JP3140380U - 車輪構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】段差を乗り越えやすく、かつ曲がる際に抵抗を比較的生じない車輪構造を提供する。
【解決手段】左右のそれぞれに一対として設けられる前輪ユニットXによりなる車体Sの前輪を構成する車輪構造において、前記前輪ユニットXを、前方側に設けられる前方輪10と、後方側に設けられる後方輪20と、前記前方輪10と後方輪20とを連結し、回動可能に保持する支持体30と、前記支持体30を車体Sに対して前記前方輪10及び後方輪20の軸方向に平行かつ前方輪10及び後方輪20との間に存する回動軸42に回動可能に保持固定する回動固定部40と、前記前方輪10もしくは後方輪20を上方に持ち上げる駆動手段30とを有する。
【選択図】図1

Description

本考案は、車輪の構造に関し、特に段差を昇りやすくするための車輪の構造に関する。
リーチ式のフォークリフトは前輪が小さく、かつ、荷物を運搬する際には車体重量が重くなるので、段差を越えることが難しい。
段差を越こえやすくするための工夫として、前輪ユニットを前方輪と後方輪の2つにより形成するとともに両者を連結する支持体を車体に固定された回動軸により回動可能に保持することが考えられる。これにより、前方輪が段差を乗り越える際には、後方輪が支点、回転軸部分が作用点、前方輪を力点として、てこが形成されることにより前輪を持ち上げるのに必要な力は車体の重量がかかる回動軸部分にかかる力よりも小さくなるので段差を乗り越えやすくすることができる。
しかし、この場合、前輪ユニットが前方輪と後方輪とにより構成されるので、左右合わせて4つの車輪が地面に接触することとなり、曲がる際に大きな抵抗を生じてしまうこととなる。
本考案はこのような問題に鑑みて、段差を乗り越えやすくかつ曲がる際に抵抗を比較的生じない車輪構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本考案は次のような構成を有する。
請求項1に記載の考案は、左右のそれぞれに一対として設けられる前輪ユニットによりなる車体の前輪を構成する車輪構造であり、前記前輪ユニットは、前方側に設けられる前方輪と、後方側に設けられる後方輪と、前記前方輪と後方輪とを連結し、回動可能に保持する支持体と、前記支持体を車体に対して前記前方輪及び後方輪の軸方向に平行かつ前方輪及び後方輪との間に存する回動軸に回動可能に保持固定する回動固定部と、前記前方輪もしくは後方輪を上方に持ち上げる駆動手段とを有する。
請求項2に記載の考案は、前記車輪構造において、前記駆動手段は油圧により駆動するものであって、前方輪もしくは後方輪を持ち上げない状態においては油圧ダンパーとして機能するものである。
請求項3に記載の考案は、前記車輪構造において、前記車体のハンドルが切られたことを検知する検知信号を受けて前記駆動手段を駆動させる制御手段が設けられるものである。
請求項1に記載の考案は、左右一対で前輪を形成する前輪ユニットにおいて、前方輪、後方輪を支持体により連結し、支持体を車体に回動可能に保持することで、段差を上る際の力を小さくすることができるとともに、前方輪もしくは後方輪を駆動手段により持ち上げることができるので、車体が曲がる際には駆動手段により前方輪もしくは後方輪を持ち上げることで、前輪ユニットとして左右の2点でのみ接地させることができ、曲がる際の抵抗を低減させることができる。
請求項2に記載の考案は、駆動手段を油圧ダンパーとしても用いることができるので、別途ダンパーを設ける場合に比較して、コンパクトかつ単純な構成とすることができる。
請求項3に記載の考案は、車体のハンドルが切られたことを検知して自動的に、前方輪もしくは後方輪が持ち上がるので、運転者が駆動手段のオンオフを操作する場合に比較して簡易に運転をすることができる。
以下、本考案の実施形態について、図を参照しながら説明する。
本実施形態に係る車輪構造は車体の前輪を形成するものであり、左右一対をなす前輪ユニットXにより構成される。図1に一方の前輪ユニットX部分を模式的に表す図を示す。前輪ユニットXは、前方側に設けられる前方輪10と、後方側に設けられる後方輪20と、前記前方輪10と後方輪20とを連結し、回動可能に保持する支持体30と、支持体30を車体Sに回動可能に保持する回動固定部40と、支持体30の後部を引き上げる駆動部50とから構成される。ここでは、車体Sはリーチ式のフォークリフトが用いられている。なお、このフォークリフトは後輪がハンドルにより向きが変わるものとする。
前方輪10及び後方輪20は、車輪11、21と車軸12、22とから構成される、これらは一般的なリーチ式フォークリフトに用いられる前輪の車輪と車軸と同じ物が使用される。
支持体30は、正面視への字状に形成される2枚の板体から構成され、進行方向前方および後方のそれぞれに前方輪10及び後方輪20の車軸11、21を固定する穴が形成されている。車軸11、21は支持体30を構成する板体に両端から当該穴に嵌合して固定される。また、支持体30のほぼ中央にも後述する回転固定部40の支持軸42を固定する丸穴が形成されている。さらに、進行方向後方は、やや後方に突出するとともに、後述する駆動部50のピストン
55と連結固定されている。
回動固定部40は、車体Sに固定され下垂する板体からなる支持舌部41と、丸棒からなる支持軸42とから構成される。支持舌部41の下端側には図示しない丸穴が設けられるとともにこの丸穴内にラジアルベアリングが固定されておりこのラジアルベアリング内に支持軸42が固定されている。支持軸42の両端は支持体30を構成する2枚の板体の中央に設けられる丸穴に嵌合し溶接固定される。
駆動部50は、支持部30の進行方向後端部を持ち上げる油圧駆動ユニットであり、油圧タンク51、油圧ポンプ52、圧力センサー53、油圧シリンダー54、ピストン55、支持部固定部56、車体固定部57より構成される。支持部固定部56はピストン55の先端と支持部30とを回動可能に連結し、車体固定部57は車体Sの底部と油圧シリンダーの後端とを回動可能に連結する。駆動部50は油圧ポンプ52を制御することで油圧シリンダー54内の油圧を加える位置を変化させ、ピストン55の出没動を行わせるものであり、図示しない制御手段により制御される。制御手段は、CPU、RAM、ROM、クロックなどの一般的なマイコンとこれに内蔵されるプログラムにより作動する。当該制御手段は、車体のハンドルの動作と連動するものであって、車体のハンドルが切られたことを検知するセンサーからの信号受けるとピストン50を縮めるように油圧ポンプ52を制御し、ハンドルが真直ぐな状態では油圧ポンプ52の作動を停止することで油圧シリンダー54をニュートラルな状態とする。油圧シリンダー54はニュートラルな状態では支持部30からの力を受けた方向にピストン55は移動することができるが、油圧による抵抗により急速な動作を抑制することとなる。即ち、ハンドルが切られていない状態では駆動部50は油圧ダンパーの働きをする。
なお、車体S下面には支持体30の過度な回動を防ぐために棒体の先端に硬質ゴムが固定されたストッパー60、60が支持体30の上方、中央部を挟んで対称に2箇所設けられている。
次に、以上のような構成を有する前輪ユニットXを有する車輪構造の動作について説明する。まず、段差を上る際の動作について説明する。段差を上る際には、車体Sのハンドルは切られておらず、駆動部50はニュートラル状態にある。段差を上る際には、まず前方輪10が段差にあたり、前進する力によりこれを乗り越える力が生じる。この際、前方輪の段差との接触点が力点、後方輪20の接地部が支点、回動固定部40の支持軸42部分が作用点となり、支持軸42に車輪が設けられる場合に比較して、支持軸42はてこの原理により弱い力で持ち上がるので、図2に示すように前方輪10は比較的容易に段差を上ることができる。後方輪20が段差を上る際には、前方輪10の接地点が支点、後方輪20と段差との接触部が力点、支持軸42が作用点となりやはりてこの原理により、支持軸42に車輪が設けられる場合に比較して弱い力で後方輪20も段差を上ることができる。このように、前輪ユニットXの構造により、本車輪構造は段差をより容易に上ることができる。
次に、車体Sが曲がる際の動作について説明する。車体Sが曲がる際にはハンドルが切られ、これにより図示しない制御手段により制御され、駆動部50のピストン55が縮んで支持部30の進行方向後方が図3に示すように持ち上げられる。これにより、後方輪20も地面から離れることとなり、前方輪10のみが地面に接触することとなる。この状態となれば、前輪側は左右の前方輪10の2点のみで地面に接触するので、車体が曲がる際に抵抗にならず、スムーズに車体をカーブさせることができる。
実施形態に係る前輪ユニットの構造を模式的に示す図である。 前輪ユニットが段差を越えた状態を示す図である。 車体が曲がる際の前輪ユニットの状態を示す図である。
符号の説明
X 前輪ユニット
S 車体
10 前方輪
20 後方輪
30 支持部
40 回動固定部
50 駆動部
60 ストッパー

Claims (3)

  1. 左右のぞれぞれに一対として設けられる前輪ユニットによりなる車体の前輪を構成する車輪構造であって、
    前記前輪ユニットは、
    前方側に設けられる前方輪と、
    後方側に設けられる後方輪と、
    前記前方輪と後方輪とを連結し、回動可能に保持する支持体と、
    前記支持体を車体に対して前記前方輪及び後方輪の軸方向に平行かつ前方輪及び後方輪との間に存する回動軸に回動可能に保持固定する回動固定部と、
    前記前記前方輪もしくは後方輪を上方に持ち上げる駆動手段と
    を有する車輪構造。
  2. 前記駆動手段は油圧により駆動するものであって、前方輪もしくは後方輪を持ち上げない状態においては油圧ダンパーとして機能するものである請求項1に記載の車輪構造。
  3. 前記車輪構造において、前記車体のハンドルが切られたことを検知する検知信号を受けて前記駆動手段を駆動させる制御手段が設けられる請求項1又は2に記載の車輪構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012210919A (ja) * 2011-11-18 2012-11-01 Factory Y Kk キャスター、搬送ベッド及び台車
JP2020513375A (ja) * 2016-12-14 2020-05-14 ヂュイノン ロボティクス(シャンハイ) カンパニー リミテッドZhuineng Robotics (Shanghai) Co., Ltd 搬送台車
JP7603018B2 (ja) 2019-03-27 2024-12-19 ドボラック - スヴァホヴェ セカキー エス.アール.オー. 汎用運搬装置

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