JP6202829B2 - 桟橋と護岸の連結構造 - Google Patents

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Description

本発明は、桟橋と護岸とを連結する渡り板が、護岸との間に隙間を発生させないにように構成してある桟橋と護岸の連結構造に関するものである。
従来から、係船バース等の港湾構造物として、桟橋と護岸とを渡り板で連結した構造のものが広く知られている。前記桟橋は、鋼管等の杭による下部工と、その上に支持させた上部工とからなる杭式桟橋が一般的であり、上部工と護岸との間に渡り板を介在させて連結した連結構造となっている。
前記桟橋は、杭で補強されているので沈下や横ズレ等を発生させることはないが、護岸は埋め立てた陸地が多いので沈下や横ズレ等を発生させることがある。そのため、前記渡り板は桟橋側の一端をボルト等で固定する一方、護岸側の他端をフリーとして摺動可能にしたものが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。また、フリーな状態にある前記渡り板の護岸側の他端と護岸との隙間を隠すように渡り板の上端縁に薄板状のプレートを取り付け、このプレートで前記隙間を覆うことも行われている。
しかしながら、護岸の沈下や横ズレは、沈下等の激しい場所では、1年間で10mm程度の大きなものも観測されている。従って、前記渡り板と護岸との間に隙間が生じて危ないという問題や、隙間に砂利やゴミ等が入り込むという問題が発生していた。また、プレートで隙間を覆っている場合は、隙間の拡大に起因してプレートが湾曲したり破断する等の問題が発生していた。
一方、渡り板と護岸との隙間を調整するものではないが、地震により発生する渡り板への衝撃荷重を緩和する方法として、特許文献2に示されるように、渡り板の下面に衝撃緩和用のダンパーを水平に設置したものも提案されている。しかしながら、特許文献2のものはダンパー装置が大規模かつ高価であり、本発明のように簡単に隙間の発生を防止する技術には適さないものであった。
特開2000−178941号公報 特開平10−183558号公報
本発明は上記のような問題点を解決して、万が一、護岸の沈下や横ズレを発生した場合にも、桟橋と護岸とを連結する渡り板が、護岸との間に隙間を生じるのを的確に防止し、しかも簡単な構造で生産コストを安価なものとすることができる桟橋と護岸の連結構造を提供することを目的として完成されたものである。
上記課題を解決するためになされた本発明の桟橋と護岸の連結構造は、桟橋と護岸とを、鋼材を格子状に組んだグレーチングからなる渡り板で連結するとともに、この渡り板の一端を連結具で桟橋側に固定し、渡り板の他端を護岸側に摺動可能に載置した桟橋と護岸の連結構造であって、前記渡り板と護岸との間に一定幅の隙間を形成し、この隙間を渡り板の側面に取付けてなる、上部に圧縮に対して変形自在な中空部を有し、下部に渡り板の側面へ取り付け可能な板部を有する断面P字状の筒状の弾性体で埋めて、前記中空部が弾性力により、その一端を前記護岸の端部に設けられた切欠部の壁面に常に押し付けた状態としたことを特徴とするものである。
請求項1に係る発明では、桟橋と護岸とを渡り板で連結した桟橋と護岸の連結構造であって、前記渡り板と護岸との間に一定幅の隙間を形成し、この隙間を渡り板の側面に取付けた中空部を有する筒状の弾性体で埋めたものとしたので、隙間による段差の発生を防止するとともに、隙間内に砂利やゴミ等が入り込むのを防止することができる。また、護岸の沈下や横ズレが生じた場合にも、前記弾性体の伸縮により常に隙間が生じないように密着した状態を保持するので、段差を発生させることがなく、また隙間にゴミ等が入り込むこともない。
また、弾性体は上部に圧縮に対して変形自在な中空部を有し、下部に渡り板の側面へ取り付け可能な板部を有する断面P字状のものとしたので、渡り板への取り付けを簡単に行うことができ、また中空部の伸縮により隙間も確実に埋めることができる。
更に、渡り板は鋼材を格子状に組んだグレーチングとしたので、簡単に施工することができ、また優れた機械的強度、耐久性、外観性を発揮することができる。
本発明の実施の形態を示す正面図である。 渡り板を示す平面図である。 弾性体を示す斜視図である。
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図1において、1は鋼管等の杭による下部工と、その上に支持させた上部工とからなる杭式の桟橋である。また、2は埋め立てた陸地からなる護岸である。前記桟橋1と護岸2の向き合っている端部には、それぞれ直角状の切欠部が形成されており、この切欠部の底面1a、2aに渡り板3を載置することによって、桟橋1と護岸2とを連結する構造となっている。
前記渡り板3の桟橋側の一端は、ボルト等の連結具4で桟橋1の前記底面1aに固定されており、一方、渡り板3の他端である護岸側の一端は、護岸2の前記底面2aに単に載置されていて、底面2a上を自在に摺動する構造となっている。
実施例においては、前記渡り板3は、図2に示されるように、亜鉛メッキした鉄、ステンレス、アルミニウム等の鋼材を格子状に組んだグレーチングであり、施工が容易であるうえに、優れた機械的強度、耐久性、外観性を発揮する。また、グレーチングの他、板状の蓋体やパンチングメタル等の孔あき板体であってもよいことは勿論である。
そして、前記渡り板3と護岸2との間には、例えば10〜30mm程度の一定幅の隙間10が形成されており、この隙間10を渡り板3の側面に取付けた中空部5aを有する筒状の弾性体5で埋めた構造となっている。また、弾性体5の材質としては、耐候性と弾力性を備えた合成樹脂や天然ゴムから選択できる。
この弾性体5は、図3に示すように、上部に圧縮に対して変形自在な中空部5aを有し、下部に渡り板の側面へ取り付け可能な板部5bを有する断面P字状のものであり、前記板部5bをボルト等の連結具6で渡り板3の側面に取付けてある。この場合、前記中空部5aが弾性力により、その一端を切欠部の壁面2bに常に押し付けた状態となるので、隙間10を覆った形となり段差が生じるのを防止して安全であり、また隙間10内にゴミ等が入り込むことも防止することとなる。なお、弾性体5の上面は渡り板3の上面と同一高さで、かつフラットな面が続く形状としておけば、ゴミ等の落下を防止することができ好ましい。
また、護岸2の沈下や横ズレが生じた場合にも、前記中空部5aが伸縮変形して常に護岸との間に隙間が生じないように密着状態を保持できるため、段差を発生させることがなく、また隙間にゴミ等が入り込むことも防止できる。
本発明の渡り板3は、例えばグレーチングの場合、グレーチングの製造会社において弾性体5を取付けた状態で出荷することや、港湾の現場においてグレーチングに弾性体5を取付けることのいずれも行うことができ、優れた作業性を発揮することができる。また、長さが1000〜2000mmのグレーチングを桟橋の長さに対応して所定の枚数を組み合わせるのみで施工を終えることができ、施工およびその後のメンテナンス作業も簡単に行うことができる。
以上の説明からも明らかなように、本発明は桟橋と護岸とを渡り板で連結するとともに、この渡り板の一端を連結具で桟橋側に固定し、渡り板の他端を護岸側に摺動可能に載置した桟橋と護岸の連結構造であって、前記渡り板と護岸との間に一定幅の隙間を形成し、この隙間を渡り板の側面に取付けた中空部を有する筒状の弾性体で埋めたものとしたので、隙間による段差の発生を防止できるとともに、隙間内に砂利やゴミ等が入り込むのを防止することが可能となる。更に、護岸の沈下や横ズレが生じた場合にも、前記弾性体の伸縮により常に隙間が生じないように密着した状態を保持するので、段差を発生させることがなく、また隙間にゴミ等が入り込むことも防止することが可能となる。
1 桟橋
1a 底面
2 護岸
2a 底面
2b 壁面
3 渡り板
4 連結具
5 弾性体
5a 中空部
5b 板部
6 連結具
10 隙間

Claims (1)

  1. 桟橋と護岸とを、鋼材を格子状に組んだグレーチングからなる渡り板で連結するとともに、この渡り板の一端を連結具で桟橋側に固定し、渡り板の他端を護岸側に摺動可能に載置した桟橋と護岸の連結構造であって、前記渡り板と護岸との間に一定幅の隙間を形成し、この隙間を渡り板の側面に取付けてなる、上部に圧縮に対して変形自在な中空部を有し、下部に渡り板の側面へ取り付け可能な板部を有する断面P字状の筒状の弾性体で埋めて、前記中空部が弾性力により、その一端を前記護岸の端部に設けられた切欠部の壁面に常に押し付けた状態としたことを特徴とする桟橋と護岸の連結構造。
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