JP2019172343A - 注出キャップ - Google Patents
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Abstract
Description
本発明に係る注出容器は、内容物が収容される容器本体の口部に装着されるとともに、前記口部を閉塞する閉塞部に前記口部内に連通する第1注出口が形成された有頂筒状の装着部材と、第1ヒンジを介して前記装着部材に回動可能に接続されるとともに、キャップ軸に沿う軸方向で前記閉塞部に対向する頂壁部に第2注出口が形成された下キャップと、前記下キャップに第2ヒンジを介して回動可能に接続され、前記第2注出口を開閉する上キャップと、を備え、前記頂壁部のうち、前記第2注出口を回避した部分には、前記第1注出口の周囲を取り囲み、前記第1注出口から注出される内容物が収容される受部が形成され、前記第1注出口及び前記第1ヒンジは、前記キャップ軸を径方向に挟む両側に各別に配設され、前記第2注出口及び前記第2ヒンジは、前記キャップ軸を径方向に挟む両側に各別に配設され、前記第1ヒンジ及び前記第2ヒンジは、前記キャップ軸回りの周方向で異なる位置に配置され、前記第1注出口及び前記第2注出口は、前記キャップ軸回りの周方向で異なる位置に配置されている。
一方、所定量の内容物を注出するには、下キャップの閉位置(装着部材に装着された状態)において、注出キャップが下方を向く倒立姿勢に容器本体を傾ける。すると、容器本体内の内容物が第1注出口を通じて受部内に一次計量される。その後、注出キャップが上方を向く正立姿勢に容器本体を戻す。すると、受部に一次計量された内容物が下方に落下することで、閉塞部に所定量の内容物が二次計量される。この状態で、第2注出口を通じて内容物を外部に注出することで、二次計量された所定量の内容物を注出できる。
このように、本発明に係る構成によれば、容器本体内の内容物が第1注出口を通じて直接注出されることで、任意の量の内容物を注出することができる。一方、受部に一次計量された内容物が第2注出口を通じて注出されることで、所定量の内容物を注出できる。
したがって、装着部材に対する下キャップの開閉状態を切り替えるだけで、注出態様を容易に切り替えることができる。しかも、本発明に係る構成では、第1ヒンジ及び第2ヒンジを介して装着部材、下キャップ及び上キャップを一体で形成することができるので、装着部材、下キャップ及び上キャップを別体で形成する場合に比べて構成の簡素化を図ることができる。
この構成によれば、各注出口が対応するヒンジに対してキャップ軸に対して径方向の反対側に配置される。そのため、注出時において、例えば第1注出口(又は第2注出口)を通じて内容物を注出する際、内容物の注出が第1ヒンジ(又は第2ヒンジ)によって妨げられることを抑制できる。そのため、容器本体を注出姿勢とした際に各注出口から内容物を注出し易い。
この構成によれば、第1ヒンジ及び第2ヒンジを周方向で離間させることができるので、上キャップの開操作時において、上キャップに作用する引き上げ力によって下キャップが上キャップとともに予期せず開動作することを抑制できる。
この構成によれば、第1注出口及び第2注出口を周方向で離間させることができるので、所定量の内容物を注出する際、第1注出口から流出した内容物が第2注出口を通じて外部に漏れるのを抑制できる。また、規制筒の内径を拡大することができるので、受部の容積を確保し易くなる。
この構成によれば、上述した作用効果がより奏効される。
この構成によれば、所定量の内容物を注出する際、受部内から落下した内容物が閉塞部を伝って第2注出口の下方に案内され易くなる。したがって、受部で一次計量された内容物を、第2注出口を通じて確実に注出し易くなる。
図1に示すように、注出容器1は、有底筒状の容器本体11と、容器本体11の口部11aに着脱可能に装着された有頂筒状の注出キャップ12と、を備えている。容器本体11及び注出キャップ12は、それぞれの中心軸が共通軸上に位置している。以下、容器本体11及び注出キャップ12の共通軸をキャップ軸Oといい、正立状態においてキャップ軸Oに沿う容器本体11側を単に下側、注出キャップ12側を単に上側という。さらに、キャップ軸O方向から見た平面視において、キャップ軸Oに交差する方向を径方向といい、キャップ軸O回りに周回する方向を周方向という。
装着筒31は、口部11aに螺着されている。但し、装着筒31は、例えばアンダーカット嵌合等の螺着以外の方法によって口部11aに装着されていてもよい。
フランジ部32は、装着筒31の上端部から径方向の内側に突設されている。フランジ部32は、口部11aの上端縁に配置されている。
シール筒37は、フランジ部32の内周縁から下方に延在している。シール筒37は、口部11a内に嵌合されている。
外筒43は、上下両端部の外径が中央部の外径に対して縮径されて形成されている。外筒43の下端部は、装着筒31内に嵌合可能に構成されている。上述した第1ヒンジ41は、装着筒31及び外筒43の前端部同士を連結している。すなわち、第1ヒンジ41及び第1注出口39は、キャップ軸Oを間に挟んで前後方向L1の両側(前後方向L1で対向する位置)に各別に配設されている。
主ヒンジ71は、周方向から見た側面視で三角形状に屈曲された弾性変形可能な板状である。主ヒンジ71は、上キャップ23を下キャップ22に対して開位置又は閉位置に向けて付勢しうるように構成されている。具体的に、主ヒンジ71は、下方に向かうに従い後方に延びる傾斜片75と、傾斜片75の下端部から前方に延びる指掛け部76と、を有している。
指掛け部76は、外筒43の外周面から後方に突出している。指掛け部76の前端部は、外筒43に回動可能に連結されている。指掛け部76の後端部は、上述したように傾斜片75に連結されている。指掛け部76の後端部は、装着筒31及び周壁部61の後端外周面よりも後方に位置している。なお、図示の例において、指掛け部76の下面は、キャップ軸Oに直交する面内に延びる平坦面とされている。但し、指掛け部76の下面は、傾斜面等であってもよい。
上突出部81は、周方向から見た側面視で三角形状に形成されている。上突出部81の上面は、後方に向かうに従い下方に向けて傾斜する傾斜面とされている。
下突出部82は、周方向から見た側面視で三角形状に形成されている。下突出部82の下面は、後方に向かうに従い上方に向けて傾斜する傾斜面とされている。但し、下突出部82の下面は、平坦面等であってもよい。
この構成によれば、第2注出形態において、容器本体11内の内容物が第1注出口39を通じて直接注出されることで、任意の量の内容物を注出することができる。一方、第2注出形態において、受部57に一次計量された内容物が第2注出口55を通じて注出されることで、所定量の内容物を注出できる。
したがって、装着部材21に対する下キャップ22の開閉状態を切り替えるだけで、注出態様を容易に切り替えることができる。しかも、本実施形態では、第1ヒンジ41及び第2ヒンジ60を介して装着部材21、下キャップ22及び上キャップ23を一体で形成することができるので、装着部材21、下キャップ22及び上キャップ23を別体で形成する場合に比べて構成の簡素化を図ることができる。
この構成によれば、各注出口39,55が対応するヒンジ41,60に対してキャップ軸Oに対して反対側に配置される。そのため、注出時において、例えば第1注出口39(又は第2注出口55)を通じて内容物を注出する際、内容物の注出が第1ヒンジ41(又は第2ヒンジ60)によって妨げられるのを抑制できる。そのため、注出容器1を注出姿勢とした際に各注出口39,55から内容物を注出し易い。
この構成によれば、第1ヒンジ41及び第2ヒンジ60を周方向で離間させることができるので、上キャップ23の開操作時において、上キャップ23に作用する引き上げ力によって下キャップ22が上キャップ23とともに予期せず開動作することを抑制できる。
この構成によれば、第1注出口39及び第2注出口55を周方向で離間させることができるので、第2注出形態において、第1注出口39から流出した内容物が第2注出口55を通じて外部に漏れるのを抑制できる。また、受部57の容積を確保し易くなる。
この構成によれば、上述した作用効果がより奏効される。
この構成によれば、第2注出形態において、受部57内から落下した内容物が隔壁部38を伝って第2注出口55の下方に案内され易くなる。したがって、受部57で計量した内容物を、第2注出口55を通じて確実に注出し易くなる。
上述した実施形態では、第1注出口39及び第2注出口55がキャップ軸Oを間に挟んで前後方向L1で対向した位置に配置され、第1ヒンジ41及び第2ヒンジ60がキャップ軸Oを間に挟んで前後方向L1で対向した位置に配置された構成について説明したが、この構成のみに限られない。すなわち、第1注出口39及び第2注出口55同士、並びに第1ヒンジ41及び第2ヒンジ60同士が周方向で異なる位置に配置されていればよい。
11a…口部
12…注出キャップ
21…装着部材
22…下キャップ
23…上キャップ
33…閉塞部
39…第1注出口
41…第1ヒンジ
45…頂壁部
55…第2注出口
57…受部
60…第2ヒンジ
Claims (3)
- 内容物が収容される容器本体の口部に装着されるとともに、前記口部を閉塞する閉塞部に前記口部内に連通する第1注出口が形成された有頂筒状の装着部材と、
第1ヒンジを介して前記装着部材に回動可能に接続されるとともに、キャップ軸に沿う軸方向で前記閉塞部に対向する頂壁部に第2注出口が形成された下キャップと、
前記下キャップに第2ヒンジを介して回動可能に接続され、前記第2注出口を開閉する上キャップと、を備え、
前記頂壁部のうち、前記第2注出口を回避した部分には、前記第1注出口の周囲を取り囲み、前記第1注出口から注出される内容物が収容される受部が形成され、
前記第1注出口及び前記第1ヒンジは、前記キャップ軸を径方向に挟む両側に各別に配設され、
前記第2注出口及び前記第2ヒンジは、前記キャップ軸を径方向に挟む両側に各別に配設され、
前記第1ヒンジ及び前記第2ヒンジは、前記キャップ軸回りの周方向で異なる位置に配置され、
前記第1注出口及び前記第2注出口は、前記キャップ軸回りの周方向で異なる位置に配置されていることを特徴とする注出キャップ。 - 前記第1注出口及び前記第2注出口は、前記キャップ軸を径方向に挟む両側に各別に配設され、
前記第1ヒンジ及び前記第2ヒンジは、前記キャップ軸を径方向に挟む両側に各別に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の注出キャップ。 - 前記閉塞部は、径方向における前記第1注出口側から前記第2注出口側に向かうに従い下方に傾斜していることを特徴とする請求項2に記載の注出キャップ。
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2018
- 2018-03-29 JP JP2018064680A patent/JP6956669B2/ja active Active
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