JP5465262B2 - 履物用緊締構造 - Google Patents
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Description
本発明は、履物用緊締構造に関し、詳細には、歩行時に重要な足骨を確実にサポートできかつ歩行時のストレスを軽減できるとともに構造の簡単な緊締構造に関する。
履物の緊締構造として、これまで種々のものが提案されている。例えば実開平1−179502号公報の第1図および第4図には、鼻緒部分から左右非対称に逆V字状に延びる内甲側および外甲側ベルト部材と、足甲上部の周りに巻回されたバンドとを備えたものが記載されている。また、特開2003−33204号公報の図1、図2には、第1趾の周りに巻き付けられる第1趾調整ベルトと、第1趾の先端を除く部分を包み込むとともに、足甲部に沿って幅方向に配設された調整ベルトとを備えたものが記載されている。
一般に、歩行時には、第1趾が体重の大部分を支えるため、第1趾が怪我をすると、歩行時のバランスがくずれて非常に歩きづらくなる。その一方、第1趾以外の足指が怪我をしても、第1趾の場合ほど歩行動作がくずれることはなく、歩行に与える影響も少ない。このため、歩行時には、足指の中でも第1趾の機能が最も重要であるといえる。したがって、第1趾をいかにサポートするかという点は、履物の緊締構造を構築する際に非常に重要なテーマになってくる。とくに、第1趾の中足骨(第1中足骨)のサポートは、歩行時のプロネーションを防止する観点からも重要である。
ところが、上記実開平1−179502号公報に示すものでは、内甲側ベルト部材が第1趾の周りに巻回されているが、この場合、内甲側ベルト部材は、第1趾の基節骨(第1基節骨)を保持しているだけであり、第1中足骨は何らサポートされておらず、歩行時のプロネーションを防止するには不十分である。
また、上記特開2003−33204号公報に示すものでは、第1趾調整ベルトが第1趾の周りに巻回されるとともに、調整ベルトが第1基節骨から第1中足骨を包み込みように配設されており、歩行時のプロネーションを防止することは可能であるかもしれないが、第1中足骨を包み込むように被っているため、第1中足骨に沿った血管(動脈)を過度に圧迫する恐れがあり、その場合には、歩行時のストレスが大きくなる。
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもので、本発明が解決しようとする課題は、歩行時に重要な足骨を確実にサポートできかつ歩行時のストレスを軽減できるとともに、構造を簡略化できる履物用緊締構造を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、履物用緊締構造において、着用者の第1趾および第2趾の間に配置される鼻緒を一端に有し、第1中足骨に沿って後方に延びかつ舟状骨の側部の位置で折り返されて足首の前面に沿って外甲側まで延設されるとともに、外甲側に係止される係止端を他端に有する第1の緊締部材を設けている(請求項1参照)。
本発明によれば、第1の緊締部材が、第1中足骨の骨頭部から骨底部を越えて舟状骨の側部の位置まで前後方向に延びており、第1中足骨および舟状骨内側面をサポートしているため、歩行時に重要な足骨を確実にサポートでき、歩行時のプロネーションを防止できる。しかも、この場合には、第1の緊締部材が、第1中足骨の骨頭部から骨底部の外甲側部分にかけて配設されるので、第1中足骨の上面に沿った血管(動脈)を圧迫することはなく、歩行時のストレスを軽減できる。さらに、この場合には、鼻緒から第1中足骨に沿って後方に延びかつ舟状骨の側部の位置で折り返されて外甲側に配設されることで平面視逆L字状に配設される一本の第1の緊締部材により緊締構造が構成されるので、構造を簡略化できる。
また、本発明においては、舟状骨の側部の位置に、第1の緊締部材が挿通して係合する係合部が設けられている(請求項2参照)。
本発明では、係合部がリング状部材から構成されている(請求項3参照)。この場合には、第1の緊締部材による力の伝達がスムーズになって、第1の緊締部材の調整が容易になる。
本発明では、係合部が当該履物の底部に連結されている(請求項4参照)。
本発明では、係合部が、足首の後側の外周面に沿って巻回された巻回部材の内甲側端部に連結されている(請求項5参照)。
本発明では、第1の緊締部材の他端の係止端が係脱自在に係止される係止部が外甲側に設けられている(請求項6参照)。
本発明では、係止部が面ファスナーから構成されている(請求項7参照)。この場合には、着脱が容易になり、また軽量化を促進できる。
本発明では、係止部が当該履物の底部に連結されている(請求項8参照)。
本発明では、係止部が、足首の後側の外周面に沿って巻回された巻回部材の外甲側端部に連結されている(請求項9参照)。
本発明では、着用者の踵部を支持する踵支持部材が当該履物の底部に固定して設けられており、第1の緊締部材は、踵支持部材の内甲側部分を介して折り返されるとともに、その係止端が踵支持部材の外甲側部分に係止されている(請求項10参照)。
本発明では、第1の緊締部材が、一端から他端まで直線状に延びるベルト状部材から構成されており、第1中足骨を跨ぐように第1中足骨に対して斜めに配設されている(請求項11参照)。
本発明では、第1の緊締部材の一端とオーバラップしつつ幅方向に配設された第2の緊締部材をさらに備えている(請求項12参照)。この場合には、足の横ぶれを防止でき、足と履物とのずれを防止できる。
本発明では、第2の緊締部材は、一端が当該履物の内甲側の底部に連結されかつ外甲側に向かって延びる内甲側部材と、一端が当該履物の外甲側の底部に連結されかつ内甲側に向かって延びるとともに、他端が内甲側部材の他端とオーバラップする外甲側部材とを有しており、内甲側部材の他端が外甲部材の他端に係脱自在に係止している(請求項13参照)。
以上のように、本発明に係る履物用緊締構造によれば、第1の緊締部材を第1中足骨の骨頭部から骨底部を越えて舟状骨の側部の位置まで前後方向に延設するようにしたので、第1中足骨および舟状骨をサポートでき、歩行時のプロネーションを防止できる。しかも、この場合には、第1の緊締部材が第1中足骨の骨頭部から骨底部の外甲側部分にかけて配設されるので、第1中足骨に沿った血管(動脈)を圧迫することはなく、歩行時のストレスを軽減できる。さらに、この場合には、鼻緒から第1中足骨に沿って後方に延設されかつ舟状骨の側部の位置で折り返されて外甲側に配設されることで平面視逆L字状に配設される一本の第1の緊締部材により緊締構造が構成されるので、構造を簡略化できる。
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
〔第1の実施例〕
図1ないし図5は、本発明の第1の実施例による緊締構造を示している。ここでは、当該緊締構造が適用される履物としてサンダルを例にとる。なお、各図には、説明の便宜上、左足側のサンダルに着用者の左足の骨格図を重ね合わせたものが示されている。
〔第1の実施例〕
図1ないし図5は、本発明の第1の実施例による緊締構造を示している。ここでは、当該緊締構造が適用される履物としてサンダルを例にとる。なお、各図には、説明の便宜上、左足側のサンダルに着用者の左足の骨格図を重ね合わせたものが示されている。
図1ないし図3に示すように、サンダルSは、着用者の足の第1趾中足骨MB1に沿って前後方向に配設されるとともに足首の内甲側部分で折り返されかつ足首の前面に沿って外甲側まで延設されることで平面視逆L字状(またはV字状)に配設された第1の緊締部材1と、第1の緊締部材1の前端側部分にオーバラップしつつ幅方向に配設された第2の緊締部材2と、踵部をサポートするヒールサポート部材(踵支持部材)3とを備えている。
サンダルSのソールは、足の踵部からつま先部にかけて足の全長にわたって配設され、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)やラバー等の軟質弾性部材からなるミッドソール4と、その下面に固着され、耐摩耗性を有する硬質弾性部材からなるアウトソール5とを有している。また、ミッドソール4の上面において、つま先部には段差部40が形成されており、つま先部がその後方側の踏付け部よりも若干低くなっている。これは、サンダル着用時に足指が自然と下がりやすくするためである。ミッドソール4の上面には、足の全長にわたって延設された中敷6が装着されており、中敷6は、ミッドソール4上面の段差部40に沿って配設されている。
第1の緊締部材1は、図4に示すように、直線状に延びる帯状のベルト状部材から構成されており、一端側(前端側)に配置されたベルト前端部10と、他端側(後端側)に配置されたベルト後端部11と、これらの間に配置された折曲部12とを有している。第1の緊締部材1の締結時には、折曲部12で折り返されることになるため、図4では、ベルト前端部10の表面が現わされるとともに、ベルト後端部11の裏面が現わされている。
ベルト前端部10およびベルト後端部11は、例えば天然皮革、人工皮革、合成皮革、ビニルレザークロス、ナイロン等の合成樹脂などから構成されている。ベルト前端部10およびベルト後端部11の各表面には、これらの材料がそのまま現われている。ベルト前端部10の裏面は、着用者の足が直接当接する部位であり、軟らかめの人工皮革が取り付けられている。ベルト後端部11の裏面の先端側には、面ファスナー(係止部)11aが縫い付けられている。ベルト後端部11の裏面の中央寄りの位置は、着用者の足甲部分が直接当接する部位であり、軟らかめの人工皮革が取り付けられている。折曲部12は、柔軟性および可撓性を要求されるため、例えば布帛製である。
ベルト前端部10の先端には、鼻緒14が取り付けられている。鼻緒14は、サンダル1において足の第1趾および第2趾の間の位置に固着されている。ベルト後端部11の先端には、着用者が把持するためのつまみとしてのストラップ15が取り付けられている。
第2の緊締部材2は、図5に示すように、一端がサンダルSの内甲側の底部に固着されるとともに幅方向に延びる内甲側部材20と、一端がサンダルSの外甲側の底部に固着されるとともに幅方向に延びる外甲側部材21とを有しており、内甲側部材20および外甲側部材21は、それぞれの他端がサンダルSの幅方向中央部分で互いにオーバラップし得る長さを有している。内甲側部材20の裏面の先端部には、面ファスナー20aが縫い付けられており、外甲側部材21の表面の先端部には、内甲側部材20の面ファスナー20aと係脱自在に係合し得る面ファスナー21aが縫い付けられている。なお、この第2の緊締部材2は、必須の部材ではなく、省略することも可能である。
ヒールサポート部材3は、図1ないし図3に示すように、足の踵骨CAの周りを被うヒールサポート本体3Aと、ヒールサポート本体3Aから内甲側および外甲側にそれぞれ延設された内甲側および外甲側延設部3B、3Cとを有しており、平面視U字状に配設されている。ヒールサポート本体3Aの下部は、サンダルSのソールに固着されている。
内甲側延設部3Bの先端部は、舟状骨NAの側部の位置まで延びており、当該先端部には、第1の緊締部材1の折曲部12が挿通して係合するリング状部材(係合部)30が取り付けられている。リング状部材30は、図2に示されているように、その上端が下端よりも後方側(同図左側)に配置されており、全体が斜めに傾斜して取り付けられている。リング状部材30が、中敷6の上面に対してなす角度は、鋭角側で例えば約60度になっている。
外甲側延設部3Cには、第1の緊締部材1のベルト後端部11の面ファスナー(係止部)11aが係脱自在に係合し得る面ファスナー(図示せず)が縫い付けられている。
上述のように構成された緊締構造を有するサンダルSを履く際には、第1の緊締部材1のベルト後端部11をヒールサポート部材3の外甲側延設部3Cから取り外し、この状態から、足をサンダルS内に入れる。このとき、第2の緊締部材2を開放した状態(図5参照)にしておいた方が足入れをスムーズに行える。その後、第1の緊締部材1のベルト後端部11を引っ張りながら、ベルト後端部11の面ファスナー11aをヒールサポート部材3の外甲側延設部3Cの面ファスナーに係合させる。そして、第2の緊締部材2を足指の周りに巻き付けて、内甲側部材20の面ファスナー20aを外甲側部材21の面ファスナー21aに係合させる。
この場合には、先端に鼻緒14を有する第1の緊締部材1が、ヒールサポート部材3のリング状部材30を介して、舟状骨NAの側部の位置で折り返されることにより、第1の緊締部材1は、第1中足骨MB1を越える長さでかつ第1中足骨MB1を跨ぐように第1中足骨MB1に対して斜めに(対角線上に)配設されている(図1、図2、図5参照)。すなわち、第1の緊締部材1は、ベルト前端部10の前端側において第1中足骨MB1の骨頭部の上面を被うとともに、ベルト前端部10の後端側において第1中足骨MB1の骨底部および舟状骨NAの内甲側側面を被っており、後方側に向かうにしたがい、徐々に内甲側に捩じれつつ配設されている。
これにより、歩行時に重要な足骨である第1中足骨MB1および舟状骨NAを確実にサポートでき、歩行時のプロネーションを防止できる。しかも、この場合には、第1の緊締部材1が、第1中足骨MB1の骨頭部から骨底部の外甲側部分にかけて配設されるので、第1中足骨MB1に沿った血管(動脈)を圧迫することはなく、血流を妨げないので、歩行時のストレスを軽減できる。
さらに、この場合には、舟状骨NAの側部の位置で折り返された第1の緊締部材1のベルト後端部11がヒールサポート部材3の外甲側延設部3Cに係止されることにより、舟状骨NAを外甲側に押圧して、舟状骨NAをその周辺の楔状骨CNおよび立方骨CUとともに横方向にロックすることができ、これにより、足骨格構造の強度をアップして足関節の緩みを防止でき、足根骨(距骨TA、踵骨CA、舟状骨NA、楔状骨CNおよび立方骨CU)の安定感を向上できる。その結果、歩行時において、足の疲れに起因したアーチの落込みにより、舟状骨NAが過度に落ち込むのを防止できる。
また、この場合には、鼻緒14から第1中足骨MB1に沿って後方に延びかつ舟状骨NAの側部の位置で折り返されて外甲側に配設されることで平面視逆L字状に配設される1本の緊締部材1により緊締構造が構成されるので、構造を簡略化でき、全体の重量を低減できるばかりでなく、緊締の調整が容易になり、ワンタッチで着脱が容易になるとともに、足の要所を最少の部材でサポートでき、フィット性を向上できる。なお、第2の緊締部材2の内甲側部材20および外甲側部材21を締結することにより、足の踏付部のホールド性を向上できるとともに、各足指の一部を被うことで各足指を保護することができる。また、ヒールサポート部材3が踵部を覆いつつホールドするので、踵部を保護できるとともに、サンダルSと足との一定感を向上できる。
〔第2の実施例〕
図6ないし図8は、本発明の第2の実施例による緊締構造を示している。これらの図において、前記第1の実施例と同一符号は同一または相当部分を示している。
図6ないし図8は、本発明の第2の実施例による緊締構造を示している。これらの図において、前記第1の実施例と同一符号は同一または相当部分を示している。
前記第1の実施例においては、第2の緊締部材2が必須の部材ではなく、省略可能であると説明したが、この第2の実施例はこの点を明確にしたものである。すなわち、前記第1の実施例の図1ないし図3中から第2の緊締部材2を取り除いたものが、それぞれ図6ないし図8に対応している。その他の点は、前記第1の実施例と同様であり、前記第1の実施例と同様の作用効果を奏する。
〔第3の実施例〕
図9および図10は、本発明の第3の実施例による緊締構造を示している。これらの図において、前記第1、第2の実施例と同一符号は同一または相当部分を示している。
図9および図10は、本発明の第3の実施例による緊締構造を示している。これらの図において、前記第1、第2の実施例と同一符号は同一または相当部分を示している。
前記第1、第2の実施例では、踵骨CAの周りを被うヒールサポート本体3A、内甲側および外甲側延設部3B、3Cからなる平面視U字状のヒールサポート部材3が設けられた例を示したが、この第3の実施例では、ヒールサポート部材3のかわりに、左右一対の内甲側係止部材35および外甲側係止部材36が設けられている。
内甲側係止部材35および外甲側係止部材36の各下部は、サンダルSのソールに固着されている。内甲側係止部材35の上部には、リング状部材30が取り付けられている。外甲側係止部材36の上部には、第1の緊締部材1のベルト後端部11の面ファスナー11aが係脱自在に係合し得る面ファスナー(図示せず)が縫い付けられている。
この場合には、足の踵後端部が被われない点を除けば、前記第1の実施例と同様であり、前記第1の実施例と同様の作用効果を奏する。
〔第4の実施例〕
図11および図12は、本発明の第4の実施例による緊締構造を示している。これらの図において、前記第1ないし第3の実施例と同一符号は同一または相当部分を示している。
図11および図12は、本発明の第4の実施例による緊締構造を示している。これらの図において、前記第1ないし第3の実施例と同一符号は同一または相当部分を示している。
この第4の実施例では、前記第1、第2の実施例におけるヒールサポート部材3、前記第3の実施例における内甲側および外甲側係止部材35、36のかわりに、踵部の周りに巻回された巻回部材38が設けられている。
巻回部材38は、帯状のベルト状部材であって、踵骨CAの周りに巻回されており、平面視U字状に配設されている。巻回部材38は、サンダルSのソールには固着されておらず、ソールから浮いた状態におかれている。巻回部材38の内甲側端部には、リング状部材30が取り付けられている。巻回部材38の外甲側端部には、第1の緊締部材1のベルト後端部11の面ファスナー11aが係脱自在に係合し得る面ファスナー(図示せず)が縫い付けられている。
この場合には、巻回部材38の下部がサンダルSのソールに固着されていない点を除けば、前記第1の実施例と同様であり、前記第1の実施例と同様の作用効果を奏する。
前記各実施例では、本発明による緊締構造が適用される履物の例としてサンダルを例にとって説明したが、本発明は、サンダル以外の履物(例えば靴)にも適用可能である。
以上のように、本発明は、歩行時に重要な足骨を確実にサポートして、歩行時のストレスを軽減するための履物用緊締構造に有用である。
1: 第1の緊締部材
11a: 面ファスナー(係止部)
14: 鼻緒
2: 第2の緊締部材
20: 内甲側部材
21: 外甲側部材
3: ヒールサポート部材(踵支持部材)
30: リング状部材(係合部)
35: 内甲側係止部材
36: 外甲側係止部材
38: 巻回部材
S: サンダル
MB1: 第1中足骨
NA: 舟状骨
11a: 面ファスナー(係止部)
14: 鼻緒
2: 第2の緊締部材
20: 内甲側部材
21: 外甲側部材
3: ヒールサポート部材(踵支持部材)
30: リング状部材(係合部)
35: 内甲側係止部材
36: 外甲側係止部材
38: 巻回部材
S: サンダル
MB1: 第1中足骨
NA: 舟状骨
Claims (13)
- 履物用緊締構造において、
着用者の第1趾および第2趾の間に配置される鼻緒を一端に有し、第1中足骨に沿って後方に延びかつ舟状骨の側部の位置で折り返されて足首の前面に沿って外甲側まで延設されるとともに、外甲側に係止される係止端を他端に有する第1の緊締部材を備えている、
ことを特徴とする履物用緊締構造。 - 請求項1において、
舟状骨の側部の位置には、前記第1の緊締部材が挿通して係合する係合部が設けられている、
ことを特徴とする履物用緊締構造。 - 請求項2において、
前記係合部がリング状部材から構成されている、
ことを特徴とする履物用緊締構造。 - 請求項2において、
前記係合部が当該履物の底部に連結されている、
ことを特徴とする履物用緊締構造。 - 請求項2において、
前記係合部が、足首の後側の外周面に沿って巻回された巻回部材の内甲側端部に連結されている、
ことを特徴とする履物用緊締構造。 - 請求項1において、
外甲側には、前記第1の緊締部材の他端の係止端が係脱自在に係止される係止部が設けられている、
ことを特徴とする履物用緊締構造。 - 請求項6において、
前記係止部が面ファスナーから構成されている、
ことを特徴とする履物用緊締構造。 - 請求項6において、
前記係止部が当該履物の底部に連結されている、
ことを特徴とする履物用緊締構造。 - 請求項6において、
前記係止部が、足首の後側の外周面に沿って巻回された巻回部材の外甲側端部に連結されている、
ことを特徴とする履物用緊締構造。 - 請求項1において、
着用者の踵部を支持する踵支持部材が当該履物の底部に固定して設けられており、前記第1の緊締部材は、前記踵支持部材の内甲側部分を介して折り返されるとともに、その係止端が前記踵支持部材の外甲側部分に係止されている、
ことを特徴とする履物用緊締構造。 - 請求項1において、
前記第1の緊締部材が、前記一端から前記他端まで直線状に延びるベルト状部材から構成されており、第1中足骨を跨ぐように第1中足骨に対して斜めに配設されている、
ことを特徴とする履物用緊締構造。 - 請求項1において、
前記第1の緊締部材の前記一端とオーバラップしつつ幅方向に配設された第2の緊締部材をさらに備えた、
ことを特徴とする履物用緊締構造。 - 請求項12において、
前記第2の緊締部材は、一端が当該履物の内甲側の底部に連結されかつ外甲側に向かって延びる内甲側部材と、一端が当該履物の外甲側の底部に連結されかつ内甲側に向かって延びるとともに、他端が前記内甲側部材の他端とオーバラップする外甲側部材とを有しており、前記内甲側部材の前記他端が前記外甲部材の前記他端に係脱自在に係止している、
ことを特徴とする履物用緊締構造。
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