JP6185697B2 - X線分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、X線で試料を走査し、試料からの蛍光X線を検出して、試料中の成分分布を高精度で分析するX線分析装置に関する。
蛍光X線分析は、X線を試料に照射し、試料から発生する蛍光X線を検出し、蛍光X線のスペクトルから試料に含有される元素の定性分析又は定量分析を行う分析手法である。また、試料上の微少部分に集中させたX線で試料を走査しながら蛍光X線を検出することにより、試料に含まれる元素の空間的な分布を分析する蛍光X線マッピングを行うことができる。蛍光X線マッピングでは、分析の分解能はX線のスポットサイズに依存し、スポットサイズを小さくするほど分解能は向上するものの、X線のスポットサイズを小さくすることにはある程度の限界がある。そこで、蛍光X線マッピングで得られたデータを、試料上の各点からの蛍光X線の畳み込みとみなし、得られたデータに対してデコンボリューションを実行することにより、スポットサイズよりも微少な分解能で蛍光X線分析を行うことができる。特許文献1には、デコンボリューションを利用して蛍光X線分析を行う技術が記載されている。
特開2006−292756号公報
蛍光X線マッピングで得られたデータのデコンボリューションを行うためには、X線を試料上に集中させたときのX線の強度分布を知ることが必要となる。従来の技術では、照射用のX線の強度分布を適当な関数で近似するか、又は、X線検出器を利用して予め照射用のX線の強度分布を測定していた。関数で近似したX線の強度分布を用いて分析を行う場合は、正確な分析を行うことができないという問題がある。予め測定しておいたX線の強度分布を用いて分析を行う場合においても、X線分析装置の経時変化により照射用のX線の強度分布も変化するので、正確な分析が困難であるという問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、照射用のX線の強度分布を常時測定することによって、デコンボリューションを利用して正確な蛍光X線分析を行うことができるX線分析装置を提供することにある。
本発明に係るX線分析装置は、X線ビームで試料を走査する手段と、X線ビームでの走査によって試料から発生する蛍光X線の試料上の強度分布を取得する蛍光X線強度取得手段と、該蛍光X線強度取得手段が取得した前記強度分布に対するデコンボリューションを実行する分析手段とを備えるX線分析装置において、X線ビームのスポット内の二次元強度分布を検出することによって、前記二次元強度分布を取得するX線ビーム強度取得手段を備え、前記分析手段は、前記蛍光X線強度取得手段が取得した強度分布に対して、前記X線ビーム強度取得手段が取得した二次元強度分布を用いたデコンボリューションを行うように構成してあり、前記分析手段は、前記蛍光X線強度取得手段が前記蛍光X線の試料上の強度分布を取得する都度、予め前記X線ビーム強度取得手段X線ビームのスポット内の二次元強度分布を取得させることを特徴とする。
本発明においては、X線ビームで試料を走査して蛍光X線の強度分布を取得するX線分析装置は、X線ビームの二次元強度分布を取得し、X線ビームの二次元強度分布を利用して、蛍光X線の強度分布のデコンボリューションを行う。X線分析の都度、デコンボリューションに必要なX線ビームの二次元強度分布が取得される。
本発明に係るX線分析装置は、前記分析手段は、第1の二次元座標系上で、前記蛍光X線強度取得手段が取得した強度分布に対するデコンボリューションの計算を行い、前記第1の二次元座標系と同一平面上にあって軸が交差する第2の二次元座標系上で、前記強度分布に対するデコンボリューションの計算を行う手段と、該手段による二種類のデコンボリューションの計算結果に基づいて、前記強度分布に含まれるエッジを検出する手段と、該手段で検出したエッジを強調した前記強度分布を表す画像を生成する手段とを有することを特徴とする。
本発明に係るX線分析装置は、X線ビームで試料を走査する手段と、X線ビームでの走査によって試料から発生する蛍光X線の試料上の強度分布を取得する蛍光X線強度取得手段と、該蛍光X線強度取得手段が取得した前記強度分布に対するデコンボリューションを実行する分析手段とを備えるX線分析装置において、X線ビームのスポット内の二次元強度分布を取得するX線ビーム強度取得手段を備え、前記分析手段は、前記蛍光X線強度取得手段が取得した強度分布に対して、前記X線ビーム強度取得手段が取得した二次元強度分布を用いたデコンボリューションを行うように構成してあり、前記分析手段は、第1の二次元座標系上で、前記蛍光X線強度取得手段が取得した強度分布に対するデコンボリューションの計算を行い、前記第1の二次元座標系と同一平面上にあって軸が交差する第2の二次元座標系上で、前記強度分布に対するデコンボリューションの計算を行う手段と、該手段による二種類のデコンボリューションの計算結果に基づいて、前記強度分布に含まれるエッジを検出する手段と、該手段で検出したエッジを強調した前記強度分布を表す画像を生成する手段とを有することを特徴とする。
本発明においては、X線分析装置は、軸が交差する二種類の二次元座標系上で蛍光X線の強度分布のデコンボリューションを行い、蛍光X線の強度が大きく変化しているエッジの部分を強度分布から検出する。蛍光X線の強度分布に含まれるエッジは、試料に含まれる元素の分布の境界に対応する。一方のデコンボリューションの結果から検出することが困難なエッジでも、他方のデコンボリューションの結果からより容易に検出することができ、エッジ検出がより確実になる。
本発明に係るX線分析装置は、試料を保持することが可能であり、試料を保持していないときにはX線ビームを通過させる試料保持部を更に備え、前記X線ビーム強度取得手段は、前記試料保持部が通過させたX線ビームが入射する位置に配置されており、入射したX線ビームのスポット内の二次元強度分布を検出する二次元X線検出器を有することを特徴とする。
本発明においては、X線ビームの照射側から見て試料保持部の背後に配置された二次元X線検出器で、X線ビームの二次元強度分布を検出する。二次元X線検出器へ入射するX線ビームのスポット内の二次元強度分布と試料へ照射されるX線ビームのスポット内の二次元強度分布とがほぼ同一となる。
本発明に係るX線分析装置は、試料を走査するためのX線ビームよりも拡散したX線を試料へ照射する手段と、X線を照射された試料を透過した透過X線を検出して、前記試料の透過X線像を取得する手段と、前記透過X線像に含まれるエッジを検出する手段と、該手段で検出したエッジに対応するエッジを、前記蛍光X線強度取得手段が取得した強度分布中で検出する手段と、該手段で検出したエッジを強調した前記強度分布を表す画像を生成する手段とを更に備えることを特徴とする。
本発明においては、X線分析装置は、試料のX線透過像を取得し、X線透過像中のエッジを検出し、X線透過像中のエッジに対応する蛍光X線の強度分布中のエッジを検出する。蛍光X線の強度分布から検出することが困難なエッジでも、X線透過像から検出することが可能となる。
本発明に係るX線分析装置は、試料の光学顕微鏡像を生成する手段と、該手段が生成した前記光学顕微鏡像に含まれるエッジを検出する手段と、該手段で検出したエッジに対応するエッジを、前記蛍光X線強度取得手段が取得した強度分布中で検出する手段と、該手段で検出したエッジを強調した前記強度分布を表す画像を生成する手段とを更に有することを特徴とする。
本発明においては、X線分析装置は、試料の光学顕微鏡像を取得し、光学顕微鏡像中のエッジを検出し、光学顕微鏡像中のエッジに対応する蛍光X線の強度分布中のエッジを検出する。蛍光X線の強度分布から検出することが困難なエッジでも、光学顕微鏡像から検出することが可能となる。
本発明にあっては、X線分析装置は、分析の都度取得するX線ビームの二次元強度分布を利用したデコンボリューションによって正確な蛍光X線分析を行うことが可能となる。従って、試料に含まれる元素の空間的な分布を高精度で分析することが可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
X線分析装置の構成を示すブロック図である。 X線分析装置の所定の手順を示すフローチャートである。 X線ビームの二次元強度分布を取得するときのX線分析装置の状態を示す模式図である。 X線透過像を生成するときのX線分析装置の状態を示す模式図である。 第1の二次元座標系と第2の二次元座標系との関係を示す模式図である。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
図1は、X線分析装置の構成を示すブロック図である。X線分析装置は、X線を放射するX線管11、X線レンズ12、X線導管13、蛍光X線を検出するX線検出器21、試料Sが載置される試料台(試料保持部)3を備えている。図中には、X線を矢印で示している。試料台3は、水平面上に試料Sを載置することが可能であり、試料Sを載置した状態で水平面方向に移動することが可能なXYステージである。
X線レンズ12は、X線管11からX線を入射され、入射されたX線を内部で全反射させながら集光する光学素子である。X線レンズ12は、例えば、入射されたX線を内部で全反射させながら導光する微細なキャピラリを多数束ねてなるポリキャピラリX線レンズである。ポリキャピラリX線レンズは、多数のキャピラリの入射端が面状に並んだ入射端面に入射されたX線を通過させ、各キャピラリの向きに沿ってX線を集光し、出射端面からX線を出射する構成となっている。なお、X線レンズ12は、モノキャピラリ又はミラーを用いてなるX線レンズ等、ポリキャピラリX線レンズ以外の形態であってもよい。X線レンズ12は、X線を集光することによりX線ビームを生成し、生成したX線ビームを試料Sへ照射する。
X線導管13は、X線管11からX線を入射され、入射されたX線を導く光学素子であり、モノキャピラリ、複数のキャピラリ、ミラー又はコリメータ等を用いて構成されている。X線導管13は、X線レンズ12に比べてX線を集光させず、より拡散したX線を試料Sへ照射する。X線レンズ12及びX線導管13は、X線管11からX線を入射される対象を切り替えるための部品である切り替え部14に設けられている。切り替え部14は、X線レンズ12及びX線導管13を移動させ、X線レンズ12又はX線導管13をX線管1からX線を入射される位置に配置する。また、切り替え部14は、X線レンズ12及びX線導管13を移動させ、X線レンズ12とX線導管13との間でX線管11からX線を入射される位置に配置する対象を切り替える。切り替え部14は、手動でX線レンズ12及びX線導管13を移動させる構成であってもよく、モータ等の動力によりX線レンズ12及びX線導管13を移動させる構成であってもよい。
図1には、X線管11からX線を入射される位置にX線レンズ12が配置された状態を示している。X線管11からX線レンズ12へ入射されたX線は、X線ビームとなって試料Sへ照射される。試料S上で、X線ビームを照射された部分では、蛍光X線が発生し、発生した蛍光X線はX線検出器21で検出される。図1には、X線ビーム及び蛍光X線を矢印で示している。
X線検出器21は、検出素子としてSi素子等の半導体素子を用いた構成となっており、検出した蛍光X線のエネルギーに比例した信号を出力する。X線検出器21には、出力した信号を処理する信号処理部22が接続されている。信号処理部22は、X線検出器21が出力した信号を受け付け、各値の信号をカウントし、X線検出器21が検出した蛍光X線のエネルギーとカウント数との関係、即ち蛍光X線のスペクトルを取得する処理を行う。なお、X線検出器21は、比例計数管等、半導体検出素子以外の検出素子を用いた形態であってもよい。また、X線検出器21は、蛍光X線をエネルギー別に分離して検出するのではなく、蛍光X線を波長別に分離して検出する形態であってもよい。信号処理部22は、蛍光X線のスペクトルを分析する分析部5に接続されている。分析部5は、演算を行う演算部と、演算に必要なデータ及びプログラムを記憶する記憶部とを備えるコンピュータで構成されている。
試料台3には、試料台3を移動させるステッピングモータ等の駆動部32が連結されている。駆動部32は、試料台3を水平面方向に移動させる。駆動部32は、駆動部32の動作を制御する制御部7に接続されている。制御部7は、演算を行う演算部と、演算に必要なデータ及びプログラムを記憶する記憶部とを備えて構成されている。また、制御部7は、X線管11の動作の制御も行う。制御部7は、試料台3に試料Sが載置され、X線ビームが試料Sへ照射されている状態で、駆動部32の動作を制御して、試料台3を水平面方向に移動させることによって、X線ビームで試料Sを走査する処理を実行する。X線ビームが試料Sを走査することにより、試料S上の夫々の部分にX線ビームが順次照射される。
X線ビームが試料Sを走査することに伴い、試料S上の夫々の部分で発生した蛍光X線がX線検出器21で順次検出される。信号処理部22は、順次信号処理を行うことにより、試料S上の夫々の部分で発生した蛍光X線のスペクトルを順次生成する。信号処理部22は、生成した蛍光X線のスペクトルを示すデータを分析部5へ順次入力する。分析部5は、蛍光X線のスペクトルを示すデータを記憶し、スペクトルから蛍光X線の強度を計算し、試料S上の夫々の部分で発生した蛍光X線の強度を試料S上の各部分に対応させることによって、蛍光X線の試料S上の強度分布を生成する処理を行う。蛍光X線の強度分布を示すデータは、試料S上の夫々の部分に対応する二次元平面上の各点に蛍光X線の強度が関連付けられたデータである。なお、蛍光X線の強度分布には、試料S外の試料台3上の部分での蛍光X線の強度が含まれることがある。
試料台3のX線レンズ12又はX線導管13に対向する位置には、孔31が形成されており、試料Sは孔31を塞ぐように載置されるようになっている。更に、試料台3の孔31を間に挟んでX線レンズ12又はX線導管13に対向する位置には、入射されたX線の二次元強度分布を検出する二次元X線検出器4が設けられている。試料Sが試料台3に載置された状態では、X線ビームは二次元X線検出器4へ入射する前に試料Sで遮られる。試料Sが試料台3に載置されていない状態では、X線ビームは、孔31を通って試料台3を通過し、二次元X線検出器4へ入射する。二次元X線検出器4は、二次元平面上の多数の微少部分の夫々でX線を検出する検出器である。例えば、二次元X線検出器4は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor )カメラで構成されたX線ビームプロファイラである。二次元X線検出器4の分解能は、試料Sへ照射されるX線ビームのスポット径よりも微細になっており、X線ビームのスポット内のX線強度分布を検出することが可能となっている。二次元X線検出器4は、制御部7に接続されており、制御部7によって動作を制御される。また二次元X線検出器4は、分析部5に接続されており、検出したX線の二次元強度分布を示すデータを分析部5へ入力する。
X線分析装置は、更に、試料台3に載置された試料Sを撮影する撮影部6を備えている。撮影部6は、光学レンズを含んで構成された光学顕微鏡であり、試料Sを拡大して撮影した光学顕微鏡像を生成する。撮影部6は、制御部7及び分析部5に接続されており、制御部7によって動作を制御され、試料Sの光学顕微鏡像を示すデータを分析部5へ入力する。分析部5は、制御部7に接続されており、制御部7によって動作を制御される。制御部7及び分析部5には、画像を出力するプリンタ又はディスプレイ等の出力部51が接続されている。なお、制御部7及び分析部5は、同一の装置で構成されていてもよい。
次に、X線分析装置の動作を説明する。図2は、X線分析装置の所定の手順を示すフローチャートである。試料台3に試料Sが載置されていない状態で、制御部7は、X線ビームを二次元X線検出器4へ入射させ、二次元X線検出器4にX線ビームの二次元強度分布を取得させる(S1)。
図3は、X線ビームの二次元強度分布を取得するときのX線分析装置の状態を示す模式図である。X線管11からX線を入射される位置にX線レンズ12が配置され、試料台3には試料Sが載置されていない。このため、X線レンズ12と二次元X線検出器4とが、試料台3の孔31を通して対向している。制御部7はX線管11にX線を放射させ、X線はX線レンズ12に入射して集光され、X線ビームがX線レンズ12から出射する。X線ビームは、試料台3の孔31を通過し、二次元X線検出器4へ入射する。二次元X線検出器4は、入射したX線ビームに交差する二次元平面上の夫々の微少部分でのX線強度を検出することにより、X線ビームの二次元強度分布を取得する。X線ビームの二次元強度分布を示すデータは、二次元平面上の各点にX線ビーム中の各部分でのX線強度が関連付けられたデータである。二次元X線検出器4は、取得したX線ビームの二次元強度分布を示すデータを、分析部5へ入力する。分析部5は、X線ビームの二次元強度分布を示すデータを記憶する。二次元X線検出器4は、X線ビームの照射側から見て試料台3の背後に配置されているので、試料台3に載置される試料Sとほぼ同じ位置でX線ビームが検出される。二次元X線検出器4へ入射するX線ビームのスポットは、試料台3に載置される試料Sへ照射されるX線ビームのスポットとほぼ同じ形状でほぼ同じ大きさとなり、X線ビームのスポット内の二次元強度分布もほぼ同一となる。このため、試料Sへ照射されるX線ビームの正確な二次元強度分布が取得される。
X線分析装置では、次に、試料Sが試料台3に載置される。試料Sは、使用者の手作業によって試料台3に載置されてもよく、図示しない機構によって自動で試料台3に載置されてもよい。制御部7は、次に、撮影部6に試料Sの光学顕微鏡像を生成させる(S2)。撮影部6は、光学顕微鏡像を示すデータを分析部5へ入力し、分析部5は、光学顕微鏡像を示すデータを記憶する。制御部7は、次に、X線ビームを試料Sへ照射させ、X線検出器21は、X線ビームの照射によって試料Sから発生した蛍光X線を検出する(S3)。ステップS3では、X線を入射される位置にX線レンズ12が配置された状態でX線管11がX線を放射し、X線レンズ12で集光されたX線ビームが試料Sへ照射される。X線検出器21は、検出した蛍光X線に応じた信号を出力し、信号処理部22は、X線検出器21が検出した蛍光X線のスペクトルを取得する処理を行う。また、信号処理部22は、取得した蛍光X線のスペクトルを示すデータを分析部5へ入力し、分析部5は、蛍光X線のスペクトルを示すデータを記憶する。
制御部7は、X線ビームでの試料S上の走査が終了したか否かを判定する(S4)。まだ走査が終了していない場合は(S4:NO)、駆動部32に試料台3を移動させることにより、試料Sを移動させる(S5)。ステップS5の後は、制御部7は、処理をステップS3へ戻す。ステップS5で試料Sが移動することにより、試料S上でX線ビームが照射される位置が変化する。ステップS3〜S5を繰り返すことにより、X線分析装置は、X線ビームで試料Sを走査し、試料S上の夫々の点から発生した蛍光X線のスペクトルを取得する。
ステップS4で走査が終了している場合は(S4:YES)、分析部5は、試料Sで発生した蛍光X線の強度分布を生成する(S6)。ステップS6では、分析部5は、記憶している夫々のスペクトルから蛍光X線の強度を計算し、計算した夫々の蛍光X線の強度を、試料S上の各点に対応する二次元平面上の各点に関連付けることによって、試料S上での蛍光X線の強度分布を生成する。分析部5は、スペクトルに含まれる特定のピークの強度を求めることによって蛍光X線の強度を計算してもよく、スペクトルを特定の範囲内で積分することによって蛍光X線の強度を計算してもよい。分析部5は、生成した蛍光X線の強度分布を示すデータを記憶する。X線分析装置は、次に、試料Sの透過X線像を生成する(S7)。
図4は、X線透過像を生成するときのX線分析装置の状態を示す模式図である。X線管11からX線を入射される位置にX線導管13が配置されている。ステップS7に際して、切り替え部14は、X線管11からX線を入射される対象をX線レンズ12からX線導管13へ切り替える。切り替え部14は、手動でX線レンズ12及びX線導管13を移動させてもよく、制御部7の制御によりX線レンズ12及びX線導管13を移動させてもよい。X線導管13には、試料Sを間に挟んで二次元X線検出器4が対向している。制御部7はX線管11にX線を発生させ、X線はX線導管13に入射し、X線ビームよりも拡散したX線がX線導管13から出射し、試料Sへ照射される。X線は試料Sを透過し、透過X線は試料台3の孔31を通って二次元X線検出器4へ入射される。二次元X線検出器4は、入射したX線を検出し、透過X線の二次元強度分布を示す透過X線像を生成する。透過X線像を示すデータは、二次元平面上の各点に透過X線の強度が関連付けられたデータである。二次元X線検出器4は、生成した透過X線像を示すデータを分析部5へ入力し、分析部5は、透過X線像を示すデータを記憶する。
分析部5は、蛍光X線の強度分布に対してデコンボリューションを実行する(S8)。ステップS8でのデコンボリューションを説明する。X線ビームのスポットはある程度の大きさを有するので、蛍光X線の強度分布は、本来の形よりも歪んで測定される。測定された蛍光X線の強度分布は、X線ビームの二次元強度分布と蛍光X線の本来の強度分布との畳み込みとみなすことができる。xy座標系上で、測定される蛍光X線の強度分布をf(x,y)、蛍光X線の本来の強度分布をg(x,y)、X線ビームの二次元強度分布をh(x,y)とすると、f(x,y)は下記の(1)式で表される。
Figure 0006185697
f(x,y)のフーリエ変換をF[f(x,y)]で表すと、畳み込み定理により、F[f(x,y)]は下記の(2)式で表される。
F[f(x,y)]=F[h(x,y)]F[g(x,y)] …(2)
従って、f(x,y)の逆フーリエ変換をF-1[f(x,y)]で表すと、蛍光X線の本来の強度分布g(x,y)は、下記の(3)式で計算することができる。
Figure 0006185697
f(x,y)は、ステップS6で生成した蛍光X線の強度分布に対応し、h(x,y)は、ステップS1で取得したX線ビームの二次元強度分布に対応する。実際には、f(x,y)及びh(x,y)は連続関数では無く、離散データとして得られるので、分析部5は、記憶した蛍光X線の強度分布及びX線ビームの二次元強度分布を用いて、離散フーリエ変換及び逆離散フーリエ変換の計算を実行する。
後述するように、デコンボリューションは試料Sに含まれる元素の分布の境界に対応するエッジを検出するための処理であるので、蛍光X線の強度分布中の試料Sに対応する試料領域に対してデコンボリューションを行う必要がある。分析部5は、二次元座標系上のx軸及びy軸の夫々に沿った蛍光X線強度の微分を計算する。蛍光X線の強度分布が得られた二次元平面上で微分値が大きい部分はエッジの部分であり、試料Sと試料台3との境界に対応する部分はエッジになる。分析部5は、微分値が所定の基準以上になるエッジに囲まれており、しかも蛍光X線強度が所定の閾値以上になる領域を試料領域と判定する。分析部5は、蛍光X線の強度分布が得られた二次元平面上で、試料領域にX線ビームのスポット径の幅の領域を加えた領域を、デコンボリューションの対象領域に設定する。X線ビームのスポット径は、X線ビームの二次元強度分布から求められる。分析部5は、二次元平面上の対象領域内の各点について(3)式に相当する計算を実行することにより、デコンボリューションを実行して、蛍光X線の本来の強度分布を求める。また、ステップS8では、分析部5は、第1の二次元座標系上でのデコンボリューションの処理と、第1の二次元座標系と軸が交差する第2の二次元座標系上でのデコンボリューションの処理とを実行する。
図5は、第1の二次元座標系と第2の二次元座標系との関係を示す模式図である。第1の二次元座標系は、第1のx軸と第1のy軸とから構成される。第2の二次元座標系は、第1の二次元座標系と同一平面上にあり、第1のx軸に交差する第2のx軸と第1のy軸に交差する第2のy軸とから構成される。第1のx軸と第2のx軸とが交差する角度は、直角以外の角度であり、例えば45°である。分析部5は、記憶している蛍光X線の強度分布及びX線ビームの二次元強度分布を示すデータを、第1の二次元座標系上のデータと及び第2の二次元座標系上のデータとに変換する処理を行う。変換後のデータは、第1の二次元座標系上の各点と第2の二次元座標系上の各点とにX線ビーム中のX線強度及び蛍光X線の強度が関連付けられたデータである。分析部5は、変換後のデータを用いてデコンボリューションの計算を行うことにより、第1の二次元座標系上でのデコンボリューションの処理と、第2の二次元座標系上でのデコンボリューションの処理とを実行する。
ステップS8により、第1の二次元座標系上でデコンボリューションを行った蛍光X線の強度分布と、第2の二次元座標系上でデコンボリューションを行った蛍光X線の強度分布とが得られる。デコンボリューションにより、蛍光X線の強度分布の分解能が向上し、試料S上での蛍光X線の強度変化がより鮮明になる。軸が交差する二種類の二次元座標系上でデコンボリューションを行うので、一方の二次元座標系上では明確にすることが困難な方向の蛍光X線の強度変化を、他方の二次元座標系上ではより容易に明確にすることが可能になる。分析部5は、二種類のデコンボリューション後の強度分布を示すデータを記憶する。
分析部5は、次に、デコンボリューション後の蛍光X線の強度分布に含まれるエッジ検出を行う(S9)。ステップS9では、分析部5は、二種類のデコンボリューションを用いてエッジ検出を行う。分析部5は、第1の二次元座標系上でのデコンボリューションの結果に対して、x軸及びy軸に沿った微分を行い、微分値が所定の値以上になるエッジの座標を検出する。また、分析部5は、第1の二次元座標系上でのデコンボリューションの結果と第2の二次元座標系上でのデコンボリューションの結果とで、夫々のエッジの座標を中心としたX線ビームのスポット径の範囲内における蛍光X線の強度変化を比較する。分析部5は、エッジの座標における蛍光X線の強度変化として、より変化量が大きい方の強度変化を採用する。分析部5は、採用した強度変化を、エッジの座標における蛍光X線の強度変化として記録し、何れの二次元座標系上でのデコンボリューションの結果を採用したかを示す情報をエッジの座標について記録する。なお、分析部5は、x軸方向及びy軸方向の蛍光X線の強度変化が半分になる位置がエッジの位置になるように、エッジの座標を修正する処理を行ってもよい。
ステップS9では、軸が交差する二種類の二次元座標系上で行ったデコンボリューションの結果を利用するので、一方のデコンボリューションの結果では不鮮明なエッジでも、他方のデコンボリューションの結果からより鮮明に検出することができる。例えば、第1のx軸に45°の角度で交差するエッジが第1の二次元座標系上でのデコンボリューションでは鮮明にならなかったとしても、第2の二次元座標系上でのデコンボリューションではより容易に鮮明になるので、確実にエッジ検出が行われる。
分析部5は、次に、透過X線像及び光学顕微鏡像に基づいて、蛍光X線の強度分布に含まれるエッジ検出を行う(S10)。ステップS10では、分析部5は、記憶してある透過X線像のデータを読み出し、透過X線像に含まれるエッジを検出し、デコンボリューション後の蛍光X線の強度分布から、透過X線像に含まれるエッジに対応するエッジを検出する。透過X線像に含まれるエッジに対応するエッジは、デコンボリューション後の蛍光X線の強度分布中で、透過X線像に含まれるエッジと同じ位置にあるエッジである。分析部5は、二種類のデコンボリューションを行った後の蛍光X線の強度分布の夫々について、エッジ検出を行う。同様に、分析部5は、記憶してある光学顕微鏡像のデータを読み出し、光学顕微鏡像に含まれるエッジを検出し、デコンボリューション後の蛍光X線の強度分布から、光学顕微鏡像に含まれるエッジに対応するエッジを検出する。蛍光X線の強度分布中では検出が容易ではなかったエッジについても、透過X線像中又は光学顕微鏡像中では容易に検出できる可能性があり、エッジをより確実に検出することが可能となる。なお、透過X線像又は光学顕微鏡像に含まれるエッジに対応するエッジが蛍光X線の強度分布には含まれていないこともある。
分析部5は、次に、デコンボリューションを行った後の蛍光X線の強度分布に対して、ステップS9及びS10で検出したエッジを強調する処理を行い、エッジ強調後の強度分布を画像で表した蛍光X線強度の分布画像を生成する(S11)。ステップS11では、分析部5は、夫々のエッジにおいて、第1及び第2の二次元座標系の内で蛍光X線の強度変化を採用した方の二次元座標系のx軸方向及びy軸方向の強度変化を強調する処理を行う。制御部7は、次に、分析部5に、蛍光X線強度の分布画像を出力部51へ出力させ(S12)、処理を終了する。
以上詳述した如く、X線分析装置は、二次元X線検出器4を用いてX線ビームの二次元強度分布を取得し、X線ビームの二次元強度分布を利用して、試料Sからの蛍光X線の強度分布のデコンボリューションを行う。蛍光X線分析を行う都度、X線ビームの二次元強度分布を取得するので、デコンボリューションによって正確な蛍光X線分析を行うことが可能となり、より高分解能な蛍光X線の強度分布を求めることが可能となる。また、X線分析装置は、蛍光X線の強度分布に含まれるエッジを確実に検出することができる。蛍光X線の強度分布に含まれるエッジは、試料に含まれる元素の分布の境界に対応する。高分解能で蛍光X線強度の分布画像が得られ、試料中の元素分布の境界が明確になるので、試料に含まれる元素の空間的な分布を高精度で分析することが可能となる。
なお、本実施の形態においては、二次元X線検出器4を試料台3の下に配置してある形態を示したが、X線分析装置は、二次元X線検出器4を他の位置に配置した形態であってもよい。この形態では、X線分析装置は、X線ビームの二次元強度分布及び透過X線像を取得するときに、ミラー等の光学系によってX線の方向を変更して、X線ビーム及び透過X線を二次元X線検出器4へ入射させる構成となっている。例えば、X線分析装置は、試料Sを試料台3に載置した状態でX線ビームの二次元強度分布を取得する形態であってもよい。また、X線分析装置は、本実施の形態においては、X線レンズ12とX線導管13とを切り替えてX線ビームとX線透過像生成用のX線とを生成する形態を示したが、X線分析装置は、X線ビーム源とX線透過像生成用のX線源とを別々に備えた形態であってもよい。また、X線分析装置は、X線ビームの二次元強度分布を取得するための検出器と、透過X線を検出する検出器とを個別に備える形態であってもよい。
また、本実施の形態においては、蛍光X線の強度分布を一つだけ形成する形態を示したが、X線分析装置は、蛍光X線のスペクトルを複数のエネルギー領域に分割し、各エネルギー領域での蛍光X線の強度を求めて、複数種類の蛍光X線の強度分布を生成する形態であってもよい。また、本実施の形態においては、試料台3を移動させることによって走査を行う形態を示したが、X線分析装置は、X線ビームの方向を変更させることによってX線ビームで試料Sを走査する形態であってもよい。また、本実施の形態においては、試料保持部として試料Sを載置する試料台3を備えた形態を示したが、X線分析装置は、載置以外の方法で試料を保持する試料保持部を備えた形態であってもよい。例えば、X線分析装置は、試料Sを把持する形態であってもよい。
11 X線管
12 X線レンズ
13 X線導管
14 切り替え部
21 X線検出器
22 信号処理部
3 試料台(試料保持部)
31 孔
32 駆動部
4 二次元X線検出器
5 分析部
51 出力部
S 試料

Claims (6)

  1. X線ビームで試料を走査する手段と、X線ビームでの走査によって試料から発生する蛍光X線の試料上の強度分布を取得する蛍光X線強度取得手段と、該蛍光X線強度取得手段が取得した前記強度分布に対するデコンボリューションを実行する分析手段とを備えるX線分析装置において、
    X線ビームのスポット内の二次元強度分布を検出することによって、前記二次元強度分布を取得するX線ビーム強度取得手段を備え、
    前記分析手段は、前記蛍光X線強度取得手段が取得した強度分布に対して、前記X線ビーム強度取得手段が取得した二次元強度分布を用いたデコンボリューションを行うように構成してあり、
    前記分析手段は、前記蛍光X線強度取得手段が前記蛍光X線の試料上の強度分布を取得する都度、予め前記X線ビーム強度取得手段X線ビームのスポット内の二次元強度分布を取得させること
    を特徴とするX線分析装置。
  2. 前記分析手段は、
    第1の二次元座標系上で、前記蛍光X線強度取得手段が取得した強度分布に対するデコンボリューションの計算を行い、前記第1の二次元座標系と同一平面上にあって軸が交差する第2の二次元座標系上で、前記強度分布に対するデコンボリューションの計算を行う手段と、
    該手段による二種類のデコンボリューションの計算結果に基づいて、前記強度分布に含まれるエッジを検出する手段と、
    該手段で検出したエッジを強調した前記強度分布を表す画像を生成する手段と
    を有することを特徴とする請求項1に記載のX線分析装置。
  3. X線ビームで試料を走査する手段と、X線ビームでの走査によって試料から発生する蛍光X線の試料上の強度分布を取得する蛍光X線強度取得手段と、該蛍光X線強度取得手段が取得した前記強度分布に対するデコンボリューションを実行する分析手段とを備えるX線分析装置において、
    X線ビームのスポット内の二次元強度分布を取得するX線ビーム強度取得手段を備え、
    前記分析手段は、前記蛍光X線強度取得手段が取得した強度分布に対して、前記X線ビーム強度取得手段が取得した二次元強度分布を用いたデコンボリューションを行うように構成してあり、
    前記分析手段は、
    第1の二次元座標系上で、前記蛍光X線強度取得手段が取得した強度分布に対するデコンボリューションの計算を行い、前記第1の二次元座標系と同一平面上にあって軸が交差する第2の二次元座標系上で、前記強度分布に対するデコンボリューションの計算を行う手段と、
    該手段による二種類のデコンボリューションの計算結果に基づいて、前記強度分布に含まれるエッジを検出する手段と、
    該手段で検出したエッジを強調した前記強度分布を表す画像を生成する手段と
    を有することを特徴とするX線分析装置。
  4. 試料を保持することが可能であり、試料を保持していないときにはX線ビームを通過させる試料保持部を更に備え、
    前記X線ビーム強度取得手段は、
    前記試料保持部が通過させたX線ビームが入射する位置に配置されており、入射したX線ビームのスポット内の二次元強度分布を検出する二次元X線検出器を有すること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のX線分析装置。
  5. 試料を走査するためのX線ビームよりも拡散したX線を試料へ照射する手段と、
    X線を照射された試料を透過した透過X線を検出して、前記試料の透過X線像を取得する手段と、
    前記透過X線像に含まれるエッジを検出する手段と、
    該手段で検出したエッジに対応するエッジを、前記蛍光X線強度取得手段が取得した強度分布中で検出する手段と、
    該手段で検出したエッジを強調した前記強度分布を表す画像を生成する手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか一つに記載のX線分析装置。
  6. 試料の光学顕微鏡像を生成する手段と、
    該手段が生成した前記光学顕微鏡像に含まれるエッジを検出する手段と、
    該手段で検出したエッジに対応するエッジを、前記蛍光X線強度取得手段が取得した強度分布中で検出する手段と、
    該手段で検出したエッジを強調した前記強度分布を表す画像を生成する手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至の何れか一つに記載のX線分析装置。
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