JP6187426B2 - 溶融金属めっき装置及び溶融金属めっき装置の不純物除去方法 - Google Patents

溶融金属めっき装置及び溶融金属めっき装置の不純物除去方法 Download PDF

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本発明は、ロールを用いてめっき対象の帯状部材を溶融金属めっき液内に案内し、前記帯状部材に連続して溶融金属膜を形成させる溶融金属めっき装置及び溶融金属めっき装置の不純物除去方法に関する。
従来から、溶融金属めっき鋼板を連続的に製造する溶融金属めっき装置では、溶融金属めっき液が満たされた、めっき槽内に鋼帯を連続的に供給する。めっき槽内に配置されたシンクロールは、鋼帯をめっき槽内の深部に案内し、鋼帯の進行方向をめっき槽内から鉛直上方に変換する。方向変換された鋼帯には、溶融めっき層が形成されて、めっき槽の上方に引き上げられる。
なお、めっき槽内には、シンクロールによって鉛直上方に方向変換された鋼帯の引き上げ位置を安定させるとともに、鋼帯の反りを抑制するための一対のサポートロールが配置されている。
上述した溶融金属めっき装置では、鋼帯に対する連続溶融金属めっきを行うと、溶融金属めっき液の一部が酸化して不純物(ドロス)が生成され、この不純物が溶融金属めっき液内に懸濁する。この懸濁した不純物がロールの表面に付着すると、ロールと接触する鋼帯に転写される。この不純物の鋼帯への転写は、溶融金属めっき鋼板に対する押し疵などの欠陥となる。
このため、特許文献1では、溶融金属めっき浴中に配置したロールの表面に接触する研磨部を設け、ロール表面に付着した表面付着物を除去するようにしている。この研磨部は、ロールの回転に伴ってロールの軸方向に横行させることによってロール表面全体の表面付着物を除去する。また、研磨部は、加熱され、ロールの回転速度に応じて加熱量を変化するようにしている。
特開2013−76111号公報
しかし、研磨部によってロール表面の付着物を除去しても、除去された付着物は、溶融金属めっき浴中に浮遊することになる。この浮遊した付着物は、溶融金属めっき液中の不純物と同様に、溶融金属めっき鋼板に付着する。この結果、製造される溶融金属めっき鋼板に欠陥が生じることになる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、溶融金属めっき鋼板の品質不良の発生を抑えることができる溶融金属めっき装置及び溶融金属めっき装置の不純物除去方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる溶融金属めっき装置は、ロールを用いてめっき対象の帯状部材を溶融金属めっき液内に案内し、前記帯状部材に連続して溶融金属膜を形成させる溶融金属めっき装置であって、前記ロールの表面に研磨部を押圧して前記ロールの表面に付着する表面付着物を除去する表面付着物除去部と、前記帯状部材と前記ロールとが接触する接触部の上流側に吸引開口が設けられた吸引管を介して溶融金属めっき液を吸引して不純物を除去する不純物吸引除去部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる溶融金属めっき装置は、上記の発明において、前記ロールは、前記帯状部材を溶融金属めっき槽内に案内するシンクロールと、前記溶融金属めっき槽からシンクロールを介した帯状部材の引き出しを案内する一対のサポートロールであり、前記吸引開口は、前記シンクロール及び一対のサポートロールが前記帯状部材と接触する接触部の上流側にそれぞれ設けられたことを特徴とする。
また、本発明にかかる溶融金属めっき装置は、上記の発明において、前記表面付着物除去部は、前記ロールの回転に伴って前記研磨部を前記ロールに押圧しつつ前記ロールの軸方向に横行して前記ロールの表面に付着する表面付着物を除去し、前記研磨部にかかる負荷が所定値以上である場合、前記研磨部の横行を停止して前記表面付着物を除去することを特徴とする。
また、本発明にかかる溶融金属めっき装置は、上記の発明において、前記表面付着物除去部は、前記研磨部を加熱して前記表面付着物を除去することを特徴とする。
また、本発明にかかる溶融金属めっき装置の不純物除去方法は、ロールを用いてめっき対象の帯状部材を溶融金属めっき液内に案内し、前記帯状部材に連続して溶融金属膜を形成させる溶融金属めっき装置の不純物除去方法であって、前記ロールの表面に研磨部を押圧して前記ロールの表面に付着する表面付着物を除去し、前記帯状部材と前記ロールとが接触する接触部の上流側に吸引開口が設けられた吸引管を介して溶融金属めっき液を吸引して不純物を除去することを特徴とする。
また、本発明にかかる溶融金属めっき装置の不純物除去方法は、上記の発明において、前記ロールの表面に付着する表面付着物を除去する場合、前記ロールの回転に伴って前記研磨部を前記ロールに押圧しつつ前記ロールの軸方向に横行して前記ロールの表面に付着する表面付着物を除去し、前記研磨部にかかる負荷が所定値以上である場合、前記研磨部の横行を停止して前記表面付着物を除去することを特徴とする。
本発明によれば、ロールの表面に研磨部を押圧して前記ロールの表面に付着する表面付着物を除去し、めっき対象の帯状部材と前記ロールとが接触する接触部の上流側に吸引開口が設けられた吸引管を介して溶融金属めっき液を吸引して不純物を除去するようにしている。これにより、除去された表面付着物が溶融めっき液内に浮遊する前に効率的に除去されるとともに、溶融金属めっき液内の不純物が接触部で帯状部材に転写される前に除去されるため、めっきされた帯状部材である溶融金属めっき鋼板の品質不良の発生を抑えることができる。
図1は、本発明の実施の形態にかかる溶融金属めっき装置の全体構成を示す模式図である。 図2は、図1に示した表面付着物除去部の詳細構成を左側面からみた模式図である。 図3は、表面付着物除去制御部による表面付着物除去制御処理手順を示すフローチャートである。 図4は、研磨部による表面付着物を除去する状態を示す図である。 図5は、加熱機構を有した研磨部及びブレードの構成を示す模式図である。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
(装置構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる溶融金属めっき装置1の全体構成を示す模式図である。図1に示すように溶融金属めっき装置1は、溶融金属めっき液2が満たされた、めっき槽3を有する。溶融金属めっき液2内にはシンクロール4及び一対のサポートロール5,6を有する。めっき対象の帯状部材である鋼帯Sは、一部が溶融金属めっき液2に浸されたスナウト7を介して溶融金属めっき液2内に供給される。スナウト7を介した鋼帯Sは、溶融金属めっき液2内の深部に設けられたシンクロール4まで斜めに侵入し、その後、シンクロール4によって鉛直上方に方向変換される。方向変換された鋼帯Sは、溶融金属めっき液中に設けられた一対のサポートロール5,6によって表裏を挟んで案内されることによって鋼帯Sの鉛直引き上げ時の安定と反りの抑制とが図られる。なお、本実施の形態では、溶融金属の一例として溶融亜鉛を用いている。鋼帯Sは、溶融金属めっき液2内を通過することによって、表裏に溶融金属膜が形成される。
溶融金属めっき液2中から鉛直に引き上げられた鋼帯Sは、溶融金属めっき液2の上方であって鉛直引き上げ方向に設けられたワイピングノズル8から噴射されるガスによって、めっきの付着量が調整される。その後、めっきの付着量が調整された鋼帯Sは、必要に応じて合金化炉9で加熱され、めっき層の合金化がなされる。
[表面付着物除去部]
表面付着物除去部10は、3つの表面付着物除去部11〜13を有する。表面付着物除去部11は、シンクロール4の表面に付着する表面付着物を除去する。また、表面付着物除去部12,13は、それぞれサポートロール5,6の表面に付着する表面付着物を除去する。各表面付着物除去部11〜13は、それぞれブレード11a,12a,13aの先端に設けられた研磨部11b,12b,13bが、回転するロールの表面を研磨することによって表面付着物を除去する。なお、詳細構成については、後述する。
[不純物吸引除去部]
不純物吸引除去部20は、3つの吸引管21〜23を有する。吸引管21の吸引開口21aは、鋼帯Sとシンクロール4とが接触する接触部の上流側領域E1に設けられる。また、吸引管22,23の吸引開口22a,23aは、鋼帯Sとサポートロール5,6とがそれぞれ接触する接触部の上流側領域E2,E3に設けられる。
吸引管21〜23は、吸引ポンプPに接続される。吸引ポンプPは、各吸引開口21a,22a,23aを介して上流側領域E1〜E3の溶融金属めっき液2を吸引し、タンクTに吐出する。タンクTは、吸引した溶融金属めっき液2が上部で通過可能な深さをもつ仕切り板24に仕切られ、一方の領域にフィルタ25が設けられる。吸引ポンプPは、フィルタ25が設けられていない他方の領域に、吸引した溶融金属めっき液2を供給する。仕切り板24を越え、フィルタ25が設けられた一方の領域に移動した溶融金属めっき液2は、フィルタ25によって不純物が除去され、清浄な溶融金属めっき液2として再び、めっき槽3内に戻される。なお、コントローラCの不純物吸引除去制御部C2は、吸引ポンプPを制御することによって、各吸引開口21a,22a,23aからの吸引量を制御する。
上流側領域E1〜E3は、それぞれ鋼帯Sの移動とともに、鋼帯Sの進行方向に沿った溶融金属めっき液2の流れF1〜F3が生じ、その流れF1〜F3がシンクロール4あるいはサポートロール5,6の接触部の上流側近傍で折り返されて不純物が吹き溜まる領域である。また、上流側領域E1〜E3は、鋼帯Sと、シンクロール4あるいはサポートロール5,6との接触部の上流側であり、この領域に存在する不純物は鋼帯Sに転写される可能性が高い。したがって、吸引開口21a,22a,23aを介して上流側領域E1〜E3の溶融金属めっき液2を吸引することによって、めっき槽3内の溶融金属めっき液2の不純物を効率よく除去することができるとともに、不純物の鋼帯Sへの転写を抑止することができる。また、吸引開口21a,22a,23aは、表面付着物除去部11,12,13が表面付着物を除去するシンクロール4,サポートロール5,6の近傍に位置するため、除去された表面付着物が溶融金属めっき液2内に拡散する前に効率よく吸引して除去される。
なお、スナウト7近傍にも、不純物が多く浮遊するため、スナウト7の出力端あるいはスナウト7内の液面下に吸引開口を設けて溶融金属めっき液2を吸引して不純物を除去するようにしてもよい。
[表面付着物除去部の詳細構成]
図2は、図1に示した表面付着物除去部11の詳細構成を左側面からみた模式図である。図2に示すように表面付着物除去部11は、上述したように、ブレード11aの先端に設けられた研磨部11bが、回転するシンクロール4の表面を研磨することによって表面付着物を除去する。なお、シンクロール4は、めっき槽3の上端部に設けられたロール支持部材4bによって支持される。ロール支持部材4bの一端は、めっき槽3内に延在するフランジを有し、2つのロール支持部材4bのフランジの先端が、シンクロール4の両端の回転軸4aを回転自在に支持する。回転軸4aはY軸方向に平行である。
研磨部11bは、溶融金属への耐久性を有する金属材料が用いられ、例えばステンレス鋼などで形成される。研磨部11bは、すり磨く機能以外に、刃状の形状で削る研削機能を含む。
ブレード11aは、基端側がブレード押圧部14に取り付けられている。ブレード押圧部14は、ブレード11aを軸方向A1(Z方向)に変位させる、図示しないエアシリンダを有する。エアシリンダは、ブレード11aをシンクロール4から離間させる方向への弾性力を有するバネ部材を有する。また、エアシリンダは、例えば、図示しないコンプレッサに接続され、圧縮機から供給される圧縮空気が送入されることによって、バネ部材の+Z方向への弾性力に抗してブレード11aをシンクロール4側に変位させる。そして、この圧縮空気によってエアシリンダは、研磨部11bをシンクロール4に押し付ける。ブレード押圧部14は、図1に示した表面付着物除去制御部C1に接続される。表面付着物除去制御部C1は、研磨部11bのシンクロール4への押圧力を制御する。
ブレード押圧部14は、ボールねじ機構15に接続される。ボールねじ機構15は、ボールねじ16がY軸まわりに回動すると、ブレード押圧部14に設けられたナット17をY軸方向に移動する。ボールねじ16は、一端がモータ18に接続され、ボールねじ16を回動する。モータ18は、図1に示したコントローラCの表面付着物除去制御部C1に接続されている。表面付着物除去制御部C1は、ボールねじ16の右回転及び左回転を繰り返し、研磨部1bをシンクロール4の表面を押圧しつつ、シンクロール4の軸方向A2(Y軸方向)に横行させる制御を行う。
[表面付着物除去部の表面付着物除去制御処理]
ここで、図3に示したフローチャートを参照して、表面付着物除去制御部C1による表面付着物除去制御処理手順について説明する。図3に示すように、表面付着物除去制御部C1は、まず、所定押圧力でブレード11aを横行させる(ステップS101)。ブレード11aに対する所定押圧力は、ブレード押圧部14を介して、研磨部11bを所定押圧力でシンクロール4の表面を押圧することになる。押圧力はロールやブレードの材質等により、適宜選択すればよい。また、ブレード11aの横行は、モータ18を介して、研磨部11bをシンクロール4の表面を横行させる。例えば、図4(a)に示すように、研磨部11bは、シンクロール4が回転している状態で表面を横行することによって、シンクロール4の表面をジグザグに走行し、シンクロール4の回転に伴って、研磨部11bは、シンクロール4の表面を万遍なく研磨することができる。
その後、表面付着物除去制御部C1は、モータ18のモータ負荷電流値が所定電流値を超えたか否かを判断する(ステップS102)。モータ負荷電流値が所定電流値を超えない場合(ステップS102,No)には、ステップS101に移行して、上述した研磨部11bの横行による不純物除去を行う。一方、モータ負荷電流値が所定電流値を超えた場合(ステップS102,Yes)には、ブレード11aの横行を停止する(ステップS103)。その後、モータ負荷電流値の大きさに応じた押圧力を増加させる(ステップS104)。このモータ負荷電流値が所定電流値を超えた場合は、図4(b)に示すように、研磨部11bが大きな不純物101の付着を検出した場合であり、研磨部11bは、横行が停止されて不純物101が存在する部分を除去する。この場合、研磨部11bは、ジグザグに横行しないため、シンクロール4の1回転毎に確実かつ迅速に不純物を除去する研磨を行うことができる。なお、モータ負荷電流値の閾値は、モータの容量等によって適宜選択すればよい。
その後、表面付着物除去制御部C1は、モータ18のモータ負荷電流値が所定電流値以下になったか否かを判断する(ステップS105)。モータ負荷電流値が所定電流値以下でない場合(ステップS105,No)には、ステップS104に移行し、研磨部11bの横行が停止された状態で、不純物101の除去を行う。一方、モータ負荷電流値が所定電流値以下となった場合(ステップS105,Yes)には、ステップS101に移行し、研磨部11bの横行を再開させて不純物除去を行う。
[研磨部の加熱機構]
なお、研磨部11bを加熱する加熱機構を持たせてもよい。例えば、図5に示すように、研磨部11bがブレード11aに接続される部分に加熱コイル32を設け、熱源31によって研磨部11bを加熱するようにしてもよい。なお、加熱した研磨部11bをシンクロール4の表面に押し付けると、アルミニウムを含む付着物が溶解して不純物を除去しやすくなる。研磨部11bには、熱電対などの温度センサ33が設けられ、研磨部11bの温度が検出される。表面付着物除去制御部C1は、温度センサ33が検出した温度をもとに、加熱量を制御し、研磨部11bが所定温度範囲となる制御を行う。その結果、シンクロール4の回転速度が速くなるに従って、研磨部11bへの加熱量が多くなる制御が行われることになる。
1 溶融金属めっき装置
2 溶融金属めっき液
3 めっき槽
4 シンクロール
4a 回転軸
4b ロール支持部材
5,6 サポートロール
7 スナウト
8 ワイピングノズル
9 合金化炉
10,11,12,13 表面付着物除去部
11a,12a,13a ブレード
11b,12b,13b 研磨部
14 ブレード押圧部
15 ボールねじ機構
16 ボールねじ
17 ナット
18 モータ
20 不純物吸引除去部
21,22,23 吸引管
21a,22a,23a 吸引開口
24 仕切り板
25 フィルタ
31 熱源
32 加熱コイル
33 温度センサ
101 不純物
A1,A2 軸方向
C1 表面付着物除去制御部
C2 不純物吸引除去制御部
E1,E2,E3 上流側領域
P 吸引ポンプ
S 鋼帯
T タンク

Claims (5)

  1. ロールを用いてめっき対象の帯状部材を溶融金属めっき液内に案内し、前記帯状部材に連続して溶融金属膜を形成させる溶融金属めっき装置であって、
    前記ロールの表面に研磨部を押圧して前記ロールの表面に付着する表面付着物を除去する表面付着物除去部と、
    前記帯状部材と前記ロールとが接触する接触部の上流側に吸引開口が設けられた吸引管を介して溶融金属めっき液を吸引して不純物を除去する不純物吸引除去部と、
    を備え
    前記ロールは、前記帯状部材を溶融金属めっき槽内に案内するシンクロールと、前記溶融金属めっき槽からシンクロールを介した帯状部材の引き出しを案内する一対のサポートロールであり、
    前記吸引開口は、前記シンクロール及び一対のサポートロールが前記帯状部材と接触する接触部の上流側にそれぞれ設けられたことを特徴とする溶融金属めっき装置。
  2. 前記表面付着物除去部は、前記ロールの回転に伴って前記研磨部を前記ロールに押圧しつつ前記ロールの軸方向に横行して前記ロールの表面に付着する表面付着物を除去し、前記研磨部にかかる負荷が所定値以上である場合、前記研磨部の横行を停止して前記表面付着物を除去することを特徴とする請求項に記載の溶融金属めっき装置。
  3. 前記表面付着物除去部は、前記研磨部を加熱して前記表面付着物を除去することを特徴とする請求項1または2に記載の溶融金属めっき装置。
  4. ロールを用いてめっき対象の帯状部材を溶融金属めっき液内に案内し、前記帯状部材に連続して溶融金属膜を形成させる溶融金属めっき装置の不純物除去方法であって、
    前記ロールは、前記帯状部材を溶融金属めっき槽内に案内するシンクロールと、前記溶融金属めっき槽からシンクロールを介した帯状部材の引き出しを案内する一対のサポートロールであり、
    前記シンクロール及び一対のサポートロールの表面に研磨部を押圧して前記シンクロール及び一対のサポートロールの表面に付着する表面付着物を除去し、前記帯状部材と前記シンクロール及び一対のサポートロールとが接触する接触部の上流側に吸引開口が設けられた吸引管を介して溶融金属めっき液を吸引して不純物を除去することを特徴とする溶融金属めっき装置の不純物除去方法。
  5. ロールを用いてめっき対象の帯状部材を溶融金属めっき液内に案内し、前記帯状部材に連続して溶融金属膜を形成させる溶融金属めっき装置の不純物除去方法であって、
    前記ロールの表面に研磨部を押圧して前記ロールの表面に付着する表面付着物を除去し、前記帯状部材と前記ロールとが接触する接触部の上流側に吸引開口が設けられた吸引管を介して溶融金属めっき液を吸引して不純物を除去し、
    前記ロールの表面に付着する表面付着物を除去する場合、前記ロールの回転に伴って前記研磨部を前記ロールに押圧しつつ前記ロールの軸方向に横行して前記ロールの表面に付着する表面付着物を除去し、前記研磨部にかかる負荷が所定値以上である場合、前記研磨部の横行を停止して前記表面付着物を除去することを特徴とする溶融金属めっき装置の不純物除去方法。
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