JP6190668B2 - 注出キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、注出キャップに関する。
従来から、容器の口部に装着される有底筒状の計量室と、計量室にヒンジ接続されて計量室を開閉させると共に内容物を注出する注出筒が設けられた注出部と、注出部にヒンジ接続されて注出筒を開閉させるオーバーキャップと、計量室の底壁部に貫設され、容器内に連通すると共に、注出筒に着脱自在に嵌合される連通筒部材と、を備える注出キャップが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような注出キャップでは、注出部を閉じると、連通筒部材が注出筒に嵌合されるので、注出筒が容器内と連通すると共に計量室が容器内から遮断される。これにより、オーバーキャップを開けて、内容物を容器内から計量室に貯留させずに注出筒を通して注出できる。また、注出部を開けると、計量室が露出されると共に、連通筒部材から注出筒が取り外されて連通筒部材が計量室内と連通する。これにより、内容物を計量室内に貯留、計量し、計量した内容物を注出できる。
特許第5150398号公報
しかしながら、上記従来の注出キャップでは、注出部が計量室にヒンジ接続され、さらにオーバーキャップが注出部にヒンジ接続されており、計量室、注出部及びオーバーキャップがキャップ軸方向に積み重なるので、嵩張ってしまう。そのため、低背化に関して改善の余地があった。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、内容物の注出形態の切り替えを簡便にしつつ、低背化した注出キャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記のような課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明の注出キャップは、容器本体の口部に装着される有頂筒状のキャップ本体と、前記キャップ本体に装着された蓋体と、を備え、前記キャップ本体の天壁部には、前記容器本体内の内容物を貯留可能な計量凹部と、前記容器本体内の内容物を注出可能な連通孔と、が並べられて形成されており、前記蓋体には、前記計量凹部及び前記連通孔のうちのいずれか一方に連通可能な注出孔が形成され、前記蓋体が、前記計量凹部を閉塞しかつ前記連通孔から前記注出孔を通して内容物が注出可能な第1注出態様と、前記連通孔を閉塞しかつ前記計量凹部から前記注出孔を通して内容物が注出可能な第2注出態様と、の間で切替可能に構成されており、前記キャップ本体のうち前記計量凹部を画成する部分には、内部が前記計量凹部内に連通するパイプ部材が取り付けられていることを特徴とする。
この場合では、第1及び第2注出態様間で蓋体を切り替えることによって、連通孔を通した内容物の注出と計量凹部を通した内容物の注出とを切り替えることができる。また、連通孔と計量凹部とが並べられて形成されており、蓋体のみによって第1及び第2注出態様の切り替えを行うので、キャップ本体自体を低背化することができ、注出キャップ全体の低背化が図れる。
また、本発明では、前記蓋体が、前記キャップ本体に装着され、前記連通孔に連通する第1注出孔及び前記計量凹部に連通する第2注出孔が前記注出孔として形成された蓋本体部と、前記第1注出孔を開閉させる第1開閉部と、前記第2注出孔を開閉させる第2開閉部と、を有してもよい。
この場合では、第1及び第2開閉部のいずれか一方を開けることにより、連通孔及び第1注出孔を通して内容物を注出する第1注出態様と、計量凹部及び第2注出孔を通して内容物を注出する第2注出態様と、の間で注出態様を切り替えることができる。
また、本発明では、前記蓋体が、キャップ軸回りで回転可能に前記キャップ本体に装着されており、前記注出孔が形成された蓋本体部と、前記注出孔を開閉させる開閉部と、を有してもよい。
この場合では、蓋本体部をキャップ本体に対してキャップ軸回りで回転させることにより、注出孔を連通孔と位置合わせして連通孔及び注出孔を通して内容物を注出する第1注出態様と、注出孔を計量凹部と位置合わせして計量凹部及び注出孔を通して内容物を注出する第2注出態様と、の間で注出態様を切り替えることができる。
この発明にかかる注出キャップによれば、連通孔を通した内容物の注出を行う第1注出態様と計量凹部を通した内容物の注出を行う第2注出態様との間で蓋体を切り替えることにより、異なる注出態様を簡便に切り替えることができ、また、連通孔と計量凹部とが天壁部に並んで形成されているので、注出キャップ全体を低背化できる。
本発明の第1実施形態における注出キャップを示す軸方向断面図である。 図1の注出キャップを示す上面図である。 図1のキャップ本体を示す上面図である。 本発明の第2実施形態における注出キャップを示す軸方向断面図である。 図4の注出キャップを示す上面図である。 図4のキャップ本体を示す上面図である。 図4の注出キャップの使用方法を説明する軸方向断面図である。 図7の注出キャップを示す上面図である。
以下、本発明における注出キャップの第1実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
本実施形態における注出キャップ1は、例えば図1及び図2に示すように、容器本体2の円筒状の口部3に装着される有頂円筒状のキャップ本体4と、キャップ本体4に装着された有頂円筒状の蓋体5と、を備える。
これらキャップ本体4及び蓋体5は、それぞれの中心軸線を共通軸上に位置した状態で配設される。以下、この共通軸をキャップ軸Oと称し、図1においてキャップ軸Oに沿う蓋体5側を上側、その反対側を下側とし、キャップ軸Oに直交する方向を径方向、キャップ軸O回りで周回する方向を周方向とする。
ここで、注出キャップ1が装着される容器本体2について簡単に説明する。容器本体2は、軟質または薄肉の樹脂材料などで形成されてスクイズ変形可能な胴部を有しており、容器本体2の内部には、例えば液剤などの内容物が貯留されている。そして、容器本体2の口部3の外周面には、雄ネジ部3Aが全周にわたって形成されている。
キャップ本体4は、図1から図3に示すように、平面視で円状の天壁部11と、天壁部11の外周縁から下方に向けて連設された円筒状の外筒部12と、を有する。これら天壁部11及び外筒部12の中心軸線は、キャップ軸Oと同軸となっている。
天壁部11には、上下方向で蓋体5から離間するように下方に向けて窪み、容器本体2内の内容物を貯留可能な計量凹部11Aと、容器本体2内に連通し、容器本体内の内容物を注出可能な連通孔11Bと、が並べられて形成されている。これら計量凹部11Aの上端開口と連通孔11Bとは、上下方向の高さがほぼ同一な状態で、径方向に並んで配設されている。
計量凹部11Aは、円筒状をなす内筒部21と、外周縁が内筒部21の下端に連設されて平面視で円環状をなす下壁部22と、下壁部22の内周縁から上方に向けて連設された円筒状の連通筒部23と、により画成されている。これら内筒部21、下壁部22及び連通筒部23の中心軸線は、キャップ軸Oと同軸となっている。
内筒部21は、上方から見た平面視で連通孔11Bと重ならないように、外周縁部の一部が上下方向の全長にわたって径方向内側に向けて窪んでいる。これにより、容器本体2内から計量凹部11Aへの流路と容器本体2内から連通孔11Bへの流路とが独立して区画される。
連通筒部23の上下方向の高さは、連通筒部23の上端が内筒部21の上端開口よりも上方に突出しない程度となっている。また、連通筒部23の上端部には、周方向に間隔をあけて複数(例えば4つ)の流通孔23Aが形成されている。これにより、計量凹部11Aは、容器本体2内に連通する。さらに、連通筒部23には、上端開口を覆う頂壁が設けられており、連通筒部23から流出する内容物が蓋体5の後述する頂壁部41の下面に直接当たることを抑制する。そして、連通筒部23の下端部内には、容器本体2の底部近傍まで延びるパイプ部材24が取り付けられている。
外筒部12は、上方から下方に向かうにしたがって漸次拡径された多段筒状に形成されている。具体的には、外筒部12は、天壁部11の外周縁から下方に向けて順次連設された円筒状の上筒部25、中間筒部26及び下筒部27を有する。
上筒部25の外周面には、径方向内側に向けて凹む係合凹部25Aが全周にわたって形成されている。中間筒部26の下端には、注出キャップ1を容器本体2の口部3に装着した際にその外周面が口部3の内周面に接触する当接筒部26Aが下方に向けて連設されている。下筒部27の内周面には、口部3の雄ネジ部3Aと螺合する雌ネジ部27Aが形成されている。
蓋体5は、図1及び図2に示すように、平面視で有頂円筒状の蓋本体部31と、蓋本体部31に第1ヒンジ部32を介して連結された第1開閉部33及び蓋本体部31に第2ヒンジ部34を介して連結された第2開閉部35と、を有する。
蓋本体部31は、平面視で円形の頂壁部41と、頂壁部41の外周縁から下方に向けて連設された円筒状の周壁部42と、を有する。
頂壁部41には、平面視で天壁部11に形成された連通孔11Bと位置合わせされた平面視で円状の第1注出孔(注出孔)41Aと、第1注出孔41Aとはキャップ軸Oを挟んで径方向で反対側に形成され、計量凹部11A内と連通する平面視で円状の第2注出孔(注出孔)41Bと、が形成されている。なお、第1及び第2注出孔41A、41Bは、大きさや形状が同一となっているが、互いに異なっていてもよく、例えば第2注出孔41Bを第1注出孔41Aよりも大きくすることによって、計量凹部11Aに貯留された内容物を効率よく注出することができる。
また、頂壁部41には、第1注出孔41Aの内周縁から上方に向けて突設された円筒状の第1注出筒部41Cと、第2注出孔41Bの内周縁から上方に向けて突設された円筒状の第2注出筒部41Dと、が設けられている。
周壁部42は、外筒部12の上筒部25を径方向外側から囲んでおり、周壁部42の内周面には、外筒部12の係合凹部25Aと係合する係合突出部42Aが全周にわたって形成されている。これにより、蓋本体部31は、外筒部12に装着される。
第1開閉部33は、平面視で半円状の第1上壁部43と、第1上壁部43の外周縁から下方に向けて連設された半円筒状の第1筒壁部44と、を有する。
第1上壁部43の下面には、第1開閉部33を蓋本体部31に装着したときに第1注出筒部41C内に嵌め込まれる第1嵌合筒部43Aが下方に向けて突設されている。
第1筒壁部44の下端には、第1ヒンジ部32とは径方向反対側の端部から、第1操作部44Aが径方向外側に向けて突設されている。
第2開閉部35は、第1開閉部33と同様に、平面視で半円状の第2上壁部45と、第2上壁部45の外周縁から下方に向けて連設された半円筒状の第2筒壁部46と、を有する。
第2上壁部45の下面には、第2開閉部35を蓋本体部31に装着したときに第2注出筒部41D内に嵌め込まれる第2嵌合筒部45Aが下方に向けて突設されている。また、第2筒壁部46の下端には、第2ヒンジ部34とは径方向反対側の端部から、第2操作部46Aが径方向外側に向けて突設されている。
なお、第1及び第2開閉部33、35は、連通孔11B及び計量凹部11Aのいずれと連通させるための開閉部であるかを容易に区別できるようにするため、適宜異なる色で着色したり、マークなどを付したりした構成であってもよい。また、第1及び第2ヒンジ部32、34が周方向で隣り合うように配設されているが、例えばキャップ軸Oを挟んで径方向で反対側に配設されるなど、他の構成であってもよい。
次に、以上のような構成の注出キャップ1の使用方法について説明する。
まず、計量せずに内容物を直接注出する場合について説明する。この場合には、最初に、例えば図2に示すように、第1開閉部33を第1ヒンジ部32回りで回動させて第1注出孔41Aを開放する。なお、第2開閉部35は、第2注出孔41Bを閉塞したままである。これにより、蓋体5は、第1注出態様となる。
次に、この状態で容器本体2を傾ける。これにより、容器本体2内の内容物は、連通孔11B及び第1注出孔41Aを介して外部に注出される。ここで、容器本体2のスクイズ変形を調整することにより、第1注出孔41Aを介した内容物の注出量を調整できる。
なお、連通筒部23内に容器本体2の底部近傍まで延びるパイプ部材24が挿入されているので、容器本体2を傾けても、容器本体2内の内容物は、パイプ部材24及び連通筒部23を通って計量凹部11A内に容易には流入しない。また、第2注出孔41Bが閉塞されているので、容器本体2の胴部をスクイズ変形することによって容器本体2の内圧が上昇しても、容器本体2内の内容物は、パイプ部材24及び連通筒部23を通って計量凹部11A内に流入しない。そのため、連通孔11B及び第1注出孔41Aを通した内容物の安定した注出が行える。
続いて、計量凹部11Aで内容物を計量して注出する場合について説明する。この場合には、最初に、第2開閉部35を第2ヒンジ部34回りで回動させて第2注出孔41Bを開放する。なお、第1開閉部33は、第1注出孔41Aを閉塞したままである。これにより、蓋体5は、第2注出態様となる。
次に、この状態(正立状態)で容器本体2の胴部をスクイズ変形させる。これにより、容器本体2内の内容物は、パイプ部材24及び連通筒部23の内側を流通し、流通孔23Aを通って計量凹部11A内に貯留される。そして、容器本体2の胴部のスクイズ変形を解除し、容器本体2を傾けることにより、計量凹部11A内に貯留している内容物は、第2注出孔41Bを介して外部に注出される。
なお、上述と同様に、第1注出孔41Aが閉塞されているので、容器本体2の胴部をスクイズ変形することによって容器本体2の内圧が上昇しても、容器本体2内の内容物は、連通孔11Bに向けて流動しない。そのため、計量凹部11A及び第2注出孔41Bを通した内容物の安定した注出が行える。
以上のようにして、注出キャップ1を用いて内容物を注出する。
以上のような構成の注出キャップ1によれば、第1及び第2開閉部33、35のうちのいずれか一方を開くことによって連通孔11Bを通した注出と計量凹部11Aを通した注出とを切り替えることができるので、注出形態の変更が簡便になる。また、計量凹部11Aと連通孔11Bとが天壁部11に並んで形成されており、計量凹部11Aの上端開口部及び連通孔11Bの高さがほぼ同一となっているので、キャップ本体4を低背化することができる。これにより、注出キャップ1全体の高さを低く構成することができる。
次に、本発明における注出キャップの第2実施形態を説明する。なお、本実施形態に係る注出キャップ50は、上述した第1実施形態における注出キャップ1とその基本的構成が同様であり、上述した注出キャップ1に別の要素を付加したものである。したがって、図4から図8においては、図1から図3と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態における注出キャップ50では、図4及び図5に示すように、キャップ本体51及びキャップ本体51に装着された蓋体52と、を備える。
キャップ本体51は、図4から図6に示すように、天壁部61及び外筒部62を有し、天壁部61の連通孔61Aは、平面視で半円状をなしている。また、天壁部61のうち連通孔61Aよりも径方向外側には、連通孔61Aを径方向外側から囲むように側壁部63が下方に向けて連設されている。側壁部63は、平面視で円弧状をなしており、側壁部63の周方向の両端部は、内筒部21に接続されている。さらに、天壁部61には、側壁部63の下端及び内筒部21と上筒部25の上下方向の中央部とを接続する平面視で円環状の環状接続部64が連設されている。これら側壁部63及び内筒部21と上筒部25と環状接続部64とにより、平面視で円環状の環状溝部65が画成される。
蓋体52は、図4及び図5に示すように、キャップ軸O回りで回転可能にキャップ本体51に装着された蓋本体部71と、蓋本体部71にヒンジ部72を介して接続された開閉部73と、を有する。
蓋本体部71の頂壁部74は、平面視で円形をなしており、この頂壁部74には、周方向で天壁部61に形成された連通孔61Aと位置合わせ可能な平面視で円状の注出孔74Aが形成されている。また、頂壁部74には、注出孔74Aの内周縁から上方に向けて円筒状の注出筒部74Bが突設されている。さらに、頂壁部74の下面には、注出孔74Aよりも径方向外側において、環状溝部65に収容される環状突出部74Cが全周にわたって下方に向けて突設されている。これにより、蓋体52は、キャップ本体51に対してキャップ軸O回りの回転が案内される。
開閉部73は、平面視で円形の上壁部75と、上壁部75の外周縁から下方に向けて連設された円筒状の筒壁部76と、を有する。上壁部75の下面には、開閉部73を蓋本体部71に装着したときに注出筒部74B内に嵌め込まれる嵌合筒部75Aが下方に向けて突設されている。また、筒壁部76の下端には、ヒンジ部72と径方向反対側の端部から、操作部76Aが径方向外側に向けて突設されている。
なお、蓋体52とキャップ本体51とには、注出孔74Aが連通孔61Aと位置合わせされた状態を容易に判別できるようにするため、適宜マークなどが付されていてもよい。また、例えば、環状溝部65の底部に隆起部を形成すると共に環状突出部74Cのうち周方向の一部において下端から下方に向けて隆起部を突設し、注出孔74Aが連通孔61Aに位置合わせされたときに両隆起部が互いに当接するような構成とすることにより、キャップ本体51に対する蓋体52の位置合わせを容易としてもよい。さらに、環状溝部65及び環状突出部74Cは、蓋体52が注出孔74Aを連通孔61A及び計量凹部11Aのいずれか一方と選択的に位置合わせさせることができれば、全周にわたって連続するように形成されている必要はない。
次に、以上のような構成の注出キャップ50の使用方法について説明する。
まず、計量せずに内容物を直接注出する場合について説明する。この場合には、最初に、蓋体52をキャップ本体51に対してキャップ軸O回りで回転させ、図4及び図5に示すように、注出孔74Aを連通孔61Aと周方向で位置合わせさせる。そして、開閉部73をヒンジ部72回りで回動させて注出孔74Aを開放する。なお、計量凹部11Aは、頂壁部74によって閉塞されたままである。これにより、蓋体52は、第1注出態様となる。
その後、上述した第1実施形態と同様に、容器本体2を傾けて胴部をスクイズ変形させることにより、容器本体2内の内容物を外部に注出する。なお、容器本体2の胴部をスクイズ変形させることなく内容物を注出してもよい。
続いて、計量凹部11Aで内容物を計量して注出する場合について説明する。この場合には、最初に、蓋体52をキャップ本体51に対してキャップ軸O回りで回転させ、図7及び図8に示すように、注出孔74Aを計量凹部11Aの上端開口と周方向で位置合わせさせる。そして、開閉部73をヒンジ部72回りで回動させて注出孔74Aを開放する。これにより、蓋体52は、第2注出態様となる。
その後、上述した第1実施形態と同様に、容器本体2の胴部をスクイズ変形させ、容器本体2内の内容物を計量凹部11A内に貯留させる。そして、スクイズ変形を解除し、容器本体2を傾けることによって、計量凹部11A内に貯留している内容物を外部に注出する。
以上のようにして、注出キャップ50を用いて内容物を注出する。
以上のような構成の注出キャップ50においても、上述した第1実施形態の注出キャップ1と同様の作用、効果を奏するが、注出キャップ50では、蓋体52をキャップ本体51に対してキャップ軸O回りに回転させて注出孔74Aを連通孔61A及び計量凹部11Aのいずれか一方と位置合わせることによって、注出形態を簡便に切り替えることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、容器本体は、スクイズ変形可能な容器本体とされているが、他の容器本体であってもよい。
注出キャップは、容器本体の口部に着脱自在に螺着されているが、他の形態によって容器本体の口部に装着されてもよい。
連通孔及び計量凹部は、キャップ本体の天壁部において並んで形成されていれば、連通孔及び計量凹部の形状及び配置を適宜変更してもよく、例えば、連通孔を径方向外側から環状に囲むように計量凹部が形成されていてもよい。
蓋体は、計量凹部及び連通孔のいずれか一方を開くように構成された第1及び第2開閉部を有する構成や、キャップ本体に対して回転することによって注出孔を計量凹部及び連通孔のいずれか一方と選択的に連通させる構成としているが、蓋体を第1及び第2注出態様間で切り替えることができれば、他の構成であってもよい。
この発明によれば、内容物の注出形態の切り替えを簡便にしつつ、低背化した注出キャップに関して、産業上の利用可能性が認められる。
1,50 注出キャップ、2 容器本体、3 口部、4,51 キャップ本体、5,52 蓋体、11,61 天壁部、11A 計量凹部、11B,61A 連通孔、31,71 蓋本体部、32 第1ヒンジ部、33 第1開閉部、34 第2ヒンジ部、35 第2開閉部、41A 第1注出孔(注出孔)、41B 第2注出孔(注出孔)、72 ヒンジ部、73 開閉部、74A 注出孔、O キャップ軸

Claims (3)

  1. 容器本体の口部に装着される有頂筒状のキャップ本体と、前記キャップ本体に装着された蓋体と、を備え、
    前記キャップ本体の天壁部には、前記容器本体内の内容物を貯留可能な計量凹部と、前記容器本体内の内容物を注出可能な連通孔と、が並べられて形成されており、
    前記蓋体には、前記計量凹部及び前記連通孔のうちのいずれか一方に連通可能な注出孔が形成され、
    前記蓋体が、前記計量凹部を閉塞しかつ前記連通孔から前記注出孔を通して内容物が注出可能な第1注出態様と、前記連通孔を閉塞しかつ前記計量凹部から前記注出孔を通して内容物が注出可能な第2注出態様と、の間で切替可能に構成されており、
    前記キャップ本体のうち前記計量凹部を画成する部分には、内部が前記計量凹部内に連通するパイプ部材が取り付けられていることを特徴とする注出キャップ。
  2. 前記蓋体が、前記キャップ本体に装着され、前記連通孔に連通する第1注出孔及び前記計量凹部に連通する第2注出孔が前記注出孔として形成された蓋本体部と、前記第1注出孔を開閉させる第1開閉部と、前記第2注出孔を開閉させる第2開閉部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の注出キャップ。
  3. 前記蓋体が、キャップ軸回りで回転可能に前記キャップ本体に装着されており、前記注出孔が形成された蓋本体部と、前記注出孔を開閉させる開閉部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の注出キャップ。
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