JP6196027B2 - 空気調和機および空調システム - Google Patents

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Description

本発明は、加湿機などの空調機器と連動して、空調運転を行う空気調和機および空調システムに関する。
空気調和機が暖房運転を行うと、室内の相対湿度が下がり、室内が乾燥状態となる。特許文献1には、空気調和機と加湿機とを連動させて運転することが記載されている。空気調和機が暖房運転を行い、室内の湿度が所定値以下になったとき、加湿機がオンされ、室内の湿度が所定値より高くなると、加湿機がオフされる。また、特許文献2には、空気調和機と加湿機とが相互に通信を行い、空気調和機が室内の湿度に応じて加湿機の運転を制御する。また、加湿機の運転状態がリモコンに表示される。
特開2002−250555号公報 特開2002−89942号公報
加湿機の運転は空気調和機により制御される。しかし、空気調和機が暖房運転を開始しても、加湿機はすぐには運転されず、室内の湿度が下がったとき、すなわち室内が乾燥状態になったときに、加湿機の運転が開始される。そのため、室内の乾燥状態がしばらく続くことになり、快適な室内環境になるまで時間がかかる。また、暖房運転中、外気温が低いと窓や壁に結露が発生する。室内の湿度に基づいて加湿機の運転を制御していると、湿度が所定値より低いとき、加湿機は運転される。しかし、室内の湿度が低くても、外気温が低いあるいは室温が高いといった室内状況になると、結露が発生する場合がある。
本発明は、上記に鑑み、室内を乾燥しないようにしながら、結露の発生も防ぐことにより、快適な室内環境を実現できる空気調和機および空調システムの提供を目的とする。
本発明の空気調和機は、室内環境の指標を検出する検出部と、検出された指標に基づいて室内状況を判断して、空調機器の運転を制御する制御部とを備え、空調運転に連動させて、室内に設置された空調機器の運転を制御するものである。制御部は、暖房運転の開始とともに空調機器に加湿運転を行わせ、室内状況が変化したとき、空調機器の加湿運転を他の運転に変更させる。
すなわち、上記の空気調和機と室内に設置された空調機器とから空調システムが構成される。空気調和機と空調機器とが通信可能とされ、空気調和機の空調運転に連動して空調機器が運転を行う。したがって、空気調和機が暖房運転を開始すると、空気調和機からの指示により空調機器が加湿運転を行う。空気調和機は、室内環境に基づいて室内状況を判断し、室内状況が変化したとき、空調機器の加湿運転を他の運転に変更させる。
暖房運転と同時に加湿運転が行われ、暖房運転によって室内が乾燥することを防げる。加湿により、室内の湿度が高くなっていく。制御部は、検出部により検出された室温や湿度などの指標に基づいて室内状況を判断している。室内状況が結露状態になったとき、制御部は、空調機器の加湿運転を停止させる。加湿運転の停止は、運転の変更の1つである。
室内状況が通常状態になると、制御部は、空調機器に空気清浄運転を行わせる。また、室内状況が乾燥状態になると、制御部は、空調機器に加湿運転を行わせる。空気調和機の暖房運転中、室内状況が変化する。この変化に応じて、空調機器の運転が変えられる。これにより、結露を防ぐことができる。室内状況が改善されることにより、快適な室内環境を実現できる。
空調機器が検出部を備え、制御部は、複数の検出部から室内環境の指標値を取得して、複数の指標値から平均値を算出し、指標の平均値を報知する。空気調和機や空調機器は、室内の異なる位置にある。そのため、位置によって検出される指標が異なる。そこで、指標の平均値を算出して、空気調和機や空調機器が平均値を報知することにより、室内の平均的な指標を認識できる。ユーザは異なる指標を見て、当惑するといったことを防げる。
空調機器が空調運転を行っているとき、空気調和機の制御部が空調機器に空調運転を指示すると、この指示が優先され、空気調和機に連動して、空調機器の空調運転が他の空調運転に変更される。強制的に空調機器の運転を空気調和機の空調運転に応じて変更させることにより、快適な室内環境をすばやく実現できる。
空調機器が連動して空調運転を行っているとき、空調機器においてユーザによる操作が行われると、空調機器は、ユーザの操作を優先して、操作にしたがった運転を行う。これにより、ユーザの要望に答えることができる。
空気調和機からの指示が所定時間ないとき、空調機器は、連動した運転を停止する。室内状況に変化がないとき、空気調和機は空調機器に指示を行わない。空調機器は、連動して空調運転を行う必要がなくなる。そのため、空調機器の連動した運転を停止しても差し支えない。
本発明によると、空気調和機が暖房運転を開始すると同時に、空調機器が連動して加湿運転を行うことにより、暖房運転に伴う室内の乾燥を未然に防止できる。また、過度の加湿により室内が結露状態になると、空調機器の加湿運転が停止されるので、結露を防止できる。このように、空気調和機に連動して行われる空調運転の空調運転を変更することにより、快適な室内環境を実現できる。
本発明の空調システムの制御ブロック図 空気調和機および停止中の加湿機の動作シーケンス 空気調和機および加湿運転中の加湿機の動作シーケンス 空気調和機および空気清浄運転中の加湿機の動作シーケンス 平均湿度報知のフローチャート
本実施形態の空気調和機1は、図1に示すように、室内に設置された空調機器の1つである加湿機2と通信可能とされ、加湿機2の運転を制御する。このような空気調和機1と加湿機2とにより、空気調和機1の空調運転に連動して加湿機2を運転する空調システムが形成される。
空気調和機1は、室内機と室外機とからなるセパレートタイプとされる。室内機と加湿機2とは同じ室内に設置される。なお、複数の加湿機2が室内に設置されていてもよい。空気調和機1は、冷房運転、暖房運転などの空調運転を行う。加湿機2は、加湿運転、空気清浄運転などの空調運転を行う。空気調和機1は、リモコン3からの操作信号に応じて動作する。また、加湿機2もリモコン3によって動作する。なお、リモコン3は共用されるが、空気調和機1と加湿機2とは、それぞれ別々のリモコン3によって操作できるようにしてもよい。
空気調和機1は、室温を検出する室温センサ10、湿度を検出する湿度センサ11、外気温を検出する外気温センサ12といった検出部13と、検出部13の出力に基づいて空調運転を制御する制御部14と、リモコン3および加湿機2と双方向に通信する通信部15と、運転状態、室内状況などの各種の情報を表示、音などで報知するための報知部16とを備えている。
加湿機2は、室温を検出する室温センサ20、湿度を検出する湿度センサ21といった検出部22と、検出部22の出力に基づいて空調運転を制御する制御部23と、空気調和機と双方向に通信する通信部24と、運転状態、室内状況などの各種の情報を表示、音などで報知するための報知部25とを備えている。
リモコン3は、室温を検出する室温センサ30、湿度を検出する湿度センサ31といった検出部32と、空気調和機1および加湿機2と双方向に通信する通信部33と、運転状態、室内状況などの各種の情報を表示、音などで報知するための報知部34と、運転ボタンなどの各種の操作ボタンを有する操作部35と、操作部35の入力に基づいて他の機器との通信を行う制御部36とを備えている。なお、リモコン3の検出部32は必ずしも設ける必要はない。
空気調和機1と加湿機2とは、それぞれの通信部15,24を通じて所定の通信方式による通信を行う。通信方式として、赤外線通信、特定小電力無線、無線LANなどの無線通信がある。空気調和機1および加湿機2とリモコン3とは、赤外線通信が行われる。
各機器の検出部13,22,32は、温度、湿度などの室内環境の指標を検出する。空気調和機1の制御部14は、リモコン3から受信した運転信号あるいはタイマ予約にしたがって空調運転を行う。そして、制御部14は、室内環境の指標に基づいて室内状況を判断して、室内状況に応じて空調運転を制御する。例えば、室温が設定温度に達すると、圧縮機を停止させて、送風運転を行う。
空気調和機1の制御部14は、空調運転に応じて加湿機2の運転を制御する。すなわち、制御部14は、空調運転に応じて加湿機2に運転を指示する。指示に際して、制御部14は、加湿機2の空調運転を制御するためのオン信号、オフ信号などの制御信号を出力し、通信部15が制御信号を加湿機2に送信する。
空気調和機1が空調運転を開始するとき、制御部14は加湿機2に運転開始を指示する。この指示にしたがって通信部15は、運転オン信号を加湿機2に送信する。加湿機2は、空気調和機1からの運転オン信号を受けて、空調運転を開始する。すなわち、空気調和機1の空調運転とほぼ同時に、加湿機2は空調運転を開始する。空気調和機1が空調運転を停止するとき、制御部14は加湿機2に運転停止を指示する。通信部15は、運転オフ信号を加湿機2に送信する。加湿機2は、運転オフ信号を受けて、空調運転を停止する。
また、空気調和機1の制御部14は、空調運転中、室内状況に応じて加湿機2の空調運転を制御する。すなわち、制御部14は、検出部13から室内環境の指標を収集して、室内状況を判断する。制御部14は、室内状況が目標とする室内環境の範囲内であると判断すると、現在の空調運転を続行させる。制御部14は、室内状況が目標とする室内環境の範囲外になったと判断すると、この変化に応じて加湿機2の現在の空調運転を他の空調運転に変更させる。制御部14は、空調運転を変更するための変更信号などの制御信号を出力し、通信部15が制御信号を加湿機2に送信する。
例えば、空気調和機1が暖房運転を行い、加湿機2が加湿運転を行っているとき、室内の湿度が高くなると、室内状況が通常状態から湿度の多い多湿状態に変化する。このとき、制御部14は、湿度が目標とする湿度範囲ではなくなったと判断し、加湿機2の空調運転を他の空調運転に変更するための運転変更信号を出力し、通信部15は、運転変更信号を加湿機2に送信する。
加湿機2における他の空調運転への変更の形態として、空調運転の種類の変更、空調運転の運転モードの変更、空調運転の停止などがあげられる。すなわち、加湿運転から空気清浄運転への変更、加湿運転を強運転モードから弱運転モード、エコ運転モードなどへの変更、加湿運転をエコ運転モードから中運転モード、強運転モードなどへの変更、加湿運転の停止などである。室内状況に応じて、これらの変更の中から適切な変更が選択される。運転変更信号には、空調運転の種類、運転モードなどの運転情報が含まれている。
空気調和機1は、特に室内状況として、結露状態にあるか否かを監視している。制御部14は、検出部13によって検出された室温、外気温および室内の湿度に基づいて、室温と湿度から露点温度を確定し、外気温と露点温度を比較して、結露状態にあるか否かを判断する。結露状態にあるとき、制御部14は、加湿機2の加湿運転を停止させる。結露状態でないとき、制御部14は、加湿機2の加湿運転を続行させる。
なお、加湿機2は、空気調和機1の指示にしたがって運転を行ったり、運転を変更したとき、応答信号を空気調和機1に送信する。空気調和機1では、この応答信号により、加湿機2が連動して動作したことを確認することができる。
上記の空気調和機1と加湿機2とが連動して空調運転を行うときの動作を図2にしたがって説明する。空気調和機1と加湿機2とが連動するために、連動モードが設定される。空気調和機1の制御部14および加湿機2の制御部23は、ユーザの操作により連動モードをオンする。空気調和機1および加湿機2の空調運転はオフである(A1、B1)。空気調和機1が暖房運転を開始するとき、空気調和機1は、加湿機2に運転オン信号を送信する(A2)。
加湿機2は、運転オン信号を受信すると、加湿運転を開始する(B2)。加湿運転の運転モードは予め設定されており、例えばエコ運転モードが実行される。また、加湿機2の報知部25は、連動中であることを示すランプの点灯あるいはディスプレイに連動中であることを表示して、加湿運転中であることを報知する。
このようにして、空気調和機1の暖房運転の開始に連動して、加湿機2の加湿運転が開始される。暖房運転によって室内が乾燥する前に加湿されるので、室内の乾燥を未然に防止できる。
暖房運転中、空気調和機1の制御部14は、検出部13によって検出された室内環境の指標の検出値に基づいて室内状況を監視している。室内の湿度が乾燥状態の基準値、例えば40%以下になったとき、制御部14は、室内状況が乾燥状態になった判断し(A3)、加湿機2の運転モードを加湿量をアップする運転モードに変更させる運転変更信号を出力する。通信部15が運転変更信号を加湿機2に送信する。空気調和機1の報知部16は、ランプの点灯あるいはディスプレイでの表示などによって、乾燥状態であることを報知する。
加湿機2が運転変更信号を受信すると、制御部23は、運転モードをエコ運転モードから中運転モードあるいは強運転モードに変更する(B3)。この加湿機2の空調運転の変更により、加湿機2の加湿量がアップして、室内の湿度が上がる。
室内の湿度が基準値を越える、例えば41%以上になると、空気調和機1の制御部14は、室内状況が通常状態になったと判断し(A4)、加湿機2の運転モードを元の運転モードに変更させる運転変更信号を出力する。通信部15が運転変更信号を加湿機2に送信する。報知部16は、通常状態であることを報知する。
加湿機2が運転変更信号を受信すると、制御部23は、運転モードをエコ運転モードに変更する(B4)。加湿機2の加湿量は、室内の湿度に応じて自動的に調整される。室内が乾燥しすぎないように、現在の室内状況が維持される。
暖房運転中、室内の湿度が高くなる、あるいは室温と外気温の差が大きくなると、結露が発生しやすくなる。空気調和機1の制御部14は、室内状況を監視して、結露状態になったと判断する(A5)と、加湿機2の加湿運転を停止させるよう運転オフ信号を出力する。通信部15が運転オフ信号を加湿機2に送信する。
加湿機2が運転オフ信号を受信すると、制御部23は、加湿運転を停止する(B5)。報知部25は、空気調和機1との連動がオフしたことを報知する。加湿機2の停止により、室内の加湿が行われなくなるので、室内の湿度が下がり、結露の発生を防止できる。
この後、空気調和機1は暖房運転を行い、室内の湿度が下がってくる。室内状況が結露状態から通常状態になると、制御部14は、加湿機2に空気清浄運転を行うように運転変更の指示を行う。加湿機2は、空気清浄運転を開始する。さらに、湿度が下がって、通常状態から乾燥状態になると、制御部14は、加湿機2に加湿運転を行うように運転変更の指示を行う。加湿機2は、加湿運転を行う。
そして、空気調和機1が暖房運転を停止する(A6)と、制御部14は、連動オフ信号を出力し、通信部15は、連動オフ信号を加湿機2に送信する。加湿機2は、連動オフ信号を受信すると、制御部23は、加湿運転を停止して、空気調和機1との連動を解除する(B6)。
次に、加湿機2が加湿運転を行っているときに、空気調和機1が暖房運転を開始する場合を図3に示す。空気調和機1の空調運転はオフである(A1)。加湿機2は加湿運転中である(C1)。
空気調和機1が暖房運転を開始する(A2)と、空気調和機1は、加湿機2に運転オン信号を送信する。加湿運転中の加湿機2は、運転オン信号を受信すると、加湿運転の運転モードを変更する(C2)。運転モードがエコ運転モードに変更される。報知部25は、連動による加湿運転中であることを報知する。
このように、連動モードが設定されている場合、事前に加湿機2が空調運転を行っていても、空気調和機1から運転開始の指示があると、この指示が優先される。
連動中の加湿機2における空調運転の変更(C3,C4,C5)については、図2のB3,B4,B5と同じである。空気調和機1が暖房運転を停止する(A6)と、制御部14は、連動オフ信号を出力し、通信部15は、連動オフ信号を加湿機2に送信する。加湿機2は、連動オフ信号を受信すると、制御部23は、連動による加湿運転を停止して、連動前に行っていた元の加湿運転を行う(C6)。
また、加湿機2が空気清浄運転を行っているときに、空気調和機1が暖房運転を開始する場合を図4に示す。空気調和機1の空調運転はオフである(A1)。加湿機2は空気清浄運転中である(D1)。
空気調和機1が暖房運転を開始する(A2)と、空気調和機1は、加湿機2に運転オン信号を送信する。空気清浄運転中の加湿機2は、運転オン信号を受信すると、空気清浄運転から加湿運転に変更する(D2)。報知部25は、連動による加湿運転中であることを報知する。
室内状況が結露状態になったとき、空気調和機1の制御部14は、検出された各種の指標から結露状態になったと判断して(A5)、運転オフ信号を出力する。加湿機2が運転オフ信号を受信すると、制御部23は、加湿運転を停止する(D5)。報知部25は、空気調和機との連動がオフしたことを報知する。なお、連動中の加湿機2における空調運転の変更(D3,D4,D5)については、図2のB3,B4,B5と同じである。
空気調和機1が暖房運転を停止する(A6)と、制御部14は、連動オフ信号を出力し、通信部15は、連動オフ信号を加湿機2に送信する。加湿機2は、連動オフ信号を受信すると、制御部23は、連動による加湿運転を停止して、連動前に行っていた元の空気清浄運転を行う(D6)。
上記のように、加湿機2が連動して空調運転しているとき、空気調和機1からの運転変更などの指示がない場合がある。室内環境が安定していて、室内状況に変化がないとき、空気調和機1は、加湿機2に制御信号を送信しない。このような空気調和機1からの指示がない状態が所定時間続いたとき、加湿機2の制御部23は、連動モードを解除して、連動した空調運転を停止する。加湿機2は、連動する前の空調運転を行う。なお、連動前、運転が停止していたときは、加湿機2は空調運転を停止する。
また、加湿機2が連動して空調運転しているとき、ユーザが加湿機2に設けられた操作ボタンを操作すると、加湿機2は直接された操作を優先する。これにより、ユーザの意思が尊重され、加湿機2は、ユーザの操作にしたがって動作する。例えば、空気清浄運転の運転ボタンが操作されると、加湿運転が停止して、空気清浄運転が開始される。以降、加湿機2の制御部23は、空気調和機1からの運転変更信号を受け付けない。ただし、空気調和機1が運転オン信号あるいは連動オフ信号を送信したとき、加湿機2は、これらの信号を受け付ける。加湿機2は、連動による加湿運転を開始する、あるいは空気調和機1との連動を解除する。
ここで、空気調和機1および加湿機2が連動して空調運転を行っているとき、各機器の検出部13,22,32は、温度、湿度などの室内環境の指標を検出している。検出された指標値は報知部16,25,34において表示され、ユーザは室温や湿度などの指標を確認することができる。
ところが、空気調和機1の室内機、加湿機2およびリモコン3は、同じ室内ではあるが、それぞれ異なる場所に位置する。そのため、各機器が検出した指標値には差がある。指標値の相違により、ユーザは正確な情報を得ることができず、ユーザは適切に対処することができなくなる。
そこで、空気調和機1の制御部14は、各機器から取得した複数の指標値から平均値を算出し、指標の平均値を報知する。ここでは、指標は室内の湿度とされる。図5に示すように、制御部14は、連動モードがオンしているかをチェックする(S1)。連動モードがオフのとき、制御部14は、自機の検出部13から指標値である湿度を収集する。報知部16は、湿度を表示する(S2)。制御部14は、加湿機2やリモコン3から指標値を収集しない。
連動モードがオンのとき、制御部14は、連動して空調運転が行われているかをチェックする(S3)。連動していないとき、すなわち空気調和機1が単独で空調運転を行っている、あるいは空調運転を行っていないとき、報知部16は、自機で検出された湿度を表示する(S2)。
連動して他の機器が空調運転を行っているとき、制御部14は、連動している機器と通信して、連動している機器の台数および各機器の湿度情報を取得する(S4、S5)。なお、連動している機器には、リモコン3も含まれる。制御部14は、室内にある加湿機2やリモコン3などの機器に湿度情報を要求する要求信号を出力する。通信部15は、室内にある全ての通信可能な機器に向けて要求信号を送信する。
加湿機2の制御部23は、空気調和機1からの要求信号を受け取ると、検出部22から湿度情報を収集して、湿度情報を含む応答信号を出力し、通信部24は、応答信号を空気調和機1に送信する。空気調和機1の制御部14は、加湿機2からの応答信号を受け取ると、応答信号から送信元を識別し、湿度情報をメモリに記憶する。湿度情報には、連動している空調機器と検出した湿度に関する情報が含まれる。リモコン3からも応答信号が送信され、空気調和機1の制御部14は、同様に応答信号を処理する。連動していない機器は、空気調和機1からの要求信号を受信しても、応答信号を送信しない。このようにして、空気調和機1の制御部14は、応答信号に基づいて連動している機器の台数nおよび各機器の湿度情報H1〜Hnを取得する。
空気調和機1の制御部14は、収集した複数の湿度情報より湿度の平均湿度を算出する(S6)。湿度の平均値は、H1/n+H2/n+・・・+Hn/n+補正値により算出される。補正値は、各機器の設置位置による補正である。設置位置により室温が異なり、一般的に室温が高いと湿度は下がる。例えば、室内機は天井近くに設置され、リモコン3は床近くにあり、前者の湿度は後者の湿度より低くなる。また、室内機の設置高さ、加湿機2の高さ、リモコン3が置かれるテーブルなどの家具の高さは、どのような室内においても大差がないので、機器毎に補正値を設定できる。
空気調和機1の制御部14は、通信部15を通じて平均湿度情報を各機器に送信する(S7)。空気調和機1、加湿機2およびリモコン3の報知部16,25,34は、平均湿度を表示により報知する(S8)。ユーザはいずれの機器の報知部16,25,34を見ても、同じ湿度が表示されているので、室内の乾燥状態を正しく認識できる。
空気調和機1は、平均湿度に基づいて空調運転を行ってもよい。制御部14は、自機の検出部13が検出した湿度ではなく、平均湿度を算出し、空調運転および加湿機2の運転を制御する。平均湿度は、空気調和機1において検出される湿度よりもユーザのいる環境に近い値を示す。そのため、平均湿度に基づいて加湿機2を連動させることにより、ユーザに対してより一層快適な室内環境を実現できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。連動する空調機器として、空気清浄機、除湿機 イオン発生機、扇風機などを室内に設置してもよい。これにより、複数の空調機器が室内に設置され、空気調和機と複数の空調機器とにより空調システムが形成される。空気調和機は、暖房運転などの空調運転に連動して、複数の空調機器の運転を制御する。このとき、空気調和機は、空調機器毎に異なる運転の制御を行う。
空気調和機と空調機器との通信は、無線通信に限らず、LANケーブルを介した通信でもよい。また、電力線を通信回線とした電力線通信(PLC)でもよい。
湿度センサおよび温度センサを単独で室内に設置してもよい。これらのセンサは通信機能を有し、空気調和機と双方向に通信可能とされる。これにより、多くの室内環境の情報を収集でき、空調機器の運転をきめ細かく制御できる。複数の空調機器が設置されている場合、設置位置に応じて空調機器の運転を制御することにより、ユーザの近くの室内環境を局所的に快適にできる。
1 空気調和機
2 加湿機
3 リモコン
13 検出部
14 制御部
15 通信部
16 報知部
22 検出部
23 制御部
24 通信部
25 報知部
32 検出部
33 通信部
34 報知部
35 操作部
36 制御部

Claims (5)

  1. 空調運転に連動させて、室内に設置された空調機器の運転を制御する空気調和機であって、室内環境の指標を検出する検出部と、検出された指標に基づいて室内状況を判断して、空調機器の運転を制御する制御部とを備え、制御部は、暖房運転を開始するとき、空調機器に運転開始の指示を行って、運転オフ中の空調機器に対しては、暖房運転の開始と同時に加湿運転を行わせ、運転中の空調機器に対しては、暖房運転の開始と同時に元の運転から予め設定された加湿運転に変更させ、室内状況が変化したとき、空調機器の加湿運転を他の運転に変更させることを特徴とする空気調和機。
  2. 制御部は、指標の検出値が基準値を超えている通常状態になったとき、室内の湿度の上がってくる室内状況の変化の場合には、空調機器に加湿運転の運転モードを変更させ、室内の湿度が下がってくる室内状況の変化の場合には、空調機器に空気清浄運転を行わせることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 空調運転に連動させて、室内に設置された空調機器の運転を制御する空気調和機であって、室内環境の指標を検出する検出部と、検出された指標に基づいて室内状況を判断して、空調機器の運転を制御する制御部とを備え、制御部は、暖房運転の開始とともに空調機器に加湿運転を行わせ、室内状況が変化したとき、空調機器の加湿運転を他の運転に変更させ、
    制御部は、指標の検出値が基準値以下である乾燥状態から指標の検出値が基準値を超えている通常状態になると、空調機器に乾燥状態時の加湿運転よりも加湿量をダウンした加湿運転を行わせ、室内状況が結露状態になると、空調機器の加湿運転を停止させ、結露状態から通常状態になると、空調機器に空気清浄運転を行わせることを特徴とする空気調和機。
  4. 空調機器が検出部を備え、制御部は、複数の検出部から室内環境の指標値を取得して、複数の指標値に空調機器の設置位置による補正を行って平均値を算出し、空調機器が指標の平均値を報知するように空調機器に平均値の情報を送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和機。
  5. 空調機器の運転を制御する空気調和機と室内に設置された空調機器とが通信可能とされ、空気調和機の空調運転に連動して空調機器が運転を行う空調システムであって、空気調和機が暖房運転を開始すると、空気調和機からの指示により空調機器が加湿運転を行い、空気調和機は、室内環境に基づいて室内状況を判断し、室内状況の変化に応じて空調機器の加湿運転を他の運転に変更させ、室内状況に変化がないとき、空調機器は、連動した空調運転を停止し、連動する前の空調運転を行うことを特徴とする空調システム。
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