JP3080120U - 履 物 - Google Patents

履 物

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JP3080120U
JP3080120U JP2001001175U JP2001001175U JP3080120U JP 3080120 U JP3080120 U JP 3080120U JP 2001001175 U JP2001001175 U JP 2001001175U JP 2001001175 U JP2001001175 U JP 2001001175U JP 3080120 U JP3080120 U JP 3080120U
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浩司 山崎
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京阪通商株式会社
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】足の内側部および外側部を有効に保護および固
定することができるとともに、陸上および水中において
装着可能であり、かつ、嵩張らず携帯に便利な履物を提
供する。 【解決手段】この履物(水陸両用サンダル)は、伸縮自
在な材料からなるとともに、足挿入開口部7を有する上
部1と、上部1と接合されるとともに、湾曲可能な柔軟
性を有する材料からなる底部4と、足の内側部と外側部
とに設けられ、足の内側部と外側部とを固定するととも
に、内側に折りたたみ可能な一対の側部固定部5および
6と、側部固定部5および6に連結され、足の甲部を固
定するとともに、面ファスナ8aおよび8bを有する前
部固定ベルト8と、側部固定部5および6に連結され、
足の踵部後面を固定するとともに、面ファスナ9aおよ
び9bを有する後部固定ベルト9とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、履物に関し、より特定的には、水中と陸地との両方で使用可能な 履物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、海水浴場では、海辺で歩行する際にビーチサンダルを履くのが通常であ る。図12は、従来のビーチサンダルを示した斜視図である。図12を参照して 、従来のビーチサンダルでは、本体部200に鼻緒201が取り付けられている 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この従来のビーチサンダルでは、踵と本体部200の表面とが密着していない ため、海辺を歩行する際や水中で脱げやすいという不都合があった。このため、 たとえば、岩場や珊瑚礁などで、怪我をしやすいという問題点があった。また、 従来のビーチサンダルでは、足を鼻緒201のみを用いて装着するので、装着時 に足の両側面が露出されている。それによって、足の両側面がビーチサンダルに 安定的に固定されないという不都合があった。このため、従来のビーチサンダル を装着して歩行する際に、足がよじれやすい(ねじれやすい)という問題点があ った。
【0004】 また、本体部200は、発泡量の多い樹脂材料を用いて形成されているため、 従来のビーチサンダルには、水中において大きな浮力がかかる。そのため、従来 のビーチサンダルを装着したまま泳ぐことは困難であった。さらに、従来のビー チサンダルは、嵩張るため携帯に不便であるという問題点もあった。
【0005】 この考案は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、 この考案の1つの目的は、足の内側部および外側部を有効に保護および固定す ることが可能であるとともに、陸上および水中において装着可能で、かつ、嵩張 らず形態に便利な履物を提供することである。
【0006】 この考案のもう1つの目的は、上記の履物において、異なる足のサイズにも対 応可能にすることである。
【0007】 この考案のさらにもう1つの目的は、上記の履物において、歩行時に足のよじ れ(ねじれ)を防止することである。
【0008】 この考案の他の目的は、上記の履物において、水中における足の動きを阻害し ないようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1における履物は、伸縮自在な材料からなる とともに、足挿入開口部を有する上部と、上部と接合されるとともに、湾曲可能 な柔軟性を有する材料からなる底部と、足の内側部と外側部とに設けられ、足の 内側部と外側部とを固定するとともに、内側に折りたたみ可能な一対の側部固定 部と、側部固定部に連結され、足の甲部を固定するとともに、面ファスナを有す る前部固定ベルトと、側部固定部に連結され、足の踵部後面を固定するとともに 、面ファスナを有する後部固定ベルトとを備えている。なお、本考案の履物は、 海浜用のサンダルのみならず、海浜用以外のサンダル、スリッパおよび通常の靴 なども含む広い概念である。
【0010】 請求項1では、上記のように、湾曲可能な柔軟性を有する材料からなる底部を 設けることによって、足裏に密着する底部が、足裏の動きにあわせて容易に湾曲 する。その結果、履物を装着したまま泳ぐ際に、履物が足裏の動きに追従しやす いので、足裏に密着する底部が、泳ぐ際に足裏のフィンと同様の機能を果たす。 その結果、履物を装着したまま容易に泳ぐことができる。
【0011】 また、足の内側部と外側部とに、足の内側部と外側部とを固定する一対の側部 固定部を設けることによって、使用時に足の両側部を側部固定部によって安定的 に固定することができる。それにより、歩行時の足のよじれ(ねじれ)を有効に 防止することができるとともに、足の内側部および外側部を外部から保護するこ とができる。また、一対の側部固定部を内側に折りたたみ可能に形成することに よって、不使用時には側部固定部を内側に折りたたむことができる。その結果、 嵩張らず携帯に便利である。
【0012】 また、甲部を固定する前部固定ベルトと、踵部後面を固定する後部固定ベルト とを設けることによって、前部固定ベルトおよび後部固定ベルトによって履物を 足に安定的に固定することができる。それにより、水中においても履物が脱げに くくなり、その結果、装着したまま十分に泳ぐことが可能となる。また、前部固 定ベルトおよび後部固定ベルトに面ファスナを設けることによって、前部固定ベ ルトおよび後部固定ベルトの締め付け具合を調整することができる。また、後部 固定ベルトに面ファスナを設けることによって、異なる足のサイズに対応して履 物を装着することができる。
【0013】 請求項2における履物は、請求項1の構成において、一対の側部固定部は、使 用時には足の内側部と外側部とに沿って、底部に対して起立した状態になるとと もに、不使用時には内側に折りたたみ可能である。請求項2では、このように、 一対の側部固定部を、使用時には足の内側部と外側部とに沿って、底部に対して 起立した状態になるように形成することによって、その一対の側部固定部によっ て、使用時に足の内側部と外側部とを安定的に固定することができる。それによ り、歩行時の足のよじれ(ねじれ)を有効に防止することができるとともに、足 の内側部および外側部を外部から保護することができる。また、側部固定部を不 使用時には内側に折りたたみ可能に形成することによって、不使用時に側部固定 部を内側に折りたたむことができる。その結果、嵩張らず携帯に便利である。
【0014】 請求項3における履物は、請求項1または2の構成において、一対の側部固定 部は、底部と一体的に形成されている。請求項3では、このように、一対の側部 固定部を底部と一体的に形成することによって、側部固定部を設けたとしても、 部品点数が増加することがない。
【0015】 請求項4における履物は、請求項1〜3のいずれかの構成において、底部の上 面上には、クッション材が設けられている。請求項4では、このように、底部上 面上にクッション材を設けることによって、長時間履物を装着して歩く場合にも 、足裏が痛くなるのを防止することができる。また、プールなどで、履物を装着 して長時間の水中トレーニングなどを行う際にも、足裏が痛くなるのを防止する ことができる。
【0016】 請求項5における履物は、請求項1〜4のいずれかの構成において、前部固定 ベルトおよび前記後部固定ベルトは、伸縮性を有しない材料により形成されてい る。請求項5では、このように、前部固定ベルトおよび後部固定ベルトを伸縮性 を有しない材料により形成することによって、足の甲部および踵部をより安定的 に固定することができる。それにより、水中においても履物がより脱げにくくな り、その結果、装着したまま十分に泳ぐことが可能となる。
【0017】 請求項6における履物は、請求項1〜5の構成において、上部は、上部の少な くとも爪先部および甲部に形成された複数の穴を含む。請求項6では、このよう に、履物の上部を、上部の少なくとも爪先部および甲部に複数の穴を含むように 形成することによって、水中において履物を装着する際に、複数の穴が水抜き穴 の役割を果たす。それにより、水中に入ったときに、履物の爪先部および甲部に 水が溜まることがない。その結果、履物を装着したまま水中に入っても、履物中 に溜まった水によって、足の動きが阻害されることがない。また、陸上において 履物を装着する際には、複数の穴が通気穴の役割を果たす。その結果、長時間装 着しても足が蒸れることがない。
【0018】 請求項7における履物は、伸縮自在な材料からなるとともに、足挿入開口部を 有する上部と、上部と接合され、湾曲可能な柔軟性を有する材料からなる底部と 、足の内側部と外側部とに設けられ、内側に折りたたみ可能な一対の側部固定部 と、甲部を支持する前部固定ベルトと、踵部後面を支持する後部固定ベルトとを 備えている。
【0019】 請求項7では、上記のように、湾曲可能な柔軟性を有する材料からなる底部を 設けることによって、足裏に密着する底部が、足裏の動きにあわせて容易に湾曲 する。その結果、履物を装着したまま泳ぐ際に、履物が足裏の動きに追従しやす いので、足裏に密着する底部が、泳ぐ際に足裏のフィンと同様の機能を果たす。 その結果、履物を装着したまま容易に泳ぐことができる。
【0020】 また、足の内側部と外側部とに、足の内側部と外側部とを固定する一対の側部 固定部を設けることによって、使用時に足の両側部を側部固定部によって安定的 に固定することができる。それにより、歩行時の足のよじれ(ねじれ)を有効に 防止することができるとともに、足の内側部および外側部を外部から保護するこ とができる。また、一対の側部固定部を内側に折りたたみ可能に形成することに よって、不使用時には側部固定部を内側に折りたたむことができる。その結果、 嵩張らず携帯に便利である。
【0021】 また、甲部を固定する前部固定ベルトと、踵部後面を固定する後部固定ベルト とを設けることによって、前部固定ベルトおよび後部固定ベルトによって履物を 足に安定的に固定することができる。それにより、水中においても履物が脱げに くくなり、その結果、装着したまま十分に泳ぐことが可能となる。
【0022】 請求項8における履物は、請求項7の構成において、少なくとも後部固定ベル トは、伸縮性を有しない材料からなるとともに、面ファスナを有する。請求項8 では、このように、後部固定ベルトを伸縮性を有しない材料を用いて形成するこ とによって、足の踵部をより安定的に固定することができる。それにより、水中 においても履物がより脱げにくくなり、その結果、装着したまま十分に泳ぐこと が可能となる。また、後部固定ベルトに面ファスナを設けることによって、後部 固定ベルトの締め付け具合を調整することができる。それによって、異なる足の サイズに対応して履物を装着できる。
【0023】 請求項9における履物は、請求項7または8の構成において、一対の側部固定 部は、使用時には足の内側部と外側部とに沿って、底部に対して起立した状態に なるとともに、不使用時には内側に折りたたみ可能である。
【0024】 請求項9では、上記のように、一対の側部固定部を、使用時には足の内側部と 外側部とに沿って、底部に対して起立した状態になるように形成することによっ て、側部固定部によって、使用時に足の内側部と外側部とを安定的に固定するこ とができる。それにより、歩行時の足のよじれ(ねじれ)を有効に防止すること ができるとともに、足の内側部および外側部を外部から保護することができる。 また、側部固定部を不使用時には内側に折りたたみ可能に形成することによって 、不使用時に側部固定部を内側に折りたたむことができる。その結果、嵩張らず 携帯に便利である。
【0025】 請求項10における履物は、伸縮自在な材料からなるとともに、足挿入開口部 を有する上部と、上部と接合されるとともに、湾曲可能な柔軟性を有する材料か らなる底部と、足の内側部と外側部とに設けられ、足の内側部と外側部とを固定 する一対の側部固定部と、側部固定部に連結され、足の甲部を固定するとともに 、面ファスナを有する前部固定ベルトと、側部固定部に連結され、足の踵部後面 を固定するとともに、面ファスナを有する後部固定ベルトとを備えている。
【0026】 請求項10では、上記のように、湾曲可能な柔軟性を有する材料からなる底部 を設けることによって、足裏に密着する底部が、足裏の動きにあわせて容易に湾 曲する。その結果、履物を装着したまま泳ぐ際に、履物が足裏の動きに追従しや すいので、足裏に密着する底部が、泳ぐ際に足裏のフィンと同様の機能を果たす 。その結果、履物を装着したまま容易に泳ぐことができる。また、足の内側部と 外側部とに、足の内側部と外側部とを固定する一対の側部固定部を設けることに よって、使用時に足の両側部を側部固定部によって安定的に固定することができ る。それにより、歩行時の足のよじれ(ねじれ)を有効に防止することができる とともに、足の内側部および外側部を外部から保護することができる。
【0027】 また、甲部を固定する前部固定ベルトと、踵部後面を固定する後部固定ベルト とを設けることによって、前部固定ベルトおよび後部固定ベルトによって履物を 足に安定的に固定することができる。それにより、水中においても履物が脱げに くくなり、その結果、装着したまま十分に泳ぐことが可能となる。また、前部固 定ベルトおよび後部固定ベルトに面ファスナを設けることによって、前部固定ベ ルトおよび後部固定ベルトの締め付け具合を調整することができる。また、後部 固定ベルトに面ファスナを設けることによって、異なる足のサイズに対応して履 物を装着することができる。
【0028】 請求項11における履物は、請求項10の構成において、一対の側部固定部は 、使用時には足の内側部と外側部とに沿って、底部に対して起立した状態になる とともに、不使用時には内側に折りたたみ可能である。
【0029】 請求11では、上記のように、一対の側部固定部を、使用時には足の内側部と 外側部とに沿って、底部に対して起立した状態になるように形成することによっ て、側部固定部によって、使用時に足の内側部と外側部とを安定的に固定するこ とができる。それにより、歩行時の足のよじれ(ねじれ)を有効に防止すること ができるとともに、足の内側部および外側部を外部から保護することができる。 また、側部固定部を不使用時には内側に折りたたみ可能に形成することによって 、不使用時に側部固定部を内側に折りたたむことができる。その結果、嵩張らず 携帯に便利である。
【0030】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0031】 (第1実施形態) 図1は、本考案の第1実施形態による水陸両用サンダルを示した上面図である 。図2は、図1に示した水陸両用サンダルの側面図であり、図3は、図1に示し た水陸両用サンダルの斜視図である。図4は、図1に示した水陸両用サンダルの 側断面図であり、図5は、図1に示した水陸両用サンダルの底面図である。図6 は、図1に示した水陸両用サンダルのベルトを開いた状態を示した上面図であり 、図7は、図1に示した水陸両用サンダルを実際に足に装着した状態を示した斜 視図である。図8は、図1に示した水陸両用サンダルの側部固定部を折りたたん だ状態(不使用状態)を示した上面図であり、図9は、図8の側面図である。
【0032】 まず、図1〜図7を参照して、第1実施形態による水陸両用サンダル(履物) の構造について説明する。第1実施形態による水陸両用サンダルは、図2に示す ように、上部1と底部4とを備えている。上部1は、ポリウレタンからなる上層 と、スポンジ材からなる中間層と、ジャージー材からなる下層との3層構造(図 示せず)を有している。このような3層構造の材料は、耐水性を有し、かつ、伸 縮自在である。この上部1の中央部には、図1および図3に示すように、足を挿 入するための足挿入開口部7が設けられている。また、上部1の爪先部および甲 部には、実質的に三角形状を有する三角形穴2が複数形成されている。三角形穴 2は、水抜き穴としての機能と、足挿入開口部7から足を挿入する際に上部1を 伸びやすくする機能とを有する。また、上部1には、三角形穴2の他に、水抜き 穴として穴部3も設けられている。なお、複数の三角形穴2は、本考案の「複数 の穴」の一例である。
【0033】 底部4上には、図4に示すように、クッション材4aが設けられている。底部 4とクッション材4aとは、接着剤によって接着されている。また、上部1の端 面とクッション材4aの端面とは、たとえばTPRなどの樹脂材料からなる接合 部材10によって接合されている。より詳細には、上部1の端面とクッション材 4aの端面とがTPRからなる接合部材10で覆われているとともに、その覆わ れた部分に沿って縫製されている。このようにして、上部1の端面とクッション 材4aの端面とは接合されている。
【0034】 また、この底部4は、発泡量が少なく、比較的比重が重いTPRなどの樹脂材 料によって約4mm〜約5mm程度の厚みで形成されており、容易に湾曲可能な 柔軟性を有する。また、クッション材4aは、EVAなどの樹脂材料により約4 mm〜約5mm程度の厚みで形成されている。
【0035】 また、図5に示すように、底部4の裏面には、四角形状の凸部であるすべり止 め部11が設けられている。このすべり止め部11は、底部4の裏面に凹凸形状 を形成することによって設けられている。
【0036】 また、底部4には、図1〜図3および図6に示すように、側部固定部5および 6が設けられている。この側部固定部5および6は、たとえばTPRなどの樹脂 材料によって形成されるとともに、底部4と一体的に形成されている。また、側 部固定部5および6は、底部4の底面より上に形成されている。この側部固定部 5および6の内面には、上部1の外面が接着剤によって接着されている。
【0037】 また、側部固定部5には、甲部を支持する前部固定ベルト8を挿入するための 挿入穴5a、踵部後面を支持する後部固定ベルト9を挿入するための挿入穴5b 、および、水抜き穴としての穴部5cが設けられている。側部固定部6にも、前 部固定ベルト8を挿入するための挿入穴6a、後部固定ベルト9を挿入するため の挿入穴6b、および、水抜き穴としての穴部6cが設けられている。挿入穴5 aには、前部固定ベルト8が、その端部を縫製することにより固定されている。 また、挿入穴5bには、後部固定ベルト9が、その端部を縫製することにより固 定されている。
【0038】 伸縮しないナイロンからなる前部固定ベルト8および後部固定ベルト9の一方 の面には、それぞれ面ファスナ8a、8bおよび9a、9bが設けられている。 前部固定ベルト8および後部固定ベルト9を広げた状態では、図6に示すように 、前部固定ベルト8の上面上には、面ファスナ8aおよび8bが設けられている 。また、後部固定ベルト9の上面上には、面ファスナ9aおよび9bが設けられ ている。
【0039】 水陸両用サンダルを足に装着した状態(使用状態)では、図7に示すように、 側部固定部5および6は、足の内側部と外側部とに沿って、底部4から起立した 状態である。また、前部固定ベルト8の固定されていない側の端部は、図1およ び図7に示すように、側部固定部6に設けられた挿入穴6aを通り、面ファスナ 8bが面ファスナ8aの上に重なるように装着される。また、後部固定ベルト9 の固定されていない側の端部も、使用状態において、側部固定部6に設けられた 挿入穴6bを通り、面ファスナ9bが面ファスナ9aの上に重なるように装着さ れる。このようにして、前部固定ベルト8を装着することによって、足の甲部が 支持されるとともに、後部固定ベルト9を装着することによって、足の踵部後面 が支持される。
【0040】 次に、図8および図9を参照して、第1実施形態による水陸両用サンダルの不 使用状態について説明する。不使用状態では、側部固定部5および6は、クッシ ョン材4aの上面に向かって、内側に折りたたまれる。このため、水陸両用サン ダルは、その不使用状態において、図9に示すようなほぼ平坦な形状を有する。
【0041】 第1実施形態では、上記のように、底部4を、TPRなどの樹脂材料によって 、容易に湾曲可能な柔軟性を有するように形成することにより、足裏に密着する 底部4が、足の動きにあわせて容易に湾曲する。その結果、水陸両用サンダルを 装着したまま泳ぐ際に、水陸両用サンダルは、足裏のフィンと同様の機能を果た すことができるとともに、足の動きを阻害することもない。
【0042】 また、底部4を、発泡量が少なく、比較的比重が重いTPRを用いて形成する ことによって、水中において底部4に大きな浮力がかかりにくくなるので、水陸 両用サンダルを装着した足が浮くことがない。その結果、水陸両用サンダルを装 着したまま泳ぐ際に、水陸両用サンダルが足の動きを阻害することがない。
【0043】 また、第1実施形態では、上記のように、上部1の爪先部および甲部に、複数 の三角形穴2を設けることによって、水抜きを容易に行うことができる。それに より、水中に入ったときに水陸両用サンダルに水が溜まることがない。その結果 、水陸両用サンダルを装着したまま水中に入っても、水陸両用サンダル中に溜ま った水によって、足の動きが阻害されることがない。また、複数の三角形穴2を 設けることによって、足挿入開口部7から足を挿入する際に、上部1を延びやす くすることができる。
【0044】 また、上部1に穴部3を設けることによって、さらに水抜きを容易に行うこと ができる。その結果、水陸両用サンダルを装着したまま水中に入っても、水陸両 用サンダル中に溜まった水によって、足の動きが阻害されることがない。
【0045】 また、第1実施形態では、上記のように、底部4の上面にクッション材4aを 設けることによって、長時間水陸両用サンダルを装着して歩く場合にも、足の痛 みを緩和することができる。また、プールなどで、長時間水中トレーニングやリ ハビリなどを行う際にも、足の痛みを緩和することができる。
【0046】 さらに、第1実施形態では、上記のように、甲部を支持する前部固定ベルト8 および踵部後面を支持する後部固定ベルト9を設けることによって、水陸両用サ ンダルを足に安定的に固定することができる。それにより、水中においても水陸 両用サンダルが脱げにくくなり、その結果、装着したまま十分に泳ぐことが可能 となる。
【0047】 また、前部固定ベルト8および後部固定ベルト9を伸縮性を有しないナイロン を用いて形成することによって、足をより安定的に固定することができるので、 水中においても水陸両用サンダルが脱げにくくなる。
【0048】 また、甲部を支持する前部固定ベルト8に面ファスナ8aおよび8bを設ける とともに、踵部後面を支持する後部固定ベルト9に面ファスナ9aおよび9bを 設けることによって、前部固定ベルト8および後部固定ベルト9の締め付け具合 を調整することができる。その結果、足のサイズに応じて締め付け具合を調節す ることができる。第1実施形態では、面ファスナ9aおよび9bにより後部固定 ベルト9の締め付け具合を調整することによって、約2cm程度の足のサイズの 幅に対応可能である。
【0049】 また、第1実施形態では、上記のように、足を挿入した状態(使用状態)にお いて、足内側部と足外側部に沿った状態になる側部固定部5および6を設けるこ とによって、足の両側面を側部固定部5および6によって安定的に固定すること ができる。それにより、歩行時の足のよじれ(ねじれ)を有効に防止することが できるとともに、足の内側部および外側部を外部から保護することができる。
【0050】 また、側部固定部5および6は、不使用状態において、クッション材4aの上 面に向かって、内側に折りたたまれる。このため、水陸両用サンダルは、その不 使用状態において、ほぼ平坦な形状を有する。このように側部固定部5および6 を構成することによって、嵩張らず携帯に便利である。
【0051】 また、側部固定部5に穴部5cを設けるとともに、側部固定部6に穴部6cを 設けることによって、さらに水抜きを容易に行うことができる。その結果、水陸 両用サンダルを装着したまま水中に入っても、水陸両用サンダル中に溜まった水 によって、足の動きが阻害されることがない。
【0052】 また、側部固定部5および6を底部4と一体的に形成することによって、側部 固定部5および6を設けたとしても、部品点数が増加することがない。
【0053】 また、上記第1実施形態では、底部4の裏面にすべり止め部11を設けること によって、海の岩場やプールサイドなどのすべりやすい場所において、水陸両用 サンダルがすべるのを防止することができる。
【0054】 (第2実施形態) 図10は、本考案の第2実施形態による水陸両用サンダルを示した上面図であ る。図10を参照して、この第2実施形態による水陸両用サンダルでは、実質的 に円形状を有する円形穴12が形成されている。円形穴12は、水抜き穴として の機能を有するとともに、上部1の爪先部および甲部に複数形成されている。な お、第2実施形態の水陸両用サンダルの円形穴12以外の部分の構成は、図1〜 図9に示した第1実施形態と同様である。なお、複数の円形穴12は、本考案の 「複数の穴」の一例である。
【0055】 第2実施形態では、上記のように、上部1の爪先部および甲部に複数の円形穴 12を設けることによって、水抜きを容易に行うことができる。それにより、水 中に入ったときに水陸両用サンダルに水が溜まることがない。その結果、第1実 施形態と同様、水陸両用サンダルを装着したまま水中に入っても、水陸両用サン ダル中に溜まった水によって、足の動きが阻害されることがない。また、複数の 円形穴12を設けることによって、足挿入開口部7から足を挿入する際に、上部 1を伸びやすくすることができる。
【0056】 また、第2実施形態では、水陸両用サンダルの円形穴12以外の部分の構成を 、第1実施形態の水陸両用サンダルの構成と同様にすることによって、第1実施 形態と同様の効果を得ることができる。
【0057】 (第3実施形態) 図11は、本考案の第3実施形態による水陸両用サンダルを示した上面図であ る。図11を参照して、この第3実施形態による水陸両用サンダルでは、上部1 の爪先部に、爪先開口部13が形成されている。爪先開口部13は、水抜き穴と しての機能を有する。なお、第3実施形態の水陸両用サンダルの爪先開口部13 以外の部分の構成は、図1〜図9に示した第1実施形態と同様である。
【0058】 第3実施形態では、上記のように、上部1の爪先部に爪先開口部13を設ける ことによって、水抜きをより容易に行うことができる。それにより、水中に入っ たときに水陸両用サンダルに水が溜まることがない。その結果、第1実施形態と 同様、水陸両用サンダルを装着したまま水中に入っても、水陸両用サンダル中に 溜まった水によって、足の動きが阻害されることがない。
【0059】 また、第3実施形態では、水陸両用サンダルの爪先開口部13以外の部分の構 成を、第1実施形態の水陸両用サンダルの構成と同様にすることによって、第1 実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0060】 なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なもので はないと考えられるべきである。本考案の範囲は、上記した実施形態の説明では なく実用新案登録請求の範囲によって示され、さらに実用新案登録請求の範囲と 均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0061】 たとえば、上記第1〜第3実施形態では、本考案による履物を水陸両用サンダ ルに適用した例を示したが、本考案はこれに限らず、海浜またはプール用以外の サンダル、通常の靴またはスリッパとしても適用可能である。
【0062】 また、上記第1〜第3実施形態では、上部1に実質的に三角形状を有する三角 形穴2および実質的に円形状を有する円形穴12を設けたが、本考案はこれに限 らず、三角形状および円形状以外の実質的に多角形状の穴でも同様の効果を得る ことができる。たとえば、4角形形状や5角形形状や星形形状でも同様の効果を 得ることができる。
【0063】 また、上記第1〜第3実施形態では、底部4、側部固定部5および6をTPR などの樹脂材料により形成したが、本考案はこれに限らず、たとえば、TPR以 外の他の樹脂材料またはゴム材料などを用いて形成した場合にも、同様の効果を 得ることができる。
【0064】 また、上記第1〜第3実施形態では、底部4の裏面に四角形状の凸部であるす べり止め部11を設けたが、本考案はこれに限らず、たとえば円形状、三角形状 またはそれ以外の多角形状の凸部を形成することによって、すべり止め効果を得 ることができる。また、底部4の裏面に、上記以外のすべり止め加工を施しても よい。
【0065】 また、上記第1〜第3実施形態では、前部固定ベルト8の上面上に、面ファス ナ8aおよび8bを設けるとともに、後部固定ベルト9の上面上に、面ファスナ 9aおよび9bを設けたが、本考案はこれに限らず、前部固定ベルト8の上面上 全体に、面ファスナ8aおよび8bを設けるとともに、後部固定ベルト9の上面 上全体に、面ファスナ9aおよび9bを設けてもよい。このように構成した場合 にも、上記第1および第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0066】 また、上記第1〜第3実施形態では、前部固定ベルト8および後部固定ベルト 9をナイロンなどの伸縮性を有しない材料を用いて形成したが、本考案はこれに 限らず、ナイロン以外の他の伸縮性を有しない材料を用いて形成してもよい。ま た、伸縮性を有する材料を用いて形成してもよい。
【0067】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、足の内側部および外側部を有効に保護および 固定することができるとともに、陸上および水中において装着可能であり、かつ 、嵩張らず携帯に便利な履物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施形態による水陸両用サンダル
を示した上面図である。
【図2】図1に示した第1実施形態による水陸両用サン
ダルの側面図である。
【図3】図1に示した第1実施形態による水陸両用サン
ダルの斜視図である。
【図4】図1に示した第1実施形態による水陸両用サン
ダルの側断面図である。
【図5】図1に示した第1実施形態による水陸両用サン
ダルの底面図である。
【図6】図1に示した第1実施形態による水陸両用サン
ダルのベルトを開いた状態を示した上面図である。
【図7】図1に示した第1実施形態による水陸両用サン
ダルを実際に足に装着した状態を示した斜視図である。
【図8】図1に示した水陸両用サンダルの側部を折りた
たんだ状態(不使用状態)を示した上面図である。
【図9】図1に示した水陸両用サンダルの側部を折りた
たんだ状態(不使用状態)を示した側面図である。
【図10】本考案の第2実施形態による水陸両用サンダ
ルを示した上面図である。
【図11】本考案の第3実施形態による水陸両用サンダ
ルを示した上面図である。
【図12】従来のビーチサンダルを示した斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 上部 2 三角形穴(穴) 4 底部 4a クッション材 5、6 側部固定部 7 足挿入開口部 8 前部固定ベルト 8a、8b、9a、9b 面ファスナ 9 後部固定ベルト 12 円形状穴(穴)

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮自在な材料からなるとともに、足挿
    入開口部を有する上部と、 前記上部と接合されるとともに、湾曲可能な柔軟性を有
    する材料からなる底部と、 足の内側部と外側部とに設けられ、前記足の内側部と外
    側部とを固定するとともに、内側に折りたたみ可能な一
    対の側部固定部と、 前記側部固定部に連結され、前記足の甲部を固定すると
    ともに、面ファスナを有する前部固定ベルトと、 前記側部固定部に連結され、前記足の踵部後面を固定す
    るとともに、面ファスナを有する後部固定ベルトとを備
    えた、履物。
  2. 【請求項2】 前記一対の側部固定部は、使用時には足
    の内側部と外側部とに沿って、前記底部に対して起立し
    た状態になるとともに、不使用時には内側に折りたたみ
    可能である、請求項1に記載の履物。
  3. 【請求項3】 前記一対の側部固定部は、前記底部と一
    体的に形成されている、請求項1または2に記載の履
    物。
  4. 【請求項4】 前記底部の上面上には、クッション材が
    設けられている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    履物。
  5. 【請求項5】 前記前部固定ベルトおよび前記後部固定
    ベルトは、伸縮性を有しない材料により形成されてい
    る、請求項1〜4のいずれか1項に記載の履物。
  6. 【請求項6】 前記上部は、前記上部の少なくとも爪先
    部および甲部に形成された複数の穴を含む、請求項1〜
    5のいずれか1項に記載の履物。
  7. 【請求項7】 伸縮自在な材料からなるとともに、足挿
    入開口部を有する上部と、 前記上部と接合され、湾曲可能な柔軟性を有する材料か
    らなる底部と、 足の内側部と外側部とに設けられ、内側に折りたたみ可
    能な一対の側部固定部と、 前記足の甲部を固定する前部固定ベルトと、 前記足の踵部後面を固定する後部固定ベルトとを備え
    た、履物。
  8. 【請求項8】 少なくとも前記後部固定ベルトは、伸縮
    性を有しない材料からなるとともに、面ファスナを有す
    る、請求項7に記載の履物。
  9. 【請求項9】 前記一対の側部固定部は、使用時には前
    記足の内側部と外側部とに沿って、前記底部に対して起
    立した状態になるとともに、不使用時には内側に折りた
    たみ可能である、請求項7または8に記載の履物。
  10. 【請求項10】 伸縮自在な材料からなるとともに、足
    挿入開口部を有する上部と、 前記上部と接合されるとともに、湾曲可能な柔軟性を有
    する材料からなる底部と、 足の内側部と外側部とに設けられ、前記足の内側部と外
    側部とを固定する一対の側部固定部と、 前記側部固定部に連結され、前記足の甲部を固定すると
    ともに、面ファスナを有する前部固定ベルトと、 前記側部固定部に連結され、前記足の踵部後面を固定す
    るとともに、面ファスナを有する後部固定ベルトとを備
    えた、履物。
  11. 【請求項11】 前記一対の側部固定部は、使用時には
    前記足の内側部と外側部とに沿って、前記底部に対して
    起立した状態になるとともに、不使用時には内側に折り
    たたみ可能である、請求項10に記載の履物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016036636A (ja) * 2014-08-09 2016-03-22 一成 宮本

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