JP2005133552A - Pcv装置 - Google Patents

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Kazuyuki Owaki
一之 大脇
Taiichiro Iwashita
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Abstract

【課題】 PCVオイル持ち去りとクランクケース内換気を改善できるPCV装置の提供。
【解決手段】(1)下方に延びる筒状のブローバイガス入口13をもつバッフルプレートが装着されたシリンダヘッドカバー11と、クランクケース内に連通しているブローバイガス通路15が形成されたシリンダヘッドを有するPCV装置10であって、前記シリンダヘッドカバーの筒状のブローバイガス入口13が前記シリンダヘッドのブローバイガス通路15に直接接続しているPCV装置。
(2)カム室に新気導入口18が設けられており、該新気導入口から導入された新気の全量が、カム室とクランク室とを連通する連通路、クランク室、前記ブローバイガス通路、前記筒状のブローバイガス入口を通って前記シリンダヘッドのバッフルプレート上の空間25に流れるPCV装置10。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンのPCV(Positive Crankcase Ventilation)装置に関し、とくにオイル持ち去りとクランクケース換気を改善したPCV装置に関する。
特開2000−045750号公報は、一般のPCV装置を示しており、そこでは、PCV装置は、下方に延びる筒状のブローバイガス入口をもつバッフルプレートが装着されたシリンダヘッドカバーと、クランクケース内に連通しているブローバイガス通路が形成されたシリンダヘッドを有する。
一般に、従来のPCV装置では、図3、図4に示すように、シリンダヘッドカバー1に装着されたバッフルプレート2のブローバイガス入口3と、シリンダヘッド4のブローバイガス通路5とは、平面視で互いに異なる位置にあり、ともに、カム室6に開放している。そして、カムシャフト7から飛散するオイルの液滴が直接ブローバイガス入口3に侵入しないように、ブローバイガス入口3を筒状にしてバッフルプレート2から下方に延ばし、カムシャフト7の中心より低くしている。
カム室6には新気導入口8が開口しており、また、カム室とクランクケース内を連通する新気用連通口9が開口している。新気導入口8からカム室6に導入された新気は、一部がブローバイガス入口3にバイパスしてしまい、残りが新気用連通口9を通ってクランクケース内に行くため、クランクケース内換気は抑制される。
しかし、図3、図4のPCV装置にも、つぎの問題があった。
(i)カムシャフト7から飛散する液滴のオイルのブローバイガス入口3への侵入は防いでいるが、オイルミストの多いカム室からブローバイガス入口3にブローバイガスを取り入れているため、オイルミストが侵入し、オイルの侵入を完全に遮断することはできない。
(ii)また、新気導入口8からカム室6に導入された新気の一部しかクランクケース内換気に利用されないので、クランクケース内の換気が不十分となり、オイルの劣化が進む。それによって、スラッジの堆積によるオイル消費の悪化、白煙の吹き出し等の市場不具合につながるおそれがある。
特開2000−045750号公報
本発明が解決しようとする問題点は、従来のPCV装置における、PCVオイル持ち去りとクランクケース内換気の問題である。
本発明の目的は、PCVオイル持ち去りとクランクケース内換気を改善できるPCV装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1)下方に延びる筒状のブローバイガス入口をもつバッフルプレートが装着されたシリンダヘッドカバーと、クランクケース内に連通しているブローバイガス通路が形成されたシリンダヘッドを有するPCV装置であって、
前記シリンダヘッドカバーの筒状のブローバイガス入口が前記シリンダヘッドのブローバイガス通路に直接接続しているPCV装置。
(2)前記シリンダヘッドカバーの筒状のブローバイガス入口が前記シリンダヘッドのブローバイガス通路の直上の位置にある(1)記載のPCV装置。
(3)前記シリンダヘッドのブローバイガス通路と、前記シリンダヘッドカバーの筒状のブローバイガス入口とは、カム室と遮断されている(1)または(2)記載のPCV装置。
(4)カム室に新気導入口が設けられており、該新気導入口から導入された新気の全量が、カム室とクランク室とを連通する連通路、クランクケース内、前記ブローバイガス通路、前記筒状のブローバイガス入口を通って前記シリンダヘッドのバッフルプレート上の空間に流れる(1)〜(3)の何れかに記載のPCV装置。
上記(1)〜(4)のPCV装置では、シリンダヘッドカバーの下方に延びる筒状のブローバイガス入口をシリンダヘッドのブローバイガス通路に直接つなげたので、カム室のオイルミストがブローバイガス入口に侵入することがなく、PCVオイル持ち去りを改善することができ、また、カム室に導入した新気は全量がクランクケース内、シリンダヘッドのブローバイガス通路およびシリンダヘッドカバーの筒状のブローバイガス入口を通ってバッフルプレート上の空間に流れるようになり、クランクケース内換気を改善することができる。
上記(2)〜(4)の構造は、上記(1)の構造をより詳しく述べたものであり、効果は上記(1)の効果と同じである。
本発明のPCV装置を、図1、図2を参照して、説明する。
本発明のPCV装置10は、下方に延びる筒状のブローバイガス入口13をもつバッフルプレート12が装着されたシリンダヘッドカバー1と、シリンダブロック20のクランクケース内空間21(クランク室)に連通しているブローバイガス通路15が形成されたシリンダヘッド14を有する。ブローバイガス通路15はシリンダブロック20にも形成されて下端でクランク室21に開口している。
カム室16はシリンダヘッド14とシリンダヘッドカバー11との間の空間で、そこにインテーク側、エキゾースト側の2本のカムシャフト17がエンジン長手方向に延びておいる。カム室16には、カムシャフト17によってオイルの液滴24が飛散するとともに、オイルミストが充満している。カムシャフト17は、その端部がカム室16と壁で隔てられたチェーン室29内に延びており、チェーンを介してクランクシャフトの回転が伝達されて回転する。カム室16の下方には、多気筒内燃機関の複数の気筒28が並んでいる。
カム室16内で飛散してシリンダヘッド床面上に落下するオイルは、シリンダヘッド14とシリンダブロック20を貫通して形成されシリンダヘッド床面に開口するオイル戻し孔を通ってオイルパンに戻る。シリンダヘッド14とシリンダブロック20を貫通して形成されるブローバイガス通路15はオイル戻し孔とは異なるブローバイ専用の通路として形成され、シリンダヘッド床面上に落下するオイルが流入しないように、シリンダヘッド床面のうちブローバイガス通路15の上端部近傍は、盛り上げられて盛り上げ部26を形成している。この盛り上げ部26内を、オイル通路27がエンジン長手方向に延びており、ブローバイガス通路15はオイル通路27部位を避けて通っている。
本発明のPCV装置10では、シリンダヘッドカバー11のバッフルプレート12から下方に延びる筒状のブローバイガス入口13(ここでは、バッフルプレート12から下方に延びる「筒状部13a」と該筒状部の下端の「開口部13b」とを合わせてブローバイガス入口13と呼んでいる)が、シリンダヘッド14のブローバイガス通路15に、直接、接続している。「直接」であるから、ブローバイガス入口13とシリンダヘッド14のブローバイガス通路15とは、カム室16にいったん開放されることなく、互いにつながっている。
これに対し、従来装置では、図3、図4に示したように、ブローバイガス入口3と、シリンダヘッド4のブローバイガス通路5とは、ともに、カム室6に開放しているので、直接にはつながっておらず、カム室6を介して間接的に連通している。
シリンダヘッドカバー11の筒状のブローバイガス入口13は、シリンダヘッド14のブローバイガス通路15の上端部の直上の位置にある。ブローバイガス入口13とシリンダヘッド14のブローバイガス通路15との少なくとも一方を、平面視で、他方と上下方向に一致する位置にもってくる。その結果、筒状のブローバイガス入口13は、ストレートに下方に延びて下端部が、シリンダヘッド14のブローバイガス通路15の上端部につながることができる。
これに対し、従来装置では、図3、図4に示したように、バッフルプレート2のブローバイガス入口3と、シリンダヘッド4のブローバイガス通路5とは、平面視で互いに異なる位置にある。そのため、たとえブローバイガス入口3を下方に長く延ばしてもブローバイガス通路5とつながらない。
シリンダヘッド14のブローバイガス通路15と、シリンダヘッドカバー11の筒状のブローバイガス入口13とは、カム室16と遮断されている。オイルミストやカムシャフト17で飛散されるオイルの液滴24は、ブローバイガス入口13の筒状部13aで遮られてブローバイガス入口13に侵入することができない。
これに対し、従来装置では、図3、図4に示したように、バッフルプレート2のブローバイガス入口3と、シリンダヘッド4のブローバイガス通路5とが、ともにカム室に開放しているので、オイルミストは容易にブローバイガス入口に侵入してしまい、PCVオイル持ち去り量が多くなってしまう。
本発明のPCV装置10においても、カム室16に、新気導入口18が設けられており、かつ、カム室16とクランク室21とを連通する連通路の開口(新規連通口19)が設けられている。本発明の、ブローバイガス入口13とシリンダヘッド14のブローバイガス通路15とを直接つなげた構造では、新気導入口19から導入された新気の「全量」が、カム室16とクランク室21とを連通する連通路、クランク室21、ブローバイガス通路15、筒状のブローバイガス入口13を通って、シリンダヘッド14のバッフルプレート上の空間25に流れる。PCVガスは、バッフルップレート上の空間25から、PCVバルブ23を通ってエンジンの吸気通路、たとえば、インテークマニホールドに吸引される。
これに対し、従来装置では、図3、図4に示したように、新気導入口8からカム室6に導入された新気は、一部のみがクランクケース内に流れる。
つぎに、本発明のPCV装置10の作用、効果を説明する。
本発明のPCV装置10では、シリンダヘッドカバー11の、バッフルプレート12から下方に延びる筒状のブローバイガス入口13をシリンダヘッド14のブローバイガス通路15に直接つなげたので、カムシャフト17から飛散するオイルの液滴24がブローバイガス入口13に侵入しないことは勿論のこと、カム室16のオイルミストがブローバイガス入口13に侵入することがなく、PCVオイル持ち去りを改善することができる。
また、新規導入口18からカム室16に導入された新気は、カム室16から直接ブローバイガス入口13に流れることがなく、全量が、クランクケース内(クランク室21)、シリンダブロック20とシリンダヘッド14のブローバイガス通路15、およびシリンダヘッドカバー11の筒状のブローバイガス入口13を通ってバッフルプレート上の空間25に流れるようになり、クランクケース内換気を改善することができる。
本発明のPCV装置の断面図(図2のA−A断面図)である。 本発明のPCV装置のカム室レベルでの平面図である。 従来のPCV装置の断面図(図4のB−B断面図)である。 従来のPCV装置のカム室レベルでの平面図である。
符号の説明
10 PCV装置
11 シリンダヘッドカバー
12 バッフルプレート
13 ブローバイガス入口
13a 筒状部
13b 下端開口
14 シリンダヘッド
15 ブローバイガス通路
16 カム室
17 カムシャフト
18 新気導入口
19 新規連通口
20 シリンダブロック
21 クランクケース内(クランク室)
23 PCVバルブ
24 液滴
25 バッフルプレート上空間
26 盛り上がり部
27 オイル通路
28 気筒
29 チェーン室

Claims (4)

  1. 下方に延びる筒状のブローバイガス入口をもつバッフルプレートが装着されたシリンダヘッドカバーと、クランクケース内に連通しているブローバイガス通路が形成されたシリンダヘッドを有するPCV装置であって、
    前記シリンダヘッドカバーの筒状のブローバイガス入口が前記シリンダヘッドのブローバイガス通路に直接接続しているPCV装置。
  2. 前記シリンダヘッドカバーの筒状のブローバイガス入口が前記シリンダヘッドのブローバイガス通路の直上の位置にある請求項1記載のPCV装置。
  3. 前記シリンダヘッドのブローバイガス通路と、前記シリンダヘッドカバーの筒状のブローバイガス入口とは、カム室と遮断されている請求項1または請求項2記載のPCV装置。
  4. カム室に新気導入口が設けられており、該新気導入口から導入された新気の全量が、カム室とクランク室とを連通する連通路、クランクケース内、前記ブローバイガス通路、前記筒状のブローバイガス入口を通って前記シリンダヘッドのバッフルプレート上の空間に流れる請求項1〜請求項3の何れか一項記載のPCV装置。
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