JP6196120B2 - 荷役操作装置およびフォークリフト - Google Patents

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Description

本発明は、荷役操作装置およびフォークリフトに関する。
一般に、カウンタウエイト式フォークリフトやリーチ式フォークリフト(以下、単に「フォークリフト」と表記する。)には、荷役に用いられるマストが車体に装着され、さらに荷の取り扱いを容易にするアタッチメントがマストに装着されている。フォークリフトの運転席前のカウルには複数のレバーが配置され、これらのレバーには、アタッチメントなどの上下方向への操作(以下、「リフト操作」と表記する。)や、マストの前傾操作(以下、「チルト操作」と表記する。)や、アタッチメントの操作などの役割が割り振られている。
上述のアタッチメントには、荷を挟んで扱うクランプタイプのものがある。このアタッチメントは、上述のようにリフト操作やチルト操作を行うレバーなどと並んで配置された荷役用のレバーにより操作されている。このように異なる操作を行うレバーが並んで配置されていると、作業者は意図する操作とは異なる操作を行うレバーを誤って選択し、誤った操作を行ってしまうおそれがあった。
例えば、クランプタイプのアタッチメントが装着されたフォークリフトの場合(例えば、特許文献1の図1参照。)、荷役用のレバーを誤って操作すると、意図していないタイミングでクランプが解除されてしまう。この場合、荷はフォークリフトにより運搬されている場合が大半であるため、荷はアタッチメントから床に落下してしまう。
上述の問題を解決するために、特許文献1では、レバーの握り部分の色を変える技術が提案されている。具体的には、荷役用レバーの握り部分を、リフト操作やチルト操作のレバーの握り部分とは異なる色としている。このように、荷役用レバーを目立たせることにより、誤った操作を防止している。
特開2003−118992号公報
しかしながら、フォークリフトの操作に慣れた作業者は、各種レバーの位置を感覚的に覚えているため、レバーの握り部を十分に見ないで操作する場合がある。この場合、特許文献1に記載のように握り部の色を変えていても、操作者に十分に注意を促すことができず、誤操作を抑制できないという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、アタッチメントの誤操作を抑制することができる荷役操作装置およびフォークリフトを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の荷役操作装置は、作業者が操作を行う部材であり、複数の荷役操作のそれぞれに対応して設けられた複数の操作レバーと、前記複数の操作レバーのそれぞれと接続され前記操作レバーの動きに応じて、前記荷役操作に用いられる作動媒体の量を調整する複数の調整部が設けられた制御部と、前記複数の操作レバーを支持可能な支持部と、が備えられ、前記支持部には、前記操作レバーの数よりも多くの操作レバー配置部が設けられ、前記複数の操作レバーの一部と、残りの前記操作レバーとの間には、前記操作レバーの配置されない操作レバー配置部が設けられることにより、両者が離れて配置されていることを特徴とする。
本発明の荷役操作装置によれば、複数の操作レバーの一部と、その残りとが離れて配置されているため、作業者は複数の操作レバーの一部と、その残りとを容易に区別することができる。つまり、作業者は操作レバーを目視して確認しなくても、自らの体と操作レバーとの相対的な配置関係に基づく体感的な感覚のみで、複数の操作レバーの一部と、その残りとを高い確率で区別することができる。
上記発明において前記操作レバーには、前記制御部から前記支持部まで延びる下部バーと、前記支持部から作業者が操作を行う端部まで延びる上部バーと、が設けられ、前記上部バーにおける前記支持部側の端部には、前記支持部に回動可能に支持されるとともに、前記下部バーと回動可能に接続される接続部が設けられ、前記他方の端部側に配置された前記下部バーには、前記制御部に向かって前記一方の端部側に傾斜する屈曲部が設けられていることが好ましい。
このように、下部バーに屈曲部を設けることにより、上部バーに屈曲部を設ける場合と比較して、操作レバーに加わる応力を小さくすることができる。つまり、上部バーは接続部を中心として回動するとともに、作業者が操作しやすいように複数個所で折り曲げられた形状を有している。これに対して下部バーは接続部と制御部との間を直線状に延びる形状とされ、当該延びる方向に沿って平行移動する。このように上部バーと比較して下部バーは、直線状に延びる領域が広く、比較的容易に屈曲部を設けることができる。また、回動する上部バーと比較して動きが単純な下部バーは、曲げ応力やねじり応力などが働きにくいため、屈曲部を設けても強度的に余裕を持たせやすい。
また、操作レバー配置部の数と同数以上の調整部が一列に並んだ制御部を用いることにより、複数の操作レバーの一部と、その残りとの間の間隔を吸収する方法と比較して、下部バーに屈曲部を設けるだけで対応できるため、製造コストの上昇を抑制することができる。
上記発明において前記制御部には、前記操作レバー配置部の数と同数以上の前記調整部が一列に並んで設けられるとともに、前記調整部は、前記操作レバーが配置されない前記レバー配置部の下方に対応して設けられ、前記複数の操作レバーの一部と接続される前記調整部と、前記残りの操作レバーと接続される前記調整部との間の前記調整部は、前記荷役操作に用いられる前記作動媒体の圧力調整を行わないことが好ましい。
このように操作レバー配置部の数と同数以上の調整部が一列に並んだ制御部を用いることにより、操作レバーに屈曲部を設ける必要がなくなり、操作レバーの設計が容易となる。つまり、複数の操作レバーの一部と、その残りとの間の間隔を制御部において吸収するため、操作レバーに必要以上の折り曲げ箇所を形成する必要がなくなる。
本発明のフォークリフトは、荷を把持するアタッチメントおよび前記アタッチメントが取り付けられるマストと、上記本発明の荷役操作装置と、が設けられ、前記複数の操作レバーの一部は、少なくとも前記マストの操作に用いられ、前記残りの操作レバーは、前記アタッチメントの少なくとも一部の操作に用いられることを特徴とする。
本発明のフォークリフトによれば、上記本発明の荷役操作装置を用いることにより、マストの操作に用いられる操作レバーと、アタッチメントの操作に用いられる操作レバーとの間に間隔を設けることができる。そのため、作業者は操作レバーを目視して確認しなくても、自らの体と操作レバーとの相対的な配置関係に基づく体感的な感覚のみで、マストの操作に用いられる操作レバーと、アタッチメントの操作に用いられる操作レバーとを高い確率で区別することができる。
本発明の荷役操作装置およびフォークリフトによれば、複数の操作レバーの一部と、その残りとを離して配置することにより、作業者は複数の操作レバーの一部と、その残りとを容易に区別することができる。当該残りの操作レバーをアタッチメントの操作に用いることによりアタッチメントの誤操作を抑制することができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係るフォークリフトの運転席周辺の構成を説明する斜視図である。 図1の荷役操作装置の構成を説明する正面視図である。 図2の荷役操作装置の構成を説明する側面視図である。 図3のブラケット周辺の構成を説明するQ−Q´断面視図である。 図2の荷役操作装置の他の実施例の構成を説明する正面視図である。 第2の実施形態に係る荷役操作装置の構成を説明する正面視図である。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の第1の実施形態に係るフォークリフト1について、図1から図5を参照しながら説明する。本実施形態では、カウンタウエイト式のフォークリフト1に、本発明の荷役操作装置10を用いた例に適用して説明する。
フォークリフト1における作業者が座る運転席には、図1に示すように、パーキングブレーキレバー2と、ブレーキ/インチングペダル3(以下「ブレーキペダル3」と表記する。)と、アクセルペダル4と、ステアリングホイール5と、荷役操作装置10を構成する操作レバー11A、操作レバー11Bおよび操作レバー11Dと、が主に設けられている。パーキングブレーキレバー2は、フォークリフト1を駐車する際に用いられるパーキングブレーキを操作するレバーである。ブレーキペダル3およびアクセルペダル4は、フォークリフト1の走行や停止の際に操作されるペダルである。
荷役操作装置10は、フォークリフト1における荷を左右から挟んで把持するクランプタイプのアタッチメントおよび当該アタッチメントが取り付けられるマスト6の操作に用いられるものである。荷役操作装置10には、図2および図3に示すように、操作レバー11A、操作レバー11Bおよび操作レバー11Dと、ブラケット(支持部)31と、コントロールバルブ(制御部)41と、が主に設けられている。
操作レバー11Aは、マスト6のリフト操作に用いられるレバーであり、操作レバー11Bは、マスト6のチルト操作に用いられるレバーであり、操作レバー11Dは、アタッチメントによる荷の把持操作に用いられるレバーである。これらレバーは、ステアリングホイール5から離れる方向、言い換えると作業者から離れる方向に向かって、操作レバー11A、操作レバー11Bおよび操作レバー11Dの順に直線状に並んで配置されている(図1参照。)。
操作レバー11A、操作レバー11Bおよび操作レバー11Dは、それぞれ折り曲げられた棒状に形成された上部バー12A,12B,12Dと、棒状に形成された下部バー16A,16B,16Dと、から主に構成されている。
上部バー12A,12B,12Dは、カウル7に配置されるプレート21に形成された貫通孔である複数の配置部(本実施形態では5つの配置部が形成されている)に挿通して配置されるものである。本実施形態では、上部バー12Aおよび上部バー12B(言い換えると、操作レバー11Aおよび操作レバー11B)がステアリングホイール5側に寄せて配置され、一つの配置部を空けて上部バー12D(言い換えると、操作レバー11D)が配置されている例に適用して説明する。
上部バー12A,12B,12Dが配置されない配置部には、蓋部22が配置され孔が塞がれている。上部バー12A,12B,12Dが配置されている配置部には、蛇腹状に形成された可撓性を有するカバー23が配置され、上部バー12A,12B,12Dと孔との間の隙間が塞がれている。
上部バー12A,12B,12Dにおけるカウル7から外側に突出する端部には、作業者が握って操作を行う握り部13が設けられている。カウル7の内側に収納される端部には、ブラケット31に回動可能に支持されるとともに、下部バー16A,16B,16Dと接続されるリンク部(接続部)14が設けられている。
リンク部14は、上部バー12A,12B,12Dと交差する方向に延びる部材、言い換えると、上部バー12A,12B,12DとともにL字状の形状を構成する部材である。上部バー12A,12B,12Dから離れた側の先端部において、下部バー16A,16B,16Dの端部と回動可能に接続されている。また、リンク部14の上部バー12A,12B,12D側の根本部には、後述するブラケット31のピン33が挿通される貫通孔が形成され、上部バー12A,12B,12Dは、ピン33を中心として回動可能に支持されている。
ブラケット31は、上部バー12A,12B,12Dを回動可能に支持するものであり、図4の断面視図に示すように、一対の側板32,32を有する略U字状に形成された部材である。一対の側板32,32の間に形成される操作レバー11A,11B,11Dなどが配置可能な空間である操作レバー配置部35,35,35,35には、それぞれ上部バー12A,12B,12Dのリンク部14およびスペーサ34が配置され(図4参照。)、リンク部14は、一対の側板32,32を貫通する円柱状のピン33によって、回動可能に支持されている。
上部バー12Aおよび上部バー12Bのリンク部14と上部バー12Dのリンク部14との間には、内部をピン33が挿通される円筒状のスペーサ34が配置されている。スペーサ34は、上部バー12Aおよび上部バー12Bと、上部バー12Dとの間隔を保持するものであり、当該間隔は、プレート21における上部バー12Aおよび上部バー12Bと、上部バー12Dとの間隔と同じ広さのものである。
下部バー16Aおよび下部バー16Bは、図2および図3に示すように、直線状に延びる棒状の部材である。下部バー16Aおよび下部バー16Bの一方の端部は、リンク部14の先端と回動可能に接続され、他方の端部はコントロールバルブ41のスプール42と回動可能に接続されている。
下部バー16Dは、中間に屈曲部17を有する棒状の部材である。屈曲部17は、上部バー12Dからコントロールバルブ41に向かって、下部バー16Aおよび下部バー16Bに接近する方向に屈曲し傾斜する部分である。また、下部バー16Dの一方の端部は、リンク部14の先端と回動可能に接続され、他方の端部はコントロールバルブ41のスプール42と回動可能に接続されている。
コントロールバルブ41は、マスト6のリフト動作およびチルト動作、並びに、アタッチメントによる荷の把持動作に用いられる作動油(作動流体)の流量を制御するものである。コントロールバルブ41には、下部バー16A,16B,16Dとそれぞれ接続されるスプール(調整部)42が等間隔に一列に並んで配置されている。スプール42は、それぞれ下部バー16A,16B,16Dの動き(図3参照。)に応じて作動油の流量を調整するものである。
なお、図2では操作レバー11Aに接続されているスプール42のみが示されているが、操作レバー11Bおよび操作レバー11Dに接続されているスプール42は、コントロールバルブ41に設けられた突起の背後に隠れているため、図示されていない。
下部バー16Aに接続されるスプール42は、マスト6のリフト動作に用いられる作動油の流量を調整するものであり、下部バー16Bに接続されるスプール42は、マスト6のチルト動作に用いられる作動油の流量を調整するものである。また、下部バー16Dに接続されるスプール42は、アタッチメントによる荷の把持動作に用いられる作動油の流量を調整するものである。
次に、上記の構成からなる荷役操作装置10における動きについて図2および図3を参照しながら説明する。ここでは、操作レバー11Aが作業者によって操作された場合の動きについて説明するが、他の操作レバー11B,11Dが操作された場合であっても、操作レバー11Aが操作された場合と同様な動きを行うため、その説明を省略する。
図3に示すように、作業者が操作レバー11Aの握り部13を握り、下方へ押し下げる操作を行うと、上部バー12Aはピン33を中心として回動する。この回動により、上部バー12Aのリンク部14の先端部は上方へ回動し、下部バー16Aを上方へ引き上げる。下部バー16Aの動きは、コントロールバルブ41のスプール42に伝わり、スプール42によりマスト6のリフト動作に用いられる作動油の流量が、例えば、増加してマスト6に装着されたアタッチメントが上方へ持ち上げられる。
その一方で、作業者が操作レバー11Aの握り部13を上方へ押し上げる操作を行うと、上部バー12Aのリンク部14の先端部は下方へ回動し、下部バー16Aを下方へ押し下げる。下部バー16Aの動きはスプール42に伝わり、マスト6のリフト動作に用いられる作動油の流量が、例えば、減少してマスト6に装着されたアタッチメントが下方に降りてくる。
上記の構成のフォークリフト1によれば、本実施形態の荷役操作装置10を用いることにより、マスト6の操作に用いられる操作レバー11A,11Bと、アタッチメントの操作に用いられる操作レバー11Dとの間に間隔を設けることができる。そのため、作業者は操作レバー11A,11B,11Dを目視して確認しなくても、自らの体と操作レバー11A,11B,11Dとの相対的な配置関係に基づく体感的な感覚のみで、操作レバー11A,11Bと、操作レバー11Dとを高い確率で区別することができる。
操作レバー11Dの下部バー16Dに屈曲部17を設けることにより、上部バー12Dに屈曲部17を設ける場合と比較して、操作レバー11Dに加わる応力を小さくすることができる。つまり、上部バー12Dは接続部を中心として回動するとともに、作業者が操作しやすいように複数個所で折り曲げられた形状を有している(図1など参照。)。これに対して下部バー16Dはリンク部14とコントロールバルブ41との間を直線状に延びる形状とされ、当該延びる方向に沿って平行移動する。このように上部バー12Dと比較して下部バー16Dは、直線状に延びる領域が広く、比較的容易に屈曲部17を設けることができる。また、回動する上部バー12Dと比較して動きが単純な下部バー16Dは、曲げ応力やねじり応力などが働きにくいため、屈曲部17を設けても強度的に余裕を持たせやすい。
ブラケット31に配置可能なレバー数(本実施形態では4本)と同数のスプールを一列に並べたコントロールバルブを用いて操作レバー11A,11Bと、操作レバー11Dとの間の間隔を吸収する方法と比較して、下部バー16Dに屈曲部17を設けるだけで間隔を吸収できるため、製造コストの上昇を抑制することができる。
なお、上述の実施形態では、操作レバーが3本である例に適用して説明したが、操作レバーの数は3本以上であってもよい。例えば図5に示すように、4本の操作レバー11A,11B,11C,11Dが設けられていてもよい。上述の実施形態には設けられていなかった操作レバー11Cは、例えばアタッチメントにおける回転動作の操作に用いられるレバーである。
操作レバー11Cは、操作レバー11A,11Bと隣接する位置に配置され、操作レバー11Dとの間には蓋部22が配置され間隔が設けられている。操作レバー11Cを構成する上部バー12Cおよび下部バー16Cなどは、操作レバー11Aを構成する上部バー12Aおよび下部バー16Aと同様な構成を有するため、その説明を省略する。
また、操作レバー11Cが追加されたことに伴い、ブラケット(支持部)131における一対の側板32,32の間隔が広げられている。その他に、スプール42が一つ追加され、コントロールバルブ(制御部)141には、4つのスプール42が等間隔に一列に並んで配置されている。追加されたスプール42(言い換えると、操作バー11Cに接続されるスプール42)は、アタッチメントの回転操作に用いられる作動油の流量を調整するものである。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態に係る荷役操作装置について図6を参照しながら説明する。本実施形態の荷役操作装置の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、操作レバーおよびコントロールバルブの構成が異なっている。よって、本実施形態においては、構成が異なる部分ついて説明し、共通する構成の説明は省略する。
荷役操作装置110には、図6に示すように、操作レバー11A、操作レバー11Bおよび操作レバー111Dと、ブラケット31と、コントロールバルブ141と、が主に設けられている。
操作レバー111Dは、第1の実施形態の操作レバー11Dと同じ位置に配置されるレバーであり、下部バー116Dの構成が操作レバー11Dと異なる点を除き、他の構成は同じものである。下部バー116Dは、下部バー16Aおよび下部バー16Bと同様に、直線状に延びる棒状の部材であり、一方の端部は、リンク部14の先端と回動可能に接続され、他方の端部はコントロールバルブ141のスプール42と回動可能に接続されている。
コントロールバルブ141は、4つのスプール42が等間隔に一列に並んで配置されているものである。本実施形態では、ステアリングホイール5側(図6の左側)から順に、スプール42が下部バー16Aおよび下部バー16Bと接続されている。そして、1つのスプール42を飛ばして、残りのスプール42に下部バー116Dが接続されている。飛ばされたスプール42は作動油の流量を調整する働きは行わない。
上記の構成からなる荷役操作装置110における動きは、操作レバー111Dの下部バー116Dに屈曲部17がない点、コントロールバルブ141に作動油の流量を調整する働きを行わないスプール42が存在する点を除き、第1の実施形態に係る荷役操作装置10における動きと同様であるため、その説明を省略する。
上記の構成の荷役操作装置110によれば、ブラケット31に配置可能なレバー数(本実施形態では4本)と同数のスプール42が一列に並んだコントロールバルブ141を用いることにより、操作レバーに屈曲部17を設ける必要がなくなり、操作レバーの設計が容易となる。つまり、操作レバー11A,11Bと、操作レバー11Dとの間の間隔をコントロールバルブ141において吸収するため、操作レバーに必要以上の折り曲げ箇所を形成する必要がなくなり、その設計が容易となる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記の実施の形態においては、本発明の荷役操作装置10をカウンタウエイト式のフォークリフト1に適用して説明したが、その他にリーチ式のフォークリフトに適用してもよく、適用対象を限定するものではない。なお、リーチ式のフォークリフトに本発明の荷役操作装置10を適用した場合、各構成要素の形状や配置位置は、リーチ式フォークリフトに適したものとされる。
また、本実施形態では荷を左右から挟んで把持するクランプタイプのアタッチメントの操作に適用して説明したが、その他にも荷を上下方向に挟んで把持するスタビライザータイプのアタッチメントの操作に適用してもよく、特にアタッチメントのタイプを限定するものではない。
1…フォークリフト、10,110…荷役操作装置、11A,11B,11C,11D,111D…操作レバー、12A,12B,12C,12D…上部バー、14…リンク部(接続部)、16A,16B,16C,16D,116D…下部バー、17…屈曲部、31,131…ブラケット(支持部)、35…操作レバー配置部、41,141…コントロールバルブ(制御部)、42…スプール(調整部)

Claims (4)

  1. 作業者が操作を行う部材であり、複数の荷役操作のそれぞれに対応して設けられた複数の操作レバーと、
    前記複数の操作レバーのそれぞれと接続され前記操作レバーの動きに応じて、前記荷役操作に用いられる作動媒体の量を調整する複数の調整部が設けられた制御部と、
    前記複数の操作レバーを支持可能な支持部と、が備えられ、
    前記支持部には、前記操作レバーの数よりも多くの操作レバー配置部が設けられ、
    前記複数の操作レバーの一部と、残りの前記操作レバーとの間には、前記操作レバーの配置されない前記操作レバー配置部が設けられることにより、両者が離れて配置され、
    前記操作レバーには、前記制御部から前記支持部まで延びる下部バーと、前記支持部から作業者が操作を行う端部まで延びる上部バーと、が設けられ、
    前記上部バーにおける前記支持部側の端部には、前記支持部に回動可能に支持されるとともに、前記下部バーと回動可能に接続される接続部が設けられ、
    前記制御部には、前記操作レバーの数と同数の調整部が等間隔に並んで配置され、
    前記残りの操作レバーの下部バーには、前記制御部に向かって前記一部の操作レバー側に傾斜する屈曲部が設けられていることを特徴とする荷役操作装置。
  2. 前記一部の操作レバーの下部バーは、直線状に延びる棒状の部材とされ、前記屈曲部が設けられないことを特徴とする請求項1記載の荷役操作装置。
  3. 作業者が操作を行う部材であり、複数の荷役操作のそれぞれに対応して設けられた複数の操作レバーと、
    前記複数の操作レバーのそれぞれと接続され前記操作レバーの動きに応じて、前記荷役操作に用いられる作動媒体の量を調整する複数の調整部が設けられた制御部と、
    前記複数の操作レバーを支持可能な支持部と、が備えられ、
    前記支持部には、前記操作レバーの数よりも多くの操作レバー配置部が設けられ、
    前記複数の操作レバーの一部と、残りの前記操作レバーとの間には、前記操作レバーの配置されない前記操作レバー配置部が設けられることにより、両者が離れて配置され、
    前記制御部には、前記操作レバー配置部の数と同数以上の前記調整部が一列に並んで設けられるとともに、前記調整部は、前記操作レバーが配置されない前記レバー配置部の下方に対応して設けられ、
    前記複数の操作レバーの一部と接続される前記調整部と、前記残りの操作レバーと接続される前記調整部との間の前記調整部は、前記荷役操作に用いられる前記作動媒体の圧力調整を行わないことを特徴とする荷役操作装置。
  4. 荷を把持するアタッチメントおよび前記アタッチメントが取り付けられるマストと、
    請求項1から3のいずれかに記載の荷役操作装置と、が設けられ、
    前記複数の操作レバーの一部は、少なくとも前記マストの操作に用いられ、
    前記残りの操作レバーは、前記アタッチメントの少なくとも一部の操作に用いられることを特徴とするフォークリフト。
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