JP6187226B2 - 電子装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子装置の製造方法に関する。
電子部品間の電極を、半田を用いて接合し、電気的に接続する技術が知られている。電極と半田の間には、電極に含まれる金属元素と、半田に含まれる成分元素との拡散により、合金が形成されることが知られている。例えば、電極側のニッケル(Ni)と、スズ(Sn)を含む半田との間に、NiSn合金が形成されることや、電極側の銅(Cu)と、Snを含む半田との間に、CuSn合金が形成されることが知られている。
特開2006−2177号公報 特開2007−165671号公報
接合する電子部品は、互いの電極に、一方にCu、他方にNiが用いられる場合がある。この場合、各電極の材料の違い、それらの材料に含まれる金属元素の半田に含まれるSnに対する拡散係数の違いに起因して、接合時や接合後の各電極と半田の間には、互いに異なる合金が形成され得る。電極と半田の間におけるこのような異なる合金形成が、電極間の接合強度の低下、電子部品間の接合信頼性の低下を招く場合がある。
本発明の一観点によれば、Niを含む第1電極を備えた第1電子部品を準備する工程と、Cuを含む第2電極と、前記第2電極上に形成されたSnを含むバンプとを備えた第2電子部品を準備する工程と、前記第1電極上に、CuSn合金を含む第1合金を形成する工程と、前記第1合金の形成後に、前記バンプを用いて前記第1合金と前記第2電極とを接合する工程とを含む電子装置の製造方法が提供される。
開示の技術によれば、電極間の接合強度が高く、電子部品間の接合信頼性に優れる電子装置を実現することが可能になる。
電子装置の一例を示す図である。 接合部の電極との界面領域の構造例を示す図(その1)である。 接合部の電極との界面領域の構造例を示す図(その2)である。 第1の実施の形態に係る電子部品の電極形成工程の一例を示す図である。 第1の実施の形態に係る電子部品の電極形成工程の別例を示す図である。 第1の実施の形態に係る電子部品の接合工程の一例を示す図である。 第1の実施の形態に係る電子部品の接合工程の別例を示す図である。 第1の実施の形態に係る電子部品の構成例を示す図である。 第2の実施の形態に係る電子部品の電極形成工程の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る電子部品の接合工程の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る電子部品の構成例を示す図である。 半導体素子の一例を示す図である。 半導体素子の電極構造例を示す図(その1)である。 半導体素子の電極構造例を示す図(その2)である。 半導体パッケージの一例を示す図である。 回路基板の一例を示す図である。 回路基板の電極構造例を示す図である。
図1は電子装置の一例を示す図である。図1には、電子装置の一例の要部断面を模式的に図示している。
図1に示す電子装置1は、電子部品10及び電子部品20、並びに、電子部品10と電子部品20の間を接合する接合部30を有している。
電子部品10は、その表面10aに設けられた電極11を有する。ここでは一例として、1つの電極11を図示している。
電子部品20は、電子部品10に対向して配置される。電子部品20は、電子部品10の表面10aと対向する表面20aに設けられた電極21を有する。ここでは一例として、1つの電極21を図示している。電子部品20の電極21は、電子部品10の電極11に対応する位置に設けられる。
電子部品10及び電子部品20にはそれぞれ、例えば、半導体素子(半導体チップ)、半導体素子を備える半導体パッケージ、又は回路基板が用いられる。
電子部品10の電極11及び電子部品20の電極21にはそれぞれ、各種導体材料を用いることができる。例えば、電子部品10の電極11及び電子部品20の電極21にはそれぞれ、成分元素として銅(Cu)、ニッケル(Ni)等の金属元素を含む材料が用いられる。尚、接合前又は接合後の電極11及び電極21は、このような金属元素を含む単層構造である場合のほか、積層構造である場合もある。
接合部30は、電子部品10の電極11と、電子部品20の電極21との間に設けられ、それらの電極11と電極21とを接合する。
接合部30には、半田が用いられる。半田には、その成分元素としてスズ(Sn)を含む半田(Sn系半田)を用いることができる。半田には、鉛(Pb)を含まないPbフリー半田を用いることができる。例えば、接合部30には、Snのほか、Snに銀(Ag)、Cu、Ni、亜鉛(Zn)、ビスマス(Bi)、インジウム(In)、パラジウム(Pd)、金(Au)等を添加したものが用いられる。
接合部30は、一方の電子部品10の電極11との界面領域に、接合部30の半田の成分元素と、電極11に含まれる金属元素とを含有する合金31を有する。接合部30は、もう一方の電子部品20の電極21との界面領域に、接合部30の半田の成分元素と、電極21に含まれる金属元素とを含有する合金32を有する。これらの合金31及び合金32は、電極11と電極21の接合部30による接合時や、接合後の電子装置1の使用時に、接合部30の半田の成分元素と、電極11及び電極21に含まれる金属元素とが拡散することによって形成される。合金31及び合金32には、所定の元素を所定の組成で含有する金属間化合物(InterMetallic Compound;IMC)が含まれ得る。
上記のような構成を有する電子装置1において、電子部品10の電極11と、電子部品20の電極21とは、同じ材料が用いられる場合のほか、異なる材料が用いられる場合がある。例えば、電極11と電極21に共にCuが用いられる場合や、電極11と電極21に共にNiが用いられる場合がある。このほか、電極11と電極21のうち、一方にCu、他方にNiが用いられている場合もある。
電極11及び電極21に、同じ材料が用いられている場合、接合部30の、電極11及び電極21との各界面領域にそれぞれ形成される合金31及び合金32は、互いに同様の元素成分を含むようになる。例えば、接合部30に用いられる半田にSnが含まれ、電極11と電極21に共にCuが用いられている場合であれば、合金31及び合金32には、互いに、CuとSnを含有するCuSn合金が含まれる。また、接合部30に用いられる半田にSnが含まれ、電極11と電極21に共にNiが用いられている場合であれば、合金31及び合金32には、互いに、NiとSnを含有するNiSn合金が含まれる。
一方、電極11及び電極21に、異なる材料が用いられている場合には、接合部30の、電極11及び電極21との各界面領域にそれぞれ形成される合金31及び合金32が、互いに異なる元素成分を含むようになる。
ここで、電極11と電極21のうち、一方にCuが用いられ、他方にNiが用いられている場合の、接合部30の界面領域の構造について、次の図2及び図3を参照して説明する。
図2及び図3は接合部の電極との界面領域の構造例を示す図である。図2及び図3には、界面領域を含む接合部及び電極の要部断面を模式的に図示している。
ここでは一例として、上記図1の接合部30の半田にSnが含まれ、電子部品20の電極21にCuが用いられ、電子部品10の電極11にNiが用いられている場合を想定する。図2には、接合部30の、Cuが用いられた電極21との界面領域の構造を例示し、図3には、接合部30の、Niが用いられた電極11との界面領域の構造を例示している。
図2に示すように、接合部30の、Cuが用いられた電極21との界面領域には、合金32として、CuSn合金32Aが形成される。CuSn合金32Aは、電極21と電極11の接合部30による接合時に、接合部30の半田に含まれるSn、或いは半田に含まれるSnとCu、電極21に含まれるCuが拡散することによって形成される。例えば、CuSn合金32Aは、Cu6Sn5を主体とする層32Aa、及びCu3Snを主体とする層32Abを含む。
また、図3に示すように、接合部30の、Niが用いられた電極11との界面領域には、合金31として、CuSn合金31A及びNiSn合金31B、並びにそれらの間のCuNiSn合金31Cが形成される。CuSn合金31Aは、電極11と電極21の接合部30による接合時に、接合部30の半田に含まれるSn、或いは半田に含まれるSnとCu、電極21に含まれるCuが拡散することによって形成される。NiSn合金31Bは、電極11と電極21の接合部30による接合時に、接合部30の半田に含まれるSn、電極11に含まれるNiが拡散することによって形成される。CuNiSn合金31Cは、CuSn合金31Aに、NiSn合金31B或いは電極11に含まれるNiが拡散することによって形成される。例えば、CuSn合金31AとしてCu6Sn5を主体とする層、CuNiSn合金31CとしてCu6Sn5にNiが拡散したものを主体とする層、NiSn合金31BとしてNi3Sn4を主体とする層が形成される。
このように、接合する一方の電極21にCuが用いられ、他方の電極11にNiが用いられている場合、接合部30の、電極21及び電極11との各界面領域には、互いに異なる元素成分を含み、異なる構造(組成)の合金32及び合金31が形成される。
電極に用いる材料の組合せがCuとNiである場合、Cuは、Niに比べて、半田に対する拡散係数が大きく、Cuは、比較的速くCuSn合金を形成する。CuSn合金の形成速度は比較的速く、Cuを用いた電極21側には、接合時に、合金32として、比較的速く安定的にCuSn合金32A(CuSn金属間化合物)が形成される。
一方、Niを用いた電極11側には、接合時に、比較的速く安定的にCuSn合金31Aが形成されると共に、CuSn合金31Aに比べて形成速度の遅いNiSn合金31Bが電極11上に形成される。電極11側では、接合時、更には接合後の電子装置1の使用時にも、形成されたCuSn合金31Aと電極11との間の領域でSnとNiの反応が尚も進行し、NiSn合金31Bの形成が進行し得る。NiSn合金31Bの形成が進行し、それに伴い、電極11からNiSn合金31BへのNiの拡散、NiSn合金31BからのNiの拡散等が起こり得る。このような現象のために、Niが用いられた電極11側には、安定的に合金31が形成されない場合が生じる。
上記のような電極11やNiSn合金31BからのNiの拡散が起こると、NiSn合金31Bの界面や内部には、カーケンダルボイドが発生してしまう場合がある。その場合、接合部30では、合金31側のNiSn合金31Bの部位で強度が比較的弱くなり、外力や、加熱に起因して生じる応力等によって、そのNiSn合金31Bの部位を起点にして破壊、断線が起こり易くなる。
このように、電極21と電極11に用いる材料の組合せがCuとNiである場合、Cuが用いられる電極21側には、比較的形成速度の速いCuSn合金32Aが形成され、比較的安定な合金32が形成される。これに対し、Niが用いられる電極11側には、比較的形成速度の速いCuSn合金31Aが形成される一方、比較的形成速度の遅いNiSn合金31Bの形成が進行する。このようなNiSn合金31Bの形成の進行に伴い、Niの拡散が起こり、電極11側に安定的に合金31が形成されないことが起こり得る。Niの拡散は、カーケンダルボイドの発生を招き、その結果、接合部30の強度の低下、電子部品10と電子部品20の接合信頼性の低下を引き起こす場合がある。
以上のような点に鑑み、ここでは、電子部品同士の接合に関し、以下に実施の形態として示すような手法を用いる。
まず、第1の実施の形態について説明する。
図4は第1の実施の形態に係る電子部品の電極形成工程の一例を示す図である。図4(A)には、電子部品の電極形成における第1工程の一例の要部断面を模式的に図示し、図4(B)には、電子部品の電極形成における第2工程の一例の要部断面を模式的に図示している。
まず、図4(A)に示すような、電極41を備える電子部品40が準備される。電子部品40は、半導体素子、半導体素子を備える半導体パッケージ、回路基板等である。電極41は、電子部品40の表面40aに設けられる。ここでは一例として、1つの電極41を図示するが、電子部品40の表面40aには、電極41が複数設けられてもよい。
電子部品40の電極41は、Niを用いて形成される。この場合、電極41は、Ni層(純Niの層又はNiを主体とする層(Ni電極部))の単層構造の電極とすることができるほか、別の金属層(Cu電極部等)の上にNi層(Ni電極部)を積層した積層構造の電極とすることもできる。ここでは図示を省略するが、電極41の表面(Ni電極部上)には、Au層が設けられてもよい。
上記のような電子部品40が準備された後、図4(A)に示すように、その電極41上にCu層42(純Cuの層又はCuを主体とする層)が形成される。Cu層42は、めっき法(電解めっき法、無電解めっき法)、スパッタ法、蒸着法、印刷法等を用いて形成される。
Cu層42の形成後、このCu層42上に、図4(A)に示すように、所定量のSnを含有する層(Sn含有層)43が形成される。
Cu層42上には、この電子部品40に別の電子部品を接合する際、その接合材として用いられる半田に含まれる成分元素を含有する層が形成される。接合材としてSnを含む半田を用いる場合、このような層として、図4(A)に示すようなSn含有層43が、Cu層42上に形成される。Sn含有層43は、接合材として用いられる半田とは異なる組成の層であっても、接合材として用いられる半田と同じ組成の層であってもよい。Sn含有層43は、めっき法(電解めっき法、無電解めっき法)、スパッタ法、蒸着法、印刷法等を用いて形成される。
電極41上に形成されるCu層42及びSn含有層43は、後述のように、アニール(リフロー前のプレアニール)によって、全体的に又は部分的に、合金化される。このアニールによる合金化によって、CuSn合金が形成される。Cu層42及びSn含有層43は、形成する目的のCuSn合金(Cu3Sn、Cu6Sn5等)の組成に基づき、各々の膜厚が設定される。Cu層42は、例えば、1μm〜2μmの膜厚で、電極41上に形成される。Sn含有層43は、例えば、1μm〜2μmの膜厚で、Cu層42上に形成される。
電子部品40の電極41上にCu層42及びSn含有層43が形成された後、前述のように、アニールが行われる。アニールは、Cu層42に含まれるCuと、Sn含有層43に含まれるSnとが拡散するような条件で行われる。例えば、250℃〜340℃で、10秒〜30秒の条件で、アニールが行われる。
所定条件のアニールにより、Cu層42に含まれるCuと、Sn含有層43に含まれるSnとが拡散し、合金化され、電極41上に、図4(B)に示すようなCuSn合金44が形成される。CuSn合金44としては、例えば、金属間化合物であるCu3Sn又はそれを主体とする合金、金属間化合物であるCu6Sn5又はそれを主体とする合金が形成される。他の電子部品との接合時には、このCuSn合金44が、その接合時に用いられるバンプと主に反応する層となる。
Cuは、Niに比べて、Snに対する拡散係数が大きい。CuSn合金の形成速度は、NiSn合金の形成速度よりも速い。上記のように、Niが用いられた電極41上に、Cu層42が形成され、Cu層42を介してSn含有層43が形成された状態から、アニールが行われることで、NiSn合金の形成が抑えられて、電極41上に比較的速く安定的にCuSn合金44が形成される。
このようにCuSn合金44が電極41上に形成されていることで、その後のNiSn合金の形成、即ち、電極41に含まれるNiの拡散、Niの拡散によるNiSn合金の形成が抑えられる。電極41上に形成されるCuSn合金44は、その電極41に含まれるNiの拡散を抑えるバリア層として機能する。
また、図5は第1の実施の形態に係る電子部品の電極形成工程の別例を示す図である。図5(A)には、電子部品の電極形成における第1工程の別例の要部断面を模式的に図示し、図5(B)には、電子部品の電極形成における第2工程の別例の要部断面を模式的に図示している。
上記図4の例では、Niが用いられた電極41上に、Cu層42及びSn含有層43を形成し、アニールすることで、CuSn合金44を形成するようにした。このほか、図5(A)に示すように、電極41上に、めっき法等を用いてCuとSnを含有するCu,Sn含有層48を形成し、その後、アニールを行うことで、所定の金属間化合物を含む、図5(B)に示すようなCuSn合金44を形成してもよい。
上記のようにして電極41上にCuSn合金44が形成された電子部品40が、他の電子部品と半田を用いて接合され、電子装置が形成される。
図6は第1の実施の形態に係る電子部品の接合工程の一例を示す図である。図6(A)には、電子部品の接合前の状態の一例の要部断面を模式的に図示し、図6(B)には、電子部品の接合時の状態の一例の要部断面を模式的に図示している。
まず、図6(A)に示すような、接合する電子部品40及び電子部品50が準備される。
電子部品40は、半導体素子、半導体パッケージ、回路基板等であり、上記図4又は図5に示したような方法で準備される。
電子部品50も同様に、半導体素子、半導体パッケージ、回路基板等である。電子部品50は、図6(A)に示すように、接合時に電子部品40の表面40aと対向する表面50aに、電極51を備える。ここでは一例として、1つの電極51を図示するが、電子部品50の表面50aには、電極51が複数設けられてもよい。電子部品50の電極51は、電子部品40の電極41と対応する位置に設けられる。
電子部品40の電極がNiを用いて形成される一方、電子部品50の電極51は、Cuを用いて形成される。この場合、電極51は、Cu層(純Cuの層又はCuを主体とする層(Cu電極部))の単層構造の電極とすることができるほか、別の金属層(Ni電極部等)の上にCu層(Cu電極部)を積層した積層構造の電極とすることもできる。ここでは図示を省略するが、電極51の表面(Cu電極部上)には、Au層が設けられてもよい。
例えば、このような電子部品50の電極51上に、電子部品40との接合前に予め、接合材として用いられる半田のバンプ60aが設けられる。バンプ60aには、Snを含む半田(Sn系半田)が用いられる。バンプ60aは、例えば、電子部品50の電極51上に、半田ボールを搭載したり、めっき法等を用いて成膜したりすることで設けられた半田を、加熱し溶融することで、形成される(ウェットバック)。これにより、電極51上には、図6(A)に示すような、丸みを帯びたバンプ60aが形成される。
このようにしてバンプ60aが形成される場合、電極51とバンプ60aの界面領域には、加熱によって、電極51に含まれるCuと、バンプ60aに含まれるSn(又はSnとCu)とが拡散し、合金化して、図6(A)に示すようなCuSn合金61が形成され得る。例えば、電極51とバンプ60aの界面領域に、Cu3SnやCu6Sn5といったCuSn合金61が形成される。
Niが用いられた電極41上にCuSn合金44が設けられた電子部品40と、Cuが用いられた電極51上にバンプ60aが設けられた電子部品50とが準備された後、これらの電子部品40と電子部品50が、バンプ60aを用いて接合される。
接合の際は、まず図6(A)に示すように、電子部品40と電子部品50が対向するように配置され、それらの電極41と電極51の位置合わせが行われる。そして、電極51上のバンプ60aが溶融する温度で加熱が行われ、そのバンプ60aが、図6(B)に示すように、電極41上のCuSn合金44に接続される。その後、冷却が行われ、バンプ60aが凝固される。
このような加熱及び冷却(リフロー)の工程において、電子部品40の電極41上には、予めCuSn合金44が形成されており、この例では、電子部品50の電極51上にも同様に、CuSn合金61が形成されている。即ち、電極41側、電極51側共に、CuSn合金44、CuSn合金61が形成されている状態で、リフローが行われ、電極41と電極51がバンプ60aで接合される。
ここで、Niが用いられた電極41上のCuSn合金44はバリア層の役割を果たし、CuSn合金44が形成されていることで、電極41からのNiの拡散が抑えられ、Niの拡散によるNiSn合金の形成が抑えられる。接合時には、電極41と電極51が、どちらとの界面領域にもCuSn合金であるCuSn合金44、CuSn合金61が形成された接合部60で接合され、Niが用いられた電極41側では、CuSn合金44によってNiSn合金の形成が抑えられる。電極41上にCuSn合金44が形成されていることで、接合時のほか、接合後(接合により得られる電子装置1Aの使用時)も、NiSn合金の形成が抑えられる。
尚、図6に示す接合部60は、バンプ60aに含まれる成分元素(Sn)と、接合前に予め電極41、電極51上にそれぞれ形成されたCuSn合金44、CuSn合金61に含まれる成分元素(Cu、Sn)との相互拡散によって形成され得る。図6に示す接合部60の、電極41との界面領域に形成されるCuSn合金44は、接合前に予め電極41上に形成されたCuSn合金44に含まれる成分元素(Cu、Sn)と、接合部60に含まれる成分元素(Sn、Cu)との相互拡散によって形成され得る。図6に示す接合部60の、電極51との界面領域に形成されるCuSn合金61は、接合前に予め電極51上に形成されたCuSn合金61に含まれる成分元素(Cu、Sn)と、接合部60に含まれる成分元素(Sn、Cu)との相互拡散によって形成され得る。
上記手法によれば、異なる材料が用いられた電極41、電極51と接合部60との界面領域に、共にCuSn合金であるCuSn合金44、CuSn合金61が形成される電子装置1Aが得られる。Niが用いられた電極41上にCuSn合金44が形成され、それにより、接合部60の強度低下の一因となる電極41からのNiの拡散、NiSn合金の形成が抑えられ、接合信頼性に優れた電子装置1Aが実現される。
図6には、電子部品40との接合前の電子部品50の電極51とバンプ60aの間に、そのバンプ60aを設ける際のウェットバックによって予めCuSn合金61が形成される場合を例示した。このほか、電子部品50の電極51側に、予めこのようなCuSn合金61が形成されていないような場合でも、上記同様の効果を得ることができる。
図7は第1の実施の形態に係る電子部品の接合工程の別例を示す図である。図7(A)には、電子部品の接合前の状態の一例の要部断面を模式的に図示し、図7(B)には、電子部品の接合時の状態の一例の要部断面を模式的に図示している。
この例では、図7(A)に示すように、電子部品50の、Cuが用いられた電極51上に、加熱による溶融を経ずに形成されたバンプ60bが設けられている。バンプ60bには、Snを含む半田(Sn系半田)が用いられる。バンプ60bは、例えば、電子部品50の電極51上に、めっき法等を用いて半田を成膜したり、印刷法等を用いて半田ペーストを塗布したりすることで、設けられる。
Niが用いられた電極41上にCuSn合金44が設けられた電子部品40と、Cuが用いられた電極51上にバンプ60bが設けられた電子部品50とが準備された後、これらの電子部品40と電子部品50が、バンプ60bを用いて接合される。接合の際は、まず図7(A)に示すように、電子部品40と電子部品50が対向するように配置され、それらの電極41と電極51の位置合わせが行われた後、リフローが行われる。即ち、電極51上のバンプ60bが加熱により溶融され、そのバンプ60bが、図7(B)に示すように、電極41上のCuSn合金44に接続された後、冷却により凝固される。
このリフローの際、Cuが用いられた電極51と、その上に設けられたSnを含むバンプ60bとの界面領域には、互いのCuとSnの拡散、合金化により、図7(B)に示すように、CuSn合金62が形成される。例えば、電極51とバンプ60bの界面領域に、Cu3SnやCu6Sn5といったCuSn合金62が形成される。CuSn合金の形成速度は比較的速く、電極51とバンプ60bの界面領域には、接合時の早い段階で、CuSn合金62が形成される。
一方、Niが用いられた電極41側では、電極41上にCuSn合金44が形成されていることで、電極41からのNiの拡散、Niの拡散によるNiSn合金の形成が抑えられる。
接合時には、電極41と電極51が、どちらとの界面領域にもCuSn合金であるCuSn合金44、CuSn合金62が形成された接合部60で接合される。電極41上のCuSn合金44により、接合時のほか、接合後もNiSn合金の形成が抑えられる。これにより、接合信頼性に優れた電子装置1Aが得られる。
尚、図7に示す接合部60は、バンプ60bに含まれる成分元素(Sn)と、電極51又はその上に形成されるCuSn合金62、接合前に予め電極41上に形成されたCuSn合金44に含まれる成分元素(Cu、Sn)との相互拡散によって形成され得る。図7に示す接合部60の、電極41との界面領域に形成されるCuSn合金44は、接合前に予め電極41上に形成されたCuSn合金44に含まれる成分元素(Cu、Sn)と、接合部60に含まれる成分元素(Sn、Cu)との相互拡散によって形成され得る。図7に示す接合部60の、電極51との界面領域に形成されるCuSn合金62は、電極51に含まれる成分元素(Cu)と、接合部60に含まれる成分元素(Sn、Cu)との相互拡散によって形成され得る。
図6及び図7の例では、予めCuSn合金44を設けた電子部品40と接合する、相手側の電子部品50に、バンプ60a又はバンプ60bを設け、これらの電子部品40と電子部品50を接合するようにした。このほか、バンプ60a又はバンプ60bは、電子部品50には設けず、電子部品50との接合前に予め電子部品40のCuSn合金44上に設け、このような電子部品40を、電子部品50と接合するようにしてもよい。このような接合方法を採用した場合にも、上記のようなCuSn合金44による電極41からのNiの拡散抑制効果を得ることができる。
また、図6及び図7の例では、Niが用いられた電極41を備える電子部品40について、その電極41上に形成されたCu層42及びSn含有層43が、アニールによって全体的に合金化され、CuSn合金44が形成されたものを示した。このほか、電極41上のCu層42及びSn含有層43が、アニールによって部分的に合金化されることで形成されたCuSn合金44を含む電子部品40でも、上記同様の接合を行うことができ、上記同様の効果を得ることができる。
図8は第1の実施の形態に係る電子部品の構成例を示す図である。図8(A)〜図8(C)にはそれぞれ、電子部品の各構成例の要部断面を模式的に図示している。
電子部品40は、上記図4(A)に示したように電極41上に形成されたCu層42及びSn含有層43が、アニールによって部分的に合金化されることで形成された、図8(A)〜図8(C)のようなCuSn合金44を含む構成であってもよい。
図8(A)に示す電子部品40は、上記図4(A)に示したCu層42のSn含有層43側の部分(上部)が、アニールによってそのSn含有層43と合金化されてCuSn合金44が形成された構造を有している。Cu層42の電極41側の部分(下部)は、そのアニールによってはSn含有層43と合金化されず、図8(A)に示すように、未反応部分42aとして残存している。このような未反応部分42aが残存する場合でも、未反応部分42a及びCuSn合金44によって、電子部品50との接合時及び接合後の電極41からのNiの拡散、Niの拡散によるNiSn合金の形成を抑えることが可能である。例えば、Niを用いた電極41上に、半田に対する拡散係数がNiよりも大きいCuを含む未反応部分42aが残存することで、NiSn合金の形成を効果的に抑えることができる。
図8(B)に示す電子部品40は、上記図4(A)に示したSn含有層43のCu層42側の部分(下部)が、アニールによってそのCu層42と合金化されてCuSn合金44が形成された構造を有している。Sn含有層43のCu層42と反対側の部分(上部)は、そのアニールによってはCu層42と合金化されず、図8(B)に示すように、未反応部分43aとして残存している。このような未反応部分43aが残存する場合でも、CuSn合金44によって、電子部品50との接合時及び接合後の電極41からのNiの拡散、Niの拡散によるNiSn合金の形成を抑えることが可能である。例えば、未反応部分43aが残存することで、それが言わば予備半田層のような役割を果たし、電子部品50との接合時におけるバンプ60a又は60bとの接合の容易化を図ることができる。
図8(C)に示す電子部品40は、上記図4(A)に示したCu層42のSn含有層43側の部分(上部)、及び、Sn含有層43のCu層42側の部分(下部)が、アニールによって合金化されてCuSn合金44が形成された構造を有している。Cu層42の電極41側の部分(下部)、及び、Sn含有層43のCu層42と反対側の部分(上部)は、そのアニールによっては合金化されず、図8(C)に示すように、それぞれ未反応部分42a、未反応部分43aとして残存している。このような未反応部分42a及び未反応部分43aが残存する場合でも、未反応部分42a及びCuSn合金44によって、電子部品50との接合時及び接合後の電極41からのNiの拡散、Niの拡散によるNiSn合金の形成を抑えることが可能である。例えば、Niを用いた電極41上に、Cuを含む未反応部分42aが残存することで、NiSn合金の形成を効果的に抑えることができる。また、未反応部分43aが残存することで、電子部品50との接合時におけるバンプ60a又は60bとの接合の容易化を図ることができる。
電子部品40が、図8(A)〜図8(C)に示すような構造となっている場合でも、接合部の強度低下の一因となるNiの拡散、NiSn合金の形成を抑え、接合信頼性に優れる電子装置を得ることができる。
次に、第2の実施の形態について説明する。
図9は第2の実施の形態に係る電子部品の電極形成工程の一例を示す図である。図9(A)には、電子部品の電極形成における第1工程の一例の要部断面を模式的に図示し、図9(B)には、電子部品の電極形成における第2工程の一例の要部断面を模式的に図示している。
この例では、まず、図9(A)に示すように、電子部品40の表面40aに設けられた電極41上に、Cu層42及びSn含有層43が順に形成され、更にそのSn含有層43上に、Ni層45(純Niの層又はNiを主体とする層)が形成される。Cu層42、Sn含有層43及びNi層45は、後述のように形成するCuSn合金及びCuNiSn合金の目的の組成に基づき、各々の膜厚が設定される。Cu層42は、例えば、1μm〜2μmの膜厚で、電極41上に形成される。Sn含有層43は、例えば、1μm〜2μmの膜厚で、Cu層42上に形成される。Ni層45は、例えば、0.3μmの膜厚で、Sn含有層43上に形成される。この第2の実施の形態に係る電極形成工程は、このようにSn含有層43上にNi層45が形成される点で、上記第1の実施の形態に係る電極形成工程と相違する。
電子部品40の電極41上にCu層42、Sn含有層43及びNi層45が形成された後、アニール(リフロー前のプレアニール)が行われる。アニールは、Cu層42に含まれるCuと、Sn含有層43に含まれるSnと、Ni層45に含まれるNiとが拡散するような条件で行われる。例えば、250℃〜340℃で、10秒〜30秒の条件で、アニールが行われる。このアニールにより、Cu層42に含まれるCuと、Sn含有層43に含まれるSnと、Ni層45に含まれるNiとが拡散し、合金化され、電極41上に、図9(B)に示すようなCuSn合金46及びCuNiSn合金47が形成される。
このようにNiが用いられた電極41上に、Cu層42を介してSn含有層43が形成された状態から、アニールが行われることで、NiSn合金の形成が抑えられて、電極41上に比較的速くCuSn合金46が形成される。電極41上にCuSn合金46が形成されることで、その後の電極41に含まれるNiの拡散、Niの拡散によるNiSn合金の形成が抑えられる。
また、Niが用いられた電極41上に、Cu層42を介してSn含有層43が形成され、更にそのSn含有層43上にNi層45が形成された状態から、アニールが行われることで、CuSn合金46の上にはCuNiSn合金47が形成される。他の電子部品との接合時には、このCuNiSn合金47が、その接合時に用いられるバンプと主に反応する層となる。CuNiSn合金47を設けておくことで、電極41上のCuSn合金46とバンプとが直接接触するのを回避し、接合時、更には接合後も、Niの拡散を抑えるバリア層として機能するCuSn合金46を、電極41上に安定的に設けておくことが可能になる。
図10は第2の実施の形態に係る電子部品の接合工程の一例を示す図である。図10(A)には、電子部品の接合前の状態の一例の要部断面を模式的に図示し、図10(B)には、電子部品の接合時の状態の一例の要部断面を模式的に図示している。
まず、図10(A)のように、上記図9に示したような電子部品40と、表面50aに電極51を備える電子部品50が準備される。
例えば、上記図6で述べたのと同様に、電子部品50の電極51上には、電子部品40との接合前に予め、Snを含む半田のバンプ60aが設けられる。電極51とバンプ60aの界面領域には、バンプ60aを設ける際のウェットバックによって予めCuSn合金61が形成される。
Niが用いられた電極41上にCuSn合金46及びCuNiSn合金47が設けられた電子部品40と、Cuが用いられた電極51上にバンプ60aが設けられた電子部品50とが準備された後、これらがバンプ60aを用いて接合される。
接合の際は、まず図10(A)に示すように、電子部品40と電子部品50が対向するように配置され、それらの電極41と電極51の位置合わせが行われた後、リフローが行われる。即ち、電極51上のバンプ60aが加熱により溶融され、そのバンプ60aが、図10(B)に示すように、電極41上のCuNiSn合金47に接続された後、冷却により凝固される。
このリフローの際、Niが用いられた電子部品40の電極41上には、予めCuSn合金46が形成されていることで、電極41からのNiの拡散が抑えられ、Niの拡散によるNiSn合金の形成が抑えられる。このCuSn合金46上には、CuNiSn合金47が形成されていることで、CuSn合金46とバンプ60aとの直接的な接触が回避され、接合時のほか、接合後も安定的に、電極41上にCuSn合金46が設けられた状態が得られ、Niの拡散抑制効果が得られる。
尚、図10に示す接合部60は、バンプ60aに含まれる成分元素(Sn)と、接合前に予め電極41、電極51上にそれぞれ形成されたCuNiSn合金47、CuSn合金61に含まれる成分元素(Cu、Ni、Sn)との相互拡散によって形成され得る。図10に示す接合部60の、電極41との界面領域に形成されるCuNiSn合金47は、接合前に予め電極41上に形成されたCuNiSn合金47に含まれる成分元素(Cu、Ni、Sn)と、接合部60に含まれる成分元素(Sn、Cu)との相互拡散によって形成され得る。図10に示す接合部60の、電極51との界面領域に形成されるCuSn合金61は、接合前に予め電極51上に形成されたCuSn合金61に含まれる成分元素(Cu、Sn)と、接合部60に含まれる成分元素(Sn、Cu)との相互拡散によって形成され得る。
上記手法によれば、異なる材料が用いられた電極41、電極51と接合部60との界面領域に、共にCuSn合金であるCuSn合金46、CuSn合金61が形成される電子装置1Bが得られる。Niが用いられた電極41上にCuSn合金46が形成され、それにより、接合部60の強度低下の一因となる電極41からのNiの拡散が抑えられ、接合信頼性に優れた電子装置1Bが実現される。
図10には、電子部品40との接合前の電子部品50の電極51とバンプ60aの間に、予めCuSn合金61が形成される場合を例示したが、電極51側に予めCuSn合金61が形成されていないような場合でも、上記同様の効果を得ることができる。即ち、この場合には、上記図7について述べたのと同様、接合時の早い段階で、Cuが用いられた電極51と、その上に設けられたSnを含むバンプとの界面領域に、互いのCuとSnの拡散、合金化により、CuSn合金が形成される。これにより、電極41、電極51と接合部60との界面領域に共にCuSn合金が形成される、接合信頼性に優れた電子装置1Bが得られる。
また、図10の例では、予めCuSn合金46及びCuNiSn合金47を設けた電子部品40と接合する、相手側の電子部品50に、バンプ60aを設け、これらの電子部品40と電子部品50を接合するようにした。このほか、バンプ60aは、電子部品50には設けず、電子部品50との接合前に予め電子部品40のCuNiSn合金47上に設け、このような電子部品40を、電子部品50と接合するようにしてもよい。このような接合方法を採用した場合にも、上記のようなCuSn合金46による電極41からのNiの拡散抑制効果を得ることができる。
また、図11は第2の実施の形態に係る電子部品の構成例を示す図である。図11(A)〜図11(C)にはそれぞれ、電子部品の各構成例の要部断面を模式的に図示している。
上記図9及び図10の例では、Niが用いられた電極41上に形成されるCu層42、Sn含有層43及びNi層45が、アニールによって全体的に合金化され、CuSn合金46及びCuNiSn合金47が形成される場合を例示した。このほか、電極41上のCu層42、Sn含有層43及びNi層45が、アニールによって部分的に合金化されることでCuSn合金46及びCuNiSn合金47が形成されてもよい。
例えば、図11(A)に示すように、電極41とCuSn合金46の間に、Cu層42の未反応部分42aが残存していてもよい。また、図11(B)に示すように、CuNiSn合金47上に、Ni層45の未反応部分45aが残存していてもよい。更にまた、図11(C)に示すように、Cu層42の未反応部分42aとNi層45の未反応部分45aが共に残存していてもよい。図11(A)〜図11(C)のような構成であっても、上記同様の接合を行うことができ、上記図8について述べたのと同様の効果を得ることができる。
また、上記図9及び図10の例では、Niが用いられた電極41上に、Cu層42、Sn含有層43及びNi層45を形成し、アニールすることで、CuSn合金46及びCuNiSn合金47を形成するようにした。このほか、電極41上に、めっき法等を用いてCuとNiとSnを含有するCu,Ni,Sn含有層を形成し、その後、アニールを行うことで、所定の金属間化合物を含むCuNiSn合金を形成し、それをNi拡散のバリア層として用いることも可能である。
以上、第1及び第2の実施の形態について述べたが、上記のような、Niが用いられた電極からのNiの拡散とそれによるNiSn合金の形成を抑えるバリア層となるCuSn合金は、Niが用いられた電極を備える各種電子部品に適用することができる。このようなバリア層となるCuSn合金が適用可能な電子部品として、半導体素子、半導体パッケージ、回路基板等がある。
図12は半導体素子の一例を示す図である。図12には、半導体素子の一例の要部断面を模式的に図示している。
図12に示す半導体素子100は、トランジスタ等の素子が設けられた半導体基板110と、半導体基板110上に設けられた配線層120とを有する。
半導体基板110には、シリコン(Si)、ゲルマニウム(Ge)、シリコンゲルマニウム(SiGe)等の基板が用いられる。このような半導体基板110に、トランジスタ、容量、抵抗等の素子が設けられる。図12には素子の一例として、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ130を図示している。
MOSトランジスタ130は、半導体基板110に設けられた素子分離領域110aにより画定された素子領域に設けられる。MOSトランジスタ130は、半導体基板110上にゲート絶縁膜131を介して形成されたゲート電極132と、ゲート電極132の両側の半導体基板110内に形成されたソース領域133及びドレイン領域134とを有する。ゲート電極132の側壁には、絶縁膜のスペーサ135が設けられる。
このようなMOSトランジスタ130等が設けられた半導体基板110上に、配線層120が設けられる。配線層120は、半導体基板110に設けられたMOSトランジスタ130等に電気的に接続された導体部121(配線及びビア)と、導体部121を覆う絶縁部122とを有する。図12には一例として、MOSトランジスタ130のソース領域133及びドレイン領域134に電気的に接続された導体部121を図示している。導体部121には、Cu、アルミニウム(Al)等の各種導体材料が用いられる。絶縁部122には、酸化シリコン等の無機絶縁材料や、樹脂等の有機絶縁材料が用いられる。配線層120には、内部の導体部121に電気的に接続された、外部接続用の電極123が設けられる。
ここで、図13及び図14は半導体素子の電極構造例を示す図である。図13及び図14にはそれぞれ、半導体素子の電極構造例の要部断面を模式的に図示している。
半導体素子100の電極123は、例えば、図13(A)及び図13(B)に示すように、配線層120の表面に設けられた保護膜122aの、その開口部122bから露出する導体部121上に、開口部122b内からその周辺に跨って、設けられる。尚、保護膜122aには、無機絶縁材料や有機絶縁材料が用いられる。
図13(A)及び図13(B)に示す電極123(パッド、アンダーバンプメタル)は、例えば、Cu層123a(Cu電極部)と、そのCu層123a上に設けられたNi層123b(Ni電極部)とを含む。Ni層123bは、半導体素子100の、他の電子部品との接合時に、その接合材となるバンプと、Cu層123aとが反応するのを抑えるバリア層として機能する。このような電極123のNi層123b上に、他の電子部品との接合前に予め、図13(A)に示すようなCuSn合金124が形成され、或いは図13(B)に示すようなCuSn合金126及びCuNiSn合金127が形成される。
また、半導体素子100の電極123としては、例えば、図14(A)及び図14(B)に示すような、保護膜122aから突出する柱状の電極123を設けることもできる。図14(A)及び図14(B)に示す柱状の電極123(ポスト、ピラー)は、例えば、柱状のCu層123c(Cu電極部)と、そのCu層123c上に設けられたNi層123d(Ni電極部)とを含む。Ni層123dは、半導体素子100の、他の電子部品との接合時に、その接合材となるバンプと、柱状のCu層123cとが反応するのを抑えるバリア層として機能する。このような柱状の電極123のNi層123d上に、他の電子部品との接合前に予め、図14(A)に示すようなCuSn合金124が形成され、或いは図14(B)に示すようなCuSn合金126及びCuNiSn合金127が形成される。
図13(A)及び図14(A)に示すCuSn合金124は、いずれも上記図4又は図5の例に従って形成することができる。図13(B)及び図14(B)に示すCuSn合金126及びCuNiSn合金127は、いずれも上記図9の例に従って形成することができる。
このように、半導体素子100の、Ni層123b、Ni層123dを含む電極123上に、CuSn合金124、或いはCuSn合金126及びCuNiSn合金127が形成される。これにより、半導体素子100の、他の電子部品との接合時、更には接合後に、Ni層123b、Ni層123dからのNiの拡散とそれによるNiSn合金の形成が効果的に抑えられる。
図15は半導体パッケージの一例を示す図である。図15には、半導体パッケージの一例の要部断面を模式的に図示している。また、図16は回路基板の一例を示す図である。図16には、回路基板の一例の要部断面を模式的に図示している。
図15に示す半導体パッケージ200は、回路基板300A(パッケージ基板)と、回路基板300A上に搭載された半導体素子400と、半導体素子400を封止する封止層500とを有する。
回路基板300Aには、例えば、プリント基板が用いられる。回路基板300Aは、導体部310A(配線及びビア)と、導体部310Aを覆う絶縁部320Aとを有する。導体部310Aには、Cu、Al等の各種導体材料が用いられる。絶縁部320Aには、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等の樹脂材料、そのような樹脂材料をガラス繊維や炭素繊維に含浸した複合樹脂材料等が用いられる。
このような回路基板300A上に、半導体素子400が、それに設けられた半田等のバンプ410で電気的に接続(フリップチップボンディング)される。回路基板300Aと半導体素子400の間には、アンダーフィル材510が充填される。回路基板300A上の半導体素子400は、封止層500で封止される。封止層500には、エポキシ樹脂等の樹脂材料、そのような樹脂材料に絶縁性フィラーを含有させた材料等が用いられる。回路基板300Aの、半導体素子400搭載面と反対側の表面には、内部の導体部310Aに電気的に接続された、外部接続用の電極311Aが設けられる。
尚、半導体素子400は、回路基板300Aにワイヤボンディングで電気的に接続されてもよい。また、回路基板300A上には、複数の半導体素子400が搭載されてもよく、半導体素子400のほか、チップコンデンサ等の他の電子部品が搭載されてもよい。
図16には、回路基板300Bとして、複数の配線層を含む多層プリント基板を例示している。回路基板300Bは、上記図15に示した回路基板300Aと同様、Cu、Al等の導体部310B(配線及びビア)と、導体部310Bを覆う樹脂材料等の絶縁部320Bとを有する。回路基板300Bには、内部の導体部310Bに電気的に接続された、外部接続用の電極311Bが設けられる。
ここで、図17は回路基板の電極構造例を示す図である。図17には、回路基板の電極構造例の要部断面を模式的に図示している。
図17に示すように、回路基板300(上記図15の回路基板300A、上記図16の回路基板300Bに相当)の電極311(上記図15の電極311A、上記図16の電極311Bに相当)は、一部が保護膜321から露出するように設けられる。尚、保護膜321には、ソルダーレジスト等が用いられる。
電極311は、例えば、Cu層311a(Cu電極部)と、そのCu層311a上に設けられたNi層311b(Ni電極部)とを含む。Ni層311bは、回路基板300の、他の電子部品との接合時に、その接合材となるバンプと、Cu層311aとが反応するのを抑えるバリア層として機能する。このような電極311のNi層311b上に、他の電子部品との接合前に予め、図17(A)に示すようなCuSn合金314が形成され、或いは図17(B)に示すようなCuSn合金316及びCuNiSn合金317が形成される。
図17(A)に示すCuSn合金314は、上記図4又は図5の例に従って形成することができる。図17(B)に示すCuSn合金316及びCuNiSn合金317は、上記図9の例に従って形成することができる。
このように、回路基板300の、Ni層311bを含む電極311上に、CuSn合金314、或いはCuSn合金316及びCuNiSn合金317が形成される。これにより、回路基板300の、他の電子部品との接合時、更には接合後に、Ni層311bからのNiの拡散とそれによるNiSn合金の形成が効果的に抑えられる。
尚、以上の説明における、接合する電子部品の組合せとしては、例えば、半導体素子と回路基板の組合せ、半導体パッケージと回路基板の組合せ、半導体素子と半導体パッケージの組合せがある。このほか、接合する電子部品の組合せとしては、半導体素子同士の組合せ、半導体パッケージ同士の組合せ、回路基板同士の組合せがある。接合する電子部品の一方の電極にCuが用いられ、他方の電極にNiが用いられる場合において、そのNiが用いられた電極側にCuSn合金或いは更にCuNiSn合金を設けることで、接合信頼性に優れた各種電子装置を実現することができる。
以上説明した実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 第1金属元素を含む第1電極を備えた第1電子部品を準備する工程と、
所定の半田に対する拡散係数が前記第1金属元素よりも大きい第2金属元素を含む第2電極を備えた第2電子部品を準備する工程と、
前記第1電極上に、前記第2金属元素と前記半田の成分元素とを含む第1合金を形成する工程と、
前記第1合金の形成後に、前記半田のバンプを用いて前記第1合金と前記第2電極とを接合する工程と
を含むことを特徴とする電子装置の製造方法。
(付記2) 前記バンプを用いて前記第1合金と前記第2電極とを接合する工程は、前記第2電極と前記バンプとの間に、前記第2金属元素と前記成分元素とを含む第2合金を形成する工程を含むことを特徴とする付記1に記載の電子装置の製造方法。
(付記3) 前記バンプを用いて前記第1合金と前記第2電極とを接合する工程前に、前記第2電極上に、前記バンプを形成する工程を含み、
前記バンプを用いて前記第1合金と前記第2電極とを接合する工程は、前記第1合金の形成後に、前記第1合金と、前記第2電極上の前記バンプとを接合する工程を含むことを特徴とする付記1又は2に記載の電子装置の製造方法。
(付記4) 前記第1合金を形成する工程は、
前記第1電極上に、前記第2金属元素を含む第1層を形成する工程と、
前記第1層上に、前記成分元素を含む第2層を形成する工程と、
加熱により、前記第1層の前記第2金属元素と、前記第2層の前記成分元素とを拡散させる工程と
を含むことを特徴とする付記1乃至3のいずれかに記載の電子装置の製造方法。
(付記5) 前記第2層上に、前記第1金属元素を含む第3層を形成する工程を更に含み、
前記加熱により、前記第1層の前記第2金属元素と、前記第2層の前記成分元素と、前記第3層の前記第1金属元素とを拡散させることを特徴とする付記4に記載の電子装置の製造方法。
(付記6) 前記加熱により、
前記第1電極上に設けられ、前記第2金属元素と前記成分元素とを含む第1合金部と、
前記第1合金部上に設けられ、前記第1金属元素と前記第2金属元素と前記成分元素とを含む第2合金部と
を有する前記第1合金を形成することを特徴とする付記5に記載の電子装置の製造方法。
(付記7) 前記加熱により、
前記第1電極上に形成された前記第1層の、前記第1電極側に残存する第1部分と、
前記第1部分上に設けられる前記第1合金と
を形成することを特徴とする付記4乃至6のいずれかに記載の電子装置の製造方法。
(付記8) 前記加熱により、
前記第1層上に形成された前記第2層の、前記第1層側と反対の側に残存する第2部分と、
前記第2部分下に設けられる前記第1合金と
を形成することを特徴とする付記4に記載の電子装置の製造方法。
(付記9) 前記加熱により、
前記第2層上に形成された前記第3層の、前記第2層側と反対の側に残存する第3部分と、
前記第3部分下に設けられる前記第1合金と
を形成することを特徴とする付記5又は6に記載の電子装置の製造方法。
(付記10) 前記第1合金を形成する工程は、
前記第1電極上に、前記第2金属元素と前記成分元素とを含む第4層を形成する工程と、
加熱により、前記第4層の前記第2金属元素と前記成分元素とを拡散させる工程と
を含むことを特徴とする付記1乃至3のいずれかに記載の電子装置の製造方法。
(付記11) 前記第1金属元素がニッケルであり、前記成分元素がスズであり、前記第2金属元素が銅であることを特徴とする付記1乃至10のいずれかに記載の電子装置の製造方法。
1,1A,1B 電子装置
10,20,40,50 電子部品
10a,20a,40a,50a 表面
11,21,41,51 電極
30,60 接合部
31,32 合金
31A,32A,44,46,61,62,124,126,314,316 CuSn合金
31B NiSn合金
31C,47,127,317 CuNiSn合金
32Aa,32Ab 層
42,123a,123c,311a Cu層
42a,43a,45a 未反応部分
43 Sn含有層
45,123b,123d,311b Ni層
48 Cu,Sn含有層
60a,60b,410 バンプ
100,400 半導体素子
110 半導体基板
110a 素子分離領域
120 配線層
121,310A,310B 導体部
122,320A,320B 絶縁部
122a,321 保護膜
122b 開口部
123,311,311A,311B 電極
130 MOSトランジスタ
131 ゲート絶縁膜
132 ゲート電極
133 ソース領域
134 ドレイン領域
135 スペーサ
200 半導体パッケージ
300,300A,300B 回路基板
500 封止層
510 アンダーフィル材

Claims (7)

  1. Niを含む第1電極を備えた第1電子部品を準備する工程と、
    Cuを含む第2電極と、前記第2電極上に形成されたSnを含むバンプとを備えた第2電子部品を準備する工程と、
    前記第1電極上に、CuSn合金を含む第1合金を形成する工程と、
    前記第1合金の形成後に、前記バンプを用いて前記第1合金と前記第2電極とを接合する工程と
    を含むことを特徴とする電子装置の製造方法。
  2. 前記第2電子部品は、前記第2電極と前記バンプとの間に、CuSn合金を含む第2合金を含むことを特徴とする請求項1に記載の電子装置の製造方法。
  3. Niを含む第1電極を備えた第1電子部品を準備する工程と、
    Cuを含む第2電極を備えた第2電子部品を準備する工程と、
    前記第1電極上に、CuSn合金を含む第1合金を形成する工程と、
    前記第1合金の形成後、前記第1合金上に、Snを含むバンプを形成する工程と、
    前記バンプを用いて前記第1合金と前記第2電極とを接合する工程と
    を含むことを特徴とする電子装置の製造方法。
  4. 前記バンプを用いて前記第1合金と前記第2電極とを接合する工程は、前記第2電極と前記バンプとの間に、CuSn合金を含む第2合金を形成する工程を含むことを特徴とする請求項に記載の電子装置の製造方法。
  5. 前記第1合金を形成する工程は、
    前記第1電極上に、Cuを含む第1層を形成する工程と、
    前記第1層上に、Snを含む第2層を形成する工程と、
    加熱により、前記第1層のCuと、前記第2層のSnとを拡散させる工程と
    を含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の電子装置の製造方法。
  6. 前記第2層上に、Niを含む第3層を形成する工程を更に含み、
    前記加熱により、前記第1層のCuと、前記第2層のSnと、前記第3層のNiとを拡散させ、前記第1電極上に設けられたCuSn合金と、前記CuSn合金上に設けられたCuNiSn合金とを有する前記第1合金を形成することを特徴とする請求項に記載の電子装置の製造方法。
  7. 前記第1合金を形成する工程は、
    前記第1電極上に、CuSnとを含む第4層を形成する工程と、
    加熱により、前記第4層のCuSnとを拡散させる工程と
    を含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の電子装置の製造方法。
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