JP7025662B2 - 制御システム - Google Patents
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Description
図1に示すように、本開示の一実施形態に係る制御システム1は、加湿、除湿、及びサーキュレーションの少なくとも1つの機能を持つ機器(本実施形態では空気清浄機20a、20b)と、空気調和機10a、10bとの連動制御を有する。本実施形態の制御システム1は、空気調和機10a、10bと、空気清浄機20a、20bと、を備えている。なお、図1では、2台の空気調和機10a、10bと2台の空気清浄機20a、20bを示しているが、台数に制限はない。
(2-1)空気調和機
空気調和機10a、10bは、室内に設置される室内機と、室外に設置される室外機と、を備えている。ここでは、空気調和機10a、10bの室内機は、壁掛型の装置である。本実施形態の空気調和機10a、10bは、冷房運転、除湿運転及び暖房運転が実施される。そして、空気調和機10a、10bは、加湿機能を有していない。このため、空気調和機10a、10bは、加湿を伴わない暖房運転(以下、「暖房運転」とも言う)を行うことは可能であるが、加湿を伴う暖房運転(以下、「加湿暖房運転」とも言う)及び加湿運転を行うことはできない。
空気清浄機20a、20bは、室内に設置される。ここでは、空気清浄機20a、20bは、床置型の装置である。空気清浄機20a、20bは、室内の空気から粉塵を除去する。
連動制御は、空気調和機10a、10bの運転に連動させて、空気清浄機20a、20bの運転を制御する。ユーザーは、空気調和機10a、10bの運転に連動する空気清浄機20a、20bを任意に選択できる。ここでは、空気調和機10aと空気清浄機20aとが同じ部屋に配置されており、空気調和機10aの運転に空気清浄機20aが連動する。空気調和機10aは部屋の上方に配置され、空気清浄機20aは空気調和機10aと反対側の下方に配置されている。
端末装置30は、空気調和機10a、10b及び空気清浄機20a、20bと別体であり、空気調和機10a、10b及び空気清浄機20a、20bと互いに通信可能である。端末装置30は、ユーザーが使用するものであり、例えば、スマートフォン、タブレット端末などである。
図1~図4を参照して、本実施形態の制御方法を説明する。制御方法は、上述した制御システム1を用いて行う。
図2に示すように、空気調和機10aが、停止または暖房運転以外の運転から暖房運転に切り換わる、または、停止または冷房運転以外の運転から冷房運転に切り換わる(ステップS1)と、空気調和機10aの無線制御部12aは、空気清浄機20aに温度ムラの解消をアシストする運転に移行するように要求する。この要求に基づいて、空気調和機10aの通信部13aは、ルータ5を介して、空気清浄機20aの通信部23aに室温アシスト連動運転の要求を送る。
図3に示すように、空気調和機10aが、停止または暖房運転以外の運転から、暖房運転に切り換わる(ステップS21)と、室内の湿度を上げる速度を高めるために、空気調和機10aの無線制御部12aは、空気清浄機20aに加湿をアシストする運転に移行するように要求する。
図4に示すように、空気調和機10aが、停止または除湿運転以外の運転から、除湿運転に切り換わる(ステップS41)と、室内の湿度を下げる速度を高めるために、空気調和機10aの無線制御部12aは、空気清浄機20aに除湿をアシストする運転に移行するように要求する。
本実施形態の制御システム1では、連動制御の要求があるときに、空気清浄機20a、20bが第1の種類の運転を行っている場合には連動運転に移行せず、空気清浄機20a、20bが第2の種類の運転を行っている場合には連動運転に移行する。このため、空気清浄機20a、20bが第1の種類の運転を行っている場合には、第1の種類の運転は中断されない。
(5-1)変形例A
上述した実施形態では、加湿機能を有していない空気調和機10aを用いる制御システムを例に挙げて説明した。本変形例の制御システムは、空気調和機10aの代わりに、加湿機能を有する空気調和機を用いる。空気調和機は、加湿を伴わない暖房運転、加湿を伴う暖房運転、及び加湿運転を行うことができる。本変形例の空気調和機は、湿度センサをさらに含む。
上述した実施形態では、冷房運転、除湿運転及び暖房運転が可能な空気調和機を用いる制御システムを例に挙げて説明した。本開示の制御システムは、冷房運転、除湿運転及び暖房運転の少なくとも1つの機能を有していれば、特に限定されない。本変形例の制御システムは、冷房運転のみが可能な空気調和機を用いる。
上述した実施形態の制御システム1は、1つの空気調和機10aと1つの空気清浄機20aとが連動する連動制御を有するが、1または複数の空気調和機と、1または複数の空気清浄機とが連動する連動制御を有してもよい。本変形例の制御システムは、1つの空気調和機と複数の空気清浄機とが連動する連動する連動制御を有する。
上述した実施形態及び変形例の特徴を適宜組み合わせることができる。本変形例では、連動制御は、空気清浄機20a、20bが空気調和機10a、10bの温度ムラを解消する運転と、空気調和機10a、10bの加湿をアシストする運転とを同時に行うように制御する。空気調和機10a、10bが暖房運転を開始したときに、空気清浄機20a、20bが第1の種類の運転を行っている場合には連動運転に移行しない。空気調和機10a、10bが暖房運転を開始したときに、空気清浄機20a、20bが第2の種類の運転を行っている場合には、空気清浄機20a、20bが空気調和機10a、10bの温度ムラを解消する運転と、空気調和機10a、10bの加湿をアシストする運転とに移行する。
上述した実施形態では、加湿、除湿、及びサーキュレーションの少なくとも1つの機能を持つ機器として空気清浄機を例に挙げて説明した。本開示の機器は、空気清浄機に限定されるものではない。
上述した実施形態では、空気調和機10a、10b及び空気清浄機20a、20bは、無線通信回線を介してルータ5と通信している。本変形例では、無線通信回線を採用せずに、赤外線を用いている。
5 :ルータ
8 :サーバ
10a,10b :空気調和機
11a,11b,21a,22b :本体制御部
12a,12b,22a,22b :無線制御部
13a,13b,23a,23b,31 :通信部
20a,20b :空気清浄機
Claims (9)
- 加湿、除湿、及びサーキュレーションの少なくとも1つの機能を持つ機器(20a)と、空気調和機(10a)との連動制御を有する制御システムであって、
前記機器は、第1の種類の運転と、前記第1の種類と異なる第2の種類の運転とを選択的に行い、
前記空気調和機の冷房、暖房または除湿運転に基づく連動制御の要求があるときに、前記機器が前記第1の種類の運転を行っている場合には前記第1の種類の運転を続行し、前記機器が前記第2の種類の運転を行っている場合には前記空気調和機の冷房、暖房または除湿運転に応じた当該空気調和機との連動運転に移行する、制御システム(1)。 - 前記第1の種類の運転は、所定時間以上継続して行うように設定されている運転である、請求項1に記載の制御システム。
- 前記第1の種類の運転は、室内の衣類を乾燥させる衣類乾燥運転を含む、請求項2に記載の制御システム。
- 前記第1の種類の運転は、加湿後に除湿を行うことにより、室内を脱臭する脱臭運転を含む、請求項2または3に記載の制御システム。
- 前記連動制御の要求があるときに、前記機器が前記第1の種類の運転を行っている場合には、前記第1の種類の運転の終了後に、前記連動運転に移行する、請求項2~4のいずれか1項に記載の制御システム。
- 前記連動運転は、前記機器が前記空気調和機の加湿をアシストする運転を含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の制御システム。
- 前記連動運転は、前記機器が前記空気調和機の除湿をアシストする運転を含む、請求項1~6のいずれか1項に記載の制御システム。
- 前記連動運転は、前記空気調和機が冷房または暖房運転の開始時に、前記機器が室内の温度ムラの解消をアシストする運転を含む、請求項1~7のいずれか1項に記載の制御システム。
- 前記連動運転は、前記空気調和機の冷房、暖房または除湿運転に応じた異なる運転である、請求項1~7のいずれか1項に記載の制御システム。
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