JPH0642798A - 暖房加湿制御装置 - Google Patents
暖房加湿制御装置Info
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- JPH0642798A JPH0642798A JP4198751A JP19875192A JPH0642798A JP H0642798 A JPH0642798 A JP H0642798A JP 4198751 A JP4198751 A JP 4198751A JP 19875192 A JP19875192 A JP 19875192A JP H0642798 A JPH0642798 A JP H0642798A
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- Japan
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- humidity
- humidification
- humidifying
- temperature
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 室内湿度、室内温度、外気温等を検知して、
快適な加湿制御を行うとともに窓、壁等への結露を防止
し得る暖房加湿制御装置を提供する。 【構成】 加湿制御開始時には湿度センサ3で検知した
室内湿度に関わらず、室内機1からの無線信号によって
加湿器5を駆動して加湿量の多い加湿制御を所定時間行
い、該加湿制御に続いて加湿量の少ない加湿制御を温度
センサ2で検知した室内温度が所望の設定温度に近づく
まで行い、以降は湿度センサ3で検知した室内湿度が所
望の設定湿度に等しくなるように加湿器5を制御する。
快適な加湿制御を行うとともに窓、壁等への結露を防止
し得る暖房加湿制御装置を提供する。 【構成】 加湿制御開始時には湿度センサ3で検知した
室内湿度に関わらず、室内機1からの無線信号によって
加湿器5を駆動して加湿量の多い加湿制御を所定時間行
い、該加湿制御に続いて加湿量の少ない加湿制御を温度
センサ2で検知した室内温度が所望の設定温度に近づく
まで行い、以降は湿度センサ3で検知した室内湿度が所
望の設定湿度に等しくなるように加湿器5を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内の湿度を所望の最
適湿度に制御する暖房加湿制御装置に関する。
適湿度に制御する暖房加湿制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の加湿装置は、例えば実開昭61−
93723号公報に開示されているように単に加湿を行
ったり、停止するものであったり、または特開昭63−
297955号公報に開示されているように空調機に使
用されている圧縮機の能力(周波数)に応じて加湿量を
制御するというものである。
93723号公報に開示されているように単に加湿を行
ったり、停止するものであったり、または特開昭63−
297955号公報に開示されているように空調機に使
用されている圧縮機の能力(周波数)に応じて加湿量を
制御するというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の加湿装置は、上
述したように、単に加湿を行ったり、または圧縮機の能
力に応じて加湿量を制御するというように比較的単純な
ものであって、快適な加湿制御を行えないとともに、ま
た窓や壁等に対する結露対策も不十分であるという問題
がある。
述したように、単に加湿を行ったり、または圧縮機の能
力に応じて加湿量を制御するというように比較的単純な
ものであって、快適な加湿制御を行えないとともに、ま
た窓や壁等に対する結露対策も不十分であるという問題
がある。
【0004】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、室内湿度、室内温度、外気温
等を検知して、快適な加湿制御を行うとともに窓、壁等
への結露を防止し得る暖房加湿制御装置を提供すること
にある。
その目的とするところは、室内湿度、室内温度、外気温
等を検知して、快適な加湿制御を行うとともに窓、壁等
への結露を防止し得る暖房加湿制御装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の暖房加湿制御装置は、室内の湿度を検知す
る湿度検知手段と、室内の温度を検知する室内温度検知
手段と、室内の湿度を増加すべく湿度を発生する加湿手
段と、加湿制御開始時には室内湿度に関わらず加湿量の
多い加湿制御を所定時間行い、該加湿制御に続いて加湿
量の少ない加湿制御を前記室内温度検知手段で検知した
室内温度が所望の設定温度に近づくまで行い、以降は前
記湿度検知手段で検知した室内の湿度が所望の設定湿度
に等しくなるように前記加湿手段を制御する制御手段と
を有することを要旨とする。
め、本発明の暖房加湿制御装置は、室内の湿度を検知す
る湿度検知手段と、室内の温度を検知する室内温度検知
手段と、室内の湿度を増加すべく湿度を発生する加湿手
段と、加湿制御開始時には室内湿度に関わらず加湿量の
多い加湿制御を所定時間行い、該加湿制御に続いて加湿
量の少ない加湿制御を前記室内温度検知手段で検知した
室内温度が所望の設定温度に近づくまで行い、以降は前
記湿度検知手段で検知した室内の湿度が所望の設定湿度
に等しくなるように前記加湿手段を制御する制御手段と
を有することを要旨とする。
【0006】また、本発明の暖房加湿制御装置は、外気
温度を検知する外気温度検知手段と、室内の湿度を増加
すべく湿度を発生する加湿手段と、前記外気温度検知手
段で検知した外気温度が所定温度以下の場合、室内の湿
度を所望の設定湿度より低下させるように前記加湿手段
を制御する制御手段とを有することを要旨とする。
温度を検知する外気温度検知手段と、室内の湿度を増加
すべく湿度を発生する加湿手段と、前記外気温度検知手
段で検知した外気温度が所定温度以下の場合、室内の湿
度を所望の設定湿度より低下させるように前記加湿手段
を制御する制御手段とを有することを要旨とする。
【0007】更に、本発明の暖房加湿制御装置は、室内
の湿度を検知する湿度検知手段と、少し加湿、もっと加
湿を含む相対的体感湿度情報を入力する入力手段と、室
内の湿度を増加すべく湿度を発生する加湿手段と、前記
入力手段によって入力された相対的体感湿度情報および
前記湿度検知手段で検知した室内の湿度に基づいて前記
加湿手段を制御する制御手段とを有することを要旨とす
る。
の湿度を検知する湿度検知手段と、少し加湿、もっと加
湿を含む相対的体感湿度情報を入力する入力手段と、室
内の湿度を増加すべく湿度を発生する加湿手段と、前記
入力手段によって入力された相対的体感湿度情報および
前記湿度検知手段で検知した室内の湿度に基づいて前記
加湿手段を制御する制御手段とを有することを要旨とす
る。
【0008】
【作用】本発明の暖房加湿制御装置では、加湿制御開始
時には室内湿度に関わらず加湿量の多い加湿制御を所定
時間行い、該加湿制御に続いて加湿量の少ない加湿制御
を室内温度が所望の設定温度に近づくまで行い、以降は
室内の湿度が所望の設定湿度に等しくなるように加湿手
段を制御する。
時には室内湿度に関わらず加湿量の多い加湿制御を所定
時間行い、該加湿制御に続いて加湿量の少ない加湿制御
を室内温度が所望の設定温度に近づくまで行い、以降は
室内の湿度が所望の設定湿度に等しくなるように加湿手
段を制御する。
【0009】また、本発明の暖房加湿制御装置では、外
気温度検知手段で検知した外気温度が所定温度以下の場
合、室内の湿度を所望の設定湿度より低下させるように
加湿手段を制御する。
気温度検知手段で検知した外気温度が所定温度以下の場
合、室内の湿度を所望の設定湿度より低下させるように
加湿手段を制御する。
【0010】更に、本発明の暖房加湿制御装置では、入
力手段によって少し加湿、もっと加湿を含む相対的体感
湿度情報を入力し、この相対的体感湿度情報および湿度
検知手段で検知した室内の湿度に基づいて加湿手段を制
御する。
力手段によって少し加湿、もっと加湿を含む相対的体感
湿度情報を入力し、この相対的体感湿度情報および湿度
検知手段で検知した室内の湿度に基づいて加湿手段を制
御する。
【0011】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
る。
【0012】図1は、本発明の一実施例に係わる暖房加
湿制御装置の全体構成図である。同図に示す暖房加湿制
御装置は、エアコンに加湿装置を組み合わせて構成され
たものであり、エアコンの室内機1内に組み込まれ、室
内機1への吸い込み空気から室内の温度を検知する温度
センサ2および同様に室内の湿度を検知する湿度センサ
3、前記室内機1を遠隔制御するリモコン4、および室
内に湿度を発生する例えば超音波式、ヒータ(加熱)
式、気化式等からなる加湿器5を有する。
湿制御装置の全体構成図である。同図に示す暖房加湿制
御装置は、エアコンに加湿装置を組み合わせて構成され
たものであり、エアコンの室内機1内に組み込まれ、室
内機1への吸い込み空気から室内の温度を検知する温度
センサ2および同様に室内の湿度を検知する湿度センサ
3、前記室内機1を遠隔制御するリモコン4、および室
内に湿度を発生する例えば超音波式、ヒータ(加熱)
式、気化式等からなる加湿器5を有する。
【0013】なお、図示されていない室外機には、室外
の外気温度を検知する外気温センサが設けられ、該外気
温センサは後述する図2に示すように符号「6」を付さ
れているが、この外気温センサ6で検知された外気温情
報が室外機から室内機1に送信されるようになってい
る。また、室内機1には熱交換器、送風機等も内蔵され
ているが、図1では示されていない。
の外気温度を検知する外気温センサが設けられ、該外気
温センサは後述する図2に示すように符号「6」を付さ
れているが、この外気温センサ6で検知された外気温情
報が室外機から室内機1に送信されるようになってい
る。また、室内機1には熱交換器、送風機等も内蔵され
ているが、図1では示されていない。
【0014】図1に示す暖房加湿制御装置において、加
湿器5は、室内機1から送出される無線信号によって制
御され、加湿動作を行う。
湿器5は、室内機1から送出される無線信号によって制
御され、加湿動作を行う。
【0015】図2は、図1に示す暖房加湿制御装置の更
に詳細な回路構成を示すブロック図である。本実施例の
暖房加湿制御装置は、図2に示すように、前記温度セン
サ2、湿度センサ3、加湿器5、外気温センサ6に加え
て、温度センサ2および湿度センサ3からの室内温度情
報および室内湿度情報から相対湿度を計算する湿度計算
回路7、この湿度計算回路7で計算された相対湿度を前
記外気温センサ6からの外気温情報で補正する湿度補正
回路8、前記リモコン4を含む操作部11から使用者に
よって所望の設定湿度が入力される湿度設定回路10、
前記湿度補正回路8からの補正された湿度情報と前記湿
度設定回路10からの設定湿度との差に基づいて加湿量
を計算する加湿量計算回路9、該加湿量計算回路9で計
算された加湿量情報を加湿器5に無線信号で送信する発
信回路12を有する。
に詳細な回路構成を示すブロック図である。本実施例の
暖房加湿制御装置は、図2に示すように、前記温度セン
サ2、湿度センサ3、加湿器5、外気温センサ6に加え
て、温度センサ2および湿度センサ3からの室内温度情
報および室内湿度情報から相対湿度を計算する湿度計算
回路7、この湿度計算回路7で計算された相対湿度を前
記外気温センサ6からの外気温情報で補正する湿度補正
回路8、前記リモコン4を含む操作部11から使用者に
よって所望の設定湿度が入力される湿度設定回路10、
前記湿度補正回路8からの補正された湿度情報と前記湿
度設定回路10からの設定湿度との差に基づいて加湿量
を計算する加湿量計算回路9、該加湿量計算回路9で計
算された加湿量情報を加湿器5に無線信号で送信する発
信回路12を有する。
【0016】また、前記加湿器5は前記発信回路12か
らの無線信号からなる加湿量情報を受信する受信回路1
3および該受信回路13が受信した前記加湿量情報に基
づいて加湿器5の送風機、ヒータ等を制御する加湿制御
回路14を有する。なお、この加湿制御回路14におけ
る制御方法は、例えばヒータの発熱量を位相制御を用い
て電力制御することにより行われる。
らの無線信号からなる加湿量情報を受信する受信回路1
3および該受信回路13が受信した前記加湿量情報に基
づいて加湿器5の送風機、ヒータ等を制御する加湿制御
回路14を有する。なお、この加湿制御回路14におけ
る制御方法は、例えばヒータの発熱量を位相制御を用い
て電力制御することにより行われる。
【0017】次に、図3以降を参照して、作用を説明す
る。
る。
【0018】図3は、図1に示す暖房加湿制御装置の全
体的加湿動作を示しているが、同図に示すように、暖房
加湿制御装置は、暖房運転開始時には、すなわち加湿制
御開始時には、まず室内の湿度の値に関わらずに強制的
に加湿量が多い加湿強運転を時刻t1までの所定時間、
例えば5分行う。これは、暖房開始時には、相対湿度が
高いため、通常は加湿を行わないことになるが、しかし
ながら、このようにすると、温度が上昇するにつれて、
相対湿度が低下するので、予め加湿運転を行うことによ
り、早く設定温度、設定湿度に達するようにするためで
ある。なお、所定時間は、例えば5分であるが、これは
加湿器5の能力により決定されることが望ましい。
体的加湿動作を示しているが、同図に示すように、暖房
加湿制御装置は、暖房運転開始時には、すなわち加湿制
御開始時には、まず室内の湿度の値に関わらずに強制的
に加湿量が多い加湿強運転を時刻t1までの所定時間、
例えば5分行う。これは、暖房開始時には、相対湿度が
高いため、通常は加湿を行わないことになるが、しかし
ながら、このようにすると、温度が上昇するにつれて、
相対湿度が低下するので、予め加湿運転を行うことによ
り、早く設定温度、設定湿度に達するようにするためで
ある。なお、所定時間は、例えば5分であるが、これは
加湿器5の能力により決定されることが望ましい。
【0019】加湿強運転が所定時間行われて、時刻t1
になると、次に加湿量が少ない加湿微運転が行われる。
そして、この加湿微運転を行って、前記温度センサ2で
検知した室内温度が所望の設定温度に近い温度に達した
時、例えば設定温度より3度低い温度に達した時、すな
わち図3では、時刻t2になった時、前記湿度センサ3
で検知した室内湿度が使用者によって設定された所望の
設定湿度になるように室内湿度と設定湿度との差による
加湿量の制御が行われる。図3では、時刻t2以降に示
すように、加湿量のコントロール運転として、加湿量を
強弱変化するような制御が行われる。
になると、次に加湿量が少ない加湿微運転が行われる。
そして、この加湿微運転を行って、前記温度センサ2で
検知した室内温度が所望の設定温度に近い温度に達した
時、例えば設定温度より3度低い温度に達した時、すな
わち図3では、時刻t2になった時、前記湿度センサ3
で検知した室内湿度が使用者によって設定された所望の
設定湿度になるように室内湿度と設定湿度との差による
加湿量の制御が行われる。図3では、時刻t2以降に示
すように、加湿量のコントロール運転として、加湿量を
強弱変化するような制御が行われる。
【0020】図4は、縦軸に設定湿度に対する室内湿度
の差を示し、横軸に室内湿度に対する湿度制御を示して
いる。同図に示すように、室内湿度が設定湿度よりもか
なり低い場合には、例えば図4において「−2」以下の
場合には、加湿量を多くする加湿強運転を行う。そし
て、室内湿度が設定湿度に近づくに従って、加湿量を低
減していき、加湿強運転から、加湿「弱」運転、更には
加湿「微」運転への変化させていく。室内湿度が設定湿
度よりも高くなると、加湿を停止し、加湿量をゼロにす
る。なお、図4では、「OFF」として示されている。
の差を示し、横軸に室内湿度に対する湿度制御を示して
いる。同図に示すように、室内湿度が設定湿度よりもか
なり低い場合には、例えば図4において「−2」以下の
場合には、加湿量を多くする加湿強運転を行う。そし
て、室内湿度が設定湿度に近づくに従って、加湿量を低
減していき、加湿強運転から、加湿「弱」運転、更には
加湿「微」運転への変化させていく。室内湿度が設定湿
度よりも高くなると、加湿を停止し、加湿量をゼロにす
る。なお、図4では、「OFF」として示されている。
【0021】また、湿度が低下していき、加湿が必要と
なると、加湿停止状態から加湿微運転となり、更に加湿
弱運転に進み、更には加湿強運転になる。なお、図4に
示すように、湿度を増大する場合と低減する場合とで、
運転を切り替える湿度を異ならせて、加湿制御にヒステ
リシスを設けるようにしている。また、加湿量として
は、例えば加湿強運転時の加湿量は400cc/h、加湿
弱運転時の加湿量は200cc/h、加湿微運転時の加湿
量は100cc/hである。
なると、加湿停止状態から加湿微運転となり、更に加湿
弱運転に進み、更には加湿強運転になる。なお、図4に
示すように、湿度を増大する場合と低減する場合とで、
運転を切り替える湿度を異ならせて、加湿制御にヒステ
リシスを設けるようにしている。また、加湿量として
は、例えば加湿強運転時の加湿量は400cc/h、加湿
弱運転時の加湿量は200cc/h、加湿微運転時の加湿
量は100cc/hである。
【0022】図4では、加湿量を段階的に変化させる場
合を示しているが、連続的に変化させるようにしてもよ
いことは言うまでもないことである。この場合、加湿量
の制御は、ヒータ式の場合、位相制御等を行い、ヒータ
の加熱量を変えて、連続的に加湿量を変化させる。
合を示しているが、連続的に変化させるようにしてもよ
いことは言うまでもないことである。この場合、加湿量
の制御は、ヒータ式の場合、位相制御等を行い、ヒータ
の加熱量を変えて、連続的に加湿量を変化させる。
【0023】図5は、窓や壁等への結露を防止するため
に外気温センサ6で検知した外気温によって設定湿度を
補正する方法を示す表である。窓や壁等への結露は、窓
や壁の温度とその付近の空気の温度および湿度の関係で
決定される。また、窓や壁の温度は窓や壁の断熱性や、
外気温、室内温度等により決定される。そして、部屋
は、例えば和室、洋室等のような構造により結露状況は
複雑である。従って、本実施例では、外気温センサ6で
検知される外気温によって設定湿度を補正することによ
り結露を防止している。
に外気温センサ6で検知した外気温によって設定湿度を
補正する方法を示す表である。窓や壁等への結露は、窓
や壁の温度とその付近の空気の温度および湿度の関係で
決定される。また、窓や壁の温度は窓や壁の断熱性や、
外気温、室内温度等により決定される。そして、部屋
は、例えば和室、洋室等のような構造により結露状況は
複雑である。従って、本実施例では、外気温センサ6で
検知される外気温によって設定湿度を補正することによ
り結露を防止している。
【0024】ここで、設定湿度の補正方法を説明する前
に、湿度の設定方法について説明する。使用者は、例え
ば相対湿度55%等のように湿度何%といっても、数値
ではよく分からない場合が多いので、「高湿(または強
湿)」、「標準」、「低湿(または弱湿)」等のボタン
をリモコン4または操作部11に設ける。使用者はこれ
らのボタンの1つを押して、所望の湿度を選択し、これ
により設定湿度を決める。そして、「高湿」ボタンが押
された場合には、この高湿に対して、例えば55%の湿
度が設定湿度として選択される。また、標準に対して
は、例えば45%、低湿に対しては、35%が設定され
るようにする。あるいは、高湿に対しては、60%、標
準に対しては、50%、低湿に対しては、40%と設定
してもよい。なお、人間の体感では、35〜60%の湿
度が快適であり、40〜50%の湿度が快適度が高くな
っている。
に、湿度の設定方法について説明する。使用者は、例え
ば相対湿度55%等のように湿度何%といっても、数値
ではよく分からない場合が多いので、「高湿(または強
湿)」、「標準」、「低湿(または弱湿)」等のボタン
をリモコン4または操作部11に設ける。使用者はこれ
らのボタンの1つを押して、所望の湿度を選択し、これ
により設定湿度を決める。そして、「高湿」ボタンが押
された場合には、この高湿に対して、例えば55%の湿
度が設定湿度として選択される。また、標準に対して
は、例えば45%、低湿に対しては、35%が設定され
るようにする。あるいは、高湿に対しては、60%、標
準に対しては、50%、低湿に対しては、40%と設定
してもよい。なお、人間の体感では、35〜60%の湿
度が快適であり、40〜50%の湿度が快適度が高くな
っている。
【0025】以上のように決定される設定湿度は、例え
ば外気温が0℃以上の場合とすると、外気温が0℃以下
のように低い場合には、窓や壁への結露を防止するため
に、上述したように決定された設定湿度を例えば5%程
度下げるように決定する。すなわち、図5に示すよう
に、高湿、標準、低湿のように設定された湿度に対し
て、外気温が0℃以上の場合に、湿度をそれぞれ55
%,45%,35%と設定されたものに対して、外気温
が0℃以下の場合には、湿度をそれぞれ50%,40
%,30%というように5%低く設定する。なお、図5
では、外気温の基準を0℃としたが、これに限定される
ものでなく、例えば−5℃を基準としてもよい。
ば外気温が0℃以上の場合とすると、外気温が0℃以下
のように低い場合には、窓や壁への結露を防止するため
に、上述したように決定された設定湿度を例えば5%程
度下げるように決定する。すなわち、図5に示すよう
に、高湿、標準、低湿のように設定された湿度に対し
て、外気温が0℃以上の場合に、湿度をそれぞれ55
%,45%,35%と設定されたものに対して、外気温
が0℃以下の場合には、湿度をそれぞれ50%,40
%,30%というように5%低く設定する。なお、図5
では、外気温の基準を0℃としたが、これに限定される
ものでなく、例えば−5℃を基準としてもよい。
【0026】図6(a)は、図5と同様な外気温による
設定湿度の補正方法を示す表であるが、この図6(a)
では、0℃以上の部分を0℃〜10℃と10℃の2つの
部分に分割するとともに、0℃〜10℃の間の設定湿度
を線形的に細かく可変している点が異なるものである。
すなわち、例えば設定湿度が高湿の場合、外気温が4℃
では、設定湿度は52%に決定される。
設定湿度の補正方法を示す表であるが、この図6(a)
では、0℃以上の部分を0℃〜10℃と10℃の2つの
部分に分割するとともに、0℃〜10℃の間の設定湿度
を線形的に細かく可変している点が異なるものである。
すなわち、例えば設定湿度が高湿の場合、外気温が4℃
では、設定湿度は52%に決定される。
【0027】図6(b)は、図6(a)に示す関係を横
軸に外気温を示し、縦軸に湿度を示すグラフで表示して
いるものである。
軸に外気温を示し、縦軸に湿度を示すグラフで表示して
いるものである。
【0028】なお、室内温度は、大抵23℃から25℃
程度で空調される場合が多く、また結露は壁よりも窓に
先に発生する。すなわち、外気温で結露状況がほぼわか
るので、外気温で設定湿度を補正することは効果的であ
る。
程度で空調される場合が多く、また結露は壁よりも窓に
先に発生する。すなわち、外気温で結露状況がほぼわか
るので、外気温で設定湿度を補正することは効果的であ
る。
【0029】上述した外気温による設定温度の補正は、
図2に示す湿度補正回路8で行われるが、図5に示した
例において例えば外気温0℃以下であれば、湿度計算回
路7で計算された湿度に5%を加算することにより、す
なわち実際の湿度に下駄を履かせることにより、設定湿
度を下げることと同じことになる。
図2に示す湿度補正回路8で行われるが、図5に示した
例において例えば外気温0℃以下であれば、湿度計算回
路7で計算された湿度に5%を加算することにより、す
なわち実際の湿度に下駄を履かせることにより、設定湿
度を下げることと同じことになる。
【0030】次に、設定湿度を上述したように高湿55
%というように決定するのでなく、人間の体感に応じて
湿度を変える方法について説明する。
%というように決定するのでなく、人間の体感に応じて
湿度を変える方法について説明する。
【0031】この方法は、例えば基準湿度Hsoを設定し
ておき、設定湿度として「もっと加湿(または強湿)」
という体感湿度を使用者から入力された場合には、前記
基準湿度Hsoに対して湿度を15%増やしたり、また
「少し加湿(または弱湿)」という体感湿度を入力され
た場合には、基準湿度Hsoに対して湿度を5%増やすと
いうように制御するものである。
ておき、設定湿度として「もっと加湿(または強湿)」
という体感湿度を使用者から入力された場合には、前記
基準湿度Hsoに対して湿度を15%増やしたり、また
「少し加湿(または弱湿)」という体感湿度を入力され
た場合には、基準湿度Hsoに対して湿度を5%増やすと
いうように制御するものである。
【0032】なお、前記基準湿度Hsoは、図7(a)に
示すように、加湿制御を行いながら、室内温度が設定温
度に近づいた時(例えば、室内温度が設定室内温度から
3度低い温度に達した時)の湿度として設定することが
できる。
示すように、加湿制御を行いながら、室内温度が設定温
度に近づいた時(例えば、室内温度が設定室内温度から
3度低い温度に達した時)の湿度として設定することが
できる。
【0033】図7(b)は、上述した体感湿度で設定さ
れる設定湿度を外気温に対して示している表である。体
感湿度による設定湿度として、高湿、標準、低湿が示さ
れているが、これらはそれぞれ「もっと加湿」、「普通
に加湿」、「少し加湿」等に対応するものであり、また
は外気温としては、0℃以下、0〜10℃、10℃以上
の3つの区分が示されている。そして、例えば外気温が
0℃以下の場合において、低湿では基準湿度Hsoに設定
し、標準では基準湿度Hso+5%に設定し、高湿では基
準湿度Hso+10%に設定している。また、外気温が0
℃〜10℃の場合においては、外気温に比例して、低
湿、中湿、高湿ではそれぞれ基準湿度Hsoに対して0〜
+5%,+5〜+10%,+10〜+15%に設定し、
また外気温が10℃以上の場合には、低湿、中湿、高湿
ではそれぞれ基準湿度Hsoに対して+5%,+10%,
+15%に設定している。
れる設定湿度を外気温に対して示している表である。体
感湿度による設定湿度として、高湿、標準、低湿が示さ
れているが、これらはそれぞれ「もっと加湿」、「普通
に加湿」、「少し加湿」等に対応するものであり、また
は外気温としては、0℃以下、0〜10℃、10℃以上
の3つの区分が示されている。そして、例えば外気温が
0℃以下の場合において、低湿では基準湿度Hsoに設定
し、標準では基準湿度Hso+5%に設定し、高湿では基
準湿度Hso+10%に設定している。また、外気温が0
℃〜10℃の場合においては、外気温に比例して、低
湿、中湿、高湿ではそれぞれ基準湿度Hsoに対して0〜
+5%,+5〜+10%,+10〜+15%に設定し、
また外気温が10℃以上の場合には、低湿、中湿、高湿
ではそれぞれ基準湿度Hsoに対して+5%,+10%,
+15%に設定している。
【0034】ところで、現在の湿度センサは、一般に1
年に1%程度の経年変化がある場合があるので、例えば
10年も経つと、10%位精度が悪くなるおそれがある
が、上述したように基準湿度Hsoを設定し、これに対し
てもっと加湿とか少し加湿等のように相対的な変化量で
湿度を可変制御することにより、経年変化を有する湿度
センサでも十分に使用することができるようになる。
年に1%程度の経年変化がある場合があるので、例えば
10年も経つと、10%位精度が悪くなるおそれがある
が、上述したように基準湿度Hsoを設定し、これに対し
てもっと加湿とか少し加湿等のように相対的な変化量で
湿度を可変制御することにより、経年変化を有する湿度
センサでも十分に使用することができるようになる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加湿制御開始時には室内湿度に関わらず加湿量の多い加
湿制御を所定時間行い、該加湿制御に続いて加湿量の少
ない加湿制御を室内温度が所望の設定温度に近づくまで
行い、以降は室内の湿度が所望の設定湿度に等しくなる
ように加湿手段を制御するので、早く設定湿度および温
度に達することができる。
加湿制御開始時には室内湿度に関わらず加湿量の多い加
湿制御を所定時間行い、該加湿制御に続いて加湿量の少
ない加湿制御を室内温度が所望の設定温度に近づくまで
行い、以降は室内の湿度が所望の設定湿度に等しくなる
ように加湿手段を制御するので、早く設定湿度および温
度に達することができる。
【0036】また、本発明によれば、外気温度検知手段
で検知した外気温度が所定温度以下の場合、室内の湿度
を所望の設定湿度より低下させるように加湿手段を制御
するので、例えば窓や壁への結露を防止し、居住空間を
快適な湿度および温度環境にすることができる。
で検知した外気温度が所定温度以下の場合、室内の湿度
を所望の設定湿度より低下させるように加湿手段を制御
するので、例えば窓や壁への結露を防止し、居住空間を
快適な湿度および温度環境にすることができる。
【0037】更に、本発明によれば、入力手段によって
少し加湿、もっと加湿を含む相対的体感湿度情報を入力
し、この相対的体感湿度情報および湿度検知手段で検知
した室内の湿度に基づいて加湿手段を制御するので、使
用者の体感に合った湿度を適確かつ簡単に設定すること
ができる。
少し加湿、もっと加湿を含む相対的体感湿度情報を入力
し、この相対的体感湿度情報および湿度検知手段で検知
した室内の湿度に基づいて加湿手段を制御するので、使
用者の体感に合った湿度を適確かつ簡単に設定すること
ができる。
【図1】本発明の一実施例に係わる暖房加湿制御装置の
全体構成図である。
全体構成図である。
【図2】図1に示す暖房加湿制御装置の更に詳細な回路
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示す暖房加湿制御装置の全体的加湿動作
を時間変化に対して示す図である。
を時間変化に対して示す図である。
【図4】縦軸に設定湿度に対する室内湿度の差を示し、
横軸に室内湿度に対する湿度制御を示す図である。
横軸に室内湿度に対する湿度制御を示す図である。
【図5】窓や壁等への結露を防止するために外気温によ
って設定湿度を補正する方法を示す表である。
って設定湿度を補正する方法を示す表である。
【図6】図5と同様な外気温による設定湿度の補正方法
を示す表であり、0℃以上の部分を0℃〜10℃と10
℃の2つの部分に分割している。
を示す表であり、0℃以上の部分を0℃〜10℃と10
℃の2つの部分に分割している。
【図7】基準湿度の設定方法を示すとともに、体感湿度
で設定される設定湿度を外気温に対して示している表で
ある。
で設定される設定湿度を外気温に対して示している表で
ある。
1 室内機 2 温度センサ 3 湿度センサ 4 リモコン 5 加湿器 6 外気温センサ
Claims (3)
- 【請求項1】 室内の湿度を検知する湿度検知手段と、
室内の温度を検知する室内温度検知手段と、室内の湿度
を増加すべく湿度を発生する加湿手段と、加湿制御開始
時には室内湿度に関わらず加湿量の多い加湿制御を所定
時間行い、該加湿制御に続いて加湿量の少ない加湿制御
を前記室内温度検知手段で検知した室内温度が所望の設
定湿度に近づくまで行い、以降は前記湿度検知手段で検
知した室内の湿度が所望の設定湿度に等しくなるように
前記加湿手段を制御する制御手段とを有することを特徴
とする暖房加湿制御装置。 - 【請求項2】 外気温度を検知する外気温度検知手段
と、室内の湿度を増加すべく湿度を発生する加湿手段
と、前記外気温度検知手段で検知した外気温度が所定温
度以下の場合、室内の湿度を所望の設定湿度より低下さ
せるように前記加湿手段を制御する制御手段とを有する
ことを特徴とする暖房加湿制御装置。 - 【請求項3】 室内の湿度を検知する湿度検知手段と、
少し加湿、もっと加湿を含む相対的体感湿度情報を入力
する入力手段と、室内の湿度を増加すべく湿度を発生す
る加湿手段と、前記入力手段によって入力された相対的
体感湿度情報および前記湿度検知手段で検知した室内の
湿度に基づいて前記加湿手段を制御する制御手段とを有
することを特徴とする暖房加湿制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4198751A JPH0642798A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 暖房加湿制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4198751A JPH0642798A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 暖房加湿制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642798A true JPH0642798A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16396361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4198751A Pending JPH0642798A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 暖房加湿制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642798A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000046383A (ja) | 1998-07-29 | 2000-02-18 | Sharp Corp | 加湿器 |
JP2004177000A (ja) * | 2002-11-27 | 2004-06-24 | Sharp Corp | 加湿装置 |
CN102954560A (zh) * | 2012-11-13 | 2013-03-06 | 高韵怡 | 一种加湿型空气净化器的叶轮控制方法 |
JP2014070882A (ja) * | 2012-10-02 | 2014-04-21 | Sharp Corp | 空気調和機および空調システム |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP4198751A patent/JPH0642798A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000046383A (ja) | 1998-07-29 | 2000-02-18 | Sharp Corp | 加湿器 |
JP2004177000A (ja) * | 2002-11-27 | 2004-06-24 | Sharp Corp | 加湿装置 |
JP2014070882A (ja) * | 2012-10-02 | 2014-04-21 | Sharp Corp | 空気調和機および空調システム |
CN102954560A (zh) * | 2012-11-13 | 2013-03-06 | 高韵怡 | 一种加湿型空气净化器的叶轮控制方法 |
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