JP2019039570A - 空気清浄システム - Google Patents
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Abstract
【課題】空気清浄機の遠隔操作による弊害を低減するための技術を提供する。【解決手段】空気清浄機200と、空気清浄機200を制御するためのサーバ100と、サーバ100を介して空気清浄機299を遠隔制御するための端末300と、を備える空気清浄システム1が提供される。空気清浄機200の状態に応じて、端末300から空気清浄機200に対して可能な遠隔操作の種類が異なる。【選択図】図1
Description
本発明は、空気清浄機の技術に関し、特に端末から空気清浄機を遠隔操作するための技術に関する。
従来から、空気清浄機を遠隔制御するための技術が知られている。たとえば、特開2017−18381号公報(特許文献1)には、清浄システムが開示されている。特許文献1によると、清浄システムには、空気清浄機と掃除機とを含む。掃除機稼働状態検出部は掃除機の稼働状態を検出し、塵埃センサが空気中に含まれる浮遊粒子の量を検出する。空気清浄機は、掃除機稼働状態検出部が検出した掃除機の稼働状態と、塵埃センサの検出する浮遊粒子の量とに基づいて、掃除機が稼働している部屋と、空気清浄機が設置されている部屋とが同じであるかどうかを判断し、同じであると判断すると、空気清浄能力を高める。
本発明の目的は、空気清浄機の遠隔操作による弊害を低減するための技術を提供することにある。
この発明のある態様に従うと、空気清浄機と、空気清浄機を制御するためのサーバと、サーバを介して空気清浄機を遠隔制御するための端末と、を備える空気清浄システムが提供される。空気清浄機の状態に応じて、端末から空気清浄機に対して可能な遠隔操作の種類が異なる。
以上のように、本発明によれば、空気清浄機の遠隔操作による弊害を低減することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
<空気清浄システム1の全体構成と動作概要>
<第1の実施の形態>
<空気清浄システム1の全体構成と動作概要>
まず、図1(B)を参照して、本実施の形態にかかる空気清浄システム1の全体構成について説明する。本実施の形態にかかる空気清浄システム1は、主に、サーバ100と、インターネットやルータなどを介してサーバ100に接続可能な空気清浄機200と、インターネットやルータなどを介してサーバ100に接続可能なスマートフォン300などの通信端末などを含む。
本実施の形態においては、スマートフォン300が、空気清浄機200などの家電を制御するためのアプリケーションプログラムを取得する。また本実施の形態においては、通信端末の例としてスマートフォン300を用いて説明を行うが、通信端末はスマートフォン300には限られず、タブレット、ゲーム機、パーソナルコンピュータなどであってもよい。
次に、図1(A)〜(D)を参照して、本実施の形態にかかる空気清浄システム1の動作概要について説明する。まず、図1(A)に示すように、空気清浄機200が運転OFFの状態において、ユーザが空気清浄機200に直接的に運転ON命令を入力すると、空気清浄機200が運転を開始する。
図1(B)に示すように、空気清浄機200が運転OFFの状態において、ユーザが、スマートフォン300の空気清浄機を遠隔制御するための家電制御アプリケーションプログラムに空気清浄機200の運転ON命令を入力すると、当該アプリケーションプログラムはサーバ100に空気清浄機200の運転ON命令を送信する。本実施の形態においては、サーバ100は、運転ON命令を空気清浄機200に送信する。サーバ100は、空気清浄機200からの運転ONが成功した旨の情報を受けると、スマートフォン300に運転が開始された旨の情報を送信する。
図1(C)に示すように、空気清浄機200が運転OFFの状態において、ユーザが空気清浄機200に直接的におまかせ運転ON命令を入力すると、空気清浄機200がおまかせ運転を開始する。
図1(D)に示すように、空気清浄機200が運転OFFの状態において、ユーザが、家電制御アプリケーションプログラムに空気清浄機200のおまかせ運転ON命令を入力すると、当該アプリケーションプログラムはサーバ100に空気清浄機200のおまかせ運転ON命令を送信する。本実施の形態においては、遠隔からのおまかせ運転ON命令が許可されていないため、サーバ100は、おまかせ運転の開始の遠隔操作が許可されなかった旨の情報をスマートフォン300に送信する。スマートフォン300は、図2に示すように、おまかせ運転の開始の遠隔操作が許可されなかった旨の情報をディスプレイに表示する。
このように、本実施の形態においては、空気清浄機200への直接的な命令の場合に許可される命令のうちの一部が、空気清浄機200への遠隔操作の場合には許可されない。たとえば、風量が大きくなったり動作音声が大きくなったり、空気清浄機200の近傍の人間が不快に感じる可能性がある操作命令は、遠隔からは受け付けない。以下、このような機能を実現するための空気清浄システム1の具体的な構成について詳述する。
<サーバ100のハードウェア構成>
<サーバ100のハードウェア構成>
図3を参照して、本実施の形態にかかる空気清浄システム1を構成するサーバ100のハードウェア構成の一態様について説明する。サーバ100は、主たる構成要素として、CPU(Central Processing Unit)110と、メモリ120と、ディスプレイ130と、操作部140と、時計150と、通信インターフェイス160とを含む。
CPU110は、メモリ120に記憶されているプログラムを実行することによって、サーバ100の各部を制御する。たとえば、CPU110は、メモリ120に格納されているプログラムを実行し、各種のデータを参照することによって、後述する各種の処理を実行する。
メモリ120は、各種のRAM(Random Access Memory)、各種のROM(Read-Only Memory)などによって実現され、サーバ100に内包されているものであってもよいし、サーバ100の各種インターフェイスに着脱可能なものであってもよいし、サーバ100からアクセス可能な他の装置の記録媒体であってもよい。メモリ120は、CPU110によって実行されるプログラムや、CPU110によるプログラムの実行により生成されたデータ、入力されたデータ、制御命令データ121、空気清浄機管理データ122、その他の本実施の形態にかかる家電管理サービスに利用されるデータベースなどを記憶する。なお、本実施の形態においては、これらのデータベースなどの情報がサーバ100に格納されているが、それらの情報はサーバ100がアクセス可能な他の装置に格納されてもよい。
図4は、本実施の形態にかかる制御命令データ121を示すイメージ図である。図4を参照して、本実施の形態にかかる制御命令データ121は、運転モード毎に、主に、運転モードNo.と、運転モードの名称と、遠隔操作の可否などの対応関係を含む。なお、「風量 自動」とは一般的な自動運転であり、「お休み運転」は「風量 弱」よりも静かな運転であり、「おまかせ運転」は「風量 自動」よりも強力な自動運転であり、「パワフル運転」は「風量 強」よりも強力な運転であり、「効果実感運転」は短時間で空気清浄の効果を出すためにスタートからしばらく強力な運転を行うものである。
本実施の形態においては、風量が大きくなったり、動作音声が大きくなったり、空気清浄機200の近傍の人間が不快に感じる可能性がある操作に関しては、遠隔操作では受け付けられないように設計されている。
より詳細には、本実施の形態においては、空気清浄機200が運転ON時において、直接的な操作によって、おやすみ運転やおまかせ運転やパワフル運転や効果実感運転を実行できる。そして、空気清浄機200が運転OFF時においても、直接的な操作では、おやすみ運転やおまかせ運転によって空気清浄機200の運転自体をONすることができる。一方、空気清浄機200が運転ON時においては、遠隔からの、おやすみ運転やおまかせ運転の命令は受け付けられる。しかしながら、空気清浄機200が運転OFF時においては、遠隔からのおまかせ運転命令によって空気清浄機200の運転自体をONにすることはできない。
図5は、本実施の形態にかかる空気清浄機管理データ122を示すイメージ図である。図5を参照して、本実施の形態にかかる空気清浄機管理データ122は、空気清浄機200毎に、主に、空気清浄機200のIDと、空気清浄機200のユーザの名と、空気清浄機200を遠隔制御可能なスマートフォン300などの通信端末のIDなどの対応関係を含む。
図3に戻って、ディスプレイ130は、CPU110からの信号に基づいて、テキストや画像を表示する。操作部140は、サービスの管理者などの命令を受け付けて、当該命令をCPU110に入力する。
時計150は、現在時刻をCPU110に入力したり、指定されたタイミングからの経過時間を計測したりする。
通信インターフェイス160は、CPU110からのデータを、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して、空気清浄機200やスマートフォン300などの他の装置に送信する。逆に、通信インターフェイス160は、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して空気清浄機200やスマートフォン300などの他の装置からのデータを受信して、CPU110に受け渡す。
<サーバ100における情報処理>
<サーバ100における情報処理>
次に、図6を参照しながら、本実施の形態にかかるサーバ100における情報処理について説明する。サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、スマートフォン300からデータを受信すると以下の処理を実行する。
CPU110は、受信したデータからスマートフォン300などの通信端末のIDを取り出す(ステップS112)。CPU110は、空気清浄機管理データ122を参照して、スマートフォン300の制御対象の空気清浄機200を特定する(ステップS114)。CPU110は、受信したデータから、空気清浄機200に対する命令を特定する(ステップS116)。
CPU110は、制御命令データ121を参照して、受け付けた命令が遠隔操作として許可されているか否かを判断する(ステップS122)。受け付けた命令が遠隔操作として許可されている場合(ステップS122にてYESである場合)、CPU110は、通信インターフェイス160を介して、制御対象の空気清浄機200に当該命令を送信する(ステップS124)。この場合は、空気清浄機200からの返信に基づいて、スマートフォン300に制御命令が空気清浄機200に無事に実行された旨を表示させることが好ましい。
一方、受け付けた命令が遠隔操作として許可されていない場合(ステップS122にてNOである場合)、CPU110は、通信インターフェイス160を介して、スマートフォン300に遠隔操作では実行不可能である旨の情報をスマートフォン300に送信する(ステップS124)。この場合は、スマートフォン300は、図2に示すように、入力された命令が遠隔操作では実行不可能である旨を出力する。
<空気清浄機200のハードウェア構成>
<空気清浄機200のハードウェア構成>
図7を参照して、空気清浄システム1を構成する空気清浄機200のハードウェア構成の一態様について説明する。本実施の形態にかかる空気清浄機200は、主たる構成要素として、CPU210と、メモリ220と、ディスプレイ230、操作部240と、時計(タイマ)250と、通信インターフェイス260と、各種センサ270と、赤外線受光部280と、機器駆動部290とを含む。
CPU210は、メモリ220あるいは外部の記憶媒体に記憶されているプログラムを実行することによって、空気清浄機200の各部を制御する。
メモリ220は、各種のRAM、各種のROMなどによって実現され、空気清浄機200に内包されているものであってもよいし、空気清浄機200の各種インターフェイスに着脱可能なものであってもよいし、空気清浄機200からアクセス可能な他の装置の記録媒体であってもよい。メモリ220は、CPU210によって実行されるプログラムや、CPU210によるプログラムの実行により生成されたデータ、操作部240を介して入力されたデータ、リモコンから受信したデータ、ルータやインターネットを介してサーバ100から受信したデータなどを記憶する。
ディスプレイ230は、CPU210からの信号に基づいて、文字や画像などを出力する。なお、ディスプレイ230は、単にライトであってもよい。
操作部240は、ボタン、タッチパネルなどによって実現され、ユーザからの命令を受け付けて、当該命令をCPU210に入力する。なお、ディスプレイ230と操作部240とは、タッチパネルを構成してもよい。
時計250は、現在時刻をCPU210に入力したり、指定されたタイミングからの経過時間を計測したりする。
通信インターフェイス260は、無線LANまたは有線LANなどの通信モジュールによって実現される。通信インターフェイス260は、有線通信あるいは無線通信によって他の装置との間でデータをやり取りする。すなわち、CPU210は、通信インターフェイス260を介して、サーバ100などの他の装置から各種の情報を受信したり、当該他の装置に各種の情報を送信したりする。
各種センサ270は、たとえば、人感センサや温度センサや湿度センサや照度センサなどである。
赤外線受光部280は、リモコンなどからの赤外線信号を検知して、CPU210に受信信号を入力する。たとえば、CPU210は、赤外線受光部280を介して、リモコンから電源ON/OFF命令、その他の制御命令や各種データなどを受け付ける。
機器駆動部290は、CPU210からの信号に基づいて、電気機器の各部(モータやヒータなど)を制御する。たとえば、本実施の形態においては、CPU210は、操作部240を介して、あるいは通信インターフェイス260を介してサーバ100から、各種モードや風量や風向きやイオン発生などに関する命令を受け付けて、当該命令に基づいて機器駆動部290を制御する。
<スマートフォン300などの通信端末のハードウェア構成>
<スマートフォン300などの通信端末のハードウェア構成>
図8を参照して、本実施の形態にかかるスマートフォン300などの通信端末のハードウェア構成の一態様について説明する。スマートフォン300は、主たる構成要素として、CPU310と、メモリ320と、ディスプレイ330と、操作部340と、時計350と、通信インターフェイス360とを含む。
CPU310は、メモリ320に記憶されているプログラムを実行することによって、スマートフォン300の各部を制御する。たとえば、CPU310は、メモリ320に格納されているプログラムを実行し、各種のデータを参照することによって、後述する各種の処理を実行する。
メモリ320は、各種のRAMや各種のROMなどによって実現され、スマートフォン300に内包されているものであってもよいし、スマートフォン300の各種インターフェイスに着脱可能なものであってもよいし、スマートフォン300からアクセス可能な他の装置の記録媒体であってもよい。メモリ320は、CPU310によって実行される各種プログラム、たとえば家電制御アプリケーションプログラムや、CPU310によるプログラムの実行により生成されたデータ、操作部340から入力されたデータ、その他の本実施の形態にかかる家電管理サービスに利用されるデータなどを記憶する。
ディスプレイ330は、CPU310からの信号に基づいて、テキストや画像を表示する。操作部340は、ユーザなどの命令を受け付けて、当該命令をCPU310に入力する。ディスプレイ330と操作部340は、タッチパネルを構成してもよい。
時計350は、現在時刻をCPU310に入力したり、指定されたタイミングからの経過時間を計測したりする。
通信インターフェイス360は、CPU310からのデータを、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して、サーバ100や空気清浄機200などの他の装置に送信する。逆に、通信インターフェイス360は、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して当該他の装置からのデータを受信して、CPU310に受け渡す。たとえば、CPU310は、空気清浄機制御アプリケーションプログラムに基づいて、通信インターフェイス360を介してサーバ100から受信したデータに基づいてディスプレイ330に遠隔操作命令を受け付けるための画面を表示させたり、操作部340を介してユーザから受け付けた指示を通信インターフェイス360を介してサーバ100に送信したり、通信インターフェイス360を介してサーバ100から受信したデータに基づいてディスプレイ330に図2に示すような画像やテキストを表示したりする。
<第2の実施の形態>
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態においては、直接的な操作か遠隔からの操作かによって、また空気清浄機200のON時とOFF時によって、受け付けられる操作の種類が決められていた。本実施の形態においては、さらに、空気清浄機200の警告状態によって、遠隔から受け付けられる操作命令の種類が決められるものである。
図9(A)〜(D)を参照して、本実施の形態にかかる空気清浄システム1の動作概要について説明する。まず、図9(A)に示すように、空気清浄機200が警告を発しているときに、ユーザが空気清浄機200に直接的に運転OFF命令を入力すると、空気清浄機200が運転を停止する。
図9(B)に示すように、ユーザが、スマートフォン300の空気清浄機を遠隔制御するためのアプリケーションプログラムに空気清浄機200の運転OFF命令を入力すると、当該アプリケーションプログラムはサーバ100に空気清浄機200の運転OFF命令を送信する。サーバ100は、空気清浄機200が警告を発しているときでも、運転OFF命令は空気清浄機200に送信する。本実施の形態においては、サーバ100は、空気清浄機200からの運転OFFの情報を受けると、スマートフォン300に運転が停止された旨の情報を送信する。
図9(C)に示すように、空気清浄機200が警告を発しているときに、ユーザが空気清浄機200に直接的に風量の変更命令を入力すると、空気清浄機200が当該命令に基づいて風量を変更する。
図9(D)に示すように、ユーザが、スマートフォン300の空気清浄機を遠隔制御するためのアプリケーションプログラムに空気清浄機200に対する風量の変更命令を入力すると、当該アプリケーションプログラムはサーバ100に空気清浄機200に対する風量の変更命令を送信する。本実施の形態においては、空気清浄機200が警告を発しているときの遠隔からの風量の変更命令が許可されていないため、サーバ100は、風量の変更の遠隔操作が許可されなかった旨の情報をスマートフォン300に送信する。スマートフォン300は、図10に示すように、風量の変更の遠隔操作が許可されなかった旨の情報をディスプレイに表示する。
より詳細には、本実施の形態においては、図11に示すように、警告毎に、空気清浄機200に対する遠隔操作が受け付けられない命令が規定される。
そして、図12を参照して、本実施の形態にかかる制御命令データ121Bは、運転モード毎に、主に、運転モードNo.と、運転モードの名称と、警告の種類毎の遠隔操作の可否などの対応関係を含む。
また、図13を参照して、本実施の形態にかかる空気清浄機管理データ122Bは、空気清浄機200毎に、主に、空気清浄機200のIDと、空気清浄機200のユーザの名と、空気清浄機200を遠隔制御可能なスマートフォン300などの通信端末のIDと、空気清浄機200が発令中の警告の種類などの対応関係を含む。
次に、図14を参照しながら、本実施の形態にかかるサーバ100における情報処理について説明する。サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、スマートフォン300からデータを受信すると、以下の処理を実行する。なお、ステップS116までの処理は、第1の実施の形態のそれらと同様であるため、ここではそれらの説明を繰り返さない。
ステップS116の後、本実施の形態においては、CPU110は、空気清浄機管理データ122Bを参照して、制御対象の空気清浄機200が発令中の警告を特定する(ステップS118)。
CPU110は、制御命令データ121Bを参照して、制御対象の空気清浄機200が発令中の警告に基づいて、今回スマートフォン300から受け付けた命令が遠隔操作として許可されているか否かを判断する(ステップS122B)。ステップS122B以降の処理は、第1の実施の形態のステップS122以降の処理と同様であるため、ここではそれらの説明を繰り返さない。
<第3の実施の形態>
<第3の実施の形態>
本実施の形態においては、さらに、空気清浄機200の各種のセンサによって測定される空気清浄機200の状況に基づいて、遠隔から受け付けられる操作命令の種類が決められるものである。
図15(A)〜(D)を参照して、本実施の形態にかかる空気清浄システム1の動作概要について説明する。まず、図15(A)に示すように、空気清浄機200の周囲が暗くても、空気清浄機200の周囲に人がいても、空気清浄機200の周囲の温度が低くても、空気清浄機200の周囲の湿度が低くても、ユーザが空気清浄機200に直接的に運転OFF命令を入力すると、空気清浄機200が運転を停止する。
図15(B)に示すように、ユーザが、スマートフォン300の空気清浄機を遠隔制御するためのアプリケーションプログラムに空気清浄機200の運転OFF命令を入力すると、当該アプリケーションプログラムはサーバ100に空気清浄機200の運転OFF命令を送信する。サーバ100は、空気清浄機200の周囲が暗くても、空気清浄機200の周囲に人がいても、空気清浄機200の周囲の温度が低くても、空気清浄機200の周囲の湿度が低くても、運転OFF命令を空気清浄機200に送信する。本実施の形態においては、サーバ100は、空気清浄機200からの運転OFFの情報を受けると、スマートフォン300に運転が停止された旨の情報を送信する。
図9(C)に示すように、空気清浄機200の周囲が暗くても、空気清浄機200の周囲に人がいても、空気清浄機200の周囲の温度が低くても、空気清浄機200の周囲の湿度が低くても、ユーザが空気清浄機200に直接的に風量の変更命令を入力すると、空気清浄機200が当該命令に基づいて風量を変更する。
図9(D)に示すように、ユーザが、スマートフォン300の空気清浄機を遠隔制御するためのアプリケーションプログラムに空気清浄機200に対する風量の変更命令を入力すると、当該アプリケーションプログラムはサーバ100に空気清浄機200に対する風量の変更命令を送信する。本実施の形態においては、空気清浄機200の周囲が暗い場合や、空気清浄機200の周囲に人がいる場合や、空気清浄機200の周囲の温度が低すぎた場合や、空気清浄機200の周囲の湿度が低すぎたりした場合は、遠隔からの風量の変更命令が許可されていない。そのためサーバ100は、空気清浄機200からのデータに基づいて、このような条件に合致した場合には、風量の変更の遠隔操作が許可されなかった旨の情報とその原因を示す情報とをスマートフォン300に送信する。スマートフォン300は、図16〜図19に示すように、風量の変更の遠隔操作が許可されなかった旨の情報とその原因とをディスプレイに表示する。
より詳細には、図3に戻って、照明センサとしてのセンサ270は、CPU210からの信号に基づいて、空気清浄機200の周囲の明るさを検知して、検知結果をCPU210に入力する。本実施の形態においては、CPU210は、サーバ100からの要求に応じて、センサ270から空気清浄機200の周囲の明るさを示すデータを取得し、通信インターフェイス260を介して当該データをサーバ100に送信する。
あるいは、人感センサとしてのセンサ270は、CPU210からの信号に基づいて、空気清浄機200の周囲の人を検知して、検知結果をCPU210に入力する。本実施の形態においては、CPU210は、サーバ100からの要求に応じて、センサ270から空気清浄機200の周囲の人の有無を示すデータを取得し、通信インターフェイス260を介して当該データをサーバ100に送信する。
あるいは、温度センサとしてのセンサ270は、CPU210からの信号に基づいて、空気清浄機200の周囲の温度を検知して、検知結果をCPU210に入力する。本実施の形態においては、CPU210は、サーバ100からの要求に応じて、センサ270から空気清浄機200の周囲の温度を示すデータを取得し、通信インターフェイス260を介して当該データをサーバ100に送信する。
あるいは、湿度センサとしてのセンサ270は、CPU210からの信号に基づいて、空気清浄機200の周囲の湿度を検知して、検知結果をCPU210に入力する。本実施の形態においては、CPU210は、サーバ100からの要求に応じて、センサ270から空気清浄機200の周囲の湿度を示すデータを取得し、通信インターフェイス260を介して当該データをサーバ100に送信する。
本実施の形態においては、図20に示すように、各種センサによる測定結果毎に、空気清浄機200に対する遠隔操作が可能な命令や不可能な命令が規定される。
次に、図21を参照しながら、本実施の形態にかかるサーバ100における情報処理について説明する。サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して、スマートフォン300からデータを受信すると、以下の処理を実行する。なお、ステップS116までの処理は、第1の実施の形態のそれらと同様であるため、ここではそれらの説明を繰り返さない。
ステップS116の後、本実施の形態においては、CPU110は、空気清浄機管理データ122Bを参照して、制御対象の空気清浄機200が発令中の警告を特定する(ステップS118)。CPU110は、通信インターフェイス160を介して、空気清浄機200に各種センサによる測定結果を要求する(ステップS119)
CPU110は、制御対象の空気清浄機200が発令中の警告や空気清浄機200の測定結果に基づいて、今回スマートフォン300から受け付けた命令が遠隔操作として許可されているか否かを判断する(ステップS122C)。ステップS122C以降の処理は、第1の実施の形態のステップS122以降の処理と同様であるため、ここではそれらの説明を繰り返さない。
<第4の実施の形態>
<第4の実施の形態>
本実施の形態においては、さらに、現在時刻にも基づいて、遠隔から受け付けられる操作命令の種類が決められるものである。たとえば、図22に示すように、22時から6時までの間は、空気清浄機200の風量や運転音を大きくするための遠隔操作が受け付けられないように設計されてもよい。
本実施の形態においては、図23に示すように、現在の時間帯毎に、空気清浄機200に対する遠隔操作が可能な命令や不可能な命令が規定される。
そして、図24を参照しながら、本実施の形態にかかるサーバ100のCPU110は、ステップS119の後に、時計150から現在時刻を取得する(ステップS120)。CPU110は、制御対象の空気清浄機200が発令中の警告や空気清浄機200の測定結果や現在時刻に基づいて、今回スマートフォン300から受け付けた命令が遠隔操作として許可されているか否かを判断する(ステップS122D)。なおその他の処理は、第1〜3の実施の形態のそれらと同様であるため、ここではそれらの説明を繰り返さない。
<第5の実施の形態>
<第5の実施の形態>
さらに、現在実行中の運転モードにも基づいて、遠隔から受け付けられる操作命令の種類が決められてもよい。たとえば、スマートフォン300は、図25に示すように、現在の運転モードと遠隔操作が許可されない旨の情報をディスプレイに表示する。この場合は、図26に示すように、運転モード毎に、空気清浄機200に対する遠隔操作が受け付けられない操作命令が規定される。
<第6の実施の形態>
<第6の実施の形態>
第1〜第5の実施の形態の空気清浄システム1の各装置の役割の一部または全部を他の装置が実行してもよい。たとえば、サーバ100や空気清浄機200やスマートフォン300の各々の役割の一部または全部を別の装置が担ったり、サーバ100や空気清浄機200やスマートフォン300の各々の役割の一部または全部を複数の装置で担ったり、サーバ100や空気清浄機200やスマートフォン300のいずれかがサーバ100や空気清浄機200やスマートフォン300のいずれかの役割の一部または全部を担ったりしてもよい。
具体的には、図27に示すように、スマートフォン300からの命令をサーバ100が空気清浄機200に送信し、空気清浄機200が、サーバ100から送られてきたスマートフォン300の命令を実行するか否かを判断してもよい。この場合は、空気清浄機200のメモリ220が、サーバ100のデータの一部または全部を記憶する。そして、図28に示すように、空気清浄機200は、以下の処理を実行する。
空気清浄機200のCPU210は、通信インターフェイス260を介してサーバ100から受信したデータから空気清浄機200に対する命令を特定する(ステップS216)。CPU210は、発令中の警告を特定する(ステップS218)。CPU210は、各種センサによる測定結果を取得する(ステップS219)。そして、CPU210は、時計250から現在時刻を取得する(ステップS220)。
CPU210は、発令中の警告や測定結果や現在時刻に基づいて、今回スマートフォン300から受け付けた命令が遠隔操作として許可されているか否かを判断する(ステップS222)。受け付けた命令が遠隔操作として許可されている場合(ステップS222にてYESである場合)、CPU210は、当該命令に基づいて機器駆動部290を制御する(ステップS224)。この場合は、空気清浄機200からの返信に基づいて、制御命令が空気清浄機200に実行された旨をスマートフォン300が表示することが好ましい。
一方、受け付けた命令が遠隔操作として許可されていない場合(ステップS222にてNOである場合)、CPU210は、通信インターフェイス260を介して、遠隔操作では命令を実行不可能である旨の情報をサーバ100を介してスマートフォン300に送信する(ステップS224)。この場合は、スマートフォン300は、図2に示すように、入力された命令が遠隔操作では実行不可能である旨を出力する。
あるいは、図29に示すように、スマートフォン300などの通信端末のアプリケーションプログラムが空気清浄機200に対する命令を有効に受け付けるか否かを判断してもよい。この場合は、スマートフォン300のメモリ320が、サーバ100のデータの一部または全部を記憶する。そして、図30に示すように、スマートフォン300のCPU310は、以下の処理を実行する。
CPU310は、空気清浄機200を遠隔から制御するためのアプリケーションプログラムに基づいて、操作部340を介してユーザから命令を受け付ける(ステップS316)。CPU310は、通信インターフェイス360を介して、制御対象の空気清浄機200から、現在発令中の警告や空気清浄機200の各種センサによる測定結果を取得する(ステップS318、ステップS319)。そして、CPU310は、時計350から現在時刻を取得する(ステップS320)。
CPU110は、制御対象の空気清浄機200が発令中の警告や空気清浄機200の測定結果や現在時刻に基づいて、今回受け付けた命令が遠隔操作として許可されているか否かを判断する(ステップS322)。受け付けた命令が遠隔操作として許可されている場合(ステップS122にてYESである場合)、CPU310は、通信インターフェイス360を介して、制御対象の空気清浄機200に当該命令を送信する(ステップS324)。この場合は、空気清浄機200からの返信に基づいて、CPU310は、制御命令が空気清浄機200に実行された旨をディスプレイ330に表示させることが好ましい。
一方、受け付けた命令が遠隔操作として許可されていない場合(ステップS322にてNOである場合)、CPU310は、たとえば図2に示すように、遠隔操作では実行不可能である旨の情報をディスプレイ330に表示させる(ステップS324)。
<まとめ>
<まとめ>
上記の第1から第6の実施の形態においては、空気清浄機200と、空気清浄機200を制御するためのサーバ100と、サーバ100を介して空気清浄機200を遠隔制御するための端末300と、を備える空気清浄システム1が提供される。空気清浄機200の状態に応じて、端末300から空気清浄機200に対して可能な遠隔操作の種類が異なる。
好ましくは、空気清浄機200の運転開始時における、空気清浄機200に対して可能な直接的操作の種類よりも、端末300から空気清浄機200に対して可能な遠隔操作の種類の方が少ない。
好ましくは、空気清浄機200の警告状態に応じて、端末300から空気清浄機200に対して可能な遠隔操作の種類が変わる。
好ましくは、空気清浄機200の周囲に人がいるか否かに応じて、端末300から空気清浄機200に対して可能な遠隔操作の種類が変わる。
好ましくは、空気清浄機200の温度センサまたは湿度センサによって取得される測定結果に応じて、端末300から空気清浄機200に対して可能な遠隔操作の種類が変わる。
好ましくは、空気清浄機200の照度センサによって取得される測定結果に応じて、端末300から空気清浄機200に対して可能な遠隔操作の種類が変わる。
好ましくは、現在の時刻に応じて端末300からの空気清浄機200に対して可能な遠隔操作の種類が変わる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 :空気清浄システム
100 :サーバ
110 :CPU
120 :メモリ
121 :制御命令データ
122 :空気清浄機管理データ
123 :制限データ
130 :ディスプレイ
140 :操作部
150 :時計
160 :通信インターフェイス
200 :空気清浄機
210 :CPU
220 :メモリ
230 :ディスプレイ
240 :操作部
250 :時計
260 :通信インターフェイス
270 :センサ
280 :赤外線受光部
290 :機器駆動部
300 :スマートフォン
310 :CPU
320 :メモリ
330 :ディスプレイ
340 :操作部
350 :時計
360 :通信インターフェイス
100 :サーバ
110 :CPU
120 :メモリ
121 :制御命令データ
122 :空気清浄機管理データ
123 :制限データ
130 :ディスプレイ
140 :操作部
150 :時計
160 :通信インターフェイス
200 :空気清浄機
210 :CPU
220 :メモリ
230 :ディスプレイ
240 :操作部
250 :時計
260 :通信インターフェイス
270 :センサ
280 :赤外線受光部
290 :機器駆動部
300 :スマートフォン
310 :CPU
320 :メモリ
330 :ディスプレイ
340 :操作部
350 :時計
360 :通信インターフェイス
Claims (7)
- 空気清浄機と、
前記空気清浄機を制御するためのサーバと、
前記サーバを介して前記空気清浄機を遠隔制御するための端末と、を備える空気清浄システムであって、
前記空気清浄機の状態に応じて、前記端末から前記空気清浄機に対して可能な遠隔操作の種類が異なる、空気清浄システム。 - 前記空気清浄機の運転開始時における、前記空気清浄機に対して可能な直接的操作の種類よりも、前記端末から前記空気清浄機に対して可能な遠隔操作の種類の方が少ない、請求項1に記載の空気清浄システム。
- 前記空気清浄機の警告状態に応じて、前記端末から前記空気清浄機に対して可能な遠隔操作の種類が変わる、請求項1または2に記載の空気清浄システム。
- 前記空気清浄機の周囲に人がいるか否かに応じて、前記端末から前記空気清浄機に対して可能な遠隔操作の種類が変わる、請求項1から3のいずれか1項に記載の空気清浄システム。
- 前記空気清浄機の温度センサまたは湿度センサによって取得される測定結果に応じて、前記端末から前記空気清浄機に対して可能な遠隔操作の種類が変わる、請求項1から4のいずれか1項に記載の空気清浄システム。
- 前記空気清浄機の照度センサによって取得される測定結果に応じて、前記端末から前記空気清浄機に対して可能な遠隔操作の種類が変わる、請求項1から5のいずれか1項に記載の空気清浄システム。
- 現在の時刻に応じて前記端末から前記空気清浄機に対して可能な遠隔操作の種類が変わる、請求項1から6のいずれか1項に記載の空気清浄システム。
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