JP6201081B1 - 吸着部材および液晶セル吸着回転装置 - Google Patents

吸着部材および液晶セル吸着回転装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、液晶セルの異なる搬送方式に対応でき、且つ、吸着部材における有効作業面積比率を向上させると共に、動作の効率が高い吸着部材を提供する。当該吸着部材(BR−H10)には、液晶セル(U)の表面と接触する複数の吸着部(BR−H40)が設けられ、水平面内における前記吸着部の配置領域は「十」字形になる。また、本発明は、当該吸着部材を備えた液晶セル吸着回転装置を提供する。

Description

本発明は、吸着部材、および当該吸着部材を備えた液晶セル吸着回転装置に関する。
通常、液晶セル処理ライン、例えば液晶表示装置を製造するための光学フィルム貼合せラインにおいて搬送される液晶セルは矩形であり、長辺と短辺を有する。そして、液晶セルが搬送される方式にも、液晶セルの長辺が液晶セル搬送方向に沿うように搬送されるMD方式と、液晶セルの長辺が液晶セル搬送方向に垂直するように搬送されるTD方式とがある。
液晶セルに対する製造工程での処理要求によって、同じラインにおいて、搬送方式を前記2種の搬送方式の間で切り替える必要がある。この場合、液晶セル吸着回転装置によって、まず、ラインにおける液晶セルを吸着し、更に上下に移動してから回転させることで、液晶セルの搬送方式を切り替える。
すでに、このような液晶セル吸着回転装置が知られている。例えば、特許文献1および特許文献2に記載されている液晶セル吸着回転装置は、上から液晶セルを吸着して回転させる。また、特許文献3に記載されている液晶セル吸着回転装置は、下から液晶セルを吸着して支持しながら回転させる。
特開2002−12319号 特開2013−107185号 特開平08−112793号
だが、前記従来の液晶セル吸着回転装置は、いずれも液晶セルと同じ形状を有する矩形の吸着部材を備えている。この場合、吸着部材がMD、TD搬送方式のいずれにも対応するには、吸着部材の寸法を増加して、矩形の吸着部材の短辺が液晶セルの長辺よりも長くするしかない。このようにすると、吸着部材および液晶セル吸着回転装置が大きくなり、且つ、吸着部材における無駄な面積の比率が大きくなる。
また、矩形の吸着部材は、180度の対称性しかないので、例えばMD方式からTD方式に変えるために、先の液晶セルを90度旋回した後、次に搬送されて来る液晶セルを旋回するためには、さらに90度旋回動作をしなければならない。そのため、動作の効率も向上させる余地がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、MDおよびTD搬送方式のいずれにも対応でき、且つ、吸着部材における有効作業面積比率を向上させると共に、動作の効率が高い吸着部材を提供する。さらに、本発明は、前記吸着部材を備える液晶セル吸着回転装置を提供する。
具体的に、本発明の第1形態で提供される吸着部材は、液晶セルを吸着するための吸着部材であって、液晶セルの表面と接触する複数の吸着部が設けられ、水平面内における前記吸着部の配置領域は「十」字形になる。
また、本発明の第2形態に係る吸着部材によると、前記吸着部が弾性材からなる。このようにすると、液晶セルの表面に接触して吸着を行う際、液晶セルの表面に傷を与える可能性を減少させる。
また、本発明の第3形態に係る吸着部材によると、前記第1又は第2形態において、前記吸着部材が水平面内における形状が「十」字形になる吸着パッドであり、前記吸着部が前記吸着パッドの下面に配置される。
また、本発明の第4形態に係る吸着部材によると、前記第3形態において、前記吸着部が前記吸着パッドの下面に均一に配置される。
また、本発明の第5形態に係る吸着部材によると、前記第1又は第2形態において、前記吸着部材が、一方向に沿って延伸する少なくとも2つの吸着アームと、前記一方向と垂直する方向に沿って延伸する少なくとも2つの吸着アームとによって構成される吸着フレームであり、前記吸着フレームの水平面内における包絡線の形状が「十」字形になり、前記吸着部が前記吸着アームの下面に配置される。
また、本発明の第6形態に係る吸着部材によると、前記第5形態において、前記吸着部が前記吸着アームに均一に配置される。
また、本発明の第7形態に係る吸着部材によると、前記第1又は第2形態において、前記吸着部材が、一方向に沿って延伸する少なくとも2つの吸着アームと、前記一方向と垂直する方向に沿って延伸する少なくとも2つの吸着アームとによって構成される吸着フレームであり、前記吸着フレームの水平面内における包絡線の形状が「十」字形になり、前記吸着部が前記吸着アームの上面に配置される。
また、本発明の第8形態に係る吸着部材によると、前記第7形態において、前記吸着部が前記吸着アームに均一に配置される。
上記各吸着部材によると、MDおよびTD搬送方式のいずれにも対応でき、且つ、吸着部材における有効作業面積比率を向上して、装置の大型化を防止できる。また、90度旋回後に、次の液晶セルとアライメントするためにさらに90度旋回する必要がないので、動作の効率も向上できる。
また、本発明の第9形態は、液晶セルを吸着した状態で回転できる液晶セル吸着回転装置であって、前記液晶セル吸着回転装置が液晶セル搬送路の上方に位置し、前記吸着部が吸着部材の下面に配置され液晶セル搬送路に向けて前記液晶セルに対向する、第1〜6形態のいずれか1つに記載の吸着部材と、液晶セルを吸着するための負圧を生じる真空ポンプと、前記真空ポンプと前記吸着部を連通する吸気路と、前記吸着部材の中心を周りに、水平面内で前記吸着部材を旋回させる旋回手段と、前記吸着部材を上下に移動させる上下移動手段と、を備える液晶セル吸着回転装置を提供する。第9形態の液晶セル吸着回転装置によると、本発明の吸着部材を用いることで、MDおよびTD搬送方式のいずれにも対応でき、且つ、吸着部材における有効作業面積比率を向上して、装置の大型化を防止できる。また、90度旋回後に、次の液晶セルとアライメントするためにさらに90度旋回する必要がないので、動作の効率も向上できる。
また、本発明の第10形態に係る液晶セル吸着回転装置は、上記第9形態において、前記吸着部材を水平に移動させる水平移動手段をさらに備える。このようにすると、液晶セルを移動しながら回転できるので、ラインにおける搬送効率を向上できる。
また、本発明の第11形態に係る液晶セル吸着回転装置は、上記第9または第10形態において、前記吸気路がメイン吸気路と複数のサブ吸気路からなり、前記メイン吸気路の一端が前記真空ポンプと連通され、前記メイン吸気路の他端が複数のサブ吸気路に分岐され、各サブ吸気路が少なくとも1つの吸着部に連通され、メイン吸気路および各サブ吸気路には、独立に開閉できるバルブがそれぞれ設けられている。このようにすると、液晶セルの異なる寸法および搬送方式によって、吸着部材における実際の吸着領域を柔軟に配置できる。
また、本発明の第12形態は、液晶セルを吸着した状態で回転できる液晶セル吸着回転装置であって、前記液晶セル吸着回転装置が液晶セル搬送路の下方に位置し、前記吸着部が吸着部材の上面に配置され液晶セル搬送路に向けて前記液晶セルに対向する、第7または8形態に記載の吸着部材と、液晶セルを吸着するための負圧を生じる真空ポンプと、前記真空ポンプと前記吸着部を連通する吸気路と、前記吸着部材の中心を周りに、水平面内で前記吸着部材を旋回させる旋回手段と、液晶セル搬送路における搬送ローラの間の隙間を通じて前記吸着部材を上下に移動させる上下移動手段と、を備える液晶セル吸着回転装置を提供する。第12形態の液晶セル吸着回転装置によると、第9形態と同じく、MDおよびTD搬送方式のいずれにも対応でき、且つ、吸着部材における有効作業面積比率を向上して、装置の大型化を防止できる。また、90度旋回後に、次の液晶セルとアライメントするためにさらに90度旋回する必要がないので、動作の効率も向上できる。
また、本発明の第13形態に係る液晶セル吸着回転装置は、上記第12形態において、液晶セル搬送路における搬送ローラの間の隙間に沿って前記吸着部材を水平に移動させる水平移動手段をさらに備える。このようにすると、液晶セルを移動しながら回転できるので、第10形態と同じく、ラインにおける搬送効率を向上できる。
また、本発明の第14形態に係る液晶セル吸着回転装置は、上記第12形態または第13形態において、前記吸気路がメイン吸気路と複数のサブ吸気路からなり、前記メイン吸気路の一端が前記真空ポンプと連通され、前記メイン吸気路の他端が複数のサブ吸気路に分岐され、各サブ吸気路が少なくとも1つの吸着部に連通され、メイン吸気路および各サブ吸気路には、独立に開閉できるバルブがそれぞれ設けられている。このようにすると、液晶セルの異なる寸法および搬送方式によって、第11形態と同じく、吸着部材における実際の吸着領域を柔軟に配置できる。
図1は、本発明に係る液晶セル吸着回転装置を備える光学フィルム貼合せラインの構造概略図である。 図2は、第1実施例に係る液晶セル吸着回転装置の構造概略図である。 図3A、3Bは、第1実施例に係る吸着パッドの平面図であり、図3AはMD搬送方式での状態を示し、図3BはTD搬送方式での状態を示す。 図4A〜4Hは、第1実施例に係る液晶セル吸着回転装置の吸着回転動作を示す概略図である。 図5は、第2実施例に係る液晶セル吸着回転装置の構造概略図である。 図6A、6Bは、第2実施例に係る液晶セル吸着回転装置の吸着回転移動動作を示す概略図である。 図7A、7Bは、第3実施例に係る液晶セル吸着回転装置の構造概略図である。 図8A、8Bは、第3実施例に係る吸着フレームの平面図であり、図8AはMD搬送方式での状態を示し、図8BはTD搬送方式での状態を示す。 図9は、搬送ローラの間の隙間を示す概略図である。 図10A〜10Dは、第3実施例に係る液晶セル吸着回転装置の吸着回転動作を示す概略図である。 図11は、第4実施例に係る液晶セル吸着回転装置の構造概略図である。 図12A、12Bは、第4実施例に係る液晶セル吸着回転装置の吸着回転移動動作を示す概略図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例を説明する。以下の実施例は、ただ本発明の実施例だけであり、本発明に対する制限ではない。また、本明細書で、「第1」、「第2」などは同じ種類に属する異なるものを区分するために用いられる用語であり、搬送方向での順番などの制限的な意味がない。
また、本明細書において、「液晶セル」とは、液晶パネルに限らなく、ディスプレーパネルの製造中に光学フィルムを貼り合わせるべく任意の基板状の素材と理解できる。本明細書において、「光学フィルム」とは、例えば、偏光フィルムのようなディスプレーパネルの光学特性を調整する任意のフィルムである。
また、本明細書において、「上」、「下」、「左」、「右」は、特に説明がない限り、液晶セル搬送路に沿って、上流側から下流側に向いた場合の「上」、「下」、「左」、「右」の方向である。
まず、図1を参照しながら、本発明に係る液晶セル吸着回転装置を備える液晶セル処理ラインの一例として、光学フィルム貼合せライン(以下、「ライン」とも言う)を説明する。
図1に示すように、ラインは、液晶セル供給部A、液晶セル搬送路B、第1光学フィルム搬送路C、第2光学フィルム搬送路D、および液晶セル排出部Eを含む。
液晶セル供給部A、液晶セル搬送路B、および液晶セル排出部Eは、順次に連接されている。第1光学フィルム搬送路Cと第2光学フィルム搬送路Dは、それぞれに液晶セル搬送路Bの上方または下方に位置する。
第1光学フィルム搬送路Cは、第1光学フィルム搬送路Cの最も上流側に配置され、第1光学フィルム積層体を提供する第1光学フィルム供給部CF1と、第1光学フィルム供給部CF1の下流に配置され、第1光学フィルム供給部CF1から供給される第1光学フィルム積層体を規定された長さのシート材に切断する第1光学フィルム切断部CF2と、第1光学フィルム切断部CF2の下流且つ液晶セル搬送路Bに配置され、液晶セルUの一面に第1光学フィルムを貼り合せる第1光学フィルム貼合せ部CF3と、第1光学フィルム搬送路Cの最も下流側に配置され、貼り合せ後の第1キャリアフィルムを巻き取る第1キャリアフィルム巻取部CF4を備える。
第2光学フィルム搬送路Dは、第2光学フィルム搬送路Dの最も上流側に配置され、第2光学フィルム積層体を提供する第2光学フィルム供給部DF1と、第2光学フィルム供給部DF1の下流に配置され、第2光学フィルム供給部DF1から供給される第2光学フィルム積層体を規定された長さのシート材に切断する第2光学フィルム切断部DF2と、第2光学フィルム切断部DF2の下流且つ液晶セル搬送路Bに配置され、液晶セルUの一面に第2光学フィルムを貼り合せる第2光学フィルム貼合せ部DF3と、第2光学フィルム搬送路Dの最も下流側に配置され、貼り合せ後の第2キャリアフィルムを巻き取る第2キャリアフィルム巻取部DF4を備える。
液晶セルUは、液晶セル供給部Aから液晶セル搬送路Bに入る。
液晶セル供給部A側から、液晶セル搬送路B上に順次に、液晶セル供給部Aの後に位置して、必要によって液晶セル搬送路Bに入る液晶セルUを吸着して旋回させる第1液晶セル吸着旋回装置BR1と、第1光学フィルム貼合せ部CF3寄りの上流側に位置して、液晶セルUを吸着して第1光学フィルム貼合せ部CF3の作業開始位置に移動してアライメントさせる第1液晶セル吸着移動装置BT1と、第1光学フィルム貼合せ部CF3の後に位置して、必要によって第1光学フィルム貼合せ部CF3を通過した液晶セルUを吸着して旋回させる第2液晶セル吸着旋回装置BR2と、第2光学フィルム貼合せ部DF3寄りの上流側に位置して、液晶セルUを吸着して第2光学フィルム貼合せ部DF3の作業開始位置に移動してアライメントさせる第2液晶セル吸着移動装置BT2と、第2光学フィルム貼合せ部DF3の下流に位置して、必要によって第2光学フィルム貼合せ部DF3を通過した液晶セルUを吸着して旋回させる第3液晶セル吸着旋回装置BR3と、を備える。また、第1、第2、第3液晶セル吸着旋回装置BR1、BR2、BR3の寄りには、それぞれ、液晶セルが吸着待機位置に達したか否かを検出する液晶セル位置センサBP1、BP2、BP3が設けられている。また、必要によって、第2液晶セル吸着旋回装置BR2寄りの位置に液晶セルの上下面を反転させる反転手段を備える。
光学フィルム貼り合せ済みの液晶セルUは、液晶セル搬送路Bから液晶セル排出部Eに排出され、下流工程に用いられる。
上記ラインにおいて、第1、第2、第3液晶セル吸着旋回装置BR1、BR2、BR3が本発明に係る液晶セル吸着旋回装置である。
<第1実施例>
以下、図2を参照しながら、本発明に係る液晶セル吸着旋回装置の第1実施例を説明する。
図2に示すように、液晶セル吸着旋回装置BRは、吸着パッドBR−B10、真空ポンプBR−P、吸気路BR−G、旋回手段BR−R、および上下移動手段BR−STを含む。本実施例において、液晶セル吸着旋回装置BRは、液晶セル搬送路Bの上方に位置する。
吸着パッドBR−B10は、液晶セル吸着旋回装置BRが液晶セルUを吸着する際に、液晶セルUと直接接触する部材である。図2に示すように、吸着パッドBR−B10の下面に複数の吸着部BR−B20が配置され、吸着部BR−B20は液晶セル搬送路側である下側に向けて液晶セルUと対向する。吸着をしない時、吸着パッドBR−B10は、液晶セル搬送路Bから一定の高度を持つ上方の箇所に位置する。液晶セルUを吸着する際、吸着パッドBR−B10は、後述する上下移動手段BR−STによって下げて、吸着部BR−B20を液晶セル搬送路Bにおける液晶セルUの上面に接触させる。液晶セルUの表面に対するダメージを防止するために、好ましくは、吸着部BR−B20は、例えば、ゴムのような弾性材からなる吸い込みノズルである。
図3A、3Bは、上方に向けて見た場合の吸着パッドBR−B10の平面図であり、破線でMD、TD搬送状態の液晶セルUをそれぞれ示している。平面図に示されたように、吸着パッドBR−B10の形状は「十」字形になる。吸着パッドBR−B10の下面における吸着部BR−B20の配置領域が「十」字形になればよいが、好ましくは、吸着部BR−B20は吸着パッドBR−B10の下面に均一に配置される。
吸着部BR−B20が「十」字形の領域に配置されるので、図3A、3Bに示すように、TD、MD搬送方式中のいずれの液晶セルも、平面視で吸着部BR−B20の配置領域内に収納される。本実施例において、TD、MD搬送方式中のいずれの液晶セルも、吸着パッドBR−B10の輪郭範囲内に収納される。なお、実際にこれに限らなく、液晶セルの中心と吸着パッドBR−B10との中心をアライメントして吸着すればよい。つまり、液晶セルが吸着部BR−B20の配置領域や吸着パッドBR−B10の輪郭範囲からはみ出してもよい。
そのため、本実施例の吸着パッドBR−B10は、TD、MD搬送方式両方に対応でき、従来の矩形の吸着パッドに比べて、無駄な面積の比例が減少し、装置の大型化が防止される。
真空ポンプBR−Pは、液晶セルUを吸着するための負圧を生じるものであれば、周知の製品を用いでもよい。
吸気路BR−Gは、真空ポンプBR−Pと吸着部BR−B20とを連通し、メイン吸気路BR−G10および複数のサブ吸気路BR−G20を備えている。メイン吸気路BR−G10の一端は真空ポンプBR−Pと連通し、メイン吸気路BR−G10の他端は複数のサブ吸気路BR−G20に分岐されそれぞれに吸着パッドBR−B10における吸着部BR−B20に連通する。なお、各サブ吸気路BR−G20がさらに複数の毛細吸気路に分岐され、この毛細吸気路を介して吸着部BR−B20に連通してもよい。
図2に示すように、メイン吸気路BR−G10にはメインバルブBR−V10が設けられ、且つ、各サブ吸気路BR−G20にはそれぞれサブバルブBR−V20が設けられている。メインバルブBR−V10および各サブバルブBR−V20は、それぞれ独立に開閉できる。メインバルブBR−V10を開閉することで、吸着パッドBR−B10を全体的に真空ポンプBR−Pと連通または遮断する。また、メインバルブBR−V10を開けた場合、サブバルブBR−V20を選択的に開閉することで、吸着パッドBR−B10における吸着部BR−B20の配置領域内で実際に吸着力を生じる領域を柔軟に調整できる。例えば、図3Aに示された場合、吸着パッドBR−B10の上、下両側の突出領域(つまり、液晶セルU以外の領域)中の吸着部BR−B20に応じるサブ吸気路BR−G20はそれぞれのサブバルブBR−V20によって遮断され、当該領域で吸着力が生じない。また、例えば、図3Bに示された場合、吸着パッドBR−B10の左、右両側の突出領域(つまり、液晶セルU以外の領域)中の吸着部BR−B20に応じるサブ吸気路BR−G20はそれぞれのサブバルブBR−V20によって遮断され、当該領域で吸着力が生じない。
メインバルブBR−V10およびサブバルブBR−V20の開閉は、手動で行ってもよく、コンピューターの制御で自動で行ってもよい。
旋回手段BR―Rは、「十」字形である吸着パッドBR−B10の中心Oの周りに、水平面内で吸着パッドBR−B10を旋回させる。旋回手段BR―Rは、モータ等の周知の旋回手段を用いてよい。そして、その旋回方向についても制限がない。
上下移動手段BR−STは、吸着パッドBR−B10を上下方向で移動させる。上下移動手段BR−STは、例えば、上下方向に沿って設けられたガイドスリーブBR−ST10と、ガイドスリーブBR−ST10に沿ってスライドできるスライドバーBR−ST20を備える。また、上下移動手段BR−HTは、ロボットアーム等のほかの周知の構造であってもよい。
また、好ましくは、液晶セル吸着旋回装置BRは、吸着パッドBR−B10が上下に移動する距離を制御するために、液晶セル搬送路Bに対する吸着パッドBR−B10の高度を検査する高度センサ(図略)を備える。
また、吸着パッドBR−B10の旋回動作と上下移動動作を順調に行うことができれば、吸着パッドBR−B10、旋回手段BR―R、上下移動手段BR−STの間の結合関係に対して特に制限がない。その一例として、図2に示すように、吸着パッドBR−B10とスライドバーBR−ST20とが一体に固定され、スライドバーBR−ST20がガイドスリーブBR−ST10に沿って上下に移動し、ガイドスリーブBR−ST10が旋回手段BR−RによってスライドバーBR−ST20と共に旋回される。
以下、図4A〜4Fを参照しながら、第1実施例に係る液晶セル吸着旋回装置BRが行うMD搬送状態からTD搬送状態までの吸着旋回動作を説明する。
図4Aに示すように、液晶セルUは、液晶セル搬送路での吸着待機位置に搬送される。ラインに設けられた液晶セル位置センサが液晶セルUの吸着待機位置までの搬送を検出すると、当該吸着待機位置での搬送ローラの回転を停止して、液晶セルUを当該吸着待機位置に停止させる。吸着待機位置は、図3Aまたは図3Bに示されたように、平面視でMDまたはTD搬送方式の液晶セルの中心が「十」字形の吸着パッドの中心にアライメントされるように設定されている。これで、吸着パッドの中心に液晶セルの中心が位置するようになり、旋回前後に液晶セルの中心がずれることがない。なお、液晶セルの中心と吸着パッドの中心が位置合わされば、液晶セルが吸着パッドの輪郭内に入ってもよく、輪郭から部分的にはみ出しでもよい。
続いて、図4Bに示すように、上下移動手段BR−STを駆動して、吸着部BR−B20が液晶セルUの上面に接触するまで、吸着パッドBR−B10を下方へ移動させる。
そして、メインバルブBR−V10を開けるとともに、サブバルブBR−V20を選択的に開けることで、液晶セルUの上面と接触している吸着部BR−B20に吸着力を生じて、液晶セルUに対して吸着を行う。
続いて、図4Cに示すように、上下移動手段BR−STを駆動して、液晶セルUを吸着している吸着パッドBR−B10を上側へ規定された高度まで移動する。
続いて、図4Dに示すように、旋回手段(図略)によって、吸着パッドと共に液晶セルUを90度旋回させる。この旋回によって、図4Gに示すように、元にMD搬送状態にあった液晶セルが、TD搬送状態に変える。
続いて、図4Eに示すように、上下移動手段BR−STを駆動して、液晶セルUが液晶セル搬送路における搬送ローラに接触するまで、吸着パッドBR−B10を下方へ移動させる。図略の圧力センサ等によって、液晶セルUが搬送ローラに支持されたと判断すると、メインバルブBR−V10を閉じて、吸着部BR−B20の吸着を解除する。
続いて、図4Fに示すように、上下移動手段BR−STを駆動して、吸着パッドBR−B10を上げて、液晶セルUの上面から離れる。吸着パッドBR−B10が「十」字形であるので、この際、次の液晶セルUとアライメントするために、吸着パッドBR−B10をさらに90度回転させる必要がない。
以上の動作によって、図4Gに示された液晶セルUのMD搬送状態からTD搬送状態までの旋回を行う。また、図4Hに示された液晶セルUのTD搬送状態からMD搬送状態までの旋回も同じなので、重複する説明を省略する。
<第2実施例>
以下、図5を参照しながら、本発明の第2実施例に係る液晶セル吸着回転装置を説明する。
第1実施例に比べて、第2実施例に係る液晶セル吸着回転装置BRは、水平移動手段BR−HTをさらに備える。ほかの構造は第1実施例と同じである。そのため、これらの構造については、重複する説明を省略する。
水平移動手段BR−HTは、吸着パッドBR−B10を水平方向で移動させる部材である。水平移動手段BR−HTは、例えば、水平方向に沿って設けられたガイドレールBR−HT10と、ガイドレールBR−HT10に沿ってスライドできるスライド部BR−HT20を備える。また、水平移動手段BR−HTは、ほかの周知の構造、例えば、電動モータによって駆動されるロボットアームであってもよい。
吸着パッドBR−B10を水平方向で移動できれば、水平移動手段BR−HTと、旋回手段BR―R、上下移動手段BR−STとの間の結合関係に対して特に制限がないが、その一例として、図5に示すように、スライド部BR−HT20が旋回手段BR―Rと連結されてもよい。
以下、図6A〜6Bを参照しながら、第2実施例に係る液晶セル吸着旋回装置BRが行う吸着旋回移動動作を説明する。
第2実施例に係る吸着旋回移動動作は、第1実施例と比べて、図4C〜4Fに示されたステップで異なる。
具体的に、液晶セル吸着旋回装置BRは、まず、第1実施例と同じく図4A〜4Bまでの動作を行う。
そして、図6Aに示すように、まず、上下移動手段BR−STによって、液晶セルUが吸着されている吸着パッドBR−B10を上方に上げる。
液晶セルUが搬送ローラから離れた後、旋回手段BR−Rによって液晶セルUと共に吸着パッドBR−B10を90度旋回させながら、水平移動手段BR−HTを駆動して吸着パッドBR−B10を液晶セル搬送方向に沿って目標位置まで水平移動させる。つまり、液晶セルUは、旋回運動と水平移動を同時に行うことで、MD/TDの切り換えと吸着待機位置から目標位置までの水平移動を同時に行う。
そして、MD/TDの切り換えと目標位置までの水平移動が終わると、上下移動手段BR−STによって、吸着パッドBR−B10を下方に移動して液晶セルUを搬送ローラの上に載せる。液晶セルUを搬送ローラに載せた後、吸着パッドBR−B10の吸着を解除する。
その後、上下移動手段BR−STによって吸着パッドBR−B10を上げて液晶セルUの上面から離れるとともに、水平移動手段BR−HTを駆動して吸着パッドBR−B10を吸着待機位置の上方に移動させ、次の液晶セルを待機する。
このように動作することで、図6Bに示されたMD搬送状態からTD搬送状態までの旋回を行う際、旋回中にも液晶セルUの搬送が中断されない。つまり、液晶セルUの旋回と搬送を同時に行うので、第1実施例に比べて搬送効率が上がって、生産性が向上される。もちろん、TD搬送状態からMD搬送状態までの旋回を行う場合も同じである。
<第3実施例>
図7A、7Bに示すように、第1実施例に比べて、第3実施例に係る液晶セル吸着回転装置BRは、液晶セル搬送路の下方に位置し、吸着部材が下から上に向けて液晶セルUを支持してから、吸着を行い液晶セルUを旋回させる。
この動作を実現するために、図8A、8Bに示すように、本実施例の吸着部材は吸着パッドではなく、2つの吸着アームBR−H20と、吸着アームBR−H20と垂直する2つの吸着アームBR−H30とからなる、吸着フレームBR−H10である。もちろん、吸着アームBR−H20や吸着アームBR−H30の数は2つに限らなく、適切に調整することができる。液晶セルUの形状によって、吸着アームBR−H20と吸着アームBR−H30の数が異なってもよい。
液晶セル搬送路の下方に位置し、吸着部材の構成が異なる以外に、ほかの構成は第1実施例と同じであるので、重複する説明を省略する。
このように構成された吸着フレームBR−H10の水平面内における包絡線の形状は「十」字形になる。吸着部BR−H40は、吸着アームBR−H20、BR−H30で上に向けて吸着アームBR−H20、BR−H30の上面に配置され、液晶セル搬送路上の液晶セルUと対向する。好ましくは、吸着部BR−H40は、吸着アームBR−H20、BR−H30に均一に配置される。
また、好ましくは、液晶セルUの表面に損害を与えないように、吸着部BR−H40は例えばゴムのような弾性材料からなる吸い込みノズルである。
図9に示すように、液晶セル搬送路Bにおける搬送ローラRは、液晶セル搬送方向、および液晶セル搬送方向と垂直する方向で、お互いに隙間を持っている。
上下移動手段BR−STによって、吸着フレームBR−H10における、液晶セル搬送方向および液晶セル搬送方向と垂直する方向に沿ってアライメントされた吸着アームBR−H20、BR−H30は上記隙間をスムーズに通過でき、これにより、吸着フレームBR−H10は液晶セル搬送路Bの下方から液晶セル搬送路Bの上方に移動できる。即ち、図7Aに示す状態から図7Bに示す状態になることができる。
以下、図10A〜10Dを参照しながら、第3実施例に係る液晶セル吸着旋回装置BRが行う吸着旋回動作を説明する。
図10Aに示すように、液晶セルUは、液晶セル搬送路での吸着待機位置に搬送される。ラインに設けられた液晶セル位置センサが液晶セルUの吸着待機位置までの搬送を検出すると、当該吸着待機位置での搬送ローラの回転を停止して、液晶セルUを当該吸着待機位置に停止させる。吸着待機位置は、図8Aまたは図8Bに示されたように、MDまたはTD搬送方式の液晶セルUの中心が待機中の吸着フレームBR−H10の「十」字形の包絡線の中心と合わされるように設定されている。
続いて、図10Bに示すように、上下移動手段BR−STを駆動して、液晶セルUが吸着フレームBR−H10によって支持され搬送ローラから上方へある程度離隔するまで、吸着フレームBR−H10を上方へ移動させる。この際、吸着部BR−H40は液晶セルUの下面に接触する。
そして、メインバルブBR−V10を開けるとともに、サブバルブBR−V20を選択的に開けることで、液晶セルUの下面と接触している吸着部BR−H40に吸着力を生じて、液晶セルUに対して吸着を行う。
続いて、図10Cに示すように、旋回手段BR−Rによって、液晶セルUと共に吸着フレームBR−H10を90度旋回させる。この旋回によって、例えば、元にMD搬送状態にあった液晶セルUがTD搬送状態に変える。
続いて、メインバルブBR−V10を閉じて、吸着部BR−H40の吸着を解除する。そして、図10Dに示すように、上下移動手段BR−STを駆動して、図10Aに示された開始位置まで吸着フレームBR−H10を下方へ移動させる。吸着フレームBR−H10が搬送ローラの間の隙間を通過して液晶セル搬送路の下方に移動すると、液晶セルUが液晶セル搬送路における搬送ローラに支持されるようになる。
吸着フレームBR−H10が「十」字形であるので、この際、次の液晶セルUとアライメントするために吸着フレームBR−H10をさらに90度回転させる必要がない。
以上の動作によって、液晶セルを吸着して旋回させる。
<第4実施例>
以下、図11を参照しながら、本発明の第4実施例に係る液晶セル吸着回転装置を説明する。
第3実施例に比べて、第4実施例に係る液晶セル吸着回転装置BRは、水平移動手段BR−HTをさらに備える。ほかの構造は第3実施例と同じである。そのため、これらの構造については、重複する説明を省略する。
水平移動手段BR−HTは、吸着フレームBR−H10を水平方向で移動させる部材である。水平移動手段BR−HTは、例えば、水平方向に沿って設けられたガイドレールBR−HT10と、ガイドレールBR−HT10に沿ってスライドできるスライド部BR−HT20を備える。また、水平移動手段BR−HTは、ほかの周知の構造、例えば、電動モータによって駆動されるロボットアームであってもよい。
吸着フレームBR−H10を水平方向で移動できれば、水平移動手段BR−HTと、旋回手段BR―R、上下移動手段BR−STとの間の結合関係に対して特に制限がないが、その一例として、図11に示すように、スライド部BR−HT20が旋回手段BR―Rと連結されてもよい。
以下、図12A〜12Bを参照しながら、第4実施例に係る液晶セル吸着旋回装置BRが行う吸着旋回移動動作を説明する。
具体的に、液晶セル吸着旋回装置BRは、まず、第3実施例と同じく図10A〜10Bまでの動作を行う。
続いて、図12Aに示すように、吸着フレームBR−H10の下面が搬送ローラから上に向けて離れた後、旋回手段BR−Rによって液晶セルUと共に吸着フレームBR−H10を90度旋回させながら、水平移動手段BR−HTを駆動して吸着フレームBR−H10を液晶セル搬送方向に沿って目標位置まで水平移動させる。つまり、液晶セルUは、旋回運動と水平移動を同時に行うことで、図12Bに示すように、MD/TDの切り換えと吸着待機位置から目標位置までの水平移動を同時に行う。
この際、図9に示すように、液晶セル搬送路における搬送ローラは、液晶セル搬送方向でお互いに隙間を持っているので、上下移動手段BR−STのスライドバーBR−ST20が当該隙間を通過できる。そのため、吸着フレームBR−H10も搬送ローラの間の隙間に沿って水平に移動できる。
そして、MD/TDの切り換えと目標位置までの水平移動が終わると、吸着フレームBR−H10の吸着を解除し、上下移動手段BR−STによって吸着フレームBR−H10を液晶セル搬送路の下方に移動して、液晶セルを搬送ローラの上に載せる。
液晶セル搬送路の下方に移動してから、続いて、水平移動手段BR−HTによって吸着フレームBR−H10が吸着待機位置の下方に戻す。
上記のように、本実施例によると、液晶セルUがMD/TDの切り換えと吸着待機位置から目標位置までの水平移動を同時に行うので、搬送効率が上がり、生産性が向上される。
また、本発明で、上記各実施例に限らなく、ほかの変形を行ってもよい。例えば、第3、第4実施例に係る吸着フレームを第1、第2実施例に適用してもよい。即ち、吸着フレームが上から液晶セルUを吸着して旋回を行うようにしでもよい。この際、吸着部は吸着アームの下面に設けられればよい。
A 液晶セル供給部
B 液晶セル搬送路
C 第1光学フィルム搬送路
D 第2光学フィルム搬送路
E 液晶セル排出部
U 液晶セルU
BP1、2、3 液晶セル位置センサ
BR 液晶セル吸着旋回装置
BR1 第1液晶セル吸着旋回装置
BR2 第2液晶セル吸着旋回装置
BR3 第3液晶セル吸着旋回装置
BR−B10 吸着パッド
BR−B20 吸着部
BR−G 吸気路
BR−G10 メイン吸気路
BR−G20 サブ吸気路
BR−HT 上下移動手段
BR−P 真空ポンプ
BR−R 旋回手段
BR−ST 上下移動手段 BT1 第1液晶セル吸着移動装置
BR−ST10 ガイドスリーブ
BR−ST20 スライドバー
BR−V10 メインバルブ
BR−V20 サブバルブ
BT2 第2液晶セル吸着移動装置
BR−H10 吸着フレーム
BR−H20、30 吸着アーム
BR−H40 吸着部
CF1 第1光学フィルム供給部
CF2 第1光学フィルム切断部
CF3 第1光学フィルム貼合せ部
CF4 第1キャリアフィルム巻取部
DF1 第2光学フィルム供給部
DF2 第2光学フィルム切断部
DF3 第2光学フィルム貼合せ部
DF4 第2キャリアフィルム巻取部

Claims (14)

  1. 液晶セルを吸着するための吸着部材であって、
    液晶セルの表面と接触する複数の吸着部が設けられ、水平面内における前記吸着部の配置領域は「十」字形になる吸着部材。
  2. 前記吸着部が弾性材からなる請求項1に記載の吸着部材。
  3. 前記吸着部材は水平面内における形状が「十」字形になる吸着パッドであり、
    前記吸着部が前記吸着パッドの下面に配置される請求項1または2に記載の吸着部材。
  4. 前記吸着部が前記吸着パッドの下面に均一に配置される請求項3に記載の吸着部材。
  5. 前記吸着部材は、一方向に沿って延伸する少なくとも2つの吸着アームと、前記一方向と垂直する方向に沿って延伸する少なくとも2つの吸着アームとによって構成される吸着フレームであり、
    前記吸着フレームの水平面内における包絡線の形状は「十」字形になり、
    前記吸着部が前記吸着アームの下面に配置される請求項1または2に記載の吸着部材。
  6. 前記吸着部が前記吸着アームに均一に配置される請求項5に記載の吸着部材。
  7. 前記吸着部材は、一方向に沿って延伸する少なくとも2つの吸着アームと、前記一方向と垂直する方向に沿って延伸する少なくとも2つの吸着アームとによって構成される吸着フレームであり、
    前記吸着フレームの水平面内における包絡線の形状は「十」字形になり、
    前記吸着部が前記吸着アームの上面に配置される請求項1または2に記載の吸着部材。
  8. 前記吸着部が前記吸着アームに均一に配置される請求項7に記載の吸着部材。
  9. 液晶セルを吸着した状態で回転できる液晶セル吸着回転装置であって、
    前記液晶セル吸着回転装置が液晶セル搬送路の上方に位置し、
    前記吸着部が吸着部材の下面に配置され液晶セル搬送路に向けて前記液晶セルに対向する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸着部材と、
    液晶セルを吸着するための負圧を生じる真空ポンプと、
    前記真空ポンプと前記吸着部を連通する吸気路と、
    前記吸着部材の中心を周りに、水平面内で前記吸着部材を旋回させる旋回手段と、
    前記吸着部材を上下に移動させる上下移動手段と、
    を備える液晶セル吸着回転装置。
  10. 前記吸着部材を水平に移動させる水平移動手段をさらに備える請求項9に記載の液晶セル吸着回転装置。
  11. 前記吸気路がメイン吸気路と複数のサブ吸気路からなり、
    前記メイン吸気路の一端が前記真空ポンプと連通され、前記メイン吸気路の他端が複数のサブ吸気路に分岐され、
    各サブ吸気路が少なくとも1つの吸着部に連通され、
    メイン吸気路および各サブ吸気路には、独立に開閉できるバルブがそれぞれ設けられている、請求項9または10に記載の液晶セル吸着回転装置。
  12. 液晶セルを吸着した状態で回転できる液晶セル吸着回転装置であって、
    前記液晶セル吸着回転装置が液晶セル搬送路の下方に位置し、
    前記吸着部が吸着部材の上面に配置され液晶セル搬送路に向けて前記液晶セルに対向する、請求項7または8に記載の吸着部材と、
    液晶セルを吸着するための負圧を生じる真空ポンプと、
    前記真空ポンプと前記吸着部を連通する吸気路と、
    前記吸着部材の中心を周りに、水平面内で前記吸着部材を旋回させる旋回手段と、
    液晶セル搬送路における搬送ローラの間の隙間を通じて前記吸着部材を上下に移動させる上下移動手段と、
    を備える液晶セル吸着回転装置。
  13. 液晶セル搬送路における搬送ローラの間の隙間に沿って前記吸着部材を水平に移動させる水平移動手段をさらに備える請求項12に記載の液晶セル吸着回転装置。
  14. 前記吸気路がメイン吸気路と複数のサブ吸気路からなり、
    前記メイン吸気路の一端が前記真空ポンプと連通され、前記メイン吸気路の他端が複数のサブ吸気路に分岐され、
    各サブ吸気路が少なくとも1つの吸着部に連通され、
    メイン吸気路および各サブ吸気路には、独立に開閉できるバルブがそれぞれ設けられている、請求項12または13に記載の液晶セル吸着回転装置。
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