JP6183015B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
このような複数個の作像ユニットを備える画像形成装置として、特許文献1には、上下(縦)方向に列状に並べられた4個の作像ユニットと、この作像ユニット群に対して装置右側の位置に、それぞれの作像ユニットへの補給用現像剤を収容する、左右(横)方向に列状に並べられた4個の補給部とを備える構成が開示されている。
これを回避する構成として、例えば左右方向に並ぶ4個の補給ボトルを作像ユニット群よりも上に配置することが考えられるが、単に配置位置を右横から上に変えるだけでは、4個の作像ユニットと4個の補給ボトルのうち、対応する色の現像部と補給ボトルを繋ぐ、補給用現像剤を供給するための補給管の配管が容易ではないという別の問題が生じる。
また、前記複数個の現像部は、3個以上であり、前記複数個の補給ボトルは、3個以上であり、前記複数個の現像部の並び方向と前記複数個の補給ボトルの並び方向とが交差し、前記複数個の補給ボトルのうち、前記複数個の現像部を通る第1仮想ラインと前記複数個の補給ボトルを通る第2仮想ラインの交差位置から最も近い補給ボトルが前記並び方向両端の補給ボトルではなく、前記複数個の補給ボトルのそれぞれに前記交差位置に近いものから順に番号を付したとき、前記複数個の現像部のそれぞれごとに、同じ番号の補給ボトルが前記対応する色の補給ボトルになっているとしても良い。
さらに、前記複数個の現像部のそれぞれに対応して設けられた複数の像担持回転体を備え、前記複数個の現像部のそれぞれは、対応する像担持回転体上の潜像を現像剤で現像し、当該像担持回転体の回転軸方向に沿って長尺状に形成され、前記複数個の補給ボトルのそれぞれは、対応する現像部の長手方向に沿って長尺状に形成されているとしても良い。
<実施の形態1>
(1)画像形成装置の全体構成
図1は、画像形成装置1の外観の概要を示す斜視図であり、図2は、図1の矢印Aで示す方向から画像形成装置1を見たときの画像形成装置1の内部の様子を示す概略側面図である。
PC3は、OS(オペレーティングシステム)や種々のアプリケーションソフトウエアがインストールされており、ディスプレイ装置110を制御して各種情報を表示させる制御や、表示情報をプリントするための画像データをプリント部2に送信する制御などを行う。なお、PC3がインターネットに接続可能な端末装置としての機能を有し、インターネット上の種々の情報を取得するとしても良い。
ディスプレイ装置110は、例えば液晶表示装置からなり、その表示面にタッチパネルが張り付けられており、PC3により表示制御されることによりメニュー画面を含む各種画面を表示させる。
また、ユーザーは、プリント出力を希望する場合にプリント出力の指示をタッチ入力で行うことにより、表示画面の情報をシートにプリント出力することができる。このプリント出力は、プリント部2が担当する。
装置筐体101の装置正面側であり、ディスプレイ装置110の直下の位置には、プリント出力されるシートの排出口102が設けられている。
上カバー103と正面カバー104を開放することにより、装置筐体101の内部が開放されるので、プリント部2のメンテナンスなどを容易に行えるようになる。
(2)プリント部2の構成
プリント部2は、図2に示すように画像形成部5と、給送部6と、排出部7と、トナー補給部8と、第1コントロール基板9aと、第2コントロール基板9bと、電源基板9cなどを備え、Y色、M色、C色およびK色のトナー像からなるカラー画像をシートに形成して出力する(プリント出力)。
画像形成部5は、図3の拡大図に示すように、作像部10と、中間転写部20と、定着部25を備える。
作像部10は、上下方向に沿って列状に並べられた作像ユニット10Y、10M、10C、10Kを備える。
帯電部12Y〜12Kは、感光体ドラム11Y〜11Kの周面を帯電させる。
露光部13Y〜13Kは、Y〜K色用の発光素子(不図示)から発せられるレーザー光LY、LM、LC、LKにより、帯電された感光体ドラム11Y〜11Kの周面を露光走査して、感光体ドラム11Y〜11K上に静電潜像を形成させる。
他の現像部14M、14C、14Kについても、現像部14Yと基本的に同様の構成になっており、M、C、K色のトナーを用いて感光体ドラム11M、11C、11K上の静電潜像を現像する。これにより感光体ドラム11M、11C、11K上にM、C、K色のトナー像が作像される。
現像部14Y〜14Kごとに、現像によりトナーが消費されると、その消費分を埋めるべく、トナー補給部8から補給用トナーが現像部に供給され、現像部内のトナーの量または濃度が規定値まで戻ると、補給用トナーの補給が停止される。これにより、現像部内のトナー量またはトナー濃度が略一定に維持される。なお、トナー検出センサー19Y〜19Kには、磁気センサーなどを用いることができるが、これ以外の検出手段を用いるとしても良い。
中間転写ベルト21は、上から下に間隔をおいて順に並ぶ従動ローラー22bと、一次転写ローラー23Y〜23Kと、駆動ローラー22aとに張架されて、駆動ローラー22aの回転駆動力により図3に示す矢印方向に周回走行される。
感光体ドラム11Y〜11Kの、中間転写ベルト21を介して一次転写ローラー23Y〜23Kと接する位置が一次転写位置16Y、16M、16C、16Kになり、二次転写ローラー24の、中間転写ベルト21を介して駆動ローラー22aと接する位置が二次転写位置17になる。
(2−2)給送部6と排出部7の構成
図2に戻って、給送部6は、給紙カセット31と、繰り出しローラー32と、搬送ローラー33、34、35などを備える。
搬送ローラー33〜35は、搬送路39に繰り出されたシートSを二次転写ローラー24に向けて搬送させる。
排出部7は、複数の排出ローラー51、52、53、54、55を備え、排出ローラー51〜55は、下から上にこの順に配置されている。
定着後のシートSは、図2に示す排出部7の排出ローラー51〜55により排出路59を下から上に向かって搬送され、そのシートSの上端部分が排出口102から外部に出た状態でその搬送が停止される。
なお、二次転写後に中間転写ベルト21周面に残った残留トナーを除去するための廃トナー回収部26(図3)が中間転写ベルト21よりも上に配されている。
廃トナー回収部26は、クリーナブレード26aにより中間転写ベルト21周面の残留トナーを掻きとり、掻き取った残留トナーを搬送スクリュー26bにより装置幅方向の一方端側に搬送して、その搬送された残留トナーをタンク26c内に送り込むことにより回収する構成になっている。
トナー補給部8は、図2に示すように作像部10よりも上の位置であり、装置筐体101の上部の、ディスプレイ装置110よりも装置背面側の内部空間に配置され、補給部8Y、8M、8C、8Kを備える。
補給部8Y、8M、8C、8Kは、この順に下から上に並べられてなる。
同図に示すように最上位の補給部8Kは、補給用現像剤としてのK色の補給用トナー(以下、「K色トナー」という。)を収容している補給ボトル80Kがトナーホッパー81Kに装着された状態で、補給ボトル80K内のK色トナーをトナーホッパー81Kから補給管83Kを介して現像部14Yに補給する。
補給ボトル80Kは、その長手方向が水平方向に沿った横姿勢で維持されるように、装置幅方向一方の端部85Kがトナーホッパー81Kに支持されるとともに、装置幅方向他方の端部86Kが不図示の支持部材により支持されている。
このボトル回転モーター82Kの回転駆動力により、横姿勢の補給ボトル80Kが水平に沿った軸を中心に同図の矢印Dで示す方向に回転すると、補給ボトル80Kの内部に収容されているK色トナーが螺旋溝89Kに沿って開口88K側に向かって搬送され、開口88Kから排出されることにより、トナーホッパー81Kに収容される。
補給ボトル80Kの回転およびトナーホッパー81Kによる補給管83KへのK色トナーの送り込み動作は、K色トナーの補給が必要な時期に第2コントロール基板9bのトナー補給制御により実行される。
補給ボトル80Kからトナーホッパー81Kを介して補給管83Kに送り込まれたK色トナーは、補給管83Kの内部において自重で落下し、補給管83Kの内部を通って現像部14Kの装置幅方向一方の端部に設けられた連結部141Kまで送られる。
なお、補給用トナーの供給時に必要な量のK色トナーを補給管83Kに送り込めれば良く、例えば補給ボトル80Kの回転数を制御することによりK色トナーの供給量を制御でるのであれば、トナーホッパー81Kを設けない構成をとることなどもできる。
図5は、複数個の補給ボトルが上から下に80Y、80M、80C、80Kの順に列状に並ぶ構成において補給管83Y〜83Kを配管した場合の比較例1を示す図である。
図6は、実施例と別の比較例2における補給管の配管の違いを模式的に示す図である。
同図に示すように実施例では、上下方向に沿って列状に並ぶ現像部14Y〜14Kを現像部群14Z、列状に並ぶ補給ボトル80Y〜80Kを補給ボトル群80Zとした場合、補給ボトル群80Zが現像部群14Zよりも上の位置で各群が上下に並ぶ関係を有する。
これに対し、比較例2では、図5に示す比較例1と補給ボトル80Y〜80Kの並び順を同じとしつつ、補給管83Y〜83Kを螺旋状に捩じることに代えて、対応する色同士の現像部と補給ボトルを最短距離で繋ぐ構成としている。
従って、現像部14Y〜14Kの上下方向の並び順を基準に、補給ボトル80Y〜80Kの上下方向の並び順を現像部とは逆順に、すなわち上からN(1以上の整数)番目の現像部については、下からN番目の補給ボトルが当該現像部に対応する補給ボトルになるように位置関係を決めることにより、複数個の補給ボトルの装置奥行方向における配置スペースの狭小化かつ複数本の補給管の配管の容易化を実現できる。
具体的には、Y色の補給用トナー移動時間が最も短く、K色の補給用トナー移動時間が最も長くなる。この補給用トナー移動時間が異なることを考慮して、次のような補給制御をすることが望ましい。
検出間隔Tは、これを短くしすぎると、補給に必要な量の補給用トナーが補給管を通過している途中で、次の検出タイミングT1に至り、その補給管を通過中のトナー量の補給で本来の規定量になるところ、その検出タイミングT1の時点で現像部まで到着していなかったために、現像部内のトナーの量または濃度が未だ規定量に至っていない(不足している)と判断して、本来必要ではないはずの、さらなる追加のトナー補給を実行してしまい、現像部への補給用トナーの補給量が多すぎることが生じるおそれがある。
このことから検出間隔Tを、必要な量の補給用トナーの補給を行いつつ全体の補給時間をできるだけ抑えられるように適した時間に決めれば良い。
そこで、補給用トナー移動時間がY色、M色、C色、K色の順に長くなることから、検出時間Tも、最上位の現像部14Yから最下位の現像部14Kにかけてその並び順に長くなる時間、すなわちY色、M色、C色、K色の順に長い時間に設定することが好ましい。
Y〜K色の補給用トナー移動時間に差異があっても補給用トナーの補給量の過多などが生じない場合には、検出時間TをY〜K色で同じ時間に設定する構成としても良い。
この構成をとる場合、例えば補給管83Y〜83K内における補給用トナーの搬送速度を83Yが最も遅く、83M、83Cの順に速くなり、83Kが最速になるように設定すれば、Y〜K色ごとに補給開始から補給用トナーが現像部に到達するまでに要する時間を同程度にすることができ、トナー補給に要する時間の色ごとのばらつきを抑制することができる。
図2に戻って、第1コントロール基板9aは、PC3からの画像データをY〜K色の画像を形成するための画像データに変換して、変換した画像データを第2コントロール基板9bに送る。
第2コントロール基板9bは、第1コントロール基板9aからの画像データに基づき、画像形成部5〜トナー補給部8を統括的に制御して画像形成動作を円滑に実行させる。
電源基板9cは、プリント部2とPC3とディスプレイ装置110などの各部材に必要な電力を供給する。
(3)まとめ
以上説明したように、(a)上下方向に沿って列状に並ぶ現像部14Y〜14Kからなる現像部群14Zよりも上に、上下方向に沿って列状に並ぶ補給ボトル80Y〜80Kからなる補給ボトル群80Zを上下に並べつつ、(b)現像部14Y〜14Kのそれぞれに上から下にその並び順に番号を付し、補給ボトル80Y〜80Kのそれぞれに下から上にその並び順に番号を付したとき、現像部ごとに、同じ番号の補給ボトルが、対応する色の補給ボトルになるように、現像部14Y〜14Kと補給ボトル80Y〜80Kが配される構成をとることにより、現像部群14Zの横に補給ボトル群80Zを並べる従来構成に比べて装置の奥行寸法の小型化と補給管の配管の容易化の両方を図ることができる。
上記実施の形態1では、補給ボトル80Y〜80Kが上下方向に沿って列状に並ぶ配置例を説明したが、本実施の形態2では、補給ボトル80Y〜80Kが装置奥行方向に沿って列状に並ぶ構成としており、この点で実施の形態1と異なっている。以下、説明の重複を避けるため、実施の形態1と同じ内容についてはその説明を省略し、同じ構成要素については同符号を付すものとする。
図7は、実施の形態2に係る現像部14Y〜14Kと補給ボトル80Y〜80Kの構成例を示す概略斜視図であり、現像部14Y〜14Kと補給ボトル80Y〜80Kに関係する部材だけ示し、その他は図示を省略している。
同図に示すように現像部14Y〜14Kは、上下方向に沿って列状に並ぶ構成になっており、実施の形態1と同じであるが、補給ボトル80Y〜80Kは、現像部群14Zよりも上であり、水平方向に沿った横姿勢かつ装置奥行方向に沿って列状に並ぶ構成になっている。なお、現像部14Y〜14Kも補給ボトル80Y〜80Kもその長手方向が感光体ドラム11Y〜11Kの回転軸方向に沿うようにして配列される。
図8(a)は、図7に示す現像部14Y〜14Kと補給ボトル80Y〜80Kを矢印Eで示す方向から見たときの実施例Aにおける現像部14Y〜14Kと補給ボトル80Y〜80Kの位置関係を示す模式図であり、図8(b)は、比較例Aにおける現像部14Y〜14Kと補給ボトル80Y〜80Kの位置関係を示す模式図である。
つまり、最上位の1番目の現像部14Yについては、交差位置203に最も近い1番目の補給ボトル80Yが現像部14Yに対応する色の補給ボトルになる。上から2番目の現像部14Mに対して、2番目に交差位置203に近い補給ボトル80Mが、上から3番目の現像部14Cに対して、3番目に交差位置203に近い補給ボトル80Cが、上から4番目の現像部14Kに対して、交差位置203から最も遠い4番目の補給ボトル80Kがそれぞれの現像部に対応する補給ボトルになる。
比較例Aの並び順とした場合、補給管を最短距離で繋ごうとすると、同図の例のように現像部14Mと補給ボトル80Mを結ぶ最短経路の途中を補給管83Yが横切る(干渉する)ので、補給管83Mを83Yから迂回させるべく、補給管83Mの途中を屈曲させる配管を行う必要が生じ(符号210で示す部分)、配管が面倒になる。
図8では、上下方向に沿って列状に並ぶ現像部14Y〜14Kからなる現像部群14Zが装置奥行方向に沿って列状に並ぶ補給ボトル80Yと80Mの間の位置203の直下に配される構成例を説明したが、例えば現像部群14Zが補給ボトル80Yの直下に配される構成とすることもできる。
図9は、現像部群14Zが補給ボトル80Yの直下に配される構成における現像部14Y〜14Kと補給ボトル80Y〜80Kの位置関係を示す模式図であり、(a)は実施例Bを、(b)は比較例Bを示している。
図9(a)に示すように実施例Bでは、第1仮想ライン201と第2仮想ライン202の交差位置203が補給ボトル80Yの配置位置に一致し、補給ボトル80Y〜80Kの並び順が交差位置203に近い順から80Y、80M、80C、80Kの順になっている。現像部14Y〜14Kは、その並び順が図8と同様に交差位置203に近い順から14Y、14M、14C、14Kの順になっている。
一方、図9(b)に示す比較例Bでは、補給ボトル80Y〜80Kの並び順が交差位置203に近い順から80M、80C、80Y、80Kの順になっており、例えば現像部14Mと補給ボトル80Mを結ぶ最短経路の途中を補給管83Yが横切ってしまうので、補給管83Mの途中を屈曲させる配管(符号220で示す部分)を行う必要が生じる。
(実施例C)
図10(a)は、装置奥行方向一方端側から3個目の補給ボトルの直下に現像部群14Zを配置する構成における現像部14Y〜14Kと補給ボトル80Y〜80Kの位置関係を示す模式図であり、(a)は実施例Cを、(b)は比較例Cを示している。
このように実施例Cでも、図8(a)の実施例Aと図9(a)の実施例Bと同様に、上からN番目の現像部については、交差位置203からの距離がN番目に近い補給ボトルが当該現像部に対応する補給ボトルになるように配置されている。これにより、補給管83Y〜83Kをその途中で交差することなく最短経路で配管することができる。
従って、図8〜図10の実施例A〜Cに示すように、現像部群14Zよりも上に、列状に並ぶ複数個の補給ボトル80Y〜80Kからなる補給ボトル群80Zを配置し、かつ、交差位置203からの距離がN番目に近い現像部と補給ボトルとが同じ色のものになるように対応付けることにより、装置の奥行寸法の小型化と補給管の配管の容易化の両方を図ることができる。
装置の奥行寸法の小型化には、実施例Aのように装置奥行方向に沿って列状に並ぶ4個の補給ボトル80Y〜80Kのうち、その両端側の補給ボトルを除く中央寄りの2個の補給ボトル80Y、80Kの間の位置、例えば2等分する位置の直下に現像部群14Zが位置するような位置関係が好ましい。
(実施例D、E)
さらに、補給ボトル80Y〜80Kと現像部群14Zとの位置関係を例えば図11に示す実施例Dや図12に示す実施例Eのような位置関係とすることもできる。
図12に示す実施例Eでも実施例Dと同じことがいえる。
上記の実施例A〜Eを含む補給ボトルと現像部群との位置関係をまとめると、(a)補給ボトル群80Kが現像部群14Zよりも上に位置し、(b)現像部14Y〜14Kの並び方向と補給ボトル80Y〜80Kの並び方向とが交差し、(c)補給ボトル80Y〜80Kのうち、現像部14Y〜14Kを結ぶ第1仮想ライン201と補給ボトル80Y〜80Kを結ぶ第2仮想ライン202との交差位置203から最も近い補給ボトルが並び方向両端の補給ボトルではなく、(d)現像部14Y〜14Kのそれぞれに上から下にその並び順に番号を付し、補給ボトル80Y〜80Kのそれぞれに交差位置203から近いものから順に番号を付したとき、現像部ごとに、同じ番号の補給ボトルが当該現像部に対応する色の補給ボトルになるように、現像部14Y〜14Kと補給ボトル80Y〜80Kが配されるという条件を満たせば良いことになる。
図13は、第2仮想ライン202が傾斜姿勢になる場合の補給ボトル80Y〜80Kと現像部群14Zとの位置関係の例を示す模式図である。
なお、上記では、Y〜K色用の4個の現像部14Y〜14Kと4個の補給ボトル80Y〜80Kを設ける例を説明したが、4色に限られない。
補給ボトルの個数Qが2以上の偶数の場合、Q個の補給ボトルのうち、その並び方向一方端から(Q/2)個目の補給ボトルと〔(Q/2)+1〕個目の補給ボトルの間の位置の直下に最上位の現像部を配する構成をとることができる。この構成は、例えばQ=4の場合、図8(a)に示す実施例Aの構成に相当し、(Q/2)個目の補給ボトルが80Y、〔(Q/2)+1〕個目の補給ボトルが80Mになる。
<変形例>
(1)上記実施の形態では、作像ユニット10Y、10M、10C、10Kを上からこの順に配置するとしたが、配置順はこれに限られず、例えば逆順とすることもできる。作像ユニットの配置順に応じて補給ボトルの配置順を決めることができる。
実施の形態2では、例えば実施例Aにおいて作像ユニット10K、10C、10M、10Yが上から下にこの順に配置される場合、4個の補給ボトルが装置奥行方向に80Y、80C、80K、80Mの順または80Y、80K、80C、80Mの順に配置される。
このように補給ボトル群80Zが現像部群14Zよりも上に位置し、かつ、複数個の現像部14Y〜14Kを上から下に並び順に番号を付したとき、その番号が大きくなるに連れて、その現像部と対応する色の補給ボトルとの間の距離が遠ざかるように現像部14Y〜14Kと補給ボトル80Y〜80Kとの位置関係が決められていれば良い。
また、装置正面視において作像ユニット10Y〜10Kを感光体ドラム11Y〜11Kの回転軸が装置幅(左右)方向に沿った方向(装置奥行方向に直交する方向)に向くように配置するとしたが、これに限られない。装置構成によっては、例えば感光体ドラム11Y〜11Kの回転軸が装置奥行方向に沿う方向に配置される場合もあり得る。
また、画像形成装置としては、例えばプリンター、複写機、ファクシミリ装置、複合機(MFP:Multiple Function Peripheral)等などに適用できる。また、実施の形態では、装置筐体101の上部に大型のディスプレイ装置110が配置される構成例を説明したが、このようなディスプレイ装置110を有していない画像形成装置にも適用できる。
また、上記実施の形態及び上記変形例の内容を可能な限りそれぞれ組み合わせるとしても良い。
5 画像形成部
8 トナー補給部
10Y、10M、10C、10K 作像ユニット
11Y、11M、11C、11K 感光体ドラム
14Y、14M、14C、14K 現像部
14Z 現像部群
19Y、19M、19C、19K トナー検出センサー
80Y、80M、80C、80K 補給ボトル
80Z 補給ボトル群
83Y、83M、83C、83K 補給管
101 装置筐体
110 ディスプレイ装置
201 上下方向に沿って列状に並ぶ複数個の現像部を結ぶ第1仮想ライン
202 列状に並ぶ複数個の補給ボトルを結ぶ第2仮想ライン
203 第1仮想ラインと第2仮想ラインの交差位置
Py、Pm、Pc、Pk 現像部とこれに対応する色の補給ボトルとの間の距離
T 検出間隔
Claims (9)
- 色の異なる現像剤を収容する複数個の現像部が上下方向に沿って列状に並べられ、前記複数個の現像部によりカラー画像を形成する画像形成装置であって、
前記複数個の現像部のそれぞれに補給するための補給用現像剤を収容する列状に並ぶ複数個の補給ボトルと、
前記複数個の補給ボトルのそれぞれから補給用現像剤を対応する色の現像部に供給するための複数本の補給管と、
を備え、
前記複数個の現像部のそれぞれと前記複数個の補給ボトルのそれぞれは、長尺状であり、全てについて長手方向の向きが同じであり、
前記複数本の補給管のそれぞれが、対応する前記現像部と前記補給ボトルとに対して前記長手方向の同じ一方端側に配置され、さらに前記複数個の現像部のそれぞれについて、および前記複数個の補給ボトルのそれぞれについて、前記補給管が配置されている側と同じ前記一方端側の端部の当該長手方向における位置が揃っており、
前記複数個の補給ボトルからなる補給ボトル群が前記複数個の現像部からなる現像部群よりも上に位置し、かつ、前記複数個の現像部のそれぞれに上から下にその並び順に番号を付したとき、その番号が大きくなるに連れて、その現像部と対応する色の補給ボトルとの間の距離が遠ざかるように、前記複数個の現像部と前記複数個の補給ボトルとが配されており、
前記複数個の現像部は、3個以上であり、
前記複数個の補給ボトルは、3個以上であり、
前記複数個の現像部の並び方向と前記複数個の補給ボトルの並び方向とが交差し、
前記複数個の補給ボトルのうち、前記複数個の現像部を通る第1仮想ラインと前記複数個の補給ボトルを通る第2仮想ラインの交差位置から最も近い補給ボトルが前記並び方向両端の補給ボトルではなく、
前記複数個の補給ボトルのそれぞれに前記交差位置に近いものから順に番号を付したとき、前記複数個の現像部のそれぞれごとに、同じ番号の補給ボトルが前記対応する色の補給ボトルになっていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記複数個の現像部のうち、最上位の現像部は、
前記補給ボトルの個数Qが偶数の場合、前記並び方向一方端から(Q/2)個目の補給ボトルと〔(Q/2)+1〕個目の補給ボトルの間の位置の直下に配され、
前記補給ボトルの個数Qが奇数の場合、前記並び方向一方端から〔(Q+1)/2〕個目の補給ボトルの直下に配されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記複数個の現像部のそれぞれに設けられ、当該現像部に収容されている現像剤を検出する検出手段と、
前記複数個の現像部のそれぞれごとに、当該現像部に収容されている現像剤を前記検出手段により検出間隔Tごとに検出し、その検出結果に基づき、対応する色の補給ボトルからの補給用トナーの補給開始と補給停止を制御する制御手段と、
を備え、
前記検出間隔Tは、
前記複数個の現像部のそれぞれごとに、最上位の現像部から最下位の現像部にかけてその並び順に長くなる時間に設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。 - 色の異なる現像剤を収容する複数個の現像部が上下方向に沿って列状に並べられ、前記複数個の現像部によりカラー画像を形成する画像形成装置であって、
前記複数個の現像部のそれぞれに補給するための補給用現像剤を収容する列状に並ぶ複数個の補給ボトルと、
前記複数個の補給ボトルのそれぞれから補給用現像剤を対応する色の現像部に供給するための複数本の補給管と、
前記複数個の現像部のそれぞれに設けられ、当該現像部に収容されている現像剤を検出する検出手段と、
前記複数個の現像部のそれぞれごとに、当該現像部に収容されている現像剤を前記検出手段により検出間隔Tごとに検出し、その検出結果に基づき、対応する色の補給ボトルからの補給用トナーの補給開始と補給停止を制御する制御手段と、
を備え、
前記複数個の現像部のそれぞれと前記複数個の補給ボトルのそれぞれは、長尺状であり、全てについて長手方向の向きが同じであり、
前記複数本の補給管のそれぞれが、対応する前記現像部と前記補給ボトルとに対して前記長手方向の同じ一方端側に配置され、さらに前記複数個の現像部のそれぞれについて、および前記複数個の補給ボトルのそれぞれについて、前記補給管が配置されている側と同じ前記一方端側の端部の当該長手方向における位置が揃っており、
前記複数個の補給ボトルからなる補給ボトル群が前記複数個の現像部からなる現像部群よりも上に位置し、かつ、前記複数個の現像部のそれぞれに上から下にその並び順に番号を付したとき、その番号が大きくなるに連れて、その現像部と対応する色の補給ボトルとの間の距離が遠ざかるように、前記複数個の現像部と前記複数個の補給ボトルとが配されており、
前記検出間隔Tは、
前記複数個の現像部のそれぞれごとに、最上位の現像部から最下位の現像部にかけてその並び順に長くなる時間に設定されていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記複数個の現像部は、3個以上であり、
前記複数個の補給ボトルは、3個以上であり、
前記複数個の現像部の並び方向と前記複数個の補給ボトルの並び方向とが交差し、
前記複数個の補給ボトルのうち、前記複数個の現像部を通る第1仮想ラインと前記複数個の補給ボトルを通る第2仮想ラインの交差位置から最も近い補給ボトルが前記並び方向両端の補給ボトルではなく、
前記複数個の補給ボトルのそれぞれに前記交差位置に近いものから順に番号を付したとき、前記複数個の現像部のそれぞれごとに、同じ番号の補給ボトルが前記対応する色の補給ボトルになっていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記複数個の現像部のうち、最上位の現像部は、
前記補給ボトルの個数Qが偶数の場合、前記並び方向一方端から(Q/2)個目の補給ボトルと〔(Q/2)+1〕個目の補給ボトルの間の位置の直下に配され、
前記補給ボトルの個数Qが奇数の場合、前記並び方向一方端から〔(Q+1)/2〕個目の補給ボトルの直下に配されていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記補給管は、
前記補給ボトルからの補給用現像剤を自重で落下させることにより前記現像部に供給することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記複数個の現像部のそれぞれに対応して設けられた複数の像担持回転体を備え、
前記複数個の現像部のそれぞれは、
対応する像担持回転体上の潜像を現像剤で現像し、当該像担持回転体の回転軸方向に沿って長尺状に形成され、
前記複数個の補給ボトルのそれぞれは、
対応する現像部の長手方向に沿って長尺状に形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 装置筐体と、
ディスプレイ装置と、をさらに備え、
前記ディスプレイ装置は、
前記装置筐体を上部と下部に分けたとき当該上部の装置正面側に配置され、
前記複数個の現像部は、
前記装置筐体の下部の内部空間に配置され、
前記複数個の補給ボトルは、
前記装置筐体の上部の、前記ディスプレイ装置よりも装置背面側の内部空間に配置されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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