JP3027760U - 多目的シューズ - Google Patents

多目的シューズ

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JP3027760U
JP3027760U JP1996001293U JP129396U JP3027760U JP 3027760 U JP3027760 U JP 3027760U JP 1996001293 U JP1996001293 U JP 1996001293U JP 129396 U JP129396 U JP 129396U JP 3027760 U JP3027760 U JP 3027760U
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JP1996001293U
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泰造 杉田
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鬼怒川パシフィック株式会社
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 足の保護、岩場での滑り防止、フィン装着等
の従来のダイビングシューズの機能を有すると共に、装
着性が高く、且つ通気性、速乾性に優れ、軽量且つソフ
トであり、陸上においても快適に着用可能である多目的
シューズを提供する。 【解決手段】 陸上、水辺及び水中にて着用可能な多目
的シューズであって、薄手ネオプレン生地及びナイロン
メッシュ生地を主材料としたアッパーと、本底がゴム素
材であるソールとを有し、くるぶし高近傍に位置するト
ップラインに沿って環状ゴム或いは紐を具備することを
特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、磯遊びやダイビング等を目的として海へ行く場合に着用する多目的 シューズに関する。
【0002】
【従来の技術】
磯遊びや岩場をダイビングする際に、素足ではサンゴや貝、岩の凹凸のため往 々にして切り傷等の怪我を負ってしまう。また、ビーチサンダルでは足への装着 性が悪いため水中で脱げてしまったり、あるいは岩場で滑り易く、捻挫をしてし まう等の事故が危惧される。そのため、ダイビング、スノーケリング専用のシュ ーズを着用するのが望ましい。 従来のダイビング、スノーケリング専用シューズの形状には、トップラインが 足首をすっぽりかくす位置にあるブーツタイプと、トップラインがくるぶし高近 傍にあるタイプとがある。また、アッパーの素材に関しては、保温効果等を考え ある程度の厚さ(略3至乃5mm)をもつネオプレン生地が用いられている。 尚、本明細書においては、ネオプレンを主な素材として、該ネオプレンの両面 或いは片面にジャージ等が張り合わせれ加工されたものも含め、総称してネオプ レン生地とする。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のダイビング、スノーケリング専用のシューズは、水中専用であるがため に、陸上での通常の歩行時の着用には不向きであった。 例えば、アッパーの素材である、ある程度の厚さがあるネオプレン生地は水中 での足の保温や保護のためには有効ではあるが、陸上の歩行、特に夏場や海辺等 において着用するには通気性が悪く蒸れ易く、また重量もあるため、適切とはい えなかった。特にブーツタイプのものは、密閉感が高く、開放気分の海のレジャ ーにおいて水中以外で着用するには快適なものではなかった。 更に乾燥にも時間がかかり、水中からあがった後はしばらく濡れた状態で着用 しなくてはならない。 このことより、通常は磯遊びやダイビング等で海に行く場合、目的地まではス ニーカ等を着用し、海辺ではビーチサンダル、岩場やダイビングではダイビング 専用シューズを着用するというように、状況によって利用者はシューズを履き替 えねばならず、時間的な手間と荷物が多くなるという問題を有していた。
【0004】 また、くるぶし高近傍にトップラインがあるタイプは、これまでトップライン にゴム或いは紐などが具備されておらず特別な工夫がなされていなかったため、 ブーツタイプに比べ若干脱げやすく、装着性に劣る傾向があった。
【0005】 本考案の目的は、上記問題に鑑み、ダイビングシューズとしての機能を有する と共に、装着性が高く、陸上の通常の歩行にも快適に着用可能である多目的シュ ーズを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するべく本考案による多目的シューズの第1の態様は、陸上、 水辺及び水中にて着用可能な多目的シューズであって、薄手ネオプレン生地及び ナイロンメッシュ生地を主材料としたアッパーと、本底がゴム素材であるソール とを有し、装着性を高めるべく、くるぶし高近傍に位置するトップラインに沿っ て前記アッパーに紐通し路が設けられると共に、該紐通し路に環状ゴムが内封さ れることを特徴とする。 尚、本考案では、シューズにおいて、足裏の下に位置する底部全体を「ソール 」と指称し、その上の足を覆う部分を「アッパー」と指称し、履き口の縁を「ト ップライン」と指称する。また、「本底」とは、前記ソールに属し地面に直接接 する面に位置する最下層部を指称する。また、「くるぶし高近傍に位置するトッ プライン」とは、オックスフォードタイプと呼ばれるいわゆる紳士用短靴や一般 的スニーカと同程度にくるぶしが出る高さから、くるぶし上端が軽くかくれる高 さ程度までに位置し、甲部が深くカットされていないトップラインをいう。
【0007】 本考案による多目的シューズの第2の態様は、陸上、水辺及び水中にて着用可 能な多目的シューズであって、薄手ネオプレン生地及びナイロンメッシュ生地を 主材料としたアッパーと、本底がゴム素材であるソールとを有し、装着性を高め るべく、くるぶし高近傍に位置するトップラインに沿って前記アッパーに紐通し 路が設けられると共に、該紐通し路に紐が挿通され、且つ該紐通し路の一部より 露出させた前記紐の両端を用いて該紐の長さを調節することにより前記トップラ インの径の調節を可能としたことを特徴とする。
【0008】 本考案による多目的シューズの第3の態様は、前記第1又は第2の態様におい て前記薄手ネオプレン生地が、ネオプレンの両面にジャージを張り合わせたもの であり、その生地厚が略1mmであることを特徴とする。
【0009】 また、上記第1、第2又は第3の態様において、前記ソールの厚みが足の保護 という機能を失わない程度に薄く構成されるのが好適である。 また、前記ソールにはゴム素材の本底に加えて、中敷(足に直接接する面に位 置する)或いは中底(本底と中敷に挟まれる部分)等が適宜素材にて適宜設けら れるものとする。
【0010】
【作用】
くるぶし高近傍にあるトップラインに沿ってアッパーに備え付けられた環状ゴ ムあるいは紐により、本多目的シューズは足へ確実に固定され、装着性が高まり より脱げにくくなった。これにより足に対して多少の緩みをもつサイズのシュー ズの適用が可能となった。 水中においては、キック時の水圧によってもシューズが容易に脱げず、力強く 安定したキックが行える。 また、陸上での着用においては、ビーチサンダルに比べて脱げにくく安全であ ると同時に、スニーカのように走ることも可能である。
【0011】 また、薄手ネオプレン生地とナイロンメッシュ生地をアッパーの材料に用いた ため、従来のダイビングシューズやスニーカに比し軽量且つソフトであり、陸上 においても軽快な歩行を楽しむことができる。更に、通気性がよく蒸れにくく、 また乾きも速いため、水からあがってそのまま着用していても不快でなく、車等 に乗りそのまま帰路につくことも可能である。特に、前記薄手ネオプレン生地と して、ネオプレンの両面にジャージを張り合わせ、その生地厚が略1mmである ものを使用することにより、これらの効果が良好に得られる。 更に、ソールを薄くすることにより、より軽量化を図ることができる。
【0012】 加えて、薄手ネオプレン生地とナイロンメッシュ生地を主材料とするため、従 来のダイビングシューズに比し、低価格での製造販売が可能である。
【0013】 アッパーにより足の甲部の保護がなされ、ゴム素材の本底を有するソールによ り足の裏の保護、岩場での滑り防止が確実になされ且つフィンの安定した装着も 可能であり、本来のダイビングシューズとしての機能をも十分に有する。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案による多目的シューズを説明する。
【0015】 図1は本考案における第1の実施の形態を示した外観図(一部破断)である。 多目的シューズ10はアッパー20とソール30とを有する。 アッパー20は薄手ネオプレン生地とナイロンメッシュ生地を主材料として縫 成される。本実施の形態においては、薄手ネオプレン生地としてネオプレンの両 面にジャージを張り合わせた、略1mm厚の生地を使用した。
【0016】 アッパー20は図1のように前部21、中間部22(斜線部)、後部23に分 けられる。 中間部22は足の内側外側に各々設けられ、ナイロンメッシュ生地からなり、 通気性、速乾性に貢献する。 前部21は薄手ネオプレン生地からなる。加えてシューズ内部に相当する面に ナイロンメッシュ生地を裏打ちすることにより快適性をより高めることも可能で ある。 後部23も薄手ネオプレン生地からなる。着脱時の摩擦等によるすり切れ防止 のために薄手ネオプレン生地を二重に合わせ、耐久性を高めることも可能である 。また、乾燥時に乾し具に取り付け易くする等のために、後部23中心のトップ ライン近傍に帯輪状等の掛け部28を設けてもよい。
【0017】 ソール30は、岩場での滑り防止、足裏の保護、フィンの安定した装着を目的 とし、その本底32はゴム素材からなる。本底32の地面接地側には滑り防止用 の凹凸模様を適宜設ける。ソール30のシューズ内部側の蒸れ等を防ぐために、 吸汗性に優れた素材による中敷や中底を適宜設けるとよい。 また、ソール30の厚みは保護機能を失わない程度に薄くすることにより、よ り軽量化を図ることが可能で、またフィン装着時にはフィンとの一体感を高める ことができる。
【0018】 アッパー20とソール30の境界部は、帯状ラバー35等で補強し耐久性を高 めるとよい。これはフィンのずれの防止にも貢献する。
【0019】 トップライン45はくるぶし高近傍に位置させる。 袋綴じ等の縫成によりトップライン45に沿ってアッパー20に紐通し路40 を設ける。その際、着用者の足への装着性が高まるよう適宜の径長の環状ゴム5 0を前記紐通し路40に内封させる。図1においては、内封された環状ゴム50 を明確に示すために、紐通し路40の一部を破断して図示した。
【0020】 本考案における第2の実施の形態を図2に示す。アッパー20及びソール30 の素材・基本構成、並びにトップライン45の位置等については第1の実施の形 態と同様である。 本実施の形態ではトップライン45に沿ってアッパー20に設けられた紐通し 路40に紐55を挿通し、且つ紐通し路40にはトップライン45の前部に紐通 し口42a、42bが近接して設けられ、該紐通し口42a、42bより紐55 の両端部が各々露出している。露出した紐55を結ぶか或いは図2のように紐留 め具56等を用いることにより、トップライン45の径を調節し、着用者の足に 合わせ装着性が高まるようにする。結ぶ構成とするより、紐留め具56を用いた 方が、ほどける心配がなく、容易且つ安全、安定したトップライン45の径調節 が可能であり、好適である。
【0021】 またアッパー前部21の先端部分を爪先補強ラバー60で補強することにより 、フィンのずれを防ぐと共にキック力を補強し、さらに耐久性を高めることが可 能である。
【0022】 アッパー20におけるナイロンメッシュ生地部分の形状は、無論本実施の形態 に限られるものではない。効果的な通気性が得られるよう適宜設け、またデザイ ン的にも美しい形状とすることが可能である。但し、薄手ネオプレン生地による 足の保護という機能を冒さないよう注意する必要がある。
【0023】 また、本考案の多目的シューズ10は海のレジャーにのみ着用するに留まらず 、日常生活に用いることも可能である。
【0024】
【考案の効果】
本考案によれば、岩場あるいはダイビング中における岩、貝、サンゴ等による 足の怪我の防止及び岩場での滑り防止、及びフィンの装着というダイビングシュ ーズとしての機能を有しつつ、極めてソフト且つ軽量で通気性がよく、且つ乾き 易く、陸上でもスニーカやビーチサンダルの代用品として着用するのにも快適で ある多目的シューズが提供される。 また、トップラインの径を環状ゴムや紐にて足に合わせることにより、装着性 を高め容易に脱げなくなったために、水陸両方において、安定、安全な快適な着 用が可能となった。 このことにより従来のような磯遊びやダイビングのために海に行く際に、スニ ーカ、ビーチサンダル、ダイビングシューズとをそれぞれの状況にて履き替える という煩雑さは解消され、荷物も少なくなり、本考案の多目的シューズ1足で快 適なビーチレジャーを楽しむことも可能となった。 即ち、以上の効果を一言でいうと、非常に快適で実用的な多目的シューズの提 供ということである。
【0025】 また、本考案では薄手ネオプレン生地とナイロンメッシュ生地を用いているた め、従来のダイビングシューズに比し、安価での製造販売が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る実施の形態において、トップライ
ンに環状ゴムを備えた多目的シューズ(半足)の外観図
(一部破断)である。
【図2】本考案に係る実施の形態において、トップライ
ンに紐を備えた多目的シューズ(半足)の外観図であ
る。
【符号の説明】
10 多目的シューズ 20 アッパー 21 アッパー前部 22 アッパー中間部 23 アッパー後部 28 掛け部 30 ソール 32 本底 35 帯状ラバー 40 紐通し路 42 紐通し口 45 トップライン 50 環状ゴム 55 紐 56 紐留め具 60 爪先補強ラバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A43B 13/04 Z

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陸上、水辺及び水中にて着用可能な多目
    的シューズであって、 薄手ネオプレン生地及びナイロンメッシュ生地を主材料
    としたアッパーと、本底がゴム素材であるソールとを有
    し、 装着性を高めるべく、くるぶし高近傍に位置するトップ
    ラインに沿って前記アッパーに紐通し路が設けられると
    共に、該紐通し路に環状ゴムが内封されることを特徴と
    する多目的シューズ。
  2. 【請求項2】 陸上、水辺及び水中にて着用可能な多目
    的シューズであって、 薄手ネオプレン生地及びナイロンメッシュ生地を主材料
    としたアッパーと、本底がゴム素材であるソールとを有
    し、 装着性を高めるべく、くるぶし高近傍に位置するトップ
    ラインに沿って前記アッパーに紐通し路が設けられると
    共に、該紐通し路に紐が挿通され、且つ該紐通し路の一
    部より露出させた前記紐の両端を用いて該紐の長さを調
    節することにより前記トップラインの径の調節を可能と
    したことを特徴とする多目的シューズ。
  3. 【請求項3】 前記薄手ネオプレン生地が、ネオプレン
    の両面にジャージを張り合わせたものであり、その生地
    厚が略1mmであることを特徴とする請求項1又は2い
    ずれかに記載の多目的シューズ。
JP1996001293U 1996-02-08 1996-02-08 多目的シューズ Expired - Lifetime JP3027760U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009195402A (ja) * 2008-02-20 2009-09-03 Pigeon Corp 幼児用靴
JP2014226332A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 ブルネエズ株式会社 履物

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