JP6200718B2 - 多気筒内燃機関 - Google Patents
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Description
クランク軸が回転自在に配置されたクランクケースと、前記クランクケースの内部のクランク室に上方から連通した複数のシリンダボアと、前記クランク室に向けて開口した新気導入口及びブローバイガス排出口と、前記クランクケースの下面に固定されたオイルパンとを有しており、
前記シリンダボアには、前記クランク軸にコンロッドを介して連結されたピストンが往復動自在に嵌挿されている一方、
前記クランクケースは、隣り合ったシリンダボアの間に位置した隔壁と、前記シリンダボアの群の外側の箇所に位置した外壁とを有していて、前記隔壁と外壁とに設けた軸受け部によって前記クランク軸が回転自在に保持されており、
前記クランクケースとオイルパンとで囲われた空間は、前記隔壁で仕切られて各シリンダボアの箇所ごとに存在する単位空間の群と、各単位空間の群の下方においてクランク軸線方向に一連に広がる下部空間とから成っている構成であって、
前記各隔壁に、前記軸受け部よりも上の部位において隣り合った単位空間を連通させる通気穴が、前記ピストンの動きに伴って空気をクランク軸の軸線方向に向いた一方方向に流しやすい形態にして形成されている一方、
前記一方方向を向いて手前側に位置した外壁に、前記新気導入口が、前記軸受け部を挟んだ上下に分かれて形成されている。
クランク軸が回転自在に配置されたクランクケースと、前記クランクケースの内部のクランク室に上方から連通した複数のシリンダボアと、前記クランク室に向けて開口した新気導入口及びブローバイガス排出口と、前記クランクケースの下面に固定されたオイルパンとを有しており、
前記シリンダボアには、前記クランク軸にクランクアーム及びコンロッドを介して連結されたピストンが往復動自在に嵌挿されており、前記クランクアームにはカウンターウエイトが一体に設けられている一方、
前記クランクケースは、隣り合ったシリンダボアの間に位置した隔壁と、前記シリンダボアの群の外側の箇所の下方に位置した外壁とを有していて、前記隔壁と外壁とに設けた軸受け部によって前記クランク軸が回転自在に保持されており、
前記クランクケースとオイルパンとで囲われた空間は、前記隔壁で仕切られて各シリンダボアの箇所ごとに存在する単位空間の群と、前記単位空間の群の下方においてクランク軸線方向に一連に広がる下部空間とから成っている構成であって、
前記各隔壁に、隣り合った単位空間に連通した通気穴を空けることにより、空気が前記単位空間の群を通過することが許容されていて、前記単位空間を挟んで隔壁に連通した2つの通気穴を、前記ピストンの下降時に前記カウンターウエイトの回動の影響で両通気穴の通気量が変わるようにずらして設けることにより、ピストンの動きに伴って空気が隣り合った一方の単位空間から他方の単位空間に流れるように方向付けられており、かつ、前記各通気穴は、前記軸受け部よりも上の領域に形成されている。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。先ず、図1,2に示す第1実施形態を説明する。第1実施形態は請求項1の発明を具体化したものである。なお、以下の説明では「正面」「側面」「平面」の文言を使用するが、正面視は図1のようにクランク軸の軸線とシリンダボアの軸線とに直交した方向から見た状態と定義し、側面視はクランク軸の軸方向から見た状態と定義し、平面視はシリンダボアの軸線方向の上から見た状態と定義している。
以上の構成において、ピストン3の下降行程では、クランク室5における単位空間5aの空気は通気穴15又は上部新気導入口14bから逃げようとするが、各通気穴15及び上部新気導入口14bが同じ一方方向に縮径したテーパ状であることにより、図1(B)に矢印で示すとおり、単位空間5aに向けて大きく開口した通気穴15には誘い込み効果で流入空気量が多くなって、単位空間5aに向けた開口面積が小さい通気穴15への流入量は小さい。
図3に示す第2〜4実施形態も請求項1を具体化したものである。このうち図3(A)の第2実施形態では、隣り合った2つの隔壁10の通気穴15の開口面積を変えることで、一方の単位空間5aから他方の単位空間5aに流れる空気流16を構成している。他方、図3(B)の第3実施形態では、通気穴15の個数を変えることで、単位空間5aに空気流16を形成している。敢えて述べるまでもないが、第2実施形態及び第3実施形態と1実施形態と組み合わせることも可能である。
次に、図4,5に示す第5〜8実施形態を説明する。これらの実施形態は請求項2の発明を具体化したものである。これら図4,5では隔壁10をクランク軸6の軸線方向から見ており、白抜き円で表示した通気穴15′は、図に表示したシリンダボア2の手前側の隔壁10(図面では表示されていない)に開口しており、網かけ円で表示した通気穴15″は、図に表示されたシリンダボア2の向こう側の隔壁10に開口している。
いずれの実施形態でも、通気穴15,15′は軸受け部11よりも上(シリンダボア2の側)に形成されている。
そして、この実施形態では、手前側の通気穴15′の開口面積が向こう側の通気穴15″の開口面積よりも小さいため、ピストン3の下降時には、空気は向こう側の通気穴15″に多く流れる。従って、隣り合った単位空間5aの間には、紙面と直交した手前側から向こう側に流れる。
2 シリンダボア(シリンダボア)
3 ピストン
5 クランク室
5a 単位空間
5b 下部空間
6 クランク軸
7 クランクアーム
7a カウンターウエイト
10 隔壁
12 チェーンケース
13 ブローバイガス排出通路
14a,14b 新気導入口
15,15′,15″ 通気穴
16 単位空間に生成した空気流
17 下部空間に生じた反流
20 カウンターウエイトの外周の回転軌跡
Claims (2)
- クランク軸が回転自在に配置されたクランクケースと、前記クランクケースの内部のクランク室に上方から連通した複数のシリンダボアと、前記クランク室に向けて開口した新気導入口及びブローバイガス排出口と、前記クランクケースの下面に固定されたオイルパンとを有しており、
前記シリンダボアには、前記クランク軸にコンロッドを介して連結されたピストンが往復動自在に嵌挿されている一方、
前記クランクケースは、隣り合ったシリンダボアの間に位置した隔壁と、前記シリンダボアの群の外側の箇所に位置した外壁とを有していて、前記隔壁と外壁とに設けた軸受け部によって前記クランク軸が回転自在に保持されており、
前記クランクケースとオイルパンとで囲われた空間は、前記隔壁で仕切られて各シリンダボアの箇所ごとに存在する単位空間の群と、各単位空間の群の下方においてクランク軸線方向に一連に広がる下部空間とから成っている構成であって、
前記各隔壁に、前記軸受け部よりも上の部位において隣り合った単位空間を連通させる通気穴が、前記ピストンの動きに伴って空気をクランク軸の軸線方向に向いた一方方向に流しやすい形態にして形成されている一方、
前記一方方向を向いて手前側に位置した外壁に、前記新気導入口が、前記軸受け部を挟んだ上下に分かれて形成されている、
多気筒内燃機関。 - クランク軸が回転自在に配置されたクランクケースと、前記クランクケースの内部のクランク室に上方から連通した複数のシリンダボアと、前記クランク室に向けて開口した新気導入口及びブローバイガス排出口と、前記クランクケースの下面に固定されたオイルパンとを有しており、
前記シリンダボアには、前記クランク軸にクランクアーム及びコンロッドを介して連結されたピストンが往復動自在に嵌挿されており、前記クランクアームにはカウンターウエイトが一体に設けられている一方、
前記クランクケースは、隣り合ったシリンダボアの間に位置した隔壁と、前記シリンダボアの群の外側の箇所の下方に位置した外壁とを有していて、前記隔壁と外壁とに設けた軸受け部によって前記クランク軸が回転自在に保持されており、
前記クランクケースとオイルパンとで囲われた空間は、前記隔壁で仕切られて各シリンダボアの箇所ごとに存在する単位空間の群と、前記単位空間の群の下方においてクランク軸線方向に一連に広がる下部空間とから成っている構成であって、
前記各隔壁に、隣り合った単位空間に連通した通気穴を空けることにより、空気が前記単位空間の群を通過することが許容されていて、前記単位空間を挟んで隔壁に連通した2つの通気穴を、前記ピストンの下降時に前記カウンターウエイトの回動の影響で両通気穴の通気量が変わるようにずらして設けることにより、ピストンの動きに伴って空気が隣り合った一方の単位空間から他方の単位空間に流れるように方向付けられており、かつ、前記各通気穴は、前記軸受け部よりも上の領域に形成されている、
多気筒内燃機関。
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