JP2022152788A - 空調システム、空調システムの制御方法、および、空調システムの制御プログラム - Google Patents

空調システム、空調システムの制御方法、および、空調システムの制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】換気ユニットの熱交換エレメントに結露が発生することを抑制できる空調システム、空調システムの制御方法、および、空調システムの制御プログラムを提供する。【解決手段】空調システムは、室内熱交換器を含む室内機と、室内の空気と室外の空気とを熱交換する熱交換エレメントを含む換気ユニットと、熱交換エレメントに向かう空気の湿度を検出する湿度センサと、を備え、室内機は、ユーザからの開始指示に基づいて開始する第1除湿運転と、熱交換エレメントの結露抑制のために実行する結露抑制運転としての第2除湿運転とを実行するように構成されており、室内機は、第1除湿運転時に室内の空気の湿度を第1閾値未満に制御し、室内の空気の湿度が第1閾値よりも高い第2閾値以上である場合に、室内の空気の湿度が第2閾値未満となるように第2除湿運転を実行する。【選択図】図3

Description

本開示は、空調システム、空調システムの制御方法、および、空調システムの制御プログラムに関する。
特許文献1は、全熱交換換気による全般換気を実行する熱交換換気装置を開示している。この熱交換換気装置は、熱交換器と、熱交換器を支持する本体枠と、本体枠内において、熱交換器の下方に設置される液受け部材と、を含む。この熱交換換気装置では、結露の発生によって熱交換器に付着した水は、液受け部材に向けて滴下する。
特開2011-144995号公報
上記熱交換換気装置では、結露によって発生した水を処理できるものの、結露の発生自体を抑制する点については、検討されていない。
本開示は、換気ユニットの熱交換エレメントに結露が発生することを抑制できる空調システム、空調システムの制御方法、および、空調システムの制御プログラムを提供することを目的とする。
本開示の空調システムは、室内熱交換器を含む室内機と、室内の空気と室外の空気とを熱交換する熱交換エレメントを含む換気ユニットと、前記熱交換エレメントに向かう空気の湿度を検出する湿度センサと、を備え、前記室内機は、ユーザからの開始指示に基づいて開始する第1除湿運転と、前記熱交換エレメントの結露抑制のために実行する結露抑制運転としての第2除湿運転とを実行するように構成されており、前記室内機は、前記第1除湿運転時に前記室内の空気の湿度を第1閾値未満に制御し、前記室内の空気の湿度が前記第1閾値よりも高い第2閾値以上である場合に、前記室内の空気の湿度が前記第2閾値未満となるように前記第2除湿運転を実行する。この空調システムによれば、換気ユニットの熱交換エレメントに結露が発生することを抑制できる。
上記空調システムでは、前記室内機は、前記室内の空気の湿度が前記第2閾値以上、かつ、前記室外の空気の湿度が前記第1閾値よりも高い第3閾値以上である場合に、前記第2除湿運転を実行してもよい。この空調システムによれば、換気ユニットの熱交換エレメントに結露が発生することをより好適に抑制できる。
上記空調システムでは、前記室内機は、前記室内の空気の湿度が前記第2閾値以上、かつ、前記換気ユニットの連続運転時間が第1所定時間以上である場合に、前記第2除湿運転を実行してもよい。この空調システムによれば、換気ユニットの熱交換エレメントに結露が発生することをより好適に抑制できる。
本開示の空調システムは、室内熱交換器を含む室内機と、室内の空気と室外の空気とを熱交換する熱交換エレメントを含む換気ユニットと、前記熱交換エレメントに向かう空気の湿度を検出する湿度センサと、を備え、前記室内機は、前記熱交換エレメントの結露抑制のために実行する結露抑制運転としての第2除湿運転を実行するように構成されており、前記結露抑制運転は、前記室内熱交換器を蒸発器として利用する運転であり、前記室内機の運転が停止状態である場合に前記室内機の運転開始条件が満たされたときは、前記室内機は、起動して前記結露抑制運転を開始し、前記運転開始条件は、前記室内の空気の湿度に関する条件、および、前記室外の空気の湿度に関する条件の少なくとも一方を含む。この空調システムによれば、換気ユニットの熱交換エレメントに結露が発生することを抑制できる。
上記空調システムでは、前記運転開始条件は、前記室内の空気の湿度に関する条件、および、前記室外の空気の湿度に関する条件の両方を含んでいてもよい。この空調システムによれば、換気ユニットの熱交換エレメントに結露が発生することをより好適に抑制できる。
上記空調システムでは、前記運転開始条件は、前記換気ユニットの連続運転時間に関する条件をさらに含んでいてもよい。この空調システムによれば、換気ユニットの熱交換エレメントに結露が発生することをより好適に抑制できる。
上記空調システムでは、前記室内機は、前記結露抑制運転を実行している場合に、前記室内の空気の湿度が運転停止閾値未満である状態が継続している時間が第2所定時間に達したとき、または、前記結露抑制運転を実行している時間が第3所定時間に達したときは、前記結露抑制運転を停止してもよい。この空調システムによれば、室内機の消費電力を低減できる。
上記空調システムでは、前記換気ユニットは、前記室内に空気を供給する給気ファン、および、前記室内から空気を排出する排気ファンを含み、前記給気ファンおよび前記排気ファンは、前記室内機が前記結露抑制運転を実行している場合に、給気風量よりも排気風量が多くなるように制御されてもよい。この空調システムによれば、換気ユニットの熱交換エレメントに結露が発生することをより好適に抑制できる。
上記空調システムでは、前記室内機が前記結露抑制運転を実行している場合に、前記給気ファンが停止した状態で前記排気ファンが駆動するように制御されてもよい。この空調システムによれば、換気ユニットの消費電力を低減できる。
上記空調システムでは、前記室内機によって前記結露抑制運転が実行された場合に、前記結露抑制運転が実行されたことを報知してもよい。この空調システムによれば、利便性が高められる。
本開示の空調システムの制御方法は、室内熱交換器を含む室内機と、室内の空気と室外の空気とを熱交換する熱交換エレメントを含む換気ユニットと、前記熱交換エレメントに向かう空気の湿度を検出する湿度センサと、を備える空調システムの制御方法であって、前記室内機は、ユーザからの開始指示に基づいて開始する第1除湿運転と、前記熱交換エレメントの結露抑制のために実行する結露抑制運転としての第2除湿運転とを実行するように構成されており、前記室内の空気の湿度が第1閾値未満となるように前記第1除湿運転を前記室内機に実行させることと、前記室内の空気の湿度が前記第1閾値よりも高い第2閾値以上である場合に、前記室内の空気の湿度が前記第2閾値未満となるように前記第2除湿運転を前記室内機に実行させることと、を含む。この空調システムの制御方法によれば、換気ユニットの熱交換エレメントに結露が発生することを抑制できる。
本開示の空調システムの制御プログラムは、室内熱交換器を含む室内機と、室内の空気と室外の空気とを熱交換する熱交換エレメントを含む換気ユニットと、前記熱交換エレメントに向かう空気の湿度を検出する湿度センサと、を備える空調システムの制御プログラムであって、前記室内機は、ユーザからの開始指示に基づいて開始する第1除湿運転と、前記熱交換エレメントの結露抑制のために実行する結露抑制運転としての第2除湿運転とを実行するように構成されており、前記室内の空気の湿度が第1閾値未満となるように前記第1除湿運転を前記室内機に実行させる処理と、前記室内の空気の湿度が前記第1閾値よりも高い第2閾値以上である場合に、前記室内の空気の湿度が前記第2閾値未満となるように前記第2除湿運転を前記室内機に実行させる処理とをコンピュータに実行させる。この空調システムの制御プログラムによれば、換気ユニットの熱交換エレメントに結露が発生することを抑制できる。
本開示の空調システムの制御方法は、室内熱交換器を含む室内機と、室内の空気と室外の空気とを熱交換する熱交換エレメントを含む換気ユニットと、前記熱交換エレメントに向かう空気の湿度を検出する湿度センサと、を備える空調システムの制御方法であって、前記室内機は、前記熱交換エレメントの結露抑制のために実行する結露抑制運転としての第2除湿運転を実行するように構成されており、前記結露抑制運転は、前記室内熱交換器を蒸発器として利用する運転であり、前記室内機の運転が停止状態である場合に前記室内機の運転開始条件が満たされたときは、前記室内機を起動して前記室内機に前記結露抑制運転を開始させることを含み、前記運転開始条件は、前記室内の空気の湿度に関する条件、および、前記室外の空気の湿度に関する条件の少なくとも一方を含む。この空調システムの制御方法によれば、換気ユニットの熱交換エレメントに結露が発生することを抑制できる。
本開示の空調システムの制御プログラムは、室内熱交換器を含む室内機と、室内の空気と室外の空気とを熱交換する熱交換エレメントを含む換気ユニットと、前記熱交換エレメントに向かう空気の湿度を検出する湿度センサと、を備える空調システムの制御プログラムであって、前記室内機は、前記熱交換エレメントの結露抑制のために実行する結露抑制運転としての第2除湿運転を実行するように構成されており、前記結露抑制運転は、前記室内熱交換器を蒸発器として利用する運転であり、前記室内機の運転が停止状態である場合に前記室内機の運転開始条件が満たされたときは、前記室内機を起動して前記室内機に前記結露抑制運転を開始させる処理をコンピュータに実行させることを含み、前記運転開始条件は、前記室内の空気の湿度に関する条件、および、前記室外の空気の湿度に関する条件の少なくとも一方を含む。この空調システムの制御プログラムによれば、換気ユニットの熱交換エレメントに結露が発生することを抑制できる。
実施形態の空調システムの概略構成を示す図である。 システム制御部の概略構成を示す図である。 結露抑制制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。 ファン駆動制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中同一または相当部分には、同一符号を付して同じ説明は繰り返さない。
<1.空調システムの構成>
図1は、本実施形態の空調システム10の概略構成を示す図である。空調システム10は、任意の建築物に適用される。建築物は、例えば、個別住宅、集合住宅、または、商業用施設である。空調システム10は、空気調和装置20と、換気ユニット50とを含む。空気調和装置20は、室内機30と、室外機40とを含む。室内機30は、建築物において、例えば、天井裏に設置される。室外機40は、室外に設置される。換気ユニット50は、建築物において、例えば、天井裏に設置される。換気ユニット50は、例えば、全般換気を実施する。空調システム10においては、室内機30と室外機40とによって冷媒回路RCが構成される。
室内機30は、室内熱交換器31と、室内ファン32と、温度センサ33と、湿度センサ34と、電動膨張弁35と、制御装置36とを含む。室内熱交換器31、室内ファン32、温度センサ33、湿度センサ34、および、電動膨張弁35は、ハウジング30Aに収容される。
室内熱交換器31は、室内の空気と冷媒との間における熱交換のために用いられる。室内熱交換器31は、冷媒の蒸発器または凝縮器として機能する。室内ファン32は、室内熱交換器31に室内の空気を供給する。
温度センサ33は、室内の温度を検出する。湿度センサ34は、室内の空気の湿度を検出する。湿度センサ34が検出する空気の湿度は、換気ユニット50の熱交換エレメント54に向かう空気の湿度を含む。電動膨張弁35は、冷媒を減圧する。
制御装置36は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、および、ROM(Read Only Memory)等を含み、情報処理に応じて室内ファン32等の構成要素を制御する。制御装置36は、室外機40の制御装置48、および、換気ユニット50の制御装置55と通信可能に接続される。制御装置36と、制御装置48および制御装置55との通信形態は、無線通信または有線通信である。制御装置36は、システム制御部70(図2参照)の一部を構成する。
室外機40は、圧縮機41と、四路切替弁42と、室外熱交換器43と、アキュムレータ44と、室外ファン45と、温度センサ46と、湿度センサ47と、制御装置48とを含む。
圧縮機41は、冷媒を圧縮する。室外熱交換器43は、室外の空気と冷媒との間における熱交換のために用いられる。室外熱交換器43は、冷媒の蒸発器または凝縮器として機能する。室外ファン45は、室外熱交換器43に室外の空気を供給する。
四路切替弁42は、冷媒回路RCにおいて、冷房サイクル状態と暖房サイクル状態とを切り替える。冷房サイクル状態においては、室外熱交換器43は、凝縮器として機能し、室内熱交換器31は、蒸発器として機能する。暖房サイクル状態においては、室外熱交換器43は、蒸発器として機能し、室内熱交換器31は、凝縮器として機能する。
アキュムレータ44は、蒸発器によって生成された蒸気中に混在する冷媒液を分離する。温度センサ46は、室外の温度を検出する。湿度センサ47は、室外の空気の湿度を検出する。湿度センサ47が検出する空気の湿度は、換気ユニット50の熱交換エレメント54に向かう空気の湿度を含む。
制御装置48は、CPU、RAMおよびROM等を含み、情報処理に応じて、圧縮機41、四路切替弁42、および、室外ファン45等の構成要素を制御する。制御装置48は、システム制御部70(図2参照)の一部を構成する。
空気調和装置20においては、室内熱交換器31、圧縮機41、四路切替弁42、室外熱交換器43、電動膨張弁35、および、アキュムレータ44が環状に接続されることによって、冷媒回路RCが構成される。
換気ユニット50は、ハウジング51と、給気ファン52と、排気ファン53と、熱交換エレメント54と、制御装置55と、記憶装置56と、リモコン57とを含む。
ハウジング51は、例えば、箱状であり、給気ファン52、排気ファン53、および、熱交換エレメント54を収容する。ハウジング51は、外気吸込口51A、室内給気口51B、排気吸込口51C、および、排気吹出口51Dを含む。
外気吸込口51Aは、室外からハウジング51内に流れる空気が通過する。外気吸込口51Aには、室外の空気をハウジング51に取り入れる吸入管81が接続されている。室内給気口51Bは、熱交換エレメント54によって熱交換された空気が通過する。室内給気口51Bには、熱交換エレメント54によって熱交換された空気を室内に供給する供給管82が接続されている。排気吸込口51Cは、室内からハウジング51内に流れる空気が通過する。排気吸込口51Cには、室内の空気をハウジング51に取り入れる吸入管83が接続されている。排気吹出口51Dは、熱交換エレメント54によって熱交換された空気が通過する。排気吹出口51Dには、熱交換エレメント54によって熱交換された空気を室外に排気する排気管84が接続されている。
給気ファン52は、室内給気口51Bの近傍に設置される。給気ファン52が駆動することによって、ハウジング51内に外気吸込口51A、熱交換エレメント54、および、室内給気口51Bの順に流れる空気の流路が形成される。
排気ファン53は、排気吹出口51Dの近傍に設置される。排気ファン53が駆動することによって、ハウジング51内に排気吸込口51C、熱交換エレメント54、および、排気吹出口51Dの順に流れる空気の流路が形成される。
熱交換エレメント54は、室外と室内の温度および湿度を交換する。熱交換エレメント54は、例えば、静止型の熱交換エレメントである。熱交換エレメント54は、直交流型である。熱交換エレメント54は、向流型であってもよい。
制御装置55は、CPU、RAMおよびROM等を含み、情報処理に応じて給気ファン52および排気ファン53等の構成要素を制御する。制御装置55は、換気ユニット50が連続して運転している時間である連続運転時間を計測する。制御装置55は、計測した連続運転時間に関する情報を制御装置36に送信する。
記憶装置56は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性メモリで構成される。記憶装置56は、例えば、バスを介して制御装置55と通信可能に接続される。記憶装置56は、制御プログラムを記憶する。制御プログラムは、1または複数のプログラムで構成される。制御装置55は、制御プログラムを実行することによって、各種構成要素を制御する。
リモコン57は、例えば、室内に設置される。ユーザは、リモコン57を操作することによって、換気ユニット50の運転の開始と運転の停止とを切り替える。ユーザは、リモコン57を操作することによって、換気ユニット50の運転時間等を設定できる。
空気調和装置20は、さらにリモコン60を含む。ユーザは、リモコン60を操作することによって、例えば、空気調和装置20の運転モードを切り替える。ユーザがリモコン60を操作することによって切り替えられる空気調和装置20の運転モードは、例えば、冷房運転、暖房運転、および、第1除湿運転を含む。冷房運転が実行されると、室内の温度がユーザによって設定された温度まで低下する。暖房運転が実行されると、室内の温度がユーザによって設定された温度まで上昇する。第1除湿運転が実行されると、室内の湿度が低下する。第1除湿運転では、室内の空気の湿度が第1閾値XA未満となるように制御される。第1閾値XAは、ユーザが室内で過ごす場合に不快を感じないように設定される湿度の値である。第1閾値XAは、例えば、65%である。第1閾値XAは、好ましくは、55%である。第1閾値XAは、さらに好ましくは、45%である。
空気調和装置20の運転モードは、熱交換エレメント54の結露抑制のために実行する結露抑制運転としての第2除湿運転をさらに含む。空気調和装置20のシステム制御部70(図2参照)は、運転開始条件が満たされたときに第2除湿運転を自動的に実行する結露抑制制御を実行する。結露抑制制御についての詳細は、後述する。なお、以下では、第2除湿運転を結露抑制運転と称する場合がある。
空気調和装置20が冷房運転、第1除湿運転、または、第2除湿運転をしている場合に、冷媒回路RCは冷房サイクル状態になっている。冷房サイクル状態では、四路切替弁42は、図1の実線で示される状態となる。冷房サイクル状態では、圧縮機41によって吐出された冷媒は、四路切替弁42、室外熱交換器43、電動膨張弁35、室内熱交換器31、四路切替弁42、および、アキュムレータ44の順に流れる。
空気調和装置20が暖房運転をしている場合に、冷媒回路RCは暖房サイクル状態になっている。暖房サイクル状態では、四路切替弁42は、図1の破線で示される状態となる。圧縮機41によって吐出された冷媒は、四路切替弁42、室内熱交換器31、電動膨張弁35、室外熱交換器43、四路切替弁42、および、アキュムレータ44の順に流れる。
図2は、システム制御部70の概略を説明するための図である。システム制御部70は、制御装置36および制御装置48を含む。
制御装置36は、温度センサ33および湿度センサ34の検出結果を取得する。制御装置36は、温度センサ33および湿度センサ34の検出結果の全部または一部に基づいて、室内ファン32および電動膨張弁35を制御する。制御装置36は、リモコン60からユーザの指示を示す信号を受信する。制御装置36は、リモコン60の画面(図示略)の表示状態を制御する信号をリモコン60に送信する。制御装置36は、空気調和装置20が第2除湿運転を開始した場合、第1信号を制御装置55(図1参照)に送信する。制御装置36は、空気調和装置20が第2除湿運転を停止した場合、第2信号を制御装置55に送信する。
制御装置48は、温度センサ46および湿度センサ47の検出結果を取得する。制御装置48は、温度センサ46および湿度センサ47の検出結果の全部または一部に基づいて、圧縮機41、四路切替弁42、および、室外ファン45を制御する。
システム制御部70は、記憶装置71と通信可能に接続される。記憶装置71は、例えば、EEPROM等の不揮発性メモリで構成される。記憶装置71は、制御プログラム71Aを記憶する。制御プログラム71Aは、1または複数のプログラムで構成される。制御装置36および制御装置48は、制御プログラム71Aを実行することによって、各種構成要素を制御する。
<2.結露抑制制御>
空気調和装置20のシステム制御部70は、結露抑制制御において、運転開始条件が満たされたときに、室内の空気の湿度が第2閾値XB未満となるように結露抑制運転を実行する。空気調和装置20は、運転開始条件が満たされたとき、冷房運転を実行している場合であっても、冷房運転を停止して、結露抑制運転を実行する。空気調和装置20の運転停止状態である場合に、運転開始条件が満たされたとき、空気調和装置20は、起動して結露抑制運転を実行する。第2閾値XBは、熱交換エレメント54の結露抑制のために設定される値である。第2閾値XBは、第1閾値XAよりも高い。第2閾値XBは、例えば、90%である。第2閾値XBは、好ましくは、80%である。第2閾値XBは、さらに好ましくは、70%である。空気調和装置20の運転停止状態は、例えば、リモコン60から運転停止指示が送信されることによって、電源がオフである状態を含む。別の例では、空気調和装置20の運転停止状態は、電源がオンの状態であるが、例えば、サーモオフによって一時的に圧縮機41の駆動が停止している状態を含む。
結露抑制運転の運転開始条件は、室内の空気の湿度に関する条件、室外の空気の湿度に関する条件、および、換気ユニット50の連続運転時間に関する条件を含む。室内の空気の湿度に関する条件は、湿度センサ34によって検出される室内の空気の湿度が第2閾値XB以上である場合に満たされる。
室外の空気の湿度に関する条件は、湿度センサ47によって検出される室内の空気の湿度が第3閾値XC以上である場合に満たされる。第3閾値XCは、第1閾値XAよりも高い。第3閾値XCは、第2閾値XBと同じであってもよく、異なっていてもよい。室内の空気の湿度が高い場合であっても、室外の空気の湿度が低い場合、熱交換エレメント54に結露が発生しにくい。室内の空気の湿度、および、室外の空気の湿度が高く、かつ、室内の空気の湿度と室外の空気の湿度との差が小さいほど、熱交換エレメント54に結露が発生しやすい。このため、第3閾値XCは、第2閾値XBと同じ値、または、第2閾値XBに近い値であることが好ましい。
換気ユニット50の連続運転時間に関する条件は、制御装置55によって計測される換気ユニット50の連続運転時間が第1所定時間TA以上である場合に満たされる。第1所定時間TAは、熱交換エレメント54に結露が発生すると予測される時間である。第1所定時間TAは、例えば、48時間である。
空気調和装置20は、結露抑制制御において結露抑制運転を実行している場合に、運転停止条件が満たされたときに、結露抑制運転を停止する。運転停止条件は、例えば、室内の空気の湿度が運転停止閾値XZ未満である状態が継続している時間が第2所定時間TBに達したときに満たされる。室内の空気の湿度が運転停止閾値XZ未満である状態が継続している時間は、制御装置36によって計測される。運転停止閾値XZは、第2閾値XBと同じ値、または、第2閾値XBよりも低い値であることが好ましい。運転停止閾値XZは、第2閾値XBよりも高い値であってもよい。第2所定時間TBは、室内の空気の湿度が低い状態が継続することによって、熱交換エレメント54の結露の発生が抑制される状態であると考えられる時間である。第2所定時間TBは、例えば、4時間である。
空調システム10は、結露抑制制御において結露抑制運転を実行した場合、結露抑制運転を実行したことを報知する。結露抑制運転を実行したことを報知するタイミングは、結露抑制運転を開始したとき、結露抑制運転を実行している最中、または、結露抑制運転を停止したときである。空調システム10は、例えば、室内機30に設けられるランプを点灯することによって、結露抑制運転を実行したことを報知する。空調システム10は、例えば、換気ユニット50のハウジング51に設けられるランプを点灯することによって、結露抑制運転を実行したことを報知してもよい。空調システム10は、ユーザの携帯端末に情報を送信することによって、結露抑制運転を実行したことを報知してもよい。空調システム10は、換気ユニット50のリモコン57、および、空気調和装置20のリモコン60の少なくとも一方に情報を送信することによって、結露抑制運転を実行したことを報知してもよい。空気調和装置20が運転停止状態の場合、室内には、ユーザが存在していない可能性が高い。このため、空調システム10は、運転停止状態から起動して結露抑制運転を実行する場合、ユーザの携帯端末に情報を送信することによって、結露抑制運転を実行したことを報知することが好ましい。
<3.ファン駆動制御>
換気ユニット50の制御装置55は、空気調和装置20のシステム制御部70が実行する結露抑制制御と並行して、ファン駆動制御を実行する。ファン駆動制御において、制御装置55は、制御装置36から送信される第1信号を受信した場合、室内からの排気風量が室内への給気風量よりも多くなるように、給気ファン52および排気ファン53を制御する。制御装置55は、第1信号を受信した場合、例えば、給気ファン52を停止させ、第1信号を受信する前よりも回転数が高くなるように排気ファン53を駆動する。制御装置55は、第1信号を受信した場合、例えば、給気ファン52を停止させ、第1信号を受信する前の回転数が維持されるように、排気ファン53を駆動してもよい。制御装置55は、第2信号を受信した場合、給気ファン52および排気ファン53の駆動状態を第1信号を受信する前の状態に復帰させる。
<4.結露抑制制御の処理手順>
図3を参照して、結露抑制制御の処理手順の一例について説明する。システム制御部70は、結露抑制制御を例えば、空気調和装置20が運転しているか否かに関わらず、所定時間毎に繰り返し実行する。
ステップS11では、制御装置36は、室内の空気の湿度が第2閾値XB以上であるか否かを判定する。ステップS11が肯定判定の場合、制御装置36は、ステップS12の処理を実行する。ステップS11が否定判定の場合、制御装置36は、ステップS11の処理を再び実行する。
ステップS12では、制御装置36は、室外の空気の湿度が第3閾値XC以上であるか否かを判定する。ステップS12が肯定判定の場合、システム制御部70は、ステップS13の処理を実行する。ステップS13が否定判定の場合、システム制御部70は、ステップS11の処理を再び実行する。
ステップS13では、制御装置36は、制御装置55から送信される信号に基づいて、換気ユニット50の連続運転時間が第1所定時間TA以上であるか否かを判定する。ステップS13が肯定判定の場合、制御装置36は、ステップS14の処理を実行する。ステップS13が否定判定の場合、制御装置36は、ステップS11の処理を再び実行する。
ステップS14では、システム制御部70は、結露抑制運転を実行する。制御装置36は、第1信号を換気ユニット50の制御装置55に送信する。ステップS15では、制御装置36は、結露抑制運転が実行されたことをユーザに報知する。
ステップS16では、制御装置36は、室内の空気の湿度が運転停止閾値XZ未満である状態が継続している時間が第2所定時間TBに達したか否かを判定する。ステップS16が肯定判定の場合、制御装置36は、ステップS17の処理を実行する。ステップS16が否定判定の場合、制御装置36は、ステップS16の処理を再び実行する。
ステップS17では、システム制御部70は、結露抑制運転を停止する。制御装置36は、第2信号を制御装置55に送信する。
<5.換気ユニットによるファン駆動制御の処理手順>
図4を参照して、換気ユニット50の制御装置55が実行するファン駆動制御の処理手順の一例について説明する。制御装置55は、ファン駆動制御を例えば、換気ユニット50の運転中に常に実行する。制御装置55は、例えば、リモコン57から運転開示指示が送信されることによって、ファン駆動制御を開始する。制御装置55は、例えば、リモコン57から運転停止指示が送信されることによって、ファン駆動制御を終了する。
ステップS21では、制御装置55は、換気のために予め設定された回転数となるように給気ファン52および排気ファン53を駆動する。
ステップS22では、制御装置55は、第1信号を受信したか否か、すなわち、空気調和装置20が第2除湿運転を開始したか否かを判定する。ステップS22が肯定判定の場合、制御装置55は、ステップS23の処理を実行する。ステップS22が否定判定の場合、制御装置55は、ステップS22の処理を再び実行する。ステップS23では、制御装置55は、給気ファン52を停止させる。
ステップS24では、制御装置55は、第2信号を受信したか否か、すなわち、空気調和装置20が第2除湿運転を停止したか否かを判定する。ステップS24が肯定判定の場合、制御装置55は、ステップS25の処理を実行する。ステップS25が否定判定の場合、制御装置55は、ステップS24の処理を再び実行する。
ステップS25では、制御装置55は、給気ファン52および排気ファン53の駆動状態を第1信号を受信する前の状態に復帰させる。
ステップS26では、制御装置55は、リモコン57から送信される運転停止指示を受信したか否かを判定する。ステップS26が肯定判定の場合、制御装置55は、ファン駆動制御を終了する。ステップS26が否定判定の場合、制御装置55は、ステップS22の処理を再び実行する。
空調システム10によれば、運転開始条件が満たされるとき、空気調和装置20が結露抑制運転を実行する。このため、室内の空気の湿度が低下する。換気ユニット50には、室内から乾燥した空気が取り込まれるため、熱交換エレメント54に結露が発生することが抑制される。
空調システム10によれば、運転開始条件に室内の空気の湿度に関する条件、および、室外の空気の湿度に関する条件の両方を含むため、熱交換エレメント54に結露が発生することをより好適に抑制できる。
室内の空気の湿度が高い場合であっても、換気ユニット50の連続運転時間が短い場合には、熱交換エレメント54に結露が発生していないことがある。空調システム10によれば、運転開始条件は、換気ユニット50の連続運転時間に関する条件を含むため、熱交換エレメント54に結露が発生することをより好適に抑制できる。
空気調和装置20は、運転停止条件が満たされるとき、結露抑制運転を停止する。このため、空気調和装置20の消費電力を低減できる。
制御装置55は、制御装置36から送信される第1信号を受信した場合、室内からの排気風量が室内への給気風量よりも多くなるように、給気ファン52および排気ファン53を制御する。このため、熱交換エレメント54に結露が発生することをより好適に抑制できる。
換気ユニット50は、ファン駆動制御において、第1信号を受信した場合に給気ファン52を停止させる。このため、換気ユニット50の消費電力を低減できる。
空調システム10は、結露抑制制御において結露抑制運転を実行した場合、結露抑制運転を実行したことを報知する。このため、利便性が高められる。
空調システム10によれば、熱交換エレメント54に結露が発生し得る状況下において、空気調和装置20が結露抑制運転を実行するため、換気ユニット50が運転している状態を維持できる。室内の換気を継続して実施できるため、室内の空気を衛生的な状態に保つことができる。
<6.変形例>
上記実施形態は本開示に関する空調システム、空調システムの制御方法、および、空調システムの制御プログラムが取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本開示に関する空調システム、空調システムの制御方法、および、空調システムの制御プログラムは、実施形態に例示された形態とは異なる形態を取り得る。その一例は、実施形態の構成の一部を置換、変更、もしくは、省略した形態、または、実施形態に新たな構成を付加した形態である。以下に実施形態の変形例の幾つかの例を示す。
<6-1>
上記実施形態では、室内の空気の湿度は、室内機30の湿度センサ34によって検出されたが、室内の空気の湿度を検出する方法は、任意に変更可能である。室内の空気の湿度は、換気ユニット50のハウジング51内において、排気吸込口51Cの近傍に設置される湿度センサによって検出されてもよい。別の例では、室内の空気の湿度は、室内の任意の位置に設置される湿度センサによって検出されてもよい。この変形例では、湿度センサは、検出結果を例えば、所定時間毎に制御装置36に送信する。
<6-2>
上記実施形態では、室外の空気の湿度は、室外機40の湿度センサ47によって検出されたが、室外の空気の湿度を検出する方法は、任意に変更可能である。室外の空気の湿度は、換気ユニット50のハウジング51内において、外気吸込口51Aの近傍に設置される湿度センサによって検出されてもよい。別の例では、室外の空気の湿度は、室外の任意の位置に設置される湿度センサによって検出されてもよい。
<6-3>
上記実施形態では、結露抑制制御における運転開始条件は、室内の空気の湿度に関する条件、室外の空気の湿度に関する条件、および、換気ユニット50の連続運転時間に関する条件を含んでいた。運転開始条件は、室外の空気の湿度に関する条件のみを含んでいてもよい。この変形例では、結露抑制制御において、図3に示されるステップS11およびステップS13が省略される。運転開始条件は、室内の空気の湿度に関する条件、または、室外の空気の湿度に関する条件のみを含んでいてもよい。この変形例では、結露抑制制御において、図3に示されるステップS11またはステップS12、および、ステップS13が省略される。
<6-4>
運転開始条件における室内の空気の湿度に関する条件は、任意に変更可能である。室内の空気の湿度に関する条件は、例えば、湿度センサ34によって検出される室内の空気の湿度が第4閾値XD以上である場合に満たされるようにしてもよい。第4閾値XDは、例えば、室内の温度、および、換気ユニット50の連続運転時間に基づいて決められる値である。第4閾値XDは、室内の温度が高い程、低い値である。第4閾値XDは、換気ユニット50の連続運転時間が長い程、低い値である。制御装置36は、室内の温度および換気ユニット50の連続運転時間をパラメータに含む、予め定められる関係式に基づいて、第4閾値XDを随時更新する。制御装置36は、第4閾値XDに基づいて、結露抑制制御のステップS11の処理を実行する。
<6-5>
運転停止条件は、任意に変更可能である。運転停止条件は、例えば、空気調和装置20が結露抑制運転を実行している時間が第3所定時間TCに達したときに満たされるとしてもよい。第3所定時間TCは、室内の空気の湿度が熱交換エレメント54の結露の発生を抑制できる程度まで低下すると予測される時間である。
<6-6>
上記実施形態では、空気調和装置20の運転モードは、冷房運転、暖房運転、第1除湿運転、および、結露抑制運転を含んでいたが、暖房運転および第1除湿運転の少なくとも一方を省略できる。
<6-7>
上記実施形態では、制御装置36は、結露抑制運転が実行されたことを報知したが、結露抑制運転が終了したことを報知してもよい。
<6-8>
換気ユニット50は、ファン駆動制御のステップS22において、給気ファン52の駆動を停止させたが、給気ファン52の回転数が排気ファン53の回転数よりも低くなるように給気ファン52を駆動してもよい。
<6-9>
上記実施形態において、室内機30の形は限定されない。室内機30は、例えば、天井吊下形であってもよいし、壁掛形であってもよい。
<6-10>
上記実施形態において、換気ユニット50の形は限定されない。換気ユニット50は、例えば、天井吊下形であってもよいし、室内の任意の箇所に設置される露出設置形であってもよい。
<6-11>
上記実施形態において、空気調和装置20は、1つの室内機30と、1つの室外機40とを含む。空気調和装置20に含まれる室内機30および室外機40の数はこれに限定されない。空気調和装置20は、例えば、1つの室外機40と、複数の室内機30とを含んでいてもよい。
以上、実施形態を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
10:空調システム
30:室内機
31:室内熱交換器
34:湿度センサ
48:湿度センサ
50:換気ユニット
52:給気ファン
53:排気ファン
54:熱交換エレメント
71A:制御プログラム

Claims (14)

  1. 室内熱交換器を含む室内機と、
    室内の空気と室外の空気とを熱交換する熱交換エレメントを含む換気ユニットと、
    前記熱交換エレメントに向かう空気の湿度を検出する湿度センサと、を備え、
    前記室内機は、ユーザからの開始指示に基づいて開始する第1除湿運転と、前記熱交換エレメントの結露抑制のために実行する結露抑制運転としての第2除湿運転とを実行するように構成されており、
    前記室内機は、
    前記第1除湿運転時に前記室内の空気の湿度を第1閾値未満に制御し、
    前記室内の空気の湿度が前記第1閾値よりも高い第2閾値以上である場合に、前記室内の空気の湿度が前記第2閾値未満となるように前記第2除湿運転を実行する、空調システム。
  2. 前記室内機は、前記室内の空気の湿度が前記第2閾値以上、かつ、前記室外の空気の湿度が前記第1閾値よりも高い第3閾値以上である場合に、前記第2除湿運転を実行する、請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記室内機は、前記室内の空気の湿度が前記第2閾値以上、かつ、前記換気ユニットの連続運転時間が第1所定時間以上である場合に、前記第2除湿運転を実行する、請求項1または2に記載の空調システム。
  4. 室内熱交換器を含む室内機と、
    室内の空気と室外の空気とを熱交換する熱交換エレメントを含む換気ユニットと、
    前記熱交換エレメントに向かう空気の湿度を検出する湿度センサと、を備え、
    前記室内機は、前記熱交換エレメントの結露抑制のために実行する結露抑制運転としての第2除湿運転を実行するように構成されており、
    前記結露抑制運転は、前記室内熱交換器を蒸発器として利用する運転であり、
    前記室内機の運転が停止状態である場合に前記室内機の運転開始条件が満たされたときは、前記室内機は、起動して前記結露抑制運転を開始し、
    前記運転開始条件は、前記室内の空気の湿度に関する条件、および、前記室外の空気の湿度に関する条件の少なくとも一方を含む、空調システム。
  5. 前記運転開始条件は、前記室内の空気の湿度に関する条件、および、前記室外の空気の湿度に関する条件の両方を含む、請求項4に記載の空調システム。
  6. 前記運転開始条件は、前記換気ユニットの連続運転時間に関する条件をさらに含む、請求項4または5に記載の空調システム。
  7. 前記室内機は、前記結露抑制運転を実行している場合に、前記室内の空気の湿度が運転停止閾値未満である状態が継続している時間が第2所定時間に達したとき、または、前記結露抑制運転を実行している時間が第3所定時間に達したときは、前記結露抑制運転を停止する、請求項1~6のいずれか一項に記載の空調システム。
  8. 前記換気ユニットは、前記室内に空気を供給する給気ファン、および、前記室内から空気を排出する排気ファンを含み、
    前記給気ファンおよび前記排気ファンは、前記室内機が前記結露抑制運転を実行している場合に、給気風量よりも排気風量が多くなるように制御される、請求項1~7のいずれか一項に記載の空調システム。
  9. 前記室内機が前記結露抑制運転を実行している場合に、前記給気ファンが停止した状態で前記排気ファンが駆動するように制御される、請求項8に記載の空調システム。
  10. 前記室内機によって前記結露抑制運転が実行された場合に、前記結露抑制運転が実行されたことを報知する、請求項1~9のいずれか一項に記載の空調システム。
  11. 室内熱交換器を含む室内機と、室内の空気と室外の空気とを熱交換する熱交換エレメントを含む換気ユニットと、前記熱交換エレメントに向かう空気の湿度を検出する湿度センサと、を備える空調システムの制御方法であって、
    前記室内機は、ユーザからの開始指示に基づいて開始する第1除湿運転と、前記熱交換エレメントの結露抑制のために実行する結露抑制運転としての第2除湿運転とを実行するように構成されており、
    前記室内の空気の湿度が第1閾値未満となるように前記第1除湿運転を前記室内機に実行させることと、
    前記室内の空気の湿度が前記第1閾値よりも高い第2閾値以上である場合に、前記室内の空気の湿度が前記第2閾値未満となるように前記第2除湿運転を前記室内機に実行させることと、を含む空調システムの制御方法。
  12. 室内熱交換器を含む室内機と、室内の空気と室外の空気とを熱交換する熱交換エレメントを含む換気ユニットと、前記熱交換エレメントに向かう空気の湿度を検出する湿度センサと、を備える空調システムの制御プログラムであって、
    前記室内機は、ユーザからの開始指示に基づいて開始する第1除湿運転と、前記熱交換エレメントの結露抑制のために実行する結露抑制運転としての第2除湿運転とを実行するように構成されており、
    前記室内の空気の湿度が第1閾値未満となるように前記第1除湿運転を前記室内機に実行させる処理と、
    前記室内の空気の湿度が前記第1閾値よりも高い第2閾値以上である場合に、前記室内の空気の湿度が前記第2閾値未満となるように前記第2除湿運転を前記室内機に実行させる処理とをコンピュータに実行させる、空調システムの制御プログラム。
  13. 室内熱交換器を含む室内機と、室内の空気と室外の空気とを熱交換する熱交換エレメントを含む換気ユニットと、前記熱交換エレメントに向かう空気の湿度を検出する湿度センサと、を備える空調システムの制御方法であって、
    前記室内機は、前記熱交換エレメントの結露抑制のために実行する結露抑制運転としての第2除湿運転を実行するように構成されており、
    前記結露抑制運転は、前記室内熱交換器を蒸発器として利用する運転であり、
    前記室内機の運転が停止状態である場合に前記室内機の運転開始条件が満たされたときは、前記室内機を起動して前記室内機に前記結露抑制運転を開始させることを含み、
    前記運転開始条件は、前記室内の空気の湿度に関する条件、および、前記室外の空気の湿度に関する条件の少なくとも一方を含む、空調システムの制御方法。
  14. 室内熱交換器を含む室内機と、室内の空気と室外の空気とを熱交換する熱交換エレメントを含む換気ユニットと、前記熱交換エレメントに向かう空気の湿度を検出する湿度センサと、を備える空調システムの制御プログラムであって、
    前記室内機は、前記熱交換エレメントの結露抑制のために実行する結露抑制運転としての第2除湿運転を実行するように構成されており、
    前記結露抑制運転は、前記室内熱交換器を蒸発器として利用する運転であり、
    前記室内機の運転が停止状態である場合に前記室内機の運転開始条件が満たされたときは、前記室内機を起動して前記室内機に前記結露抑制運転を開始させる処理をコンピュータに実行させることを含み、
    前記運転開始条件は、前記室内の空気の湿度に関する条件、および、前記室外の空気の湿度に関する条件の少なくとも一方を含む、空調システムの制御プログラム。
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