JP6549679B2 - バッフルプレート - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関のオイルパンの上部に設けられるバッフルプレートに関する。
ウェットサンプ式の内燃機関において、オイルパンの上部に設けられるバッフルプレートの最底部に、クランクシャフトの回転方向における上流側に向けて開口する庇付きの貫通孔を設けたものがある(例えば、特許文献1)。このバッフルプレートは、クランクシャフトの回転風を利用してバッフルプレート上面の潤滑油を貫通孔からオイルパンに速やかに排出することができる。しかし、回転風が最底部に設けられた貫通孔を通過してオイルパンに貯留された潤滑油の油面に直接に当るため、エアレーションが発生し易いという問題がある。
これに対して、エアレーションを避けるために、バッフルプレートの最底部を避けた位置に貫通孔を設けたものがある(例えば、特許文献2)。
特許第3552414号公報 特許第4016932号公報
しかしながら、特許文献2のバッフルプレートは、潤滑油をオイルパンに速やかに排出することができないという問題がある。
本発明は、以上の背景を鑑み、エアレーションを抑制しつつ、潤滑油を速やかに排出することができるバッフルプレートを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の一態様は、内燃機関(1)のオイルパン(6)の上部に設けられたバッフルプレート(30)であって、クランクシャフト(16)の軸線に沿った方向から見て、下方に凹んだ湾曲部(35)を有し、前記湾曲部は、シリンダ軸線と交差する底部(40)と、前記クランクシャフトの回転方向において前記底部より上流側に設けられ、前記底部に向けて傾斜した上流傾斜部(41)と、前記クランクシャフトの回転方向において前記底部より下流側に設けられ、前記底部に向けて傾斜した下流傾斜部(42)とを備え、前記底部には、厚み方向に貫通する複数の底部貫通孔(44)が設けられ、前記下流傾斜部の下部には、厚み方向に貫通すると共に前記クランクシャフトの軸線方向に延びた少なくとも1つの第1下流側貫通孔(49)、及び前記第1下流側貫通孔の下流側縁に沿って設けられ、前記クランクシャフトの回転方向における上流側に延びる下流側壁部(50)が設けられ、前記下流傾斜部の上部には、厚み方向に貫通する複数の第2下流側貫通孔(52)を有することを特徴とする。
この態様によれば、バッフルプレートは、クランクシャフトの回転風を利用して第1下流側貫通孔から潤滑油を排出することができる。第1下流側貫通孔が下流傾斜部に設けられ、かつ下流側壁部を備えているため、第1下流側貫通孔を通過する回転風は、オイルパン内の潤滑油の油面に対して傾斜角が大きくなる。そのため、オイルパン内に流入した回転風が油面に吹き込み難くなり、エアレーションの発生を抑制することができる。また、第1下流側貫通孔に捕集されずに下流側に流れた潤滑油は、下流傾斜部の上部において第2下流側貫通孔から排出することができる。
上記の態様において、前記第2下流側貫通孔の少なくとも1つは、前記クランクシャフトの回転方向において、前記下流側壁部と整合する位置に設けられているとよい。
この態様によれば、下流側壁部の下流側に流れた潤滑油を速やかに排出することができる。
上記の態様において、前記クランクシャフトの軸線に沿った方向において、前記下流側壁部は前記下流傾斜部より短いとよい。
この態様によれば、下流傾斜部の上部に付着した潤滑油は、下流側壁部の両側方を通過して底部に流れることができる。
上記の態様において、前記下流側壁部は、略水平に延びているとよい。
この態様によれば、第1下流側貫通孔を通過する回転風が水平方向に流れ、油面に接触し難くなるため、エアレーションの発生を抑制することができる。
上記の態様において、前記上流傾斜部、前記底部、及び前記下流傾斜部は、前記クランクシャフトの軸線を中心とした弧状に形成されているとよい。
この態様によれば、クランクシャフトとの接触を避けつつ、バッフルプレートをクランクシャフト側に近づけることができるため、内燃機関を小型化することができる。
上記の態様において、前記第2下流側貫通孔の開口面積が、前記底部貫通孔の開口面積よりも大きいとよい。
この態様によれば、エアレーションの発生を抑制しつつ、潤滑油の排出速度を高めることができる。
上記の態様において、前記内燃機関は前記クランクシャフトの軸線に沿って配列された複数のシリンダ(10)を有し、前記クランクシャフトは隣り合う前記シリンダの間に対応する位置に設けられた軸受(17)に支持され、前記湾曲部には、前記軸受に対応する部分に上方に突出し、かつ前記クランクシャフトの軸線に直交する方向に延びる隔壁(36)が設けられ、前記湾曲部は前記隔壁によって区画された領域(A、B、C)のそれぞれに、前記底部、前記上流傾斜部、及び前記下流傾斜部を備え、前記底部のそれぞれに、前記底部貫通孔が設けられ、前記下流傾斜部のそれぞれに、前記第1下流側貫通孔、前記下流側壁部、及び前記第2下流側貫通孔が設けられているとよい。
この態様によれば、隔壁によってバッフルプレートの剛性を高めることができる。
上記の態様において、前記下流側壁部の前記クランクシャフトの軸線に沿った方向における端部と前記隔壁との間には隙間(51)が形成されているとよい。
この態様によれば、下流傾斜部の上部に付着した潤滑油は下流側壁部と隔壁との間の隙間を通過して底部に流れることができる。
上記の態様において、前記上流傾斜部の下部には、厚み方向に貫通する少なくとも1つの第1上流側貫通孔(59)、及び前記第1上流側貫通孔の下流側縁に沿って設けられ、前記クランクシャフトの回転方向における上流側に延びる上流側壁部(60)が設けられているとよい。
この態様によれば、バッフルプレートは上流傾斜部において潤滑油を排出することができる。
上記の態様において、前記湾曲部の周囲にシリンダブロックの下端部に締結されるフランジ(32)を更に有するとよい。
この態様によれば、バッフルプレートをシリンダブロック(5)の下端部に締結することができると共に、剛性を高めることができる。
以上の構成によれば、エアレーションを抑制しつつ、潤滑油を速やかに排出することができるバッフルプレートを提供することができる。
本実施形態に係る内燃機関の断面図 本実施形態に係る内燃機関の断面図 バッフルプレートの斜視図 他の実施形態に係るバッフルプレートの斜視図
以下、図面を参照して、本発明に係るバッフルプレートを自動車の内燃機関に適用した実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、内燃機関1は直列3気筒のレシプロエンジンであって、アッパブロック2と、アッパブロック2の上部に設けられたシリンダヘッド3と、シリンダヘッド3の上部に設けられたヘッドカバー4と、アッパブロック2の下部に設けられたロアブロック5と、ロアブロック5の下部に設けられたオイルパン6とを有している。アッパブロック2及びロアブロック5は、協働してシリンダブロックを構成する。
図2に示すように、アッパブロック2の上部には、3つのシリンダ10が互いに平行に設けられている。各シリンダ10は、略鉛直に延在し、水平方向に一列に配置されている。シリンダ軸線は、鉛直方向に対して傾斜していてもよい。各シリンダ10にはピストン13が摺動可能に受容されている。
アッパブロック2の下部及びロアブロック5は、下方に開口するクランク室15を形成する。クランク室15には、クランクシャフト16が収容されている。クランクシャフト16は、アッパブロック2及びロアブロック5の間に設けられた複数の軸受部17によって回転可能に支持されている。
クランクシャフト16は、各軸受部17に支持される複数のジャーナル20と、隣り合うジャーナル20の端部からそれぞれ径方向に延びる複数のウェブ21と、対をなす各ウェブ21の一端を接続する複数のクランクピン22と、ウェブ21の他端に設けられたカウンタウェイト23とを有している。図1に示すように、クランクピン22は、コネクティングロッド25によってピストン13に設けられたピストンピン26と接続されている。
オイルパン6は上向きに開口した箱形状を呈している。オイルパン6はロアブロック5の下端部に締結されて、クランク室15の下端を閉塞している。オイルパン6の内部には潤滑油が貯留されている。オイルパン6の内部には、潤滑油をオイルポンプ(不図示)に供給するためのサクションパイプ28が設けられている。サクションパイプ28は、オイルストレーナを内部に有し、吸込口がオイルパン6の底近傍に配置されている。
図1に示すように、オイルパン6の上部には、バッフルプレート30が設けられている。バッフルプレート30は金属板を折曲成形して形成されている。バッフルプレート30の外周縁には、略水平に延びるフランジ32が設けられている。バッフルプレート30は、フランジ32において、ロアブロック5の下端部に締結されている。
バッフルプレート30の中央部分には、フランジ32に対して下方に凹む湾曲部35が形成されている。図2に示すように、湾曲部35は、クランクシャフト16の軸線方向に延びている。
図3に示すように、湾曲部35には、上方に突出し、クランクシャフト16の軸線と直交する方向に延びる2つの隔壁36が設けられている。各隔壁36は、バッフルプレート30を上方に膨出させることによって形成され、その下面側は下方に向けて開口する凹部を形成している。図2に示すように、各隔壁36は、対応する軸受部17の下方に位置している。湾曲部35は、隔壁36によってクランクシャフト16の軸線方向に領域A、B及びCに区画されている。各領域A〜Cは、各シリンダ10の下方に配置されている。隔壁36は、バッフルプレート30の剛性を向上させる。
湾曲部35の各領域A〜Cは、対応するシリンダ10のシリンダ軸線と交差する底部40と、底部40のクランクシャフト16の回転方向において上流側に設けられた上流傾斜部41と、底部40のクランクシャフト16の回転方向における下流側に設けられた下流傾斜部42とを備えている。上流傾斜部41及び下流傾斜部42はそれぞれ、底部40に向けて傾斜している。上流傾斜部41は下流側に向って下方に傾斜し、下流傾斜部42は上流側に向って下方に傾斜している。上流傾斜部41、底部40及び下流傾斜部42は、クランクシャフト16の軸線を中心とした弧状に形成されているとよい。
図3に示すように、各底部40には、バッフルプレート30を厚み方向に貫通する複数の底部貫通孔44が形成されている。底部貫通孔44は底部40の全域に配置されていることが好ましい。
各下流傾斜部42の下部には、厚み方向に貫通し、かつクランクシャフト16の軸線方向に延びる略長方形の第1下流側貫通孔49と、第1下流側貫通孔49の下流側縁に沿って設けられ、上流側に向けて板状に延出する下流側壁部50とを備えている。第1下流側貫通孔49及び下流側壁部50は、下流傾斜部42にスリットによって画定した板片部を上方に切り起こすことによって形成されている。図1に示すように、下流側壁部50は、下流傾斜部42に対して上方に傾斜している。下流側壁部50は、略水平、又は水平に対して若干下向きに傾斜して先端側に延びていることが好ましい。
図3に示すように、クランクシャフト16の軸線方向において、下流側壁部50は下流傾斜部42よりも短く形成されている。また、クランクシャフト16の軸線方向において、下流側壁部50は下流傾斜部42の中央部に配置されている。各下流側壁部50とフランジ32又は隔壁36との間に隙間51が形成されている。これにより、各下流傾斜部42のクランクシャフト16の軸線方向における両端部、すなわち下流側壁部50の側方には、傾斜方向に延びる通路が形成されている。
各下流傾斜部42の上部には、バッフルプレート30の厚さ方向に貫通する複数の第2下流側貫通孔52が設けられている。第2下流側貫通孔52は、クランクシャフト16の軸線方向に沿って一列に配置されている。第2下流側貫通孔52の少なくとも一つはクランクシャフト16の回転方向において、下流側壁部50と整合する位置、すなわち、下流側壁部50の下流側に位置している。第2下流側貫通孔52の開口面積は底部貫通孔44の開口面積よりも大きい。他の実施形態では、第2下流側貫通孔52は、下流傾斜部42の上部の全域に形成されていてもよい。
各上流傾斜部41の下部には、厚み方向に貫通し、かつクランクシャフト16の軸線方向に延びた第1上流側貫通孔59と、第1上流側貫通孔の下流側縁に沿って設けられ、上流側に延びる上流側壁部60とが設けられている。クランクシャフト16の軸線方向において、上流側壁部60は上流傾斜部41より短く形成され、上流傾斜部41の中央に配置されている。
各上流傾斜部41の上部には、厚み方向に貫通する複数の第2上流側貫通孔61が設けられている。第2上流側貫通孔61の開口面積は底部貫通孔44の開口面積よりも大きい。
次に、このように構成されたバッフルプレート30の効果について説明する。シリンダ10及び軸受部17の潤滑、及びピストン13の冷却に使用された潤滑油は、落下してバッフルプレート30の湾曲部35の上面に捕集される。捕集された潤滑油は、底部貫通孔44、第1下流側貫通孔49、第2下流側貫通孔52、第1上流側貫通孔59、及び第2上流側貫通孔61のいずれかを通過してオイルパン6の下部に排出される。
図1に示すように、バッフルプレート30の上側には、コネクティングロッド25及びクランクシャフト16の回転によって、クランクシャフト16の回転方向と同じ向きの回転風Vが発生する。回転風Vの一部は、下流側壁部50の下面にガイドされ、第1下流側貫通孔49を通過してオイルパン6に流れる。このとき、下流側壁部50の下面や第1下流側貫通孔49の周囲に付着した潤滑油は、回転風Vと共に第1下流側貫通孔49を通過してオイルパン6に排出される。回転風Vは、下流側壁部50の下面にガイドされ、略水平にオイルパン6内に流れるため、油面と角度が小さくなる。このため、回転風Vが潤滑油内に吹き込み難くなり、エアレーションが発生し難くなる。
下流傾斜部42の上部に付着した潤滑油は、第2下流側貫通孔52からオイルパン6の下部に排出される。また、下流傾斜部42の上部に付着した潤滑油の一部は、隙間51を通って、底部40に流れ、底部貫通孔44からオイルパン6に排出される。第2下流側貫通孔52及び隙間51によって、下流傾斜部42の上部、すなわち下流側壁部50の上方に潤滑油が滞留することを抑制することができる。
第2下流側貫通孔52は底部貫通孔44よりもオイルパン6の内の潤滑油の油面から遠い位置に配置されているため、第2下流側貫通孔52を通過した回転風Vは底部貫通孔44を通過した回転風Vよりも油面に到達するまでに減衰し、油面に与える影響が小さくなる。そのため、第2下流側貫通孔52を底部貫通孔44よりも大きく形成することによって、エアレーションの発生を抑制しつつ、オイルパン6に潤滑油を迅速に排出することができる。また、底部貫通孔44を第2下流側貫通孔52よりも小さく形成することによって、底部貫通孔44を通過した回転風Vがエアレーションを発生し難くなる。
第1上流側貫通孔59は、油面から離れた上流傾斜部41の下部に設けられているため、第1上流側貫通孔59を通過した回転風Vは油面に到達するまでに減衰し、エアレーションを生じさせ難い。上流傾斜部41の上部に付着した潤滑油は、第2上流側貫通孔61を通過してオイルパン6に流れることができるため、上流傾斜部41の上部に潤滑油が滞留にし難い。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。図4に示すように、他の実施形態では第1上流側貫通孔59及び第2上流側貫通孔61を省略してもよい。また、バッフルプレート30の底部40、上流傾斜部41及び下流傾斜部42は、それぞれ平板状に形成されてもよい。第1下流側貫通孔49及び第1上流側貫通孔59は領域A〜Cのそれぞれに複数設けられてもよい。
1 :内燃機関
5 :ロアブロック(シリンダブロック)
6 :オイルパン
16 :クランクシャフト
17 :軸受部
30 :バッフルプレート
32 :フランジ
35 :湾曲部
36 :隔壁
40 :底部
41 :上流傾斜部
42 :下流傾斜部
44 :底部貫通孔
49 :第1下流側貫通孔
50 :下流側壁部
51 :隙間
52 :第2下流側貫通孔
59 :第1上流側貫通孔
60 :上流側壁部
61 :第2上流側貫通孔
A〜C :領域
V :回転風

Claims (10)

  1. 内燃機関のオイルパンの上部に設けられたバッフルプレートであって、
    クランクシャフトの軸線に沿った方向から見て、下方に凹んだ湾曲部を有し、
    前記湾曲部は、シリンダ軸線と交差する底部と、前記クランクシャフトの回転方向において前記底部より上流側に設けられ、前記底部に向けて傾斜した上流傾斜部と、前記クランクシャフトの回転方向において前記底部より下流側に設けられ、前記底部に向けて傾斜した下流傾斜部とを備え、
    前記底部には、厚み方向に貫通する複数の底部貫通孔が設けられ、
    前記下流傾斜部の下部には、厚み方向に貫通すると共に前記クランクシャフトの軸線方向に延びた少なくとも1つの第1下流側貫通孔、及び前記第1下流側貫通孔の下流側縁に沿って設けられ、前記クランクシャフトの回転方向における上流側に延びる下流側壁部が設けられ、
    前記下流傾斜部の上部には、厚み方向に貫通する複数の第2下流側貫通孔を有することを特徴とするバッフルプレート。
  2. 前記第2下流側貫通孔の少なくとも1つは、前記クランクシャフトの回転方向において、前記下流側壁部と整合する位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバッフルプレート。
  3. 前記クランクシャフトの軸線に沿った方向において、前記下流側壁部は前記下流傾斜部より短いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバッフルプレート。
  4. 前記下流側壁部は、略水平に延びていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つの項に記載のバッフルプレート。
  5. 前記上流傾斜部、前記底部、及び前記下流傾斜部は、前記クランクシャフトの軸線を中心とした弧状に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つの項に記載のバッフルプレート。
  6. 前記第2下流側貫通孔の開口面積が、前記底部貫通孔の開口面積よりも大きいことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つの項に記載のバッフルプレート。
  7. 前記内燃機関は前記クランクシャフトの軸線に沿って配列された複数のシリンダを有し、
    前記クランクシャフトは隣り合う前記シリンダの間に対応する位置に設けられた軸受に支持され、
    前記湾曲部には、前記軸受に対応する部分に上方に突出し、かつ前記クランクシャフトの軸線に直交する方向に延びる隔壁が設けられ、
    前記湾曲部は前記隔壁によって区画された領域のそれぞれに、前記底部、前記上流傾斜部、及び前記下流傾斜部を備え、
    前記底部のそれぞれに、前記底部貫通孔が設けられ、
    前記下流傾斜部のそれぞれに、前記第1下流側貫通孔、前記下流側壁部、及び前記第2下流側貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つの項に記載のバッフルプレート。
  8. 前記下流側壁部の前記クランクシャフトの軸線に沿った方向における端部と前記隔壁との間には隙間が形成されていることを特徴とする請求項7に記載のバッフルプレート。
  9. 前記上流傾斜部の下部には、厚み方向に貫通する少なくとも1つの第1上流側貫通孔、及び前記第1上流側貫通孔の下流側縁に沿って設けられ、前記クランクシャフトの回転方向における上流側に延びる上流側壁部が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1つの項に記載のバッフルプレート。
  10. 前記湾曲部の周囲にシリンダブロックの下端部に締結されるフランジを更に有することを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1つの項に記載のバッフルプレート。
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