JP2002315601A - 布製二分割構造式室内履き - Google Patents

布製二分割構造式室内履き

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JP2002315601A
JP2002315601A JP2001124288A JP2001124288A JP2002315601A JP 2002315601 A JP2002315601 A JP 2002315601A JP 2001124288 A JP2001124288 A JP 2001124288A JP 2001124288 A JP2001124288 A JP 2001124288A JP 2002315601 A JP2002315601 A JP 2002315601A
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Hiroko Onuki
弘子 大貫
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】足及び下腿部の保温に使用する室内履き内部が
汚れた場合の洗濯・清掃作業が簡単にでき,着用作業性
並びに着用時の保温性及び行動安定性を改善した室内履
きを提供する。 【解決手段】下腿部及び足甲部をそれぞれ覆う事ができ
る上部構造部及び下部構造部に室内履きを分割できる構
造として構成し,下部構造部は内部及び外表面の表裏反
転が容易にできる構造として内部の清掃を行える様にす
るとともに,下部構造部の形状及び使用素材を適切に選
択して足によくフィットする構造を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は室内履きのくるぶし
付近を境にして上下の構造部に分割でき,上部構造部を
取り外した下部構造部の表裏反転操作を容易にして,下
部構造部の内部の清掃,洗濯及び乾燥を効率的に行い恒
常的な使用時に発生する汚れを除去して清潔な状態での
着用を可能にした布製二分割構造式室内履きに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の防寒用室内履きは保温上の都合に
より足底部からくるぶしより上の部分まで一体構造に形
成されている。しかし下腿部の上部までを覆う構造の室
内履きは製品化されていない。くるぶしより上の部分が
長いものの場合は,履き易くするため履き口前方に縦方
向の部分的なスリット等の分離部を設けるか又は外側か
内側に部分的な分離部を設け,それぞれの分離部には係
止具が取り付けられている。くるぶしより上の部分がな
い場合はズック形の浅型構造の室内履きがある。室内履
きでもスリッパ形状でかかと背部が解放状態になってい
るものがある。室内履きのサイズは通常はS,M及びL
の大略の区分となっている。通常は室内履きの底部表面
部材は底部構造強化のため,硬質素材や滑り止め作用を
兼ねて比較的硬質のゴム,樹脂等で形成されている。ま
た,足底への衝撃吸収を図るため足底部材の介在層とし
てウレタン,発泡樹脂,硬質ボール紙を挿入している。
外に靴底同様の仕様で底部強化を優先し柔軟性がない室
内履きもある。室内履き着用後さらに防寒性を高める場
合はくるぶしから膝までの毛糸,布製のレッグウォーマ
ー等が併用されている。通常,以上の室内履きは靴下を
着用した上で使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術に
は次のような問題があった。
【0004】通常の防寒用室内履きは足底部からくるぶ
しの上迄の深形一体構造で表裏反転ができないため,室
内履き内側に付着する繊維屑等を十分に除去することは
困難である。特に室内履き内面が起毛布やボアー等で構
成されている場合にはこの問題が顕在化する。室内履き
奥の足指付近への付着屑の除去は不可能に近く大きな問
題である。特にボアータイプ室内履き内部に付着した細
かいごみは除去が困難である。室内履き内側の清掃性を
配慮するためにはくるぶしより上の長さに限界があるた
め,くるぶしより上の下腿部に対しては十分な保温効果
を確保できないのが現状である。
【0005】室内履き使用時の汚れはくるぶしより下の
部分,特に足指,土踏まず等での発汗で起こる事が多
く,洗濯時には汚れていないくるぶしより上の部分まで
同時に洗濯する必要があり,洗剤及び洗濯作業の無駄並
びに内部の乾燥効率の著しい低下が起こる。このような
理由で素足での着用には制限があり,汚れ防止のための
靴下等の重ね履きにより足首,足指等への圧迫傷害が起
こり,足に疾病障害のある場合には使用しにくい。又,
洗濯による反復使用が困難なため汚れの発生とともに廃
棄せざるを得ず不経済である。
【0006】履き易くするため履き口延長上にスリット
等の分離部がある場合は,その分離部を簡単な係止具で
閉じていても外気が侵入して防寒性が低下し,さらに足
甲部と室内履きの間の密着性が失われて着用状態が不安
定になる危険性がある。
【0007】室内履きが一体構造のため着脱操作性を向
上するために必然的に甲高の構造にせざるを得ず,着用
後はその部分に不要な空間が発生して歩行時には足底が
室内履き底部より大きく浮き上がったり,左右にずれた
りして正常な歩行に支障をきたし階段の昇降等では危険
を伴うおそれがある。この対策として,歩行時に足指等
を異常に曲げて足甲を高くして不安定性を抑制しようと
すると,足に負担がかかり疲労が発生する問題を生ず
る。足甲部に編み上げ,その他の緊迫作用をもたらす構
造をもたせれば浮き上がり等の問題は回避できるが,そ
れらの構造による対策は日常的に着脱の多い室内履き用
には繁雑な作業となり実用性がない。
【0008】室内履きがズック形状やスリッパ形状の場
合は,くるぶしより上の部分には防寒性が確保できない
ため厚い靴下を着用して室内履きを併用するので,室内
履き内側での圧迫感が強まり血行障害が発生しやすい一
方,足の感触が失われ室内履き脱離にともなう危険性を
生じる。
【0009】室内履きサイズは大略の区分になってお
り,足サイズに応じた最適サイズの室内履きを選択する
ことができないため,底部からくるぶしの上迄の深形一
体構造の室内履きで強いられているかかと背上部のくび
れの少ない形状がかかと背上部での固定作用を弱め不快
感が高く,歩行動作が不安定になる。
【0010】室内履きの足底が硬質材で形成されている
場合や,足底部材の介在層としてウレタン,発泡樹脂,
硬質ボール紙が挿入されている場合には,下部構造部の
表裏反転が不可能で洗濯を行っても室内履き内部は十分
に清潔にならない。そのため恒常的な素足での着用が制
限され,血行障害等の循環器障害を持っている人や高齢
者が素足で使用することが困難になる。
【0011】一体構造の室内履きでの下腿部の防寒性不
足をレッグウォーマー等で補う場合には,レッグウォー
マーを固定するための上下端部の締め付部が下腿部及び
足首を圧迫して血行を阻害する。レッグウォーマー自体
の防寒性もその素材の断熱性が低いため,寒冷期には十
分な保温効果が得られない。血行障害を回避するために
締め付けを弱くすると着用時の運動によりルーズ状態に
なり美観上の問題がある。又,レッグウォーマーと室内
履きの間の隙間からの寒気の侵入を防止するためには耐
えずレッグウォーマーの着用状態を適切に修正する必要
がある。
【0012】室内履きの足指付近の構造については特別
の機能的な構造を持っておらず,自然に足指の運動を拘
束する構造となっているため,長時間の連続着用時には
拘束作用に伴う不快感や一時的な機能障害が発生する。
【0013】底面の材質は底面全面にわたって同一の素
材を使用している。全面に柔らかい材質が使用されてい
る場合は,体重が集中するかかと部が沈み足裏全体での
バランスのよい体重支持ができないため,姿勢が不自然
になり身体に無理な負担がかかり足腰の障害の原因とな
りやすい。全面に硬い材料が使用されている場合は,底
面が曲がらないために底面と足裏の密着感が失われ,階
段や踏台等の昇降動作が不安定になり転落や滑りの危険
性が発生する。硬い場合も足指及び指先に体重をかける
ことが困難なため,歩行及び起立の作業がしにくく不安
定になる。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために次の技術的手段を講じた。
【0015】従来の深形一体構造の室内履きに伴う表裏
反転操作の困難性を解消し,下部構造内部の清掃及び洗
濯を容易にして素足での恒常的着用を可能にするため
に,室内履きの構造を足のくるぶしより下の全体を覆う
下部構造部及び少なくとも下腿部を覆う上部構造部から
なり,該下部構造部及び上部構造部を相互に結合離脱自
在に構成し,かつ該下部構造部及び上部構造部を結合し
た状態,又は上下部構造部をそれぞれ個別に分割した状
態で着用できる構造とした。上下部構造部を結合するた
めにそれぞれをはめ合せ式又は突き合わせ式等で結合
し,さらに結合の状態を確実にするためホック,ファス
ナー,結合用テープ,ボタン及び紐等の結合具を使用し
て固定する。
【0016】下部構造部底部の材料に柔軟性材料及びよ
り硬さのある可撓性材料を部分的に使用部位に応じて使
い分けて,表裏反転操作性,耐久性及び体重の無理の無
い自然な分布状態等を確保できる布製二分割構造式室内
履きを構成した。
【0017】下部構造部の履き口の長径を下部構造部の
底部の長さの1/2〜2/3である構造又は下部構造部
の履き口の長径が下部構造部の底部の長さの約1/2未
満であり履き口の周方向の一部に開閉自在なスリットが
設けられた構造として表裏反転操作を容易にした。
【0018】使用目的に応じて適宜の結合具で下部構造
部及び上部構造部を結合した状態にして着用可能とし
て,高い防寒性を確保した。又,使用時のフィット感を
向上させ安定な歩行動作を確保できる構造を持たせるた
めに,足甲部を密着性の高い構造とするとともに,足指
の動きを拘束しない空間を確保できる構造とした。
【0019】下部構造部の底部には,土踏まずの部位に
足底の安定化を図るための着脱可能なパッドを挿入でき
る構造とした。
【0020】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0021】図1は上部構造部2及び下部構造部3を結
合した状態の布製二分割構造式室内履き1の側面図であ
る。係止具5によって着用時に結合した状態となってい
る布製二分割構造式室内履き1は,上部構造部2及び下
部構造部3に容易に分解できる。上記係止具としてボタ
ンを使用した場合を示した。上部構造部2は下腿部4に
対して十分な保温作用を発揮できるため,下部構造部3
は深さを小さくして表裏反転がしやすい構造とすること
ができる。下部構造部3を主要な部分に区分して表示す
ると足指部6,足甲部7,かかと背部8及び底部9から
構成され,底部9の中央部の一部は土踏まず部10と称
する。
【0022】図2は布製二分割構造式室内履き1の上部
構造部2の側面図であり,下端部にはギャザー11を設
けて下部構造部3の内部への挿入性を向上するととも
に,上部構造部2及び下部構造部3の隙間をなくして,
防寒性を一層向上させる。また下腿部4との密着性を高
めるために上部構造部2を極端に細くした場合には,装
着動作を円滑に行うためにファスナーなどを用い開閉が
自在に行える開閉部12を備える。
【0023】図3は部位によって軟質素材13及び硬質
素材14の使用場所を変えた状態を示す請求項2の下部
構造部3の底面の平面図であり,体重が集中するかかと
の底部及び歩行時の荷重が集中する足指の付け根部に
は,使用時の足裏への体重の有効な支持機能を与えるた
めに,部分的に他の部分よりも硬さが高い硬質素材を使
用しており,同時に表裏反転操作が阻害されないよう
に,かかと部及び足指の付け根部以外には軟質の素材を
使用している。
【0024】図4は下部構造部3に設けた履き口15の
長径が底面の長さの1/2〜2/3である場合の平面図
である。履き口15の長径が底部9の1/2以下では,
下部構造部3の表裏反転操作を行う際に底部9を履き口
15を通して上方に移動しにくくなり,表裏反転操作が
非常に困難になる。又,足を挿入する作業も困難にな
る。履き口15の長径が底部9の2/3以上になると,
下部構造部3が足の甲を覆う面積が少なくなり,着用中
の通常の動作によっても下部構造部3が脱落しやすくな
り保温効果も低下する。
【0025】図5は下部構造部3に設けた履き口15の
長径が底部9の長さの1/2未満で履き口15の一部に
スリット16を設けた場合の平面図である。この場合に
は履き口15の大きさが小さく,使用時の安定性及び保
温性を向上できると同時に,スリット16を開くことに
よって表裏反転操作が容易になり,装着作業にも支障を
きたさない。スリット16からの寒気の侵入は紐,結合
テープ,ファスナー等のスリット閉塞具17によりスリ
ット16を閉塞して防止できる。
【0026】図6は足指部6に足指の拘束を起こさない
ための足指付近の空間18を設けた下部構造部3の側面
図である。本発明の下部構造部3は,着用時の保温性及
び足への密着性を高めるため足甲部7が足の甲に密着し
た状態で使用する構造になているが,足指付近の空間1
8を設けることによって足指の運動が拘束されず,歩行
作業を安定化させるための足指の運動が適切に行われ長
時間の着用によっても疲労が発生しない。
【0027】図7は下部構造部3の底部10の土踏まず
部付近にパッド19を設けた場合の側面図である。パッ
ド19によって足の土踏まずの筋膜が支えられ土踏まず
が刺激され運動機能が向上すると同時に,歩行時のかか
とから足指への体重移動が円滑に行われ安定感が向上す
る。
【0028】以上,本発明の実施形態について説明した
が,本発明は上記実施形態に限定されるものではなく,
本発明の要旨範囲において適宜変形実施可能である。
【0029】例えば,下腿部4への密着性を向上するた
めに上部構造部2の構造を細くした場合には,周方向の
一部に開閉部12を設けて着用性を高めても良い。又,
上部構造部2と下部構造部3との密着性を高めると同時
に上部構造部2の着用性を高めるために,上部構造部2
の下端部には周方向の伸縮性を与えるためのギャザー部
11を設けてもよい。このギャザー部11が下部構造部
3の足甲部7の部分に挿入された場合には,足甲部の密
着性をさらに向上して着用時の一体感を高めて運動機能
が高められる。歩行時や特殊作業で足首が極端に前傾し
た状態になってもギャザー部11があるために前傾運動
は妨げられず,上部構造部2及び下部構造部3の間が離
れて装着状態が崩れることもない。又,ギャザー部11
により上部構造部2が支持されるため,上部構造部2の
本体の下腿部4に対する緊縛作用を利用しないでも安定
に装着でき下腿部4に拘束力による不快感が発生しな
い。
【0030】上部構造部2と下部構造部3の結合部は重
ね合わせの構造でなく,突き合わせ構造として突き合わ
せ部をファスナー等で直接に結合してもよい。
【0031】上部構造部2及び下部構造部3の素材とし
ては,冬季用には断熱性及び保温性の高い材料を積層構
造としたものを使用し,温暖期の特殊環境中での作業用
又は障害者等の負傷保護用に使用する場合は通気性及び
吸湿性を持つ素材等を適宜目的に応じて選択することが
できる。
【0032】上部構造部2及び下部構造部3の結合部位
の構造は着用時節に対応して保温,吸湿,通気性等を与
えるために,はめ合せの深さや突き合わせの隙間の有無
等の調整設定を適切に行うこともできる。
【0033】上部構造部2及び下部構造部3の結合のた
め係止具ホック,ファスナー,結合テープ,ボタン及び
紐等の結合具を一切使用せずに,上部構造部2の下端部
にある周方向の収縮性を与えるギャザー部11構造や下
部構造部3の履き口15の形態及びサイズを調整し,自
律的に密着結合できるような構造を利用してもよい。
【0034】かかと背部8はかかと背の線にそって下側
を若干外側に張り出せば足に対するフィット感及び歩行
時等の安定感を確保できる。底部9のかかと付近の厚さ
をその前方の部分より若干大きくすれば,通常の靴底の
荷重分布が得られて起立,歩行時の姿勢が安定して疲労
が防止できる。
【0035】底部9に使用される硬質材14を一体構造
とせずに,足指付け根部及びかかと部に分割する外に幅
方向に対しても左右に分割構造として局部的に小さく折
曲げられるようにすれば,底部9が履き口15を通過し
やすくなり表裏反転操作が一層容易になる。同時に,足
底の湾曲状態を反映した形状が底部9に自然に発生し足
底への均一な体重支持が促進され疲労感が発生しない。
【0036】下部構造部3の表裏反転操作をさらに容易
にするために,底部9に接する下部構造部3の側面を立
体的な起立構造を持つようにして底部9に縫合,接合し
てもよい。
【発明の効果】
【0037】請求項1記載の布製二分割構造式室内履き
により次のような効果が得られる。汚れの発生するくる
ぶしより下の部分のみを分割して洗濯できるため,洗濯
効率が向上し素足上への恒常的な着用が容易になる。く
るぶしより上の部分は洗濯上問題がないため防寒性及び
装飾性等の観点から材質,寸法,形態の選択の自由度が
高くなり構造上の制限がない。
【0038】着用時節に対応しうる結合構造を採れるた
め,年中を通して障害者,高齢者のみならず一般成人に
適したデザイン,素材を使用した汎用性の高い室内履き
として使用できる。腰の強い素材で上部構造部が構成さ
れているため,着用中に下腿部から下方に脱離すること
がなく下腿部に対して継続的で安定した保温作用を維持
できる。適切な腰の強さがあるために手足に機能障害が
ある人が着用する場合にも,着用動作を改善するための
支援的機能及び外傷に対する保護効果が生まれる。
【0039】着用時には上部構造部及び下部構造部をそ
れぞれ分離した状態で個別に着用した後に組合せて一体
化できるため,従来の一体構造の室内履きよりも非常に
着用しやすい。さらに,分割構造をとることにより上部
構造部の長さの制限がなく,下腿部の上部まで十分な保
温が可能である。又,下部構造部のみを上部構造部より
も数多く準備して,下部構造部に汚れが発生した場合に
は下部構造部のみを頻繁に交換できる。くるぶし付近で
の上下分割構造式のためかかと背部分の構造を十分に足
首及び足甲にフィットする構造に製作することが可能で
あり,上下一体構造の室内履きの問題であるかかと背部
分のフィット性の不足を防止でき歩行動作が安定する。
【0040】足底部が可撓性素材で形成され足指の動き
が拘束されないような十分な空間をもつ構造となってい
るため,下部構造部は簡単に表裏反転ができ内部の隅々
まで十分に汚れを落とせ,内部を直接に日にあてて迅速
に乾燥でき衛生的であり水虫等の皮膚疾患を起こさずに
恒常的に素足での着用ができる。足底部が可撓性素材の
ため室内歩行時に土踏まずを刺激し血行促進作用もあ
る。さらに,足底部が足裏形に形成されて足裏を支持し
ているためソックス等よりは補強効果があり歩行上のサ
ポート効果もある。
【0041】防寒性が高い素材で形成した布製二分割構
造式室内履きは寒冷期でも障害者,高齢者が素足で着用
でき,ソックスを履いた場合の重ね履きの必要がなく,
着用作業が簡単で足指の自由な運動による機能増進の効
果がある。レッグウォーマー等の着用による足への圧迫
も回避できる。
【0042】請求項2記載の布製二分割構造式室内履き
により次のような効果が得られる。体重が集中するかか
と部及び歩行時の荷重が集中する足指の付け根部が比較
的硬質であるため,歩行作業等での安定性が向上する。
又,部分的にのみ比較的硬質な材料を使用しており他の
部分は軟質材料が使用されているため,表裏反転操作は
容易にできる。
【0043】請求項3〜請求項4の布製二分割構造式室
内履きによれば,足甲及びかかと背によくフィットし保
温効果を低下させず表裏反転操作が容易にできる。
【0044】請求項5の布製二分割構造式室内履きによ
れば,足指を自由に運動できる空間が確保でき布製二分
割構造式室内履き着用時でも足指の圧迫を回避して長時
間の使用ができる。又,発汗に対しても発散作用が得ら
れ足指の蒸れが防止できる。
【0045】請求項6の布製二分割構造式室内履きによ
れば,パッドにより土踏まずが絶えず刺激され健康増進
の効果があり,又歩行動作等の安定化が得られる。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】上部構造部及び下部構造部を結合した状態の布
製二分割構造式室内履き側面図である。
【図2】布製二分割構造式室内履きの上部構造部の側面
図である。
【図3】部位によって軟質素材及び硬質素材の使用場所
を変えた状態を示す下部構造部の底面の平面図である。
【図4】下部構造部に設けた履き口の大きさが底面の長
さの1/2〜2/3である場合の平面図である。
【図5】下部構造部に設けた履き口の大きさが底面の長
さの1/2未満で履き口の一部にスリットを設けた場合
の平面図である。
【図6】足指付近に足指の拘束を起こさないための空間
を設けた下部構造部の側面図である。
【図7】底部の土踏まず部付近にパッドを設けた構造の
下部構造部の側面図である。
【符号の説明】
1 布製二分割構造式室内履き 2 上部構造部 3 下部構造部 4 下腿部 5 係止具 6 足指部 7 足甲部 8 かかと背部 9 底部 10 土踏まず部 11 ギャザー部 12 開閉部 13 底部の軟質素材 14 底部の硬質素材 15 履き口 16 履き口のスリット 17 スリット閉塞具 18 足指付近の空間 19 パッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A43B 13/14 A43B 13/14 B 17/00 17/00 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足のくるぶしより下の全体を覆う下部構
    造部及び少なくとも下腿部を覆う上部構造部からなり,
    該下部構造部及び上部構造部を相互に結合離脱自在に構
    成し,かつ該下部構造部及び上部構造部を結合した状
    態,又は上下部構造部をそれぞれ個別に分割した状態で
    着用可能とし,更に表裏反転操作が容易であるように柔
    軟性及び腰の強さを持つ素材で形成した布製二分割構造
    式室内履き。
  2. 【請求項2】 下部構造部の底部は,足指付近及び土踏
    まず付近には柔軟な素材を,足指附け根付近及びかかと
    付近には耐久性のあるより硬くしかも可撓性のある素材
    を使用した 請求項1の室内履き。
  3. 【請求項3】 下部構造部の履き口の長径が下部構造部
    の底部の長さの1/2〜2/3である請求項1又は2の
    室内履き。
  4. 【請求項4】 下部構造部の履き口の長径が下部構造部
    の底部の長さの約1/2未満であり,履き口の周方向の
    一部に開閉自在なスリットが設けられた構造となってい
    る請求項1又は2の室内履き。
  5. 【請求項5】 下部構造部の足指付近を収容する部分が
    足指の動きを拘束しない空間を確保できる構造となって
    いる請求項1,2,3又は4の室内履き。
  6. 【請求項6】 下部構造部の土踏まず部位付近の底部の
    内部に,着脱可能で土踏まずを下側から接触支持できる
    形状を持つ布また繊維等のパッドを挿入した請求項1,
    2,3,4又は5の室内履き。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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