JP3212864B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3212864B2
JP3212864B2 JP01658096A JP1658096A JP3212864B2 JP 3212864 B2 JP3212864 B2 JP 3212864B2 JP 01658096 A JP01658096 A JP 01658096A JP 1658096 A JP1658096 A JP 1658096A JP 3212864 B2 JP3212864 B2 JP 3212864B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加湿装置を内蔵す
る空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機を用いて暖房運転を行う場
合、室温の上昇に従い、室内の相対湿度が低下し、乾燥
しすぎるといった不具合があり、それを防止するために
従来より加湿器を併用している。その際、室内の乾燥/
過加湿/結露を防止すべく、加湿器の制御において空気
調和機との連結を行うことが、例えば、特公平3−19
455号公報に提案されている。これは、空気調和機の
制御条件と加湿制御を連結したもので、その制御内容
は、図9のフローチャートにより表される。図9によれ
ば、暖房中でサーモスタットがONの時に、室内の温度
が許容値以上で、かつ、相対湿度が許容値以下であると
検知されると加湿器をONし、それ以外の場合は加湿器
をOFFするというものである。
【0003】また、室外環境の変化による結露発生の防
止を目的とした制御としては、例えば、特開平7−27
399号公報に開示されているような除加湿装置が挙げ
られる。図10は当該除加湿装置の結露防止動作を説明
したフローチャートである。図10から明らかなよう
に、この除加湿装置は、室内の温度と湿度から室内の露
点温度を算出し、室外の温度との比較により室外温度が
露点温度に近づくと、強制的に一定時間の除湿運転を行
い結露を防止するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
加湿制御もしくは除加湿制御では、室温が上昇中でなけ
れば、相対湿度が低くても加湿しないため、室内の相対
湿度がかなり低くても加湿器が動作しない恐れがあると
いう問題があった。また、室外環境や室内設定温度によ
り制御する場合、湿度の許容値が高ければ空気調和機を
停止したときに結露を生じるし、室外環境や室内設定温
度がなんであれ結露を生じないような低い許容値であれ
ば、室内が乾燥しすぎて快適な湿度状態とならない恐れ
があるという問題があった。
【0005】また、室外の露点温度を基に室内の湿度制
御を行うと、室温状態での相対湿度は室内温度によって
はかなり低いレベルでの制御となり、慢性的な加湿不足
状態となる恐れがあるにもかかわらず、一定時間除湿す
ることにより、必要以上に室内が乾燥してしまうことに
もなりかねないという問題がある。また、除湿により体
感温度が低下し、その分暖房温度を上げる必要が生じる
恐れがあるという問題がある。また、加湿と除湿を繰り
返すことにもなりかねず、エネルギーを無駄に消費する
ことにもなりかねない。
【0006】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたものであり、暖房運転中および停止後の室内
空気に対して、除湿運転を行うことなく室内の湿度を調
節し、必要以上に室内を乾燥させることなく室内に生じ
る結露を防止する空気調和機、通常の運転において、最
も快適な温度と湿度を保った場合でも、運転停止時に室
内に生じる結露を防止する空気調和機、さらに、室内の
加湿について、運転の有無を使用者が任意に設定できる
ような操作性の良い空気調和機を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
室外温度を検知する室外温度センサーと、室内温度を検
知する室内温度センサーと、室内湿度を検知する湿度セ
ンサーと、空気調和機の室内機側に設けられた加湿装置
と、空気調和機の運転をオン/オフするための電源スイ
ッチと、上記室内温度センサー、室外温度センサー及び
湿度センサーにより検知された室内外の環境データ及び
前記電源スイッチの入力に基づいて上記加湿装置及び空
気調和機の出力を制御する制御装置とを備えた空気調和
機において、上記制御装置は、電源スイッチがオフにさ
れたとき、加湿装置を停止する加湿装置停止ステップ
と、室内,室外温度センサー及び湿度センサーにより室
内温度、室内湿度及び室外温度を検知する温度検知ステ
ップと、検知した室内温度及び室内湿度から露点温度を
算出する露点温度算出ステップと、算出された露点温度
にハンチングを防ぐための所定値を加えた値と室外温度
との大小関係を比較する比較ステップと、室外温度が、
露点温度に上記所定値を加えた値以下であるときには空
気調和機の出力を下げ、この出力を所定の時間だけ継続
することにより室内温度を低下させる出力継続ステップ
と、所定時間が経過したか否かを判断し、所定時間経過
すれば上記温度検知ステップに戻る時間経過判断ステッ
プと、上記比較ステップにおいて、室外温度が露点温度
に上記所定値を加えた値より大きいときには、空気調和
機の出力を停止する出力停止ステップとを包含する結露
防止運転を実行する機能を有している。
【0008】請求項2記載の発明によれば、室外温度を
検知する室外温度センサーと、室内温度を検知する室内
温度センサーと、室内湿度を検知する湿度センサーと、
空気調和機の室内機側に設けられた加湿装置と、結露防
止スイッチと、上記室外温度センサー、室内温度センサ
ー及び湿度センサーにより検知された室内外の環境デー
タ及び上記結露防止スイッチのオン/オフに基づいて上
記加湿装置及び空気調和機の出力を制御する制御装置と
を備えた空気調和機において、上記制御装置は、結露防
止スイッチがオンにされたときに、加湿装置を停止する
加湿装置停止ステップと、室内,室外温度センサー及び
湿度センサーにより室内温度、室内湿度及び室外温度を
検知する温度検知ステップと、検知した室内温度及び室
内湿度から露点温度を算出する露点温度算出ステップ
と、算出された露点温度にハンチングを防ぐための所定
値を加えた値と室外温度との大小関係を比較する比較ス
テップと、室外温度が、露点温度に上記所定値を加えた
値以下であるときには空気調和機の出力を下げ、この出
力を所定の時間だけ継続することにより室内温度を低下
させる出力継続ステップと、上記所定時間が経過したか
否かを判断し、所定時間経過すれば上記温度検知ステッ
プに戻る時間経過判断ステップと、上記比較ステップに
おいて、露点温度に上記所定値を加えた値より室外温度
が大きいときには、空気調和機の出力を停止する出力停
止ステップとを包含する結露防止運転を実行する機能を
有している。
【0009】請求項3記載の発明によれば、室外温度を
検知する室外温度センサーと、室内温度を検知する室内
温度センサーと、室内湿度を検知する湿度センサーと、
空気調和機の室内機側に設けられた加湿装置と、空気調
和機の運転終了予約時刻を設定するための設定手段と、
上記室外温度センサー、室内温度センサー及び湿度セン
サーにより検知された室内外の環境データ及び上記設定
手段の設定に基づいて上記加湿装置及び空気調和機の出
力を制御する制御装置とを備えた空気調和機において、
上記制御装置は、設定手段で設定した運転終了予約時刻
になったときに、加湿装置を停止する加湿装置停止ステ
ップと、室内,室外温度センサー及び湿度センサーによ
り室内温度、室内湿度及び室外温度を検知する温度検知
ステップと、検知した室内温度及び室内湿度から露点温
度を算出する露点温度算出ステップと、算出された露点
温度にハンチングを防ぐための所定値を加えた値と室外
温度との大小関係を比較する比較ステップと、室外温度
が、露点温度に上記所定値を加えた値以下であるときに
は空気調和機の出力を下げ、この出力を所定の時間だけ
継続することにより室内温度を低下させる出力継続ステ
ップと、上記所定時間が経過したか否かを判断し、所定
時間経過すれば上記温度検知ステップに戻る時間経過判
断ステップと、上記比較ステップにおいて、露点温度に
上記所定値を加えた値より室外温度が大きいときには、
空気調和機の出力を停止する出力停止ステップとを包含
する結露防止運転を実行する機能を有している。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明にかかる空気調和機の実施
形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に
かかる空気調和機の制御装置の制御ブロック図である。
図1に示す如く、マイクロコンピュータ1の入力ポート
には、キースイッチを含む入力キー回路12及び温度・
湿度等をセンサーにより検知するための環境検知回路1
3が入力制御部7〜8を介して接続されており、さらに
電源回路23及びリセット回路24も接続されている。
また、マイクロコンピュータ1の出力ポートには、温度
・モード・風向・風量等を表示するための表示装置1
4、送風機20、コンプレッサー21及び熱交換機22
等を制御するための空気調和機用負荷駆動回路15、ヒ
ーター17、送風機18及びダンパー19等を制御する
ための加湿装置用負荷駆動回路16が動作制御部9〜1
1を介して接続されている。
【0011】一方、マイクロコンピュータ1内部の構成
要素を説明すると、2は読み出し専用メモリ(ROM)
で、運転プログラムを全て記憶しているものであるが、
設定温度などはキースイッチを利用して変えることがで
きる。3はデータ書き込みメモリ(RAM)で、入力キ
ー回路12及び環境検知回路13からの信号を入力制御
部7〜8を通して格納するものである。4はRAM3に
格納されたデータを比較したり加算減算等を行う演算部
であり、5はマイクロコンピュータ1内の各部の動作を
コントロールする制御部であり、6はタイマーである。
なお、上記動作制御部9〜11はRAM3から取り出さ
れた信号によって各機器を作動させるためのものであ
る。
【0012】本発明では、上述したように、結露を発生
させることなく室内を快適な湿度に制御することを目的
としている。図2は、室内温度と湿度との相関関係から
快適湿度範囲を示したものである。快適湿度範囲は温度
により異なり、それ以上でも以下でも不快となる。すな
わち、快適湿度範囲の上限をG1、下限をG2とする
と、室内の湿度RiはG1>Ri>G2を満たすとき快
適であるといえる。
【0013】次に、本発明にかかる空気調和機の制御装
置の動作について説明する。図3は、本発明にかかる空
気調和機の第一実施形態の制御内容を示すフローチャー
トである。図3に示されるように、暖房加湿運転中に、
先ずステップ1(S1)で室内温度センサーにより室内
温度Tiを検知し、次にステップ2(S2)で湿度セン
サーにより室内湿度Riを検知する。これらの検知され
た室内温度Ti及び室内湿度Riは環境検知回路13に
より信号として入力制御部8を介してマイクロコンピュ
ータ1に入力され、データとしてRAM3に格納され
る。そして、ステップ3(S3)でマイクロコンピュー
タ1内の演算部4は、RAM3に格納されたデータ(室
内温度Ti及び室内湿度Ri)を用いて、露点温度Tm
を算出する。
【0014】ステップ4(S4)で室外温度センサーに
より室外温度Toを検知し、この検知された室外温度T
oは環境検知回路13により信号として入力制御部8を
介してマイクロコンピュータ1に入力され、データとし
てRAM3に格納される。ステップ5(S5)で演算部
4は先程求めた露点温度Tmに出力のハンチングを防ぐ
ための定数Tを加えた値(Tm+T)と室外温度Toと
の比較を行う。ここで、制御部5がTo>(Tm+T)
であると判定すれば(Y)、室内の露点温度Tmは室外
温度Toより低く、室内温度が室外と同じ温度まで低下
しても結露が発生することはない。すなわち、まだ加湿
可能であるということになる。
【0015】そこで、ステップ6(S6)で、この比較
結果に基づいて、制御部5は加湿装置をオンにし、ある
いは加湿装置の出力がすでにオンになっていればオンを
継続するように動作制御部11を介して加湿装置用負荷
駆動回路16に信号を出力し、室内湿度を上げる。一
方、ステップ5(S5)で制御部5がTo>(Tm+
T)ではないと判定した場合(N)、ステップ7(S
7)に進み、このままでは室内温度が室外と同じ温度ま
で低下すれば結露が発生する恐れがあるので、制御部5
は加湿装置への出力を停止するように動作制御部11を
介して加湿装置用負荷駆動回路16に信号を出力し、加
湿を停止する。
【0016】なお、本フローチャートには、図2に示さ
れた快適湿度範囲の判定が入っていないが、これは、冬
季の室外温度から考えると、露点温度を上限として湿度
制御している限り、室内が高湿度での運転になることは
ほとんど無いと思われるためであり、この制御の中で室
内湿度が前記最適湿度範囲に入っているかどうかの判定
を行なってもかまわない。
【0017】図4は、加湿装置の運転のみをオン/オフ
するための運転スイッチを備えた第一実施形態の空気調
和機の制御内容を示すフローチャートである。図4から
明らかなように、暖房加湿運転中に、ステップ10(S
10)で運転スイッチをオフにすると(Y)、入力キー
回路12により信号として入力制御部7を介してマイク
ロコンピュータ1に入力され、制御部5は加湿装置への
出力を停止するように動作制御部11を介して加湿装置
用負荷駆動回路16に信号を出力し、加湿運転を終了さ
せる。一方、運転スイッチがオフにされなければ
(N)、上述した制御と同様の制御が実行され、最適加
湿運転が行われる。すなわち、ステップ11(S11)
〜ステップ17(S17)は、図3のステップ1(S
1)〜ステップ7(S7)に対応している。
【0018】図5は、本発明にかかる空気調和機の第二
実施形態の制御内容を示すフローチャートである。本実
施形態の空気調和機は、特に空気調和機の運転をオン/
オフするための電源スイッチを具備している。図5に示
されるように、暖房加湿運転中に、先ずステップ20
(S20)で電源スイッチがオンになっているかどうか
を制御部5は入力キー回路12及び入力制御部7を介し
て判定し、電源スイッチがオフされていれば(N)、結
露防止運転へ移行する。一方、ステップ20(S20)
で電源がオンになっていると制御部5が判定すれば
(Y)、ステップ21(S21)に進み、最適湿度運転
を行う。
【0019】すなわち、ステップ21(S21)で室内
温度検知センサー及び湿度センサーにより室内温度Ti
及び室内湿度Riが検知され、このデータは環境検知回
路13から入力制御部8を介してマイクロコンピュータ
1に入力され、RAM3に格納される。そして、ステッ
プ22(S22)でRAM3に格納されたデータ(室内
温度Ti)から、演算部4は最適湿度を算出する。この
際、加湿装置のハンチングを防止するためにある幅をも
って最適湿度を定義し、その上限をG3、下限をG4
(G3>G4)とする。
【0020】続いて、ステップ23(S23)で演算部
4は室内湿度Riと最適湿度G3との大小関係を比較
し、室内湿度Riは最適湿度G3以上であると判定した
場合(N)、ステップ24(S24)に進み制御部5は
加湿装置への出力を停止し、ステップ20(S20)に
戻り、上述のステップを繰り返す。一方、制御部5が室
内湿度Riは最適湿度G3未満であると判定した場合
(Y)、ステップ25(S25)に進み、次に演算部4
は室内湿度Riと最適湿度G4との大小関係を比較す
る。その結果、最適湿度G4は室内湿度Ri以上である
と制御部5が判定した場合(N)、ステップ26(S2
6)に進み、加湿装置への出力をオンにし、あるいは加
湿装置の出力がすでにオンになっていればオンを継続
し、ステップ20(S20)に戻り、上述のステップを
繰り返す。またステップ25(S25)で制御部5は最
適湿度G4は室内湿度Ri未満であると判定した場合
(Y)、ステップ20(S20)に戻り、上述のステッ
プを繰り返す。
【0021】また、ステップ20(S20)で電源スイ
ッチがオフにされたと制御部5が判定すると(N)、結
露防止運転に移行し、ステップ27(S27)で、先ず
加湿装置を停止し、それ以上の加湿は行わない。次に、
ステップ28(S28)で温度センサー及び湿度センサ
ーにより室内温度Ti、室内湿度Ri及び室外温度To
が検知され、これら検知されたデータは環境検知回路1
3から入力制御部8を経てRAM3に格納される。ステ
ップ29(S29)で演算部4は、格納されているデー
タ(室内温度Ti及び室内湿度Ri)から露点温度Ti
を算出し、ステップ30(S30)で室外温度Toと算
出された露点温度Tiに前記定数Tを加えた値との大小
関係を比較する。
【0022】その比較結果として、室外温度Toは露点
温度Tiに定数Tを加えた値以下であると制御部5が判
定した場合(N)、すなわち、結露が生じる恐れがある
と判定された場合は、ステップ31(S31)へ進んで
空気調和機の出力(暖房能力)を下げる。そして、ステ
ップ33(S33)でタイマー6は時間を計測し、所定
時間tの間、室内温度を下げながらそのまま出力を継続
し、所定時間tが経過すれば(Y)、ステップ28(S
28)に戻り、上述したステップを繰り返す。そのう
ち、ステップ30(S30)で室外温度Toは露点温度
Tiに定数Tを加えた値より大きいと制御部5が判定し
た場合(Y)、すなわち、結露が生じないと判定されれ
ば、ステップ32(S32)へ進み、制御部5は空気調
和機の出力を停止するように、動作制御部10を介して
空気調和機用負荷駆動回路に信号を出力し、空気調和機
の運転を終了させる。
【0023】図6は、本発明にかかる空気調和機の第三
実施形態の制御内容を示すフローチャートである。本実
施形態の空気調和機は、特に結露防止運転をオン/オフ
するための結露防止スイッチを具備している。図6に示
されるように、暖房加湿運転中に、先ずステップ40
(S40)で結露防止スイッチがオンされているかどう
かを判定し、結露防止スイッチがオンされていると制御
部5が判定すると(Y)、結露防止運転へ移行する。こ
の結露防止運転は、図5に示された結露防止運転と同じ
であり、ステップ47(S47)〜ステップ53(S5
3)は、図5のステップ27(S27)〜ステップ33
(S33)に対応している。また、ステップ40(S4
0)で結露防止スイッチがオンされていないと制御部5
が判定した場合(N)、上述した最適湿度制御を行う。
すなわち、図6のステップ41(S41)〜ステップ4
6(S46)は、図5のステップ21(S21)〜ステ
ップ26(S26)に対応している。ここで、上記第二
実施形態の電源スイッチは、早急に空気調和機の運転を
停止して結露を防止することを目的として設けられてい
るが、本実施形態の結露防止スイッチは、徐々に空気調
和機の運転を停止させながら結露を防止することを目的
として設けられている。したがって、本実施形態の結露
防止スイッチが空気調和機に備え付けてあれば、電源ス
イッチのオン/オフでは結露防止運転は開始せず、単な
る全負荷のオン/オフのためのスイッチになる。
【0024】図7は、本発明にかかる空気調和機の第四
実施形態の制御内容を示すフローチャートである。本実
施形態の空気調和機は、特に空気調和機の運転終了予約
時刻を設定するための設定装置を備えている。図7に示
されるように、暖房加湿運転中に、先ずステップ60
(S60)で前記設定装置にて終了予約運転が設定され
たかどうか制御部5は入力キー回路12及び入力制御部
7を介して判定し、終了予約運転が設定されていると判
定されれば(Y)、終了予約運転モードへ移行する。一
方、ステップ60(S60)で終了予約運転が設定され
ていないと制御部5が判定すれば(N)、ステップ61
(S61)へ進み、上述した最適湿度制御を行う。すな
わち、ステップ61(S61)〜ステップ66(S6
6)は、図5のステップ21(S21)〜ステップ26
(S26)に対応する。
【0025】また、終了予約運転が開始すると、ステッ
プ67(S67)で室内温度センサー及び室内湿度セン
サーにより室内温度Ti及び室内湿度Riが検知され、
このデータは環境検知回路13から入力制御部8を介し
てマイクロコンピュータ1に入力され、RAM3に格納
される。そして、ステップ68(S68)でRAM3に
格納されたデータ(室内温度Ti及び室内湿度Ri)及
び自然換気率から、演算部4は結露防止時間t1を算出
する。なお、この結露防止時間は、室外より高い湿度の
室内においては、加湿を行わなければ自然換気等の要因
で室内の水分量が自然に減少して行くことをふまえて算
出される。
【0026】次に、ステップ69(S69)にて、制御
部5は終了予約時刻から結露防止時間t1前になったか
どうか判定し、当該時間が来ていなければ(N)、ステ
ップ61(S61)へ進み上述した通常の最適湿度制御
へ戻る。一方、当該時間になっていれば(Y)、ステッ
プ70(S70)へ進み加湿装置への出力をオフする。
続いて、ステップ71(S71)で所定時間t2(t1
>t2)が経過したかどうかをタイマー6により制御部
5は判定する。すなわち、暖房運転は所定時間t2の間
そのまま継続する。そして、所定時間t2が経過したと
制御部5が判定すると(Y)、ステップ72(S72)
に進み、上記実施形態と同様な手段により、室内温度T
i、室内湿度Ri及び室外温度Toを検知して読み込
み、露点温度Tmを算出する。
【0027】ここで、ステップ73(S73)で室内の
相対湿度Riの評価を行う。これは、通常の最適加湿制
御時に保持されてきた相対湿度を基準としており、それ
より現状の相対湿度Riが低くなっていれば(Y)、ス
テップ74(S74)に進んで暖房能力を下げる。この
ように、室内の温度を低くすることにより相対湿度を最
適な状態に保持することができる。また、現状の室内湿
度Riが上記基準湿度より低くなければ(N)、直接ス
テップ75(S75)に進む。そして、設定された終了
予約時刻が来たかどうかをタイマー6により制御部5は
判定し、終了予約時刻が来ていれば(Y)、ステップ7
6(S76)に進み、制御部5は空気調和機の出力をオ
フするように動作制御部10を介して空気調和機用負荷
駆動回路15に信号を出力し、空気調和機の運転を終了
させる。なお、ステップ75(S75)で終了予約時刻
までまだ時間があれば(N)、ステップ71(S71)
に戻り、上記のステップを繰り返す。
【0028】図8は、上記第四実施形態の空気調和機に
結露防止運転を追加した場合のフローチャートである。
図8から明らかなように、暖房加湿運転中に終了予約運
転モードに入ると、図7のステップ67(S67)〜ス
テップ75(S75)に対応したステップ80(S8
0)〜ステップ88(S88)が実行される。しかし、
ステップ88(S88)で終了予約時刻が来ていれば
(Y)、運転を終了することなく、結露防止運転に移行
する。また、図8の結露防止運転は、図5に示された第
二実施形態の結露防止運転と同一である。すなわち、本
実施形態のステップ89(S89)〜ステップ94(S
94)は、図5のステップ28(S28)〜ステップ3
3(S33)に対応している。なお、図8においては、
図5のステップ27(S27)に対応したステップが無
いが、終了予約運転中にすでに加湿装置への出力はオフ
にされているからである。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、暖房加湿
運転中に電源スイッチがオフにされた場合、制御装置
は、加湿装置への出力を停止すると共に空気調和機の出
力を段階的に下げながら室内温度を低下させ、室内の状
況を検知して空気調和機の運転を停止させるので、除湿
運転を行うことなく室内の湿度を調節することができ、
必要以上に室内を乾燥させることなく室内に生じる結露
を防止できる。また、暖房加湿運転中に電源スイッチを
オフ操作するときのように、早急に空気調和機の運転を
停止する際にも、結露を生じさせることなく、安心して
暖房停止を行なうことができる。
【0030】請求項2記載の発明によれば、結露防止運
転をオン/オフするための結露防止スイッチが設けられ
ており、制御装置は、結露防止スイッチがオンされたと
きに、結露防止運転を実行するので、空気調和機の運転
を徐々に停止させながら結露を防止することができる。
【0031】請求項3記載の発明によれば、空気調和機
の運転終了予約時刻を設定するための設定手段が設けら
れており、制御装置は、その設定手段で設定した運転終
了予約時刻になったときに、上記結露防止運転を実行す
るので、室外環境の変化により、結露防止時間にずれが
生じた場合にも結露を防止できる。例えば、就寝時等に
終了予約時刻を設定した場合で、終了予約時刻間際にな
って室外環境が大きく変化した時にでも結露を防いだ運
転終了を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる空気調和機の制御装置の制御ブ
ロック図である。
【図2】室内温度と湿度との相関関係から快適湿度範囲
を示した図である。
【図3】本発明にかかる空気調和機の第一実施形態の制
御内容を示すフローチャートである。
【図4】加湿装置の運転のみをオン/オフするための運
転スイッチを備えた第一実施形態の空気調和機の制御内
容を示すフローチャートである。
【図5】本発明にかかる空気調和機の第二実施形態の制
御内容を示すフローチャートである。
【図6】本発明にかかる空気調和機の第三実施形態の制
御内容を示すフローチャートである。
【図7】本発明にかかる空気調和機の第四実施形態の制
御内容を示すフローチャートである。
【図8】第四実施形態の空気調和機に結露防止運転を追
加した場合のフローチャートである。
【図9】従来の空気調和機付属の加湿器制御装置の制御
内容を示すフローチャートである。
【図10】従来の除加湿装置の制御内容を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 2 RОM 3 RAM 4 演算部 5 制御部 6 タイマー 7 入力制御部 8 入力制御部 9 出力制御部 10 出力制御部 11 出力制御部 12 入力キー回路 13 環境検知回路 14 表示装置 15 空気調和機用負荷駆動回路 16 加湿装置用負荷駆動回路 17 ヒーター 18 送風機 19 ダンパー 20 送風機 21 コンプレッサー 22 熱交換機 23 電源回路 24 リセット回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外温度を検知する室外温度センサー
    と、室内温度を検知する室内温度センサーと、室内湿度
    を検知する湿度センサーと、空気調和機の室内機側に設
    けられた加湿装置と、空気調和機の運転をオン/オフす
    るための電源スイッチと、上記室外温度センサー、室内
    温度センサー及び湿度センサーにより検知された室内外
    の環境データ及び上記電源スイッチの入力に基づいて上
    記加湿装置及び空気調和機の出力を制御する制御装置と
    を備えた空気調和機において、上記制御装置は、電源スイッチがオフにされたときに、
    加湿装置を停止する加湿装置停止ステップと、 室内,室外温度センサー及び湿度センサーにより室内温
    度、室内湿度及び室外温度を検知する温度検知ステップ
    と、 検知した室内温度及び室内湿度から露点温度を算出する
    露点温度算出ステップと、 算出された露点温度にハンチングを防ぐための所定値を
    加えた値と室外温度との大小関係を比較する比較ステッ
    プと、 室外温度が、露点温度に上記所定値を加えた値以下であ
    るときには空気調和機の出力を下げ、この出力を所定の
    時間だけ継続することにより室内温度を低下させる出力
    継続ステップと、 上記所定時間が経過したか否かを判断し、所定時間経過
    すれば上記温度検知ステップに戻る時間経過判断ステッ
    プと、 上記比較ステップにおいて、露点温度に上記所定値を加
    えた値より室外温度が大きいときには、空気調和機の出
    力を停止する出力停止ステップとを包含する結露防止運
    転を実行する機能を有している ことを特徴とする空気調
    和機。
  2. 【請求項2】 室外温度を検知する室外温度センサー
    と、室内温度を検知する室内温度センサーと、室内湿度
    を検知する湿度センサーと、空気調和機の室内機側に設
    けられた加湿装置と、結露防止スイッチと、上記室外温
    度センサー、室内温度センサー及び湿度センサーにより
    検知された室内外の環境データ及び上記 結露防止スイッ
    チのオン/オフに基づいて上記加湿装置及び空気調和機
    の出力を制御する制御装置とを備えた空気調和機におい
    て、上記制御装置は、結露防止スイッチがオンにされたとき
    に、加湿装置を停止する加湿装置停止ステップと、 室内,室外温度センサー及び湿度センサーにより室内温
    度、室内湿度及び室外温度を検知する温度検知ステップ
    と、 検知した室内温度及び室内湿度から露点温度を算出する
    露点温度算出ステップと、 算出された露点温度にハンチングを防ぐための所定値を
    加えた値と室外温度との大小関係を比較する比較ステッ
    プと、 室外温度が、露点温度に上記所定値を加えた値以下であ
    るときには空気調和機の出力を下げ、この出力を所定の
    時間だけ継続することにより室内温度を低下させる出力
    継続ステップと、 上記所定時間が経過したか否かを判断し、所定時間経過
    すれば上記温度検知ステップに戻る時間経過判断ステッ
    プと、 上記比較ステップにおいて、露点温度に上記所定値を加
    えた値より室外温度が大きいときには、空気調和機の出
    力を停止する出力停止ステップとを包含する結露防止運
    転を実行する機能を有している ことを特徴とする空気調
    和機。
  3. 【請求項3】 室外温度を検知する室外温度センサー
    と、室内温度を検知する室内温度センサーと、室内湿度
    を検知する湿度センサーと、空気調和機の室内機側に設
    けられた加湿装置と、空気調和機の運転終了予約時刻を
    設定するための設定手段と、上記室外温度センサー、室
    内温度センサー及び湿度センサーにより検知された室内
    外の環境データ及び上記設定手段の設定に基づいて上記
    加湿装置及び空気調和機の出力を制御する制御装置とを
    備えた空気調和機において、上記制御装置は、設定手段で設定した運転終了予約時刻
    になったときに、加湿装置を停止する加湿装置停止ステ
    ップと、 室内,室外温度センサー及び湿度センサーにより室内温
    度、室内湿度及び室外温度を検知する温度検知ステップ
    と、 検知した室内温度及び室内湿度から露点温度を算出する
    露点温度算出ステップ と、 算出された露点温度にハンチングを防ぐための所定値を
    加えた値と室外温度との大小関係を比較する比較ステッ
    プと、 室外温度が、露点温度に上記所定値を加えた値以下であ
    るときには空気調和機の出力を下げ、この出力を所定の
    時間だけ継続することにより室内温度を低下させる出力
    継続ステップと、 上記所定時間が経過したか否かを判断し、所定時間経過
    すれば上記温度検知ステップに戻る時間経過判断ステッ
    プと、 上記比較ステップにおいて、露点温度に上記所定値を加
    えた値より室外温度が大きいときには、空気調和機の出
    力を停止する出力停止ステップとを包含する結露防止運
    転を実行する機能を有している ことを特徴とする空気調
    和機。
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