩行やランニング
等フットワークに従って靴底Aがその主として前後方向
に屈曲することを妨げる虞がない等、ランニング用に好
適な靴底を提供できた。
運動靴を着用した靴着用者が歩行或いはランニング殊に
ランニングしたとき、地面からの反撥衝撃力を比較的柔
軟でかつ硬度も低い中間底aの主体1によって緩和して
足の踵に障害をもたらさない、同じく殊にランニングの
フットワークのとき、前記主体1よりも剛性が高くかつ
硬度も高い(70乃至75度程)側周体2によって靴着用者
の下肢の主として内側へ傾斜若しくはまれには外側へ傾
斜を抑止して靴着用者の下肢の膝痛、膝蓋靱帯炎等、ア
キレス腱炎やシンスプリント等、足底筋膜炎や後脛骨炎
等の発生並びに足首の捻挫等を未然に防止できる。同じ
く該側周体2よりも剛性が高くかつ硬度も高い(90乃至
95度程度)外周壁体3によって前記側周体2の効果を助
長できるのみならず靴着用者の足の踵をしっかり保持し
て疲労をもたらすことがない。また本考案の靴底Aの中
間底aの外周壁体3はその上端辺5においてその踵後端
辺に低位段状部17を設けたり土踏まず部辺または該土踏
まず部辺の前方(前部の踏付部辺)に向かい漸次低くな
り消失せしめているので、靴着用者の歩行やランニング
等フットワークに従って靴底Aがその主として前後方向
に屈曲することを妨げる虞がない等、ランニング用に好
適な靴底を提供できた。
第1図I及びIIは本考案の靴底の全体の斜面略図の例示
である。第2図I乃至IIIは本考案の主要部である中間
底の各要素部分の斜面略図の例示であって、Iはその主
体を示し、IIはその周側体を示し、IIIはその踵の外周
壁体を示すものである。第3図I及びIIは本考案の主要
部である中間底の全体の斜面図の例示である。第4図I
乃至IVは踵の外周壁体付周側体を備えた中間底若しくは
踵の外周壁体付周側体を、成形する成形型及びその製造
方法を示す略図の例示であって、Iは前記成形型の凸型
及び凹型の断面図であり、II及びIIIは前記凸型と凹型
等で形成する踵外周壁体形のキャビテイを示す成形型の
断面図であり、IV及びVは前記踵の外壁体部分の成形状
態を示す成形型の断面図である。 〈図面の符号〉 A……靴底、a……中間底、b……外底、1……主体、
2……周側体、3……外周壁体、4……下端辺、5……
上端辺、6……内側周面、7……切欠部、8……凹部、
9……凸部、10……成形型、11……凹型、12……凸型、
である。第2図I乃至IIIは本考案の主要部である中間
底の各要素部分の斜面略図の例示であって、Iはその主
体を示し、IIはその周側体を示し、IIIはその踵の外周
壁体を示すものである。第3図I及びIIは本考案の主要
部である中間底の全体の斜面図の例示である。第4図I
乃至IVは踵の外周壁体付周側体を備えた中間底若しくは
踵の外周壁体付周側体を、成形する成形型及びその製造
方法を示す略図の例示であって、Iは前記成形型の凸型
及び凹型の断面図であり、II及びIIIは前記凸型と凹型
等で形成する踵外周壁体形のキャビテイを示す成形型の
断面図であり、IV及びVは前記踵の外壁体部分の成形状
態を示す成形型の断面図である。 〈図面の符号〉 A……靴底、a……中間底、b……外底、1……主体、
2……周側体、3……外周壁体、4……下端辺、5……
上端辺、6……内側周面、7……切欠部、8……凹部、
9……凸部、10……成形型、11……凹型、12……凸型、
Claims (3)
- 【請求項1】足底と対応する主体1と該主体1の踵の周
側部辺を囲む周側体2及び該周側体2の外周を囲みかつ
その下端辺4から上方に伸張している上端辺5を有する
外周壁体3等からなり、前記周側体2は前記主体1より
も剛性が高く、前記外周壁体3は前記周側体2よりも剛
性が高く、かつこれら主体1と周側体2及び外周壁体3
を一体的に結合成形してなる中間底aを備えたことを特
徴とする靴底。 - 【請求項2】前記中間底aの周側体2は前記主体1の踵
の側周辺から土踏まず部の側周部辺を囲み、前記外周壁
体3は前記周側体2の外周を囲みかつその下端辺4とそ
れから上方に伸張している上端辺5からなることを特徴
とする、実用新案登録請求の範囲第1項に記載の靴底。 - 【請求項3】前記主体1はEVAの気泡体でなり、同じく
前記周側体2は前記EVAの気泡体よりも剛性が高いEVAの
気泡体でなり、前記踵外周壁体3は各EVAの気泡体より
も剛性の高いアイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂若し
くはこれらと同効の熱可塑性合成樹脂の気泡体若しくは
非気泡体でなることを特徴とする実用新案登録請求の範
囲第1項記載の靴底。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1990023547U JPH0716321Y2 (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | 靴 底 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1990023547U JPH0716321Y2 (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | 靴 底 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03113603U JPH03113603U (ja) | 1991-11-20 |
JPH0716321Y2 true JPH0716321Y2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=31526530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990023547U Expired - Lifetime JPH0716321Y2 (ja) | 1990-03-07 | 1990-03-07 | 靴 底 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0716321Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Families Citing this family (2)
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JPS60180506U (ja) * | 1984-05-11 | 1985-11-30 | 株式会社アシックス | 運動靴用ミツドソ−ル |
-
1990
- 1990-03-07 JP JP1990023547U patent/JPH0716321Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102628685B1 (ko) * | 2022-10-18 | 2024-01-25 | 김철휘 | 신발 깔창 |
WO2024085569A1 (ko) * | 2022-10-18 | 2024-04-25 | 김철휘 | 신발 깔창 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH03113603U (ja) | 1991-11-20 |
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