JP3068586U - 履 物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】足挿入穴から足を容易に挿入することができる
とともに、海中においても脱げにくい履物を提供する。
また、穴に亀裂が発生するのを防止することにより履物
の寿命を延ばすことができるとともに、嵩張らず携帯に
便利な履物を提供する。 【解決手段】この履物（海浜用サンダル１００）は、上
部１と底部５と足バンド２とを備えている。上部１は、
伸縮自在な材料からなるとともに、足が挿入されないと
きには平坦な形状を有し、直線形状の足挿入穴４と複数
の実質的に三角形状を有する三角形穴３ａとを有する。
底部５は、上部１と接合され、湾曲可能な柔軟性を有す
る材料からなる。足バンド２は、上部１に連結されると
ともに、伸縮自在な材料からなり、単一のリング形状を
有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、履物に関し、より特定的には、海辺用の履物に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、海水浴場では、海辺で歩行する際にビーチサンダルを履くのが通常であ る。図７は、従来のビーチサンダルを示した斜視図である。図７を参照して、従 来のビーチサンダルでは、本体部２００に鼻緒２０１が取り付けられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記した従来のビーチサンダルでは、踵と本体部２００の表面とが密着してい ないため、海辺を歩行する際や海中で脱げやすいという不都合があった。このた め、たとえば、岩場や珊瑚礁などで、怪我をしやすいという問題点があった。

【０００４】 また、従来のビーチサンダルは、嵩張るため携帯に不便であるという問題点も あった。

【０００５】 この考案は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、 この考案の一つの目的は、海辺および海中において脱げにくい履物を提供する ことである。

【０００６】 この考案のもう一つの目的は、嵩張らず携帯に便利な履物を提供することであ る。

【０００７】 この考案のさらにもう一つの目的は、上記の履物において、水抜きを容易にす ることである。

【０００８】 この考案のもう一つの目的は、上記の履物において、寿命を延ばすことである 。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

請求項１における履物は、上部と底部と足バンドとを備えている。上部は、伸 縮自在な材料からなるとともに、足が挿入されないときには、ほぼ平坦な形状を 有する。また、上部は、直線形状の足挿入穴と、複数の実質的に三角形状の穴と を有する。底部は、上部と接合され、湾曲可能な柔軟性を有する材料からなる。 足バンドは、上部に連結されるとともに、伸縮自在な材料からなり、単一のリン グ形状を有する。なお、本考案の履物は、海浜用のサンダルのみならず、海浜用 以外のサンダル、スリッパおよび通常の靴なども含む広い概念である。

【００１０】 請求項１では、上記のように、上部に実質的に三角形状の穴を設けることによ り、足を挿入する空間を形成するために平坦な上部を伸延させる場合に、その三 角形状の穴は、直線形状の穴のように一方向のみに広がりやすいのではなく、複 数の方向に均一に広がりやすい。これにより、その三角形状の穴によって、上部 が全体的に容易に延びることができる。それにより、上部と底部との間に足を挿 入する空間を容易に形成することができ、その結果、足挿入穴から足を容易に挿 入することができる。また、三角形状の穴は、足挿入時（使用時）に、複数の方 向に均一に広がるので、長手方向に対して垂直な方向（１方向）に広がる直線形 状の穴に比べて、端部への応力集中が少ない。このため、その三角形状の穴では 、その端部において亀裂が生じるのを有効に防止することができ、その結果、履 物の寿命を延ばすことができる。

【００１１】 また、請求項１による複数の三角形状の穴は、直線形状の穴に比べて穴の平面 積が大きいので、水抜きをより容易に行うことができる。これにより、海中に入 ったときにその履物に水が溜まるのを有効に防止することができ、そのため、足 と履物とが密着した状態となる。それにより、海中においても履物が脱げにくく なり、その結果、装着したまま十分に泳ぐことが可能となる。

【００１２】 さらに、請求項１では、リング形状の足バンドを設けることにより、履物をそ のリング形状の足バンドによって足首に固定することができ、その結果、履物が 脱げるのをより有効に防止することができる。また、上部を、足が挿入されない ときにはほぼ平坦な形状を有するように構成することにより、嵩張らず携帯に便 利である。

【００１３】 また、請求項２における履物では、上記請求項１の構成において、複数の三角 形状の穴は、上部の少なくとも爪先部および甲部に形成されている。このように 構成することにより、少なくとも爪先部および甲部において、上部を容易に伸延 させることができる。

【００１４】 また、請求項３における履物では、上記請求項１の構成において、複数の三角 形状の穴は、直線形状の足挿入穴を取り囲むように上部の全体にわたって形成さ れている。このように三角形状の穴を上部の全体にわたって形成することにより 、足を挿入する空間を形成するために平坦な上部を伸延させる場合に、全体にわ たって上部をより容易に伸延させることができる。

【００１５】 請求項４における履物では、請求項１〜３のいずれかの構成において、上部の 足首部近傍には、足バンドを取付けるための複数の切り込み穴が設けられている 。そして、そのリング形状の足バンドは、複数の切り込み穴に通されることによ って上部に取り付けられている。このように上部に足バンド取付用の複数の切り 込み穴を設けることによって、リング状の足バンドを容易に上部に取り付けるこ とができる。

【００１６】 請求項５における履物は、上部と底部と足バンドとを備えている。上部は、伸 縮自在な材料からなるとともに、足が挿入されないときには、ほぼ平坦な形状を 有する。また、上部は、直線形状の足挿入穴と、複数の実質的に多角形状の穴と を有する。底部は、上部と接合され、湾曲可能な柔軟性を有する材料からなる。 足バンドは、上部に連結されるとともに、伸縮自在な材料からなり、単一のリン グ形状を有する。なお、多角形状とは、三角形形状のみならず、４角形形状、５ 角形形状および星形形状などを含む広い概念である。

【００１７】 請求項５では、上記のように、上部に実質的に多角形状の穴を設けることによ り、足を挿入する空間を形成するために平坦な上部を伸延させる場合に、その多 角形状の穴は、直線形状の穴のように一方向のみに広がりやすいのではなく、複 数の方向に均一に広がりやすい。これにより、その多角形状の穴によって上部が 全体的に容易に延びることができる。それにより、上部と底部との間に足を挿入 する空間を容易に形成することができ、その結果、足挿入穴から足を容易に挿入 することができる。また、多角形状の穴は、足挿入時（使用時）に、複数の方向 に均一に広がるので、長手方向に対して垂直な方向（１方向）に広がる直線形状 の穴に比べて、端部への応力集中が少ない。このため、その多角形状の穴では、 その端部において亀裂が生じるのを有効に防止することができ、その結果、履物 の寿命を延ばすことができる。

【００１８】 また、請求項５による複数の多角形状の穴は、直線形状の穴に比べて穴の平面 積が大きいので、水抜きをより容易に行うことができる。これにより、海中に入 ったときにその履物に水が溜まるのを有効に防止することができ、そのため、足 と履物とが密着した状態となる。それにより、海中においても履物が脱げにくく なり、その結果、装着したまま十分に泳ぐことが可能となる。

【００１９】 さらに、請求項５では、リング形状の足バンドを設けることにより、履物をそ のリング形状の足バンドによって足首に固定することができ、その結果、履物が 脱げるのをより有効に防止することができる。また、上部を、足が挿入されない ときにはほぼ平坦な形状を有するように構成することにより、嵩張らず携帯に便 利である。

【００２０】 また、請求項６における履物では、上記請求項５の構成において、複数の多角 形状の穴は、上部の少なくとも爪先部および甲部に形成されている。このように 構成することにより、少なくとも爪先部および甲部において、上部を容易に伸延 させることができる。

【００２１】 また、請求項７における履物では、上記請求項５の構成において、複数の多角 形状の穴は、直線形状の足挿入穴を取り囲むように上部の全体にわたって形成さ れている。このように多角形状の穴を上部の全体にわたって形成することにより 、足を挿入する空間を形成するために平坦な上部を伸延させる場合に、全体にわ たって上部をより容易に延ばすことができる。

【００２２】 また、請求項８における履物では、請求項５〜７のいずれかの構成において、 上部の足首部近傍には、足バンドを取付けるための複数の切り込み穴が設けられ ている。そして、そのリング形状の足バンドは、複数の切り込み穴に通されるこ とによって上部に取り付けられている。このように上部に足バンド取付用の複数 の切り込み穴を設けることによって、リング状の足バンドを容易に上部に取り付 けることができる。

【００２３】 また、請求項９における履物は、上部と底部と足バンドとを備えている。上部 は、伸縮自在な材料からなるとともに、足が挿入されないときには、ほぼ平坦な 形状を有する。また、上部は、直線形状の足挿入穴と、複数の実質的に円形状の 穴とを有する。底部は、上部と接合され、湾曲可能な柔軟性を有する材料からな る。足バンドは、上部に連結されるとともに、伸縮自在な材料からなり、単一の リング形状を有する。

【００２４】 請求項９では、上記のように、上部に実質的に円形状の穴を設けることにより 、足を挿入する空間を形成するために平坦な上部を伸延させる場合に、その円形 状の穴は、全ての方向に均一に広がりやすい。これにより、その円形状の穴によ って、上部が全体的に容易に延びることができる。それにより、上部と底部との 間に足を挿入する空間を容易に形成することができ、その結果、足挿入穴から足 を容易に挿入することができる。また、円形状の穴は、足挿入時（使用時）に、 全ての方向に均一に広がるので、局所的な応力集中がない。このため、その円形 状の穴に、亀裂が生じるのを有効に防止することができ、その結果、履物の寿命 をより延ばすことができる。また、複数の円形状の穴は、直線形状の穴に比べて 穴の平面積が大きいので、水抜きをより容易に行うことができる。これにより、 海中に入ったときにその履物に水が溜まるのを有効に防止することができ、その ため、足と履物とが密着した状態となる。それにより、海中においても履物が脱 げにくくなり、その結果、装着したまま十分に泳ぐことが可能となる。

【００２５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。

【００２６】 （実施形態１） 図１は、本考案の実施形態１による海浜用サンダルを示した上面図であり、図 ２は、図１に示した実施形態１による海浜用サンダルの底面図である。図３は、 図１および図２に示した実施形態１による海浜用サンダルの斜視図である。図４ は、図１〜図３に示した実施形態１による海浜用サンダルの側断面図である。図 ５は、図１〜図４に示した実施形態１による海浜用サンダルを実際に足に着用し た状態を示した斜視図である。

【００２７】 まず、図１〜図４を参照して、実施形態１による海浜用サンダル（履物）１０ ０は、上部１と底部５とを備えている。上部１の端面と底部５の端面とは、たと えば布などの接合部材１０によって接合されている。より詳細には、上部１の端 面と底部５の端面とが布などからなる接合部材１０で覆われているとともに、そ の覆われた部分に沿って縫製されている。このようにして、上部１の端面と底部 ５の端面とは接合されている。また、上部１は、ポリウレタンからなり、たとえ ば青色などの着色が施された上層と、ネオプレーンスポンジからなる中間層と、 ジャージーゴムからなる下層との３層構造（図示せず）を有している。このよう な３層構造の材料は、耐水性を有し、かつ、伸縮自在である。底部５は、ＥＶＡ などの樹脂材料によって５ｍｍ程度の厚みで形成されており、容易に湾曲可能な 柔軟性を有する。

【００２８】 また、上部１には、図１に示すように、実質的に三角形状を有する三角形穴３ ａと、直線形状穴３ｂおよび３ｃと、直線形状を有する４つの足バンド取付用穴 （切り込み穴）３ｄとが形成されている。三角形穴３ａは、爪先部６、甲部７お よび足首部８にそれぞれ複数形成されている。また、上部１の中央部には、足を 挿入するための直線形状の足挿入穴４が設けられている。足挿入穴４の両端部に は、応力の集中を緩和するための小さな円形穴が設けられている。

【００２９】 三角形穴３ａは、水抜き穴としての機能と、装着時に足挿入空間を形成するた めに上部１を全体的に引き延ばす際に上部１の引き延ばしを容易にする機能とを 有する。すなわち、たとえば、直線形状の穴の場合は、その穴の長手方向に対し て垂直な方向（１方向）にのみ広がりやすい。これに対して、三角形穴３ａは、 少なくとも三角形の三辺に垂直な方向（３方向）に均一に広がりやすい。したが って、三角形穴３ａは、直線形状の穴に比べて、複数の方向に均一に広がりやす い。このため、三角形穴３ａは、上部１の引き延ばしをより容易にすることが可 能である。

【００３０】 また、直線形状穴３ｂは、足首部８に、足挿入穴４に対して斜め方向に設けら れている。直線形状穴３ｃは、踵部９に、足挿入穴４に対して平行および斜め方 向に形成されている。

【００３１】 また、上部１には、図１に示すように、足バンド２が連結されている。この足 バンド２は、単一のリング形状を有しており、伸縮自在な材料によって形成され ている。足バンド２は、４つの直線形状の足バンド取付用穴（切り込み穴）３ｄ に通されることによって、上部１に連結されている。

【００３２】 また、上部１は、図１、図３および図４に示すように、足を挿入しないときに は、ほぼ平坦な形状を有している。そして、足を挿入するときには、図５に示す ように、上部１を引っ張りながら足の挿入空間を形成した状態で、まず、足５０ を足バンド２に通した後、足５０を足挿入穴４に挿入する。これにより、図５に 示した状態になる。

【００３３】 実施形態１による海浜用サンダル１００では、上記のように、上部１に、三角 形穴３ａを設けることにより、足５０を挿入する空間を形成するために平坦な上 部１を伸延させる場合に、その三角形穴３ａは、複数の方向に均一に広がるので 、上部１が容易に延びることができる。それにより、上部１と底部５との間に足 を挿入する空間を容易に形成することができ、その結果、足挿入穴４から足５０ を容易に挿入することができる。また、三角形穴３ａは、足挿入時（使用時）に 、複数の方向に均一に広がるので、長手方向に対して垂直な方向（１方向）に広 がる直線形状の穴に比べて端部にかかる応力が少ない。このため、三角形穴３ａ では、端部において亀裂が生じるのを有効に防止することができ、その結果、海 浜用サンダル１００の寿命を延ばすことができる。

【００３４】 また、実施形態１による複数の三角形穴３ａは、直線形状の穴に比べて穴の平 面積が大きいので、水抜きをより容易に行うことができる。これにより、海中に 入ったときにその海浜用サンダル１００に水が溜まることがなく、足と海浜用サ ンダル１００とが密着した状態となる。その結果、従来のビーチサンダルと異な り、海中においても海浜用サンダル１００が脱げるのを防止することができる。 それにより、装着したまま十分に泳ぐことが可能となる。

【００３５】 さらに、実施形態１では、リング形状の足バンド２を設けることにより、海浜 用サンダル１００をその足バンド２により足首に固定することができ、その結果 、海浜用サンダル１００が脱げるのをより有効に防止することができる。また、 上部１を、足が挿入されないときにはほぼ平坦な形状を有するように構成するこ とにより、嵩張らず携帯に便利である。

【００３６】 （実施形態２） 図６は、本考案の実施形態２による海浜用サンダルを示した上面図である。図 ６を参照して、この実施形態２による海浜用サンダル１１０では、複数の三角形 穴１３ａが、足挿入穴４を取り囲むように上部１の全体にわたって形成されてい る。このように三角形穴１３ａを上部１の全体にわたって形成することにより、 足を挿入する空間を形成するために平坦な上部１を伸延させる場合に、実施形態 １よりもさらに全体にわたって上部１を容易に延ばすことができる。その結果、 足の挿入をよりスムーズに行うことができる。

【００３７】 なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なもので はないと考えられるべきである。本考案の範囲は、上記した実施形態の説明では なく実用新案登録請求の範囲によって示され、さらに実用新案登録請求の範囲と 均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。

【００３８】 たとえば、上記実施形態では、本考案による履物を海浜用サンダルに適用した 例を示したが、本考案はこれに限らず、海浜用以外のサンダル、通常の靴または スリッパとしても適用可能である。

【００３９】 また、上記実施形態では、実質的に三角形状を有する三角形穴を設けたが、本 考案はこれに限らず、三角形状以外の実質的に多角形状の穴でも同様の効果を得 ることができる。たとえば、４角形形状や５角形形状や星形形状でも同様の効果 を得ることができる。さらに、実質的に円形状の穴にしてもよい。このように円 形状の穴にすれば、全ての方向に均一に広がるので、上部をより容易に伸延させ ることができる。また、円形状の穴は、全ての方向に均一に広がるので、局所的 に応力が集中することがなく、穴に亀裂が生じるのを有効に防止することができ 、その結果、耐久性（寿命）をさらに向上させることができる。

【００４０】

【考案の効果】

以上のように、本考案によれば、足挿入穴から足を容易に挿入することができ るとともに、海中においても脱げにくい履物を提供することができる。また、本 考案によれば、穴に亀裂が発生するのを防止することにより履物の寿命を延ばす ことができるとともに、嵩張らず携帯に便利な履物を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施形態１による海浜用サンダルを示
した上面図である。

【図２】図１に示した実施形態１による海浜用サンダル
の底面図である。

【図３】図１に示した実施形態１による海浜用サンダル
の斜視図である。

【図４】図１に示した実施形態１による海浜用サンダル
の側断面図である。

【図５】図１〜図４に示した実施形態１による海浜用サ
ンダルを実際に足に着用した状態を示した斜視図であ
る。

【図６】本考案の実施形態２による海浜用サンダルを示
した上面図である。

【図７】従来のビーチサンダルを示した斜視図である。

【符号の説明】

１ 上部 ２ 足バンド ３ａ，１３ａ 三角形穴 ３ｂ，３ｃ 直線形状穴 ３ｄ 足バンド取付用穴（切り込み穴） ４ 足挿入穴 ５ 底部 １０ 接合部 １００，１１０ 海浜用サンダル（履物）

Claims (9)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 伸縮自在な材料からなるとともに、足が
   挿入されないときにはほぼ平坦な形状を有し、直線形状
   の足挿入穴と複数の実質的に三角形状の穴とを有する上
   部と、 前記上部と接合され、湾曲可能な柔軟性を有する材料か
   らなる底部と、 前記上部に連結されるとともに、伸縮自在な材料からな
   り、単一のリング形状を有する足バンドとを備えた、履
   物。
2. 【請求項２】 前記複数の三角形状の穴は、前記上部の
   少なくとも爪先部および甲部に形成されている、請求項
   １に記載の履物。
3. 【請求項３】 前記複数の三角形状の穴は、前記直線形
   状の足挿入穴を取り囲むように前記上部の全体にわたっ
   て形成されている、請求項１に記載の履物。
4. 【請求項４】 前記上部の足首部近傍には、前記足バン
   ドを取付けるための複数の切り込み穴が設けられてお
   り、 前記リング形状の足バンドは、前記複数の切り込み穴に
   通されることにより前記上部に取り付けられている、請
   求項１〜３のいずれかに記載の履物。
5. 【請求項５】 伸縮自在な材料からなるとともに、足が
   挿入されないときにはほぼ平坦な形状を有し、直線形状
   の足挿入穴と複数の実質的に多角形状の穴とを有する上
   部と、 前記上部と接合され、湾曲可能な柔軟性を有する材料か
   らなる底部と、 前記上部に連結されるとともに、伸縮自在な材料からな
   り、単一のリング形状を有する足バンドとを備えた、履
   物。
6. 【請求項６】 前記複数の多角形状の穴は、前記上部の
   少なくとも爪先部および甲部に形成されている、請求項
   ５に記載の履物。
7. 【請求項７】 前記複数の多角形状の穴は、前記直線形
   状の足挿入穴を取り囲むように前記上部の全体にわたっ
   て形成されている、請求項５に記載の履物。
8. 【請求項８】 前記上部の足首部近傍には、前記足バン
   ドを取付けるための複数の切り込み穴が設けられてお
   り、 前記リング形状の足バンドは、前記複数の切り込み穴に
   通されることにより前記上部に取り付けられている、請
   求項５〜７のいずれかに記載の履物。
9. 【請求項９】 伸縮自在な材料からなるとともに、足が
   挿入されないときにはほぼ平坦な形状を有し、直線形状
   の足挿入穴と複数の実質的に円形状の穴とを有する上部
   と、 前記上部と接合され、湾曲可能な柔軟性を有する材料か
   らなる底部と、 前記上部に連結されるとともに、伸縮自在な材料からな
   り、単一のリング形状を有する足バンドとを備えた、履
   物。