JP2014077364A - 内燃機関 - Google Patents

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信彦 佐々木
Takuya Ono
拓也 小野
Koji Yoshimoto
康時 吉本
Jun Yoda
順 依田
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Abstract

【課題】 成形が容易であってブローバイガスからオイル成分を効率的に除去可能な気液分離室を備える内燃機関を提供する。
【解決手段】 オイルパン15およびロアブロック14間に配置したバッフルプレート24により気液分離室26の下壁を構成したので、気液分離室26がアンダーカットになるのを防止してロアブロック14の鋳造が容易になるだけでなく、気液分離室26の一端側にシリンダブロック11およびロアブロック14内に区画されたクランク室23に連通する入口開口14dを設けるとともに、気液分離室26の他端側にブローバイガス通路27に連通する出口開口14eを設けたので、気液分離室26内の気流の流路が長くなってブローバイガスからオイル成分を分離する機能を高めることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、シリンダブロックと、前記シリンダブロックの下面に結合されたロアブロックと、前記ロアブロックの下面に結合されたオイルパンと、前記ロアブロックの下面に開放する気液分離室と、前記気液分離室から前記ロアブロックおよび前記シリンダブロックを通ってヘッドカバー内に連通するブローバイガス通路とを備える内燃機関に関する。
内燃機関のシリンダブロックのクランクケース部の下面にオイルパンを結合し、クランクケース部の側壁に形成した気液分離室をブローバイガス通路に連通させることで、クランクケース部内のブローバイガスを気液分離室に導入してオイル成分を除去した後、ブローバイガス通路を経て内燃機関の吸気系に排出するものが、下記特許文献1により公知である。
実開昭62−10219号公報
しかしながら、上記従来のものは、シリンダブロックのクランクケース部の壁面内にラビリンス状の気液分離室を形成しているため、シリンダブロックを鋳造するときに中子が必要になって製造コストが増加する問題があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、成形が容易であってブローバイガスからオイル成分を効率的に除去可能な気液分離室を備える内燃機関を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、シリンダブロックと、前記シリンダブロックの下面に結合されたロアブロックと、前記ロアブロックの下面に結合されたオイルパンと、前記ロアブロックの下面に開放する気液分離室と、前記気液分離室から前記ロアブロックおよび前記シリンダブロックを通ってヘッドカバー内に連通するブローバイガス通路とを備える内燃機関において、前記オイルパンおよび前記ロアブロック間に配置したバッフルプレートにより前記気液分離室の下壁を構成し、前記気液分離室の一端側に前記シリンダブロックおよび前記ロアブロック内に区画されたクランク室に連通する入口開口を設けるとともに、前記気液分離室の他端側に前記ブローバイガス通路に連通する出口開口を設けたことを特徴とする内燃機関が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記オイルパンの深さは、前記気液分離室の下方で小さく、前記クランク室の下方で大きいことを特徴とする内燃機関が提案される。
請求項1の構成によれば、内燃機関は、シリンダブロックと、シリンダブロックの下面に結合されたロアブロックと、ロアブロックの下面に結合されたオイルパンと、ロアブロックの下面に開放する気液分離室と、気液分離室からロアブロックおよびシリンダブロックを通ってヘッドカバー内に連通するブローバイガス通路とを備える。オイルパンおよびロアブロック間に配置したバッフルプレートにより気液分離室の下壁を構成したので、気液分離室がアンダーカットになるのを防止してロアブロックの鋳造が容易になるだけでなく、気液分離室の一端側にシリンダブロックおよびロアブロック内に区画されたクランク室に連通する入口開口を設けるとともに、気液分離室の他端側にブローバイガス通路に連通する出口開口を設けたので、気液分離室内の気流の流路が長くなってブローバイガスからオイル成分を分離する機能を高めることができる。
また請求項2の構成によれば、オイルパンの深さは、気液分離室の下方で小さく、クランク室の下方で大きいので、気液分離室の下方のオイルパンの壁面に付着するオイル量が減少することで、そのオイルが気液分離室に吸い込まれる可能性が低くなるだけでなく、気液分離室の外側のオイルパンの深い部分から気液分離室に流入する気流の流速が低下することで、オイルパンの深い部分の壁面に付着したオイルが気液分離室に吸い込まれるのを抑制することができる。
内燃機関のシリンダ列線に直交する断面図(図2の1−1線断面図)。 図1の2−2線矢視図。 図2からバッフルプレートを取り除いた図。 図2の4−4線断面図。
以下、図1〜図4に基づいて本発明の実施の形態を説明する。尚、本明細書において、内燃機関のヘッドカバー側が上方でオイルパン側が下方であると定義する。
図1〜図3に示すように、直列四気筒の内燃機関Eは、シリンダブロック11と、シリンダブロック11の上面に結合されたシリンダヘッド12と、シリンダヘッド12の上面に結合されたヘッドカバー13と、シリンダブロック11の下面に結合されたロアブロック14と、ロアブロック14の下面に結合されたオイルパン15とを備える。シリンダブロック11の内部に配置されたシリンダスリーブ16…に摺動自在に嵌合するピストン17…と、シリンダブロック11およびロアブロック14間に回転自在に支持されたクランクシャフト18とが、コネクティングロッド19…により連結される。シリンダヘッド12の下面に形成された各燃焼室20に吸気ポート12aおよび排気ポート12bが連通しており、吸気ポート12aおよび排気ポート12bはそれぞれ吸気バルブ21および排気バルブ22で開閉される。
シリンダブロック11の下部には5個のジャーナル支持壁11a…がシリンダ列線方向に所定間隔で配置されており、これらのジャーナル支持壁11a…とロアブロック14に埋設された5個の鉄製のジャーナル支持部材14a…との間に、クランクシャフト18のジャーナル18a…が回転自在に支持される。ジャーナル支持壁11a…とジャーナル支持部材14a…との間には、クランクシャフト18のウエイト部18b…を収納するクランク室23(図3参照)が区画される。ロアブロック14の下面にはバッフルプレート24がボルト25…で締結されており、このバッフルプレート24は♯2シリンダおよび♯3シリンダの下方のクランク室23と、その下方のオイルパン15との間に介在する。
図3および図4に示すように、ロアブロック14の下面には上向きに凹む第1凹部14bおよび第2凹部14cが相互に隣接して形成されており、第1凹部14bは入口開口14dを介して第2凹部14cに連通する。第1凹部14bはバッフルプレート24により一部が覆われており、第2凹部14cはバッフルプレート24の一部を延長した延長部24aによって略全体が覆われている。第2凹部14cおよびバッフルプレート24の延長部24a間に区画された気液分離室26は二等辺三角形状であり、クランクシャフト18から遠い底辺の一方の角部に第1凹部14bに連通する入口開口14dが位置し、クランクシャフト18に近い頂点にブローバイガス通路27に連通する出口開口14eが位置している。
入口開口14dの下方はバッフルプレート24により覆われていないが、出口開口14eの下方はロアブロック14、バッフルプレート24の延長部24aにより覆われている。ブローバイガス通路27はシリンダブロック11およびシリンダヘッド12の内部を通ってヘッドカバー13の内部に連通し、チェックバルブよりなるパージコントロールバルブ29(図1参照)を介して内燃機関Eの吸気系に連通する。気液分離室26の下方におけるオイルパン15の深さd1は、その他の部分におけるオイルパン15の深さd2よりも小さくなっている。
第1凹部14bのクランクシャフト18に近い端部にシリンダヘッド12内に連通するオイル戻し通路28が開口しており、このオイル戻し通路28の下方およびその近傍のバッフルプレート24に、オイルパン15にオイルを落とすオイル戻し孔24b…が形成される。従って、ヘッドカバー13の内部およびシリンダヘッド12の内部からオイル戻し通路28を介してバッフルプレート24の上面に落下したオイルは、バッフルプレート24の上面に溜まることなく、オイル戻し孔24b…を通過してオイルパン15に戻される。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
内燃機関Eの圧縮行程においてシリンダ内で圧縮された混合気の一部はシリンダスリーブ16およびピストン17間の隙間を通過し、ブローバイガスとなってクランク室23に流入する。ブローバイガスを大気に放出すると大気汚染の原因となるため、そのブローバイガスを内燃機関Eの吸気系に戻して燃焼させる必要がある。このとき、ブローバイガスに内燃機関Eのオイルが混入すると、オイルの消費量が増加したり、オイルが燃焼して有害成分が発生したりするため、気液分離室26においてブローバイガスからオイルを分離してオイルパン15に戻す必要がある。
クランク室23の内圧はピストン17の昇降に応じて増減するため、クランク室23から気液分離室26およびブローバイガス通路27を介してパージコントロールバルブ29の上流側に至る流路の内圧もピストン17の昇降に応じて増減する。一方、吸気通路に接続されたパージコントロールバルブ29の下流側には吸気負圧が作用するため、吸気負圧がクランク室23の内圧よりも低くなったとき、パージコントロールバルブ29が開弁してクランク室23のブローバイガスが気液分離室26、ブローバイガス通路27およびパージコントロールバルブ29を経て吸気通路に供給される。
ロアブロック14とオイルパン15との間にバッフルプレート24を配置したので、車両の振動、加減速、旋回等によりオイルパン15に貯留したオイルの液面が暴れるのを防止し、クランクシャフト18によるオイルの攪拌抵抗を低減するとともに、クランク室23内に充満するオイルミストの量を低減することができる。またロアブロック14の内部には気液分離室26が区画されるが、その気液分離室26をロアブロック14の下面に凹設した第2凹部14cと、第2凹部14cの下面を覆うバッフルプレート24とで区画したので、ロアブロック14をアルミニウムダイキャストで製造する際に、気液分離室26がアンダーカットになるのを防止してロアブロック14の生産効率を高めることができる。
ところで、バッフルプレート24を設けてオイルパン15に貯留したオイルの液面が暴れるのを防止しても、クランク室23内のブローバイガスにオイルミストが混入するのを完全に阻止することは困難であり、オイルミストが混入したブローバイガスが内燃機関Eの吸気系に戻されて燃焼に供されてしまうと、オイルの消費量が増加したり排ガス中の有害成分が増加したりする問題がある。しかしながら、本実施の形態によれば、気液分離室26の一端側にシリンダブロック11およびロアブロック14内に区画されたクランク室23に連通する入口開口14dを設けるとともに、気液分離室26の他端側にブローバイガス通路27に連通する出口開口14eを設けたので、気液分離室26内の気流の流路が長くなってブローバイガスからオイル成分を分離する機能が高められ、オイルの消費量や排ガス中の有害成分を低減することができる。このとき、クランク室23と気液分離室26の入口開口14dとの間に第1凹部14bが介在することで、第1凹部14bによりラビリンスを構成してブローバイガスからオイル成分を分離する機能を更に高めることができる。
尚、ロアブロック14の第2凹部14cとバッフルプレート24との間には僅かな隙間が存在するため、気液分離室26で分離されたオイルは前記隙間を通してオイルパン15に戻ることができる。
しかもオイルパン15の深さは、気液分離室26の下方で小さく、クランク室23の下方で大きいので、気液分離室26の下方のオイルパン15の壁面に付着するオイル量が減少することで、そのオイルが気液分離室26に吸い込まれる可能性が低くなるだけでなく、気液分離室26の外側のオイルパン15の深い部分から気液分離室26に流入する気流の流速が低下することで、オイルパン15の深い部分の壁面に付着したオイルが気液分離室26に吸い込まれるのを抑制し、気液分離室26に流入するブローバイガスにオイル成分が混入するのを一層効果的に防止することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、本発明の内燃機関は実施の形態の直列四気筒の内燃機関Eに限定されるものではなく、任意の形態の内燃機関に適用することができる。
11 シリンダブロック
13 ヘッドカバー
14 ロアブロック
14d 入口開口
14e 出口開口
15 オイルパン
23 クランク室
24 バッフルプレート
26 気液分離室
27 ブローバイガス通路

Claims (2)

  1. シリンダブロック(11)と、前記シリンダブロック(11)の下面に結合されたロアブロック(14)と、前記ロアブロック(14)の下面に結合されたオイルパン(15)と、前記ロアブロック(14)の下面に開放する気液分離室(26)と、前記気液分離室(26)から前記ロアブロック(14)および前記シリンダブロック(11)を通ってヘッドカバー(13)内に連通するブローバイガス通路(27)とを備える内燃機関において、
    前記オイルパン(15)および前記ロアブロック(14)間に配置したバッフルプレート(24)により前記気液分離室(26)の下壁を構成し、前記気液分離室(26)の一端側に前記シリンダブロック(11)および前記ロアブロック(14)内に区画されたクランク室(23)に連通する入口開口(14d)を設けるとともに、前記気液分離室(26)の他端側に前記ブローバイガス通路(27)に連通する出口開口(14e)を設けたことを特徴とする内燃機関。
  2. 前記オイルパン(15)の深さは、前記気液分離室(26)の下方で小さく、前記クランク室(23)の下方で大きいことを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関。
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