JP2013095460A - 計量注出器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内側部材11が、口部3内に連通する連通路32A及び連通路32Aと充填空間12Aとを連通する連通口32Bが形成された連通部22と、充填空間12Aの内容物を注出する外側部材12に形成された注出口42Aを開閉する栓体部23と、径方向内方に弾性変形する弾性片部24と、を有し、外側部材12が、充填位置と注出位置との間を往復移動可能であり、弾性片部24は、少なくとも一部が外側部材12から外部に露出可能に配設され、径方向外方に突出して外側部材12の第2小径部56の下端に係合することで外側部材12の内側部材11からの離脱を規制する係合突出部24Aを有する。
【選択図】図1
Description
そこで、容器の口部に装着され、容器から液体が充填される中空のカプセル状の部材を有する計量注出器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この計量注出器は、内側部材と、内側部材に対して移動可能に外嵌されて内側部材との間に充填空間を形成する中空の外側部材と、を備えている。内側部材は、口部内に連通する連通路と連通路及び充填空間を連通する連通口とが形成された連通部と、充填空間の内容物を注出する外側部材に形成された注出口を開閉する栓体部と、を有する。
ここで、外側部材の上端部には、径方向外方に突出すると共に注出位置において内側部材と係合することで外側部材を注出位置で位置決めすると共に外側部材の内側部材からの離脱を規制するための係合突出部が設けられている。
この場合では、一対の弾性片部を摘むことで双方の弾性片部を容易に径方向内方に弾性変形させることができるため、分解がさらに容易になる。
この場合では、外側部材が内側部材に対して充填位置及び注出位置のうちの一方で停止されることで、内側部材と外側部材との相対的な往復移動が安定して行われる。
この場合では、外側部材が内側部材に対して充填位置及び注出位置のうちの他方で停止されることで、内側部材と外側部材との相対的な往復移動が安定して行われる。
この場合では、充填位置から注出位置まで外側部材を内側部材に対して相対的に移動させる際、中間位置において連通口を閉塞しかつ注出口を閉塞した後に注出口を開放されるように構成することで、容器内の内容物は、注出口が開放される際に連通口を通って充填空間に充填されず、充填空間の容積に応じた一定量の注出がより確実に行われる。
この場合では、摺動筒部によって外側部材が案内されるため、外側部材の相対的な往復移動が安定して行える。したがって、計量注出器の操作性がさらに向上する。
計量注出器1は、例えばPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)などの樹脂材料で形成されており、円筒状の口部3に装着される円筒状の内側部材11と、内側部材11に移動可能に外嵌されて内側部材11との間に充填空間12Aを形成する中空の外側部材12と、を備えている。
これら内側部材11及び外側部材12は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置する状態で配設されている。以下、この共通軸を中心軸Oと称し、図1において中心軸Oに沿って口部3に近接する方向を上方、口部3から離間する方向を下方とする。また、中心軸Oに直交する方向を径方向と称し、中心軸O回りに周回する方向を周方向と称する。
装着筒部21は、円筒状をなしており、口部3に着脱可能に螺着されている。
連通部22は、円環部(停止部)31及び円筒部32を有する。
円環部31は、装着筒部21の下端から径方向内方に向けて延びている。
円筒部32の内部には、装着筒部21内を介して容器2の口部3内に連通する連通路32Aが形成されており、円筒部32の肩部34及び首部35には、連通路32Aと連通部22の径方向外方とを連通する連通口32Bが周方向に間隔をあけて複数形成されている。
天板部36は、径方向内方に向かうにしたがって上下方向に膨出する円板状をなしている。
底板部37は、外径及び内径が下方に向かうにしたがって漸次拡径し、下方に向けて開口する円錐椀状をなしている。
本体部38は、中心軸Oに対して垂直な方向の断面が十字状をなしている。なお、本体部38は、例えば円柱状など、中実の構造であってもよい。
弾性片部24の下端部には、径方向外方に向けて突出する係合突出部(第2係合部)24Aが形成されている。この係合突出部24Aは、外側部材12の後述する第2摺動筒部(摺動筒部)43における第2小径部(第1係合部)56よりも径方向外方に突出しており、上記第2小径部56の下端に当接している。そして、弾性片部24は、上記第2摺動筒部43によって径方向外方から囲まれている。なお、弾性片部24の下端部は、図2に示すように、外側部材12の後述する第1摺動筒部(摺動筒部)41の上端が円環部31に当接したときに外側部材12の上記第2摺動筒部43の下端から露出している。
第1摺動筒部41は、中心軸Oに沿って延在する円筒状をなしており、上側から順に連設された第1大径部51、第1連設筒部(停止部)52及び第1小径部53を有する。
第1大径部51は、円筒部32の外周面に配置されており、内径が円筒部32における胴部33の外径と同等となっている。そのため、第1大径部51は、円筒部32の外周面に摺接する。また、第1大径部51の上下方向の長さは、胴部33の上下方向の長さと同等となっている。
第1小径部53の内径は、首部35及び天板部36の外径と同等となっている。そのため、第1小径部53の内周面には、首部35が上下方向に摺動自在となっている。
第1連設筒部52及び第1小径部53は、上下方向に移動して連通口32Bを径方向外方から覆うと共に天板部36が第1小径部53の内周面に摺接することにより、連通口32Bを閉塞する。
なお、充填部42は、上下方向の中央を中心として上下に二分割された上側及び下側部材54、55を嵌合させることによって形成されている。ここで、上側部材54は、第1摺動筒部41と一体に形成されており、下側部材55は、第2摺動筒部43と一体に形成されている。
第2小径部56の内径は、底板部37の外径と同等となっている。そのため、第2小径部56の内周面には、底板部37が上下方向に摺動自在となっている。また、係合突出部24Aが第2小径部56の下端に当接した状態において、第2小径部56の下端と底板部37の周縁部との間の上下方向の距離は、第1小径部53の上端と天板部36の周縁部との間の上下方向の距離と同等となっている。
第2連設筒部57の内径及び外径は、下方に向かうにしたがって漸次拡径している。
まず、計量注出器1を容器2の口部3に装着する。そして、図1に示すように、外側部材12を内側部材11に対して下方に引き出して充填位置とする。充填位置において、円筒部32の肩部34及び首部35と栓体部23の天板部36とが第1摺動筒部41の第1大径部51の径方向内方に配設されているので、連通口32Bが充填空間12Aに対して開放され、容器2内と充填空間12Aとが連通する。そのため、容器2内に収容されている内容物は、連通路32Aを通って第1摺動筒部41の内側を介して充填空間12Aに流入すると共に、充填空間12A内の空気は、連通口32Bを通って連通路32Aに導入置換される。一方、栓体部23の底板部37が第2小径部56の内側に摺接しているので、注出口42Aは、栓体部23によって閉塞されている。これにより、充填空間12Aに充填された内容物は、注出口42Aから計量注出器1の外部に注出されない。したがって、充填空間12Aには、容積に応じた一定量の内容物が充填される。
なお、充填位置において、係合突出部24Aは、第2小径部56の下端に突き当たっている。そのため、外側部材12は、充填位置からさらに下方に移動することが防止される。これにより、外側部材12は、充填位置で位置決めされる。
このように、充填空間12Aに内容物を充填した状態では、連通口32Bと注出口42Aとが同時に開放された状態となることを防止することで、容器2内の内容物が充填空間12Aにさらに充填されることを防止しつつ充填空間12Aの内容物を計量注出器1の外部に注出している。これにより、一定量の内容物が注出される。
なお、充填位置において、係合突出部24Aは、第2小径部56の下端に突き当たっている。そのため、外側部材12は、充填位置からさらに下方に移動することが防止される。これにより、外側部材12は、充填位置で位置決めされる。
以上のようにして、一定量の内容物を計量、注出する。
まず、外側部材12を注出位置に位置付けた状態で、図3の矢印A1に示すように、外側部材12の下端から露出している一対の弾性片部24を摘んで径方向内方に弾性変形させる。これにより、弾性片部24の係合突出部24Aと第2摺動筒部43の第2小径部56の下端との係合が解除される。そして、外側部材12を内側部材11に対して引き下げ、外側部材12を内側部材11から引き抜く。
以上のようにして、内側部材11から外側部材12を取り外す。なお、第1小径部53の内径は、第2小径部56の内径と同等となっているが、一対の係合突出部24Aの径方向外端間の距離以上としてもよい。これにより、弾性片部24が復元変形しても、係合突出部24Aを第1小径部53の下端に引っ掛けることなく、より容易に外側部材12を内側部材11から引き抜くことができる。
また、第1及び第2摺動筒部41、43が連通部22の外周面と栓体部23の外周面とに沿って摺動し、外側部材12が充填位置及び注出位置に位置決めされるので、外側部材12の往復移動が安定する。
内側部材101は、図4及び図5に示すように、上側から順に連設された装着筒部21、連通部111、栓体部112及び一対の弾性片部113を備えている。
連通部111は、円環部31及び円筒部114を有している。円環部31には、装着筒部21と共に口部3を挟み込む円筒状の嵌合筒部31Aが装着筒部21よりも径方向内方において上方に突出して形成されている。また、円筒部114の内径及び外径は、上下方向でほぼ一定であり、円筒部114の下端部には、連通路114Aと連通部111の径方向外方とを連通する連通口114Bが周方向に間隔をあけて複数形成されている。
本体部117は、中心軸Oに対して垂直な方向の断面が十字状をなしている。なお、本体部117は、例えば円柱状など、中実の構造であってもよい。
弾性片部113には、径方向外方に向けて突出する係合突出部(第2係合部)113Bが形成されている。この係合突出部113Bは、外側部材102の後述する第1摺動筒部(摺動筒部)121の上端が円環部31に当接したときに外側部材102の後述する第2摺動筒部(摺動筒部)123によって径方向外方から囲まれている。なお、弾性片部113の下端部は、外側部材の上記第2摺動筒部123の下端から露出している。
第1摺動筒部121は、内径及び外径が上下方向の全長にわたってほぼ一定であり、円筒部114の外周面に摺接する。
第1摺動筒部121の上下方向の長さは、円筒部114の上下方向の長さと同等となっており、連通口114Bの上下方向の長さよりも長い。すなわち、第1摺動筒部121は、上下方向に移動して連通口114Bを径方向外方から覆うことにより、連通口114Bを閉塞する。
第2摺動筒部123は、内径及び外径が上下方向の全長にわたってほぼ一定であり、栓体部112の底筒部116の外周面及び一対の弾性片部113の外面に配設されている。また、第2摺動筒部123の内径は、底筒部116の外径と同等となっている。そのため、第2摺動筒部123は、底筒部116の外周面及び一対の弾性片部113の外面に摺接する。さらに、第2摺動筒部123の内周面には、係合突出部113Bを収容して一対の弾性片部113それぞれの周方向の移動を規制する一対の案内溝部(第1係合部)123Aが周方向で間隔をあけて形成されている。
まず、図4に示すように、外側部材102を内側部材101に対して上方に押し込んで充填位置とする。充填位置において、第1摺動筒部121は、下端が円筒部114の連通口114Bの上端よりも上方に位置しているので、連通口114Bを充填空間102Aに対して開放している。そのため、容器2内に収容されている内容物が充填空間102Aに充填される。一方、第2摺動筒部123は、上端が流通口113Aの上端よりも上方に位置しているので、流通口113Aを覆って(閉塞して)いる。そのため、注出口122Aは、栓体部112によって閉塞されている。これにより、充填空間102Aに充填された内容物は、注出口122Aから計量注出器100の外部に注出されない。
なお、注出位置において、弾性片部113の係合突出部113Bは、案内溝部123Aの上端に係止する。そのため、外側部材102は、注出位置で位置決めされる。
なお、充填位置において、第1摺動筒部121の上端は、円環部31の下面に突き当てられる。これにより、外側部材102は、充填位置に位置決めされる。
以上のようにして、一定量の内容物を計量、注出する。
係合突出部113Bは、外側部材102’が充填位置にあるときに、内側部材101に対して周方向に回転させることによって、この係合溝部123B’に係合される。このとき、外側部材102’は、係合突出部113Bが係合溝部123B’に係止すると共に第1摺動筒部121の上端が円環部31の下面に突き当たることによって、上下方向の移動が規制される。
外側部材102’を充填位置から注出位置へ移動させる場合には、外側部材102’を周方向に回転させて係合突出部113Bを係合溝部123B’から離脱させる。これにより、外側部材102’は、案内溝部123A’に沿って上下方向に移動可能になる。この場合、第1摺動筒部121の上端が円環部31の下面に突き当たらない構成としても、正確に充填位置とすることができる。
まず、外側部材102を充填位置に位置付けた状態で、図5の矢印A2及び図6の矢印A3に示すように、一対の弾性片部113を摘んで径方向内方に弾性変形させる。これにより、弾性片部113の係合突出部113Bと第2摺動筒部123の案内溝部123Aとが係合解除される。そして、図6の矢印A4に示すように、外側部材102を内側部材101に対して周方向に回転させ、係合突出部113Bと案内溝部123Aとの周方向の位置をずらす。さらに、一対の弾性片部113の摘みを解除して弾性片部113を元の状態に復元変形させる。
このとき、係合突出部113Bと案内溝部123Aとの周方向の位置をずらしているため、弾性片部113が復元変形しても、係合突出部113Bは、案内溝部123Aに収容されない。
以上のようにして、内側部材101から外側部材102を取り外す。
このとき、第1摺動筒部121の内径を、係合突出部113Bの外径以上としておくことが好ましい。
内側部材201は、図9に示すように、上側から順に連設された一対の弾性片部211、連通部212及び栓体部213を備えている。
一対の弾性片部211は、連通部212から上方に向けて延びる帯状部材であり、中心軸Oを挟んで径方向で対向するように形成されている。弾性片部211の上下方向の中間部分には、径方向外方に向けて係合突出部211Aが突設されている。この係合突出部211Aは、外側部材202の後述する嵌合筒部(第1係合部)222Aの上端に当接している。
栓体部213は、有頂円筒状をなしており、円錐椀状の天板部214と、天板部214よりも下方に配設された円筒状の本体部215と、を有する。
天板部214は、内径及び外径が上方に向かうにしたがって漸次縮径し、下方に向けて開口している。
本体部215は、内径及び外径が下方に向かうにしたがって段階的に拡径する円筒状をなしており、上側から順に連設された上筒部216、中間筒部217及び下筒部218を有する。
中間筒部217は、内径及び外径が上筒部216の内径及び外径よりも大きくなっており、中間筒部217と上筒部216との接続部分には、段部が形成されている。
下筒部218の内径及び外径は、中間筒部217の内径及び外径よりも大きくなっている。また、下筒部218には、下筒部218の内部と径方向外方とを連通する流通口218Aが周方向で間隔をあけて複数形成されている。この流通口218Aは、後述する第2摺動筒部(摺動筒部,停止部)224によって径方向外方から覆われている。さらに、下筒部218の下端部には、径方向外方に向けて円環状の操作片部218Bが突設されている。係合突出部211Aが後述する嵌合筒部222Aの上端に当接した状態において、この操作片部218Bと上記第2摺動筒部224の下端との間の上下方向の距離は、上筒部216及び中間筒部217の接続部分と後述する第1摺動筒部(摺動筒部)222の下端との間の上下方向の距離と同等となっている。
装着筒部221の嵌合筒部222Aの上端には、弾性片部211の係合突出部211Aが当接している。
第1摺動筒部222は、装着筒部221の下端から下方に向けて延在しており、第1摺動筒部222の上端には、嵌合筒部222Aが上方に突設されている。また、第1摺動筒部222及び嵌合筒部222Aそれぞれの内径は、連通部212及び栓体部213の上筒部216それぞれの外径と同等となっている。そのため、第1摺動筒部222及び嵌合筒部222Aは、連通部212及び栓体部213の上筒部216それぞれの外周面に摺接する。
第2摺動筒部224は、内径が栓体部213の下筒部218の外径と同等となっており、下筒部218の外周面に摺接する。
まず、図9に示すように、内側部材201を外側部材202に対して引き下げて充填位置とする。充填位置において、第1摺動筒部222は、下端が連通口212Bの下端よりも上方に位置しているので、連通口212Bを充填空間202Aに対して開放している。そのため、容器2内に収容されている内容物が充填空間202A内に充填される。一方、第2摺動筒部224は、上端が流通口218Aの上端よりも上方に位置しているので、流通口218Aを閉塞している。そのため、注出口223Aは、栓体部213によって閉塞されている。これにより、充填空間202A内に充填された内容物は、注出口223Aから計量注出器200の外部に注出されない。
なお、注出位置において、上筒部216及び中間筒部217の接続部分は、第1摺動筒部222の下端に当接し、操作片部218Bは、第2摺動筒部224の下端に当接する。そのため、内側部材201は、注出位置で位置決めされる。
なお、充填位置において、弾性片部211の係合突出部211Aは、嵌合筒部222Aの上端に当接する。これにより、内側部材201は、充填位置に位置決めされる。
以上のようにして、一定量の内容物を計量、注出する。
まず、外側部材202の装着筒部221と容器2の口部3との螺合を解除することにより、計量注出器200を容器2の口部3から取り外す。そして、図11の矢印A5に示すように、一対の弾性片部211を摘んで径方向内方に弾性変形させる。これにより、弾性片部211の係合突出部211Aと嵌合筒部222Aとの係合が解除される。そして、内側部材201を外側部材202に対して下方に押し込む。
以上のようにして、内側部材201を外側部材202から取り外す。
例えば、装着筒部は、口部に螺着する構成となっているが、口部に嵌合して装着する構成など、他の構成であってもよい。また、内側部材または外側部材は、口部に装着される装着筒部を有しているが、別の装着部材を用いて口部に取り付けられてもよい。
弾性片部は、一対設けられているが、1以上設けられていればよい。
内側部材及び外側部材は、例えば第1実施形態において第1摺動筒部の上端が円環部の下面に突き当たることによって注出位置で相対的に位置決めされているが、充填位置及び注出位置においてスナップ係合するような他の構成であってもよく、充填位置と注出位置との間で往復移動可能であれば、位置決めしない構成としてもよい。
充填位置と注出位置との間に中間位置を設定しているが、中間位置を設定しなくてもよい。
連通路は、装着筒部内と連通口とを接続する流路であればよく、溝状など、他の形状であってもよい。
外側部材は、第1及び第2摺動筒部を有しているが、内側部材に対する外側部材の往復移動が安定して行えれば、第1及び第2摺動筒部の一方または双方を有していなくてもよい。
Claims (6)
- 内側部材と、前記内側部材に相対移動可能に外嵌され、該内側部材との間に充填空間を形成する中空の外側部材と、を備え、内容物を収容する容器の口部に取り付けられる計量注出器であって、
前記内側部材が、前記口部内に連通する連通路及び前記連通路と前記充填空間とを連通する連通口が形成された連通部と、前記充填空間内の内容物を注出する前記外側部材に形成された注出口を開閉する栓体部と、径方向内方に弾性変形する弾性片部と、を有し、
前記内側部材及び前記外側部材のうちの一方が、前記連通口を開放しかつ前記注出口を閉塞する充填位置と、前記連通口を閉塞しかつ前記注出口を開放する注出位置と、の間で往復移動可能であり、
前記弾性片部が、少なくとも一部が前記外側部材から露出可能に配設され、径方向外方に突出して前記外側部材に形成された第1係合部に係合することで前記外側部材の前記内側部材からの離脱を規制する第2係合部を有することを特徴とする計量注出器。 - 前記弾性片部が、径方向に間隔をあけて一対形成されていることを特徴とする請求項1に記載の計量注出器。
- 前記第2係合部が、前記外側部材を前記内側部材に対して前記充填位置及び前記注出位置のうちの一方で相対的に停止させることを特徴とする請求項1または2に記載の計量注出器。
- 前記外側部材を前記内側部材に対して前記充填位置及び前記注出位置のうちの他方で相対的に停止させる停止部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の計量注出器。
- 前記充填位置と前記注出位置との間に、前記連通口及び前記注出口が閉塞される中間位置が設定されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の計量注出器。
- 前記外側部材が、前記内側部材の外周面に沿って相対的に摺動する摺動筒部を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の計量注出器。
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